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頼光さんとインモラル夏セックスする話(追加分込み)

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「……ここ、だよね」

「はい。その様ですが……」


 ちらりと周りを見てみる――自分達が、正午から日暮れになるまで時間をかけて歩いて来た、長い長い一本の山道以外は、全て深い森に包まれていて。到底、他の場所に人が暮らしている様にはとても見えない


 ……やはり、ここに来る前のミーティングで上がった『異常な反応があった建物』に合致しそうなのは、ここ以外ないと言って良さそうだ。


 しかしながら……改めて、目の前の建物へと視線を戻す。

 目の前に建っているのは、何の変哲もない和風建築である――しかも、歴史を感じさせるような古い屋敷とかではなくて、現代の建築技術で『それっぽく』作られただけの、ただの民家だった。


「……全然荒れても無いし、綺麗だし、怪しい雰囲気なんて何処にも無いし」

「妖気の類も……ダメですね。何も感じません」

「カルデアの機器や、職員さん達にミスがあったとは思えないし……かなり厄介な手合いかもしれないね」


 ここまで来ると、逆に嫌な予感しかしてこない――人類の歴史を守り、世界を滅ぼした人理焼却、人理漂白、二つの難事件に立ち向かって来た百戦錬磨の組織、カルデア。

それをして『異常な反応』と言わしめた『何か』が……この何の変哲もない、おかしな空気も無い、民家の中に納まっている。


……頭の中で、一つギアを切り替える。

人類史に影響を与えうる程の『染み』として、この特異点を認識する。普段の微小特異点とはレベルが違う――ただでさえ『レイシフト』と呼ばれる専用の移動手段の関係上、この空間へとやって来れるのが、サーヴァントとマスターそれぞれ一人ずつなのだ。油断は出来る訳が無い。


人類史に刻まれた英雄達の御霊に、最強の使い魔『サーヴァント』として力を貸して貰っている立場……それが自分――藤丸立香という『マスター』だ。百人力どころの騒ぎでは無いのは良く分かっているが、それでも。

自分が経験して来た恐ろしい特異点というのは、そん彼ら、彼女らが集って、漸く解決できる目が出てくる様な修羅の戦場ばかりであった――そんな戦いを潜り抜けて来た自分の勘が、目の前の建物に対して最大限の警報を鳴らしていた。


それ故に。この特異点にやって来るにあたって、彼女を共に連れて来る事が出来たのは何よりの幸運と言って良かった。


「……油断しないで行こう。頼光さん」

「承知いたしました――」


 ――しゃらん。


 涼やかに……『太刀』が鞘から抜き放たれる音がした。

 視線を傍らに向ける。艶やかで瑞々しい黒曜の伸びた御髪を僅かに靡かせる、貴族のご婦人と思わせる様なたおやかな佇まい。しかし……屋敷へと向けられた視線は、普段の慈愛に満ち溢れたそれとは似ても似つかぬ程に鋭い。まるでその手に携えた、立派な拵えの刃の切っ先の様に。


 源頼光――歴史においては、男性と称されていたが。その実は女性である。

 頼光四天王の棟梁にして平安最強の神秘殺し――日ノ本に未だ色濃く神秘が残っていた時代、そこに置いて『最強の神秘殺し』を謡われた実力は、文字通り日本最強格と言っても差し支えはない。


 紫を基調とした、肌に張り付くタイプの特徴的な戦装束を身に纏う彼女は、まるで女神を思わせる品の良い美しさをしているが……一度こうして戦場に立てば、触れればそのまま指先が落ちてしまいそうな、濃密な剣気を纏う『武士』へと姿を変える。


「マスターは私の後ろに。決して、離れない様に」

「分かった」

「ふふ。母の腰に、抱き着いていても良いのですよ?」

「そ、それは流石にね」


 ……少しばかり冗談めかしたやり取りをした後。


 ゆっくりと、息を殺して玄関へと歩み寄る。引き戸のすりガラス越しに、中の様子が何か分からないかと思ったが……分かるのは、奥に明かりが灯ってない事くらい。

此方へと目線を向けて来た頼光に、無言でうなずきを一つ返せば……伸ばした指先が、戸の取っ手にかかった。僅かに、空気が張り詰める。


 ……労せずして、カラカラと扉は右へとスライドしていく。何かが飛び出して来るかもしれない――という心配も杞憂に終わり、開いた扉の向こうには、靴箱、その上の花瓶、板張りの廊下と、やはり良くある玄関が広がるばかり。


室内は、電気が付いていないせいで薄暗く、しんと静まり返って物音ひとつ聞こえてこない。僅かに聞こえてくる蝉の声すらも、影の中へと呑み込まれていくよう――その中に伸びていく日差しと、その中に滲む黒い影法師の、白と黒が目につく。

全く以て『何もない』。それだけの事が、このごく普通にしか見えない民家を、酷く不気味な伽藍と化していた。


「……離れないでください、マスター」

「うん」


 先んじて、頼光が玄関へと上がり込んだ。


 ぎし、とヒト一人が足を乗せたその音が、いやにはっきりと玄関に響いて……ごくりと唾を呑みながら、敷居を跨いで、中へと足を踏み入れる。


 パッと見る限り、長い事放置されたようには見えない。積もった塵も、蜘蛛の巣も、誇りっぽい空気も、何もない。

 ただ普通に、田舎の実家へと帰って来た様――ごく当たり前に此方を迎える玄関の空気すらも、今はただ却って不気味だった。


 ……そっと靴を脱いで上がる。自分の家でもないのに、思わずそうしてしまったのにはっと気が付いた時には、頼光が微笑ましそうに此方を見つめていて。なんだか気恥ずかしくなってしまった。けれども、それが逆に緊張をほぐしてくれたような気もした。


「――人は、いないね」

「えぇ。しかし……やはりただの空き家、という訳でもなさそうです」


 家屋の中を、四方に気を配りながら進む――頼光の視線の先、畳敷きの部屋の奥で扇風機が首を振っているのが視界に入った。目の前のテーブルはピカピカに磨かれていて、傍らの台所の食器や包丁まで、手入れはきちんとされている。


 生活感があるか、と言えばまた違う……ただ、『綺麗に保たれている』だけだ。


「この先は……」


 ……何か、不審な点はないか。おかしなものは無いか。念入りに探していく。机の下から和室の床の間に至るまで。


 そうしている内に――ふと、廊下の途中に置かれた引き出し収納に目が行った。

 腰ほどの高さのその上に伏せられているのは……写真立て、だろうか。


 なんだかそれが無性に気になって。

 手を伸ばし。伏せられたそれを手に取って、表へと返す。

木製の、ブラウンのフレームの中に納まっていたのは……二人の人物を撮った写真である。後ろに映っているのは、屋敷の玄関だろうか。


 中心に並んでいるのは、黒髪の少年と、同じく黒い髪の……妙齢の年頃の女性である。特に女性の方は、何処か陰のある表情ではあるが、こうして写真で見ただけでも、『美人』と分かる様な――


「――マスターっ! 『それ』から離れてくださいっ!」


 突然の、静寂を破る様な頼光の一声。


 怒声にも近い程のそれに、思わず体をびくん、と震わせる。

 調べていた部屋から飛び出して来たのだろう彼女の方へと一瞬視線を向け――一瞬遅れて、『それ』が何を示しているのかにも気が付いた。


 しかし、視線を戻し、咄嗟に手を放そうとした所で。


――『目が合った』


「っ!?」


 写真の女性は、この写真を撮ったカメラを見つめていた筈だった――しかし。


 今、明確に彼女は、この写真を見つめている、『自分と視線を合わせている』。

深く、深く。濁り切って底の見えない、泥沼の様なその虚ろな瞳で、此方を。





 にやり




 ぞっとした。


 笑った。女が今、確かに――っ!




 ちりん ちりん ちりん ちりん ちりん




 凍り付いた様に、身体が、動かない。

 早く、浅くなっていく呼吸の中で――何処からか、風鈴の音を聞いた気がした。







「――つか君――立香君?」


 ……此方を呼ぶ声に、目を覚ます。


 視界でブレる、天上の梁――目をこすりながら、体を起こす。

 ちりん、という涼やかな音に顔を向ければ……縁側に面した障子戸は、広々と開け放たれていて。欄間の下に渡された梁から下がった、雷模様の風鈴が揺れている。

 日はもう大分傾いていて。僅かにオレンジがかった西日が、こげ茶の縁側を通って室内へと差し込んでいた。


 周りを見渡してみる。

 畳敷きの部屋。角に置かれた桐の箪笥。白と青のシンプルなデザインの襖の出入り口、その隣に置かれた、黒の無機質なテレビ台。その上の、若干型落ちの薄型テレビも、モルタルの色あせた白い壁には若干似合わないな感じがする。


