no preview
DESCRIPTION
ふわふわと心地の良い気分だった。全身を温かな泥に包まれているような多幸感。
生きているのか、死んでいるのかさえわからないまさしく夢現の状態で、魔王の口元には笑みが浮かんでいた。邪知暴虐の限りを尽くした彼女もこの時ばかりは外見相応のあどけなさを垣間見せる。
「ぎゅぶげぇッ!?」
――そんな彼女の目を覚ましたのは痛烈な腹部への一撃であった。
あまりの痛みに目を剥きのたうち回り、手足をバタつかせようとして――違和感に気づく。
「な、ぁ……は?」
魔王はわが目を疑った。自分の手足が、ないのである。
肩と鼠径部に沿って手足がもぎ取られており、文字通り手も足も出せない状態にされていた。まだ夢を見ているのかと考えたがそれは否であると腹部の痛みが強く訴えかけてくる。
何より、目の前にいる男こそがこれが現実であることの証左であった。
「やっと起きたか。気分はどうだ?」
男は口端を歪めながら満足げに魔王の顔を覗き込む。いっそ噛みついてやろうとしたが動きが制限されているためそれも叶わない。
魔王の身体は台座の上に固定されていた。さながら価値のある調度品であるかのように飾られ、男の逸物を象ったディルドを膣へ挿入されている。皮肉にも手足をなくしバランス感覚を失っている彼女を支えているのが忌々しい男の象徴であった。
ギリッと歯噛みしながら視線を左右へ走らせる。どうやらここは男の私室のようで、高級そうなベッドや家具などが並んでいた。――だが、煌びやかな様相に反した濃い血の匂いと精臭がツンと鼻を突く。
「……わしを、どうするつもりじゃ」
「言わなかったか? 俺のコレクションにする」
「……は?」
不快感を露わにする魔王に構わず、男はふと横を向きパンパンと手を鳴らした。するとドアが開き、そこから何者かが姿を現す。
「なっ!?」
その人物は魔王もよく知るメイドであった。彼女も怪我を負っているのか痛々しい包帯を巻いているものの粛々とした様子で男の元まで歩み寄り、恭しく礼をする。
「貴様! 何をした!」
「なにもしてねぇよ。少なくともこいつにかぎってはな」
「肯定。当機は速やかに彼我の戦力差を理解し、抵抗は無駄と判断。彼を主人と認め、尽くすことを誓いました」
あまりにも衝撃的なことをあっさりと言ってのけたメイドに魔王は開いた口がふさがらないといった様子で目をパチクリさせている。そうしている間にメイドは男に小さく頷きを返し、台座に固定されたままの魔王へと身を寄せた。
「何をする! やめっ、やめぬか!」
「無駄な抵抗は作業の妨げとなります。おやめください」
メイドは事務的かつ機械的に呟き、魔王の身体にハーネスのようなモノを取りつけた。そして力任せに台座から持ち上げるとズポンッと音を立てて極太ディルドが膣穴から抜け、見事なまでの一本潮が床を濡らす。
「主人。どうぞ。すでに濡れておりますので挿入に問題はないかと思われますが必要でしたら当機が……」
言葉の途中で魔王の身体は串刺しにされた。作り物とは比べ物にならないほどに硬く、熱い逸物によって子宮ごと貫かれ声を上げることさえできないままビクビクと痙攣する。男はそんな彼女の腰を鷲掴みにし、メイドはハーネスを男の身体にしっかり絡ませ固定した。
それは正しくちんぽケースと呼ぶべきモノである。魔王は身動きできないまま逸物に貫かれ、男が動く度切なげな声を漏らす。ディルドによって拡張されていた膣穴は男のそれをいともたやすく咥え込むばかりか自ら奉仕さえしていた。
「お、おにょ、れ……っ」
意図せず男に接近することができたというのに危害を与えることなど到底かなわず、憎々しげな視線をメイドに送る。彼女はすでに心変わりを済ませているのか旧知の仲である魔王に対して何の反応も返さない。裏切り者と罵ってやりたかったが不意に男が動き出し、横隔膜ごと逸物で突きあげられる。
「おぎょっ! おごっ! うごく、なぁっ!」
男の歩みに合わせて逸物が深いところに届く。下手に動けば違うところに逸物が当たり、より強い快感にさらされた。
