【skeb】巨根の俺が憧れるのは粗チン 〜 クラスメイトの黒髪ロングな優等生と金髪ギャルに貞操帯を付けているのがバレて、管理・調教されちゃうお話 〜
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“26cm” と聞いて、一体なにを思い浮かべるだろうか。
靴のサイズ? それともフライパンの直径?
いずれにしても “男性器の大きさ” を想像した人は居ないはずだ。
26cmとは、それ程までに想像を絶する規格外の巨根であり、“本物のオスの証” なのである。
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眉目秀麗で成績優秀。
学園でもトップクラスの人気者。
そんな俺の名前は 副島 健太(そえじま けんた)。
そして、“本物のオス” …つまり “26cmの持ち主” というわけだ。
俺の周りにはいつも女子が集まり、廊下を歩けば後ろには列が出来る。
ファンクラブに親衛隊と、まるで漫画やアニメの様な状況を俺は…… “嫌い” だった。
突然だが、俺には “願望” がある。
粗チンとして “軽蔑され、貶し、罵しられて、皮肉を言われたい” という願望である。
端的に言えば、マゾと呼ばれる類の性癖を有し、自分とは非なる者に憧れているのだ。
だから、チヤホヤされるのは別に嬉しいものでは無く、むしろ嫌なものだった。
しかしまぁ、白昼堂々と衆人環視の及ぶ学校で “責めらる” のは、望むところではあるが、あまり現実的な話ではない。
けれども、こんな完璧超人の俺が “まさか…” と、“隠れ蓑” としては絶好のシチュエーションであることも確かだ。
この制服のズボンの下、本来であれば “26cmの巨根” が納められているはずのその場所に、貞操帯によっておよそ9分の1にまで縮められた “3cmの粗チン” が身を潜めているとは誰も考えないだろう。
俺は今、現実的でないと言った学校の中で、“貞操帯を付け、射精管理をしている” 真っ最中であった。
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「六条さん、ちょっといいかしら?」
声をかけられた人物は、六条 珠梨那(ろくじょう じゅりな)。
ここ『六条学園』を運営する理事長の娘である。
金髪にピアス、それから小麦色に焼けた肌と、およそ高校生には相応しくないと言われるような “典型的なギャル” の見た目をしているが、その地位と権力によって学校では教員も含めて彼女に何か言う者など、“ある人物” を除いて他に存在しない。
そんな彼女に声をかけた者こそがその “ある人物” で、小松原 紗里奈(こまつばら さりな)である。
黒髪ロングで品行方正、成績も学年一位の “典型的な優等生” 。
真逆とも思える2人だが共通する点も “多々” 存在し、その内の1つを挙げるならば彼女もまた “力の持ち主” で、こと財力に関しては同年代の誰にも引けを取らないほどの金持ちなのだ。
…と言うのも、彼女の父は国を代表する企業『小松原科学(株)』の社長で、極度の “親バカ” 。
お小遣いなどの概念はなく、望む時に望む分のお金や物を与えてきた。
だから父のお金は、紗里奈のお金と言っても過言ではないのであった。
「あっ! 紗里奈っちじゃん!!」
「…その呼び方、“学校では” 止めるようにと言っているでしょう?」
「えー、だって小松原って長いし、堅苦しいじゃん?」
「…はぁ。それよりも先生が呼んでいたわよ」
「用事があるなら自分で言いに来いっての。いっつも紗里奈っちに頼んで大人として終わってんね、あいつ」
「…何だって良いですけど、私は伝えましたからね?」
共に親が大きな力を持つ者であり、小さい時からの知り合いの紗里奈は、珠梨那と唯一対等に口を聞ける存在である。
しかしギャル特有の距離感と、冗談の通じない優等生では、まるで水と油のようだ。
少し他人行儀にも見える紗里奈の態度からは、とてもじゃないが “2人が親友” だとは思えない。
但しそれもそのはずで、これは “仮初め姿” なのだから……。
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「「 こんりな〜 ⤴︎・こんりな〜 → 」」
とあるSNS、『Rinaの檻』と名付けられたアカウントによる配信が始まる。
「「 本日のゲストはこちら!! 」」
バンッ♪ というSE(サウンドエフェクト)で画面が切り替わり、そこに現れたのは “下半身を露出した巨根の男性” 。
画面中央の立派なソファにどっしりと腰を下ろし、その左右にRina “たち” が座る。
「いや〜 それにしても大きいね〜〜〜」
「…何センチくらいあるのか教えてもらえるかしら?」
「測ったことねぇけど、20cmは超えてるぜ」
「…20cm……(ギリギリ)合格ね」
「やっぱりこれくらい “は” 無いとねっ♪」
「…ええ、男性とは言えないわ」
「だってさ〜 画面の前の雑魚オスたち可哀想ぉ〜〜〜」
「…何よ、思ってもないこと言って」
「あはっ♪♪」
『Rinaの檻』とは、“貞操および射精の管理” を行ってくれるマゾ向けのアカウントで、プロフィールには “粗チンは管理し、廃棄されるべき” 存在と明記され、続けて “巨根だけが男性である” とも書かれている。
なかなかに強気のプロフィールだが、そこがやはり “マゾ向け” なのだろう……フォロワーの大半は “雑魚オス” と呼ばれた粗チンたちが占めており、残りはRinaたちと同志の女性がちらほら居るだけだで、延べ100万人を超えるほどだ。
そんな彼女たちの配信に、粗チンとは縁もゆかりも無いと思える巨根の男性がゲストとして “度々” 登場するのは、粗チンへの “調教” を兼ねた “見せしめ” に過ぎない。
「この配信わぁ、あんたたちじゃRinaたちには手の届かないってところを見せつけるためのもので〜すっ♪♪」
「親の身長で子どもの身長がある程度決まるように、親のチン長で子どものチン長も決まるの……つまり、粗チンの子は粗チンってわけ。…はぁ、申し訳ないとは思わないのかしらねぇ???」
「まぁまぁ落ちついてよ……でもぉ、そう言うことだからさ。Rinaたちは子どもたちを救うために、粗チンを管理して〜 廃棄するのっ♪♪」
「巨根だけが男性と認められて、女性と関係を持てるのですっ!」
「これわぁ、立派な慈善活動なんだよ〜」
巨根が善で、粗チンは悪。
煽り、貶し、思い込ませる。
これは一種のMC(マインドコントロール)であり、一番のMC(マゾをコントロールする方法)なのである。
「これをこうしてっと、ほらっ♪ 目隠し竿〜」
「やっぱり、これが出来ないチンコはチンコとは言えないわね…と言うか、私たちの動画には呼べないわね……」
Rinaたちは、正面からの顔を一切公開していない。
いつも肩から上は画面外か、動画ならこうしてチンコで目線を隠したり、後ろ姿のみで、静止画ならスタンプや加工をしている。
芸能人やモデル・インフルエンサーなどでもなければ、顔出しをして身バレをすると言うのは危険も多く、メリットに対するデメリットの方が大きい。
それにまぁ、こんなアカウントなのだ。
事情が事情なだけに、世間にバレでもすれば学校への問い合わせや企業の株価暴落など目に見える形での問題は容易に想像できる。
じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ。
ソファに座る男の方へ体を向ける。
つまり背を向けて、“金髪の” Rin@が前後にストロークを決める。
男は両手を肘掛けに置いており、Rin@も手を使わず頭だけを前後に振り、まるで鳩時計の鳩が出たり入ったりするように、自動でピストンを繰り返す。
機械のように、そして道具のように……。
「お、そろそろ出そうだ」
小さくそう呟くと、初めて少し体を前に傾け、手を持ち上げ、RinAの頭をガシッと掴んだ。
「全部飲めよ」
びゅるびゅるっ!