 酷く、穏やかで、静かな室内。都会の喧騒とは縁遠い……そんな、田舎の夏の音だ。スマホを弄るのもやめて、のんびりと過ごしたくなるような――


「……立香君?」


 真横から聞こえてきた声に、改めて縁側の方へと顔を向ける。

 自分が寝転がっていたであろう枕。そして……その隣で綺麗に揃えられた両膝。視線を上げれば、此方を見つめる女性と目が合った。


 おっとりとした雰囲気の、美人のお姉さん。

抜ける様な白さの、瑞々しい珠の肌。対照的に、黒く艶やかに流れる長髪――優し気に垂れた目、その濃紺の瞳が少し、揺れているように見える。


「……頼光さん」


――『坂田頼光』さん。自分の、遠い親戚。


「ぼうっとしていましたけれど……どうしたのでしょう? 何処か具合でも?」

「なん――でも、ないです。はい」


 声をかけて来た彼女へと、手を振って答える――そうだ。

自分は今……高校三年の夏休みに親戚の家へと来ていたのだ。

勉強を頑張ったご褒美に、都会の喧騒から離れてゆったりと過ごす時間を、と。両親の強い勧めもあって、山奥に一人で暮らしている伯母の元へと。


 観光地でもない、ただの親戚の家に一人で……普通なら、どうなんだろう、と思うその提案に即座に頷いたのは、両親が口にしたその名前に、聞き覚えがあったから。

 幼い頃に一度会ったきり、だっただろうか。それすらも定かじゃない程度に疎遠になっていた彼女。しかしながら……それでも、ハッキリと覚えていた。

此方をのぞき込む――人間離れした、その美貌を。


「そう。それなら良いのですけれど……最近は熱中症等、とても恐ろしいですから」

「いえいえ、寧ろリラックスできて、元気一杯な位で……」

「――少し、失礼しますね?」


 ……不意に。


 目の前の瞳が目の前へと迫る――頼光さんが、その身を乗り出すようにして一歩、此方との距離を詰めてくる。


 ぷるっとした唇を、少し引き結び。細めに整った眉を不安そうに傾けて。

 まるで彼女は……今にも、泣き出してしまいそうだった。


「あ、のっ……」


 静止する間もなく。互いの額と、額がピッタリとくっつく。

 目を静かに閉じたまま、額の温度を感じる頼光さん……果実の様な良い香りが、此方に漂って来る。今にも唇が触れてしまいそうな近さ――そして。

それと同時に走った酷く甘美な感覚にも、直ぐに気が付いてしまう。


 胸板に、押し付けられている。頼光さんの、一抱えもある程の豊かな柔乳が。

 薄紫のキャミソールの胸元を大きく押し上げ、指先がすっぽり入ってしまいそうな位に深い谷間を作るそれは……互いの間で押しつぶされ、たわわなおっぱいの感触を、ダイレクトに伝えてくる。

 濃厚な生クリームの様な蕩けるやわっこさで、肉感たっぷりにみっちりと密着しながらも。自らの存在感を示す確かな弾力にも満ち溢れていて。


 本能を優しく愛撫し、昂らせるような、『女』の色香。それを直接、肉体にとろとろ注ぎ込まれていくような――胸の高鳴りは、早くも最高潮に達し。

どく、どく、と。何も考えられなくなった頭の中に……暴力的な熱と共に、その音は響き始めていた。


「……熱は、無さそうね。良かった」


 ……永遠にも感じた、その一瞬の触れ合いは。頼光さんが額を離し、距離を置いた所で終わりを告げる。


 此方を見ながら、心から安心した様に微笑む彼女――慈母の様に優しく、そして何処か儚げな美しい表情に、先ほどの情欲の渦から抜け出せないまま見惚れていると……そこで漸く、顔が熱を持ち始めたのが分かった。


「……あら? やっぱり、顔……あっ」


 一瞬、また不安げな色をにじませたところで……自分が、胸板の辺りを呆然とした様子で撫でているのに気が付いのだろう。彼女もすぐに、此方と同じ様に頬を真っ赤にして俯いてしまう。


「ご、ごめんなさいっ……つい」

「い、いえ……心配して頂いた、だけですから……」


 ……役得だな、なんて考えつつ、思う。

 やっぱり頼光さんは変わらずに、優しいままだ――旦那さんのお葬式の時からずっと。


 ちらりと。ここ隣、同じような畳敷きの部屋を覗き込む。

 そこの奥に設えているのは……黒い光沢を放つ、仏壇。そこから漂う線香の匂いが、僅かに鼻に香って来る。


自分が何歳の頃だろうか――それも、記憶がぼやけていて、殆ど分からない。物心つく前の事だったのだろうか。親に連れられて行った葬式の最中、喪主として親戚に挨拶をしている頼光さんを見たのが……自分が覚えている、彼女との数少ない記憶だ。


 唇を、先程よりもさらに強く引き結んで。涙をこらえているのが、子供心に酷く辛くなって、泣かないでと声をかけた。そんな自分の元へとしゃがみこんで、目線を合わせながら『心配してくれてありがとう』と。微笑みかけてくれた。

そうして、しばしの間だけ隣り合ってお話しした。その時の優しい笑顔が――今でも。


あの時からずっと。頼光さんの事が頭に焼き付いて離れなかった……記憶の中の彼女へと恋焦がれた事は、一度や二度じゃ足りないだろう。


「……お、御夕飯にしましょうか」

「そ、そうですね……」


 互いに、正座しながら、視線を逸らして……そんなぎこちない会話ですら、なんだか嬉しい。永遠に届かない所にいると思い込んでいた彼女と、こうして一つ屋根の下で一緒に過ごせている事が、喜ばしい。


 ……例え、頼光さんがこうして心配してくれるのが。目の前の誰かの死に傷付いてしまった事からくる、『過剰反応』だったとしても。彼女に思われていると考えると、それだけで嬉しくなってしまう。


 頼光さんは。きっと、この家で一人になって、寂しかったのだろう。

 そうじゃなかったら、自分を出迎えてくれた彼女が……たった一度だけあって放しただけの子供に、『自分の家だと思って寛いでね』なんて。あんなに嬉しそうに言わない。

 まるで……彼女の方が、何処か子供じみて見えるほど、はしゃいでいた。


「……あ、あの」

「は、はい」

「ぐっすり寝てたら、その……お腹、空いちゃって。ごはん……ちょっと、大盛りにして貰っても、大丈夫……ですかね」


 そんな心の隙へと、子供として付け込んでいる。その自覚は、確かにあった。

でも、一週間という僅かな間に距離を詰める為には、それ位しか思いつかなかった。


 そんな下心を隠す為……元気いっぱいだと示す様に口を開く。流石に図々しいというのは分かっていたのと、お腹が減ってしまっているのは本当だという事への気恥ずかしさから、ちょっと頬を掻きながら。


 頼光さんは、ぱちくりと目を瞬かせた後――そっと口元に手を当て、くすりと笑った。


「――はい。腕によりをかけて、作りますね」


 まるで……我が子に笑いかける『母』の様に。その笑みは、優しかった。







 ……顔を上げる。


 柱にかかっていた時計は、もう大分夜遅い時間を示している。そろそろお風呂を頂いてしまっても良い時間帯。

頼光さんは……もうお風呂に入っただろうか。


「……病気だなぁ。もうこれ」


 穏やかな環境の中で、リラックスして過ごせているのは確かだが……それでも、ふとした時に頼光さんの事を考えてしまう。その姿を目で追ってしまう。その艶姿に、ほうと溜息を吐いてしまう。


 今まで、記憶の中の彼女を思う事しか出来なかった反動だろうか。ストーカー染みた思考だなぁと思いながら……そこで、ふと夕方の記憶がよみがえって来る。


「柔らかかった……」


 正直、寝起きで思考がぽやっとしていた直後だったから、動揺せずにさらっと流して誤魔化せたが……男子高校生にとって、あの乳房の感触は毒にしかならない。今も、頭の中に頼光さんのおっぱいが浮かび上がって来てしまう。


 ……というか、おっぱいだけではなく。頼光さんは全体的にスタイルが良い。

 下に深い影を作ってしまう程の爆乳。すらっとした細い腰から、ジーンズがぱつぱつになるレベルにむっちりとした臀部へ繋がる、艶めかしいS字のライン。何処を揉みしだいても気持ちよさそうな、抱き心地の最高の雌のカラダ。


「……」


 ……ほんの一部とはいえ、実感が伴ってしまったのだ――そりゃあ、なんて言うか。健全な男子高校生として、思う所は当然ある。

掌一杯に柔乳を揉みしだいて、指の隙間から零れてしまいそうなたっぷりの乳肉を味わいながら……あの柔らかそうな尻たぶに腰を押し付けて、雌肉がひしゃげるイイ感触に酔いしれて。そして、昂った自分の肉棒を締め付ける女の子宮に、たっぷりと子種を注ぎ込んでやる。


頼光さんの雌穴を孕ませて……自分だけの雌妻にする。そんな妄想が溢れだして……止まらない。


 腰を上げ、部屋の戸を開け、廊下を覗き込み、誰も居ない事を確認。改めて扉を閉めてから、ちらりと部屋の片隅のティッシュに目を向ける。

 正直、このまま悶々としていたら絶対に眠れないだろうし。誰にも気づかれない様に静かに、一回や二回する程度であれば、迷惑をかける事も無いだろう。換気もしっかりして、匂いが籠らないようにするのも忘れてはいけない。


「……いやいやいや」


 履いていたズボンをずり下げ――た所で、はっとした。

 いけない。自分の家なら兎も角、親戚の家の部屋でいきなり自慰に耽るとか、TPOを知らないのか。如何にムラムラと来ていたにしろ、流石に……せめて、その、トイレとか。あるだろう。色々と。


 兎も角ダメだ。多少、就寝時間が遅くなるのを覚悟の上で、軽い運動でもして気分を晴らすのが良いだろう――まぁ、脱いでしまったのは逆に丁度いい。

ズボンを部屋の隅へと片付けてから、そのまま持ってきた短パンに履き替える。ちょっと体に密着するタイプだからか、大きくなってしまっているのが丸わかりだが……まぁ良いだろう。誰に見られる訳でもない。


