――目を覚ます。
二回ほど目を瞬かせてから……周りを見回す。最後の記憶では、自分達は外にいた筈。
しかしながら、今は――大人一人は容易に乗せられそうな木の机や、その上のフラスコや試験管、冷却器に加え、部屋の一辺を埋め尽くす程の大きさの本棚と本。そして石造りのしっかりとした床、と。見るからに、『研究室』の類の中。
淡い藤色の瞳を、同じ色の髪の間から彷徨わせながら――マシュ・キリエライトは……自分が両手に繋がれた鎖で、部屋の中心付近の、足が付かない高さに吊るされている事を把握した。
「……ここは……っ」
「――漸くお目覚めかしら、シールダーちゃん」
その声にハッとして、左を向く。
聞き覚えのある、何処か気だるげな声――白い髪、それに負けない程の病的な白い肌。対照的な黒いサークレットと黒の鎧、焼け爛れた様にボロボロの布地。すっと伸びた足を包むハイヒールとスカート。
何処からどう見ても、間違いない。自分と一緒にこの『特異点』へと潜入していたサーヴァントの内の一人、ジャンヌ・オルタだ――仲間の姿にほっと一息ついた所で、少し呆れたように金色の視線を彼女は向けてくる。
「ったく……そんなあからさまに安心した、みたいな顔してんじゃないわよ。今、私達が危険な状況は変わんないんだからね」
そう言われ。一瞬、何の事かと考えた所で――ハッと思い出した。
自分達、人理修復機関カルデアが特異点に来た訳――不穏な『新興宗教』の調査。
現地の人達との協力で何とか教団を撃破したものの、肝心の教祖は見当たらず。その追撃に出ていた際に、残存していた敵勢力との最後の戦闘となり……
「――先輩はっ!?」
「焦んなって、ちゃんと他の奴が逃がした」
頭に浮かんだのは、その際に逸れてしまった最愛の人の事。思わずして漏れた悲鳴――それに対しては、右から聞こえて来たまた別の声が応えてくれた。
その方へと顔を向ければ――ジャンヌの白とは対照的な、ビビットなマゼンタの長髪が目に入って来る。不満を隠さず、口元に浮かべたへの字――やはり彼女も、マシュともよく見知った仲の一人である。
「アンタの方がダメージデカいんだから、黙って大人しくしてろ。後で逃げる時に足手纏いになっても、助けねーからな」
「……ありがとうございます。バー・ヴァンシーさん」
装束もジャンヌと同じ、白い肌に映える黒――ただし、身に纏うのは鎧とは比べ物にならない露出の多さのボンテージ服。お洒落なハイヒールと、正しく『小悪魔な王女』という印象が強い――名を妖精騎士トリスタン、またの名をバーヴァン・シーという。
二人に共通するのは、その高飛車な性格と……攻撃的なスタイル。防御を主体とするマシュに不足しがちな『攻め』の部分を補って余りある程に。
しかし。
「――つっても、どうやってかは知らねーが……全然抜けらんねぇけどな、コレ」
「サーヴァントを拘束できる鎖なんて、中々のワザモノって奴なのかしら。インチキ宗教の冴えない教祖サマにしちゃ、良いモノもってるのね」
そんな頼れるサーヴァント二人であっても――鎖の拘束からは逃れられてはおらず。同じ様に繋がれてしまっている。
恐らく自分が起きる前に抜けようとしたのだろう。僅かに焦げた跡や床の傷が、その確かな証拠であり――そして、二人の抵抗をもってしても、この鎖に対しては何の意味も成さなかったという事の証でもあった。
……二人は、人類史に刻まれた英霊。人ならざる力を備えた『最強の使い魔』たるサーヴァントであり。自分も、少々と異なる部分はあるが、それに類する存在である自覚はマシュにもあった。
それ故に、疑問がある。
「……態々、こうして拘束している、という事は。我々を、人質か何かとして運用するつもりでしょうか」
敵方からすれば、こうして捕まえておく――しかも、見る限り全員が非常に『綺麗な』状態のままで――意味は有るのだろうか。
マシュ・キリエライトは……マスターと共に多くの特異点を越えて来た歴戦のサーヴァントである。故に、敵にとっての自分達の脅威を正しく理解していた。故に、自分が不幸な扱いを受ける可能性も、重々に承知している。だというのに……
「他にあるとすれば……寝返らせるとかかしら。洗脳とかで。まぁ下卑た宗教家連中の考えそうな事だけど」
「はっ、奴らの側にサーヴァントなんていなかったってのに? 普通の魔術師の術なんざ、サーヴァント相手にマトモに利く訳ないじゃない」
ジャンヌの発想は……至極真っ当なもの。脅威であるならば味方に付ければ心強いというのは――そしてバーヴァン・シーの反応も当然。サーヴァントという神秘の塊に、それを下回る神秘が効果を発揮する場合は、酷く少ない。
意図が読めない……僅に俯いてから、ゆっくりと考えようとして――
――ガチャリ
部屋に響く音に、はっと顔を上げた。
「おぉ、お目覚めかなお嬢さん達。良かったよ、無事でいてくれて」
視線の先の扉から入って来たその男に、マシュが視線を鋭いものに変える。
「無事でいてくれて、ねぇ……随分と余裕じゃない」
「こんな真似して、この後どうなるかは考えないのかしら、教祖サマは――マトモな死に方出来ると思うんじゃねーぞ、テメェ」
ジャンヌにバー・ヴァンシー。二人が噛みつくのも当然と言えた。
細身の体に、白を基調とし金色の装飾のされたカソックを纏ったその男こそ――今回の特異点の黒幕であり、新興宗教のトップを務めた人物――取り逃がしてしまった教祖、その人である。
「おっと、怖い怖い……しかし当然ですな。レディにこの様な扱いをしてしまった事、先ずは謝罪を――しかしながら、お許しを頂きたい」
自分達を捕らえた張本人だ。大小なりとも冷たい視線を向けられるのは当たり前の事ではあったが――加えて、こんな穏やかな語り口で、教祖は特異点の集落の人間たちを洗脳して、自らの手駒として扱っていた。違法な薬品などを使い、多くの人々の心を蝕んだ悪逆非道なやり口を……許す事など、マシュには到底出来そうになかった。
「私は、あくまで多くの人達に愛を伝えたいだけなのです……お嬢さん達」
「……人の心を好きに操りながら、愛を語るというのですか。貴方は」
「操っている訳ではありません。彼ら、彼女らは、自ら愛に目覚め、私の同胞となってくれました。多くの人々に更なる『愛』を伝える為に……そう、私は貴女達にも、その素晴らしさを伝えたい。故にこうしてここへ連れて来た!」
……マシュの視線の先。男が懐から取り出して見せたのは――黄金の盃。
間違いなく、男が教団の宝物として堂々と祀っていた『聖杯』そのものである。万能の願望器――神秘の塊であるサーヴァントに対して、信者に対してやっていのと同じような洗脳行為を行うとするのであれば……恐らく最も分かりやすい手立てであろう。
とはいえこの特異点を成立させる為に力を使ったからなのか。願望器としての機能はすでに無い。搾りかすの様なそれを……しかし教祖は、まるで文字通りの神器であるかの様に、高々と掲げて見せる。
そんな彼に対してジャンヌが返したのは――見下すような金色の視線と、酷く冷たい薄笑い。怜悧な美貌が相手を心の底から小馬鹿にしたような、『嘲り』の色に歪む――ただそれだけで、胸にその鋭い感情が突き刺さっている様な感覚になってしまう。
「そのコップが御大層なもんじゃない事はとっくに確認出来てんのよ。んなハッタリでビビると思ってたのかしら?」
「だとしたら……あはははっ、ダッセ~♪ それとも、マジで奇跡起きるとか思ってたりするワケ? アタシ達を捕まえられた所までで売り切れてるっての♪」
バー・ヴァンシーからは揶揄う様な笑い声がおまけと言わんばかりに飛んで来た。きゃらきゃらと、可愛らしくも耳に付き、小馬鹿にされている事が容易く分かる様な。可愛らしく華やかな笑顔であるのが、余計に煽っている様にすら見える。
「――えぇ、その通り」
しかし……教祖は、二人のその態度にもまるで苛立ちを感じさせる素振りすらなく。湛えた微笑みが崩れる様子はまるで見えない。
否、寧ろその手に盃を持ったその時から……その表情から滲み出る自信はさらに増しているかの様。そして……この、異様な圧を、マシュのサーヴァントとしての感覚が感じ取っている。背筋を伝う冷たい、嫌な汗。
「貴女達の言う通り……今、『表に出している』アレは、確かに搾りかすの様な、金色のコップに過ぎません」
「……では、まさかそれが」
「これこそが、私が聖杯に願い授かった、『本物の神器』です」
……それは、特異点の支配者たちが聖杯の力を使った時に感じる、圧倒的な力の奔流と酷似したもの。向こうが周りに溢れ出すものならば、此方は閉じられた箱からすらもも漏れだす様な。
「貴方達がやって来たその時に、直ぐに本殿の奥へと安置し、その上で念入りに隠匿を行ないました――コレを奪われる事だけは避けねばなりませんでしたから」
「通りで。カルデアの探索網でも分かんない訳だ……小賢しいじゃねぇか、随分と」
「はっ、切り札使わないでお仲間諸共破滅してんだから、間抜けそのものでしょ」
苛立ちと嘲笑とを平然と受け止めながら。その手に持った黄金の盃を男は改めて掲げて見せる――眉間に皴を寄せたバー・ヴァンシーの態度も当然。そして、それを使わずに置いた判断を更に嗤うジャンヌの反応も同じく当たり前だった。これ程の切り札を、自分達が破滅するまで使わなかったのは……最早、狂気に片足を付けるが如き所業である。
「……そして、この黄金の輝きに寄って、貴方達は生まれ変わるのです」
「アンタ達の信者に? 何処ぞの司教様よりも悪趣味なやり方ね」
「――いいえ、いいえっ!! 違いますともっ!!」
否。
ジャンヌのその一言に、男が浮かべた――その、喜色満面の大笑に満ちるのは……片足どころでは済まない、濃厚な狂気であった。
「……んだよ、コイツっ……気持ち悪いっ……!」
「私の仲間になどならなくていい……お嬢さん達は、ただ自分に素直になれば宜しいのですっ!! その胸の中に満ちたモノを解き放ち、愛に生きるのですっ!! くはっ、くはははははっ!!」
喉の奥から湧き上がる哄笑と共に――男の手によって、盃が天高く掲げられる。それと同時に……邪な気配に満ちた金色の輝きが、部屋の中へと溢れ出し始めた。
「分かりますよ、貴女達三人が胸の内に抱く恋情……しかし、それでは足りない……貪るのですっ! 思い人と交わり、種を蜜壺でたっぷりと搾り取り、子を孕む……色欲こそが人を天上のならぬ地上の楽土へと連れて行く!」
――どくんっ
「一体、何をっ……うぁっ……!?」
「こ、コイツっ……洗脳系の魔術かっ……!?」
……突然の事。
「んっ……ふ、ぅっ……♡」
マシュが感じたのは……甘い、胸の高鳴りだった。目の前の教祖に対してのものか――いいや、決して違う。だって今、自分の脳裏に浮かんでいるのは……
バチバチと、脳がしびれる様な感覚が走る。
吐息が、熱を持つ。腹の奥が疼いて切ない。欲しい。欲しい――めちゃくちゃにして欲しい。貪って欲しい。犯して欲しい……一生をかけて彼の為の番として侍り、肉欲を発散して貰う為に身体で媚びて、この身を捧げて喜びと共に股を開く。
彼の為だけの雌として生き、剛直で貫かれて絶頂し、愛しい雄の種で孕んで、再び犯してもらう度に腰を振って『おチンポ』に媚びる――もう、他の事なんて考えたくもない。
「素直におなりなさい……自分の感情に嘘を吐いてはいけません……っ!」
「ち、違うっ……私は、アイツのっ……!」
「お母様っ……ごめんなさいっ、もうっ……!」
「マスターっ……せんぱいっ……うぁっ、うぁぁああああっ……!」
部屋の中に絶叫が響き渡る。
――誤算だったのは、それは洗脳ではなかった事。
それは、彼女達が元から胸に秘めていた感情を膨らませるだけの酷く単純で……そして抗いがたい権能であった事。
黄金の光の中。彼女達の欲望が育ち切るのに……さして時間はかからなかった。
「本当に……何も問題はないんだよね。ダ・ヴィンチちゃん」
「……うん。検査してみたけど一切の問題は無い。健康体そのものだよ」
そうダ・ヴィンチに断言されて――カルデアのマスターである藤丸立香は、ほんの少しその黒い眉を顰めながら……それでも、納得したように頷いた。
ダ・ヴィンチちゃんの優秀さは良く知っているし、彼女の仕事に間違いがあるかと言われると、今までの実績を考えればそんな事は口が裂けても言えない。
となれば……本当に怪しい反応等は出なかったという事だろう。
「……分かった。ありがとうダ・ヴィンチちゃん」
「うん」
一つ、呼吸を入れ。気持ちを落ち着けてから――考えすぎだったのだろう。そう自分を納得させ、ダ・ヴィンチちゃんに背を向けて、工房を出た。
……先の特異点を解決した後。
当然、帰還後の霊基の問題などが確認する為に、レイシフトを行ったサーヴァント達の検査などは行っている――特に、特異点崩壊直前に敵に捕らわれてしまった三人については念入りに。
しかし、それでも尚――ほんの僅かな違和感があった。
救出に成功した直後、自分を見た時に浮かべていた何処か呆けた様な表情。目の奥で、一瞬だが黄金の光が煌いたような気もした。
パス自体から感じる感覚は何時も通りでも……彼女達を目の前にして感じたこの胸の騒めきを、無視する事は出来なかった。マスターとしての勘か、それとも。
「……まぁ、良い悪いに関わらず、勘なんて早々当たんないよね。逸話になる位の直感とかを持っているとかじゃない限り」
それで、念には念を入れて、という事でダ・ヴィンチちゃんに個人的に三人の再検査をお願いしたわけだが……これもまた、空振りに終わった。
……気にならないかと言えば、嘘になる。
それでも――何も無いのであれば、それでよかったじゃないかと、頭の中で自分に言い聞かせる様にして、まだ頭の奥底に燻っている不安を振り切ろうとした所で――
「――あら」
「あ……ジャンヌ」
金色の瞳と、目が合った。
念入りな検査をお願いした三人の内の一人――ジャンヌ・ダルク・オルタ。
