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「あっ、あぅ、せんせっ、せんせぇ……」
部屋に卑猥な音と艶めかしい声が小さく響く。揺さぶるたびに漏れ出るその声をぼんやりと聞いていると無意識に腰を掴んだ手が速度を上げていたことに気づいて慌ててストップをかけた。
向かい合ってお互いのペニスを押し付け合うように擦り付けあっていたが、いつの間にかこちらのペースになっていたらしい。イク直前でとめてしまったのか全身をヒクつかせている一宮に慌ててその顔を覗き込む。
「ごめん、激しかったかな」
「はっ……ちがぅ、もっと、ほしぃ……♡」
「えっと……」
「……せ、んせ?……今日は、このあいだみたいなのだめ……?」
「…………」
自分から腰を擦り寄せてその先を求める一宮に戸惑ってしまう。今更だとはわかっているが、最近少しだけこの関係に戸惑いが生まれてしまったのだ。
先日彼と自慰の手伝いではなくセックスをしてしまった。
一宮とのセックスは初めてではない。彼が『悪い子』だった時、俺は教師を辞めるつもりで彼を無理やり犯した。犯罪者になる覚悟だったし、次の日は警察が来ていると思って学校へ登校したのに実際にあったのは一宮の笑顔といつもの日常。彼はなぜだか俺に懐き、触れられることを選んだ。何がどうしたのか今でもわからない部分はあるが、俺が傍にいればいい子になると泣いて懇願する彼の側にいることを選んだのは俺だ。
今までこの行為は彼のためにやっていることだと思っていた。母親からの言葉に傷ついて自分を慰められない彼を少しでも宥めたいと、そうすることが彼を少しでも楽にできると思っていた。けれどつい先日、俺はまた一線を越えてしまったのだ。ストレスや疲れ、おそらくは熱もあったのかもしれない。朦朧とする意識の中で常日頃抑えていた欲求が噴き出た結果という……変態では?要するに俺は今、自分に幻滅してしまっている。
「せんせ、どうしたの……?」
「あぁ、ごめん。ちょっと考え事しちゃって」
「……僕のこと?僕、悪いことしちゃった……?」
「違う違う、君のせいじゃないよ」
不安そうな顔をする一宮の頬や額にキスをする。何度も繰り返すと少しずつ肩の力が抜けて、不安そうな顔がうっとりと蕩けていった。いつの間にか当たり前になった彼とのふれあい。烏滸がましい考えだが、彼は俺が触れないとフラストレーションからすぐに悪い子になってしまうし、寂しがり屋な彼はいつも俺のぬくもりを求めてくる。可愛い。可愛くて仕方ないが、まさか暴走して挿入してしまうなんて想像もしてなかった。あの日からずっとどうしていいのか、戸惑いが続いている。
「はっ♡ ん、せんせぇ……♡」
「……お口開けて?……舐めてあげるから舌を伸ばして……そう、上手だね」
「んぁ……♡ ……ん゛っ♡ ……ん、んっ♡ …ん゛ぅ……♡ ん、んぅ……♡♡」
一生懸命に舌を絡ませてくる彼の目はすっかり蕩けている。流れてくる唾液が甘いと感じるのは俺が変態だからだろうか。けれど喉を鳴らして飲みこむ彼の表情はうっとりと蕩けていて、やはりこの唾液には甘い成分が含まれている気もする。
ぴちゃぴちゃとお互いの間で卑猥な音を鳴らしながら、ゆっくりと一宮の腰を掴んで上下に揺さぶる。
「ん゛っ!?♡ んぅっ♡ …んぁっ♡ …っ~~せんせ、やっ!…あぁ、っやぁ……♡♡」
「……どうして?ほら、おちんちん気持ちいいって泣いてるのに。気持ちよくないの?」
「っ~~~♡♡♡ きもちい、いぃ……!いぃの、せんせ……、せんせぇ……♡♡ でも、ちがぅ、ちがうぅ……」
