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「くそっ!」
ロンターズというプロ野球チームに所属する最上蒼助はロッカールームで悪態をついていた。それもそのはず、高校生の時甲子園にも出場してそこで注目を浴びた蒼助は期待のルーキーとしてロンターズに入団。そして1年目から見事な活躍でチームに貢献していた。だが4年目の今シーズン。3年間の活躍が嘘だったかの様に調子が全く出ない。打つことも無ければ守ることも出来ない。ここ最近は特にひどく、エラーが目立つ。今日の代打のチャンスでも見事なスイングで空を切っていた。スタメンは落ち、監督からは次のチャンスでどうにか出来ないと2軍落ちと言われてしまった。蒼助は上手くいかない事に態度も悪くなり、プレーも悪くなる悪循環。おそらくこのままでは2軍落ちだろう。悪態のせいでチームメイトからも見放されており、その事は蒼助自身も理解しているのだが、22歳という若さゆえか、素直になれない。ロッカーで悪態をついた後、イライラしながら会場を後にして駐車場で車に乗り込もうとした時に声をかけられた。
「最上蒼助選手ですね?」
声をかけたのはスーツ姿の怪しい青年。恐らく蒼助と同じ歳ぐらいの男だ。
「ん?なんですか?」
あからさまに分かる不機嫌な態度で蒼助は答える。
「今シーズン不調の最上蒼助選手にいい話を持ってきました。その不調、改善したいと思いませんか?」
そんな詐欺のようなうまい話に蒼助は馬鹿にしたように答える。
「ははっ!何だそれ!怪し過ぎるだろ?えっ?ちなみにどうやんの?」
スーツの男は蒼助の煽りに気にする事もなく、淡々と答える。
「そう思うのは当然です。だけど、本当に改善する気があるなら一緒に付いてきて来れませんか?私たちは必ず貴方を最高の選手に変える自信があります。ちなみにゴーホエールの竹下竜人選手は私の話を聞いてくれた成功例ですよ」
スーツの男の話に最初は馬鹿にしていた蒼助だが、竹下竜人の名前が出て一気にその話の信用性が増した。何故なら竹下竜人も投手として去年まであまりパッとしない選手だったが、今シーズン急にその頭角を表してきた選手だからだ。今シーズン半ばで未だ負け無しの投げれば勝てると言われる選手。そんな選手の名前が出てくれば不調の蒼助の心も動かない訳がない。
「どうですか?本人に確認してみますか?」
スーツの男がニタっと笑う。その表情に蒼助は本当なのだろうと思うのと同時に敗北感を味わう。悔しそうな表情を見せ、蒼助は答えた。
「必要ねぇ。分かった。お前の話に乗ってやるよ。連れて行け。だが、何も成果が出なかったら訴えてやるからな」
「ええ、もちろんです。あ、球団には内緒にして下さいね」
「何だよ、危ない薬とかじゃないだろうな?」
「いえいえ、球団に話すと色々と手続きで時間がかかりますので。すぐに改善されたいでしょ?」
「あぁ。分かったよ」
こうして蒼助は自分の車に乗らず、スーツの男が用意した車に乗り込むのだった。
しばらくして車が着いた場所はとある住宅街のマンション。シックで高級感がある造りだが、周りと比べると大きさや高級さも少し劣っており、いい意味で目立たっていない。駐車場に着くと、スーツの男は先に降りて丁寧に蒼助が座る助手席の扉を開ける。蒼助は少し金持ちになった気分だと機嫌が良くなった。蒼助はスーツの男に付いて行き、マンションへ。エレベーターに乗り、階数のボタンに男がスマートウォッチをかざすと、1階ボタンの下に地下3階までのボタンが表示される。蒼助は驚き、思わず"マジかよ"と溢してしまう。B3のボタンを押すとエレベーターは大きく機械音を鳴らして下へと降りていった。何も言わず勝手に地下へ連れて行かれる蒼助は数分前までのご機嫌はどこかに飛んでいき、徐々に恐怖心が湧き上がる。
