紅蓮の猛火に灼かれて~ミサVSエリカ~Part.1/Scorched by the Fiery Blaze of crimson ~Misa vs. Erika~ Part 1
■試合内容
エリートリーグの上位ランカー同士による一戦です!!
なお今回はご支援プランでのリクエストを反映し、トップレスマッチとなっております!!
挿絵は全6枚、SSは約8000文字です(pixiv換算で読了まで約16分)。
それでは対戦よろしくお願いします~。
■Content of the match
This is a showdown between two top-ranked players in the Elite League!!
Also, in response to requests from our support plan subscribers, this is a topless match!!
There are a total of 6 illustrations.
Thank you for your support.
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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紅蓮の猛火に灼かれて~ミサVSエリカ~Part.1
Scorched by the Fiery Blaze of crimson ~Misa vs. Erika~ Part 1
都内一等地にそびえ立つ大型複合施設。
その煌びやかな賑わいを背に、人知れず地下深くへと沈んでいくエレベーターがある。
専用のパスを入力する事で初めて行き先ボタンが表示される、地下10階。
公式には"存在しない"とされるその場所は、割れんばかりの歓声とむせ返る程の熱気─────そしてここでしか味わえない、極上の雌の匂いに満ちていた。
「大変長らくお待たせしました!! それでは只今より、本日のメインイベントを執り行いたいと思います!!」
今宵行われるのは、エリートリーグのトップランカー同士による大一番。
人気、実力ともに間違いなく一線級の地下女子ボクサー達による激しい試合を前に、まだ選手がリングに上がっていないにも関わらず、会場のボルテージは既に臨界点を迎えようとしていた。
「まずは青コーナー……天性の動体視力から繰り出される必殺の一撃は、数多の強豪をリングへと沈めてきました!!」
割れんばかりの歓声の中、スポットライトが銀色の輝きを照らし出す。
「UBCエリートボクシングリーグ現在3位……"カウンタークイーン"こと、ミサ選手~~~~~!!!」
しなやかに引き締まった肢体を惜しげもなく晒す、真紅のマイクロビキニ。
豊かな双丘を辛うじて覆うだけのそれは、彼女の雌としての魅力をこれでもかと強調していく。
強い意志を秘めたその大きな紅い瞳は、静かに対角のコーナーを見据えていた。
「続きまして赤コーナーは……エリートリーグ随一の剛腕を誇るこの女!!」
向かいのコーナーに上がったのは、丁寧に編み込まれた朱色の髪をスポットライトに輝かせる美女。
拳闘士として極限まで鍛え上げられながら、それでいて雌としての魅力を微塵も損なっていないその肉体は、立っているだけで観る者の視線を奪っていく。
「UBCエリートボクシングリーグ現在2位……"紅蓮の剛腕乙女"こと、エリカ選手~~~~~!!!」
持ち前のパワーを活かして派手なKO勝ちを量産する攻撃的なファイトスタイルから、彼女もまたこの地下リングで人気を集める選手である。
ニッと歯を見せた好戦的な笑みで声援に応えると、会場の熱はより一層その温度を上げていった。
「ランキング2位対3位、共に上位ランカー同士による初対決!!
……これが盛り上がらない訳がありません!!」
そして観客達の興奮が最高潮に達しようかというその時、実況がとっておきの爆弾を投下していく。
「さらに本日は、特別なスポンサー様のご意向によりまして…………
この一戦、"トップレスマッチ"にて執り行われる事が決定しております!!!」
一瞬の静寂。
その直後、会場は本日一番────否、今月一番とも言える大歓声に包まれ、地下10階の空間全体がビリビリと震え上がっていった。
(と、トップレスって…………はぁ!? アタシ、聞いてないんだけど!!?)