ビュルルルル〜〜〜〜っ!!
「うっ、ん、ん、ん、ん…(ごくんっ♡♡)」
掴んだ手を解き、“良くできたな” と優しく頭を撫でた。
「…Rin@、出してもらったなら変わってよ。綺麗にするのは私の役目でしょ?」
余韻に浸るRin@に、“黒髪の” Rin4が横槍を入れる。
Rin@が横にずれ、スライドするようにRin4が画面に映り込んで来る。
「白くなってるチンコ、私が黒く戻してあげる」
そう言って、コーティングされた巨根から精液を舌で舐め取っていく。
れろっ、れろっ、ちゅぱっ。
途中、マーキングでもするかのようにキスマークを付けるRin4。
「あ〜っ! ずっる〜い!!」
画面外から声が聞こえ、端から再び姿を現す。
「Rin@もぉ〜 ちゅ〜〜〜っ♪」
画面の向こうの視聴者たちをそっちのけにし、目の前のチンコにだけ体を向けて集中する。
れろっ、れろっ、じゅぱっ、じゅぱっ。
ちゅ、ちゅ、ぶちゅ〜〜〜っ。
「お前ら雑魚オスの彼女になるなんて生まれ変わってもありえないけどぉ〜 Rinaたちが巨根のぉ〜 本物の男性に寝取られたとでも想像するといいよぉ〜」
「…そうですね。雑魚オスのお前たちは、この映像を見て惨めにシコってなさいっ!」
片手だけをこちらに向け、中指を立てるRin4。
「……って、これを見ている雑魚オスは “貞操帯を付けてるから” シコれないんだったわね。あはは、あはははっ…」
そんなRin4の笑い声と共に、この日の配信は終了した。
「ダーリン♡ 協力ありがとね〜♡♡」
たとえ生物学上の男女の数が同じだとしても、メスは全てまとめてメスなのに対し、オスは粗チンの雑魚オスと巨根の男性に分けられるならば、圧倒的にメスの数の方が多く、男性の数が足りない。
また悲しいことに、粗チンと巨根を比べても数では前者が勝つ。
そうであるならば、魅力的な男性に集中してしまうのは仕方のないことであり……魅力的、詰まるところの巨根の男性が夫婦の関係までとは言わずとも、事実上の一夫多妻のようなハーレムを形成するのは避けては通れない。
「いつも悪いわね。こんな雑魚オスたちを煽るために使ってしまって…」
「いいさ、俺も楽しいからな。それに感謝してるくらいだぜ。いい小遣い稼ぎになってるしな、Rinaたちもそうだろ?」
「…ええ、そうね」
配信に出ていた男は、Rinaたちの彼氏である。
しかし視聴者たちと同様に、Rinaたちの本当の姿……権力者の娘ということは知らないのだ。
これは誰にもバレてはいけない “2人だけの秘密” なのだから…。
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385 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:45:32
今日の配信も凄かったな
386 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:45:44
ほんとに、俺たちのツボを分かってるぜ
387 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:46:13
…貞操帯の中で俺の息子が悲鳴を上げてる
388 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:46:56
>>387 それな
389 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:47:28
一体、どこの誰なんだろうな?
390 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(金)22:47:42
特定はよ
ネットの掲示板では、感想戦ならぬ感想スレが立ち、盛り上がりを見せる。
これはいつもの光景であり、俺も “弄れぬチンコ” の代わりにスマホをいじっているである。
ここのスレにいるのは皆、Rin4が言っていた通り “貞操帯を付けた者” だ。
その中で、俺がこいつらと違う唯一の、そして最大の点は……本当は巨根の持ち主だということ。
俺と彼女たちの巨根に関する見解が一致しているのは、俺が彼女たちの配信の視聴者であることを物語っており、彼女たちの配信の視聴者であるということは、マゾである証明。
そう、俺こと副島 健太はマゾなのだ。
…さて、当たり前のように “貞操帯を付けた者たち” が居るが、これは雑魚オスたちがRinaたちの販売するグッズとでも言えばいいだろうか…… “Rina’s モデル” と銘打った貞操帯を販売しているからである。
もちろん俺も購入し、学校でも付けていたわけだが……その貞操帯は、家に帰った今も継続して付けている。
なぜならこの貞操帯には様々な機能が備わっており、“Rina’s モデル” と限定感を出して、ブランドだけでお金をとっているのではなく、実に高性能で24時間以上つけていても平気な設計だ。
極論、触れられなくすればいいだけの貞操帯に “最新も旧式もあるのか” と疑問に感じるかもしれないが、この貞操帯は紛れもなく最新の物で……スマホやパソコンと連動して管理ができ、タイマー設定や洗浄機能に罰を与えるモードまで備えている。
また、貞操帯を付けていることが認証キーにもなっており、配信を見るためには貞操帯を付けなければならず、視聴者が皆貞操帯を付けていたわけだ。
「……今日の設定は18時間にしたはずだから、朝の6時につけて…0時までか。あと1時間ちょっとはあるな。まぁどうせ配信から1時間はアプリを介して強制的に1時間のロックがかかって外せないんだけどな」
使用者がアプリで貞操帯を管理できるのは当然として、アプリはおそらくRinaたちの持つ開発者権限的なものによって操作することも可能なのだ。
配信を見て、すぐに外してシコろうとする雑魚オスの風上にも置けない奴だっているはずで、そんな外道に制裁を下す行為は……まさに外道である。
「……にしても、“特定” か…」
掲示板の書き込みを思い出し、Rinaたちの姿を想像する。
「黒髪に、金髪……Rina…!? いや、まさかな」
俺は、クラスの女子を思い浮かべる。
「紗 “里奈” に、珠 “梨那” ……いやいやいや、あのご令嬢とわがままなガキだぜ? 話してるのはたまに見かけるけど、んなわけ…」
そうは言うが、一度考えると思い当たる節や合致のいく点が次々と見つかる。