「まるで悪の組織の基地に行く気分だな」
無言が続くエレベーターの中、蒼助が男にそう言うと
「ほんと、そうですよね」
と笑って男は返事した。その笑顔は蒼助の恐怖心を更に加速させた。
地下3階に着きエレベーターの扉が開くと、そこには長い廊下に扉が何枚も続いていた。まるで病院のようだ。
「どうぞこちらへ」
蒼助は男の背中を一点に見つめて付いていく。周りを見渡す余裕もなく、ただ付いて行った。男がとある扉の前で止まり"こちらです"と言うと扉が開く。そこには歯医者などでよくあるチェアユニットとその傍にはモニターなどの機械。そして白衣を着たガタイのいい男がいた。それを見た蒼助は湧き上がる恐怖を口にする。
「俺を人体改造するつもりだろ?やっぱお前ら悪の組織かなんかだろ…?」
蒼助はエレベーターに乗った時から思っていた。やっぱり上手い話には裏がある。急に黙る男。地下。まるでアニメのような整備された怪しい施設。蒼助がそう思うのには十分だった。蒼助の発言に男は声を上げて笑う。
「ハハハッ!人体改造なんてしませんよ!そんなの映画の世界だけですよ!エレベーターに乗ってから黙ると皆さんそういう想像されるんでついイタズラ心で雰囲気出してしまうんですよ。どうでしたか、私の演技は?」
男のまさかの発言に蒼助は唖然とする。同時にホッとして揶揄われた事に対する怒りも湧いてこない。
「何だよ…すっかり騙された。こんな所に連れてこられたら誰でも思うぜ…」
「リラックス出来ましたか?」
「おかげさまで」
「ではきちんとこれからすることを説明させて頂きますね。人体改造はしないので大丈夫ですよ」
そうして男は説明を始めた。
「どのようにこの機械が貴方を最高の選手に変えてくれるのか。それは肉体強化だったり、プレーやテクニックの改善をすると言うわけではありません。内面を変えるのです」
「内面?精神的な事か?」
「ええ。どうしてもプレー中はプレッシャーなどから余計な事を考えてしまうはずです。それはどう頑張っても体に影響を与えてしまう。どんなに素晴らしい肉体や技術を持っていても。そこで考え方や思考などを改変してより集中力などを高めようと言う事です。それをしてくれるのがこの機械という訳です」
「へぇー、なるほどね」
男の説明に蒼助は先ほどの疑うような心もすっかり無くなり、信じ込んで関心を高める。
「では早速施術に移りましょうか。これだけ着替えて頂いてもいいですか」
男は蒼助にアンダーとロングスパッツを渡す。蒼助は思わずどうして?といった表情が出てしまう。
「それはですね体に程よい圧迫感を与えて体をリラックスさせる効果があるんですよ。今じゃ竹下選手も愛用してくれてるんですよ」
その説明にまた感心した蒼助は進んで着替える。思ったよりもピチッと体を引き締め、筋肉と股間の膨らみを強調させる自分に少し恥じらいを持ちながらも、全身タイツ姿となった蒼助は白衣の男に案内され、イスに体を預けた。
そして機械から伸びるアームの先にあるヘッドギアを被せられ蒼助の視界が暗くなると、ガシャと音が鳴り、蒼助の手首と足首は拘束具によってイスに固定された。
「お、おいっ、これなん」
「大丈夫です。すぐに終わりますよ」
蒼助が手首手足の異変に物申すのを遮って、男は組織の洗脳マシンを起動させた。