地鳴りの様な歓声の中、ミサは表情にこそ出さないものの内心で慌てふためいている。
ミックスマッチを含め、数々の死闘を潜り抜けてきた歴戦の地下女子ボクサーである彼女だが、その手の事柄に関しては未だ初心なままであった。
「ほら、ミサ……早く脱ぎなさい」
「えっ、ちょっ…………」
(何よそれ……そういう事は前もって相談しなさいっての…………)
レフェリーにコスチュームを脱ぐように急かされるものの、ミサはチラリと自身の胸元へ視線を落とし、この後の展開を想像して頬を赤らめるのみである。
だが──────ミサにだけ聞こえる声量で囁かれたレフェリーの言葉が、頬を染める女の心を動かしていった。
「"特別なスポンサーのご意向"って言ってたでしょ…………ファイトマネーの特別手当は、ちゃんと期待して良いからね」
「!!!!!」
(それなら……まぁ、悪くない…………かも)
一度ため息を吐き出して覚悟を固めた後、勢いよくコスチューム脱ぎ捨てていくミサ。
突如行われた銀髪美女のストリップショーを見て、会場の熱は更に高まっていった。
「アハハッ!! 太っ腹なスポンサーもいたもんじゃん♪」
一方の赤コーナー。
エリカは動揺する素振りなど欠片も見せず、心底愉しげに笑い声を上げながらトップスを脱ぎ捨てていく。
日々の過酷なトレーニングで造り上げた、強く美しい自慢の肉体。
それを晒す事に、彼女は一切の躊躇を持ち合わせていない。
「ほらほら、あーしの身体が拝めるんだよ?……アンタら、幸せモンだねぇ!!」
両腕を高々と掲げて観客を煽っていくエリカ。
それに応えて巻き起こった大歓声が、彼女の言葉が正しい事を証明していた。
そんな対戦相手の堂々とした立ち振る舞いを対角から眺め、ミサは静かに息を吐いていく。
(……ったく、いい度胸してるわね。
ああいうトコは、素直に見習いたいもんだわ)
「さてお次は…………こちらの画面をご覧下さい!!」
実況の合図と共に、会場の大型スクリーンへ現在のエリートリーグのランキングが映し出されていく。
「ご覧の通り、現在ランキング4位につけているのは"鉄の女"ことアンナ選手!!
そして本日の勝者は、次戦でそのアンナ選手への挑戦権を獲得いたします!!」
ランクだけを見れば、2位と3位が4位への挑戦権を争うという奇妙な構図。
だがその歪さにこそ、この一戦が孕む因縁が隠されている。
「皆様ご存知の通り、アンナ選手は以前行われたリーグ対抗戦にてエリカ選手に勝利し、さらにその前には、ミサ選手にも土を付けております!!」
そう──────ここにいる二人は、どちらも”あの少女”に敗北を喫した女であった。
プロスペクトリーグからエリートリーグへ移籍後も連勝を重ね、またたく間にランキングを駆け上がっていく"鉄の女"。
その少女への雪辱を、この二人ほど渇望している者はいないだろう。
「因縁の再戦への切符はただ一枚!!
リベンジの舞台に立つことが出来るのは果たしてどちらになるのか!!?」
レフェリーに促され、両者がリング中央へと歩みを進めていく。
「ミサちゃんにはわりーけど……アイツへのリベンジは、あーしがさせてもらうから」
先に口を開いたのはエリカ。
その声色は軽いものの、瞳の奥には隠しきれない闘志の炎が揺らめいている。
「あら、奇遇ね……アタシも全く同じ事を考えてたトコよ」
対するミサは、年上らしい余裕の笑みでひらりと受け流していく。
「だから…………悪いけど、今日は勝たせて貰うわよ」
バチバチと視線が交錯し、両者は一歩も引かぬまま額が触れ合いそうな距離まで詰め寄っていく。
そして互いのプライドがぶつかり合うのに合わせて、覆う布の無い四つの豊かな双丘が、むにゅりと形を変えて押し合いを始めていた。
「おぉ~っと、試合前の乳比べは互角か~~~~!!
両者一歩も引きません!!!」
拳を交える前から素肌と素肌で官能的な鍔迫り合いを演じる二人の女に、観客達のボルテージは天井知らずに上がり続けていった。
「なお、本日のファイトオッズはこちらとなっております!!」
「6対4でエリカ選手が優勢!! 初対決ながら、元々のランキング通りの評価と言えるでしょう!!」
テクニック、反射神経、そして耐久力。
ボクサーとしての完成度を測る物差しの多くは、ミサに軍配が上がっている。
だが、それら全てをひっくり返して余りある圧倒的な破壊力──────たった一発で戦局を塗り替える"紅蓮の剛腕"が、それ以上に高く評価されていた。
「果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか……注目の一戦、いよいよ開始です!」
カーン!!!