「たしか小松原科学は、医療系の製品にも手を伸ばしていたはず……表立って貞操帯を作っているとは思えないが、あの親バカか…沙里奈が自由に工場やら技術なんかを使ってハイテクな貞操帯を作ることだって可能だ。配信で稼いでいるとは言え、高校生がこんなものを簡単に作れるのが疑問だったけど、なるほどって感じだ。それに卵が先か、鶏が先かじゃないけど……配信を見るのに貞操帯が必要なわけだし、配信で稼いでから貞操帯を作るのでは順番が逆だし…何度も言うが高校生が借金をしてと言うのも現実的ではない。紗里奈だけでなく、珠梨那の方も金持ちだし、これで納得もいく……」
脳がフル回転し、心臓がバクバクと振動する。
全身を血が巡り、俺のチンコが膨れ上がる。
「痛ってぇ……でも、この痛みが生を…そして性を実感させてくれる」
貞操帯によって阻まれるが治らず、ドクドクと脈打つチンコは逃げ道を探す。
しかし希望は絶たれ、代わりに痛みが襲いかかり、それにより萎縮する。
「やっと落ち着いたか、俺のチンコ……しかしまぁ俺の妄想かも知れないし、“本当かどうか” 確かめなきゃな…」
あの日、“貞操帯管理をされたい” と調べていた時にたまたまSNSで見つけたアカウントの主が、同じ学校・同じクラスのそれも最上位カーストに位置する2人だなんて状況に、絶望するなんてあり得ない。
むしろ興奮に値する。
けれども、そうであったらという願いが勝手に点と点を結びつけ、俺に都合がいいよう線を作っているだけの可能性だって大いにある。
「…そう言えば、“貞操帯を探す” って機能があったような」
所謂、落としたりして無くした物が今どこにあるかをGPSで見つけることのできる機能だが、スマホやワイヤレスイヤホンならまだしも “貞操帯を置き忘れる” なんて珍事など起きないだろうに、どういうわけだかこれにも搭載されているのだ。
「俺の考えが正しければ、あの2人は絶対に……」
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キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。
「はぁ〜、かったるい〜〜〜」
見方によって感じ方や捉え方が異なることは往々にしてあって、チャイムの鳴る5分くらい前から片付けを始める生徒も多いくらいだから、チャイムが鳴るまで待ったという点では偉いようにも思える。
とは言え、鳴った瞬間に教師が去るのを待たずして大きな声で発するのは挑発の他ないだろう。
「………」
ガラガラ、バタン。
それでも教師は珠梨那に対して “は” 寛容で、聞こえないフリをしてそそくさと教室を後にする。
少しでも反応を見せれば、今度は “無視か?” と問われかねないのだ。
「…ほんとにつまらないな」
「六条さん、あまり先生を困らせるものではありませんよ」
「げっ、紗里奈っち……また誰かから呼び出し?」
「いえ、今日はこちらを…」
昨日の今日で、同じように紗里奈を通して伝言でも届けられたのかとビクつく珠梨那。
「よかったぁ …で、なになに〜?」
紗里奈にしては珍しく、珠梨那に個人的な用事があるみたいで、手元のタブレット端末の画面を見せる。
「え〜〜〜〜っ!!! 嘘でしょ!?」
「急に大きな声を出さないでください。皆さんから注目を浴びてしまいます」
時すでに遅し、何もせずとも注目度の高い2人なのだ。
珠梨那の声に反応し、クラス中の視線が集まるのは必至である。
「…場所を変えましょうか」
「それなら良いところがあるよっ♪」
珠梨那は、警備員や用務員といった人しか持っていないはずのマスターキーを持っており、学校内にある全ての施設を好きに使え、出入りも自由。
「こっちこっち〜♪♪」
教師を揶揄って遊んでいた先ほどとは打って変わって、珠梨那のテンションは最高潮に達している。
そんな廊下を駆ける珠梨那を追うように、少し早歩き気味の紗里奈。
「…はぁ、はぁ……そんなに急がなくても、“こいつは” 逃げませんから」
“私は” ではなく、“こいつは” 。
それはつまり、珠梨那や紗里奈とは “別の誰か” を指しての発言である。
「もうすぐそこだから……ってか、紗里奈っち体力無さすぎ〜 そんなんだから “いつも” 」
「六条さん?(ギロっ!)」
「…あ、んんっ……」
珠梨那の失言を、紗里奈は静かに咎めた。
そうしてたどり着いた空き教室の鍵を開けると、2人は中へと姿を消す。
「……先ほどのあれは何ですか? 流石に気を抜き過ぎですよ、ほんとに…」
「ごめんってば〜」
「あの呼び方も、その他の発言も、どこで誰が聞いているか分からないのですから気をつけてくださいよ。特に “今は” なおのことですし…」
「そうだっ! あれはほんとなのっ???」
「私も驚きましたが、あり得ない話ではありません。それに、嘘をつく必要も無いでしょう?」
「うん、それはそうだねぇ……だって私がRin@で、」
「…私がRin4。」
「「 私たちは2人で1人、“Rina” なんだからっ! 」」
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「………(……あの反応、間違いない。やっぱりRinaだ…ってことは、六条珠理奈がRin@で、小松原紗里奈がRin4か)」
俺は今日も貞操帯を付けて学校に来ている。
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【アプリの設定項目】
時間:18時間
終了権限:あり
遠隔端末制御機能:オン
増加時間:30分
CD(クールダウン):10分
貞操帯を探す(GPS):オン
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その設定は上記の通りで、“貞操帯を探す” を起動し、GPSによる位置情報の発信中だ。
「………(あのタブレットで管理・操作をできるって感じかな? …にしても、俺の考えは正しかった。貞操帯を探すという機能は、ユーザーに対しての救済であり、無くした場合……言い換えるならば貞操帯を探すが起動した場合、通知でも送られるようになっているのだろう。ユーザーの手が届かない場所にあった際には、保証・交換でもしてくれる気なのか? 実にお金持ちらしい考えというか、何も考えていないようにも思えるな。しかし、これで確定した……でも、確定させてどうする? “このネタで釣って、直接の貞操管理を願うか?” …いや、それだと俺の立場が上になってしまうから無しだな。うーん、だったら “わざと見つかって、向こうの持っているタブレットで、貞操帯の設定時間を増やして貰う” なんてのがいいな)くくく、くくくく……」
俺はこの休み時間、Rinaたちが居なくなった教室で怪しく笑っていた。