普段の黒の鎧姿、ではなく。タイトでノースリーブなミニスカワンピに、ファー付きの上着を羽織った現代に合わせた装いの霊衣を纏った彼女は、開口一番溜息を零しながら、此方に視線を向けた。
「ったく……だから、何でもないって言ったでしょ」
「あ、うん。ごめんね」
「心配し過ぎだってのに」
……再検査にもっともぶつくさと言っていたのは、彼女である。正直に言えば、面倒をかけたという自覚はあった。故に、ジト目で此方を流し見るジャンヌに対しては、立香はもう平謝りする事くらいしか出来なくて。
「ハァ……っんとにもう、アンタってば」
ぺこり、と頭を下げた所で。もう一度、ジャンヌの口からため息が一つ漏れたのが耳に聞こえてくる。こんな面倒をかけてくれた相手に、嫌な気持ちの一つでも抱いて――と、そこまで考えた所で『あれ?』と疑問が浮かぶ。
それにしては、今の彼女の溜息からは棘というモノがあまり感じらず。寧ろ、何処か優しい感じがした様な……
――カツン
「……えっ?」
耳に聞こえる音。視界に入る、黒いブーツの爪先。
頭を上げれば――さっきよりも近い、目と鼻の距離で此方を見つめる金色と目が合って。思わず仰け反る様にして距離を取ろうとして。
「じゃっ!? ジャンヌっ!?」
「私の事……好きすぎじゃない?」
だが、ジャンヌは逃がしてくれない。
一歩下がるのに合わせる様にして、また彼女も一歩踏み込んで――気が付けば、壁際に追い込まれてしまっていた。
壁を背にして、動けない此方を見上げるジャンヌ。その胸元からほんの僅かに覗くY字の谷間のと、浮き出た鎖骨のラインに、思わず目が釘付けにされてしまい――彼女の口元でぺろり、と真っ赤な舌が躍った。
溢れ出す普段からは考えられない程の色気――思わずして、唾を呑み込んでしまう。
「……逃げんじゃないわよっ……♡」
むにゅぅんっ……♡
「じゃっ、ジャンヌっ!?」
ほんの僅かの距離すらも許さない。そんな攻撃的な意思を感じた。
ジャンヌの方から押し付けられる、タイトな衣装からはち切れてしまいそうな位に大きなおっぱい。彼女が『ほら、ほら』と言わんばかりに押し付ける度に、彼女のデカチチはむにゅんむにゅんっ♡と此方の胸板の上で柔らかく潰れ、ナマイキに弾み回る。
壁との間、逃げ場も無いその場所で……彼女のおっぱいにサンドされ、その感触に、顔を真っ赤にする事しか出来ない。
「はっ、普段から色んな雌にアプローチされて癖して……ちょっとデカチチを押し付けられただけでこんな顔赤くしちゃうとか。可愛いトコロあるじゃない」
「ま、待ってっ……ジャンヌっ……」
「は? 待つ訳ないでしょ?」
逃れようとしても……出来ない。
広げた足の間には、閉じるのを許さない、とでも言いたげに、すらりと伸びた彼女の脚が差し入れられている。それが楔となって、立香を逃がしてくれない。
それどころか……剥き出しになった艶めかしい太ももが、どんどんと股間の近くへと持ち上げられて行って――
「――ほらっ♡」
ぐりっ♡
「あぅっ!?」
「あら、結構良いモノ持ってるじゃない……ま、アンタのだったら別に大きくてもそうじゃなくても、良いけど、ね……っ♡」
そのままジャンヌは……持ち上げた太ももを、無防備な股間へと押し付けてくる。
玉潰し……と呼ぶには、余りにも柔らかで、そして甘美な刺激だった。胸に匹敵する程に柔肉の付いたむちむちの太ももにぐりぐり♡と下から持ち上げられながら、もみくちゃにされて。ズボン越しとは言え、その感触は余りにも刺激的過ぎて。
何が起こっているのか、未だ追いつかない思考の中――耳元にかかる彼女の吐息は、更に熱を帯びていって。
「ねぇ……そんなに私が好きなら……」
ぐりっ♡ ぐりっ♡
「このデカチン……私のアソコにぶち込んで見たら?」
「――っ!?」
その言葉に、必死に明後日へと反らしていた視線をジャンヌの方へと向けてしまう。だがしかし彼女は冗談ではない、とでも言いたげに此方を見返し。にんまりと笑いながら……胸をむにゅむにゅ♡と押し付け、股間をぐりぐりと虐めるのを、止めない。
しゅるり、と。
首元に腕が絡む。頬と頬が触れそうな距離で……熱い吐息が、耳の中へとどんどん注ぎ込まれていく――彼女の柔らかな肢体から伝わって来る体温で、意識が浸食されていくような気がする。
「どうせこの穴、使う予定も他に無い訳だし……アンタの種だったら、幾らだって飲み干して、孕んで、ひり出して……アンタ専用『まんこ嫁』なんていうのも……♡」
「ジャンヌっ……!」
これ以上は。
そう思って、堪える様に目を閉じた所で――すっ、と。感じていた熱が離れていく。
えっ、と思った時には、もう目の前にはジャンヌの姿は無くて。視線を巡らせ、漸く廊下の向こうへと、背を向けて歩いていく彼女の背を捉えた。
此方に手をひらひらと振りながら颯爽と歩き去っていくジャンヌは、何時も通りの彼女そのものだけれども。
「それじゃあね、マスターちゃん」
そのひらひらと揺れる指先が――すっと輪っかを形取り。舌を零した彼女の口元で、ゆらゆらと揺れる。その仕草に、先ほどの光景が幻覚でも何でもなかった事を、否応なく分からされてしまう。
此方を見つめる金色の瞳に……ショッキングピンクの、ハートマークが浮かんだように見えた。
「その気になったら、アタシの部屋にでも来なさい――いっぱい、ヌいてあげる……♡」
……やっぱり、何かが可笑しい。その思いは、確信になった。
ジャンヌのあの、大胆な『お誘い』に卑猥なジェスチャー。普段の彼女であれば絶対にしない。その出生ゆえ、彼女は純情な少女でもある。それが……あんな、あんなっ……!
『いっぱい、ヌいてあげる……♡』
「っ!!」
頭を振って、浮かんで来た景色を頭の中から追い出す。此方を見つめる、あのドロドロに融けた瞳を。
ダメだ。これ以上、あの景色を思い返していたら……おかしくなる。
シミュレーションでの模擬戦も、正直精彩に欠けてしまった。何とかはなったが、それでも何人かに心配されてしまっていた。
一歩、一歩とノウム・カルデアの片隅まで足を運び……近くに置かれていた椅子に腰を降ろす。一応の為にと設置された休憩所だが、こんな端っこに態々足を運ぶ人は少ない故にその役割を果たせているかは微妙な所。けれど、今の自分にとっては、それが――
「……っ」
自分の若さを呪う。
ジャンヌのカラダの感触が、纏わりついて離れない。抱いてはいけない筈の、邪な感情が首をもたげてしまう。
落ち着け、落ち着け――と。俯いた顔を掌で覆い、暗闇の中で繰り返し……
「――何やってんの、アンタ?」
その声に、顔を上げた。
マゼンタを基調とし、揺れる白のフリルが愛らしさを、剥き出しの肩や覗く太ももがセクシーさを演出するドレス。視線の先に居た声の主は――灰色の瞳で此方を射抜く、バーヴァン・シー。
先程のシミュレーションにも、先の特異点後のリハビリ、という名目で参加していた。本来そんな事をする様な異常は無い、のだけれども。自分が心配していた事を揶揄しての言い回しなのだろう。
「私がカンペキだって事をアレだけバッチリ見せつけてやったってのに……直ぐにどっか消えてんじゃねぇよ」
「……ごめん、トリ子」
「トリ子言うな」
鼻を鳴らし、何処か呆れたように呟きながら。
バーヴァン・シーは、すたすたと歩いて来て、此方の隣に腰を降ろす。
正直、今は勘弁して欲しかった部分はあるが。この生真面目な我が儘プリンセスがそんな言葉を聞いてくれる訳もない。
「ホント、一々態度が童貞臭いっつーか……んな情けない面してよぉ」
「……っ……ご、ごめん」
……確かに、自分がどんな顔をしてしまっているかは、自覚があった。おまけに童貞臭いというのも、あながち間違いじゃないのが苦しい。バーヴァン・シーは、悪辣なように見えて、根は真面目な方だ。そんな彼女に自分の下卑た欲望を見抜かれた様な気がして……余計に、縮こまってしまう。
「ほんっと……しょうがねぇなぁ……っ♪」
――膝の上にかかる重みと、柔かな感触。
目の前に広がるのは、薄灰色の肌と、そこを飾る黒リボン。首元に刻まれた特徴的な黒のマーク。見覚えが無い訳がない。それは、間違いなく、バーヴァン・シーの物。
という事は。今、自分の体の上にかかっているこの重みは。この、肉感たっぷりな柔さのむちむちとした感触は……っ!?
「っ……!?」
その正体に気づき、顔にかっと熱が差す。
急いで抜け出そうとした所で――するり、と。彼女のスカートと、自分のズボンの間の隙間に、赤い爪をした指先が入り込んで来る。その手が一体誰のモノなのかは、考えるまでもなく直ぐに理解は出来た。
しかし、その意図を察する暇はなく――
「あうっ……!?」
すりすり♡と。
張り詰めた股間を、優しく撫でられる感触に、ただ変な声を出す事しか出来なかった。
「ばっ……バーヴァン・シー……っ!?」
「へぇ。話には聞いてたけど……本当に『イイモノ』持ってんじゃねぇか……っ♡」
にんまり、と。牙を覗かせながら、バーヴァンシーが嗜虐的な笑みを浮かべて見せる。
そのまま彼女は、ズボンの奥のモノのカタチを確かめる様にして。染み一つない綺麗な掌で、細く繊細な指先で、浮き出たラインを念入りになぞり上げていく。
指先と手のひらで。激しくそそり立つモノを優しく包み込む様に――なでなで、と。
反り返った裏側の敏感なラインを、その尖った真っ赤な爪先で――かりかり、と。
「カタチも悪くないじゃん……結構イケてるチンポ持ってるクセして童貞とか、マジで可哀想~……♪」
「ば、バーヴァン・シー……離れっ、離れてっ……」
バーヴァンシーの指先は、敏感な所を、的確に、イタズラっぽく、虐めて来て。もどかしい快楽に、身体と愛撫されたソコがびくんっ♡と跳ねてしまうのを、立香は抑えられない。
彼に出来る事と言えば……喘ぎながらもなんとか彼女に懇願する事くらいで――
「なぁ……オマエのぉ……どーてー……貰ってやろうか♡」
――その懇願すらも、彼女のその言葉で寸断される事となってしまう。
「なっ!?」
「前にも言ったよな? オマエなら、ちょっと位はシゲキ的な関係も良いかもなって。コレなら、私も結構楽しめそうだし……っ♪」
「だ、ダメだよっ……そんなっ……」
此方を、見下しながら――バーヴァン・シーがニヤリと笑う。何時も以上に、嗜虐的でそして……瞳を、どろどろとしたナニカで、蕩かせながら。背筋に走る悪寒に任せて……咄嗟に、何とか否定の言葉を捻り出した。
ジャンヌの時の事を思い出す。あの時は、流されるままになってしまった。意味があるかどうかじゃない、意志を示す事が――そう思って言葉を紡いだその瞬間。
――隙だらけの首筋に、絡みつく両腕の感触。
「――すき♡」
覚えのある感触――壁際、抱きしめられ、逃げられない。思い出させられる。否応なしにあの廊下での、彼女とのふれあい。
そして……同じように。耳元から聞こえてくる声は。あの時と同じくらい熱くて……そしてそれ以上に――あまい。
「オマエの事、マジで好きっ……好き好き……っ♡ なぁ、ダメとか言わないで……アタシの『ここ♡』に、おチンポにゅっぷし♡しろよぉ……♡」
「あ゛……ぁ゛っ……!?」
ぐりぐり♡ むにゅむにゅっ♡
「オマエの……旦那様だけのオナホまんこになるからぁ……どろっどろの特濃孕ませ精子様♡ トリ子まんこにどっぴゅん♡コキ捨てて欲しいなぁ……♡」
――する訳が無い。
彼女が……誇り高い妖精騎士トリスタンが。バーヴァン・シーが。
自らの股を、いきり立った雄の股座に押し付けながら。メープルシロップにドーナツでも浸した様な、ドロッドロで甘ったるいセックスアピールだなんて事。絶対に
「すきっ♡ すきすきっ……」
「はぁ゛……あ゛っ……う゛ぁっ……!」
「リツカの事……だーい好きぃ……っ♡」
けれど……悪夢の様で、それでいて余りにも鮮烈なこの現実から、抜け出す事は、出来なくて。
ただ、されるがまま……立香はそのまま、バーヴァン・シーから流し込まれる『あまい毒』に黙って犯され続ける事しか、出来なかったのである。
視界がぐらつく。足元がおぼつかない。
気分が悪い、という訳ではない――しかし、頭は熱病にでも犯された様にぼうっとしてしまっている。
「……っはぁ……っ! あ゛ぁっ……!」
――気が狂いそうだった。
バーヴァン・シーから注ぎ込まれた、あの『毒』がずっと頭に残っている。
自らを慰めようと思っても、全くの逆効果で。欲望を発散する事すら出来ず。それどころか……ジャンヌと触れ合った時の感触すらも呼び起こしてしまって、余計に悶々とするしかない。
周りにこうして誰もいないときは……必死になって取り繕った仮面も、あっという間に剥がれ落ちてしまう。身体の中のケダモノが、牙を剥きそうになる。
「ふぅ……ふぅっ……っ!」
何とか、何とかマイルームに辿り着いて、無理矢理眠りにつくか……もしくは自分で『処理』さえしてしまえば。取り敢えず明日までは堪える事は出来る。
問題の先送りでしかないが……それ位しか、立香に出来る事は無かった。
……もし、もしそれすらも出来なくなったなら。自分は、本当に彼女達の誘いに乗ってしまいかねない。
アレは、彼女達なりの只の冗談だと、そう言いきれればどれだけ良かったか。
けれど。カルデアのマスターとして……彼女達とは深い絆を結んで来たという自信があった。それ故に、確信があった。
アレは……アレは――
「――あのっ、先輩!」
ひゅっ、と。喉の奥で僅かな悲鳴が漏れてしまった。
肩が跳ねてしまったのは……その声が、それなりの大声だったからではない。
じわり、と。身体に良くない汗が滲み出す。
何時もなら――その涼やかで、優しく、頼りになる声に。何よりも先ず安心を覚える筈なのに。今は……今だけは。
背後から聞こえて来たその声を……絶対に聞きたく無かった。
「す、すみません。驚かせてしまったでしょうか」
「あ……ま、マシュ……」
ゆっくりと、振り返る。
薄い藤色の髪。そこから覗く、不安に揺れるアメジストの瞳――普段着ているパーカーを脱ぎ、黒のミニスカワンピースと赤いネクタイの身の格好となった少女が……少し心配そうな表情をしながら、此方の瞳を覗き込む様に見つめている。