そうして、先ずは腕立て伏せからでも……と思った所で――


 ――こんこんこん


『立香君、入って良いかしら?』

「――っ!?」


 突然のノックと声に、思わず跳び上がりそうになった。。


『あの、リビングに携帯置きっぱなしだったから……』


 頼光さんだ。


 ……しまった。都会とは全然違う穏やかな時間を過ごしていた所為か、スマホを持ち歩こうっていう意識が薄れてしまっていたか。

 愚息の方は……ダメだ。彼女の声を聞いただけでも余計に硬くなってしまっている始末だ。我慢の利かない自分の生殖器に溜息を吐きつつも、部屋の入口へと視線を向ける。


 ……最悪な事に、自分に貸して貰えた部屋の扉は外開きだ。扉の影に腰の辺りを隠す事も難しい。受け取りに行くのは無しだ。だからと言って、変に時間をかけて怪しまれたりしてしまったらそれこそ元も子もない――


「――は、はいっ、すみませんわざわざ、どうぞっ」


 結局……自分が出来たのは、目立たない様に股間の辺りにタオルをかける事くらい。子供みたいな誤魔化し方だが、何もしないよりはマシと思って、頼光さんを出迎える事にする。


 がちゃり、と開いた扉の向こう――まだ風呂は入っていないのか、普段着姿の頼光さんはそのまま部屋へと入って来て。此方へと屈みこんでから、その手に持ったスマホを此方へと手渡してくれた。


「どうぞ」

「あ、ありがとうございます……」


 ……此方へと屈みこむという事は。

当然の事ながら、またもやキャミソールから覗く、その、なっ……がい乳房の谷間が丸見えになる訳である。本当に良かった、一応タオルをかけて置いて。

怪しまれる素振りも無く。無事にスマホを受け取る事が出来た。


潜り抜けた――そう思った矢先の事だった。


「お風呂も湧いたから、何時でも入っちゃって……っ」

「あ、はい。ありがとうございます」

「……い、いいえっ、その……」


 一瞬、頼光さんの視線が下に落ちる。


 あっと思った時には遅かった。女子は、男子の思っている何倍も視線に敏感だとはいうがしかし……この距離であれば、男子であっても何処を見られてしまったのかは丸わかり。

 ……少し恥ずかしそうに頬を赤らめたのも、決定的な証拠と言っていいだろう。しまったと思った時には、頼光さんはそっと視線を逸らしている。


「……あっ、あのっ!」

「そ、それじゃっ、お邪魔しましたっ」

「ま、まってくださっ――」


 とんでもない誤解を招いた。いや誤解ではないのだが、まだしてない。いやする前に堪えたのだから、その辺りを淡い思いを向けている女性に勘違いされたら、色々と堪らない。何とか弁明の一つでも――そう思って、慌てて立ち去ろうとしていた頼光さんの手を、立ち上がりざまに咄嗟に掴んだ……のだが。


「キャッ……!?」


 急に引き留められて、頼光さんの身体が前につんのめってしまう。

ぐらりと崩れる体幹。血の気の引く音。手を離しはしたがそれでは止まらない。もつれる足で、何とか倒れ込む方向へと飛び込んで――


――どさっ


「んっ」

「ぐっ」


 ……身体の上に伸し掛かって来たのは、想像していたよりも大分軽い感覚。


 ギリギリの所で、頼光さんを此方の身体で受け止められた。彼女が強かに顔面を打ち付ける事だけは避けられた……のだが。


「……ご、ごめんなさい、立香く……ぁっ」


 ぐにぃ……


「……いえ」


 当然……自分の身体の上に伸し掛かる体勢になれば。タオルという防壁も無くなり、薄布越しに自分の硬くそそり立ったモノが彼女に押し付けられる事になる。

 運よく、膝などがめり込んでお亡くなりにならなかったのは御の字だが……それでも、今は元気にそそり立つ自分のモノのサイズを恨むしかない。こんな薄手の短パンでは、同級生からも『童貞の癖に無駄にデカい』と揶揄われたこれを隠し通す事など出来はしない。


 ……しかも、だ。


 自分の股間のモノは……よりにもよって、頼光さんのお股の辺りを突き上げる様に屹立している。ある意味でクリーンヒットと言って良かった。最悪だ。

 いきなり通報、とかは流石に無いと思いたいが。それでも、今までよりも距離を取られるのは間違いないだろう。


 若い少年の距離感で付き合おうとした、此方の下世話な思惑がトラブルを招いてしまったのだろうか……今更な後悔をしながら、静かに涙を流そうとした所で――


「……」

「……頼光さん?」


 ……彼女が、此方の上から降りようとしない事に気が付いた。


 ぺたん、と此方の腰の上に跨ったまま。頼光さんは、悩まし気ながら、何処か艶めかしい表情を浮かべ、ゆるんだ口元からほぅと吐息を零していた。白い頬はぽっと火照り。潤んだ瞳は蕩けて……まるで病の熱に浮かされているかの様。

ただ……視線はまっすぐに、自身の股座を向けられている。。


 いや、正確に言うならば……股座に押し付けられた、自分の肉棒へと、その視線は注がれている。


「……立香くんの……こんなに硬く」


 ……すり♡ すり♡ すり♡


「頼光さん……っ」

「それに、なんて……立派……っ♡」


 ……気が付けば。


 頼光さんは……自分の肉棒の上で、腰を揺らし始めていた。

 自ら、股間に肉棒を擦り付ける様にして……ゆらゆら、静かに。そしてそこから、段々と分かりやすく自らの『アソコ』を強調するかの様に、前後に、上下に、へこ、へこと。はしたなく。


 はぁっ、はぁっ、と息も荒く……自分の肉棒へと注ぎ込まれる熱い視線も、欲望を剥き出しにしたかのような腰づかい。それは、発情しながら雄のモノを乞う、いやらしい雌のモノだった。此方の『チンポ』に夢中になった、サカリの付いた雌猫の――


「あの人と……全然、違う……すごいっ……♡」


 すりすり♡ へこへこ♡


「おチンポ……チンポ……っ♡」


 ……暫く合っていない親戚の子供にも、優しく接してくれた頼光さん。


そんな彼女が今……自分の股座に視線を送りながら、あさましく腰を揺らしている。陶然とした様で、何度も、何度も、物欲しげに『雄』を乞うている。


自分が知っている姿との、余りにも激しいギャップ。

肉欲にその肢体疼かせながら、幾度も雄とまぐわって来た娼婦かの如き淫蕩さを見せつけられて……心を揺さぶる。本能を昂らせる。目の前のドスケベ女を、貪りつくしてやりたくなる――


「……っ」


 手を伸ばす。肩に触れる。そして、そのまま――


「「――あっ」」


 しかし――そこで。蕩け切っていた瞳に、理性の光が戻ったのが分かった。


 互いに、声を漏らしたのも束の間。

 すぐさま頼光さんは、自分の上から飛びのいて。トマトの様に顔を真っ赤にし、ふるふると小刻みに体を震わせ――そのまま足早に、部屋を後にしてしまう。顔を俯かせたまま、逃げる様にして。


 走る勢いのまま乱暴に押し開けられた扉が、その反動で戻って来るのを……ただ呆然と見つめる事しか出来なかった。







「……」


 そっと部屋の中を覗き込む。頼光さんは……静かに、仏壇に手を合わせていた。

 もう十何年になるのだろう。彼女の、この日課は。ずっと、亡くなった旦那さんを偲んで暮らしている事は、その後ろ姿のすっと一本整った様子で、想像もついた。


 ……余計に声をかけづらい。


 一昨日の一件があってからというもの、頼光さんの方から何処か微妙に距離を置かれている。朝の食事の時も、ちゃんと会話はあるにはあったのだが。しかし……ちょっと指先が触れただけでも、物凄い勢いで手を引っ込められたりと……反応がちょっと。

 そして……自分も、その時に『あ』だの小さく『ごめんなさい』だのと。どうにも煮え切らない様な言葉ばかり並べ立てているだけで。


 結局、昨日一日はずっとお互いに話をする事すら叶わない始末だった。


「……はぁ」


 昨日は、なにか二人とも可笑しかったのだ。多分。

それを前提として、だ。それでもあの一件は自分に非がある。そこを素直に謝りたいだけだったのに……それすらも叶っていないのが、余りにも悲しくて。襖に背を預けたまま、ため息を一つ吐く。


 ……このまま、頼光さんに謝罪の一つも出来ないままで、一週間の滞在は終わってしまうのだろうか。なんだか、涙が出そうになって来て。膝を抱えながら、瞳を閉じた所で――ふと、部屋の中の頼光さんの声が聞こえて来る。


「……立香君、やっぱり落ち込んでるかしら」


 彼女が口に出したのは――意外にも、自分の事だった。


「年頃の男の子に、あんなはしたない事をしちゃって……目を合わせてくれないのも、仕方ないわよね」


 ……重ねて、少し驚いてしまった。

てっきり、自分に対する何かしらの批難かだと思っていたのだ。彼女の靴から零れてくるのは。一瞬、そんな覚悟をしていた所に……少し寂し気なため息交じりなその独白は、ちょっと申し訳なさそうしている様にすら感じてしまう。


彼女がどうして反省する必要があるだろう。悪いのは全般的に此方なのだから……ココでしょぼくれている訳にも行かない。部屋の影から乗り出そうとして――


「……」


 ――そこで、『ん?』と頭に疑問符が過った。


「若い人のが……あんなに大きくて、逞しいなんて……っ」


 それは。

一昨日の夜、自分の上から聞こえてきた……熱を帯びた声だった。

 こうして、襖越しに声だけを聞いていても分かった。今、頼光さんの頬は、恥ずかし気に赤く染まっていると。


 ……上げかけた腰を止め。その代わりに襖に身体を張り付け、部屋の中から聞こえてくる声に耳を傾ける。どうしてか、今は、彼女の独白が無性に気になっていた。


「……こんなになるの、久しぶり……んっ……♡」


 静かな室内。耳に届いたのは、ごそごそと何かを弄る音と……その後に続く、じーっという聞き覚えのある金属音で。前半の音で頭の中に浮かんだ疑問符が、後の音で急速にズボンのチャックへと変貌した。