幸い、Rianたちが注目を集めたお陰でバレることはなかったのだが、俺がそんな妄想をしている一方で、俺の妄想と想像を上回る計画が練られているとは知らずに……。
ーーーーー
「…あったわ。製造番号D-3561、購入者は副島健太……何かの間違い、ではないのよね?」
「マジ!? うちのクラスの巨根君じゃん!」
「…ええ、登録上では確かにそうなっているわ」
「 “登録上では” って、それが全てでしょ?」
「そうだけど、一体どうして? 何のために? それが分からないから信じられないのよ。もしかして私たちのことがバレた? 探りを入れるために貞操帯を購入して、それで」
「ちょっと紗里奈っち、落ち着きなよ〜 らしくないよ?」
「すみません、取り乱しました……けれど、落ち着いたところで現状は何も変わっていません…」
「まぁ心配するに越したことはないけど、紗里奈っちが思っているのとは違うと珠梨那は思うな〜」
「それはどうしてです?」
「だってほら、購入履歴見てよ」
「…半年も前ですね……」
「でしょ? もしも私たちのことがバレるとしたら、とっくに行動を起こしているはずじゃないかな?」
「なるほど、一理ありますね。しかし購入した時には知らずとも、最近になって気づいたという線は?」
「十分にあり得ると思うし、なんなら私はそう思ってる……でもね。そうならさ…」
珠梨那のニヤリとした表情を見て、紗里奈は察する。
「珠梨那、悪い顔をしてますよ? まぁでも、そう考えるのが妥当ですね…」
「「 副島健太は、“皮を被った” 雑魚オスだと 」」
実際には健太が包茎であるかどうかは分からない。
しかし、本来は26cmの巨根であっても現在は3cmの粗チンであって、なのに学校で “本物のオスのフリ” をしているのは定かなのだ。
「…そう。あの副島くんが、ねぇ……」
「驚きだよねぇ〜『Rinaの檻』の視聴者だなんてさ」
「じゃあこれは、ファンサービスってことになるのかしらね?」
紗里奈が手元のタブレットを操作する。
ピっ♪
「ん? 何したの? 見せてよ〜」
開かれていたのは、D-3561の設定画面。
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【アプリの設定項目】
時間:18時間 → 18.5時間
終了権限:あり
遠隔端末制御機能:オン
増加時間:30分
CD(クールダウン):10分
貞操帯を探す(GPS):オン
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「わぁお! 勝手に操作するなんて規約違反じゃ無い?」
「そんな規約は一切記載した記憶ないけど? それに、遠隔端末制御の機能をオンにしてるんだから、自分でするより誰かにされることを望んでるわけでしょ?」
遠隔端末制御とは、補助アプリを使って本人以外が貞操帯の管理をする際に用いることを想定した機能で、例えば “パートナーが補助アプリで射精管理プレイを行う” などが本来の用途だ。
あくまで “本人の意思に基づく権利の移譲” であって、補助アプリとは別の…開発者権限によって “身勝手に” 操作されるとはユーザーも考えていないだろう。
「ま、それもそうか。それに終了権限は “まだ” 向こうにあるわけだし、ねっ!」
ブーっ!
「あれ? 増えないじゃん!?」
「…残念ながらクールダウン中よ」
「え〜 そっちも変えちゃおうよ〜〜〜」
「ダメよ。こういうのはじっくり、ゆっくりやらないと…どうせ “卒業まで” はこの学校に居るんだし、時間はたっぷりあるのですから……題して “雑魚オス悪夢計画” の始まりです」
「……紗里奈っちのそのセンスには脱帽だよ…」
「あら、言葉と態度が一致していないようですが…これの何がいけないんです? かっこいいじゃありませんか!!」
「ウンウン、ソウダネー」
「もういいですよ、別に名前なんて大した問題ではないのですから…」
口ではそう言ってみせるものの、紗里奈はしょんぼりしていた。
「…で、その雑魚オス悪夢計画って何なのさ?」
珠梨那がわざとらしく言葉を拾って、無理やり話題を展開したというのに、紗里奈の表情はパアッと明るくなり、得意げに説明をする。
「(……紗里奈っちは分かりやすいなぁ…)ふんふん、なるほどね。簡単に言えば、これを餌にして “卒業まであいつで遊ぼう” って話ね!」
「…だいぶ簡単にしてくれたみたいだけど、そういうことよ」
「ぶーぶー、だったらなおさらだよ〜 紗里奈っちだけ操作してズルーい!!」
「珠梨那は加減というものを知らないから、あなたにやらせるとすぐに壊してしまうでしょ? ……と言いたいところですが、仕方ありませんね…1人・1日・1回 “づつ” ということにしましょうか。クールダウンが明ければワンクリックして良いですよ」
「やったー!!」
「……って、もうこんな時間ですか」
「出席? それとも成績? 言ってくれれば、後からどうにでもなるのに〜」
「そういう話ではありません。私は “優等生ってことでやっていますから” 授業に遅れるわけにはいかないのですよ」
キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。
予鈴が鳴り、紗里奈が空き教室を後にする。
「ふふふっ♪ これからが楽しみですね、副・島・健・太さんっ♪♪」
そんな紗里奈の姿を見送ってから、珠梨那はタブレットに視線を戻す。
「えっーと何だっけ、たしか雑魚オス……悪夢計画…だったかな?」
チャイムの音が鳴り止むのと同時に、クールダウンを示すカウントが0になる。
「それじゃあ巨根君、悪夢の始まりだよ〜」
ピっ♪
終了時間の数字が、18.5から19に変わったのだった。
ーーーーー
ピロンっ♪
軽快な音と共に、通知が届く。
「………(ごくり)」
一息飲み込み、アプリを開いた。
〈 時間が変更されました。〉
「来たっ!(釣れたっ!)」
まさか自分の方が “餌にかかって、釣られている側だ” とは気づかずに俺は喜ぶ。
しかし同時に、少し残念にも感じた。
「…地味、だな……」
何でも、好きにし放題のはずなのに、変更されたのは時間のみ。
それも、俺の設定に沿った範疇に収まる30分間の増加だけ。
「(30分しか増えてない、もしかして1回だけなのか? 何も律儀に10分間のクールダウンを待つ必要も無いだろうにどうしてさ。変えたり、無くしたり、下手すりゃ無視することだって可能じゃ無いのか?)」
依然として “主導権が自分にある” と考えている俺には、餌に食いついた獲物がただ大人しく引き上げらるのを待っているとは思えず、暴れると踏んでいたのだ。