「……どう違うの、教えて?」
いやいやと首を振りながらもその目はぼんやりしている。幼い故に自分の願望を彼はまだ上手に口にはできない。それにかこつけて、俺は目の前の問題を快楽で打ち消そうと卑怯にも彼の気持ちいい場所を責めたてた。
弱い場所を何度も擦り付けられて、もどかしそうに泣きじゃくりながらも彼は大人しく揺れていた。気持ちいいとその顔には書いてあるのに、けれど彼はどこか不満そうだった。ここ数日のふれあいはいつもこの顔を見つめている気がする。求めてくる頻度も上がり、彼は以前より直接的なおねだりをするようになった。曰く「またセックスしよ」と彼は求めてきたのだ。
つい先日のセックスを猛省する俺とは対照的に彼はとても嬉しそうだった。どうやら彼にとってセックスはとても気持ちの良いものだったらしい。身体の負担がなかったことは僥倖だが、彼の欲を発散するために始めた行為という大前提を崩したことに俺は絶望していた。
まさにあれは俺の欲のはけ口としての行為だった。最初の頃と比べようもなく、俺は完全に彼を性的対象として見て犯したのだ。「もうイけない」と泣いて懇願するそのペニスをくすぐって、壊れたように仰け反る彼に興奮した。「きもちいい」「イっちゃう」「せんせぇ」、それ以外喋らなくなった彼を何度も何度も乱暴に揺さぶって犯した。質の悪いAVだと思った映像が現実だと知った時、首をくくりたくなった。今更と思うかもしれないが、俺の最後の良心が消え去った気がした。
「はぁッ♡ やだぁっ!せんせ、まら、イクの、いやっ、やら、やらぁッ♡♡」
「はぁっ、あぁ、気持ちいいだろ?一緒に、イこう?」
「っ~~~せんせっ、……ッア゛っ♡♡♡」
ぶちゅっ♡♡
「……ッッ♡♡♡」
泣きそうな顔で大きく一宮の身体が仰け反る。綺麗な喉元が目の前に見えて、思わずその喉に舌を這わせた。甘い、汗が舌をくすぐる。
「んぅ゛♡♡ ……ひ、ぃ……♡♡」
ぴくぴくと震える喉元に何度も何度も舌を這わせる。その度に泣くような喘ぎが聞こえて、思わず擦りつけ合ったままのペニスをグッと押し付けると、全身を震わせて一宮が俺を呼んだ。
「っせんせ、せんせぇ……♡♡」
「……ん?」
「……だぁいすき……♡」
「…………」
焦点を失ったその目で、彼は必死に愛を乞う。俺は君を犯した最低な大人なのに。君がここを出ていくまで、その身体の欲を掃う手伝いだけをしてやりたかった。もうそれすらも叶わない、最低な男なのに。
甘えるように擦りよる身体を抱きしめながらどうすればいいのか分からない。
彼はきっと快楽に流されているだけだ。彼の身体にくすぶっている欲を吐き出す手助けは、当たり前だけどそういう副作用もあった。彼が怖がること、悪いと思っていることが気持ちいいことなんだと教えてやりたかった。けれど最後には自分の欲を押し付ける結果になってしまったんだから目も当てられない。
立派なことを言っても結局は彼に欲情していたのは俺の方だった。慰めるなんておこがましい、自分が触りたかっただけなんじゃないか。まだ間に合うだろうか。これからも彼が求める度に彼を慰めることだけに徹していれば、いつかは彼もあの日のことは忘れてくれるだろうか。いや、そうじゃないと困る。彼にはこれから誰だって選べる未来があるんだから。
このまま知らないふりをしていれば、いつかは忘れてくれるはずなんだ、きっと。
戸惑いや打算で数日過ごしたある日のこと。