それでもなお殺意を滲ませる彼女を尻目に男が辿り着いたのは、広々とした長い廊下であった。その一角には先ほどの魔王同様、台座の上に飾られた六名の少女たちがいる。
「こいつらもお前の仲間なんだろ?」
男の言葉通り、目の前の少女たちはいずれも神魔連合の面々である。より厳密に言うのであれば今日の会合に顔を出さなかった連中だ。そのいずれもが魔王同様に手足をもぎ取られ、陵辱の限りを尽くされている。おそらく先ほどまで使われていたのであろう。結合部からは男の精液と思しきものが溢れていた。
けれども彼女たちが浮かべているのは恍惚の表情。もどかしげに腰をくねらせ、みっともないアヘ顔を晒しながら小刻みに痙攣している。絶頂の余韻に浸っているのは見るに明らかであった。
「……こ奴らに何をした?」
――落胆はなかった。ただ、強い怒りだけが魔王の心を支配していた。
視線だけでも呪い殺さんばかりの勢いで睨みつけてくる彼女に対し、男は呆れたように肩を竦める。
「別に。ただ教えてやっただけだ。お前らメスは全員、男に奉仕するためだけに産まれてきた存在だってな」
言いながら、近くにいた少女の腹部に痛烈な拳を叩き込んだ。
ドパンッと痛烈な打撃音が響き華奢な身体が大きく仰け反る。しかし彼女が覚えたのは痛みではなく快感であり、天井に届くほど高く噴き上がった潮が魔王たちの身体を濡らした。
「ご主人様ぁ♡ ずるい♡ ずるいですぅ♡ 私にも腹パンしてぇ♡」
それを目の当たりにした他の少女たちは競うように媚び、限られた範囲でへこへこと腰を振る。かつて人々を恐怖のどん底に突き落とした怪物たちが見る影もないほどに豹変していた。それだけ男の調教はすさまじいモノであったのだろう。
変わり果てた同胞たちを前に愕然とする魔王であったが、ハッと顔を上げ、
「他の者はどこじゃ!?」
「安心しろ。そいつらは今仕込み中だ。……一応先に言っとくがお前は最後にしてやる。その方が面白そうだしな」
「下種が。せいぜい今のうちにいきがっておくがいい。このわしを怒らせたこと、必ずや後悔させてやるぞ……!」
手足を失ったとはいえ、魔王の能力は依然として健在である。もちろんそれは他の面子も同様だ。男は圧倒的な力こそ持っているが彼女たちの能力までは封じることはできていない。つまり、まだ逆転の目は残されている。
ここへきてなお反骨精神を失わない魔王を前に、男の口の端がニィッと歪んだ。それでこそだと言わんばかりに。
***
一人目~
薄暗い地下牢に奇妙な果実がぶら下がっていた。ぽたぽたと絶えず果汁を零し、時折奇妙な声を漏らす。風もないのに右へ左へ揺れ、その度にギシギシと軋んだ音が蔓から鳴った。
「よう。待たせたな」
明かりのついたランプが薄暗い地下牢を照らし、果実の姿を照らし出す。
「て、てめぇ、よくも俺に……こんな、こと……」
奇妙な果実の正体。それは縄で吊られた鬼人であった。
魔王同様に手足をもぎ取られた彼女の首には縄が巻きつき、強く食い込んでいる。本来ならば窒息してもおかしくない状態だが手足を奪われ軽量化されたことで首にかかる圧が弱まっていた。
もっとも、彼女は人間などよりはるかに強靭な鬼人である。縄で首を括られた程度で死ぬことはない。どころか男の姿を見ると牙を剥き、威嚇するように身体を揺らした。
「この程度で、俺が……音を上げるとでも思ったか……?」
多少の息苦しさはあるのか途切れ途切れに言葉を紡いでいるものの、彼女の身体からは強烈な電気が迸っている。並の人間なら近寄っただけで感電し、黒焦げになってしまうだろう。事実地下牢に隔離したのも彼女が暴れたら周囲への被害が尋常でないからだ。
けれども男にとっては少し強めの静電気程度の刺激でしかない。まして宙に吊られながら強がる姿は小動物が健気に威嚇している様を連想させた。
フッと鼻で笑う男に、鬼人の顔が羞恥に染まる。
「何笑ってんだてめぇっ!」
目も眩むような放電現象。地下牢全体を埋め尽くすような雷撃が男の身体を包み込む。完全に油断していたからか回避行動さえも取れずにいた彼を前に、鬼人の口が笑みを形作った。