そのため起こされるアクションは、“無限に時間を増やされたり” 、“終了権限をオフにされたり” とかを期待していたのに、これではこっちが泳がされているようで、なんだか釈然としない。
「(……くそっ、焦らされているみたいで…興奮するな)」
それはそれとして、俺は普通に興奮していた。
キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。
予鈴が鳴り、休み時間の終わりを告げる。
「(もうすぐ2人が戻ってくるはず…落ち着け、俺。冷静に、冷静に……)」
特徴的な黒髪の女性が視界に入る。
「(小松原さんだ…その後ろには……あれ? 六条が居ない???)」
ピロンっ♪
〈 時間が変更されました。〉
不意をつかれる形で通知が届く。
「い"っ"!!!」
膨張する股間の痛みに耐えることに必死な俺は、周りにバレないよう机に突っ伏した。
だから小松原さんがこちらを見て、ニヤついていることには気づけなったのである。
ーーーーー
授業中も気になって仕方がなく、教師の目を盗んでスマホを見るが、通知は来ない。
次の休み時間も、静かに過ぎる。
そして放課後を含めて呼び出しも、追加のアクションも無く帰路に着く。
モヤモヤとイライラが募り、帰宅した俺はすぐにアプリを開いて確認する。
今朝と比べれば、確かに時間は増えている。
しかし “俺が設定をミスしたのか” や、妄想と期待から “幻覚でも見ているんじゃないか” など、段々と自分が信じられなくなる。
「……夢でも見てるんかな…」
そんな俺を現実へと引き戻したのは、『Rianの檻』による投稿だった。
〈 今日は新しいおもちゃを見つけたよ〜♪ 〉
〈 まだ詳細は言えないけど、遊びがいがありそうで楽しみ 〉
〈 すぐに壊れないでよねっ? 〉
一緒に投稿された画像には貞操帯の管理画面が載っており、それが誰のものであるか知っている。
「これ俺のだっ! …と言うことはやっぱりあいつらで間違ってないし、認知もされたってことだよな? やべぇ、また膨らんできた……早くしこりてぇ…」
待てをされればご飯を前にしても、ヨダレだらだらで耐える犬ほど躾けられていない俺は、オカズを前に我慢汁を垂らすだけでは止まれない。
今すぐにでも弄りたいという思いに潰されそうになる。
そうは言っても、設定は18時間から19時間に延ばされていて、貞操帯のロックが解除されるのは日付けを回った1時で、まだ6時間以上はあるのだ。
「……権限を使うか? いや、だめだ…」
終了権限とはその名の通り、設定した時間の途中でも貞操帯管理を終わりにすることができる権限のことで、急に人と会うことになって外さないといけなかったり、単純に体調を崩したりで身に危険が迫ったり、あるいは間違って設定してしまったりの時のためのセーフティ機能で、基本的には “あり” が推奨されており、俺もそう設定している。
つまり、この権限を使えば今この瞬間に貞操帯を外して、マスタベーションを行うことも可能なのだ。
「そんなことをしたら2人にバレる。あんな投稿をするくらいだから、絶対に監視してる」
貞操帯の装着の有無はアプリを見れば一目瞭然。
そんな最もらしい理由をつけながらも、俺はこのライブ感を楽しんでいた。
権限は使わず、無限にも感じる時間を過ごし、午前1時。
ピーーーッ!! カチっ。
終了を告げる音と同時に、ロックが解除される。
貞操帯が外れ、19時間ぶりの新鮮な空気に触れたチンコが息を吹き返したかのように勃起し、勢いそのまま射精して、果てた。
「……ああ、生を実感する…」
バタンっ。
「すー、すー」
我慢や興奮に加えて今日起きたことを思えば、知らぬ間に体力を消耗していてもおかしくない。
俺は気絶するようにベッドに倒れ込み、眠りに落ちるのだった。
ーーーーー
「ん、んん、まぶしい。朝か? ……昨日は確か…そうだ。貞操帯を外してそれで」
昨日の出来事を思い出し、チンコが反応する。
「おっとそれはまずいって」
勃起をすれば貞操帯はつけられない。
俺は急いで床に落ちている貞操帯を拾って取り付ける。
「昨日の今日でこれ付けずに学校に行こうもんなら、2人から何をされるか……いや、何もされないなんてそれこそ我慢できないぜ…」
いつも通りの設定をして、期待を胸に学校へ向かう俺。
しかし今日も増えたのは、昨日と同じで30分×2回の計1時間。
次の日も、その次の日も、また次の日も……。
そうして、気づけば1週間以上が経過したある日。
ピロンっ♪
〈 時間が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 終了権限が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 遠隔端末制御機能が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 増加時間が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 CD(クールダウン)が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 特殊な機能が追加されました。〉
ピロンっ♪
〈 禁止事項がました。〉
ピロンっ♪
〈 勃起による罰が設定されました。〉
鳴り止まぬ通知に、俺は急いでアプリを確認する。
画面には、見たことのない表示や項目が多々あった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
【アプリの設定項目】
時間:18時間 → 24時間
終了権限:あり → なし(固定)
遠隔端末制御機能:オン(固定)
増加時間:30分 → 60分
CD(クールダウン):1分
貞操帯を探す(GPS):オン
特殊な機能:とげ
禁止事項:射精
勃起による罰:300秒の刺激の後、寸止め1回
ーーーーーーーーーーーーーーー
「…何だよこれ、っ♥♥ 勃起による罰、だって?♥♥♥」
勃起をすれば振動が始まり、300秒……つまり5分間の刺激を与えるだけ与えられた後に、寸止めをされるというもののようだ。
さらには射精も禁止され、貞操帯の内側には小さなとげが飛び出している。
とげなんて、“一体どこにどうやって仕込んでたんだ” と思うが、俺にとってそんなことはどうでも良く、退屈な日々に変化が生まれたことが嬉しくて仕方なかった。
「痛っ! う"ぅ"ぅ"ぅ"〜"〜"〜" イクっ…イケない……」
興奮すればチンコは膨らみとげが刺さるし、勃起すれば罰が与えられる。