「ずっと声をかけていたのですが、返事を頂けなくて、つい……どうしたんですか先輩。身体の調子等に、何か問題が?」
「い、いやっ……そ、そんな事はっ……!」
思わず、視線を逸らしてしまいそうになる。
普段は駆けている眼鏡を、どうしてか今日は掛けていない――故に、彼女の瞳との距離を一段と近く感じてしまう。それが、良くない……自分の欲望が、見透かされてしまうかもしれない。そんな恐れが、頭を過ってしまう。
……それでも、視線を逸らさずに済んでいるのは。自分の彼女への誠意、等ではない。
「な、何でも無いんだっ……ホントに……っ!」
マシュの来ているワンピース――その胸元を持ち上げながら、たゆんっ♡と揺れる。豊かな双峰に目が行ってしまいそうになっている……ただそれだけなのだ。
マシュは普段から露出が激しい服を着ている訳では無く。寧ろ肌の露出は最低限にとどめている。それ故、マシュとそう言った『いやらしい』イメージは無縁の存在であるようにも見える。
しかしながら……いや、彼女自身がそうして清廉に勤めているからこそ。
サーヴァントとして、戦闘モードに入った時の彼女の服装で露になった――丸みを帯びて柔らかそうなおっぱいや、細く健康的にくびれた腰つき、ハイレグ状の布地が食い込む肉付きの良い尻たぶ。好色な雄のチンイラを誘っているかのような、出る所の出たドスケベ雌ボディが……ギャップによって、更に『いやらしく』見えてしまう。
「先輩……やっぱり、何か変です」
ぷるんっ♡と、普段の戦闘でも、眼の前でも、重たげに揺れる爆乳を……指先が柔乳に食い込むくらいに、めちゃくちゃに揉みしだきまくって、甘い声で啼かせてやりたくなる。
その細い腰を引っ掴んで、いきり立った股間のブツを、露になった彼女の秘裂に突き入れて。デカチチゆっさゆっさとさせながら種付け交尾したくなる。
そのまま欲望のまま、デカケツに何度も何度も腰を打ち付けて、ナカを掻き回して……嬉しそうに向こうからチンポに締め付けてくるマシュに無責任種付けザーメン膣内射精、彼女のむちむちドスケベおまんこを、晴れて自分専用オナホまんこにに――
「――先輩……先輩っ?」
「……ぁ……っ!?」
……そこで、ようやく現実に引き戻された。
不意に、頭の中に浮かび上がったのは、余りにも鮮明な、醜悪なイメージ。
目の前の可愛い後輩をベッドに押し倒し、広げさせた股座に肉棒を挿入して。抵抗する腕を押さえつけて、彼女のむっちりした尻たぶに思い切り腰を叩きつけて、チンポ扱くだけの気持ちのいいハメ穴として『使う』……それこそ、強姦――レイプでもするかのように。
「ごめんっ……そっ、それじゃっ……」
咄嗟に選んだのは……逃げる事。
一刻も早く、ここから立ち去る事――サーヴァントの彼女に何かできる訳もない、それでも尚、あの想像を現実に移しそうになる、行動したくなる自分が嫌で……
「あっ――せ、先輩っ」
振り返り、立ち去ろうとした、その一瞬。僅かに後ろに向けて揺れた手を、マシュに掴まれてしまった。反射的に振り払おうとした、瞬間――ぐぃっ、と。
「えっ?」
引っ張られた。
何処へ? 彼女の――マシュのいる方へ。
つんのめる様な姿勢から、体勢が崩れ。たたらを踏みながら、そのまま向き合うような形になって……彼女の腕の中に抱かれる。その懐に、捕らえられてしまう。
「……ま、マシュ……っ!?」
脇に回された手が、ぎゅう、としっかりと此方の体を抱きしめて――互いの体を重ねる様にして、互いの距離はゼロとなる。
体重を預ける様な抱擁。自然と押し付けられる、彼女の肢体。
どくん、と。
脈動と共に思い出す――思い出してしまう、二人の感触。身体をこれ以上なく密着させて、自らの身体の内からの熱を、その甘美な感触と共に伝えてきた、あの時間。
「――逃げないで……っ♡」
思えば……彼女達は、もう一つの意思表示をずっとしていた。
「マシュっ……」
「先輩は、きっと分かってくれてます……ジャンヌさんの想いも、バーヴァンシーさんの想いも……そして……私の、胸の中の想いも……っ♡」
誰でもない。たった一人――藤丸立香という人間を。
何処にも、行かせない、離さない、逃がさない。その上で……自分の中の熱を、器がたぷたぷになってしまうまで、注ぎ込む。
「好き……愛してます……先輩っ……♡」
抱きしめる力は、一番に強い。壁に押し付けられるまでもなく……自分は、まるで逃げられもしない。彼女の中から零れだす熱を……また、耳から、身体から、注ぎ込まれていく。
腰を撫でる手つきは優しく、そして何かを求めているかの様。へその下、此方に押し付けられた所から、不思議とその『奥』の疼きすら伝わって来る気がした。
……マシュは、どうして自分を捕まえているのか。
思えば……前の二人のあの『誘い』もこの布石だったのではないのだろうか。
ジャンヌも、バーヴァン・シーも、マシュも……先の特異点で捕まった後、自分が調べる様にお願いしていた三人だ。自分の勘は、最悪な事に的中していた。ダ・ヴィンチちゃんですら見つけられなかった『何か』が彼女達を蝕んでいた。
けれど……もう、そこから彼女達を救い出せそうにない。
否……こうして、身体を重ね、愛を囁く。愛しい後輩の手の中から逃れようという気持ちになれない。
「……行きましょう。お二人も、待ってます」
「ど、何処へ……?」
「私達が、一番愛している人のお部屋に……です……♡」
すっと。マシュの体が離れる。しかし……何時の間にか、マシュの片手は自分の片手と繋がれて……彼女の細く伸びた指先に、恋人繋ぎで絡めとられて……
「……ね?」
引かれるまま、歩き出す。足が止まらない。
此方を見ながら……頬を桃色に染めながら。酷く、色っぽく微笑むマシュの言葉に。どうしても、逆らえなかったのだ。
「――時間ピッタリね。アンタらしいというか」
「もうちょい粘られるかと思ってたけどな?」
「先輩は、お二人や私の想いを見ないふりしてしまうようなお人ではありません……きちんと応えると『お返事』をしてくれました……♡」
……すりすり、と。
すっかりと盛り上がってしまったズボンの前側を、マシュの掌が無遠慮に撫で回す。その感触に、思わず頬を赤らめながら……室内へと視線を向けた。
白く無機質だったマイルームは――何時の間にか、最上級のロイヤルスイートルームの様に変貌していた。煌びやかに過ぎない、深いブラウンを基調としたシックな高級感あふれる内装に……白い幕で覆われた、天蓋付きのキングサイズのベッド。
そこに佇んでいたのは……揃いの衣装を身に纏った、二人の女性。
「ほーんと我慢強いわねマスターちゃんってば……でも残念、これからはそんな無駄な我慢は出来ません♡ アンタのチンポは朝から晩まで、私達のとろとろオナホまんこに浸かりっぱなし♡ ザーメン気持ち良くまんこにコキ捨てる事しか許されないのです♡」
……たゆんっ♡と。丸みを帯びた乳房が、自ら主張するかのように滑らかに、そして重たげに弾む。ぷっくりと膨らんだ乳首は、彼女が淫らなカラダを欲望に疼かせている確かな証拠――此方を見つめるジャンヌ・オルタの笑みは、何処か攻撃的な空気を漂わせていた。
「襲う勇気がなかっただけじゃねーの? ウケる~……ったく、本当に童貞臭過ぎ♡ チンポイラついたら、素直にまんこでザーメンコキ捨てさせろっ♡って言えっての♡ 私ら全員喜んで『おまんこどーぞ♡』って処女まんこ使わせてやるからさ♡」
くすくすと笑うバーヴァン・シーは、此方の瞳を覗き込む様に屈みこむ――そうするだけで、たっぷんっ♡と胸から重たげにぶら下がった巨乳がなっがい谷間を作り出し。ハリ艶に満ち溢れた乳房の存在感を、これ以上なくハッキリと見せつけてくる。
……二人とも、ラバー質の長手袋、ストッキングだけを四肢に纏い。そのグラマラスな身体を惜しげもなく晒して見せている――当然、僅かに茂みで縁取られた、肉厚なおまんこまで丸見え。
そして、首元に付けられたチョーカーには、ハート型の小さな錠前が鎖で繋がれて揺れている――刻まれたマークは、自らの腕に刻まれた印に酷似しているように見えた。
「お、オルタ……バーヴァン・シー……っ」
「すみませんお二人とも。先輩をお願いしますね。私も着替えて来ますので」
……此方を捕らえていた指先を緩め。マシュはそのまま、此方の側から離れて部屋の奥へと歩いていって――だからと言って逃げ出す暇はない。間髪入れず、今度は歩み寄って来たジャンヌ・オルタとバーヴァン・シーが、此方の両手をそれぞれ取ったかと思えば……そのまま、ベッドへと歩き出す。
「悪いけど、部屋はリフォームさせて貰ったわ」
そのまま、右側に陣取ったジャンヌは、互いの腕を……まるで恋人がする様に、深く絡め捕ってしまう。
「前のシンプルなのも悪くないけど……リツカみたいに優秀でカッコいい雄様には、相応しいおまんこ専用ルームが必要なのよ。アンタの事がすきすき~♡なドスケベ女を、こういう最上の閨に好き勝手に連れ込んで、抱いて、まんこに種付けするの……最高でしょ♡」
当然の様に此方の二の腕を挟み込むのは、彼女の胸元に実った魅惑の果実の谷間。此方の腕の筋肉を包み込む様にむにゅうんっ♡とひしゃげ、それだけでも思い切りそのデカチチを鷲掴みにしてやりたい極上の柔媚び乳だというのに。
耳元で囁く未来予想図は――品など欠片もない程に爛れ切った、雄の欲望をこれ以上なく刺激する、最低で極上なハーレムそのもの。聞いているだけで、可笑しくなりそうな。
「――っとぉ、逃げてんじゃないっての♡」
しかしながら。逃れようとしても……バーヴァン・シーによって左側も同じように固められてしまって。
「ここに女連れ込んだら、もう逃げられない……つーか、逃げ出そうとも思わないし、『こんなにかっこいい雄様に種付け交尾でまんこ嫁にされちゃうっ♡』って自分から手マンで雌穴の準備整えちゃうわよ……リツカだったら誰のまんこだって食べほーだい……♡」
左から押し付けられるのは、弾力たっぷりのナマイキおっぱい。抱き着く度にむにゅむにゅんっ♡と互いの間で潰れ、反発してくる確かな雌乳肉の感触。両手で思い切り揉みしだいてこね回してやれば、どれだけ揉み心地が良いか。
そして左耳から囁かれるのは、男子ならば誰でもする様な下劣な妄想――しかし、最上級のエロ雌が恍惚と股間を撫でながら口にしたならば、その破壊力は尋常ではない。
「先ずは、私達三人をかる~くアンタ専用おまんこにしてぇ……っ♡」
「そっからはカルデアの雌共を全員リツカのまんこ嫁にしちゃお……♡」
……明らかに、正気じゃない。何か異常が起きている。
しかし。
それを分かっていても……身体が、言う事を聞いてくれない。
此方の身体へと絡みつくように抱き着く、二人の極上のドスケベむちむちボディの感触と……耳へと注ぎ込まれる彼女達の熱く蕩けたメス声、そこから溢れ出すどろどろした情欲の念が、脳の中で絡みついて――
かちゃり、という音に。蕩けた意識を取り戻した時には、とっくに上着もズボンも脱がされ、下着姿にされてしまっている。
「「――そーれっ♡」」
「あっ……うわっ!?」
……その事に驚いている暇もない。
立香は、二人の手に寄ってあっさりとベッドの上へと転がされてしまう。
本当に一瞬の出来事。しまった、と思う暇もなく。今度は、ベッドの上へと彼を誘った張本人達が、二人して脇を固める様に左右へと寝転がって来て。
左右から、しなだれかかる様に……ジャンヌが、バーヴァン・シーが、その肉体を、さらに強く、密着させてくる。
「は……あぁっ……!?」
「はーい、もうこれでアンタは囚われの身になりました……私達ドスケベまんこ嫁三人に纏めて濃厚種付け射精するまで、マスター専用の雄媚びおっぱい牢獄からは、絶対に出られませーん……♡」
ジャンヌが……ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、此方を覗き込む。
体重によって、先程よりも強く押し付けられてしあった四つの乳房は、胸板にこれでもかという程に密着し、乳感たっぷりに潰れてしまう――薄い肌着で感じるその感触は、更に鮮明で、濃密で。
それどころか。二人ともその言葉通り、腕や太もも、そして乳房と。肉感たっぷりのエロ雌ボディで、此方の身体に抱き着いて、絡みついて……その感触で楽しませるかの様に体を静かにくねらせ、『雄媚び』してくるのである。
ここは極楽浄土かと錯覚させる程の『雌肉布団』の至上の感触。何処へ動いても、此方を魅了してやまない特上の雌のカラダが、むっちゅり♡と捕まえてくる。そして……周囲の何処からでも漂って来るのは、噎せ返る様な『女』を感じさせる濃い臭い。
何処を向いても、何処を見ても、何処に行っても、雌、雌、メス――脳の芯をどろどろにするような、エロ雌ハーレム――その中心で、くるくると
「っていうか、私達が出さねーけど。リツカのおチンポ様はぁ、残念だけど私達ドスケベまんこ嫁三人で暫く独占するから♡ みーんな纏めてぇ、旦那様専用ボテ腹まんこ嫁堕ちしまーす……♡」
そして……当然の様に、彼女達の両手は。此方の股間へと伸びて行っている。
個性的な美女二人からの濃密なセックスアピール――反応しない訳がない。寧ろ、全身で感じる蠱惑的な感触に、何時も以上に硬く、激しく……はち切れんばかりになってしまっている。
「っはぁ……やっば、なにこれ。この前の大きさより、ぜんっぜん……っ♡」
「元からデカい癖に、勃起したらそれ以上とか、マジでケダモノじゃん……♡」
そのパンツの膨らみの上で二人分の指先は遊び、這い回る。マシュが自分にしていたように。悦びを隠す事すらもせず――こそばゆく、そして酷く官能的な触れ方。立香はと言えば歯ぎしりしながら、必死に声を漏らさないようにするので精一杯。
抵抗とも呼べない細やかな抵抗……情けない事この上ないであろう姿にも、二人は何も言わない。寧ろ、その瞳に
「――お二人とも、どうですか?」
……そう思っていた自分は、どれだけ滑稽だったのだろう。
