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魔族というのは何十年かに1度、濃い魔素が溜まった場所で魔素が形を成して生まれる。殺されない限り不老不死に近い存在で出産や産卵などといった行為も必要ない。なので性別も男性しか存在しない。だが彼らにも性欲というものは存在するため、男性しかいない魔族は揃って男色家。魔力量が多く強者ほどその精力は強い。なので人間から魔人へとなった者も例に漏れず変移した。
「どうだ?初めて尻を使われた感想は」
「あっ、あっ♡ふあぁ…♡はいぃ…きもちいぃです…こんないぃなんて…♡あっ♡ありがとう、ございます…」
赤の風が全員魔人へと変わると、魔王は美味そうな魔人を目の前に我慢出来ず、先にシップだけでも味わうことにした。
「いい締まり具合だな…」
「いっぱい、まおうさまほしくてぇ…♡」
「アイツらも楽しそうに盛ってやがるな」
シップと魔王の横ではアルスとマインが楽しそうに交わっている。魔王は壁を支えに立つシップの顔を横に向けさせる。
「は…ッ♡はっ♡おっ、ココがイイのか?」
「あ…ッ♡アルスっ♡そこッ!もっと♡もっと♡きもちイイ♡ついてぇ♡」
「はっ、スゲェ締まるな!ずっと一緒にいるのにこんな気持ちイイことしてなかったなんて!魔人最高だッ!」
「うあっ♡んッ♡さいこうぉ♡ン"っ♡」
2人も魔人としての本能に忠実に淫らに交わりあっていた。それを見たシップも満足そうに魔王に返事をする。
「はぁい…♡あいつらも、すっげぇ、あっ♡しあわせっ♡そうですぅ♡」
「これからはこの幸せが続く。そのためにやらないといけないことは分かるな?」
魔王はシップの奥を突きながら囁く。
「はっあッ…♡もちろんです…♡あっ…はっ…ふっ…うっ…♡」
ぐちゃ、ぐちゃ、ずっ、ぐりゅ....
「んっ…んッ…♡ああっ♡すべては、まおうさまぁのためにぃッ…♡イグッ♡」
シップは初めて使われるケツの気持ち良さに少し突かれただけであっという間にイッてしまった。シップは快感の中で何度も魔王への忠誠を復唱した。魔族繁栄のために、これからの魔族としての生きる高揚感を噛み締めながら。魔王と赤の風は、その後もしばらく魔族としての気持ち良さと快感をその体に染み込ませて味わい続けた。
魔王はシップを堪能した後、残りのパーティー、ディヴァインガーデンと白王の狼の合同パーティーの元へと赤の風と共に向かっていた。
魔王の次のターゲットである合同パーティーは、赤の風のように資金集めのために訪れたのとは違い、最低幹部1人の討伐を目的としていた。白魔法が得意な魔術師など後衛や中衛に特化したディヴァインガーデン。ソードスキルや暗殺スキルが高く接近戦が得意な白王の狼。2つのパーティーはまだA級に上がったばっかの為、お互いの名を上げるという利害が一致して今回パーティーが組まれた。なので2つのパーティーは共にA級ランクのパーティーだが、赤の風と比べるとまだ赤の風の方が経験も実力も上だ。
合同パーティーの情報を聞いた魔王は、特に作戦を必要とせずとも大丈夫だろうと判断し、赤の風と同じく新たな眷属とするために合同パーティーがいる65階へと転移した。この塔は魔王が支配する塔。どこに誰がいるかは手に取るように分かる。そして魔王の命により、赤の風は全員元の人間だった頃の姿へと擬態し、魔王もセシルの姿へと再び化けた。
「おーっす!調子どうだ?」
合同パーティーを見つけると、シップはあたかも順調に自分たちも塔を攻略してきたかのように振る舞う。
「お前らっ!?ちょっと早すぎやしねぇか?」
「そうか?やっぱり下層のモンスターは全然相手にならなくてよ」
「それにしたって……」
合同パーティーは赤の風の余りの攻略の早さに驚く。確かに彼らは最高70階まで到達していて65階は一度は通った道だが、それにしても速すぎると当然の疑念を持たれる。
「お前ら本物か?まさか魔族が変装した偽物じゃないだろうな」
「やはりこんな拙い登場をしてしまうと、頭の悪い人間でもすぐにバレてしまうか」
セシルに化けた魔王が酷く歪んだ笑みを浮かべながら答えた。合同パーティーの疑念を、思ってもみなかった人物からの発言とその内容に全員が驚く。
「セシルっ!てめぇ…なんだと…」
「もういいぞ、お前たち。魔人へと進化したお前たちの力、俺に見せてみろ」
魔王は本来の姿に戻りつつ赤の風に命令を下す。彼らもそれに待ってましたとばかりに本来の姿に戻り、嬉々として合同パーティーに襲いかかった。
「お、お前ら、その姿っ!」
シップと白王の狼のリーダーの剣がぶつかり合う。
「オレたちは至高の存在へと生まれ変わったんだ。安心しろ、お前らもスグに実感する事になる」
「な…っ!」
「だから大人しくヤられとけっ!」
「そんな簡単にいくかっ!」
戦いが始まり、3対8と数の上では赤の風が不利と思われていたが、赤の風が圧倒的な力を見せつけて合同パーティーを寄せ付けず、結果はあっさりと魔族側の勝利で終わった。
その後、動けない程度に負傷させられた合同パーティーは、さらに拘束魔法で動きを封じられ、魔王によって順番に魔人へと改変させられていった。