「――おい」
怒気を孕んだ声が耳朶を打った直後――鬼人の首を男が鷲掴みにした。ギリギリと締め上げられ呼吸さえもままならなくなり、雷撃が霧散していく。
「まぶしいだろうが、バカが」
「カハッ! あ、が……ッ!」
酸欠によってチカチカと明滅する視界の中で男が拳を握るのが見えた。咄嗟に防御しようとして、それを成すための手足がないことに気づく。
「ぎゅぶぇっ!?」
腰の入った一撃を受け、鬼人の身体が大きく揺れた。天井すれすれまで持ち上がり、すぐさま振り子のように戻ってくる。その時すでに男は構えに入っていた。
「ぎゃぼっ!? ぐへっ! やべっ――おぎょっ!」
さながらサンドバッグのように打ち据えられ、くぐもった悲鳴を漏らす。
拳が正確に捉えるのは彼女の下腹部――ちょうど子宮に当たる位置であった。女の象徴とも言える部位へと直に衝撃を通され、自然と意識がそちらへ向いていく。
強い痛みは徐々にじんじんとした痺れを伴っていき、やがて甘やかな快感へと昇華された。
「ぷぎッ♡ イぎぃぃぃッ♡」
目を剥き、歯を食いしばりながら潮を撒き散らす。全身汗みずくになり涙や涎をだらだらと零す様は目を覆いたくなるほどに無様だ。控えめな乳房の先では薄桃色の乳頭がガチガチに勃起し、乳輪もぷっくりと膨れている。
腹パンによる潮噴きアクメを極めた鬼人を前に、男はようやく動きを止めた。余韻が抜けきってないのかビクビクと悶える彼女の角を鷲掴みにし、顔を覗き込む。目尻は下がり、舌もだらりと垂れた情けない姿だ。瞳は虚ろで口端には泡が乗っている。
あまりにも呆気ない終わりに嘆息し、彼女の口腔に親指を捻じ込んだ――瞬間。
「ッ」
万力のような力で指を噛みしめられ、その顔がわずかに歪んだ。もちろん痛みはなく、彼の肌を傷つけるには至っていない。それでも未だ気骨を失っていない彼女に呆れとも簡単ともつかぬ感情を覚えた。
「こ、ろ……す。ころすぅぅ……」
彼女はまだ折れていない。これまでに味わったことのない痛みと快感に脳が痺れているものの心の奥底では怒りが燻っていた。弱弱しくはあるがパチパチと紫電も迸っている。
やはりと言うべきか彼女をはじめとした神魔連合の連中は一筋縄ではいかないようだ。実際、先に捕らえていた六人もそれなりに楽しませてくれた。これまで多くの女をコレクションに加えてきたがその中でも彼女たちは別格である。
見た目こそ子どものようであるがその本質は紛れもない強者だ。手加減などする必要などない。
「ッ♡」
硬く握り固めた拳を腹部に添えると、彼女はビクッと身体を震わせた。
恐怖の中に見え隠れするわずかな期待感を感じ取り、ニヤリと口角を吊り上げる。
「だいぶほぐれてきたな。いい具合だ」
「んぎゅっ、ぁッ♡ やめっ、てめぇ……んぁッ♡」
薄い腹に出来上がった青あざを優しく拳で押し込んでやると鬼人の口から甘い響きが漏れた。臍下をぐりッと揉みこんでやるとプシュッと音を立てて潮が噴き上がる。
並大抵の刃物では傷ひとつつけられないほど頑強な鬼人族の肌は、今やぷにぷにとしたもち肌へと変貌を遂げていた。腹筋に力を入れようにも執拗な殴打によってそれを成すだけの筋力を奪われている。その上、腹部に拳を当てられると条件反射的に子宮が疼いてしまうようにさえなっていた。
いよいよだとばかりに逸物を露出させる男であるが、鬼人が返したのは冷ややかな嘲笑だ。
「そんな粗末なモン、早くしまっちまえ……」
「減らず口は健在だな。……安心しろ。すぐにしまってやるよ」
鬼人の首に絡みついていた縄を解き、腰を鷲掴みにして支える。これから何をされるか理解したのかグッと唇を噛みしめる彼女を前に躊躇なく逸物を叩き込んだ。
「んんんんんんんんッ♡」
腹越しに散々嬲られた子宮は亀頭の接触によって容易く陥落した。
ゾクゾクと背筋が震え、衝撃が脳天まで一気に突き抜ける。これまで人間含む他種族とも交わってきたがそのどれとも比べ物にならない。彼女の意思に反して膣肉が逸物へと絡みつき、一分の隙もないほどみっちりと締め上げた。
(な、んだよ、これ……?)
