北海道一周旅行
イラストに関連する記事ではないので全体公開です
2025.6.13~6.22 9泊10日で北海道を一周してきました!
絵に描いたようなルートで旅行を実行できるのか前から気になっていたので、札幌で開催するイベントに合わせて上陸する形で巡っていきました。
免許を返納する予定の人間なので、列車とバスと自転車と船で北海道の街巡りをしていくというのが今回のルートです。
あと、以前から飛行機はドクターストップで乗れないので陸路と航路しか使えません!
1日目 東京→函館
朝方の大宮駅です。経費削減の一環で大宮から新幹線に乗ると運賃が若干安くなります。これを活用していきます
東京から4時間ほどで北海道に突入できる時代になったので便利な時代になりました
今回、9泊10日という長いスケジュールで体力を懸念していたからアクティビティなどは最小限に抑えながら楽しんでいきます
正午過ぎ、函館市にやってきました。五稜郭公園と函館山に行きました
2年ぶりの再訪で、行ったことがある場所なので最小限に楽しみました。
五稜郭公園
北海道は車が無いと本当に厳しい土地です
列車の車窓から横を自動車が通り過ぎる度に、本州とは違った自由な価値観に圧倒されました。
写真は五稜郭タワーの展望台から警備員を見下した構図になりますが、この時すでに今回の旅行で体力が持つのか不安になっていました
去年、飛行機を使わないで東京から沖縄まで行ったときに、13泊14日のスケジュールで3日目あたりから寝不足になっていたことを思い出す…
6月中旬、北海道は春です。本州の梅雨から逃げるにはちょうど良い環境です
函館市は道内でも最南端に位置する都市なので、これから最北端まで移動できることに期待を高めていきます!
車を持たない代わりに、車窓を存分に楽しめるのがこの旅行のキーポイント。
これから3200km近くの道が待っています
函館山
写真を撮りに来たので日照条件をチェックして、15時頃に登りました。
枯れたツツジ
1泊目は新函館北斗駅の目の前にある東横インに泊まります
明日から列車に乗りっぱなしの行程で時間に左右されるから、駅前のホテルは重宝します。
函館の観光を終え16時頃にチェックイン。20時に寝ました
基本的に北海道は何もないので日没しても街を楽しめるというネタがありません。
ここでは東京での社会的な時間に従った生活を忘れ、北海道の日照時間に合わせて行動します。
例えば、日の出とともに4時に起きて、街を散策して写真を撮り終えたら19時頃には寝るということです。
この生活を繰り返します。本州の時差ボケと戦います。
3時37分に撮影
6月中旬、夏至に近い時期です。外が明るかったので起きてしまいました
2日目 函館→長万部→余市
今日は新函館北斗駅から余市まで移動します。
旅行の3日目に北海道コミティアというイベントに出展して旅費を獲得しに行くという都合で、体力を残さないといけないのでずっと移動日です。
早く起きてしまったので1本早い列車に乗れました!
しかし、自分の目的地よりも手前で終点になる車だったらしく、途中の駅で降りました
大沼と駒ケ岳
駅に降りたので途中下車。朝から沼と火山を観ました。
森駅
続いて森で降りました。
何時間も列車に揺られます。
長万部の天気は曇りで、この先は山を縫うように札幌に向けて進んでいくので天気がコロコロ変わると思います
長万部駅
乗り換えで2時間半ほど待ちました。なにもない!
時間に縛られるという不自由さを通じて、自分がその土地の観光客であるということを体感します。
そして、座ってボーっと旅行ができる鉄道のありがたみに気づきます
どこ?