 ……いや、まさか、と思う。

 一つ呼吸を整えてから。ゆっくりと、襖の影からそっと顔を覗かせて、部屋の中を覗き込んだ――


「……んっ……はぁっ……♡」


 ……声が漏れなかったのは、奇跡だった。


 仏壇の前へ腰を下ろした頼光さん。此方から見える彼女の背後には……脱ぎ捨てられたズボンが落ちていて。白くハリたっぷりな肌の太ももが、黒のレースのランジェリーの食い込んだむっちりとした尻たぶが丸見えになっている。


 しかし、そんなはしたない姿を見られている事にも気づかないまま……頼光さんは、目の前の仏壇に向かって股を広げ。その上に立つ、旦那さんの写真に見せつける様にして、自らの『アソコ』へと片手を伸ばして……身体を捩っている。


「あっ……くぅっ……んぅっ♡」


 片手の動きに合わせて漏れる、艶っぽい喘ぎ声。

 間違いない。今、自分の目の前で彼女は……自分の身体を慰めている。


「……んっ、ふぅっ……♡」


 くちゅくちゅくちゅくちゅっ……♡


「あっ……んぅっ……んんっ……♡」


 かつての夫を呼ぶ人妻の声は、とても切なく、そして……酷く煽情的だ。もうそこは、ぐしょぐしょになってしまっているのだろう事を、想起させる程に。


その柔乳を、指先が深々と食い込んでしまう位に乱暴に揉みしだいて。雌汁でしとどに濡れた肉穴を激しく指先で掻きまわして。

時折、ぴくんっ、と身体を激しく震わせながら、股を突き出すようにして仰け反る。その一瞬に、目が釘付けにされてしまう。


 股座をおっぴろげたまま、密の溢れ出す雌穴に激しく指を出し入れする頼光さん。その口から漏れ出す声は、何処か媚びる様な色を帯び始めている。

 故人の目の前で。欲望の熱に火照る、そのいやらしい身体を必死に慰める姿が……自分の上に跨っていた彼女と重なる。

目の前で硬くそそり立っていた肉棒を物欲しげに見つめていた一匹の雌の姿と――



「……さい……っ……くださいっ……♡」






「立夏君の……逞しい……お、おチンポ様……私の、まんこにぃっ……♡」





 ――そこまで耳にしてから立ち上がる。


 物音にびくっ、と飛び上がりそうになった彼女は――ゆっくりと、背後へ……此方へと振り向いて……部屋の入り口に立つ自分と、目が合った。

 途端。ただでさえ火照っていたその頬が……真っ赤に染まっていく。


「り、立香君……違うのっ……こ、これは、そのっ……」


 まるで、此方から隠そうとしているかのように自らの身体を掻き抱きながら、よろよろと立ち上がり。そのまま後ずさる頼光さん――すぐさま彼女に歩み寄ると、その手を掴み、彼女の身体から引き剥がした。


「あっ、やっ……」

「――頼光さんっ……!」


 そのまま、彼女の身体を此方へと引き寄せ……腕の中へ。


 ……分かってる。こんなのは、許される行いではない。

しかしながら、自分の旦那の前で身体を鎮める為に雌穴を掻きまわし、甘い声を上げる女の姿を見ていた……もう、頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。とっくに限界だった。

 この女を、自分のモノにする。その欲望を……抑えきれなくなっていた。


「立香君……お、落ち着いてっ……♡」

「落ち着ける訳ないですよっ……目の前であんな風に、夢中でオナって、まんこイジりながらエロい声だしてるの見せつけられて……っ!」


 ……驚くほどに、頼光さんの抵抗は弱い。


もっと抵抗されるかと思っていたのに……彼女は、腕を掴むこちらの掌を、まるで振りほどこうとする様子がない。一応、身体を捩ってはいるが……それも寧ろ、その尻たぶの柔らかな感触を、此方の腰に『むにゅんっ♡ むにゅんっ♡』と自ら押し付けて来るかのようですらある。


「だ、だって……仕方なかったのっ……」

「何がっ……!」

「あの人が、亡くなって、ずっとこの家で、一人きりでっ……」


 とても、か細い声だった。しかしながら……溢れ出す声から溢れ出す、一匹の雌としての昂りを、彼女は隠そうともしていない。


「寂しかった?」

「っ」

「それで、久しぶりにチンポ見たら……カラダが疼いちゃったんですか?」

「……っ」


 此方の問いかけに。腕の中で、こくり、こくり、と。小さく、恥ずかしそうに、頼光さんは頷いて見せた。


「こんな風に……おっぱい揉みしだきながら……っ」

「んんぅっ……♡♡♡」


手のひらに感じるのは、酷く滑らかで、指先が何処までも沈み込むような、蕩ける様なデカチチの柔らかさ――たゆん、と片方の果実が『ぷるるんっ♡』と激しく乳揺れしたのも目に入って来て、思わず呻き声を上げてしまう。

あんまりにも、あからさまな乳揺れ――まさか今、彼女はブラなどは付けていないというのか。


だとすると……目の前の雌は、ノーブラのままで、此方を誘惑する様なマネをしたというのか――かつて、夫へ操を立てていた筈の人妻が。若い雄を目の前に、雌の本能を曝け出すかの様にして。


「っ……!」


 がばっ


「きゃっ……」


 ……胸の奥から、湧き上がる衝動を堪え切れない。


 その肩を掴んで、彼女を畳の上へと押し倒した。


「頼光さん……っ!」

「……立香……くんっ……」


 畳の上に背を預けた頼光さん。その後ろに広がる黒髪。そこに映える、白いうなじのライン。僅かな息遣いでふるふると揺れるおっぱい。内股気味の肉付きの良い太もも。

 そこらのグラビアアイドルなど及びもつかないであろう、眼の前がくらくらとしてくる溢れ出す女の色気。


「……立香君」


するり、と首筋に彼女の両腕が絡みついてくる。

 そのまま彼女の元へと、抱き寄せられる。抵抗はしない。互いに漏れだした吐息が交じり合って一つになってしまう距離まで引き寄せられて――


「「……んっ……♡」」


 ……二人の唇が、重なった。


 お互いに背中にまで腕を回し、強く抱き合いながら……舌を深く絡め合う。

頼光さんは、自分を拒まなかった。寧ろ此方を求めるかのように自ら舌先を伸ばして来ていた。より深くキスで繋がり合いながら、他の事は何も考えられなかった。

ただ目の前の『雌』を貪る事だけで頭がいっぱいだった。


 口の端から、とろりと唾液が零れる。それでも構わない。彼女の口内を貪り続ける。

先ほどまで、手の中で揉みしだいていた柔乳が、今は頼光さんの方から自分へと押し付けられて『むにゅむにゅ♡』と柔らかくひしゃげ。彼女の両脚は、自分を求める様に強く、肉付きの良い太ももで、腰を挟み込んで来ている。


 自分は、もちろん頼光さんを見ている。そして……彼女もまた、目の前の自分だけを見ていた。他の雄ではなく。目の前にいる自分だけを求めていた。


 ……暫く、互いの唇を貪りあってから。ゆっくりと身体を離す。


「……し……寝室へ……参りましょう……♡」


 静かな――けれど、その奥の欲望の熱が溢れだした、そんな声だった。







「……ん……ちゅぷっ……れろっ……♡」


 ――仁王立ちになった自分の目の前に、一匹の雌が跪いている。


狭い下着の中から解放され、存分に屹立してアピールする肉槍。

そこへと……目の前の頼光さんは、まるで匂いを嗅ぐかの様に根元までその顔を寄せ。

その舌をだらしなく零したまま、荒い息を吐いて……そのまま、硬くそそり立って血管の浮かび上がった幹へと、その舌を絡め始める。

 裏側から、ゆっくり、時間をかけて……ねっとりと舐め上げる。何度も、何度も。愛欲でどろどろになった瞳を、ぱんぱんに張り詰めた亀頭へと向けたまま。愛おしそうに。


「ん……むっ……♡」


 ちゅっ♡


「んっ……」


 陰嚢に走る、口づけの少しくすぐったい感触に、思わず声が漏れる。

目の前の雄の醜悪な肉棒へと、頼光はその唇を進んで捧げながら……広げた股へと伸ばした指先で、自らの肉壺を掻きまわしている。此方を見上げる瞳。そこに揺れるのは、酷く淫靡な光で……頼光さんは最早、ドスケベな身体を疼かせながら、夢中になって雄の逞しいチンポに媚びる、一匹の雌犬だった。


「んっ……んっ♡ ……んっ♡」


 ちゅっ♡ ちゅぷっ♡ ちゅっ♡


「ふう……くぅっ……」


思い浮かぶその慈母の如き彼女の表情……その全てが、今は余りにも濃い肉欲へとハッキリ塗り潰されてしまっている。


 部屋の中に敷かれた布団は……頼光さんのものではない。そもそも今いるここは、頼光さんの部屋ではなく。一階の奥、元は、『夫婦の寝室』として使われていた部屋である。

 その部屋の布団の上で……彼女は、自分のチンポへと舌を絡めているのだ。とても愛おし気に、チンポ全体へ、幾度も幾度も口づけを繰り返しながら。


「……っはぁ……♡」


 それは……かつて、自身の夫のモノへとしていたものだったのだろう――今、それを自分が受けているのだ。何の対価も必要とせず。頼光さんの方から望んで、雌穴を……人妻まんこから濃ゆい蜜を零しながら。目の前のチンポに喜んで『ご奉仕』してくれている。