亀頭に潰されひしゃげた子宮がキュンキュンと切なく疼いている。意識が膣へと集中し、逸物の形まで微細に感じ取ることができた。股座からは栓の壊れた蛇口のように潮が断続的にプシュプシュと噴き上がっている。
自分の身体であるはずなのにまるで制御が効かない。勝手に男を受け入れ、媚びている。それに苛立ちを覚えようとも彼女にはどうしようもない事実であった。
「挿入しただけで潮噴くなんてとんだ雑魚マンだな」
「言ってろ、バカが……ッ♡」
強がりを口にしようにも蕩けた瞳では脅しにもならない。
強引な抽挿をしたにもかかわらず、男はしばらく動こうとはしなかった。軽く抜き差しするだけに留まり、腰に添えていた手を上にずらして乳房を揉みこんでくる。乳頭を撫で、弾き――焦らすような愛撫であった。
「ヘタクソが……いつまでまごまごしてんだ。うざってぇ」
「もっと激しくされる方が好みだったか?」
「ざけんな! 殺すぞッ!」
今にも噛みつかんばかりの勢いで反論してくるがもどかしさを覚えているのか切なげに腰を揺らしている。煽るような口調ももっと激しくしてくれと遠巻きに訴えているようにさえ思えた。
未だプライドが高い彼女を前に男は小さく唸り、右手を下腹部へと寄せる。一瞬、笑みとも呼べぬ頬の引き攣りを見せた彼女であったが――すぐにその表情が強張った。
(そ、そこは……っ!)
男の右手が触れたのは固く尖った肉の豆――陰核である。最初こそ小豆のようにちっぽけだったそれはいつしか三センチほどにまで膨れ上がっており、凹凸の乏しい身体において浅ましいまでの自己主張を行っている。
「デカすぎだろこれ。いつも自分で弄ってんのか?」
「だ、れが……ッ! 触んな、クソ……ッ!」
図星だったのだろう。顔が真っ赤に赤くなっている。
指先で触れるかギリギリのところで弄ってやると陰核は面白いくらいの痙攣をきたし、もっと触ってくれと言わんばかりに反り上がった。切なげに震えるそれを前に男は嗜虐心を隠そうともせず指先で摘まみ上げた。
悲鳴を上げることだけは堪えたが、絶えず与えられる刺激にビクビクと身体をもぞつかせる。キュッと噛み締めた唇からは血が滲んでいた。
「ぷにぷにしてるのに芯がある……いい触り心地だな」
「うる、せ……気持ちわりいんだよ、ハゲ……ッ!」
「褒めてんだから素直に受け取れよ。クリオナ狂いの変態ガキババア」
「んぐひっ♡ この、クソ野郎……ッ! 身体さえ動けばてめぇなんか……ッ!」
「あっそ。おらイけ馬鹿が」
「ンヒッ♡ あおぉおおおおおおおおッ♡」
陰核に纏わりついていた包皮を捲り上げ、爪でカリカリと根元を掻いてやるとあっさり潮を噴き上げた。だらしなく開かれた口元にペッと痰を吐き捨て、
「見え見えの弱点ぶら下げてる癖して偉そうな顔してんじゃねえよ、カスが。お望み通りぶち壊してやるから覚悟しろ」
彼の目は本気だった。思わず気圧されてしまうがすぐにフッと口元を緩め、
「やれるもんならやってみろよ、人間風情が……っ! 調子こいてられるのも今の内だぜ? 少しでも隙を見せたらその時は……ッ」
***
――などと宣っていた彼女であったが、
「んぎょぉおおおおおおおおおおおッ♡ じぬじぬじぬぅううううううううッ♡ クリ責め死ぬぅううううううううううううううッ♡」
地下牢はおろか、屋敷中に響くほどの嬌声が轟く。
アレから小一時間が経過したが、その間鬼人に与えられたのは容赦のないクリ責めだった。潰され、弾かれ、嬲られる。他の女であれば精神が崩壊してしまうような責め苦でさえも頑丈な鬼人にとっては甘受すべきモノへと変換されていた。
陰核は神経がびっしりと集まった女にとっての急所である。まして彼女のそれは平均よりも大きく育ち過ぎていた。そこを責め立てたらどうなるかなどもはや考えるまでもない。
「どうだ? 認めるか?」
「み、認めるッ♡ 認めるぅぅぅッ♡ お、俺はぁッ♡ クリオナ狂いのマゾババアぁあああッ♡ ――ほ、ほら♡ ちゃんと言っただろぉッ♡ だからクリシコやめろぉおおおおおッ♡」
「は? 何俺に意見してんだ肉オナホの分際でよ。死ね」