イキたくとも寸止めをされイケず、射精も許されない。
そんな状況に再び興奮し、この流れがループする。
終了権限も失い、全ての機能を止めることも、貞操帯を外すこともできない。
それに通知は鳴り終わっておらず……。
ピロンっ♪
〈 時間が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 時間が変更されました。〉
ピロンっ♪
〈 時間が変更されました。〉
1分ごとに、60分の時間が追加されていたのだ。
それでもやはり、“権限のない俺は” ただ見ていることしかできず、何が何でも止めたいのならば、リスクを背負って “直接2人を詰めなければならない” 。
「……学校で2人に接触するのは危険すぎるよな。声を上げられただけで冤罪うんぬんを訴えるよりも前に、俺が悪者になるのは目に見えてるもんな……むしろそれで済めばまだ良い方で、貞操帯のことをバラされでもしたら逃げ道もなく詰めた側の俺の人生が詰むことに…」
そんな最悪の結末を避けるため、俺は諦めて家に帰るしか無かった。
「……残り時間は…2400時間!?」
日数にして100日。
オナ禁や射精管理なんて、長くて1週間程度だと思っていた俺は絶望した。
「…100日もの間チンコも弄れず、射精もできないのか……(ゾクゾクっ)」
少しの興奮もあるにはあるが、いくらマゾの俺でもそんなには耐えられない。
「これはさすがに接触を試みるしか…でも直接は無理だし……そうだ!『Rinaの檻』にDM(ダイレクトメッセージ)で」
そう考えてSNSを開くと、ちょうど数分前に新たな投稿がされ、そこには……。
〈 “底辺マゾ雑魚オストラップ” 大成功〜♪♪ 〉
〈 チンコだけではなく、脳味噌も小さいようですね。ぷぷっ 〉
〈 おむつ…じゃなくて、おつむのトレーニングもした方が良いかもね〜 〉
“雑魚オス悪夢計画” と題された投稿に添えられていたのは、前回同様 “俺の” 貞操帯の管理画面を写した画像。
それに加えて、俺を煽るように例の巨根彼氏に対する手コキ動画も上げられているのだった。
「くそぅ♥♥ 俺は弄っても貰えず、自分で弄ることも出来ず、機械的な振動を与えられた挙句に寸止めなのにっ♥♥♥」
嘲笑され、煽られているのに俺は興奮し、さらには “優越感” に浸っていた。
なぜならば『Rinaの檻』の投稿に反応してスレが動いていたからだ。
858 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:45:32
これは誰の管理画面なんだ?
859 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:45:44
視聴者参加企画とかあったんだ。俺が見逃してただけ?
860 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:46:13
まじかよ、宝くじを当てるより裏山なんだが
861 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:46:56
>>859 わいも知らんかったで
862 名無しさん@雑魚オスん xx/yy/zz(火)17:47:28
特定はよ
863 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:47:42
でたww 特定厨www
864 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:48:10
これと同じ設定すれば、擬似調教か?
865 名無しさん@雑魚オス xx/yy/zz(火)17:48:39
【速報】天才現る
「最高の気分だな。貞操帯管理の夢も叶って、羨ましがられるなんて…掲示板の雑魚オスたちがそうであるように、願ってもそう簡単に手に入らないんだからな……」
そうして俺の、振動と寸止めの日々が始まった。
ーーーーー
累計の時間が100日を超えたのを堺に増加は止まり、終了時間は減少に転じる。
「ねぇねぇ紗里奈っち〜 どうしてこれ以上増やさないの? このまま100日で終わらせるつもりじゃないよね???」
「…まさか、そんなわけないじゃない」
「じゃあなんでさ〜?」
「そんなの決まってるわ、“期待した分だけ、絶望も大きい” でしょう? どうしてかは分からないけど、雑魚オスたちは “いつかは解放される” という絶対の信頼を持っているのよ。そんな約束なんて誰もしていないのに…あと半分、あと1ヶ月、あと1週間、あと1日、あと1時間、あと1秒……その時が楽しみね」
「うわぁ〜 紗里奈っちこわぁ〜い♪♪」
「お気に召さないかしら?」
「ううん、大好きっ♪♪ …そしたらぁ〜 本当のゴールは?」
「以前にも言ったでしょ? “卒業まで” よ」
「あれ本気だったんだ!」
「当たり前じゃない、“雑魚オス悪夢計画” は本気よ?」
「……う、うん。ソウダネ…で、その計画だと次は何するの? 楽しいことしたいな〜」
「任せなさい。ちゃんと考えてるから…」
〈 今日のチンコ紹介 〉
〈 長さ23cm 〉
〈 直径5cm 〉
〈 重さ300mg 〉
〈 味 ◎ 〉
〈 匂い ⚪︎ 〉
〈 今日のゴミ紹介 〉
〈 長さ9cm 〉
〈 直径1.5cm 〉
〈 重さ50mg 〉
〈 味 不明(口にするのも無理)〉
〈 匂い → 臭い(マジでゴミ、終わってる)〉
こんな感じで、様々なチンコを比べる投稿をしたり……。
「「 こんりな〜 ⤴︎・こんりな〜 → 」」
「またまたゲストをお招きしてるわ」
「じゃじゃ〜ん♪ さっき投稿した23cmの持ち主さんで〜すっ♪♪ いぇ〜い♪ ピース、ピーーーっス♪♪」
「あ、一応もう1匹。そこにゴミの雑魚オスも転がってるから……3人と1匹の配信になるけど… “居るだけ” だから関係ないわよね?」
「でもぉ、居るだけで目に悪くな〜い?」
「…やっぱりそうかしら? ペットにでもなれるかと思ったけれど……」
「さすが癒し枠には無理があるよ〜」
「それじゃあゴミは、ゴミらしく、ゴミ袋に入れましょうか」
ゴミ紹介を終えたまま放置されていた雑魚オスが、黒色のゴミ袋に詰められる。
「こんな間近に居るのに見れないなんてかっわいそ〜」
「 “目に悪い” と言ったのはRin@でしょう?」
「あっ! そうだった!!」
「まぁでも確かに。ネットに晒されて、その辺に放置されて、挙げ句の果てにはゴミ袋の中……これなら画面の向こうでヌクヌク・ムクムクして見ている雑魚オスの方が良かったんじゃないかしら…」