バシュンと一瞬眩く光ると、蒼助の体は一瞬浮き上がって意識は一瞬で飛んでいった。ヘッドギア内部では何本もの細い電極伸びて蒼助の頭に突き刺さる。
「あっ…あ…あっ…あっ…」
そこからジワジワ電気が流れ始め、男が言う内面を変える作業が始まった。
「俺が変わっていくっ、ダメだ!俺は俺なんだ!俺の中に入ってくるな!」
蒼助は暗闇の中で頭を抱えて必死にもがく。自分自身の中に侵入するナニか。それはとても心地よく、全て受け入れてしまいそうになるほどの甘い誘惑。だが蒼助はそれに身を任せると自分が変わってしまいそうでそのナニかに抗う。
「なぜ抵抗する?受け入れれば気持ちイイ世界に行けるのに」
暗闇の中、神々しく光る男が現れた。思わず跪きそうになり、片膝を付けるが蒼助はぐっと堪える。
「全てを受け入れてこっちに来い」
堪える蒼助に男は優しく声をかけて頭を撫でる。すると蒼助は体に電気が走る。男が触れた頭のてっぺんからつま先まで走る快感。幸福感が全身に染みていく。蒼助の心が満たされていく。そしてついに跪く。
「おれっ、おれっ、全然ダメでっ、どうしようもなくてっ」
瞬間、心の扉が開いた蒼助は嗚咽しながら自分の弱さを男に曝け出していく。男はイヤらしく笑みを浮かべて語りかける。
「安心しろ。全てを受け入れ、これからは俺の為に生きるんだ。そうすればお前は満たされる」
「分かりましたっ!これから俺は総帥の為に生きます!総帥と組織に全て捧げます!俺の全部は総帥のものですっ!」
蒼助は破顔して男に宣誓する。
「いい子だ。全てを受け入れ目覚めるんだ」
「はいっ!!」
現実世界では蒼助が腰を高く突き出して射精する。それをスーツ姿から組織のスーツ姿へと変えた男が笑みを浮かべて見守っていた。長い射精が収まるとピーっと完了を知らせる音が響く。ヘッドギアが外されると蒼助の顔は涙と鼻水でグチャグチャだった。だがその表情は幸せそうだった。スッと瞼が開いて蒼助が目を覚ます。
「気分はどうだ?」
「あぁ。最高の気分だ」
男の問いかけに蒼助は口端を上げて答える。既に拘束具から解放されていたその身を起き上がらせて男の唇を奪う。
「んッ…、んアッ…、あっ♡」
むしゃぶりついてしばらく堪能すると蒼助は再び椅子に仰向けになり、足を上げて自分の穴を男へと向けた。
「ほら、ちゃんと俺が組織の駒として大丈夫かテストしてくれよ♡」
「まったく、淫乱な奴隷だ。ちゃんとその穴使えるか試してあげるよ」
そう言って男は真っ黒に染まる逸物を真っ黒な穴の中に挿れるのだった。
「今日もスゴい活躍でしたね!この1ヶ月、最上選手の勢いは止まりませんね!」
「ずっとスランプだったんですけどうまく抜けれてからは調子が良くて、チームにも貢献出来てうれしく思います」
以前のスランプで不機嫌なオーラが常に漂っていた頃からは考えられないような笑顔で蒼助はヒーローインタビューに答える。総帥の奴隷となった日から蒼助の調子はルーキー時代以上によくなり、勝利した試合ではほぼ毎日ヒーローのお立ち台に上がるほどだった。総帥に全てを捧げる奴隷となった蒼助は余計な邪念が無くなり、全ての生きがい、野球をする目的が総帥の為になった。全ては総帥の為に勝ち、鍛え、稼ぐ。そのお陰でここ最近の活躍に繋がっている。そして裏では組織の為に任務をこなしながら同志たちと淫乱な日々を送っている。蒼助は人生で一番の充実感を味わっていた。
(今日も総帥に勝利を捧げられてよかった。帰ってから誘拐任務の手伝いして、その後は竜人とお楽しみだ)
インタビューを受けながらこの後の事を考え蒼助は股間を膨らます。蒼助の第二の人生は始まったばかりだ。