『ヴァストゥム』
各地で唐突に現れた生命体。
放射能による突然変異、生物兵器だとか色々言われているけど、今のところは地球外生命体が定説だ。
形状も様々で人型もあれば色々動物を混ぜたようなものも存在する。
最大の特徴は『性欲が強い』こと。
より強い種を残すため、遺伝子的に優秀な生命を優先して襲う。
特に人間は他の生物に比べて脳が発達してるので、狙われやすい。
最近では街中でもヴァストゥムの被害に遭う人が増えてきた。
こうした事態に対抗するため、遺伝子研究所が兼ねてより研究を進めていたある生物兵器が送り込まれる。
それが彼女たち…『クローニマイズ』である。
彼女たちの役割は大きく分けて二つ。
一つは武力をもってヴァストゥムを殲滅すること。
もう一つは、人間を守るためにその身を挺することである。
遺伝子操作によって身体強化された彼女たちは、人間以上にヴァストゥムの苗床として最適であり
そこに存在するだけでヴァストゥムを引き付けることができる。
彼女たちの『活躍』によって、人的被害は大幅に減ったのである。
しかしクローニマイズがヴァストゥムの子を孕むことは許されない。
より強力なヴァストゥムを生むことに直結するからだ。
なのでクローニマイズは子を宿せないよう、遺伝子操作されている。
どれだけ精液を流し込まれても、彼女たちは決して妊娠することはない。
ただヴァストゥム側の進化によりこれが覆される可能性があり、開発者は『保険』をかけた。
彼女たちの子宮に精液が流し込まれた際、毒として拒絶反応を起こし
母体を殺すことで妊娠を阻止する。
この時脳内に大量の快楽物質が溢れ、性的絶頂と共に果てる。
これは開発者の慈悲であり、同時にヴァストゥムの性欲を一時的に衰えさせて時間を稼ぐ目的もある。
他のクローニマイズが現場に駆け付けるまでの被害を抑える意味があり、彼女たちの『最終手段』に繋げるためでもある。
『意識の転写と新しい体への入替』
彼女たちは死と同時に意識が腕輪内の新しい体へ移行し、衣服を着替えるようにその場で死んだ体と入れ替えることができる。
この新しい体は戦闘経験を元に遺伝子構造が最適化されていく。
死ねば死ぬほど、彼女たちは進化する。
これが人類の希望…『クローニマイズ』である。