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https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13438256 の続編です。
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それは、次の日の朝のことだった。陽菜は、厚手のカーテンで日の光が入らない部屋で、ぐっすりと眠っていた。
「陽菜ちゃん!いつまで寝てるの!」
母親の声が聞こえてきて、陽菜はすっと目を覚ました。
「んん……目覚ましは……」
ベッド際に置いてある目覚ましを見ると、そのデジタル表示の画面には何も映っていなかった。
「うそ、電池切れてたの!?」
陽菜は、部屋を飛び出しリビングの時計を確認した。日の光に照らされたアナログ時計は、7時40分を指していた。いつもより、10分くらい起きるのが遅れてしまったようだ。
「ママ、ごめんなさい!時計が止まってて……!」
「あら、陽菜のも止まってたのね」
リビングでテレビを見つつ陽菜を待っていた母親は、少し苦笑いした。どうやら、彼女の目覚まし時計も止まっていたらしい。準備する時間がなかったのか、朝食は食パンに牛乳と、ジャムが置いてあっただけの粗末なものだった。
「それじゃ、お相子さまね。それはそれとして、さっさと食べなさい」
「うん!」
陽菜は、食卓の席についた……が、やけに椅子が小さく思えた。いつもなら少し苦労して座り、足もギリギリ着くくらいの陽菜にとっては高いはずの椅子が、丁度いいサイズになっていたのだった。
「いただきます!」
だが、学校に遅れそうな陽菜には、そんなことを気にしている暇はなかった。食パンをちぎって口に入れ、牛乳が入ったコップを取る。母親は、寝ぼけ眼でテレビを見ていたが、娘のあまりの慌てっぷりに、少し口を歪めながら陽菜の方を見た。
「こらこら、そんなに急いで食べるんじゃありません……」と言ったが、その表情は驚きに変わる。「って、陽菜ちゃん、なの……?」
「え?」
陽菜には、何がおかしいか分からなかった。が、母親と視線の高さが合っていることに気づいた。小さい子供の陽菜と、成人している母親の視線では、陽菜の方が確実に低いはずなのだ。
「ま、また、おっきくなってる……!」
「大きく、って何が……?」
そのとき、窓から差し込んでいた太陽光が、一層強くなった。同じ瞬間、陽菜の体に、昨日感じたような衝撃が走った。
「うぁっ!!」
「陽菜、ちゃん!?」
急に叫んだ陽菜に、母親は驚いて立ち上がる。布が破れるギチギチという音に、陽菜の胸に目を向けた。そこには2つのリンゴサイズの膨らみがあり、母親が見ている間にもゆっくりと成長していた。
「ふ、膨らんでる……?」
「や、やだっ!ひゃんっ!」
陽菜が再び叫び声を上げると、胸は2倍ほどにバインっと膨れ、陽菜が来ていたパジャマは、パツパツになってしまった。
「ど、どうしたんだっ!」
書斎で作業をしていたらしい父親が、女性の悲鳴を聞いてリビングに飛び込んできた。陽菜は、父親の姿を見て席から飛び上がり、無意識に胸をムギュッと押し付けて抱きついた。
「こわいよ、パパ!!」
「よ、陽菜、なのか……!?」
「私の体っ!変にっ!なっちゃったっ……!」
その間にも、乳房はムチッ!ミチミチッ!と成長する。その成長の感覚を否応なしに感じさせられている父親は、娘の体と知りつつも興奮を抑えきれなかった。
「よ、よし……陽菜、いい、から、一旦、私から離れてくれっ!」
「な、なんでっ!?」
その間にも、さらに父親の体を包み込むかのように発育していく陽菜の体。理性が飛びそうになるのを、必死にこらえる。と、そこに母親の助け舟が入った。
「陽菜ちゃん!パパはすごく疲れてるの!ママに抱きついていいから、放してあげて!」
「えっ、あ、ごめんね、パパ……」
その頃には、激しい成長は止まっていた。体に走る衝撃も鳴りを潜め、陽菜は少し落ち着きを取り戻した。強烈な抱擁から解き放たれた父親は、少し名残惜しそうにしつつも、震える手で、突然自分と同じくらいの背の美女となった娘の頭をなでた。
「相手をしてあげられなくて、ごめんな……少し、トイレに行ってくるね」
股を押さえて去っていく父親の背中を、申し訳無さそうに見つめる陽菜。その体は、男性にとっては魅惑的すぎるほどに成長してしまっていた。胸から突き出る大きな2つの山は、ゆっくりフルフルと震えている。
成長は止んだかに思えた。だが、パジャマが「ギチッ……ミシミシッ……」と破れる音は続いていた。パジャマに空いた穴も、まだまだ大きくなっていた。
「えっ、まだ大きくなるのっ!?」
よく見ると、胸の双丘はまだまだ高くなっていく。胸の成長は止まっていなかったのだ。それを見た母親は、自分がパニック状態になっているのを何とか鎮め、娘の手を握った。
「ママ?」
「だ、大丈夫、ママがついてるからね!」
陽菜は、母親の方を見て、何とか落ち着きを取り戻そうとした。だが、その母親の顔にも、違和感が出始めていた。一児を小学生まで育て、30歳も近くなり、荒れていた肌や、でき始めていた小ジワ。それが、だんだんと消えていくのだ。