そもそも、ジャンヌとバーヴァン・シーの二人からの誘惑に、耐える事しか出来ていなかったというのに。そもそも、コレはただの『前準備』に過ぎないというのに。
部屋の中に聞こえてきた声。二人の身体の間から、此方へと歩み寄って来るその姿がはっきりと見える――ジャンヌと、バーヴァン・シーとお揃いの、その雪のように白い肌を見せつける、いやらしい装束に身を包んで。
二人以上にハリとツヤに溢れた、綺麗な丸みを帯びた媚乳双球が。歩く度にふるふるっ♡と揺れている。そして当然の様に、乳房に描かれた黒いハートには『M』の一文字。
そのアメジストの瞳と、目が合った瞬間。彼女は、蕾が開いた瞬間の様に華やかに。そして、路地裏で股を広げ男を誘う娼婦の様に淫猥に――自分へと、微笑んで見せた。
「良かった、もうすっかりと準備は出来ている様ですね♪」
「なんとかな。二人がかりで漸くその気にさせられたっての。手間かけさせやがって」
「これであっさり女を食い物にする様な奴だったら、こんなに好きになってないけどね」
バーヴァン・シーは何処か呆れたように。ジャンヌは此方を見つめながら楽しそうに。それぞれ口にしてから、ベッドへと上がって来たマシュを迎え入れた。
二人が左右を固めていた理由――それは、中心には彼女が入る事になっていたから。
「んじゃあ初めはアンタに譲ってあげる。だから、しっかりやんなさいよ」
「はいっ、ありがとうございますジャンヌさん。バーヴァン・シーさんも」
「うるさい。私は、最後に私のハメ心地抜群のまんこの味で上書きしてやろうってだけだ」
……自分の上へと、マシュは躊躇いなく跨った。此方の身体を挟み込む、内ももの柔らかな感触を味わう暇もなく……剥き出しになった肉棒の上で、彼女の腰がゆっくりと持ち上がっていくのが見える。
はしたなく股を広げたまましゃがみこんで、今から雌穴で『咥え込む』所を見せつけるような……あからさまなチン媚び姿勢。
肉棒との十分な余白が出来た所で――黒手袋に包まれた指先が、肉棒をそっと握りしめたかと思えば……ゆっくりと、『そこ』へと導いていく。
一目見ただけで……思わず、唾を飲み込んでしまった。
ぴったりと閉じた二枚の肉厚のマン肉が作り出す、漏斗の様な品の良い形のおまんこ。僅かな穢れも存在しない様な、犯しがたい神聖な空気すら漂っているように見える。
それでも、指先で押したらぷにゅん♡としていて触り心地が良さそうで。そして
「はぁっ……あぁっ……!?」
「どうでしょうか先輩……此方が、コレから貴方だけの、愛しい旦那様だけの専用オナホになる……マシュ・キリエライトの……処女おまんこです♡」
くすり、と。微笑んで。
マシュは……その瞬間を此方の目に焼き付けるかのように、持ち上げた腰を、改めてゆっくりと腰を下へと、下へと、降ろしていく。
彼女の純潔を散らす罪の瞬間から、何とか目を逸らしたくても、バーヴァン・シーもジャンヌもそれを決して許してくれない。
「ほらほら、ちゃーんと見て上げなさいよ……経験なしでオナニーもマトモにしない、童貞ザコオタク共垂涎の綺麗な処女穴がぁ♡ リツカのチンポであっという間に性処理専門中古オナホまんこになっちゃうト・コ・ロ♡ きゃはっ♡」
最上級のエロ雌の、ずっと守られ続けて来た処女まんこが、自分のチンポにならと喜んで捧げられる――想像するだけで金玉で精液がぐつぐつと煮え滾る様な垂涎物のシチュエーションを、揶揄う様なバーヴァン・シーの媚びた囁きでこれ以上なく自覚させられる。
「他の雄共なんて、あの子の目にはもう入っていないでしょうね……♡ あんなにイイ子してたシールダーが……今やリツカの事だけすきすき~♡なドスケベまんこちゃんになってんだから、雄として冥利に尽きるでしょ……♡」
そこにあるのは、一切の曇りもない『愛欲』――心の底から自分を求めているという、雄の自尊心をくすぐる都合の良すぎる現実。ジャンヌの静かで……しかし、脳を溶かす様な情欲を孕んだ熱い声が、嘘だと逃げようとする隙間すらも与えてくれない。
「――私、幸せです。先輩……今日から私は、貴方だけのお嫁さん……旦那様と何時でもおまんこ出来ちゃう、とってもエッチなおまんこ嫁サーヴァントとして、この雄々しいおチンポ様に嫁ぐ、生涯の契約をするんですから♡」
だらしの無い、性欲駄々洩れな悦で瞳に弧を描きながら……ぺろりと舌なめずり一つ。両手を頭の後ろで組んで、脇から乳の谷間、股間まで赤裸々に晒す、性処理の為にチンポに媚びる事一点に特化した様な淫らな姿勢のまま。
ぷにゅんっ♡と思い描いていた通りのマン肉のしっとりした感触――遂に、そこへと先端が触れたのが、一瞬で分かった。
「ほーら、入っちゃう……お前のかっこいい~極太チンポが、マシュの処女まんこめちゃくちゃに蹂躙しちまうぞっ♡ 目ぇそらしてんじゃねーよっ♡」
「この世で一番気持ちいい童貞卒業じゃない? 自分のこと好きで好きでたまらない雌の処女まんこで種付けセックス……もう絶対忘れられないわね♡」
「が……は……ぁ゛あ゛っ……!?」
左右からの囁きに、嫌でも視線はそこへと向かわされる。
濡れた感触。感じる熱。別の生き物みたいに先っぽに吸い付く『アソコ』……時間が圧縮されるような感覚の中で、ただそれだけで頭が満たされていく。
焦げる。何かが焦げていく。
変わっていく。今までの何かが。嫌でも、変えられていく――
「――はいっ♡」
ずぶっ――
「――あえっ?」
「「にゅっ……ぷぅ~……っ♡」」
そして。
そんな焦げ付いた頭の思い出も何も――呆気なく一発で消し飛んだ。
「は――あっ、えっ……あ、お゛あぁ……っ!?」
にゅるにゅるが、ぴっとりチンポに吸い付く。温かくて、とろとろで、柔らかいのに、キツキツ――瞬間、頭の中に流れ込む爆発的な情報量。
分からない。頭の中がぱちぱちとして、立香には状況がまるで呑み込めなかった。ただ気持ちいい事しか分からなかった。
陸に上げられた魚の様に、口をパクパクさせる事しか出来ない――そんな有様の彼へと周りの三人はただただ、じ~っと……熱っぽい視線を向けている。その瞳の奥に、隠そうともしない欲望を滾らせながら。
「先輩、可愛い……っ♡」
「ったく、こんだけ立派なチンポ持ってる癖して、小動物みたいな顔しやがってよぉ……やっべぇ♡ マ~ジでまんこムラつくんだけど……っ♡」
「今まで無駄に我慢してたのがバカらしい――もう一生かけて、私達三人の媚び媚びご奉仕まんこでメロメロにしてやるんだからぁ♡」
「はいっ、是非そうしましょう、お二人とも♡」
口から溢れ出す吐息が、触れた肌に溶け……より強く、左右の二人の肢体は此方の身体へと、感情をむき出しにするように絡みついてくる。
そして――当然の様に、唯一の隙間であった真ん中でさえも。
「失礼しますね、先輩……っ♡」
ぐぐぐ、っと。体を起こしていたマシュが、ゆっくりと体を前へと倒していく。
「あ――ま、マシュっ、それはっ……!?」
「はいはい、オマエに拒否権とかないから♪」
「大人しくマシュのまんこで気持ち良くなってなさい♪」
体を起こそうにも……ジャンヌの手で胸板を軽く抑えられ、バーヴァン・シーの両手が首に絡みついて、もうどうしようもない。
そうしている内にたゆんっ♡とぶら下げられたマシュのおっぱいが、目と鼻の先で柔っこそうに揺れたかと思った時には……もう、マシュの柔乳は胸板の上にとぷんっ♡と堕とされていて――
「はい……むっぎゅぅ~~~……っ♡♡♡」
むっ……にゅぅん……っ♡
「「リツカの事を甘やかす為だけの極上雌肉ベッド、かんせ~い……♪」」
もう、全身どこにも、彼女達の肉体の感触を感じない場所は無い。マシュに、ジャンヌに、バーヴァン・シーに……完全に、閉じ込められてしまった。
爆乳デカケツ完備なチンイラ確定ドチャシコボディ持ちの、自分のチンポで孕ませまんこ希望なエロまんこ嫁三人が作り出す、全自動雄媚びハーレム種付けコキ捨てセックス専用の、むちむち肉布団の中に。
「う、あぁっ……!?」
腕を上げれば、下乳にむにゅんっ♡と指先が捕まる。足を動かそうとすれば、太ももと足先がぎゅ~っ♡と絡みついて来る。身体を動かそうにも、何処もかしこも艶めかしい雌柔肉でみっちみちで……動かせば動かす程に媚びっ媚びな肉体に甘えさせられてしまう。
動かさなくても孕ませセックス成立。動かせば、エロ雌達への合法種付けおまんこ交尾へ自動的に移行――悪夢の様な、雄にとっての理想郷。
「……ふふっ。という事で、先輩♡ 準備も無事整いましたので……先ずは、初めの童貞卒業種付けおまんこ、楽しんでくださいね……っ♡」
――ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡
「あっ……ま、マシュ……っ!」
「ん……はぁあっ♡ 先輩のおチンポっ♡ 凄いです……っ♡ 先っぽ、奥の方まで届いて……んぅっ♡」
そんな中で始まる、マシュによる騎乗位らぶらぶエッチ。
自分だってそんな、自分に都合の良すぎる事を信じたくはない――しかし、嫌でも分からせられてしまう。叩きつけられる柔尻が、腰の上でたぱんっ♡ たぱんっ♡とズッシリ重たく弾み、その度にマシュのキツキツなおまんこに自らの肉棒が締め付けられて。
逃れようのない濃厚な肉の快楽で……
「ねぇ――マシュだけに集中してていいの?」
――もみもみっ♡ さわわっ♡
「んひぃっ!?」
「私達三人で、って言ったよな?」
けれど。それだけでは終わらない、終わってくれない。
陰嚢に走る感触は……それぞれ、左右の袋に同時に走った。犯人は当然ながら……左右で囁く二人の女性。
「こっから毎日……リツカにベタ惚れの……んちゅっ♡ エロ雌のまんこに種付けぴゅっぴゅすんの確定だから……ちゅっ♡ だからもっと、孕ませザーメン作れっ♡」
「もうはち切れそうじゃないのっ……んちゅっ♡ こんなにパンパンにして、どんだけアタシ達のまんこ孕ませたいんだか……この、ケ・ダ・モ・ノっ♡ ちゅっ♡」
細くて白魚の様な美しい指先が、ハッキリと脳裏に浮かんで来る様で……脈動する陰嚢の皴の一本一本を、数える様にすりすり♡と撫でて来る。
その指先に一切の嫌悪は無く。どころかその動きはどんどんと大胆なモノへ――マッサージでもするかのように、優しく、愛撫する様に、もみもみ♡と金玉を揉みしだいてくる。
そして指先を動かす度に、と言って良いほどに……彼女達からのキスの雨あられは降り注ぐ。首元に吸い付きながら、切なさそうに瞳を潤ませるバーヴァン・シー。胸元に唇を落とし、キスマークを付けて妖しく微笑むジャンヌ。
陰嚢だけではない。それぞれのもう片方の手も、まるで此方を愛でるかのように、腹筋から喉に至るまで……撫で、触り、擦る。ほんの僅かな刺激に過ぎずとも、この快感の海の中で敏感になった身体では、嫌という程に感じられて。
「んっ……はぁ……っ♡ ふふっ♡ どうですか、先輩……♡」
にゅぱんっ♡ にゅぱんっ♡ にゅっ……ぱん♡
「先輩の事が、本当に好きで好きでたまらない、まんこ嫁三人達からのプレゼント、気に入って頂けたでしょうか……♡」
そして当然……マシュのおまんこピストンも、収まる事は決して無い。
激しくする事は決して無いが――三人の濃厚雌媚び肉たっぷりのチン媚びボディで、たった一人に絡みつく、このハーレムの様に……チンポに隙間なく膣ヒダを密着させて、にゅっこ♡ にゅっこ♡と濃厚でじっくりとしたまんコキを繰り返す。
気持ちいい――いいや、良すぎる。可愛い女の子三人にみっちり密着されながらおまんこで勃起チンポよしよしとされて、脳味噌が溶けそうだ。
「ここにいる皆で、先輩が……いいえ、『旦那様』の事が好き好き~♡って全力でアピールちゃう、濃厚らぶらぶハーレムセックス……っ♡♡♡」
「ぐ……う゛ぅっ……!?」
気持ちいい雌肉の海の中で、嫌でも脳味噌に叩きつけられる快楽の奔流――もう、マトモに言葉を紡ぐ事も出来ない。
抱きしめられて、まだまだと言わんばかりに『好き♡』を注ぎ込まれて、蕩けて出て行ってしまったモノの隙間を埋め尽くされて――バカになってしまう。気分次第でハメるまんこ選んで、腰振って雑にザーメンコキ捨てするだけの、ヤリチン染みた男になってしまう。
「良いじゃない、好きにしても――マシュは、もうアンタの後輩なんかじゃない……リツカの事がだーい好きで。ず~っとリツカとだけ、リツカのおチンポとだけ、イチャラブ中出し種付けえっちしてたいだけの、ドスケベな、お・ま・ん・こ・嫁……なんだから♡」
……もし、そうだったとしても。マシュの身体を雑に扱って良い訳がない。ジャンヌの事を気軽に抱いてチンポハメて良い訳が無い。バーヴァン・シーのおまんこにザーメンコキ捨てて良い訳が無い。
「良かったじゃん? どれだけまんこにナマで『びゅ~っ♡ びゅ~っ♡』ってお漏らし射精しても怒られないし……逆に『嬉しい~♡』って膣でチンポ締め付けてくるぅ……超絶美人のエロ~いまんこ嫁のらぶらぶタマゴをぱくぱく♡出来るんだからよぉ……♡」
そう何度も、繰り返しても――ぎしぎし、と。頭の中で聞こえる音がやまない。
恐らく、壊れてはいけない何かが軋む音なのだと、立香は直感的に理解した。
それ程までに、ジャンヌが、バーヴァン・シーが、酷く楽し気に囁き……想像させてくる景色は余りにも魅力的で。もし、その提案に負けてこのまま彼女の膣内で射精しても……きっと、嫌われるどころか。寧ろマシュは歓喜と共に受け入れてしまう。
そんな恐ろしい確信が……僅かに残った理性すらも、削り取ろうとしている。
だが……こんな、何が起こっているのかも分からない中で、マシュに、ジャンヌに、バーヴァン・シーに……三人に甘やかされるまま、おまんこに向けて返事をする様な……最低で、最高な告白だなんて、と。
カルデアのマスターとしてではなく。一匹の雄としての矜持にも似ている様な、最後の楔によって、何とか……持ちこたえていた。
……そんな様子を、酷く穏やかに優しく。慈母の様に見つめる三人の中で、温かに包まれたままで。それがどれだけ滑稽な事かなんて、考えなくても分かっているけれど。