職員室で資料を探すのに手間取った。今日は一宮は家庭教師の日だったし、鍵が閉まっているのを確認に向かうだけのつもりだった。廊下の隅にある準備室は人気がほとんどない。生徒はもちろん、旧校舎で古い建物のせいか教師陣たちにも評判が悪く、端にある俺の準備室は特に誰も通りがかりもしない場所だった。だから一宮とあんなことが出来るのだが。
「……あれ……、電気ついてる。……消し忘れたか?」
先に見える廊下が室内からの光に照らされている。薄暗くなった廊下からはそれが良く見えた。昼間利用した際の消し忘れかと一瞬思ったが、けれど今日はこの部屋に来てないことを思い出す。誰かいる?その考えが正しいか否かよりその誰かが一人しか思い当たらない。足音を立てないようにしたのはどういう考えからか、自分でも上手く説明できなかった。こっそりと忍び寄る様に扉の方へ向かうと、少しだけ開いた扉から聞きなれた声が漏れ聞こえた。
「……んっ、……んぁ、……ん、……んぅ……」
「…………」
一宮の声だった。鍵をかけ忘れていたのだろうか。家庭教師の日だったと思ったのにどうしたんだろう。中を覗き見なくても一宮が何をしているのかは想像がついた。最近ほぼ毎日身体に触っていたと思うのにそれでも欲求を解消しきれなかったのだろうか。悩みながらもそっと覗き込むと、いつものソファーに一宮は座っていた。ズボンとパンツは床に落ちていて下半身は裸。まだ細く短い指を必死に後方の穴へ伸ばして、彼はそこを解していた。何か潤滑剤のようなものも塗っているんだろう、くぽくぽ♡と小さく音を立てながら、そこはいやらしい場所として開発されようとしていた。
いつからだろう。彼がひとりでこんなことを始めたのは。もしかしてあのセックスから?毎回のようにねだられてはいたが、本当に彼はその場所を弄って欲しかったのか。
固まったまま目の前の光景をただ眺め続ける。どうすればいいのか分からなかった。全てを見なかったことにするべきか、それとも彼の将来など気にすることなく望むままに犯すべきかのか。
悩んでいた時、ふいに彼の様子がおかしいことに気づく。漏れ出る声に温度がなく、表情を見ると青ざめている。明らかに身体もこわばった様子で、まるで義務のように行為自体を拒絶しているように見えた。
「……っ、……うぅ、うっ、……んぅ……」
青ざめた顔で、ちっとも気持ちよさそうじゃないのに必死で指を出し入れする様子にもどかしくなる。彼は元々、母親からの酷い言葉で性的行為は「汚いもの」だと認識してしまっている。元々は年ごろの子供らしく興味津々なんだろうが、いまだに自分で自分を慰めることもできない。
苦しそうに、もどかしそうに自分に触れる彼はあまりに可哀想だった。固まった俺の身体を動かしたのはその目から零れた涙と、泣きそうに俺を呼ぶ呟きだ。
「……っ~~~せんせぇ……」
「……一宮?」
「!!……せんせ……どうして?」
思わず声をかけてしまった俺の方をぼんやりとした目が見つめる。すぐにハッとした顔で下半身を隠すと、彼は恥ずかしそうに顔を背けてしまった。
「な、なんで……」
「鍵の閉め忘れを確認しに来たんだよ。……一宮はどうして?」
「…………」
「今日、家庭教師の日じゃなかった?」
「……今日はお休み」
「そうか……」
いつもは休みなら構って構ってと自分からくるのにどうして。問いかける前に一宮が口を開く。
「……お家だと気持ち悪くなって、こういうのできないから。だから、ここで……」
「そっか。でも、先生に言ってくれたら……」
「だって!」
俺の言葉を遮って、どこか不貞腐れたむくれたような顔で一宮が叫ぶように言う。
