DESCRIPTION
教師が教壇に立ち、生徒たちが机に向かいノートに記している。
一見すると学校としては普通の授業風景のようだが、途中で教室の後ろで生徒のおむつを替えたり、すすり泣く生徒を教師があやすために授業を中断する光景は、ここが御睦学園なのだということを思い出させる。
教師たちはにこにこと授業を進めているが、生徒たちにとって教師は「特別教育プログラム」を押しつけ、自分たちを赤ちゃん扱いへと変貌させた一端でしかなく、誰しもが疎ましく思っている。
しかし、ほとんどの生徒は御睦学園の教師たちの実態を知らない。
御睦学園の教師は全員、御睦学園の卒業生であり、そのほとんどが未だに「特別教育プログラム」によって学習してしまった赤ちゃんとしての習慣から抜け出すことができていない、自分たちと全く変わらない存在だということを。
年齢や立場など、ここでは関係ない。
御睦学園には生徒も教師もおむつのとれていない赤ちゃんしかいないのだ。