「「「――くすっ♡」」」
――それでも、と。
何とか、出来るだけ堪える事を決めた……その一瞬の事だった。
「それでは……仕上げを、しましょうか……♡」
マシュが、ぐぐっとこっちへと顔を近づけてくる。先ほどまででも、彼女の鼻先と触れてしまいそうな程に距離が近かったというのに、もうアメジストの瞳と、此方の目がくっついてしまいそうな――
「ま、マシュ――んむっ!?」
――にゅるんっ♡
「――ん……っ♡」
その意図に気が付いた時には、もう遅かった。
必死に荒い息を吐いて、隙を晒していた口は……いとも簡単にマシュの唇で奪われてしまった。傾けた彼女の唇と、深く、深く、繋がる様にしての、ディープキス。
舌と舌が絡み合うその感触に、何度目かの驚きを覚える――そんな暇もなかった。
「んっ♡ んっ♡ ん~……っ♡♡♡」
ぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅんっ♡
「はーい……完全確保ぉ……♡」
「もう逃げ場とかねーから……♡」
此方に深く口づけたまま、マシュは腰振りを加速していく。
ズッシリ重たい安産型のデカケツが、ぶるるんっ♡と弾みまくっているのが手に取るように分かる程に叩きつけられる杭打ちピストン――腰の奥からぞくぞくとした快楽をてっぺんまで登らせてくる……本気でザーメンを搾り取る腰遣い。
むっちゅん♡と尻たぶ潰れる度、彼女のナカのひだひだが、チンポ全体に絡みついて。そんな状態で、マシュの初物まんこの強烈な締め付けで膣コキされ――頭の中にバチバチと電流が走っている様で。
先ほどとは……気持ち良さが、比べ物にならない。
「~っ! ん……っはぁ!? た、しゅ――んむっ、ん~っ!?」
ぢゅぷっ♡ ぱちゅんっぱちゅんっぱっちゅんっ♡
「んふっ♡ ん~……れるっ……んむぅっ……♡」
上と下、両方でマシュと深く繋がり、より深く彼女の事を感じれば……肉厚のおまんこでチンポ扱かれる感触も、より鮮明に伝わってくるのは当然の事で。
助けを求める様に上げた悲鳴すらも、マシュの中に全て呑み込まれていく。身体を暴れさせようにも……やっぱり、全方位を包み込む、抱き心地良すぎる雌肉たっぷりチン媚びボディの中に、全てむにゅんっ♡と埋もれて行ってしまう。
何も出来なくて、どうにかなってしまいそうで――
「――そろそろ良いかしら。始めても」
「あぁ。もう射精しちまうだろうし……な♪」
そこで、ハッとする。
こうして抑えられているだけで、快楽から逃げられない。しかしながら……どうして左右の二人は、そんな風に大人しく、ただ自分が犯されているのを見ているだけなのか。
別にそれ以上の事をする必要が無い――それなら、どれだけ良いか。
けれど。
ジャンヌ・オルタの、奥の愉悦を隠しきれていないダウナーぶったその台詞。
バーヴァン・シーの、隠しもせず剥き出しにしたナマイキで小悪魔なボイス。
それを聞いて……何もない、と考える方が、不可能で。
でも、今この状況で何か抵抗なんて当然できなくて――当たり前みたいに、マシュと同じ様に更に此方へと密着してくる二人の事を、受け入れざるをえなくて。
もう、耳元どころじゃない。ジャンヌとバーヴァン・シーの瑞々しい唇が、耳穴に触れるか触れないかの、超至近距離だ。
しっとりとした吐息が、左右の耳の奥を容赦なく擽る程の――
「「――すき♡」」
……そんな小さな囁きが。
左右から……脳味噌の奥を、ぶち抜いた。
「「すきっ……すきすきっ♡ リツカのこと、だーいすきっ……♡ すきぃっ……♡」」
いつの間にか、両手で此方の身体を強く抱きしめながら……二人は、ただただ此方の耳元で繰り返す。愛の言葉を――胸の内から、どうしようもなく溢れだした様な熱を孕んだ、メスの声で。
注ぎ込まれる。無理だ。溢れる。関係ない。どんどん入ってくる。
もう、もう無理だ。ただでさえ『好き』と『気持ちいい』で身体の中は一杯なのに。ダメ押しみたいに、そんなに一杯『好き』を注ぎ込まれたら――ダメだ、ぎゅ~ってされて、おっぱいに包み込まれて、マシュのおまんこにも気持ち良くされて、全部『好き』だ。
もう、頭の中で気持ちいいしか考えられない。
腕が気持ちいい、足が気持ちいい、口も、お腹も、胸も……チンポなんて気持ち良くて融けてしまいそう――それなのに。
マシュが、ジャンヌが、バーヴァン・シーが――♡マーク撒き散らしまくって、媚び媚びご奉仕セックスをやめてくれない。
「好き、愛してる……リツカの事が、リツカの事だけが、好きっ……大好きっ……♡」
「リツカの事以外なんて見えないの……好き、好き♡ 愛してる、リツカぁ……♡」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ……♡♡♡
「~~~~~~~っ!?!?」
「~~~~~~~っ♡♡♡」
もう、だめだ。あふれる。
とまらない。むり。こぼれる。
でる。きもちいい。やわらかい。おちつく。あつまってく。おさまらない。でる。きもちいい。でる、でる、たくさん、でる――
「「びゅっ♡ びゅっ♡ びゅ~~~……っ♡♡♡」」
――どぐんっ!!
「「~~~~~っ!!♡♡♡」」
ばっ……ちゅんっ♡
ぎゅぅううううっ――ぶびゅるるるっ!
ぼびゅるるるるぅぅっ!! びゅくんっ! びゅるるるぅううっ!!
――ばくはつ、した。
からだのなかの、ぜんぶが、でていく。はきだしちゃう――でも、マシュの、おまんこがだきしめてくれて。きもちいい。ジャンヌも、バーヴァン・シーも、ぎゅーってだきしめてくれて、あんしんしてきもちよく、だせる。
でる。いっぱいでる。ザーメンたくさんでる――
「っ♡ っ♡ ~っ♡」
ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ ぱっちゅんっ♡
「「我慢しちゃダーメ……もっと嫁まんこに種付けお精子様ぴゅっぴゅしろ……っ♡ びゅ~っ♡ びゅ~っ♡ びゅるるる~……っ♡」」
せいしとまらない。いっぱいでる。マシュのまんこきもちいい――とまらない。ジャンヌも、バーヴァン・シーも、ゆるして。そんなにいっぱい『好き』しないで。こわれる。こわれちゃうから。みんなにいっぱい、そそぎこむから。
ゆるして……はなれないで。もっと、もっとして――
「――じゃあお疲れ様、ダ・ヴィンチちゃん」
「うん、それじゃあね」
データの観測役だったダ・ヴィンチに向けて軽く手を上げ。
それからシミュレーターに背を向けて歩き出そうとした所で……ととと、っと駆け寄って来たダ・ヴィンチが、向けてニヤリと興味深そうな視線と共に笑いかけて来た。
「……何時も以上の勘の冴えで、ちょっと見惚れちゃったよ。何か心境の変化でもあったのかな、藤丸君」
「んー……どうかな」
「最近、マシュと特にお熱だったりするのか関係してたりするのかなぁ?」
「いやいや、ただ調子が良かっただけで……あっ、こんな時間だそれじゃあね!」
何時も通りの訓練内容――当然ながら、何時も以上に冴えていたのには理由がちゃんとある。そして……ダ・ヴィンチの推測は強ち間違っていないからこそ、その辺りは何とか誤魔化さざるを得なかった。
そのまま、うりうりとわき腹辺りを肘で突いてくるダ・ヴィンチの追及を、何とかのらりくらりと躱しつつ……立香は、何とかその場を立ち去る事に成功した。
そうして、マイルームへの廊下を足早に向かいつつ……ちらりと端末に目を向ける。
訓練中に表示された通知。そこに記された、送信されたメッセージの差出人は――マシュ・キリエライト。ちらりと周りを見回し、『誰も居ない』事を確認してから画面をタップして内容を確認した。
『――今夜もお部屋に伺います』
『宜しければ、保存された『写真』をご覧になって、待っていてください』
特段、可笑しなところは無い普通の文章。カルデアのサーヴァントであれば、マスターの部屋やら他のサーヴァントの部屋に連絡なしで押し入るのもそう珍しい事ではなく。
寧ろマシュがこうして事前に連絡を入れるのは礼儀正しい部類であり。その連絡に何を警戒する必要があるのかという話だが――問題は、この『写真』の部分だ。もしも『これ何の写真なんだ?』と言われてしまうと、非情に困る事となってしまう。
……アプリを消し、端末を操作して。とあるファイルにアクセス。
表示された入力欄に、設定していた十二桁のパスワードを入れれば――そこに、幾つも保存されている写真達が画面に表示される。
「……どれが良いかな」
画面を指先で操作――スライドされ、画面を滑る写真達。
どれもこれも、薄暗い中で撮られたもの。ほんの僅かに混ざる『白』や『マゼンタ』や『藤色』以外は、ほぼ色白な肌色と暗がりばかり。美しい景色の写真に比べれば彩りは少ないかもしれないが……それ以上に、人間の感情を『煽る』お宝ばかり。
廊下を曲がり――マイルームの扉を開いて中へ。
それと同時に並ぶ写真の中の、とある一つを軽くタップしてやれば……写されたものが画面一杯に拡大され……思わず『同じ様に』笑みを浮かべてしまう。
「うん……やっぱりコレ、良いなぁ」
――口元に笑みを浮かべた、女の写真だ。
けれど、それは旅行先で撮影する様な牧歌的なモノではなく。
映っている女性は……当然の様に、何一つ衣類を身に纏っていない。放り出したデカチチの上気した肌には、煌めく珠の汗が浮かび。種付け済みまんこが良く見える様に股を広げてしゃがみこんだチン媚びポーズで、嬉しそうにピースサインを決めている――その精液を注ぎ込んだであろう男の足元で。
いやらしい笑みに歪んでいるであろう目元を、先ほどまで自らの膣穴でご奉仕まんこ♡していた勃起チンポで完全に覆い隠し……すっかりとチン墜ちしたドスケベまんこ嫁としての姿を晒す、ハメ撮り写真であった。
「……」
――スライド。
そして、その写真は一人分ではなかった――それぞれ、同じアングルで撮られた『種付け済み嫁オナホの証明写真』が、計で三枚。全員、それぞれたっぷりと特濃ザーメンをコキ捨てられたおまんこをくぱぁ♡を見せつける様に広げて見せている。
誰の写真か――そんなのは関係ない。
『リツカっ♡ リツカっ♡ だしてっ♡ 孕ませザーメンちょうだいっ♡ 私は、ジャンヌ・ダルク・オルタはっ♡ 何時、どんな世界でもっ♡ アンタのおチンポ専用のまんこ嫁サーヴァントだって、私の欲しがり魔女まんこに種付けマーキングしてぇっ♡♡♡』
ベッドの上、金色の瞳を潤ませながら自分の腕の中で此方に嬉しそうに懇願してくる、とっても愛らしい竜の魔女であろうと。
『むりぃっ♡ リツカのおチンポつよつよすぎなのぉっ♡ ゆーしゅーな雄様チンポにトリ子まんこじゃ敵わなかったですぅっ♡ お願いしますっ♡ 他の雑魚オス共と格の違う極太チンポ様でぇ♡ バーヴァン・シーのおまんこ娶ってくださ~いっ♡♡♡』
四つん這いになって、紅い長髪と真っ白な尻たぶを揺らしながら此方に媚びてくる、素直になった妖精騎士であろうと。
……関係ない。
誰だろうと――溺れてしまう程に愛する事には、変わらない。
そうして……最後にスライドした写真に、思わず頬が緩む。
勃起した肉棒の傍にしゃがみこみ、陰嚢にキスを捧げながらいやらしく笑う少女――乳房から太ももまで、たっぷりと精子でドロドロに汚し。紫の瞳に混じるハートマークを幻視してしまう様なその写真には、嘗ての純情な面影は何処にも無い。
それでも……『先輩専用まんこ嫁♡』と広げた雌穴の上に書き記す、愛おしい後輩の事を思うと。その事を寂しくは思えど、悲しくは思わなかった。
今日も、ベッドの上で自分を待ってくれているだろう。
「……行くか」
――青の瞳に、僅かに黄金の輝きを揺らしながら、カルデアのマスターは歩き出す。
今日も長い夜になるであろうという確信に、その口元に笑みを浮かべながら――
「――我が夫」
……何処か、冬の冷たさを感じさせるような。凛とした女の声だった。
マイルームへの帰り道の途中、振り返れば此方を呼び止めた相手の姿が目に入ってくる。
雪の様に白い髪の下、アイスブルーの視線で此方を射抜くのは――その髪以上に白く輝く肌に、黒を基調としたドレスを身に纏った、クールな面持ちをした女性である。
しかし、その理知的な美貌とは裏腹に……ドレスの露出は過激その物。へそは当然の様に剥き出しで、スカートからちらりと見えるのは肉付きの良い太もも、たわわに実った長乳の谷間を見せつける様な、情熱的な仕上がり。
彼女としては誘惑するつもりもないのだろうが……しかしながら、どこもかしこも勃起チンポに媚びるしか能の無い、ドスケベむちむち雌まんこ嫁ボディを飾り立てる様なエロ衣装をしておいて、そこに視線を釘付けにされるなという方が無理な話だ。
「……モルガン。どうしたの?」
妖精国の女王――モルガン。
汎人類史においての彼女は『ブリテンの魔女』と称された程の、魔術の使い手。勿論凡百の魔術師が扱う様なそれではなく、今の魔術師の手から失われようとしていて、彷徨海という組織が追い求めた悲願でもある、『神代』の魔術を使いこなす絶対強者。
背後で括られた白い髪や黒いリボンが揺れる……その、ほんの一瞬で相手を塵にする程に絶対的な『破壊』は、彼女の分かりやすい実力の証。
それだけではなく。妖精、というまとまりのない存在を力づくで纏め上げ、その頂点に君臨した、統治者としての手腕と頭脳をも持ち合わせた、絶対の女王でもある。
文字通りに『他』とは隔絶した圧倒的な実力を持つ女傑、と言って良い。
「……最近、ですが」
――しかしながら。
そんな彼女の瞳が、ほんの一瞬だけ『不安そう』に伏せられたを……立香は、決して見逃す事は無かった。
「うん」
「バーヴァン・シーと、仲を深めている……と聞きました」
……妖精騎士トリスタン。またの名を、バーヴァン・シー。
モルガンにとって、自らの『白』とは対照的な『紅』のサーヴァントは、何よりも特別な存在である――バーヴァン・シーは、女王モルガンの娘なのだ。