ゴングの音が地下リングに鳴り響いた、その瞬間────────エリカは一目散に青コーナーへと駆け出していた。
「出ましたエリカ選手、お得意のゴング直後の高速突撃~~~~~!!!」
繰り出されるのは何の捻りもない、真っ直ぐな踏み込みからの愚直な右ストレート。
だがエリートリーグ随一の膂力から放たれるそれは、分かっていて尚防ぐことが難しい必殺の一撃である。
「おらぁっっ!!!」
風切り音と共に迫る真紅の砲弾。
生半可なボクサーであればその拳の圧に怯み、身動き出来なくなってもおかしくない状況であったが──────ミサは慌てる素振りひとつ見せず、静かにその紅い瞳を細めていった。
(想像よりずっと疾いし迫力もある…………けど、この程度ならっ!!)
砲撃の軌道を完全に見切った銀髪の女は、最小限のスウェーでその紅い拳を躱していく。
「しっっ!!!」
そして伸び切った腕が戻るよりも早く、ミサの拳はエリカの頬を打ち抜いていった。
「ぶひゅっっっ!!!」
「ゴングから僅か数秒でカウンターが炸裂~~~!!
"カウンタークイーン"の主砲がいきなり火を吹いたぁ!!」
(手応えは悪くない…………でも、これはっ!!)
腰の入った一撃は、エリカ自身の突進の勢いがそのまま上乗せされ、凄まじい威力へと化けている。
並のボクサーであれば、これ一発で膝から崩れ落ちていてもおかしくない手応えをミサは感じていたのだが──────
「へぇ~…………やるじゃん、ミサちゃん♪」
紅蓮の髪の女は、数歩たたらを踏んだだけで踏み留まっていた。
むしろ愉しげに笑みを深めるその姿に、ミサは内心で冷や汗を流していく。
(完璧に入ったのに、効いてない……!? それに、掠っただけのアタシのほっぺの方が……)
先程躱した際、ほんの僅かに頬を掠めた右ストレート。
だが、直撃していないにも関わらず、女の白い頬はズキズキとした痛みを訴えかけていた。
(あのパンチ、下手な男子選手よりもよっぽどヤバいわね……
まともに貰ったら、一気にペース持っていかれちゃいそう)
ファイトマネー欲しさに男相手の試合すら数多くこなしてきた彼女をして、そう言わしめる規格外の剛腕。
ミサはその凛々しい顔に涼し気な表情を浮かべたまま、しかし内心の警戒レベルを最大限まで引き上げていった。
「ぶべぇぇっっっ!!!」
「またしてもカウンター炸裂~~~!! 本日これで何度目でしょうか!!
エリカ選手、ミサ選手のカウンターに手も足も出な~~い!!!」
試合開始から2分あまり。
リング上では、銀髪の美女による独壇場が繰り広げられていた。
鋭い風切り音と共に放たれるストレートを、フックを、ボディを──────エリカが繰り出す全ての攻撃は紙一重で見切られ、その度に寸分違わぬお返しが顔面へと突き刺さっている。
「はぁっ……はぁっ…………いい加減、大人しくしやがれっっ!!!」
そんな中、主導権を完全に掌握されている事に苛立ちを隠せないエリカが、鋭い踏み込みで間合いに入り、その剛腕を振り抜いていったのだが──────
「甘いっっ!!!」
「ぐびゅぅっっっ!!!」
カウンタークイーンの放った閃光の様な一撃が、獲物の下顎をピンポイントで貫いていった。
「エリカ選手、遂にダウ~~~ン!!!
ミサ選手強い! 下馬評をものともせず、カウンターが冴え渡っております!!」
「ぁ…………うぅ……………………」
脳を揺らされて半分失神してしまっているランキング2位の美女。
獰猛な光を秘めた瞳は焦点を失い、口からは白いマウスピースが顔を覗かせている。
「ふぅっ…………」
そんな対戦相手の情けない姿を見て、ミサは大きなため息を吐き出していく。
(やっとダウンを奪えたけど…………思ったより大分神経使うわね)
一見余裕そうにみえるミサだが、リーグ随一の剛腕によるプレッシャーは半端ではなく、通常の試合よりも遥かに多くの体力と集中力を消費させられている。
そのため当たらない拳を振り回し続けているエリカよりも遥かに大量の汗をかいており、トップレスであることも相まって、その肉体は蠱惑的な色香を醸し出していた。
「……っ、くそっっ…………調子に乗りやがって…………」
意識を飛ばしかけていたエリカだが、カウントが8を数える頃には既に立ち上がっており、マウスピースを嵌め直しながら憎まれ口を叩いていく。
ダメージは決して浅くないにも関わらず、その瞳には未だ紅蓮の様な闘志が燃え盛っていた。
「ボックスッッ!!」
「こんなパンチで……あーしをKO出来るとか思うなよっ!!!」
試合再開直後、エリカは何の工夫もなく再びミサへ向けて突撃していく。
(懲りずにまた来るのね……なら、何度でも叩き込んであげるっ!!)