倶知安に来ました!名前がかわいい
現地の方言で呼ぶと、「くっ↓ちゃ↑ん」になるようです。
どうしても、本州の言葉で読むと人間の名前のような読み方になります
北海道の大地が開拓されてから157年が経ちます。
開拓時代の古い建築を眺めて、どういう使われ方でこの形になったなどと、100年前の当時の人々の暮らしに思いを馳せます
白樺
この後、日没までに余市に移動して2日目のホテルにチェックインしました。
3日目 余市→札幌
早朝6時、早く目が覚めたので余市の海岸に行きました。
余市はソーラン節の発祥地で、この付近のニシン漁業が由来となっています。
積丹半島
札幌のイベントへ出展する支度をして、1時間ほどかけて移動します
札幌に到着。大都会!
2月に新刊を作った時に取材で訪れたので観光はしてません
北海道コミティアに参加!疲れすぎていてあんまり記憶に残っていないけど札幌市民の方と交流が出来て満足!
隣の出展者の列が凄かった
北海道コミティアが15時に終わり、札幌市内のホテルで疲れを取り戻す。
明日は稚内まで一気に行きます
東札幌のイオンで買い出しをしたり、特急券を買ったり、銀行に行ったりなどして、札幌での生活を楽しむ。
何度訪れても札幌に住みたいと思ってしまう!札幌は大都会であり、憧れの街です
4日目 札幌→稚内・宗谷岬
早朝6時半の特急に乗って日本最北端の稚内・宗谷岬まで目指します
この時間に乗らないと稚内に到着できないので強制的に起こされます。
ホームの立ち食い蕎麦屋で、北海道ならではの昆布だしの蕎麦を食べました
国内で僅かに残していた行ったことのない土地を目指す
旭川、名寄を通り過ぎて、道北にやってきました
牧場と丘しかない。東京のことを忘れる
利尻島
札幌から5時間かけて稚内に到着しました
この辺りは有名観光地で空港が近いので観光客が多かった。
北上して気温はだいぶ低くなり、潮風にさらされている土地で長袖と上着を着ないと寒いほどでした
路線バス
車社会、観光客の大半もレンタカーで、交通機関を使って宗谷岬を目指す人はわずかです
流石に車のありがたみを知り、一般とは違う生き方を選んで生活しているということも心に感じます。
世の中を違う目線で見ることが作家活動の原点なのかもしれません
弁天岩
現在の日本領土の最北端はあれです 陸上の人間はいけません
宗谷岬公園
日本最北端にきました!ツーリングのおっちゃんたちで賑わっています!
折角なので写真を一枚撮ってもらいました
向こうはロシアです。違う自由が存在する
稚内には野生動物のエゾシカがたくさんいます。人里と共存しており、警戒心はないみたいです。
資料室には日本列島を縦断した人向けの記録簿がありました
日本一周は楽です。誰でも出来ます。
ただしこれはRTAのような記録簿なので、郷土文化に触れる観光とはまた違うみたいです。
興味のある人はチャレンジしてください
稚内市街に戻って4泊目のホテル!なぜか布団が3つある!?
天然温泉が湧き出ているホテルに泊まりました。平日の旅行で旅館内は空いていて、貸し切りで温泉に入れました。
酸味の強い、本州とは違う質感のお湯でした
5日目 稚内市内
9泊10日旅行の中間日ということで、今日は休憩するスケジュールです
駅前のレンタサイクルを借りて向こうの山まで峠道を登り、展望台に登ります!
稚内港防波堤ドーム
峠道
このレンタサイクルは非常にタフな走りを披露してくれました!