 股間で、パンパンになった亀頭を、とろんと蕩け切った瞳で見つめている彼女は……まるで、恋する乙女の様ですらあった。

目の前の雄のチンポに、人妻まんこでガチ恋した挙句、喜んで忠誠を誓うが如くキスまで捧げる様な……余りにも品の無い、エロまんこな乙女ではあるが。


「じょ……上手……だね、頼光さん」

「あ……ありがとう、ございます……っ♡」


 ……そして、こんな風にチンポの扱いを褒められただけで。彼女は、あっさりと口元をほころばせながら、嬉しそうに悦んでしまっている。


優しく、家事も万能な、ドスケベボディを持て余す欲求不満な人妻……これに加え、余りにもちょろいと来た。属性過多に過ぎる。こんな雄の欲望を煽り立てる様な女性がこの世に存在していたとは。

おかけで、こっちは興奮が収まらない。目の前の雌に対する欲望は、もう限界にまで膨れ上がっていってる。


「もう、そろそろっ……」

「……は、はいっ……♡」


 それに加えて、彼女の上手なご奉仕もあって。もうチンポの方も……はち切れんばかりになってしまっている。

ガマンするのも限界で、その有様を見せつける様に頼光さんの目の前へと突き出せば。彼女は、目の前のバキバキになった肉棒へ、陶然としたまま視線を釘付けにされたまま。小さく、頷いて見せる。


 彼女は……そのまま、ゆっくりと布団の上へと身体を横たえたかと思うと。

 土下座するような姿勢で、四つん這いになったまま……此方へと差し出す様に、その尻たぶだけを高く持ち上げてみせたのだ。


 見ているだけでも『むちむちっ♡』と擬音が聞こえてきそうな位に、雌肉をたっぷり、みっちりと蓄えて。

触れずとも柔らかそうに震え、しっとり吸い付いて来るほどに瑞々しくて、ナマイキに弾力たっぷりに反発してくる。そんな極上の柔もち触感の尻たぶがひしゃげる位に、腰をむぎゅ~っと密着させて種付け心地を確かめたくなる……正しく、デカケツオナホ。

 此方の様子を伺う様な、隠しきれない期待の視線と共に……『ぷるぷる♡』と可愛らしく柔媚び尻肉と……その中心の『おまんこ』を震わせているのが丸見え。


「す、すごっ……!」


 その特盛の尻たぶに負けず劣らずな、むっちりした肉厚まんこ。先ほどまで、その指先で掻き回されていたとは思えない程に、ぴたりと閉じた綺麗なスジまん。旦那の剛直を幾度も深々と咥え込んで来たとは思えない程に、余りにも無垢で……いやらしい秘所。

 此方の一言を聞き、頼光さんは『ぴくんっ♡』と嬉しそうにおまんこを震わせて……ゆっくりと目を細めてながら、口を開いた。


「……今日、この日。私は、貴方様だけの雌妻です……♡」


 ――にやりと。震える口元に、笑みが浮かぶ。


 その前に膝を突き、ヒクつく雌穴に狙いを定め。彼女の細く縊れた腰を、両手でがっちりと掴み。そのまま、ヒクつく膣口へと、肉棒の先端を突きつけ……しかし。

敢えて……こめかみにあらん限りの力を込めて。まだ挿入はしない。期待に震える尻たぶへと、張り詰めた亀頭を、べちんと叩きつけてやる。『んっ♡』と切なさそうな声を漏らしながら、彼女は隠そうともしない悦に口元を釣り上げた。


「に、肉欲に溺れた、いやらしい雌まんこを……その逞しい雄魔羅様で、心ゆくまで可愛がってくださいませ……『旦那様』……♡」

「……っ!」


 ――ぐぐぐっ……ばっっっちゅんっ!!♡♡♡


「――ン゛ォ゛ぉ゛ぉ゛オ゛お゛お゛オ゛お゛ッ!?♡♡」


 ――その言葉に弾かれるようにして。


引き絞っていた腰を……一気に、前へと押し出した。

 頼光さんの口から上がるのは、普段の清楚なそれとは似ても似つかない、欲望を剥き出しにしたケダモノの様な声――思い切り腰を叩きつけられたデカケツが、肉厚な尻たぶを『ぶるるんっ♡』と弾ませて。


最後に愛し合った夫と交わってから、ずっとご無沙汰だったのだろう。

久しぶりに根元まで雄の怒張を深々と咥え込んでしまった人妻まんこは、とろとろに蕩けた膣内を『ひくひく♡』と嬉しそうに震わせながら、チンポを愛おしそうに抱きしめ、隙間なく『みっちゅり♡』膣をチンポにフィットさせて……


「ひっ……ほ、お゛ぉっ……♡」

「は……あ゛ぁっ……」


 言葉にならない喘ぎ声を喉から押し出されながら、背筋を仰け反らせ。チンポ咥え込んだままのおまんこを悦ばせるばかり――頼光さんは、ぺたりと布団の上にうつぶせに、その柔乳をシーツの上に楕円に広げたまま……すっかりとトんでしまっている。

 だが、それは此方も同じで……当然、初めての経験だった。こんなに肉棒に都合よく出来てる上に、こうして挿入しているだけでも気持ちのいい『ハメ穴』なんて。


 此方のチンポを拒むどころか……頼光さんの雌穴の方から『おチンポ様しゅきしゅき~♡』と言わんばかりに嬉しそうに締め付けて。引き抜こうと思ったとしても、そう簡単に引き抜かせてくれない。


「ふ……ぐ、ぅっ……!」


 ちょっとでも気を抜いたら、この気持ち良すぎるおまんこにお漏らし射精という情けない醜態をさらしてしまいかねない。強く奥歯を噛みしめてから……目の前への彼女の腰を改めて、しっかりと鷲掴みにして。


「――っ」


 ――ばっちゅんっ!♡♡♡


「あ゛がっ」

「ほぉお゛お゛ぉッ♡♡♡」


 何とか……腰を、もう一度叩きつけた。


 僅かに。暗がりの中で、濡れ羽色の髪の一房が光って揺れる。

 眼の前で、尻たぶが『ふるんっ♡』と肉感たっぷりに波打つ。背中からはみ出す程のデカパイの横乳が『たぷんっ♡』と震える。柔肉がこれでもかと盛られた交尾専用ボディを快楽に震わせながら……頼光さんの肉穴は、再びチンポに深々と喰いついてくる。


 奥から溢れ出す濃い雌汁が、ガチガチの竿にべっとりと絡みついて――僅かに引き抜くだけでも、欲張りでキツキツな頼光さんのまんこの『ひだひだ』に、勃起チンポをシゴき上げられて……


「う゛、はァ゛……あ゛っ……!!」


 酸素を求め、口を開けて……一息吐く。


 魔性、とはこの事をいうのだろうか。まともに腰を振れたのは二回だけ。たったそれだけで、もう自分は気持ち良さで頭がくらくらして来そうになる……その感覚が、漸く、頭に強い実感を持たせてくれた。

思いを寄せていた美しい人妻と、禁断のゴム無し生セックス――まるで夢の様だと思っても、可笑しい所は何処にも無いだろう。


 でもこれは、現実だ。

 今、自分が頼光さんを抱いている。他の男の物だった肉穴を……自分の肉棒で、自分だけのハメ穴に塗り替えている。頼光さんは、藤丸立香という若い雄のチンポに、『ご奉仕まんこ』してくれている――実感は、背筋を駆け抜ける悦に変わっていく。


 それが、起爆剤となってしまう前に……両手にもち肌を吸い付かせる、頼光さんの瑞々しい腰回りを、がっしりと掴み直す。

 それに気が付いたのか。口元を緩めて舌を零し、だらしないアヘ顔のままだった頼光さんの瞳に、漸く光が戻って来て。ゆっくりと、四つ這いのまま、身体を少し持ち上げて此方へと視線を向けて来た。


「りつか……くんっ……あ、あのっ、ちょっとだけ――」


 ――どっちゅんっ!!♡♡♡


「お゛ぉお゛ォッ!?♡♡♡」


 どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅッどちゅッどっちゅんっ♡♡♡


「ひぎゅっ!?♡ お゛ひッ!?♡ ん゛お゛ォ゛お゛オ゛ぉ゛っ!?♡♡♡」


 ――次の言葉を口にする前に、腰振りを再開する。


 とにかく、激しく腰を振る。がむしゃらに。

限界寸前まで張り詰めたチンポで、何度も、何度も奥まで貫かれ。頼光さんは、金玉にまで響いてくる様なケダモノ染みた声を上げながら再び仰け反って、媚びる様に肉壁を吸い付かせてきて――ますます締め付けの良くなったおまんこで、肉竿を思い切りシゴくのが、堪らなく気持ちが良い。


 ピストンされる度に雌肉を波打たせて弾むデカケツが、いちいち腰に『むちゅんっ♡』と密着して吸い付いて来て――腰を叩きつけた時の、雌肉たっぷりなやわもち尻たぶのチン媚び心地が金玉にまで響いてくる。

 胸元からぶら下がったまま乳房が、前後へとゆっさゆっさと重たげに、たわわに、見せつける様に揺れる度に、『たぱんっ♡』っと肉感たっぷりななま乳音が聞こえて来て。思い軋腰振って、エロ雌のまんこをハメているいう実感に、じくじくと頭の奥が焦がされていくようだった。


