試合が始まる直前、互いに向き合って立っている二人
「マネージャーは本当にこういう女が強いって言ったのか?」
女性ボクサーを見て呆れる男ボクサー
「体、素敵だね~お姉さんも全力で可愛い顔をぶっ潰してあげるよ!」
ベテランの地下ボクサーユウコの余裕ある挑発に、男も少しむっとしながら試合が始まった
いつの間にか7ラウンド、本来の顔を連想しにくい凸凹に腫れ上がった顔と、パワフルなパンチで熱くなった腹部。しかし男は闘志を燃やし、少しずつユウコに有効打を放つ。
「パーッ!」
「うぐっ…!」
どうにか8ラウンドまで耐え抜いた男だったが、ガードを上げようとしているのかパンチを放とうとしているのか分からない鈍い動きで腕を振り回してもパンチに対抗できず、ユウコは全力でアッパーカットを放ち、無防備な男の歯とマウスピースを引き抜いてダウンさせた。
「ふう~ 足裏がかなり汚れててタオルが必要なんだ… ごめんね、ちょっと顔貸して?」
「ぎゅっ」
「ゴシゴシ♡」
力強くリングを踏みしめながら、男が撒き散らした血と自身の汗でほてりほてりと熱くなった足の裏を男の顔に擦りつけるユウコ
「よしよし~8ラウンドまで頑張ったのね?」
ボロボロになった男のぐったりした体から、一部だけが答えるようにぴくぴく動いた
敗者を巧みに辱めるユウコの姿に観客が歓声を上げ、あちこちでカメラのフラッシュが光った