「ま、ママ……?」
「え、どうしたの?」
陽菜は、自分の胸が小さくなり始めたのを、パジャマからの圧迫が弱まることで潜在的に理解した。だが同時に、何かが握られた手を通して、母親の体に抜けていく、妙な感覚に陥っていた。
そして、母親の腹部からミチミチと音がし始めたことで、母親の方も異変に気づいた。
「よ、陽菜から、なにか流れ込んで……!」
母親は手を握ったまま、シャツをまくりあげた。脂肪が付き、だらしなくたるんでいたウエストが、脈動しつつギュギュギュと締まっていくところだった。
「わ、私のおなかが!?うっ、胸、きつっ……!」
シャツを更に上げ、ブラを出すと、そこには完全にサイズが合わなくなった、巨大な胸ができあがっていた。さも、おなかまわりの脂肪が胸に移ったかのようだった。ブラジャーの上から左右から、どんどん乳房がこぼれていく。
ブラジャーは体に食い込んでいく一方だったが、ついに、「ブチッ!!」とブラの留め具が破壊され、拘束を失った乳房がブルンッと飛び出した。
「な……あ、私の……おっぱいが……」一つ一つが頭のサイズくらいあるだろうか、あまりに巨大な自分の乳房に卒倒してしまう母親。だが、その手は陽菜の手を握ったままだった。
「ま、ママ!」
大きく膨乳してしまった母親とは反対に、陽菜の胸は手で覆えるくらいに小さくなっていた。そして、それは更に小さくなっていく。
「あっ……」その胸のサイズは腕を通して伝わっていくようで、陽菜の胸が小さくなった分、さらに母親の胸が大きくなった。
「手を離さなきゃっ」固く握られた手を、何とか引き剥がす。その頃には、陽菜は幼児体型といっても過言ではないほどの寸胴になり、背も少し低くなっていた。
「ママをひどい目に……合わせちゃった……」目の前で気絶している母親を前にいたたまれなくなった陽菜。「い、行かなきゃ、どこか迷惑がかからない場所に!」
体が少し小さくなったとはいえ、元の小学生用の服は全く入らない。ビリビリに破け、服としての機能を一切失ったパジャマを脱ぎ捨て、母親のクローゼットを開き、手当たりしだいに身につける。
「ブカブカだけど……仕方ないよね」着替えが終わった陽菜は、母親の靴を何とか履いて、外へと飛び出した。
外は曇り空だったが、気温は高く蒸し暑い。行く宛もなくさまようことになった陽菜はすぐに汗だくになり、水を求めて公園に立ち寄ることになった。公衆トイレもある立派な市民公園には、水飲み場が何個か設置されていた。
「ふぅ……」慣れない大きな体を動かしてきた陽菜は、休憩とばかりにベンチに座り込んだ。周りでは子どもたちが遊んでいる。「そういえば朝ごはん急いで食べてたけど、今日は夏休みだったね……」目覚ましが鳴らなかったパニックのせいで、最近始まった夏休みのことも忘れていた。
「ちょっと疲れちゃったな……」
陽菜はいつしか目を閉じ、うたた寝を始めてしまった。
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「お姉さん、お姉さん」
「ん……?」
子供の声で、陽菜は目を覚ました。
「大丈夫?」熱中症を心配したのか、子供の一人が声をかけてきていた。元の陽菜と同じくらいの女の子だった。
「あ、寝ちゃってたのね……って、菜奈(なな)ちゃん!?」
よく見ると、その子供は、陽菜のクラスメイトの菜奈だった。だが、体が成長した陽菜を、菜奈は陽菜だとは認識していないようだった。
「えっ!?なんで菜奈の名前知ってるの!?」
「あっ!!」
陽菜も、自分の今の姿が、元来とは違うことを思い出した。見知らぬ女性に名前を覚えられていて不思議そうな菜奈を見て、陽菜は焦った。
「い、いや、なんでも……」
何とか取り繕おうとする陽菜だったが、その時、雲に隠れていた太陽がその顔をのぞかせ始め、日光が陽菜の体に照りつけ始めた。
「あっ、晴れてきた……んぅっ!?」
突然、全身からミシッと軋むような音がして、陽菜の視線がグイッと上がった。
「お姉さん、どうしたの!?」心配した菜奈が、陽菜の体に触れようとしてくる。
(だ、ダメッ!私に触れちゃ!)母親の変身が頭をよぎり、陽菜はベンチから立ち上がって駆け出した。(私に触ったら、変になっちゃう!逃げなきゃっ)そして、手頃な隠れられる場所、公衆トイレに、そして偶然空いていた個室に飛び込んだ。
「はぁっ、はぁっ……おひさまが出てきたら体がおっきくなった……のかな?」
そのトイレは、天井に無数の明かり取り用の小窓が空いていた。今はまた、雲に太陽が隠れているようだった。
「また雲から出てきたら、おっきくなっちゃう……服、脱がないとっ」
家を出る時ブカブカだった服は、いつの間にかぴったりになっていた。ベンチからトイレに来るまでに浴びた日光のせいだった。
「でも、いくら誰も見てないって言っても、そとで裸になるのは恥ずかしいなぁ……」
躊躇する陽菜だったが、再び日光が強く照り始めた。
「ひゃぁっ!!」
服の胸の部分が大きく押し上げられる。陽菜の体はまたも、急成長を遂げようとしていた。