「はっ、はっ、はっ、はっ……!」


 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡


「あ゛っ♡ お゛っ♡ んぉ゛っ♡ ほお゛ぉっ♡」


 ……持つわけがない。もうとっくに射精寸前まで来ていたのだ。だったら、せめてギリギリの所まで、存分に彼女の雌穴耕してから――存分に、生まんこに種付け射精を。


 目の前の背中に、身体を預ける様にして強く抱きつく。女の野太い喘ぎ声、豊かな女体の感触、肉棒の先端に深々とチンキスして離れようとしない彼女の雌の『最奥』――その全てに急かされるように、腰の動きが小刻みになっていく。


「ふっ……ふっ……ふぅううう゛ぅっ……!」


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ……!♡♡♡


「お゛っお゛っお゛っ……お゛ぉ゛お゛ォ゛ぉお゛っ♡♡♡」


 ぱんぱんぱん、と。しとどに汗に濡れた肉と肉とが、激しくぶつかり合う破裂音が部屋に満ちる――頼光さんも、腰の動きに合わせて尻たぶをぐりぐりと押し付けてくる。視界の端に『ぶるんっ♡ ぶるんっ♡』と激しく揺れ回るデカチチがチラつく。ぬるつく肌が溶けあう。チンポとまんこが蕩けて混ざる。ぐるぐる渦巻くものが上って来る――


「はぁ゛っ……あ゛っ……」


思い切り、腰を引く。


「う゛っ――ぁあああああっ!!」


 ――どちゅっっっ!!!♡♡♡


「ほオ゛お゛ぉ゛ぉ゛っ!?♡♡♡」


 最後に。渾身の力を込めて、腰を叩きつけた。


「あ゛がっっ」


――どぐんっっっ!!


 ぶびゅッ!♡ びゅるるるっ!!♡ びゅるるるぅううううっ!!♡♡♡


「んイ゛っ!?♡ イぐっ!?♡ お゛っ♡ お゛っほぉ゛オ゛ォ゛ぉ゛オ゛ッ♡♡♡」


 ――頭が、真っ白になった。


 びりびりくる。チンポが暴れ回る。芯が焼かれる――イく。イく。イく。

噴き出す。とろとろのナカに、どんどん出て行く。あったかでにゅるにゅるで、まんこがチンポに吸い付いて来て――ごくごく精液飲み干していく。でも追わない。うねる。絡みつく。シゴかれる。まんこ気持ちいい。


 精液を吐き出す。その度に尻たぶがぷるぷる震えて、吸い付いて来て……止まらない。頼光さんに、吸い取られてしまう。逃げられない。


「あ゛っ……がっ……う……」


どぷっ♡ どぷどぷどぷどぷ……っ♡


「ん゛ひっ……イっ……ひぃっ……♡」


 体を預けて。射精する。腰をくっつけて。一滴、残らず。

 お互いの身体が、びくんっ、と震える。チンポとまんこが『びくんっ♡』と余韻アクメキメる。


 そうして暫く。身体を重ねたまま。動く事も、ままならなかった。











 顔を預ければ……何処までも呑み込まれそう程に柔らかく、しかして頭の重さにも負けない位にむちむちと弾力に溢れるおっぱいに、包み込まれる。

 こくまろ柔乳の、雄を甘やかす為の心地よ過ぎるたぷつき加減。鼻を満たす豊満な雌の匂いに……ふぅ、とため息が漏れてしまう。


「ん……」


 そこで。緩めたうなじの辺りに……指先の触れる感触。

 産毛を撫でているかのような、とても優しく、繊細な手つきが……首筋から、染み入る様にして体の芯まで届いて来て、身体をとろとろに溶かしていくよう。今度は、ほぅと安堵の吐息が漏れ出して来てしまう。


「……気持ちいいですか?」

「うん……とっても……」


 なでなで。


 温もりを与える様に。愛おしそうに。此方の首筋を、何度も、何度も……撫でられて。まるでそれは、我が子にする様な慈愛に溢れたもので。気持ちいいながらも、ほんの少しだけ……気になってしまう。

 ちらりと、谷間から見上げれば……嬉しそうに此方を見つめる頼光さんと目が合った。


「……あの人との間には、どうしても子供が出来なくて」


 此方の視線に応える様に。

その表情の中に、少し寂しさを滲ませながら……頼光さんは、そうぽつりと呟いた。


「ずっと、我が子を胸の中で甘やかせたらな、と……思っていたんです」

「……そうだったんだ」

「えぇ。ですから、こうして……立香君をぎゅ~っとしていると、なんだか胸がいっぱいになってくる気がして……ふふふ、可笑しいですよね。立香君は、私の子供じゃないのに」


 ……そんな事はない、と言いたかったが。今は、敢えて何も言わない事にした。

 言葉で幾ら否定したとしても、頼光さんの気分が真に晴れるか、と言えば少し難しい気もしたし。それに――口でどうこうと言うよりも、自分から行動する方が、今は簡単だろうとも思った。


「それじゃあ……」


 ぐぐぐ――ばちゅんっ!♡


「ん゛ひぃっ?!♡♡♡」

「頼光さんには……俺の、ママにもなって貰おうかな?」


 深々と挿入していた肉棒と一緒に、ゆっくりと腰を引いてから……もう一度思い切り、目の前のおまんこめがけて叩きつけてやる。


「り、りつかきゅんっ♡ そんな、いきなりぃっ♡」


 どちゅっ!♡ どちゅっ!♡ たぷんっ♡ ぶるんっ♡


「お゛へぇっ!?♡ や、やめっ♡ おちんぽらめぇっ♡」

「ダメじゃないでしょ! ほらほらっ、僕のまんこ妻とママオナホを兼任するって言えっ! 言わないとおまんこ虐めやめて上げないよっ!」

「ひぎゅっ♡ つっ、つぶれりゅっ♡ おまんこつぶれりゅぅっ!?♡」


 もうすっかりと此方のモノになった頼光さんの雌穴へ、蹂躙する様に腰を叩きつけてやれば。ヒクつく雌妻の膣は旦那様のモノに嬉しそうに絡みついてくる。

たっぷりと特盛になったすべすべむっちりな雌尻肉が、『たっぷん♡』と重たげに波打ってひしゃげ、悦びに『ふるふるっ♡』と震えながらもち肌を吸い付かせ。その度に、媚びまんこの締め付けは増していくばかり。


眼の前で目を白黒とさせながら、悦楽に顔をどろどろに歪ませ、若い雄のチンポに喜んでおまんこ奉仕する――自分の淡い思い出の中にいる優しい頼光さんはそこにはいない。今は、ただの自分がチンポで屈服させた『雌』がそこにいるばかりだ。


「ひぎっ♡ な、なりましゅっ♡ なりますっ♡」


 ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡ ふるふるっ♡


「立香君のぉっ♡ カッコいいおチンポ専用のっ……ま、ママオナホにもなりますからぁっ♡ お゛っ♡ おまんこゆるひてぇっ♡」


 そうして、もう……自分のチンポの言いなりになるばかりの彼女に、暗い笑みが浮かんでしまうのを抑えきれない。


「……じゃあ、先ずはこのおっぱいから、お乳が出る様にしないとねっ!」


 むっぎゅぅぅうううっ♡


「ひぎゅっ!?♡ お、おっぱいっ♡ おまんこもおっぱいもぉっ♡」

「子供がママのおっぱいに甘えるのは当たり前でしょっ……!」


 どちゅんっ!!!


「お゛っへぇええ゛っ!?♡♡♡」


 両側から、思い切りデカ乳枕を掌で寄せる様に揉みしだく。顔全体で、柔とろ雌乳肉たっぷりで肌に『みっちゅり♡』吸い付いてくるおっぱいに甘えながら、蕩け切った雌穴をチンポで深々と奥までガン責めされて、頼光さんはのけ反りながらまんこヒクつかせる事しか出来ない。


 ……妻として抱きながら、母として甘え、自分専用の雌としてたっぷりと種付けをする。

目の前の憧れの女性の全ての『雌』を自分の『雄』で征服しながら、自分の子種をチン墜ち済みオナホまんこにたっぷりと吐き出す――何処までも退廃的で、どれだけ、誰が望んでも叶う事はほぼないであろう、


「あーイくっ……僕の赤んぼ孕んで、本物のママになれっ……ボテ腹ママまんこ嫁堕ちしてイけ頼光……っ!」


 どちゅどちゅどちゅどちゅどちゅっ……!♡♡♡


「は、はいっ♡ 頼光は立香君だけの雌ですっ♡ リツカだけのママですっ♡ 貴方だけの♡ 貴方だけの……頼光ですぅっ♡♡♡」


 ――この歪んだ関係が何時まで続けられるか。


 そんな事は、考えない。否……考える必要はない。死ぬまで、彼女は自分のモノだ。手放したりなんてしない。他の事なんてもう――『どうでもいい』。

 時が来たら一旦帰って。それから家を出たら、改めてここで暮らそう。一人暮らしをすると偽って。ここで彼女と、退廃的な暮らしを続けよう――


 ……そう言えば。


 自分の家は、どの辺りだっただろうか。

 この屋敷は、そもそもどの辺りにある場所なのだろうか。

 自分は……何時、ここから帰るのだっただろうか――


「――まぁ、別に良いか」


 ……それよりも。


 写真を撮ろう。

 この家の玄関の前で、二人で並んで。普通の、なんて事の無い写真で良い……彼女と結ばれた確かな証を、残すのだ。














 ……部屋の片隅に、白い服が吊るされている。


 『普通』とは少し違うデザインをしたその服の胸元で……銀色の紋章が、何処か物悲しそうに揺れていた。

















「――マスターと頼光様は、この辺りで消息を……ですか」

『はい……そちらの建造物に入った後に、反応がロストして……』


 ……サーヴァント単独によるレイシフトは、今までの特異点で例が無い訳ではない。

 それを応用してカルデアから送り込まれた『増援』は……たった一人だった。リソースの不足や特異点の特殊性などを鑑みても、それが『限界』だった。


故に、せめて特異点との相性などを鑑みて『適正が高い』と判断された彼女を送り込む事となったのである――濃い紫のドレスに、羽織を重ねた大正ロマンを彷彿とさせる出で立ちの、病的な程に白い肌に、折れそうな程細い身体の線という……とても戦いを生業にしているとは思えない、彼女を。