車体を調べたところ、上位グレードのモデルらしい。今度、東京から大阪まで自転車で行く計画を立てているから候補に入れてみよう
稚内市北方記念館
さっきの自転車で市街地から見える山の上にある展望台に行きました
本州とは全く違う自然環境と、6月なのに新緑という光景が目に飛び込む。
昼ごはんを日本最北店舗のマクドナルドで食べたり、途中から雨に降られて午後の予定が飛んだりして、稚内での休暇を堪能。
もう1泊して明日は網走まで移動します
6日目 稚内→旭川→網走
今日の行程は網走までです。まずは特急で旭川へ向かいます
ひたすら移動日です
稚内での滞在はずっと曇りでした
名寄盆地
新緑の美しい日常を切り取る。北海道は本当に何もない
旭川市
稚内から特急で4時間くらい乗り、旭川にやってきました
2月にスキーをしに来たことがあるので数か月ぶりの散策です。まずは駅前のイオンで買い出しをしました
旭川市役所からの眺め
乗り換えで2時間ほど待つので周辺をぶらぶら歩きました
道央から進路をさらに東へと向かい、網走を目指します
旭川を出ると峠に差し掛かり、これから行く予定の網走監獄に関連する囚人道路で名高い中央部へと入ります
人工物が少なすぎて5時間ほど乗っても景色が全く変わらりません
森、森、森
旭川より先は基本的に道路沿いには町がありません。内陸部とオホーツク海の港町をつなぐための道路を、ロシアからの侵略に備えて早急に完成させたためです。
道東を急いで開拓した先人たちに感謝しています
朝から森しか見ていないのでこの旅行の目的が何なのか分からなくなってきました
網走に到着
セイコーマートで買い物をして、今夜は古めの民宿で1泊します
民宿のパブリックスペースに、交流ノートを見つけたので描き残してきました!
2025年6月18日のページです。最下部の千葉から来た人ではありません
7日目 網走監獄→釧路湿原
国内で行きたかった観光地の一つ、網走監獄に来ました!
写真をお楽しみください
6月の北海道はどこに行っても春。監獄の中にもお花畑が広がっていました。
このままだと写真を撮る自分も、お花畑になってしまいます
知床半島
網走市内を散策して、これから釧路へ向かいます
オホーツク海を初めて見ました!日本の国土の広さを実感します
サバンナに興奮する
釧路湿原
列車の車窓から原野を眺めます。東京の列車とは全く違うありえない光景。
鶴やエゾシカが多数出没!!お手軽サファリパーク
線路を勝手に横断するマナーの悪いエゾシカもいます。東京でこの行為を行うとSNSに晒されます
釧路市
網走から4時間ほど乗って釧路に到着する頃には日没を過ぎていました。
この1週間、列車に乗り続けるだけの旅行を続けていて感覚が狂っています。
北海道が本当に広い場所で、街が少なく、自然環境が過酷であることを知りました
8日目 釧路→根室・納沙布岬
根室行き列車
一気に日本最東端の場所、根室市へ向かいます!噂に聞くと絶景らしい
今日は釧路のホテルで2泊取っているので日帰りです
別寒辺牛湿原
線路が草に埋もれている
朝からサバンナ
根室までの線路は過酷な自然環境の中を貫いているので徐行運転をしています
自然だけの車窓に注目でき、それをのんびりを眺めました。
景色に富んだ環境を走ってくれて心に残っています。
天国とか近そう
根室駅
2時間半で根室に到着しました。景色に見とれていて後方をずっと眺めていました
列車内のお客さんは年配の方で賑わっていました。
本数が僅かな路線バスを使って納沙布岬へ向かいます
納沙布(のさっぷ)岬
本土最東端の場所、納沙布岬に到着しました!この旅行の最終目的地です…!!
この時はとても晴れていて、心地よい潮風でした
右は太平洋、左はオホーツク海
函館から連れまわしていた自創作のアクスタたち…
珸瑤瑁(ごようまい)水道を隔てて僅か3㎞先には国境があります
最東端の地に降り立ち、人生初の外国を見ます
ロシア(諸説あり)
貝殻島灯台。日本から見たら北方領土です
この地から択捉島までは終戦直後の領土問題を抱えています。日本の民間人が立ち入ることが出来るのは納沙布岬までであり、実際にはここが日本最東端ではありません。
外国の土地を初めて目にして複雑な気持ちが残ります
納沙布岬の周辺には、北方領土問題を主張する様々なオブジェクトが配置されています
領土問題を創作のエネルギーとした作品です。本州では味わえない芸術鑑賞を堪能しました
いくら丼
奥の海藻たちが美味しかったです
中でも左奥の小鉢に道産の昆布が入っています。これが美味しい!