「え〜 むしろこんな扱いされて喜んでるんじゃないのぉ?」
「なぁなぁ、まだか?」
「あっ♪ ごめんなさ〜いっ♪♪」
「お詫びにリップサービスさせていただきますねっ!! ちゅ〜〜〜っぱ!!!」
文字通りの、唇によるサービス行為。
これは、巨根の本物のオスだけが受けられるサービス。
画面の向こうはおろか、手の届く距離にまで近づけても受けられないサービス。
“本物のオス” と “雑魚オス” との違いを示す “投稿と配信” が紗里奈の考える “雑魚オス悪夢計画” だった。
「雑魚オスには見せられないけどぉ 23cmの巨根さんには〜〜〜」
Rin@が服の前面を捲る。
もちろんカメラに背を向けて。
「Rin@のおっぱいどうですかぁ?」
「いいぜ!」
「やったぁ〜♪ でもぉ、まだまだこれからです。えいっ!」
外すのではなく、もぎ取る。
ブルンっと揺れているのだろうと想像できるほどのブラが投げ捨てられた。
「見るだけで満足ですかぁ?」
「触っても良いのか?」
「当たり前じゃないですかぁ〜」
Rin4にリップサービスをされながら、Rin@の胸を揉む。
雑魚オスでなくとも、男なら誰しもが望むような楽園が “画面のむこうには” 広がっている。
そう、楽園が広がっているのは画面の向こうであって、こちら側では……。
ーーーーー
阿鼻叫喚の光景が広がっていた。
「いでぇ〜 いでぇ〜よぉ」
“痛ぇ” と “酷ぇ” が混ざったような叫び声を上げる俺。
膨張し、とげが刺さる。
膨張し、寸止めされる。
罰として、振動が始まる。
それでもイケはしない。
ようやく釣り上げたのが俺でなく、俺が釣り上げられたのだと気づく。
投稿と配信は毎日のように続けられ、俺の精神は蝕まれる。
カレンダーに付けた100日目の印が見えるのはまだ先のようで、今月のページには存在しない。
1日、1日と × を書き入れ、今か今かとその日を待つ。
しかしながら昼夜問わず襲ってくる振動と、イッて吐き出すことのできない性欲の蓄積で、安心して落ち着ける時間もあまりなく、寝不足と緊張感で勉強に身も入らず、俺の意識は常に上の空。
肌も荒れるし、学校の成績は下がり始めるしで、あれだけあった俺の人気も下り坂。
それでも “終わりは来る” 。
サボればその時には学校中に貞操帯のことをバラされるだろうし、最近の堕落っぷりも相まって突拍子のない話でもすぐに信じられてしまうだろう。
100日後、戻れる場所を失うわけにはいかないと必死にしがみつき、なんとか耐える。
「……朝か、学校行かなきゃ…」
俺は重い足取りで学校に向かった。
ーーーーー
「…遅いじゃない、副島くん」
教室に入っていの一番に声をかけてきたのは、他の誰でもなく小松原 紗里奈だった。
「えっ!? Ri、小松原さん???」
突然の出来事に驚き、言い間違えそうになったのを堪えて、それでも予想外すぎて疑問符を浮かべる。
「………(あっぶねー でもなんでだ?)」
堪えた? 危ない? ……最後まで発しなかったとはいえ、当事者である紗里奈にはしっかりと伝わっており、一瞬キッと睨まれてから表情を笑顔に変えていた。
「ポカンとされてますが、どうかなさいましたか?」
「ど、どうかって言うなら、何かあるのは話しかけてきた小松原さんの方では?(…分からない。いきなり接触してきて何が目的だ?)」
「もちろん私はあなたに用があって話かけたわけですが、あまりにもおかしな反応だったので……まぁ “この状況では” そうなっても仕方ないとは思いますが…私は日直だと伝えに来ただけですよ?」
「は? 日直???」
「ええ、日直です。ほら、副島くんと私の名前が黒板に書かれているでしょう? それなのに登校が遅かったので……」
「あ、ごめん。朝の仕事…」
「それは既に終わらせてあります」
「…本当にごめん」
「別に構いませんよ。そんな小さなことを責めて、謝ってもらうために声をかけたのではありませんから……ただ、放課後にも日直の仕事はありますので、“忘れて帰ってしまわないように” と思っているだけです」
「あ、ああ必ず。なんなら俺一人でも…」
「いいえ。それをしてしまったら “遅れて仕事をしなかったあなたと一緒” になってしまいますから、私の分の仕事は私がやります」
天性のものか、本能か。
紗里奈は、無意識のうちに俺を雑魚オスと認定し、見下すような発言をして去っていった。
キーンコーンカーンコーン。
始業のチャイムが鳴り。
キーンコーンカーンコーン。
就業のチャイムが鳴る。
「………(……どうしてRin@…いや、六条も居るんだ?)」
放課後の教室で、紗里奈との約束……もとい、普通に日直の仕事をするために残っていた俺の前には、紗里奈に加えて珠梨那の姿もある。
「初めに言っておくと、人払いは済ませてあるから心配は要らないわよ? もちろん私たちの為ではあるけど、あなたにも恩恵があるでしょう?」
「あっはは〜 “また” 騙されてやんの〜〜〜」
「普段なら “やめなさい” と言うところだけど、これは笑ってしまうわね。ふふっ」
2人で居ることを隠さず、体面を崩す紗里奈を見れば、今の2人は “Rin@とRin4” だと言って良いだろう。
それでもって俺と会うということは、“貞操帯の件” を除いて他にあり得ない。
「………(どうする? 俺から攻めるか? 何を言うべきだ?)」
俺は、この場に来た時点で負けているとは気づかず、まだ起死回生のチャンスがあると思っていた。
「なんか考えてるみたいだけど〜 無駄だって分からないのかなぁ?」
「つくづく頭が足りないのですから……」
「紗里奈っちの計画は完璧なんだよ〜」
「…け、計画?」
「SNSにも上げたでしょう? “雑魚オス悪夢計画” です」
「今日はその計画の内容を、特別に教えてあげようと思って呼び出したんだ〜」
「それを俺に教えて良いのか?」
「そうね。珠梨那は “特別に” なんて言ってますけど、必要だから教えるだけですので…」
「あっ! 紗里奈っち〜 それを言っちゃうのは違うな〜い? 恥ずかしいじゃん!!」
「変な設定を加えようとするからです、自業自得ですよ」
「しょんなぁ〜」
しょんぼりする珠梨那を無視して、紗里奈が話を続ける。
「…で、本題ですが。副島くん、あなたには『Rinaの檻』にメンバーとして参加してもらう予定です。これはあなたにとっても悪い話ではないでしょう。今後は私たちから直接……」
「ちょっと待ってくれ、理解が追いつかないんだが…」
「はぁ、分からないのなら最後まで黙っててください」
「………」
「どんまいだよ、“元” 巨根くん。私も言われたことあるからっ♪」