儚い美しさの貴婦人――しかしながら、サーヴァントとして生前扱いきれなかった陰陽を使いこなす術師でもある……作家、紫式部。

 彼女曰く、拙い術が捉えたのは。この地の異常の手がかり――ではなく。僅かに残った味方の神秘の残り香であった。


「……頼光様の、魔力の痕……だと思われます」

『場所はどこでしょう』

「玄関から入って、少し奥の辺りですね。これから探索に入りますので……マシュ様」

『はい。何か異変が起きたら、直ぐにお知らせします』


 恐らく、先の二人がした様に、靴を脱いで……ゆっくりと玄関に上がる。

 周りを見回してみるが、しかしながらどうにも


『……私が、もっとしっかり観測を行えていれば……先輩は』

「マシュ様……」


 本来は、マスターのファーストサーヴァントにして、特異点での活動の経験も豊富であるマシュの方が向いている。しかしながら……様々な事情が重なり、彼女はここへ来る事が出来ず、探索の役目を紫式部に譲る事となっていた。


 ……彼女がどれだけ無念に思っているのか。それは、式部が人の心に寄り添う物書きであるからこそ、痛いほどに良く分かってしまった。

 普段は、仲間のサポートをするのが多い彼女が……単独で、しかも行方不明のマスターとサーヴァントの探索、場合によっては救出という大任を受け、それでもこうして奮起できているのはそんな彼女の想いを汲んだ部分が大きい。


 唇をきゅっと引き結び。胸元まで拳を引き上げ、ふんすと鼻息一つ。気合いを入れる。


「……私が頑張らないと」


 ちらりと、左右を確認。開きっぱなしの扉や、引き出された箪笥の収納、確かに何者かが此処を調べた痕が、各所に残っている。

そうして確認を怠る事なく、反応があった廊下の中腹辺りまでやって来たが。


「……頼光様も、マスターも、いません、ね」

『特異な反応も見られません……』


 ……やはり、おかしなものは見当たらない。近くに置かれた『収納の上』には何も乗っていないし。エネミーが徘徊している、という事も無い。魔性の影が見え隠れしているかとも思ったが、それすらも無い。


 ただの空き家――そう判断するしかないのが、却って不気味さを感じさせる。

 先んじた二人も、それを感じながら家探しを開始したのだろう。そして……その後、何かがあったのだ。


「……少し、近くの部屋を調べてみます」

『分かりました。周辺のチェックはお任せください』


 そう言ってから今まで確認した、手前の開いている部屋ではなく……もう一歩、奥にある部屋へと足を進める。其方は、まだ扉は開いておらず、恐らくはまだ探索されていない場所なのだろう。

 開け放たれた扉の向こうに不審なモノも見当たらない。恐らくは、マスターや頼光によって調べられた後の部屋よりも……少なくとも、未探索の場所を調べた方がいい。

ただ、そう思っただけの話である――こうして、確認出来る限り『唯一』閉じられていた部屋を確認するつもりになったのは。


 鈍く光る鈍色のドアノブ。それを掴んで回し、部屋の中へ――


「……うっ!?」


 ……直後、扉の奥から溢れだした『異臭』に、思わず袖で口元を覆ってしまう。


 彼女の鼻をついたのは――酷く生臭い『におい』だった。

 獣臭くもあり、しかし『人の営み』をこれ以上感じさせる、酷く青臭い……それを、紫式部は良く知っていた。というより、どうしても記憶にこびり付かざるを得ない香りだ。


 ……それは、雄と雌が交わった後の、濃い残り香だった。


 激しく求め合い、噴き出した二人分の汗のにおい。

雄の逞しい肉棒で、深々と奥まで耕された肉壺が噴き出した、潮のにおい。

そして。女の胎へたっぷりと種付けされたであろう――一際に強く香る、濃厚な雄の子種のにおい。


「こ、これはっ……マシュ様っ、応答を……マシュ様?」


 明らかな異常に、思わず声を裏返しながらマシュへと呼びかけたが……応答がない。

 見れば、端末の画面には砂嵐が走っており。何度呼び掛けても、反応は見られない。


 嫌な汗がこめかみを伝うのが分かる。通信が繋がらなくなったのはこの部屋を開けた途端であった――ここに何かがあるのを、一番いやな形で確信する事になるとは。

 退くか。いや、時間がかかればかかる程、助かる見込みが薄れていくのは世の常だ。撤退するという選択肢はない――であれば。


「……」


 袖で口元を覆い……悪臭漂う部屋の中に足を踏み入れる。


 何か、二人の奪還の手掛かりだけでも――カルデアからの支援の無い状況下でも、出来る事をという意思と共に……悪臭の要因となっている、汚れた布団を跨いで……部屋の奥へ。

 壁際に立つ大きめの箪笥や、小さな収納へと手を伸ばし、中を調べてみる……も、手掛かりになりえそうなものは見つけられない。


「何か……何か……っ」


 滲み出す焦りが、思考を鈍らせていく。どれが手掛かりになるか、それすらも判然としないまま探し続けていた所で。


 ふと、小さな収納の上に置かれていた……それに目が留まる。

 それは、小さな写真立てだった。部屋の持ち主達の物だろうか。それにしても……なぜ伏せられたまま、置かれているのか。その事がどうしても気になってしまい――その縁に指をかけて。ゆっくりと、持ち上げた。


「――えっ?」


 そこに写し出されていたのは……この屋敷の玄関の前に並ぶ二人の人物の姿。何の変哲もない構図の写真――しかし、その並んでいる二人は、間違いなく――


「ま、マスター……頼光様っ……!?」


 かたん、と。掌からその写真立てが零れ落ちた。


 一歩――得体の知れない嫌な感覚に後ずさってしまう。マスターも、頼光も、この特異点に来た事はない。しかし、まるでこの家の住人の様な普段着に身を包み、穏やかに微笑んでいるこの写真は……!?


 いけない。この屋敷は……自分の想像を遥かに超えて、危険な場所だ。

 今すぐにでもカルデアにこの情報を伝えねば、と。もう一歩、足を引いた所で――


「――いけませんね」


 背後から。


「『リツカ』との生活――邪魔を、しないでください。香子様」


 とても、静かな声が聞こえた気がした。







「……はっ……あっ……はぁっ……♡」


 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡


「ふっ……ふっ……ふっ……」


 まだまだ残暑厳しい、九月の終わり――電気もつけず、薄暗い部屋の中。

 両腕を、ハンドルの様に掴んで。目の前の尻たぶへと腰を振る。自分と交わる様になってからというもの、更に肉付きが良くなって揉みしだき心地の良くなったデカパイを『たっぷんっ♡ たっぷんっ♡』思い切り上下へ、重たげに弾ませながら。自分のモノになった『雌妻まんこ』を存分に味わう。


「んっ……ふぅっ……♡ あなたっ……もう、私っ……♡」

「何処に、欲しいっ……言ってごらんっ」


 ばちゅっ♡ ばちゅっ♡ ばちゅっ♡


「はっ……ふぁっ……んお゛ぉっ♡ な、ナカに下さいっ♡ 次こそっ♡ 絶対あなたの赤ちゃんっ……はぁっ♡ おっ♡ おまんこで孕みますからぁ……っ♡」


 此方を蕩けた瞳で見つめながら……頼光は、自らを深々と貫くチンポを嬉しそうに締め上げながら、雌妻まんこで子種をねだって来る。自分のチンポに心から媚びるエロ雌のハメ穴が、こんなにも気持ちがいい――たまらない。


 口元を歪めながら……腰の動きをどんどんと早めていく。

 ぐつぐつと煮え立つ陰嚢の勢いに任せて、彼女のデカケツに思うがままに種付けピストン叩きつけて『ぶるんっ♡ ぶるんっ♡』と激しく震わせて。喉奥から、チンポに堕ち切った『まんこ妻』に相応しいメス声上げさせながら。


「あっ、あっ、あぁっ……はっ♡ はぁっ……♡ イくっ♡ んぅっ♡ 旦那様っ……おまんこイきます……旦那様の逞しい腰振りでイきますぅ……っ♡」


 ぱんっ ぱんっ ぱんっ

 ぱんぱんぱんぱんぱちゅぱちゅぱちゅぱっちゅん……っ!!


「はぁっ♡ くださいっ……旦那様専用まんこ妻、頼光の子宮に……っ♡ 誇らしい旦那様のお子種……たっぷりと、注ぎ込んで……孕ませて、くださいませぇっ……♡」


 脳みそをはちみつ漬けにでもしたのかと言わんばかりの、理性を溶かすかのような甘ったるい種乞いチン媚びボイス――精液欲しがって、勃起チンポにちゅうちゅうと吸い付いてくる妊娠待ちドスケベまんこの感触と混ざり合って、脳髄にまで染み込んで。


 溢れ出す。止められない。腰の奥から昇って来る快楽に突き動かされながら、猿の様にへこへこ腰を振り続け――


「っ……」


 ぎりっ、と歯を食いしばる。

 下腹に力を込める。


「で……るっ……!」


 どちゅんっ!!!