「だって、早くいっぱい気持ちよくなって、先生のおちんちん入るようにしたかったんだもん!!」
「……えぇ?」
なんてことを叫ぶんだ、この子は。固まった俺に構う余裕もないのか、真っ赤な顔で一宮は叫ぶ。
「あの日からずっとセックスしてくれないの優真のせいでしょ?早くいっぱいセックスしたかったんだもん!」
「いや……あのな……?」
「先生のバカ!」
完全にへそを曲げた一宮は膝を抱えて背中を向けてしまう。何と声をかけていいか分からず戸惑っていると、その肩が小さく震えていることに気づいた。
「一宮?」
「……だって、先生いっつも困った顔するから……」
「え?」
「優真がセックスしようって言ったら、いっつも誤魔化すから、優真とはもうそういうことしたくないんじゃないかって、怖くて……」
「…………」
「は、はやくできるようにならなきゃ、先生、ほかの誰かとしちゃうかもって、だから、ぼく、いそいで……」
「優真……」
名前を呼ぶとゆっくりと振り向いたその顔はもうすっかり萎んでいた。幼く純粋な独占欲に胸がぎゅっと痛くなる。いつかは離れるべきだと思うのに、今の彼は本当に俺のことだけをただ求めていた。彼のためだと思っていた行為すべてが彼を傷つけたのだとわかって胸が痛い。何をやってるんだ俺は。
「おいで」と両手を向けると飛び込むようにその身体が胸にしがみついてくる。暖かい。愛おしい。抱きしめて「不安にさせてごめんね」と囁いたら、しがみつく力が強くなった。
「……あの時の先生、全然普通じゃなかったんだよ」
「……そう、なの?」
「多分熱もあったし、普段は絶対我慢できたのに君のこと襲っちゃった」
「……おそってもいいのに……」
「だめ。……無理やりみたいなこと、先生はもうしたくないよ。一宮の身体もびっくりしただろう?気持ちいいだけじゃなくて、痛みもあったんじゃないか?」
「…………」
図星だ。あの後すぐに傷の具合などを見たが赤く腫れていて痛々しかったのを覚えている。だから余計にもう二度とあんなことはするまいと心に誓った。けれどそれが彼を追い詰めていたのなら本末転倒だ。
「一宮、そんなに先生とセックスしたい?」
「!!……し、したい!」
「そうか。じゃあ優真の身体を少しずつ開発していこうか」
「か、開発……?」
AVみたいなセリフだなと苦笑しながら、赤い顔でこちらを見ている一宮の耳に唇を寄せる。囁くみたいにそこへ、その身体へ、これから君に何をするのかと宣言するように。
「……優真の小さなここを、先生の指でゆっくり解していこう。優真の中の、気持ちいーいところを探して、見つけて、そこをいっぱいぐりぐりってして、中でもイけるように開発していこう」
「…な、なかでも、いっちゃうの……?」
「覚えてないかもしれないけど、この間もきっと優真はたくさん中で気持ちいいを感じたはずだよ?先生がこれからいっぱい教えてあげる。優真が泣いちゃうくらい、中の気持ちいいところ探して、弄って、覚え込ませてあげるね?」
「はっ♡ はっ♡ はぁ……、あぅ……♡」
握っていた一宮の指が期待からなのかぷるぷると震えていた。「嫌?」と聞いてみると、慌てた様子で首を元気よく振るので笑ってしまう。可愛い可愛い、可哀想なくらいに可愛い俺の生徒。
「……せんせ、いま、ちょっとだけして……?」
「ん?……なにを?」
意地悪に問いかけると、膝立ちになった彼が俺の指を掴んで自分の穴へとあてがう。潤滑剤で少しだけ濡れたそこに指が触れる。少しだけ意地悪するように穴にそっと指を這わせると、それだけでビクンッと震える身体が愛おしい。我慢できない様子でもどかしそうに、一宮が口を開いた。