昆布マニアになりそう
食後に調べると、6月が道産の昆布のシーズンらしい。太くてやわらかくて新鮮で、本州では絶対に食べることができない。
3時間ほどの滞在で最東端を満喫しました!帰りの路線バスに乗車
観光を終えて、2日ほどかけて東京へ帰ります
根室本線、帰りの列車からも相変わらずの絶景を眺めます
往復で乗ると目が肥えてしまいます
9日目 釧路→苫小牧港
釧路のホテルを早朝にチェックアウトして釧路駅から特急に乗り込みます
今日の目的地は苫小牧港フェリーターミナルです
3日前から原野しか見ていないので人工物のありがたみを感じます
帯広市
前から気になっていた帯広で途中下車。歩いたけどシャッター街で閑散としていた
千歳市
帯広から新夕張を経由して、新千歳空港のある南千歳駅で乗り換え
夕張から峠を越えると再び札幌が近づいていき、人口密度や車の通行量が増えていく
苫小牧市
天気は雨。夕方18時発の大洗行きのフェリー、さんふらわあ号で一気に関東地方へ戻ります!
苫小牧西港フェリーターミナル
フェリーターミナルの待合所のフロアには、2018年に起きた北海道胆振地震の記録が残されています
この地震は林間学校で北海道に訪れていたときに偶然経験したので記憶に新しいです。大規模停電でホテルの朝食が全部冷えていたことを思い出したり…
震度7
苫小牧→大洗の航路は4か月ぶりの乗船
沖縄の旅行以来、船での生活も徐々に慣れました。
早朝の釧路から乗船までずっと移動していて疲労で爆睡していた
深夜3時に突然目が覚めて、客船のロビーでipadで絵を描いた。
この直後、カメラ好きの方に声を掛けられ、5時頃まで真夜中の談笑をした
10日目 大洗港→東京
カメラ好きの方とは日の出のタイミングで仮眠を告げ、岩手県沖で目が覚めました。
すっかり本州の気温、日差しであり、北海道にいた頃の気候が懐かしい
北東北の水平線
カメラ好きの方と再び合流しました。
相当年季の入ったフィルムカメラを使われているようで、じっくりと見せてもらいました。
自分の厳ついデジカメも見せ、互いに機材を共有!
デジタルとアナログの奥深さが全く違う。近いのに、技術が異なるために手の届かない存在…
思えば、9泊10日の北海道一周旅行はずっと一人で行動していました。
ずっと大地と自然の中にいて、人との会話を忘れていました
目を見て、耳で言葉を聞き、口で話すという単純なことが楽しく感じて、昨日までの行動の記憶に寂しさを覚えてしまったりと…
最近は人に声を掛けられる機会が増えてきて、自信がついていた頃だったので、帰り際では今後の人生の設計を深く考え込んでしまいました…
北海道の入場券
関東地方に入るころにはすっかりと夏の気温へと上昇し、大洗港の奥には霞んだ筑波山が見えました
大洗港
何もない広大な北海道から関東地方に帰ってきました。気温が暑すぎる!
振り返ってフェリーの写真を撮って、疲れた脚で東京へと帰りました。
余談ですが、小学生の時の一人旅から数えて、今までの旅行で出会った人たちには今も感謝しています。
長旅の昔話を教えてくれたことや、今回のように一人旅の不自由さに気づいてしまったりと、共通の趣味を持つ全く知らない人の言葉には自分の生き方のヒントへと直結していました。
東京へ帰った後は、この旅行で感じた自然の奥深さや生き物との関わりを、現在おこなっている画業と照らし合わせ、自分の需要をピックアップして行動に移すことにしました。
現在、地方に拠点を増やしたのはこの北海道旅行もヒントにしています。
一連の行動のおかげで、日本を知り尽くしていても知らない領域があることを再確認出来ました。
この話は近いうちに進展をお話出来たらな~と思っています!
最後に旅行で使用したスケジュール表です
ここまで見てくれてありがとうございました。