いじ僕~アナザーエピソード~
『アヤノの逆立ちお散歩』
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「おいアヤノ!時間内に休憩ポイントに着けなかったら罰ゲームだかんな!w」
「……ま、待ってよ!今やってるのが、そもそも罰ゲームのはずでしょ!?」
昼の住宅街。
私は今、”手に履いた靴と靴下”以外ほぼ真っ裸という恰好で、逆立ちで歩かされていた。
「いい恰好だなぁアヤノ♡ コウタがムシモンカードで負け越さなければ、こんなことしなくて済んだのになぁw」
「はぁ、はぁ……、コウくんは、はぁ、なにも悪くない……わよっ!」
これはムシモンカードのバトルで負け越した人への罰ゲーム。
本当なら負けた本人が受けるはずのものを、私が引き受けることになった。
いや、そうじゃない。これは最初から仕組まれていたこと。
レアで強力なカードを山ほど持っているこいつらに、コウくんが勝てるはずがなかった。
だけど、そんな負けたコウくんに対し、その場では意外な判定が下った。
『コウタは友達だから罰ゲームは無~し!』
その言葉にコウくんは喜んでいた。罰ゲームをせずに済んだからじゃない。友達として認められ、特別扱いされたことが嬉しかったのだろう。
それを横で見ていた私は、遅れて気付いた。
これは最初からコウくんの姉──私のための罰ゲームだったんだと。
恥ずかしくて歩を速めると、逆さまになったおっぱいがぶるんぶるんと揺れて邪魔になる。
「ぎゃはははw見ろよチュー、立って歩いてる時よりおっぱい揺れてんぞ♡」
「はぁ、はぁ……なら代わってくれよタカミチ~!こいつ支えてるとおっぱい見えねえし……つーか重いんだよ、このデカ女!」
目の前の太っちょ──タカミチくんが、ゲラゲラと笑いながら首輪のリードを引いて先導する。
逆立ちで歩く私と、それを支えるチューくんにとっては、この体勢を維持するだけでも必死だ。
「そういうあんたはチビすぎるの!……って、ちょっと、カメラ邪魔!そんなに寄られたら歩けないでしょ!?」
「うひひひっ、今日の動画も最高にウケるだろうなぁ♡」
撮影係のザラメくんが、バイブを挿れられた私の性器にカメラを向けながら股間を弄っている。
よく見れば、タカミチくんもチューくんも、ズボンの中がパンパンになっている。
コウくんを人質に、私に恥ずかしいことをさせて悦ぶようなサイテーなやつら。
「はぁ、はぁ、そ、それより、ちゃんと……見張ってて、よっ!こないだ、通報され……た、じゃん……!」
「わーってるよ。近所が無理になったから、こうして隣町まで来てんだろ?」
こいつらにとって、これはただの遊びで、私はその玩具にすぎない。
そんな私に出来ることといえば、せいぜい憎まれ口を叩いてやることくらいだ。
恥ずかしいし最悪な気分だけれど、今の私にとっては”ただそれだけ”のこと。
正直言って、こいつらのやることに慣れてきてしまっている自分がいる。
そんな自分自身への嫌悪もあるけれど、今となってはそれすらも薄れつつある。
ここ最近、コウくんが本当によく笑うようになった。
友達とワイワイと遊ぶコウくんの姿を見て、報われた気持ちになってしまった。
たとえその友達全員が、裏で私とエッチができることを条件にしてできた、嘘の友達だとしても。
以前のように、クラスでひどい扱いを受けたり除け者にされて寂しい思いをするくらいなら──
コウくんのためなら、これしきのこと何でもないと思えた。
「おいアヤノ、今日撮った動画でまた鑑賞会するぞw 次の安全日きたら教えろよ♡」
「ちなみに、前回よりさらに5人増えたからなw盛り上がるぜ~w」
「……はぁ、はぁ、わかった、わよ……!キミノベ先生には言ってあるのよね……?」
学校の空き教室にこいつらの息が掛かった仲間が集まり、撮影した動画の鑑賞会をするのが恒例イベントとなっている。
ただでさえ下品な動画を、撮られた本人を前にして大笑いされるのは今でも腹が立つ。
ひとしきり笑われたあとは、一人残らず精液を出しきるまでエッチされ続けるのだ。
「(スケベ!エッチ!変態!ほんっとサイテーなやつばっか……!)」
思い出し、想像して、怒りで頭が沸騰すると同時に下腹部がキュンとうずく。
今すぐ、股間に挿れられたバイブで怒り任せにオナニーしたい。
「(ダメ、集中しないと……!)」
すれ違う人すべてが、ギョッとした視線をこちらに向けてくる。
当然だ。私自身がこういうことに慣れても、普通の人からして見れば変質者そのもの。
さっさと終わらせないと、今この瞬間にも警察に通報されているかもしれない。
「(ってか、逆立ちで歩くの、思ったよりきっつ……!)」
転ばないようにガッチリと支えてもらってるから、最初の休憩ポイントまでは何とかなったけれど──
ブィィィィ~~~~~ン!!
「ひうぅっっっ!!?」
それもこれも、このバイブのせいだ。
休憩の時にこれを入れられたせいで、振動する度に立ち止まるハメになってしまう。
「…………っ!?」
そうこうしているうちに、また男の人とすれ違った。
「(ものすごく見られてた……私の恥ずかしいところ、全部……♡)」
「……おもしれーw今のおっさんガン見しすぎだろw」
「おいアヤノ、次はそこの角まで行ったら休憩なw」
「う、うんっ……!」
よかった、思ったより近い。
「……っとと、フラフラじゃんかよw無駄にでけーくせして、運動オンチだもんなぁw」
「はぁ、はぁ、じゃあ、あんたもやってみなさい、よ……っ!思ったより、キツいんだから……!」
「怒んなってwだからこうして支えてやってるんじゃねーかw」
そう言ってチューくんは、逆立ちして無防備になっている私のおっぱいを好き放題に揉みしだく。
「はぁ、んっ、だ、だからって、今おっぱい揉むのはやめてよぉ!集中できないじゃん……!」
そのうえ乳首まで弄ってくる。チューくんはいつも私の乳首ばかり責めてきて、ほんとエッチでムカつく。
「見てよタカミチくん。もうおま○こがぐっちょぐちょだよ。確かにこれじゃ集中できないよねぇ♡」
「ぎゃははは!これもうマ○汁の滝だろw ちょっと早えーけど、次の休憩でセックスしてやるかぁ♡」
「……っ!!」
──やっとだ。
やっとエッチできる。してもらえる。
「っしゃ、時間切れ!罰ゲーム確定~!休憩終わったら、逆立ちしたまま電柱に小便なw」
「マジかよwぎゃははははっ!!!」
これだけ恥ずかしくて、辛い思いをしているんだ。
気持ちいいこと。気持ちよくなることくらいは、許されるはずだよね。
お姉ちゃん、これからもコウくんのために頑張るから……許してね、コウくん……
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今回は久しぶりに『いじ僕』のアヤノを描きました!
この作品の設定がとても気に入っていて、特にストーリーの序~中盤くらいの、タカミチたち三人のいいなりになりながらもまだ少し反抗的な態度を残しているアヤノがツボで、支援者様向けに公開されているボイスドラマと同じくアナザーエピソード的なノリで描いてみました!
アヤノは今後も描き続けたいキャラクターですね。
はまぐり先生と逢坂菜乃花さんによる『いじ僕』ボイスドラマをまだ聴いたことがないという方は、ぜひダウンロードして聴いてみてほしいです!最高にエロいので!