「んぉおおおおおおおッ♡ そ、それキくぅうううううううッ♡ 雑魚クリ、イっぐぅうううううううううううッ♡」
十分に力を溜めたデコピンが陰核に炸裂すると同時、鬼人はたちまち絶頂の渦へと呑みこまれた。壊れたおもちゃのようにがくがくと頭を振り、白目を剥きながらぶくぶくと泡を吹く。
散々弄ばれた陰核はもはや見る影もないほど真っ赤に腫れあがっており、今や陰茎のような有様へと変貌していた。吸っていた煙草を押しつけると面白いくらいに跳ね回り、大量の潮が撒き散らされる。
男はそんな彼女の姿を眺めながら暢気に夜食を頬張っていた。支えとなる両手は自由にしており、身体を支えているのは逸物のみ。強靭な勃起力とそれに耐えうる雌にのみ許された体位であった。
げふっと品のないげっぷをするなり口元を拭い、半失神となっている彼女の角を掴んで持ち上げる。壮絶なクリ責めによって限界を超えてしまったのだろう。もはや軽口を叩く余力さえ残されてはいないようだ。
「わかったか? お前たち雑魚メスが俺に勝てない理由が」
注視していなければわからないほど小さく彼女の頭が縦に揺れる。
女にとっての最重要機関とも言える子宮と陰核を嬲られ続け、自分がひ弱な雌であると徹底的に思い知らされた。どれだけ突っ張っていようと女としての弱点を責められれば容易く達してしまう。
絶頂に次ぐ絶頂により数百年かけて培ってきた強者としての自負は完膚なきまでに破壊された。如何なる強者であっても雌である以上、雄には勝てる道理などない。
朦朧とした意識の中彼女が抱いていたのはある種の不思議な感情である。
(ちくしょぉ、ちくしょぉ……なんで、なんで、こんなに……っ♡)
人間など矮小な存在であるとしか認識していなかった。これまでも多くを殺してきたし、これからもそうだと感じていた。
だが、目の前の男は違った。全ての雌を屈服させる最強の雄。
人間だとか鬼人だとか種族は関係ない。この雄を前にした雌に許されているのは屈服と隷属である。
もしも自分が女で――雌でなければ。こうして負けることもなかっただろう。
だが同時に、これほど幸せな気分になることもなかったに違いない。
彼の与える暴力と快感がいつしか悦びへと繋がっていた。強者としての自分を打ち負かす屈強な雄を前にして数百年近く眠っていた雌の本能が目覚めてしまっている。彼にされることならば何でも許してしまいそうな気さえしていた。
「えひっ♡ ひっ♡ ひひっ♡」
気づけば彼女は嗤っていた。引き攣ったような歪な笑み。
男はそれを確認すると彼女の身体を後ろから抱き、角を支えにして逸物を挿入した。ドチュッと鈍い肉音が響き、腹部が亀頭の形に歪み膨らむ。
ジョボジョボと小便と見まごうほどの勢いで潮が撒き散らされ、膣肉が一斉に逸物へと絡みついてきた。それに気をよくした男はククッと喉を鳴らし、彼女の首へと手を回す。いわゆるチョークスリーパーだ。
「ぐひっ♡ い、ギィッ♡」
動脈が外されているため失神することはないがギリギリと締め上げられると痛みと快感で頭がどうにかなってしまいそうになる。
すでに彼女の中にあった被虐欲は目覚めていた。今や男から与えられる苦痛のすべてが快楽へと接続されてしまう。ただでさえ頑強な肉体を誇る彼女は男にとって最高の肉オナホであった。
どれだけ乱暴に扱っても壊れず、どころかそれに喜悦を見せる極上の雌。すっかり従順になった彼女に気をよくしたのか抱擁を強め、勢いよく腰を叩きつける。
「お゛ッ♡ イぐッ♡」
たった一度子宮を小突かれただけで容易くイってしまった。身体の内と外両方から仕込まれた彼女の身体はすっかり雌としての才能を開花させていた。
鬼人族の象徴であり誇りとも言える角をハンドル代わりにされ、滅茶苦茶に抱き潰される。食いしばった口元からだらだらと涎を零しながらも拒む様子はない。
「こ、この、程度で……俺、が……音を上げるとでも、思ってんのかっ♡」
強気な口調も彼女ならではのリップサービスだと理解していた。さらに締め付けを強めると黒目がグリンッと裏返り、膣肉が収縮と弛緩を繰り返す。深く逸物を突き込んで子宮をグリグリと押し込んでやるとたちまち黄色い飛沫が上がった。
(ぎぼぢ、いぃ……っ♡)