血縁関係は、二人の間には存在しない。しかしながら……そんな事はまるで気にもならない程に、彼女達は確かに『親子』で。愛する故に、互いにとても不器用にしか触れ合えなくとも、そこには……『繋がり』が存在するのだ。
「そうだね。とっても『仲良く』なれてる」
「それは、喜ばしい事ですが……その」
彼女にとって、バーヴァン・シーの事を気に留める事は当たり前の事で……彼女が友誼を結んでいる相手に、威丈高に見えてしまう様な態度で話を聞きに行くことも多い。
故に、こうして自分に話を聞きに来たのも……まぁ、不思議な事ではない。
「……そ、その、ですね……っ」
……しかし。
今の彼女は……どうしてか、その普段の態度とは違い。どこか不自然に感じてしまう部分が、あるというか。
「……いいえ、なんでも、ありません」
「あ――モルガン、ちょっと」
「すみません。呼び止めてしまって。それでは」
……結局、それ以上何か口にする事も無く。
不安げに揺れる瞳を隠す様に、少し、俯いたかと思えば……モルガンは、寂しそうな小さな声を残し。此方に背を向けて、立ち去ってしまう。
立香も、手を伸ばして呼びかけるが。モルガンの足は止まらない。途中から、少し駆け足になりながら……廊下の向こうへと消えていってしまう。
……普段の自信に満ち溢れた姿からは想像も出来ない様な、可愛らしい足取り。そもそもの話だが、モルガンが走るという事自体が珍しい上に、逃げる等という事は殆ど無い……普段の平静をまるで保てていない事が行動に滲み出ていた。
「……んー」
その背を見送ってから……立香は、困ったように頬を掻く。
何か聞きたい事があったのは丸わかりだった。そして……彼には、それがどうしてなのかは凡そ想像がついている。
……結局の所。
彼女の、モルガンの本質は、その圧倒的な強さではなく――どうしようもなく誰かを愛してしまう。その情の深さにあると言って良い。
色んな人に振り撒く訳では無い。
しかし、その人を『愛する』と決めたなら。自らの多くを躊躇いなく擲ってしまう。愛深く、そして、苛烈――その方向は、立香にも向けられており。
夏の海。立香のバカンスの為と、大量のリソースを注ぎ込み……態々建設した『高級ホテル』のオーナーとして、立香が来訪するのを待っていたのは記憶に新しい。
それ故に、なのか。
愛しい娘。そして、我が夫、と称して憚らない男性――そんな二人が、自分に秘密で『仲良く』しているのに、彼女は……何かを訪ねる事が出来ない。
喜ばしい事だと思っている。けれど……仲間外れにされている様で、少し寂しい。
そんな胸の内を明かす事が、どうしても出来ない
そうした結果……彼女は、今の様に逃げ出す事しか選べなかった。
「うーん……困ったなぁ」
折角話すチャンスかと思っていたのだが……と僅かに残念そうに零してから。立香は、片手に持った携帯へと視線を落とした。
そこに表示されていたのは……通知のアイコンに表示された、『今夜空いてる?』という短い一文。問題は、その表示された名前。
……母親の事だ。少し相談してみるのも良いか。
踵を返し。そのままマイルームへと向かいながら端末を操作――『空いてる』と短い返信に対して、『ん。シャワー浴びたら部屋行く』というメッセージと共に……下着姿の女性の写真が贈られてくる。
レースの編み込まれた、黒の際どいランジェリー。そこから覗く、柔乳媚び肉特盛で、今にもばるんっ♡と乳揺れしまくりそうな妖精デカ乳まんこの、深くてなが~い谷間が映し出された、エロ自撮り。
「コレは、随分期待されちゃってるな」
隠された目元の下、ぺろりと舌なめずりするマゼンタの長髪の少女は――その欲しがりな本性を、まるで隠そうともしていなかった。
――ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡ ぱちゅんっ♡
「はっ……はっ……はっ……お゛っ♡ んお゛ぉ……っ♡」
……薄暗い室内を満たしているのは、思わず汗の滲むような蒸し暑さと……女の濡れた喘ぎ声、しっとりとした柔肉の奏でる破裂音。
しっとりと濡れた女の肌は、しっかりと腰を捕らえた指先に、肉感たっぷりに吸い付いて来て、触り心地は抜群。
目の前の、柔媚び雌肉をたっぷりと蓄えた尻たぶへと思い切り腰を叩きつけて、ぶるるんっ♡と重たげに弾ませてやる度に……上がる女の嬌声は雌の悦びに艶を増し、咥え込んだ肉棒を締め付ける雌穴からは更に愛液が滾々と溢れ出して止まらない。
普段は、以前と変わらずナマイキな態度を取る事も多いが――しかし、こうして一度体を重ねると酷く素直なモノで。
頬を上気させ、瞳を蕩かせた表情は、悦びに緩み切って。
胸元からぶら下げた牝牛の様なデカパイを、まるで振り子の様にたっぷんっ♡ たっぷんっ♡と激しく乳揺れさせながら、とろとろになった嫁まんこで旦那様チンポを甲斐甲斐しく締め付け、嬉しそうにおまんこ奉仕する姿に、気持ちも高ぶって来るというモノ。
「はぁっ……してっ……せーしだしてっ……リツカの事がすきすき~♡なまんこ嫁サーヴァントに……リツカの孕ませザーメンどっぴゅん♡ってしてぇっ……リツカ専用おまんこ孕ませてぇ……っ♡♡♡」
――此方を見上げる瞳には、期待と、懇願の色。
彼女のおまんこも、欲しがるように一際強く締め付けてくるのを感じて……それに応えるように、合図代わりに腰を一度、強く叩きつけてやった。
――どちゅんっ♡
「ん゛ぉお゛っ!?♡」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんぱんぱんぱんっ……っ!!!
「お゛っ♡ お゛っお゛っお゛っ……お゛っほぉ゛オ゛ぉ゛っ!?♡」
「出すぞっ……孕めっ、妖精まんこで人とのハーフ孕めトリ子っ……俺だけの孕みまんこ嫁になれっ……!」
びくんっ、と跳ねる様に背筋を反らせた彼女のその両腕を、そのまま掴んで更に仰け反らせてやる。激しく肉棒を突き入れる度に、腰を叩きつけられた尻たぶが更に良く弾み、柔乳はぶるんぶるんっ♡と残像を残す程に豪快に揺れまくる。
ねっとりと絡みついてチンポ扱きまくる極上の肉厚まんこのハメ心地。
自分の事をこれ以上なく愛する女が、自分の肉棒で乱れまんこを悦ばせる――それをこれ以上なくハッキリと目の当たりにさせる痴態が、限界までブーストをかけ……
「孕むっ♡ リツカのっ……旦那様との赤ちゃんっ♡ らぶ墜ちまんこで孕んでイくぅううううううっ♡♡♡」
――どぐっ!!
ぶびゅぅぅぅううううううううっ♡♡♡
「あ゛っひィいいいイイ゛ぃっ!?♡♡♡」
ぶるんっ♡と。思い切り腰を叩きつけた雌尻が弾む。悦びと共に絡みつくキツキツ妖精まんこに――肉棒の先端から、遠慮なく精液をぶちまけた。
「リっ、リツカのおちんぽミルクしゅごいぃっ……イくっ……まんこイくぅ……っ♡」
ぶるぶるっ♡と嬉しそうに震えるむっちりしたデカケツ。ぐりぐりと腰を押し付けてやれば、むにゅうん♡と濃厚な雌肉は容易くひしゃげ、彼女のまんこは促されるままにチンポにねっとりと絡みついて来て。
体の奥底に滾る欲望も纏めて、彼女の膣内に吐き出す……自分を愛する雌に、まんこでザーメン搾り取らせる征服感は、脳味噌が溶けるほどの快感で。
……身体から力が抜けていく。
そのまま、互いにベッドの上に寝転がる。
二人の荒い呼吸が重なって聞こえる。天井を見上げながら、ぼんやりと余韻に浸る。自分の雌へと存分に種付けした事への雄の満足感が、身体の中を満たしていくのが心地良くてたまらない。
「――リツカぁ……っ♡」
その心地よい感覚に混ざるのは……別の身体の熱。
腕を包み込む、弾力と柔らかさを両立した乳の谷間。此方に抱き着くように密着してくる彼女――バーヴァン・シーの身体のむちむち感。胸元から恍惚と此方を見上げる少女の表情は、魅了され切ってとろとろになった可愛らしいエロ雌そのもの。
手を伸ばし……そのつやつやのマゼンタの髪に指を通して、軽く撫でてやれば。気持ちよさそうに目を細めるのなど、まるで猫の様だ。
「……どうだった? お姫様」
「すっごい気持ち良かった……♡ それに、射精してる時のリツカってば、もうカッコ良すぎて、惚れ直しちゃってさぁ……おまんこキュンキュンしちゃったぁ……♡」
ぎゅう、と首元に絡みつく両腕。明らかに媚びている事が分かる甘い声は、言葉以上に彼女の感情を表していた。可愛い妖精騎士にそこまで言われてしまうと、思わず口元が緩んでしまう――ふと、そこまで考えた所で思い出した。
その妖精騎士の主の事……相談するのであれば、今かと。甘える様に、胸板に体重を預けしなだれかかる体勢へと移行した彼女へと声をかけた。
「ねぇ、バーヴァン・シー?」
「んぅ?」
「その……モルガンの事なんだけど」
「……お母様の?」
途端に、蕩けていた瞳がすっと理性の光を取り戻す辺り、やはり互いに特別な存在なんだろうな、というのは分かりやすい――それでも抱き着いて頬を摺り寄せるのは止めない辺りは本当に愛おしいが。
そんなバーヴァン・シーへ、先程の出来事を簡単に伝えたところ……その形の良い細い眉を顰めながら、僅かに考え込むような仕草を見せた。
「時間の問題だと思ってたけど……やっぱり、バレちゃったか。まぁ、お母様なら気づかない訳ないと思ってたけど」
「どうする? 必要なら、俺からちゃんとご挨拶するけど――」
「……んーん、大丈夫。つーか、他の二人の事、どうやって説明するつもり?」
今度は、バーヴァン・シーの方が、そう微笑みながら問いかけて来て。
代わって、此方で少し考え込んでから……出来るだけ誠心誠意込めて伝えてみると返せば。鼻先へと飛んで来たのは、中々に鋭いデコピン一発。思わず悶絶。
「いたい……」
「ったく。それで済むような相手じゃねーのは知ってんだろ」
良いから私に任せとけ――そう言いながら、バーヴァン・シーは、そのデコピンを見舞った方の掌で、なでなでと胸元を撫で……にやり、と笑う。
「リツカに手間はかけさせないから……ね……♡」
そのまま……腹筋をなぞり、僅かに出来た体の傷を辿り……手のひらを付いて、身体の上へと跨って来る。
事の直後でも、未だ硬さを失わないモノに触れるのは、濡れそぼった感触と、ぷにぷにとした雌肉――そこは、火傷しそうな位に熱々で、未だ蕩け切ったままで。ぐりぐり、と腰をくねらせ『ソコ』を押し付けながら……バーヴァン・シーは、その灰色の瞳に情欲の焔を再び灯らせ、楽しそうに此方を見下ろしている。
「その分のご褒美、い~っぱいおまんこに注ぎ込んで欲しいなぁ……リツカぁ……♡」
「……全く、俺の可愛いトリ子は、欲しがりさんだね」
今日は『独り占め』するという言葉通り……彼女は一滴たりとも、『お残し』をするつもりはないらしい。中々に長い夜になりそうだと考えながら……後ろに回した手で、返事代わりに、彼女の尻たぶを鷲掴みにしてやった。
「……ん……く、ぅ……」
――目を覚ます。
朧気だった意識が、時間が経つにつれてだんだんとハッキリとして来て――ある一定のラインから、急にクリアな思考が回復する。そして……そこで、漸く彼女は両腕の違和感に気が付く事が出来た。
「コレは……枷、ですか……っ」
手首の辺りに嵌められた何かで両手が縛られて、動かす事が出来ない――自分のサーヴァントとしての筋力はそこまで強いとは言えないにしろ、それでもビクともしないとは。
というよりも……これは。
「……魔力が通った者のみを縛る枷。それも、かなり古いタイプの物」
魔術師殺しの類――魔眼殺しなるピンポイントメタな礼装よりは、比較的ポピュラーな代物だろう。問題は、その効力。
強度自体は、普通の手枷と変わらないだろうが――魔術を主軸とする魔術師であれば、コレを嵌められれば只人以下の存在に成り下がるであろう。加えて最大の問題は、この枷がサーヴァントにまで通じるレベルの代物である事。
如何に絶対的な力と、魔術を扱う技量を持つモルガンであっても……意識を失った間にコレを嵌められてしまえば、この様にただの無力な一般人同然になってしまう。勿論、自分から意識を失わせるまでの道のりは、果てしなく遠い道のりである事は前提だが。
「……そもそも、ここは?」
周りを見渡してみる。しかし、手枷を嵌められ、動けない状況下で確認できるのは……自分が寝転んでいるこのベッド位なものだ。
しかも天蓋とカーテン付きのかなり豪勢なモノ、外の様子を伺う事自体が難しい――寝心地が最高品質のモノである事が、モルガンの思考のノイズとなっていた。
態々自分を拘束した挙句、こんなベッドに寝かせる意義が読めない。
――モルガンは思考する。
「意識を、失う前は……?」
確か、呼び出しを受けたのだ――誰あろう、自らの娘であるバーヴァン・シーから。そして、彼女の部屋へと向かい……そこからの記憶が無い。
そこから、最も単純に下手人を考えるとするならば――
「まさか、いや……ランスロットならば兎も角、バーヴァン・シーがその様な……」
「――あっ。眼が覚めたの、お母様」
その声を共に……開かれるベッドのカーテン。
その声に、僅かにモルガンが体を震わせたのは、それが悪意に満ちたモノだったからではない、寧ろその類であれば彼女にとっては物の数ではない。
故に……彼女が反応してしまったのは、それ以外の理由。
例えば――聞こえていたその声が、自分にとって身近な存在のモノであった場合。
「ば……バーヴァン・シー……なっ!?」
聞こえて来たその声は、カーテンから姿を覗かせたその女性は、マゼンタカラーのその髪色は……モルガンが愛してやまない、愛しい娘の物で。
果たして此方を見つめていたのは……バーヴァン・シーその人である。
そして……それ以上に衝撃を受けたのは、彼女の身に纏っていた衣装について。
学生の着る様なワイシャツ――しかしながら、白く縊れたバーヴァンの腰やへそが、丸見えになるレベルに裾の短いそれの胸元からは、本来仕舞われて秘匿されるべき女性の柔乳がこれ見よがしにぶるるんっ♡と放り出されていて。
