この度は、2年8ヶ月にわたり、PIXIV FANBOXの更新を停止していたことに対し、心よりお詫び申し上げます。
特に、月額300円のプランにご支援いただいていた皆様には、プラン内容
(①描き下ろしイラストやラフの月1回以上の更新、②公開イラストの高解像度版投稿、③日頃のらくがき投稿)
を長期間にわたり履行できず、大変申し訳ございませんでした。皆様の温かいご支援を裏切る形となり、深く反省しております。
◆更新停止に至った経緯について
更新が途絶えてしまった背景には、画像生成AIの急速な進化と、
それに伴うクリエイターを取り巻く環境の激変が深く関わっています。
当初、画像生成AIは「革新的な技術」だと感じていましたが、その技術が違法な海賊版サイトを学習元として利用し、
クリエイターへのリスペクトを欠いた方法で開発・運用されている事実を知り、その成果物を使うことはできないと判断しました。
さらに、特定の絵柄や絵師の作風を集中的に学習できるようAIがアップグレードされ、その結果、特定のクリエイターの絵柄が容易に真似され、
陳腐化していく状況を目の当たりにしました。この時点で、私の中での画像生成AIに対する心象は最悪となり、「SNSにイラストを投稿する意欲」が徐々に失われ始めました。
そして、LORAモデルデータの登場により、私がデザインを手がけたVtuberたちが、自分よりも遥かに上手い高クオリティな絵柄で容易に出力されるようになりました。
この時、「自分が描く意味とは何だろうか」という深い疑問と無力感に襲われ、「いやでも人間は意図をもって絵を描ける今の画像生成AIはそこが弱い」と自分を鼓舞しつつ、
しかし現状の悪化の一途をたどる業界に徐々に活動のモチベーションが低下しました。
仕事やイベント原稿といった最低限の活動はなんとか継続できていましたが、それ以外の創作活動は極端に減っていきました。
その渦中に発生した、私が巻き込まれたある炎上騒動が、決定的な打撃となりました。
とある私が担当しているVtuberの方のファンアートが投稿されたのですが、これが画像生成AIをトレスしたもので、見る人が見れば一目瞭然の代物でした。
ファンアートのルールとして画像生成AIを使用したものにファンアートタグをつけないでください。というルールがあるので、私はとあるポストをしました。
「AIイラストにファンアートタグつけるのやめようね。本人は騙せてもワイは気づいてるからね。」
今思うとこの発言が不用意だったは思うのですが、
このポストが注意喚起となり、収束すればと願いポストしました。
後に担当Vtuberの方がそのファンアートの使用を取り下げました。
ですが、あろうことか対象のユーザーは
技術的・倫理的な正しさはこちら側にあるにも関わらず、
「技術的な目線で絵をみれない一般ユーザー」を相手に手書きを偽るパフォーマンスをし、
私や担当Vtuberの方が悪役のように仕立て上げられてしまいました。
私には数多くの誹謗中傷、さらには殺害予告までが届き、精神的に極度のダメージを受けました。
何よりもつらかったのは、この件で私が担当させていただいたVtuberの方に謝罪をさせてしまったことです。
申し訳なさで数日不眠が続くほど、深く責任を感じました。
この炎上以降、「SNSに絵を投稿すれば、どうせ学習されてAIの餌になるだけだ」という思考や、
「FANBOXの記事も悪意ある人に利用されてAI学習に使われるのではないか」といった悪い考えや被害意識が頭から離れなくなり、
絵を描くこと全般に対して極端に億劫になってしまいました。
そういった経緯があり、普段の仕事やイベント原稿以外の、
FANBOXを更新するための「自発的な創作の気力」を完全に失ってしまい、長期間の更新停止に至ってしまいました。
◆今後の活動について
いかなる理由があるにせよ、更新が長期間止まっていたにも関わらず、皆様に何かしらのご報告や状況説明をするべきでした。
支援してくださっている皆様への配慮を欠いていた点について、重ねてお詫び申し上げます。
現在、少しずつではございますが、改めて創作活動に前向きに向き合おうと試みています。
今後は、ご支援いただいた皆様への誠意を示すためにも、まずはこのFANBOXを通じて、活動を再開していく所存です。
改めて、長期間の更新停止によりご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
今後とも、未熟な私ではございますが、応援していただけますと幸いです。