頭の中でパチパチと火花が散っていく。どんどん自分が馬鹿になる。
――否、それでいいのだ。
オナホには知恵も力も、手足さえも必要ない。雄に奉仕するための穴さえあればいいのだ。
「あぎょっ♡ お゛っ♡ ぷげぇっ♡」
窒息寸前まで首を絞められながら激しく逸物を叩き込まれ、口から胃液が逆流する。暴力的なピストンは女の身体のことなど微塵も考えていない自分本位のモノであったが彼女はそれを「男らしい」とさえ考えるようになっていた。
そう。強者とは傲慢であるべきなのである。かつての自分がそうであったように。
自分を凌ぐほどの力と屈強な肉体を持ち、何より王としての器と精神性を持ちうる人物を前に魂が屈服を認めていた。彼によって開発された子宮と陰核は今なお甘やかな疼きを伴い、それを見透かしたように男の目が細められた。
「――失礼します」
不意に、誰かの声が聞こえてきた。涙で滲む視界に移りこんできたのはかつての盟友であるメイドである。彼女もまた自分同様男を主人と認め、屈した仲間であった。
そんな彼女の手には細長い針とガーゼが握られている。何をされるのか一瞬で察した。
ちょろちょろと零れる小水は恐怖を感じたからではない。むしろ期待感に満ちた――嬉ションであった。
メイドは二人の前に来ると恭しく一礼し、しゃがみ込んで鬼人の陰核をキュッと摘まむ。ただそれだけでイってしまった彼女の潮がかかってなお、メイドはピクリとも表情を動かさなかった。
そのまま手に握った針を勢いよく陰核へ突き刺す――が、通らない。いくら肉体と魂が屈しようと強度が変わるわけではないのだ。実際、同じことを男がやったとしても結果は同じであっただろう。
だがメイドはそれさえも予期していたのかあっさりと手にしていた針を捨て、銃の形にした右手を陰核へと添えた。
「ぴッ♡ ギぃいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ♡」
人差し指から放たれた極小のレーザーが鬼人の陰核に穴を穿った。痛みと快感に翻弄され大きく仰け反る彼女の股座からは大量の潮が撒き散らされ、陰核が右へ左へ狂ったように揺れる。
それを煩わしく思ったのかメイドは空いた左手で先端を摘まみ上げて動きを止め、傷口に消毒液を掛けてからガーゼを押し当てる。もっとも高熱のレーザーで穿たれた傷口は見た目ほどの出血はなく、むしろ潮で濡れているのを嫌っているようでさえあった。
丹念にガーゼで拭いた後でパチッと。陰核にリングを嵌める。牛の鼻輪にも似た、一目で奴隷であることがわかるような代物だった。仕上げにそこへリードを装着し、男へと手渡す。
「上出来だ。下がれ」
「かしこまりました」
メイドはそれだけ言って夜食の食器などを片付けて地下牢から出ていった。
しかし鬼人の視線は自身の陰核へ釘付けとなっていた。見る影もなく肥大化された陰核へリングを通され、あまつさえペットのようにリードで繋がれている。
屈辱だ。最低で、最悪の気分だ。
なのに胸がときめいている。ようやく彼の所有物と成れた達成感さえ覚えていた。
「ンっぎょぉおおおおおおおおおおおおッ♡」
リードを引っ張られた瞬間、口からすさまじい絶叫が上がった。もはや彼女の陰核はわずかな刺激でさえアクメに直結してしまうマゾ雌御用達のお手軽スイッチへと化している。
どれだけ強く引っ張ろうとどれだけ乱暴に振り回そうと陰核が千切れる様子はない。他の女であればこうはならなかっただろう。チラと上目遣いに見た主人の顔が喜悦に彩られているのを見て、鬼人の心はわずかに高揚し優越感を覚えた。
きっと自分はこのために生きてきたのだ。彼に奉仕するために。
そう信じてやまないほど、彼女の心は男に傾いていた。
――だが、
「これで、満足かよ……♡ ガキみてぇにはしゃいで、バカ丸出しだな……♡」
それでもなお、彼女の口からは悪態が漏れ出る。男の目が眇められた瞬間、ほの暗い期待感に支配された。
きっとこれから待っているのは壮絶な仕置きである。身の程を弁えていない馬鹿な雌を懲らしめるため、彼は全力を持って自分を抱き潰してくれるだろう。その事を考えただけで甘イキし、総身をぶるりと震わせた。