品の無いショッキングピンクのヒョウ柄のブラで辛うじてホールドされたバーヴァン・シーの見事なデカチチが、たゆんっ♡ たゆんっ♡と無防備に乳揺れしてしまっているのである。
「ば、バーヴァン・シーっ……なんです、その恰好はっ……!?」
「コレ? リツカのリクエスト――きっと似合うからって言われちゃったら……ふふっ♡」
――しかし、バーヴァン・シーにそれを恥ずかしがる様子は無い。
寧ろ……ブラと同じ柄のパンツが丸見えになる程にミニな、痴女同然のスカートを愛おし気に撫でる姿からは、ある種『悦』に浸っている様な空気すら漂って来ていて。
モルガンは、混乱の縁にあった――しかしながら、その恰好が明らかに尋常のファッションではない事くらいは分かる。
「ま、マスターがそれを着るように、と……?」
「つーか私の方から、何着せたいって聞いたの。三人纏めて『娶った』癖して、童貞臭い処とか全然治らねぇって言うか……まぁ、そこも可愛いけどさぁ……っ♡」
……その言葉に嘘は感じられない。モルガンは、自分のマスターが無理矢理に彼女に何かする様な人間ではないのも分かっている。妖精と比べずとも、その善性は確かなものだ。
しかし、であればこの正気とは思えない様な衣装に、その言動は一体――と、そこまで考えた所で、バーヴァン・シーがハッとした様に目を見開いた。
「いっけね、お母様に来て貰ったのはお話しする為じゃねーっての……お母様、私とアイツの事を気にしてくれてたんでしょ?」
「え、えぇ……」
……気にしていた、というか、寂しがっていたというのが実情ではあるが。
それを口にする事はせぬまま、バーヴァン・シーからの問いに是を返せば――彼女は、少し申し訳なさそうに俯いて、人差し指の指先同士を合わせ、何処か照れたような表情を浮かべてみせる。
格好は兎も角としても、その振る舞いは普段のバーヴァン・シーそのものであり。混乱の中、モルガンはやっと見つけた日常のひとかけらに、人心地つけそうな気分になって――
「ごめんなさい。あの、ちゃんとご報告は入れるつもりだったの……でも、そのね、リツカと『らぶらぶ種付け交尾』するの気持ち良すぎて、つよつよおチンポピストンでどっちゅん♡ってまんこ潰されちゃう度に、頭から全部トぶ位にアクメキメちゃってぇ……♡」
「――え?」
そして……そのまま地面に叩き落とされたような気分になった。
真っ赤に染まった頬に手を当てながら、やんやんと体を左右へ揺らす姿は、正に恋する乙女の様に可憐で――しかし、そこから吐き出される言葉は、淫売かと聞き紛うばかりのインモラルなそれ。
如何にバーヴァン・シーの性質を鑑みて、『悪逆』ですらある事を願うモルガンと言えども、顔から血の気が引く様な気分になるのをどうしても抑えられなかった。
「ば、バーヴァン・シー……何をっ……?」
「最近まで、アイツも遠慮がちだったけど……ちょっと前にやっと受け入れてくれたのが嬉しくてたまらなくって――それで、丁度いいし、ちゃんとご報告しないと」
しかし、そんなモルガンの気分とは裏腹に。バーヴァン・シーは、とても楽しそうな様子でそう口にした後、自分が入って来た側のカーテンに手を掛けた。
……モルガンは、愚物ではない。彼女が何の報告をしようとしているのか、子細は分からずとも凡そ『どういった方向の物か』の察しは付いた。そしてその上で、こうして身体が縛られている事に、初めて心胆寒からしめる感覚を覚えていた。
今のバーヴァン・シーは『普通』ではない――それに気づくのが遅れた事を、モルガンは呪う事しか出来ない。
「そーれっ♪」
カーテンが引かれた――その奥で広がっていた光景は。
「――んむっ♡ やぁっ♡ リツカぁっ♡ もっとちゅーしてぇ……んっ♡ んんっ♡」
ちゅっ♡ んちゅっ♡ ちゅぱっ♡
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ どちゅんっ♡ どちゅんっ♡
「っはぁ……全く、オルタも、トリ子も、欲しがりなまんこ嫁で困っちゃうな……んっ、んむっ……ほらっ、舌出してっ……!」
しかし……モルガンのその最悪の想像を、遥かに上回る物だった。
「な、あぁ……!?」
「あははっ♪ このペースだともうそろそろフィニッシュかしら♪」
ベッドの向こう――絨毯を敷かれた床の上で、女が犯されている。
自分と似た白い髪を揺らす女は……モルガンの記憶が正しければ、クラスはアヴェンジャー、『オルタ』タイプの英霊だった筈。自分にすら遠慮なく牙を剥いて来た、その凶暴な性格が記憶の片隅に残っていた。
それが、今やどうだ――普段の鎧を脱ぎ捨て、黒のブレザーの制服姿。
片足を上げ、犯し易いように緩めたスカートの奥の雌穴を、何度も何度も雄のペニスでめちゃくちゃに掻き回されながら、ブレザーに突っ込まれた指先に乳房を遠慮なく揉みしだかれて……蕩けた笑みを浮かべている。
抵抗一つせず、雄の物を喜んで咥え込んで膣で締め付け、媚びているのを隠しもしないメス声で喘ぐ姿は……記憶のそれとまるで一致しない、発情期の雌猫の様だ。
「イくよ、オルタっ……一滴残らず俺のザーメンまんこで飲み干すんだぞっ……!」
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ……!
「うんっ♡ リツカのどろどろ孕ませザーメン♡ おまんこでごくごくするぅっ♡ だから射精してっ♡ オルタのおまんこにいっぱいびゅるびゅる~♡ってしてぇっ♡」
そして――その彼女を、野獣の様に乱暴に犯している人物は……
「んっ……ふぅっ!」
どっちゅんっ♡
びゅるるっ♡ びゅるるるるぅうううっ♡
「イくっ♡ イっ……くぅぅぅううううううんっ♡♡♡」
誰あろう、自分のマスターに相違ない。
深々と、女の雌穴に肉棒を突き入れて……遠慮なしに精液をぶちまける。丸見えになった結合部から、白濁が溢れ出しているのが、避妊など考えないナマでの種付けのこれ以上ない証拠であった。
サーヴァント相手に避妊も何も無いが……それでも、彼が女性を相手に躊躇いなく種をまく様な人物ではないのは、モルガンも良く知ってる故に。その印象から外れた行為に、思わず目を白黒とさせるしかなかった。
「――ふんっ、ふんっ、ふん……っ!」
どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡
「お゛ひっ!?♡ リツカっ♡ らめっ♡ そ、そんなにっ♡ おまんこいじめにゃいでぇっ♡ ん゛ぉ゛っ!?♡ ゆるしてっ♡ おまんこゆるしてぇっ♡」
おまけに、肉棒から更に精液を搾り取る様、雌穴に命じる様な如き追撃の抽挿が二度、三度と繰り返される。
復讐者の少女は、そのたわわな胸をはしたなく揺らしながら必死に止める様に懇願しているが……そう言いつつも、彼の肉棒を膣で締め付けているのは、傍から見ても丸わかり。
女の雌穴を虐め、肉棒に媚びさせる事に慣れた歴戦の竿氏が如き腰遣いに、頭がくらくらとして来そうになってしまう。
……そんなモルガンの視線の先で、遠慮なく女の身体を貪った後。
近くのソファに意識を飛ばしたその少女をそっと寝かせてから――彼は、此方へと振り向いた。
思わず泣きそうになる。
此方を見つめる透き通った蒼い瞳は、彼女が何時も見ている、彼の……カルデアのマスターである、藤丸立香の善性に溢れたそれに相違なかったから。事の後、女性をそっとソファに寝かせる手つきは、彼らしいとても優しいモノだったから。
「――お待たせ、モルガン」
「我が夫……どうして……っ」
……それが、どういう意味を持っての言葉なのか、モルガン自身もハッキリとはしていなかった。バーヴァン・シーと淫らな行為に耽っているというのが確定した事へ対しての嘆きなのか。それとも、自分やバーヴァン・シーではない他の女と体を重ねた事なのか。
両方なのか……それとも、もっと別の事なのか。
それに対して、答えを出す間もなく、零すように問いかけた――その一瞬、モルガンの視線が、下へと『ぶれた』。
「――えっ?」
そこで、視線が止まってしまう。
「その……色々あって、バーヴァン・シーと付き合う事になったんだ。それで――」
おおきい。
妖精の、とか。人の、とか。そんな下らない括りなんて、塵の様に蹴散らす様な――現実離れした、というのは、こういう事を言うのか。
腹筋にまで反り返る程に硬く勃起したそれは――まるで、大槍のように長く、兵士の腕程にも太く、そして……容易に『ナカ』を掻き回せる様な、凶暴な形状をしていて。
陰嚢ですら、人の拳に匹敵する大きさをしていて……しかも、射精を終えたばかりだというのに、未だ元気に脈打っている。
「(あんなの、しらない)」
救世主から女王へと至るまで、長い時代を生きて来たつもりだった――しかし、その長い旅の中でも……あんなものを見た事は無かった。
一目見ただけでも、考えなくても分かった。アレはきっと、自分の奥の方にまで簡単に届いてしまう。あの根棒みたいに膨らんだ亀頭で、気持ちいい所を鼻歌交じりに抉って、何回だって直接子宮をぶん殴って……あらゆる女を、都合の良い雌奴隷に変えてしまえる。
肉棒に纏わりつく白く濁ったモノは、容易に肉穴を悦ばせてナカの『ひだ』で奉仕させてしまう強い逸物である証拠だ。
醜悪なモノの筈なのに――モルガンの視線はそこに釘付けにされてしまって。まるで逸らす事が出来なかった。
「……モルガン? どうしたの、モルガン?」
「あーあ……やっぱり『こう』なっちゃうかぁ」
――抜き身の凶器を見せつけられている。
だというのに、今のモルガンの胸に湧き上がる物は……警戒でも、ましてや恐怖などでも無かった
「まぁお母様も雌だし、しょうがないわよね」
「っていうかなんでモルガンは拘束されてるの? 挨拶って話じゃ――」
「それだけで済むと思ってんの? ほんっと、そう言う所は変わんねぇよなぁ……まぁでも一回スイッチ入れちゃえば大丈夫か。今日の『外』担当はマシュだし、時間も十分あると考えていいし」
渇望……というには、余りにもそれはどろどろとして、下劣な感情だった。
「(――ほしい)」
深々とナカに突き入れて欲しい。ぐちゃぐちゃに搔き乱して欲しい。何度も何度も子宮ノックして欲しい。肉穴ハメ潰して、絶頂させて、たっぷりと子宮に、濃ゆい子種を注ぎ込んで――孕ませて。
「(おちんぽ、ほしい……マスターの、おちんぽっ……っ♡)」
はぁ、はぁ、と。呼吸が荒くなる。
可愛らしい若い燕――それに抱いていた感情が、突然の事態によって搔き乱され、そして見せつけられた逞しい雄の象徴によって、無理矢理に指向性を付けられてしまう。
吊り橋効果にも似た、勘違いの様な何か……しかし今、この状況で余りにも致命的と言わざるを得ない。見せつけられたあの暴力的なまでのセックスが、何度も何度も頭の中でリフレインして――
「ま、マスター……っ♡」
やめろ、と。頭の中に残った僅かな『冷徹』が告げる――振り返る事すらせずに、無礼な呼び方を変える選択肢を選んだ。
「いえ……いいえっ、旦那様っ……♡」
――にやり、と。マゼンタの髪の妖精が『悪逆』に笑う。
かちゃり、と。酷くあっさり、自分の手を拘束していた手枷が外れた。誰がやったのかは直ぐに分かった。流石は我が娘だ、と。その成長ぶりに感動すら覚え始めていた。
拘束されたままでは――満足に『おねだり』も出来やしない。
こちらを戸惑った様に見つめる愛しい雄。そうだろう、名を呼んだだけでは、伝わるものも伝わらない。きちんと、『どうして欲しいか』を精一杯に伝えれば……きっと、彼は応えてくれる。
自由になった両手で、体勢を立て直す。身体を少し起こし、けれども良く『アソコ』は見える様に、股を広げ――エーテルで編まれた衣装を、空気へと溶かす。
「……っ」
突然の事に、驚く彼。もう少し待っていてください――と、心の中で詫びながら。今度は躊躇う事なくその指先を、股座へと伸ばす。
「――お願いします……我が娘と共に……私の事も……っ♡」
出来るだけいやらしく、出来るだけ『おチンポ』に媚びる様に、そして……何よりも、愛する雄へと誠意を込めて。
「貴方の為だけの……ドスケベおまんこ嫁として、そのカッコいいおチンポでハメて、娶って下さいませ……旦那様ぁ……♡」
とろとろに蕩けた雌穴を……くぱぁ♡と奥まで良く見える様に自ら広げ。
媚びた声で、交尾をねだる、種をねだる、情けを乞う――娘の様に、可愛らしくとはいかないが。それでも、自然と頬が緩むままに小さく、笑みを浮かべて。
「……トリ子」
――瞬間の事だった。
伸びて来た掌によって肩をがっしりと掴まれ――モルガンはそのままベッドの上へと押し倒されてしまう。きゃっ、と僅かに悲鳴らしきものを零しても、その声に滲む媚びた色は隠しようもない。
力強い腕。サーヴァントとしての力なんて関係ない、雄としての逞しさを感じさせる押し倒し方に、モルガンは逆らう事が出来なかった。
「あとでモルガンと一緒にお説教だから」
「きゃーん、こわーい……ちゃーんとどっちも可愛がってよね……リツカ♡」
「当たり前だろ――モルガンも、バーヴァン・シーも、俺だけの雌だ」
何時もより低く――獰猛さを感じさせるその声、そして些か乱暴さすら感じさせる言葉遣い。此方を見つめる瞳は、色は同じでも……普段とは違うまるでケダモノの様で。何処か金色の荒々しい輝きを宿して異様にすら見える――そんな有様にすら、モルガンの胸は高鳴ってしまう。まるで、初心な村娘の様に。
そこから僅かに視線を落とせば、肉槍の穂先が此方の雌穴に近づいているのがはっきりと見える――こぽ、と。期待を表すかのように、自分の膣から濃い雌汁が溢れだしてしまうのに、僅かに頬を朱に染めた。
「挿れるよ」
「は、はいっ……」
くちゅり、と。熱く、硬い感触が触れる――まるで焼けた鉄棒の様な感触に、思わず体を震わせる。
瞬間、ぴたり、と。彼の動きが止まった。
思わず、気を遣わせてしまったかと、声を掛けようとして――
「――そう言う所だぞっ……!」
ずぷっ……どちゅんっ!!
