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赤ちゃんヴァンパイア

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赤ちゃんヴァンパイア
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ヴァンパイアは人間の血を啜り、長い寿命と圧倒的な力を持ち人々に恐れられている怪物である。 しかし、産まれたばかりのヴァンパイアは非常に力が弱く、人間の血を直接吸うまでは人間の幼児と何ら変わらない非力さなので、種族名すら「ベビーヴァンパイア」と区別されて呼ばれる。 とても非力なベビーヴァンパイアだが、唯一の特徴として非常に強い魅了の能力を持っており、その強力さはヴァンパイアに強い恨みを持つ者でさえ、近づいた瞬間に恨みを忘れ、ベビーヴァンパイアのお世話をし始めるほどである。 これは意図して発揮できる能力ではなく、本能的に近づいてくる者に対してベビーヴァンパイアを保護しなければならないという思いを植え付ける、力の弱いベビーヴァンパイアの身を守る術といえる。 なぜ、保護を促すような魅了をかけるのかというと、ヴァンパイアの力の強さは人間の血を直接吸うことで増していくのだが、ベビーヴァンパイアは産まれたばかりだと牙が育っていないため、ある程度成長するまで直接人間の血を吸うことができない。 そのため、いつの日か直接血を吸う時まで、誰かにお世話をしてもらう必要があるのだ。 ベビーヴァンパイアの保護を促す魅了の力は、産まれたばかりのベビーヴァンパイアが身の回りのお世話をしてもらうために発揮するものであり、身体が成長してもその能力が変化することはない。 そのためベビーヴァンパイアが身体的にどれだけ成長したとしても、直接人間から血を吸うまでは、産まれたばかりのベビーヴァンパイアの状態、つまり人間で言う赤ちゃんのようにお世話をされ続ける。 成長するにしたがって、ベビーヴァンパイアは赤ちゃんのようにお世話をされていることに恥ずかしさを覚えるようになるため、大抵のベビーヴァンパイアはかなり早い段階で血を吸えるになる。 シャーロット・ブラッドリリーは強大なヴァンパイアであるアルバート・ブラッドリリー卿の娘なのだが、非常に臆病で優しい気質を持つため、人間から直接血を吸うことができておらず、未だにベビーヴァンパイアのままでいる。 強大なヴァンパイアの娘ということもあり魅了の力はヴァンパイアにも影響を及ぼすほどで、人間のみならず、アルバート卿やシャーロットと年齢が近しいヴァンパイアの友人からも溺愛されている。 ただ、ヴァンパイアには人間ほど魅了が通じないこともあり、いつまでも赤ちゃんとして過ごしているシャーロットは友人からよくからかわれている。
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POSTEDFeb 28, 2021
ARCHIVEDJun 10, 2026