「え?」
だが、彼女の予想に反して男はあっさりと興味をなくしたように逸物を引き抜き、彼女を地べたに捨てた。受け身も取れず顔面から着地した彼女は目を白黒させながら男の方を見る。
彼の目は冷ややかであった。自分に対して何の感情も抱いていない。
背を向けて歩き出そうとする彼に追いすがろうとするが手足を奪われた今、這って進むのが関の山だ。当然ながら追いつけるわけもない。どころか腹ばいで進もうとすると陰核が硬い石床と擦れてそれだけで達してしまう。
「一生床オナしてろ。カスが」
その様を一瞥した男は吐き捨てるように呟き、さっさと階段を登ろうとした。
「ま、待てっ! 待てって、おい!」
声をかけても振り返らない。このままでは彼が行ってしまう。そしたらもう二度とここへは戻ってこないだろう。
待ち望んだ自由であるにもかからわず、彼女の心に遭ったのはかつてない恐怖であった。四肢を失っていても彼女クラスであれば問題なく生存は可能である。だが、彼によって開発された身体の疼きはどうしようもなかった。
自分はおろか、他の男でもきっと満たすことは叶わない。ずっと――それこそ気が遠くなる年月を生殺しにされたままで生きていくなど文字通りの地獄だ。
もはやなりふり構っている余裕などなかった。キュッと唇を噛みしめ、
「ま、待って! 待ってくださいッ!」
切羽詰まった金切り声を上げた瞬間、男の足がピタリと止まった。視線がこちらへ向く。
チャンスは一度きり。ここを逃せばもう終わりだ。
「お、俺は……頭の悪い馬鹿雌ですッ! 身の程もわきまえずご主人様に生意気言ってすみませんでしたッ! わ、わざと悪口言ったのも本当は犯してもらいたくて……申し訳ありませんッ!」
必死に絞り出したのはあまりにも情けない告白であった。地べたに頭を擦りつけ、ひたすらに媚びる。彼女を知る者が見れば思わず目を疑うであろう。それほどまでに彼女の精神は変わり果てていた。
尊大な口調さえも投げ打って全霊で媚びる彼女の頭に――ずむ、と。男の足が乗った。
だが、まだ顔を上げてはならない。強い力で押し潰され鼻梁が潰れ鼻血が滲む。
ややあって圧力が弱まり、すっと目の前に足が伸びてきた。彼が望んでいることなどお見通しである。
「ありがとう、ございます……っ♡ これからは全身全霊でご奉仕させていただきますので……どうか、この哀れなクリオナ狂いの馬鹿女を捨てないでください……っ♡」
足の甲にキスをし、その勢いで足指を舐めしゃぶった。
丹念に、丁寧に。指の股まできれいにしようとなりふり構わず必死に舌を動かしていると男の喉が微かに鳴った。
「そんなに犯されたいのか?」
「はいっ♡ 犯してください♡ クリも♡ 子宮も♡ ボコボコにされたいんですっ♡」
ごろんと仰向けになり、電気で象った四肢を使って淫裂を割り開いた。サーモンピンクの淫肉は雄の味を求めて絶えずぐねぐねと蠢いており、陰核は期待感をたぎらせて跳ね回っている。
完全に屈した彼女の顔を足蹴にする。それでもなお嬉しそうに舐めてくる様を愛おしく思ったのかついにその身体を持ち上げ、逸物の前に突き出した。
「ハッ♡ ハッ♡ ハッ♡」
やっと犯してもらえる。疼きを鎮めてもらえる。気持ちよくしてもらえる。
そう考えただけで頭が真っ白になって、気づけば犬のように舌を出して荒い息をついていた。
そしてついに――剛直が、膣へとねじ込まれた。
「――あっ♡」
待ちに待った挿入に全身の細胞が悦びの悲鳴を上げる。気絶するなどもったいない。自分は頑丈なだけが取り柄のオナホなのだ。彼のすべてを余すことなく受け入れられるのは自分だけであるという自負が新たに芽生え始める。
「おごっ♡ ひぐぅぅぅッ♡」
カリ高の剛直で膣を擦られる度内臓が引きずり出されるような錯覚を覚えた。子を成すための子宮も無遠慮に嬲られ、被虐アクメに浸る。
男の拳が握り固められた瞬間、条件反射的にクイッと身体を反らせた。狙いはここですよ、と青あざの目立つ下腹部を晒す。
「ぷぎょぇっ♡」
腹パンと同時に子宮を亀頭で殴られるとかつてない快感が脳を襲った。脳の処理が追いつかず思考がごちゃ混ぜになり、痛みと快感でバグった身体が暴れ出す。