「ぼくの、ここ、弄って……!」
くぽっ、くちゅ、くぽ、くぽっ
肩に手を置かせて膝立ちにしたまま後方を弄る。体勢的にそれがベストだった。表情が良く見えるからだ。表情が歪めばすぐにストップできるだろうと思ったからだが、けれどそれは杞憂だった。彼は始終うっとりと表情を緩ませていたから。
痛みを感じるだろうと最初は小指を這わせたがすぐにそれは人差し指になり、今は中指もプラスされて彼の中でうごめいている。一宮自身がかなり解すことには成功していたのだろう。よくできた生徒である。
「……気持ちいいところがあったら教えてね?」
「うん……、せんせぇのゆび、すき……♡」
「自分の指とどんな風に違うかな?」
「せ、んせのは、あったかくて、あっ、…もっと、ほしく、なっちゃ……」
「優真、先生の目を見て?」
「……ん、せんせ……、……ぁん、……んぅ、……ん……♡」
唾液の音と後方の穴の音がぴちゃぴちゃと響く。うっとりとキスを受け入れる一宮の表情はリラックスしていた。もっと、と求めるように舌を絡ませてくるから吸い込んでやると、腰がいやらしく反って指をきゅぅぅ♡と絞り上げる。
「ん……こら、お尻から力を抜かないと動かせないよ」
「ごめんなしゃ、あっ……んぅ……」
「息を吸って、……吐いて、吸って、吐いて……そう、力が抜けたね。少しだけ腰を落とせるかな?」
「…ん、ぅ……、ん゛ぅ……!」
「あぁ……、指が挿入ってくのわかるかな?」
「……アッ、せんせ、だめ、だめぇ……♡」
焦ったような声を上げて、一宮が怯えるようにしがみ付いてくる。逃げる腰を追いかけるように指を這わせると、思ったよりもそれは奥を突き上げてしまった。
ぐちゅんッ♡
「はぅッ♡♡」
「……あぁ、奥まで挿入ったね……」
「……ッ……♡ ……はっ、……あっ……♡」
「大丈夫、力を抜いてね……、……ほら、気持ちいいところ触るよ……?」
「……や、らぇ……♡ ……せんせ、……せんせぇ……♡♡」
怯えるみたいな声を出して、いやいやと首を振る一宮の顔は言葉とは裏腹に期待に満ちていた。触って欲しくて堪らない、けど怖くてしょうがない。気持ちいいことが大好きで、けれど自分で自分を慰めることができない可哀想な一宮。その顔に加虐心が煽られていくのが分かる。だめだ、彼の快楽が一番大事なはずだ。ぐっと唇を噛んでやり過ごそうとしたら、それを引き止めるみたいに名前を呼ばれる。
「せんせ、だいすきぃ……♡♡」
「ーーーー」
「っひ、ぃ♡♡」
「可愛いね、気持ちいい……?」
「ひぃぅっ♡ んぅ……、んぅっ!……は、ぁぁ……♡ き、もちいっ……♡ …せ、んせぇ……♡」
溶けたような声でそう言われて血管が切れた気がする。容赦なく中を太い指で中を擦ると、すぐにそのスポットは見つかった。ぽっこりと、まるで触って欲しそうに膨れたそれはおそらく前立腺と言われるものだ。そこを掠める度に大げさなほど一宮の身体はびくびくと痙攣した。口からはもう喘ぎ声しか出ていない。その表情は俺の目からよく見えた。どろどろに溶けて善がる、いやらしい子どもが俺のことを必死に呼ぶさまに興奮が抑えられない。
「ひぁっ、やらっ、やらぁっ♡ しょこ、へんになるぅっ♡ らぇっ、せんせ、せんせぇ♡」
「変ってどんなふうに?気持ちよくない?」
「きもちいっ♡ きもちいぃ、いぃ、いぃっ♡♡ とけちゃ゛、きもちい゛っ……!とけちゃぁ゛…♡♡」
「……あぁ、かわいいなぁ」
「♡♡♡」
