少女ファッション誌NP誌における少女モデル50人分の身長と成長をまとめました。
なお活動時期が短いモデルは記録していません。
その50人のうち、身長が成人とさほど変わらない13.5歳以上の記録がある36名をまず抽出しました。
モデル開始年齢は平均11.3歳、記録の終了時年齢は平均14.9歳でした。
開始年齢、終了年齢の平均身長は以下です。
NP誌のデビュー時の少女は同年齢の少女より5cm高く、終了時も平均より5cm高いです。
デビュー時は+1SD値だった少女が、終了時にも+1SDの大きさになっています。
つまり背が高い少女がデビューし、その背の高さのランクを維持してモデルをする、というのが平均的パターンだといえるでしょう。
ここでSD値の変化に注目すると、デビュー時+0.84だった値が、+1.1に変化しています。
このことからNP誌のモデルはデビュー時より、やや身長のランクが上昇しているように思えます。
36名をデビュー時より+0.5SD以上になった成長群、-0.5SD~+0.5SD値で変化なし群、-0.5SD以下になった飽和群で分けると以下の人数になります。
成長群:12名(36名中)
変化なし群:20名(36名中)
飽和群:4名(36名中)
1/3がデビュー時よりも背のランクが上がり、10パーセントがデビュー時よりも背のランクが下がりました。
なお7-18歳の身長のSD値の変化は、+0.5SD以上変化、-0.5以上変化がそれぞれ約20%、変化しなかったものが約60%であり、調査年齢は違うものの、NP誌のモデルは思春期にかけて身長のランクを上げる傾向があるといえるでしょう。
またデビュー後成長している個体が多くみられることから、NP誌のモデルは平均よりも晩熟であることが考えられます。
NP誌に記載されている50名のデータのうち、記録が確かな30名を抽出したところ、身長成長のピークの頻出値は11-12歳であることがわかりました(30人中11名)。身長成長の平均ピークは約11歳であり、11-12歳にピークを迎えるNP誌のモデルは平均よりやや晩熟であると示唆されます。
結論
NP誌モデルはデビュー時から背が高く、記録終了時も背が高い。また晩熟傾向があると考えられる。痩身の少女は晩熟傾向があるといわれており、そのこととも記録は合致する。NP誌は痩身で背が高い少女のリクルートにほぼ成功していると考えられる。
(たぶん多くの少女モデルが中学生で初潮を迎えているはず)
参考文献
田中敏章『健常女児の思春期の成熟と成長』