あまりフォローになってないフォローをされ、ツッコミを入れたくもなるが、それよりも気になるのは “元” という言葉。
確かに今は貞操帯によって粗チンにはなってるが、これが外れさえすれば歴とした巨根のはずだ。
「元ってなんだよ、今でも巨根だろ?」
「もしかして知らないのぉ? チンコって第二次性徴の期間に発達するんだよ〜」
それは思春期とも呼ばれる時期のことで、およそ11歳から始まり16歳……遅くとも18歳前後までには終わりを迎えると言われるものだ。
その期(タイミング)に、その機(チャンス)を逃せば、帰するのは “一生短小” 。という未来。
「俺のはもう成長を終えたってことだろ?」
「ううん、違うよ? 普通はね、妨げるものがないから発達や成長って言うんだけどぉ 厳密にはその期間に形作られるってことらしくて〜」
「…常に貞操帯を付けている俺は……」
「その大きさに固定されちゃうってことだね♪♪」
「で、でも、100日程度じゃ平気だろ?」
「……どうして100日で解放されると思っているのですか? 私たちが100日まで増やしたのを忘れたのですか? もう増えないという保証はどこにあるのですか? あなたは貞操帯の権限を取り上げられていて、その権限は今も私たちの手にあるのですよ? 同じように、簡単に、好きように…どうしてそうは考えられないのでしょうか?」
「やめてくれ、お願いだ。すぐにでもこれを取ってくれ!」
「どうして私たちが、あなたのお願いを聞いてあげなければならないのです? 私たちが “上” で、あなたが “下” の状況なのですよ? 言葉使いだってなってないですし、お願いをするのなら、それ相応の態度というものがあるでしょうに……」
人払いの恩恵は最大限にあって、幸いなことに2人だけ。
「お願いします。貞操帯を外してください」
俺は土下座をして懇願する。
「うっける〜 プライドないんだ〜〜〜」
「…嫌です」
Rin@からバカにされ、その上でRin4に断られる。
「…どうして……」
“土下座までしたのに” という気持ちが言葉に漏れる。
「先ほど、途中で切れてしまった話を覚えていますか?」
「『Rinaの檻』のメンバーにって話でしょうか?」
「そうよ。あなたにも悪い話ではないと言ったけれど、そのわけを話すと “働きによっては時間を減らしてあげようと思っている” からなの」
「本当ですか?」
「ええ、本当よ」
「働きって、俺は何をすれば良いんですか?」
「そうねぇ、広告塔になってもらおうかしら」
「…広告塔?」
「全力で雑魚オスとして振舞って、フォロワーを増やすってことだよ♪」
「…雑魚オスとして振る舞う」
「できないの?」
「いえ、できます! やらせて下さいっ!!」
そうして俺は、時間を減らせるかも知れないという誘惑の下、2人の提案を承諾した。
「( “またまた” 策にハマっちゃって〜♪)」
「(卒業まで、絶対に逃してなんてあげませんからねっ!)」
2人には、その気が全くないことを知らずに……。
ーーーーー
それから俺は頻繁に『Rinaの檻』に出るようになり、さらに私生活も学業も荒廃の一途を辿った。
時間を減らすという話も、始めのうちはフォロワーが増えれば1時間減らされたが、俺の珍しさがあった頃のことで次第にの延びは停滞し、それによって反対に時間を増やされる事態となった。
その結果、終了時間はカンストし、終了日として定められた。
いま考えれば、初めからその気がなかったのだと分かる。
それでも俺に選択肢はなかったのだろう。
あの場所で断っていたら、この待遇に文句を言えば……俺はただ受け入れるしかないのだ。
そうして今日は、3月1日。
卒業式が行われる日であり、終了日に定められた日でもある。
これから俺の、貞操帯からの卒業が執り行われる。
夜の学校、朝礼台の上に俺は居る。
生徒に教員、保護者や来賓・関係者などなど。
いつも以上に人が居て、騒がしかった午前中とは打って変わって、今はとても静かだ。
クラスメイトはおそらく、ファミレスやらカラオケやらで、卒業式後の高校最後の思い出を作ってるはずで、教員や保護者は卒業パーティなんかを開いているらしい。
だからここには、俺を含めて『Rinaの檻』のメンバーだけが居る。
「カメラ回ってる〜?」
「ええ、ばっちりよ」
ベネチアンマスクを付け、舞踏会さながらな格好の2人。
「………(俺のパーティ会場はここってことか)」
俺の両サイドに立ち、耳打ちをする。
「…やることは分かってるわね? 始めなさい」
Rin4に指示され、俺は服を脱いで全裸になる。
股間の貞操帯が校庭の照明に照らされ、一番星のように光り輝く。
「Rin@の教えたポーズわぁ?」
調教された俺はビクッと体を振るわせ、Rinaたちの機嫌を損ねないようにと急ぎ体勢を整える。
足を開き、腰を下ろしてガニ股に……続けて、抵抗する気がないことを示すように両手は頭の後ろに添える。
どこも隠さず、むしろ貞操帯をアピールするような情けない格好。
「⚫︎条学園 3年⚫︎組 副⚫︎健太。只今より、Rina様方の手によって貞操帯を外していただきます!」
“大きいモノ” が好きな2人の前で、“小さい声” は許されない。
…とは言え、2人も身バレするのはまずいので、ところどころにピー音を入れられながら、俺は高らかに宣言をする。
「何日間付けていたんでしたっけ?」
「582日です!」
結局2年生の途中から今日までずっと、俺から貞操帯が外されることは無かった。
「やっばぁ〜 1年半も付けっぱなしってことぉ!?」
そうしたのは “誰か” と問うのは簡単だが、1分1秒を気にしていた俺とは違って、2人とも日数なんて気にも止めていなかったのだから、するだけ無駄な話だ。
「 “元々は” 26cmもあったと聞いているから楽しみだわ!」
「大事な時期に貞操帯を付けて過ごすとどうなるか、私たちの卒業研究だねっ♪♪」
2人の手に長手袋が嵌められる。
「………(いよいよか)」
直接触れないためでもあり、それが合図でもあった。
例のタブレットを操作し、ロックを解除する。
貞操帯に触れ、外していく。
夜の、冷たい空気に接触し、ブルブルっと震えると同時に解放された俺のチンコが膨らむ。
2人の前で、最大の26cmまで勃起して見せるが張りと持久力はなく、一瞬のうちに射精してシナシナのヒョロヒョロに弱ってしまった。
「えっ!? もう終わりなの???」
「…いきり立ったかと思えば、ただイキってただけでしたか……」
「も〜 早漏にも限度ってのがあるよ〜〜〜 ぷっはは♪♪」
その後、絶倫だったはずの俺のチンコが、再び立ち上がる事はなかった。
俺の巨根は過去の栄光に変わり、俺は “夢の” 粗チンとなったのだった。