既に何度も見た軌道の右ストレートをミサは持ち前の動体視力で完全に見切り、教科書通りのカウンターを合わせていった。
「ぐひゅっっっ!!」
既に紅く腫れ上がりつつある頬肉を打ち抜かれ、大きく体勢を崩す紅蓮の女。
(良いのが入ったっ……!!)
崩れ落ちる相手を見て、再びダウンを奪えるとミサが確信した──────その瞬間。
「まっ…………まだ、まだぁっっ!!!」
崩れた不格好な体勢のまま、紅蓮の剛腕が唸りを上げていた。
倒れ込む勢いすら乗せた、殆どヤケクソとも言える軌道の一撃。
(しまったっ!! この女、まだっ…………)
だが僅かに気を緩めていたミサに、その拳を躱す術はなく──────
「ッッ…………!!!」
リーグ随一の火力を誇る、紅蓮の剛腕がこの日初めて火を吹いた。
「エリカ選手の捨て身の攻撃がボディに突き刺さっていく~~!!
ミサ選手、ここに来て手痛い一発を貰ってしまいました!!」
「……ッッ、ぐっ……うぅっっ!!!」
ミサは必死に歯を食いしばり、襲い来る衝撃に耐えていく。
だが本人の意思とは裏腹に、鍛えた腹筋の防壁は軽々と貫かれてしまい、白い腹肉は大きく波打っていく。
(重っっ……これ、洒落にならなっ…………)
たった一発。
たった一発のボディブローで、女は両者の間に横たわる残酷なまでのパンチ力の差を解らせられてしまっていた。
「がっ、ぁぁっ…………」
(に、逃げないと……足っ、動いて…………)
ボクサーとしての本能が最大限の警鐘を鳴らす中、女はその場から離脱しようとするものの、命令を下した筈の両足は、その場に縫い付けられたかの様にピクリとも動かない。
「へぇ……今の、耐えるんだ? 意外といい根性してんじゃん…………なら!!」
そんな獲物の致命的な隙を、上位ランカーである彼女が見逃す筈もなく──────
「もう一発…………イッときなっっ!!!」
腰の入った渾身のボディアッパーが、無防備な白い腹へと穿たれていった。
「おごぉっっっ…………!!!」
「あ~っとミサ選手、ボディの強打に堪らずダウ~~~ン!!
たった2発であっさりダウンを奪い返されてしまいました!!!」
「がはっ……お゙っ…………ゔぅっ…………」
腹を抱えて蹲り、酸素を求めて口をパクパクと蠢かせる銀髪の地下女子ボクサー。
零れ落ちた大粒の涙とどろっとした涎が、キャンバスに小さな水溜りを形作っていく。
「あ゙っ…………がぁっ……………………」
(うそ、でしょ……こんなっ……強すぎるっ…………)
汗に濡れた柔肌をピクピクと痙攣させているその姿は、彼女のダメージが深い事を如実に物語っていた。
「ミサ選手、悶絶するのみで動けませんっっ!!
このまま1ラウンドKOとなってしまうのかぁ~~~~!!?」
観客達が盛り上がる中、ミサはふらつく足で立ち上がり、辛うじてカウント9でファイティングポーズを構えていく。
「まっ、まだまだぁっ…………」
構えた拳は震えているものの、その紅い瞳には未だ闘志の炎が宿っており、これからの激しい闘いを予想させるものだったのだが──────
カーン!!!
「あぁ~っと、ここでゴング!! 第1ラウンド終了です!!
ミサ選手、完全にゴングに救われました!!!」
カーン!!!
「さぁ始まりました第2ラウンド!!
ミサ選手、先程のダメージからどこまで回復出来ているのか!!?」
(さっきみたいな油断はもうしない…………集中しなさい、アタシ!!)
紅い瞳を鋭く研ぎ澄ませ、ミサは慎重に間合いを測っていく。
対するエリカは、口元に獰猛な笑みを湛えながらゆっくりと距離を詰め────不意に、左腕を大きく振りかぶっていった。
「そらっ!!」
(左フック……にしては、フォームが雑……フェイント!! 本命は……下!!)
ミサの天性の動体視力は、その拳に込められた嘘を正確に見抜いていた。
見抜いて、いた筈なのに──────
(分かってるのに……身体がっっ!!!)