言葉にすらならない様子で体を震わせる一宮の顔を眺めながら、何度も何度も弱い場所を弄り続ける。擦り上げるように、圧し潰すように。押しつぶした時にたまらない様子で仰け反ったので、その喉を舐めながら「気持ちいい?」と問うと、しがみついていた指が返事をするように震えた。あぁ、可愛いな。
「一宮はここを押しつぶされるのが堪らなく気持ちいいみたいだね。覚えておこうな?」
「はっ♡ はぁーーー♡ きもちいっ、とけちゃぁ♡ …あひっ、ひっ、ひぁ!……っ~~せ、んせ……♡ きもちい……!せんせぇ……!♡」
「ここと、ここと、どっちが気持ちいい?」
「ん゛ぅ~~~…♡♡ っ~~~どっちも、きもちい゛ぃッ♡♡」
「正直でいい子だね」
「ッ~~~♡♡♡」
嬉しそうに蕩けた顔が指を弄る度に泣きそうな顔になってしまう。「気持ちいい」「せんせぇもっと」「おかしくなっちゃう」「きもちいい」それしか知らないみたいに子どもが叫ぶ。終いには自分から腰を揺らして、大人の指を貪欲に飲みこんで。
ぐぷっ♡ぐぽっ♡くぷっ♡ぐぷっ♡くぽっ♡
「エッチで悪い子だね……」
「ア゛ッ♡♡ ごぇんなしゃ、らぇっ、えっちなの、ゆーま、えっち、ごぇんなさ♡♡ きもちい、せんせ、せんせぇ♡ せ、んせ……ッ……♡♡」
容赦なく、ぷっくりと大きくなったしこりのようなそれを思いっきり押し上げる。グッと圧をかけるように、快楽全部のスイッチを押すように容赦なく、何度も何度も押し上げる。一瞬目を見開いた一宮がその快楽を受け止めたようにその目をぎゅっと閉じて、次の瞬間一際大きく仰け反って震えた。
「……ッくるぅ、アッ♡ せんせ♡ くる、だめ…ッ♡ ッ~~~へん、なの……きちゃ♡ ……き、ちゃ…ッ…♡♡ くる、あっ♡ あっ、あ、あ゛~~~~♡♡」
プシュゥゥッ♡♡
「ひ、ッーーーーー♡♡♡」
仰け反った彼の中心から液体が弾け出るように吹き出す。中を押しつぶす度に何度も出てくる液体。ザーメンとは違うそれが噴き出すたびに一宮の身体はいやらしく震える。卑猥すぎる様子に絶句していると、止まらないそれに戸惑うように彼はついに泣きじゃくってしまった。
「ひっ、ひぅ、み、みないでぇ……、みちゃ、やだぁ……」
「一宮、大丈夫だよ。気持ちよくなれて偉いよ。いい子だ」
「きもちい、きもちいいの、とまんな゛、ぁうぅ゛、ひぃ゛……♡」
「優真、上手に気持ちよくなれて偉いなぁ。いい子だね」
「んぅ♡♡ ……あ、……ひっ……♡」
ぴゅるっ♡と、今度は白いザーメンが噴き出した。褒められてイッてしまったらしい。今度は射精したのだと分かったのはその色と、勃起していた彼のペニスが少しだけ落ち着いたからだ。
ゆっくりと挿入していた指を抜いていく。ヒクヒクと痙攣が止まらない身体を撫でながら表情を窺う。まだぼんやりと蕩けたまま、彼は甘えるように俺の指をしゃぶっていた。
「……せんせ、ちゅぅ……、んっ、んぅ……♡」
「…上手に中で気持ちよくなったね。上手だったよ」
「…んぅ…♡♡」
褒められたと理解した一宮の目が嬉しそうに溶ける。まだいつもの彼に戻るまでには時間がかかるだろう。宥めるようにキスをし、頬を撫でるうちにその顔はとろんと幸せそうに溶ける。可愛いなと微笑ましく見つめていると、甘えるようにすり寄った彼がハッキリとした声で囁いた。
「……もっと、いっぱい、ぼくのことエッチないい子にしてね……?」
子供らしからぬその淫靡な言葉が今の彼にはあまりにも似合っていて、最低だが俺は明らかに興奮してしまったのだった。
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