「――オ゛ほぉお゛ぉお゛っ!?♡♡♡」
……たった一発だった。
自らの膣穴を、雄の剛直で深々と貫かれ――モルガンは、その柔乳をぶるんっ♡と揺らしながら仰け反ってしまう。
アレだけのものが入るのだ。モルガンは、想像を超える様な痛みすら覚悟していたつもりだった――しかしながら、実際は、どうだろう。彼女が感じているのは……想像をはるかに超えた快感だけだった。
膣ヒダをすり潰すように、奥まで雌穴を押し広げる圧倒的な存在感。自分の膣穴が、彼の極太の肉槍――おチンポによって蹂躙されている確かな感触。
「(こ、これ……すごすぎ――♡)」
ぐぐぐっ――どちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ ばっちゅんっ♡
「お゛っひぃ゛っ!?♡ ん゛ぉっ♡ ひぎゅぅ゛っ!?♡」
一突き毎に、ぶるんっ♡ ぶるんっ♡と乳房を揺らしながら……モルガンの身体は、女王として生きている間も使われる事も無かった処女穴は、あっという間に目の前の雄のおチンポを喜んで締め付けて、必死にチン媚びするオナホまんこへと変貌していた。
優秀でカッコ良くて優しい、愛しい雄様のチンポのカタチにおまんこのカタチを変えられてしまう――他の粗チンなどでは、到底届かないであろう所までずっぽしとデカチンをハメ込まれて、膣穴拡張されて。
苦しみも何もない。ただ専用まんこに変えられる快感に、腰がへこへこ♡と余計に雄に媚びる様に揺れてしまう――理知的で冷酷であった筈の女王は、たった一人の雄のチンポに寄って、ザーメンコキ捨てるのに都合の良いチン媚びビッチへと墜ちていた。
「お゛っ♡ ん゛ひっ♡ だっ、旦那様のおチンポぉっ♡ 逞しすぎですぅっ♡ モルガンのハメ穴、さっきまで新品だったのにぃ♡ もう旦那様専用のぉ♡ お精子コキ捨てオナホまんこにされちゃいましたぁっ♡」
にゅっぱんにゅっぱんにゅっぱんっ♡
「全く……俺は普通にモルガンにお母さんとして挨拶するつもりだったのに。これからは母子揃って俺のまんこ嫁だからね? 二人とも妖精まんこにお世継ぎ孕ませて……そのまま孕みまんこでセックスしながら結婚式挙げるぞ、いいな」
「はぃいっ♡ 旦那様の可愛いややこっ♡ 母子まんこで孕んでぇっ♡ んむっ♡ 孕みまんこでウェディングセックスしますぅっ♡」
深く舌を絡め、熱い口づけを交わしながら。彼からの言葉に、モルガンは子宮を疼かせながらそう返事をした――サーヴァントであることなど関係ない。今まで積み上げた魔術の腕があれば、容易に彼の子を孕むことだって出来るだろう。
娘と共に愛おしい旦那様の子を孕んで……そして、ボテ腹のまま蕩けた親子まんこでウェディングご奉仕おまんこセックス――なんて幸せな挙式なのだろう。
モルガンの脳味噌へと迸る背徳の電流は、彼女の頭の中の常識を容易く焼き尽くし。そうして『バカまんこ』へと墜ちた頭脳は、彼と交わる事の快楽でさらに満たされていく。
――そうして敏感になった身体は、容易く目の前の雄の射精の予兆を感じ取って見せた。
「(――あぁ、分かった)」
躊躇わない。広げていた足を閉じ。愛しい彼の腰に深く絡める。互いの青い瞳と視線が交わって――両手を広げ、此方へと深く抱きつく彼を受け入れる。
熱を持つ体。目の前の筋肉質な肉体に、柔かなデカチチをむにゅう♡と押し付ける様に体を密着させ……精一杯、彼に伝える。
下さい。
私の膣に、情けを下さい――
「(私が此処へと来たのは――娘と共に、彼の『まんこ嫁』になる為だったんだ……♡)」
どんどんと激しくなる腰振り。ぶるんっ♡と波打つ尻たぶの揺れが、胎の奥の子宮にまで届き――勃起チンポで突かれるその感覚と重なって。
頭が真っ白になっていく。ただただ、必死に抱き着いて。無我夢中でナカのチンポを締め詰めて、シゴき上げる。気持ち良く、たくさん、モルガンのおまんこで旦那様が種付けお射精できます様に――♡
「先ずは一発目、イくぞっ……モルガンっ……!」
どちゅっ! どちゅっ! どちゅんっ!!
「(はいっ♡ 一発でも、何発でも……下さいっ、旦那様ぁっ♡)」
――ぶびゅっ!
「んぉっ!?♡」
どぶりゅるるるるっ♡ ぶびゅるるるぅううううううっ♡♡♡
「イ゛ぎゅっ♡ しぬっ♡ まんこしにゅっ♡ イっ……くぅううううううんっ♡♡♡」
「――んっ、んぅっ、んぶぅっ……♡」
じゅろろっ♡ じゅぶっ♡ じゅぼぼぼっ♡
……女が一人、暗闇の中でしゃがみこんでいる。
柔っこそうな丸みを帯びた尻たぶの片方には、横向きの草冠と『Q』の意匠の刺青がくっきりと彫り込まれ。たぷんっ♡ たぷんっ♡と雌肉と共にそのマークを誇らしげに揺らしながら……その身体も、前後へ繰り返し揺さぶっている。
否、揺さぶっているのは体というより……その頭か。暗がりの中、更に影の濃い場所へと顔を突っ込んで、女は激しい水音と共に顔を前後させているのだ。口元を覆う黒いフェイスベールの奥から聞こえるその音は……何かを『しゃぶっている』かのような。
「ん……んむっ……ぷはっ♡」
――果たして。
フェイスベールのその奥から現れたのは……褐色に黒ずんだ、こん棒の様な大きさの肉棒であった。『お掃除』を終え、口まんこの中から解放したそれを見つめながら、『元』妖精女王、現『カルデアのマスター専用まんこ嫁』のモルガンは、うっとりとした様子で言葉を紡いだ。
「ふふっ、流石は旦那様ですね……バーヴァン・シーの身体でアレだけたっぷりとお射精なさったというのに……おチンポ様はこんなにも雄々しいままとは……っ♡」
「当然、モルガンのお掃除フェラが上手だからだよ」
「おや、お上手ですね」
……その身体を彩るのは、銀色の装飾品。腕輪、頭飾りに、ネックレス等々。
しかし煌びやかなそのアクセサリたちは、彼女の身体のエロスを強調する事はすれど、まるで隠すつもりはなく。寧ろ、乳首の周りを飾る三角ビキニ『風』のチェーンたちは、モルガンのぷっくりと膨らんだ乳輪部分をよりいやらしく見せつけているかの様。
辛うじて股間だけは、黒い布で隠されてはいるが……それも僅かに揺れただけで、ぺらりと捲れてしまいそうな程に頼りなく。寧ろ、半端に隠している分、余計にいやらしさは増している様にすら見えた。
所謂……踊り子衣装。
女王を、雄に媚びる為に腰を振る、淫靡な踊り子へと貶めるかのようなその装いを……しかしモルガンは、自らの愛しい『夫』に見せつけるかの様に着こなしてすらいた。
「それより、どうかな」
「えぇ――ダ・ヴィンチの方は、そろそろ。気づいた者達も何人かはいるので、其方にも既に細工は済ませました。後は我が夫次第ですが……ふふっ♡ 心配する必要はありませんでしたね♡」
そう口にしたモルガンの背後に浮かび上がるのは、湖面の如き水鏡。映し出されたのは幾人かの女性の姿。それぞれの傍には……マシュや、ジャンヌ、バーヴァン・シーの姿が。
にこやかに会話を交わす一瞬、彼女達の瞳に『僅かな』黄金の輝きが宿った事には、一体誰が気づけただろうか。
……それを目にしたモルガンは、すっと目線を上げる。
かつて、彼女達の身体に宿っていたであろうその輝きは……恐らく、大分小さいモノへと変わっている。彼に侍る雌と化した今ではただの切っ掛けに過ぎないモノでも、サーヴァントに影響を与える程の力だ。そう簡単に消える訳もない。
ならば、そうなった理由は当然――目の前の彼にあった。
「それにしても……何時からだったのです? 『それ』は」
「……分からない。でも、三人がずっと付きっ切りでいたから、こっちに移って来たんだろうね。まぁ……皆に変な影響を残しておくのも嫌だったから」
……青かった彼の片方の瞳は、もうすっかりと金色に染まってしまっている。
ただ、流れ込んでくるものを引き受けただけ、とは言うが……サーヴァントとのラインを通じて自らに流れ込んでくる『それ』を受け入れる事は、そう容易い事ではなかった筈であると、モルガンは思う。バーヴァン・シーが『積極的になってくれた』という切っ掛けとなる程度には、その奥底を捻じ曲げる力はあった筈だ。
「私であれば、どうとでも出来ますが」
「いいや。見方を変えれば、三人が俺にくれたモノだし……それに」
――そして。その変貌を示すかのように。
彼の指先が、モルガンへと伸びて来て……その顎を掬い上げる様に、持ち上げてみせた。
「こうやって、可愛い自分の女を誘う度胸もついたし、ね」
「くすっ……えぇ、旦那様が、そうおっしゃるのであれば……♡」
促されるままに立ち上がり……モルガンは、愛しい夫の膝の上へと腰を降ろし、その身体にしな垂れかかった。腕で、乳房で、太ももで、彼の体温を感じながら……改めて、ちらりと水鏡の方を伺う。
大柄な『角の氏族』。白い竜の騎士。新たなる妖精騎士。
流石は、というべきか。自らの同僚と、そしてかつての主の変容に気が付く速度は、ぴか一であった。カルデア全体の事を仕切るおしゃまな少女には流石に劣るものの……それでも新たな彼の『妻』として相応しい素質を持っていると言って良い。
……久しぶりに、腕が鳴る。
彼の為のカルデアハーレムは……そう遠くない内に完成するだろう。その足掛かりだ。彼女達が此方に加われば、もう『目の前』と言ってだろう。
「楽しみですね……♡」
「……靡いてくれるとは限らないよ?」
「いいえ。皆喜んで貴方の下へと侍るでしょう……何せ、私の事をあんなにカッコよく娶って下さった旦那様ですから♪」
輝かしい未来を思い浮かべながら。
夫の胸に頭を預けながら、モルガンは幸せそうに微笑む。
その淫靡で蠱惑的な微笑みは――正に、ブリテンの魔女と称されるのに相応しいもの言えた。