エリートリーグ随一の剛腕が放つ、有無を言わさぬ理不尽なまでの”拳の圧”。
それを一度その身で味わってしまった肉体は、脳の命令を無視して勝手にガードを上へと押し上げていく。
そして晒け出された無防備な腹へ、本命の右が深々と突き刺さっていった。
「おぶぅぅぅぅっっっ!!!」
「ミサ選手、まんまとフェイントに引っかかり早速被弾してしまったぁ!!
エリカ選手は露骨にボディを狙って機動力を削ぐ算段かぁ!!?」
「お゙っ……ん゙お゙お゙っ…………」
(お腹っ、効かされっ…………早く……ガード、をっ…………)
余りの衝撃に、瞳の焦点を震わせながら悶絶してしまっているミサ。
そんな状態でも意識は残されており、必死に防御を固めていくが──────
返す刀の左フックが振るわれた先は、まるで無警戒の場所であった。
「ひぎぃぃっっっ!!?」
弾ける様な打撃音と共に、覆う物のない豊かな双丘が激しくひしゃげ、銀髪の女の口から今日一番の情けない悲鳴が吐き出されていく。
「おぉ~っと今度は乳首へのバストブロー!!!
トップレスマッチならではの光景に、会場のボルテージも最高潮だ~~!!」
「あっ、うぅっ……くぅぅ…………」
鈍いボディの痛みとは全く質の異なる、鋭く痺れる様な激痛。
涙目で胸元を庇うミサに、エリカは心底愉しげな声を投げかけていく。
「あっはは、可愛い声♪ ……そんなに上が心配なら…………」
「おごぉぉぉっっっっ!!!」
「またしてもボディアッパーが炸裂~~~~~!!
ミサ選手、完全にエリカ選手に捕まってしまいました!!!」
胸を庇えば腹がガラ空きに、下を固めれば柔らかな双丘が晒け出される。
守るべき急所が一つ増えた哀れな獲物を、紅蓮の女は嬲る様に、じっくりと追い詰めていった。
「がはっっ……お゙え゙え゙っっ…………はぶぅぅぅ…………」
「あ~っとミサ選手、必死にガードを固めるも全く守れておりません!!
エリカ選手の的確な打ち分けが、冴えに冴え渡っております!!!」
顔面へのフェイントから、腹へ。
腹を庇えば、胸へ。
胸を庇えば、ガラ空きの顔面へ。
単純にして絶対的な暴の三択が、カウンタークイーンの肉体を余す所なく蹂躙していく。
「ひぐぅっっ…………ぶへぇぇぇっっ…………お゙っ、ん゙お゙お゙お゙っっっ!!!」
(これっ、マジでヤバいっ……何とか、カウンター、を…………)
好き放題殴られる中、自身の勝ち筋であるカウンターを放つべく、拳に力を込めたミサ。
だが、その健気な足掻きを一笑に付すかの如く──────殴られ過ぎて力の籠もっていない腹筋に、渾身のボディアッパーが突き刺さっていった。
「ん゙お゙っっっ~~~~~~~!!!!」
声にならない絶叫と共に白目を剥いた銀髪の美女は、口元からマウスピースをにゅっと吐き出しながら膝から崩れ落ち──────そのままキャンバスへと沈められていった。
「お゙っ……あ゙っ……お゙え゙え゙え゙え゙っっっ………………」
リーグ随一の剛腕に耐えきれなかった腹筋は限界を迎え、リングに胃液の湖が形作られていく。
「ミサ選手、またしてもダウン…………と共に、堪らず嘔吐~~~~~!!
下馬評通り、このままエリカ選手に屈服してしまうのかぁ!!?」
神聖なキャンバスの真ん中で、嗚咽を漏らしながらビクビクと激しく痙攣を繰り返す銀髪の地下女子ボクサー。
「ゔえ゙っ……がっ…………お゙え゙ぇっ…………」
汗と涙と涎に濡れたその姿には、開始前に見せていたクールな余裕など、もはや欠片も残されてはいなかった。
そんな哀れな獲物を、紅蓮の女は冷めた瞳で見下ろしていく。
そして、わざとらしく小首を傾げると──────嘲る様な声色で、こう言い放った。
「ねぇ…… "カウンタークイーン"って大層な二つ名の割には…………
アンタ、ちょっと弱すぎるんじゃない?w」
【紅蓮の猛火に灼かれて〜ミサVSエリカ〜】Part2へ続く