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ありがたいことに、fanboxを開設してからもう少しで5周年になります。
pixivへの投稿、創作活動という意味ではより長い期間継続してきたわけで、振り返ってみると実感よりも長くて驚きもあります。
創作を始めた頃、読み専だった頃からは流行っているコンテンツや世相も変わりました。
読み込んでいたサイトがなくなったり、pixivのssも更新が止まったり、消えてたり……。
しかし今更新されている作品の中でも、目標というか道標のような作品・作風はあります。
普段だと書けない(書く場所のない)長文や、正負織り混ざった感情もあって記す機会がないのですが、それらについて思い切ってここに書いてみよう……という試みです。
ゲームシナリオ:ラストオリジン
爆乳と高身長、それに相応しい太腿や尻といった、むちむちで有名なラストオリジン。
女性型のバイオロイドたちと、唯一の人間である主人公(司令官)が戦っていくが大筋のストーリー。
体型自体も性癖で、文章を書く際のイメージに大きく影響を受けているのだが……シナリオも特筆すべきものである。
まず、基本的な世界観が絶妙である。
現在、生きているのは司令官ただ1人……という前提があるため、余計な絡みや悪行が発生しない。
人間の行ってきた愚行や罪は過去のものとして描かれているので、現在進行系のストーリーで余計なストレスを受けることがないのだ。
酷い展開は回想などで明らかに酷いと分かってて読めるので不意打ちなストレス展開は基本的にないし、悪人&悪人側のバイオロイドは相応にえらい目に遭うのでバランスが取れている。
くわえて主人公まわりについても、
・非の打ち所がないレベルで良識がある
・シリアスもギャグもいける
・ハーレムだがストーリーの延長線上にエロ描写が有る
という状態のため、ある意味で安心して読める。
それでいてクオリティも非常に高い。
・何十人といるバイオロイド・ロボットたちを同時に展開させながら、破綻なくまとめきる構成力
・序盤の何気ない部分から伏線が入っていたり、テンプレでないにも関わらず納得感のある内容
・バイオロイドたちも個々人でやれることを行うので、無駄のない進行
・感動と笑いと、エロを混ぜ合わせたエピローグ
これらをメイン・イベント双方のストーリーごとにお出しされるのだ。
私はここ3年間ほどプレイしているが、何度も衝撃を受けては「勝てない……」と打ちひしがれている。
とくにパンデミックものや集団変化ものを書いてきた身としては、登場する大量のバイオロイド達を魅力的に描きつつストーリーを進行させる能力について、ただただ敬服するしかない。
究極の目標というか、ゴールなんじゃないかとすら思っている。
余談だが、虚淵玄氏が担当されたイベントシナリオもあり、非常に面白い。
しかし同時に、他のストーリーも遜色ないクオリティである……と言えば凄さが伝わるだろうか。
シナリオはイベント・メインどちらもゲーム中の記録室にすべて保管されているため、いつでも読み直せる。
もし興味がある方は、目を通してみてほしい。そして、自分の言いたいことが伝わると嬉しい。
ゲームシナリオというのは、制約がある。
1行に収められる文章、イベント全体のボリューム、各話に求められる進行……それらを満たしつつ、魅力的な内容に仕上げるというのは凄まじいスキルが求められる。
自分もゲームシナリオは1本お手伝いさせていただいたが、1行中の文字数にはかなり苦戦した。
ただラスオリは韓国発のゲームであり、日本版においては
シナリオライター⇒翻訳⇒ローカライズという段階を経ているので、1人だけの産物ではない。
構成や描写については、ライターの技量によるところが大きいだろう。
くわえて、ずっとローカライズで日本版を支えている方がいるのも大きい。(音声作品や日本版発のイベント脚本もやっている)
日本語での言い換えや、一人称、口調などの統一はなかなかに難しいもので、これをサービス開始初期から一貫して担っている方の存在が、クオリティ維持に寄与していることは想像に難くないだろう。
ここまで称賛してきたところで、最近は少し残念なポイントも発生した。
韓国版は去年の春に運営会社が移管され、その際にシナリオライターさんも現場を離れたらしい。
日本版は約1年のラグがあり、移管直前の「ソラからの黄金」(名作)が行われている。
おそらく今後は移管後のイベント、シナリオが行われるだろう。
ラストオリジンはガチャがなく、スキンを買うというユーザーに優しい課金スタンスのため、逆に収益面の課題があったのだろう。
移管は2回目だし、ラインゲームズに突然切られたのはそこと無関係ではないはず。
移管後も積極的に活動しているし、むしろ勢いとしては今まで以上な部分もあるのだが……。
これから、シナリオの質が維持されるかどうかは微妙なところだと思う。
新しい移管先での制作となったイベント:ゼロベースは、好評であったものの上記の良さとは少し離れていた。
これからも楽しみにしているし、キャラデザや世界観が消えたわけではないので、プレイし続けることは間違いない。サービス終了しなかったことが、最も有り難いことだとも思う。
魅力的なキャラの実装もTwitter上で出てきているので、今後に期待もしている。
マンガ、小説についても同様にいくつか作品があるので、語れそうか考え中。
今回はひとまずこの辺で。