それを鎮めてくれるのがクリのリードだった。グンッと強く引かれると身体の制御が元に戻る。
「も、もっどぉッ♡ もっどくだざいいぃッ♡ 腹パンッ♡ 子宮アクメッ♡ 雑魚クリアクメぇええええッ♡」
数刻前男によって覚えさせられた言葉を馬鹿の一つ覚えみたく繰り返し、汗まみれの身体をくねらせる。両方の角を両手で掴まれ、ハンドル代わりにされた瞬間など嬉しさでどうにかなってしまいそうだった。
射精が近づいているのか男の動きが加速し、乱暴になっていく。ミシミシと嫌な音が額から響いているが構わない。
未だ、男による射精は行われていなかった。亀頭で殴られるだけでも気持ちいいのに射精などされたらどうなってしまうのか――想像しただけで達してしまう。
「出してッ♡ 出してくださいッ♡ ご主人様のザーメンッ♡ 精液ッ♡ 雄汁ッ♡ 俺の雑魚子宮満たしてくださいッ♡ 絶対ッ♡ 絶対妊娠しますからぁッ♡」
「あ゛? オナホが妊娠なんかするわけねえだろうがッ! 思い上がってんじゃねえぞマゾババアッ!」
「おひょぉおおおおおおッ♡ しゅ、しゅみましぇんんぅぅうううううっ♡ オナホの分際でお嫁さん面してごめんなざいぃいいいイぐぅううううううううううううッ♡」
ドチュドチュドチュドチュッ、と暴力的な肉音が反響する。
薄い腹越しに逸物の形がくっきりと浮き出て、結合部からは愛液と先走りの混合汁が泡となって付着していた。
散々ほぐされ柔らかくなった子宮口はすっかり従順になり、亀頭にキスを寄越し続ける。
トドメとばかりにグッと腰を押し出し、彼女の身体を抱き寄せた瞬間――子宮の中に亀頭が埋没した。最奥を穿たれた直後に彼女を襲ったのはかつてないほどの多幸感である。
(あ――終わったッ♡)
にへ、と。だらしなく口元が緩んだ直後。
「あ゛ぉ゛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ♡」
灼熱の奔流が子宮のみならず卵管までも満たし、過去最大最高のアクメに身を焼かれた。全身がバラバラになってしまうような錯覚さえも覚える中、仮に手足が健在であれば虫のごとくバタつかせていたことであろう。
「ぎぼぢいいぎぼぢいいぎぼぢぃいいいいいいいいいッ♡ じぬじぬじぬぅううううううううッ♡ ちんぽでじっぬぅううううううううううううううッ♡」
喜びの悲鳴を上げる彼女を前に男は鼻息を荒くしたまま腰をぐりぐりと押しつけ、精を放っていた。並の男など比にもならないような射精量。さながらバケツをひっくり返したような精液に彼女の子宮はあっという間に満たされ、溢れた分が逆流してしまった。
もったいないと思う間もなく追加の精液が放たれる。今まで抱いてきた男たちなどこれに比べたらカスも同然だ。生物として――雄としての格が違いすぎる。
そしてもちろん、自分とも。
最初から勝てるはずがなかったのだ。単純な力量差ではない。
もはやこれは運命である。今まで自分が最強としての格を保てていたのは彼と出会い、堕ちていくためであったのだ。そこに感謝こそすれ恨みなど抱くわけもない。きっとそれは他の面々も同様であろう。
「ごひゅじん、ひゃまぁ……っ♡」
震える舌を伸ばす。キスをせがむような仕草を前に彼は小さく嘆息し、
「フンッ!」
と力を込めた後、ボキッと嫌な音が脳内に響いた。
「ぷぎゃばっ♡」
鬼人族の象徴であり誇りとも言える角が両方とも折られてしまった――にもかかわらず、感じていたのは絶頂と途轍もない喜悦。
ビチビチと魚のようにのたうち回り、時折ビンッと背を仰け反らせる。
「まだ自分の立場がわかってねえな? 覚えの悪い馬鹿雌が」
ペッと口の中に痰を吐き捨てられる。痰壺にされるのも悪くないかもしれない。
だがまずは楽しもう。彼に犯してもらえる時間はとても貴重なのだ。
「ふぁい……ご主人様ぁっ♡ 好きに、してくださぁい……っ♡」
そこにいるのはただの非力な雌である。かつて人々を畏怖させた雷の化身はいない。
殴られ、嬲られ、犯されて。ただひたすらに喜悦を謳う。
完全なマゾ肉オナホとなった彼女は、永劫男の性処理道具として使い潰されたとされる――。