「あ゛ッお゛ォっ♡♡♡」


 どびゅっ♡ ぶびゅるるるっ♡ びゅるるるるるぅううううううっ♡


「ん゛ぉっ――ほひィ゛ぃ゛い゛い゛イ゛ぃ~~~……っ♡♡♡」


 そうして、きつく尻穴締めながら――尿道の先から。

膣内へと思い切り。上って来た精液を……吐き出した。


たっぷりと溜め込んだ精子を……全て、膣内射精。一滴残らず、年上むちむちドスケベ彼女の、向こうから喜んでチンポに吸い付いてくる、媚び媚びまんこに種付け射精――精神的な優越感と生物的な脳内麻薬が混ざり合って、頭が溶けそうなレベルの圧倒的快楽。


眼の前が真っ白になる。爪先から頭のてっぺんまで、溢れ出す『気持ち良さ』に震わせながら、玉の奥で滾っていた欲望を全て吐き出してから――


「……っはぁ……」

「は……あっ……♡」


 そのまま、彼女の尻たぶに体を預ける様にして……倒れ込む。


 なんとか腰にしがみつけば、彼女の身体から伝わって来る、快楽の余韻の震え。それと連動する様にして、挿入されたままの肉棒を彼女の膣が締め付けてくるのを、心地いい脱力感と共に味わいつつ、そのまま力を抜けば……


 ――ぽふ、と。柔らかな感触に、何時の間にか包まれていた。


「……あ……」

「お疲れ様……『リツカ』……とても、カッコ良かったですよ……♡」


 ……彼女の豊かな胸の谷間、柔肉の乳海へと溶けるように体を預ければ。頼光さんは嬉しそうに、此方の身体をぎゅう、と抱きしめてくる。

 セックスが終われば……頼光さんは、何時も『母』として自分をこうして甘やかしてくれていた。優しくうなじをなでて。頬を掌ですりすり。甘えんぼ乳枕ですっぽりと自分を包み込んでから――額に、キスを一つ。


「くすぐったいよ……」

「ごめんなさい、つい……♡」


 自分の『雌』であり、『母』。

 それが、今の自分にとっての頼光さんだった。


「……そういえば」

「ん?」


 そうして、此方を甘やかす様に胸の中に抱きしめたまま……頼光さんが、ふと思い出したように口を開いた。


「明日は……あの人の、御姉妹が来る日なんです。私も、随分お世話になった方で」

「へぇ。だったら……俺は、お邪魔かな」

「いいえ。そんな事はないですけれども。流石に……こういう事は、ね……♡」


 すりすり、と。未だ硬さを保ったままの肉棒を掌で擦りながら……少し困ったように彼女は微笑んだ。成程、明日は愛しい『母』であり『雌妻』である彼女の身体を味わうつもり満々だったのだが、そう都合よくはいかないらしい。

 少しばかり寂しくなって……おっぱいへと手を伸ばし。そのまま、汗ばんでしっとりとした乳房を、両手で揉みしだいた。


「んっ……ふふっ。だめですよ、リツカ」

「今日は大丈夫なんでしょう? だったら……明日出来ない分、もっと、ね?」

「もう、お盛んなんだから……」


 真っ直ぐ目を見てそう告げれば……伸びて来た両手が、此方の首へとより強く絡みついて、おっぱいの谷間へと誘う様にして、抱きしめてくる――それは、明確な『OK』のサインであった。


「お夕飯の準備もありますから……今は、一回だけですよ?」

「うん、分かったよ」


 ……そうして胸元に甘えたまま、彼女と唇を重ねる。


 もう何時間肌を重ねて来たが……それでも、まだ足りない。目の前の女性は、底なし沼の様に何処までも惹き込まれ、のめり込んでしまう様な魅力に満ちている。

 明日の分も……と成れば、本当に『朝まで』になってしまいかねない。


 そんな事を考えながら。その次に、首筋へと唇を落とし。

改めて強く、頼光さんの体を抱きしめた――







「――仏壇は此方ですよ、『香子さん』」

「……」


 頼光さんに声をかけられた彼女は……何処か、上の空になっているように見える。流石に長い時間をかけて、残暑厳しい山道を歩いて来たのだから、少し疲れが出てしまったのだろう。それでも、足取りは覚束ない訳でもなくしっかりしている辺り、そこまで心配しなくても良さそうではあった。


「香子さん……?」

「……あっ、す、すみません『義姉さん』。ぼーっとしてしまって」

「いいえ。さ、参りましょう」


 頼光さんとよく似た艶やかな黒髪。身体の線が細く、大和撫子という言葉の欲似合う清楚な風貌――それに反して、乳も、尻も、むっちりと肉付きが良くて、歩く度にたゆん、と重たげに下乳を揺らすドスケベボディなのも、よく似ている。

まるで、彼女の方が頼光さんの姉妹の様に思えるほどに、二人はそっくりだった……その深い、赤紫の瞳を除いては。


 ……『藤原香子』。それが彼女の名前だった。


 東京でOLをしていたらしいが……職場の人間関係に疲れ、紆余曲折あって、頼光さんの所に身を寄せる事となったらしい。


 社会人とは、何とも世知辛いものだ――なんて思いながら。頼光さんの前で、仏壇に静かに手を合わせる彼女の背を見つめていた。


「……ありがとうございました」

「いいえ。此方こそ」

「それで……あの、お話に出ていた子は、何方に」


 ……丁度、此方の話が出た所で、此方も部屋に足を踏み入れる。


「あ……」

「こんにちは。えっと、藤原さん、で良いんでしょうか」

「は、はい。立香くん、ですよね」

「はい。よろしく」


 此方を見上げる香子さんに、にこやかに挨拶。彼女の方も、一瞬顔が強張っているように見えたのだが、直ぐに此方へと微笑みかけてくれた。

頼光さんと同じ様な美しさの中に……何処か、守って上げたくなるような、そんな可愛らしさも感じられて。此方の顔も、思わずほころんでしまう。


自分も男だ。目の覚める様な美人に華やかに微笑みかけられて、嬉しくない訳もない。ドラマでも、美しい女性キャラがバッチリと見せ場を決めた時、おぉ~と感心してしまう事だってあるだろう。気分としてはそんな感じだ。目の保養。


「俺は、こういう連休しか此方に来られませんけど。その時はよろしくお願いします」

「分かりました」


 ゆっくりと頭を下げて、仏壇の間を退出する。後は、義姉妹同士で積もる話もあるだろうと考えて――と、そこで。


「立香くん」

「……は、はい」


 静かな声に呼び止められる。振り返れば……此方を見つめる頼光さんの姿。香子さんと同じ様に微笑んでいるのだが。此方はなんだか、背筋に寒気が走る様な、妙な迫力を感じさせるような。なんだか、声のトーンも一段程落ちているような……というか、背中からバリバリと紫色の電流が迸っている様な。


「後でお話がありますから……『お部屋』で待っていてくださいね?」

「あ、はい……」


 ……どうして頼光さんは不機嫌なんですか、なんて。態々気持ちを考えなくても分かっている。先程、香子さんの見せてくれた微笑みに頬を緩めたのが原因だろう。自分としては目の保養、と思っていただけなのだが……そういう言い訳は、女性側にとってはあまり意味がないのである。


 普段は優しく、そして、酷く淫らで愛おしい自分の雌妻は……こういう時は普通に怖い一面をのぞかせてくるのである。


「……あの、頼光さん?」

「さ、行きましょう香子さん。美味しいきんつばを買ってあるんです」

「えっと……は、はい。頂きます……?」


 ……この後は部屋に戻って、ちょっとリラックスしながら携帯でも弄ろうと考えていた所に、突然飛んで来た弾丸の如き鋭い『ひとさし』。これを無視するのは流石に難しい。まぁ無視しなくても苦しい事は間違いないのだが。




 ――という事で。




 暫く後……つい昨日まで利用していた『寝室』の中で、静かに彼女を待っていた。

ふと、目についた写真立てを片手にとって持ち上げれば……そこには、『自分達』が撮った写真が一枚、飾ってある。


 屋敷の前に並んで立つ二人――何の変哲もない写真に見えるかもしれないが、よく見れば自分が頼光さんの後ろに手を回しているのが見えるだろう。シャッターが下りるその一瞬の間も、彼女の尻たぶの感触を楽しんでいた。

 隣の女性を自分のモノにしたという証拠写真。こうして改めてまじまじと見ても、自分の隣で妖しく微笑む頼光さんの姿を見て、思わずにやけてしまうのを抑えきれない――


「――楽しそうですね」


 ……所だったのだが。


 一瞬でそのにやけ面は引っ込む事となる。

何故かと言われれば当然……聞こえて来たからである。背後から急に抱き着いて来たかと思ったら、耳元で此方にささやきかけてくる……頼光さんの声が。


「えっと、ダメかな。この写真はお気に入りだから」

「……もう、分かっていますよね?」

「お説教って事でしょ。でも、それとこれとは話が違うよ」


 とはいえ、先程より明らかにその迫力は減っているし……これ見よがしに押し付けられる感触は、背中に『とぷん♡』と楕円形にとろける『なまちち』のそれだ。これで此方を誘っていない、というのは……流石に、嘘だろうと思ってしまう。


 受け入れる様にして首を傾ければ――そのまま、唇を奪われる。

 ぬるつく感触に舌先を絡めとられながら……互いの口を貪り合うままに。彼女に押し倒されてしまう。

 見上げる彼女は……既に、足先までずり降ろした下着を、指先で持ち上げて床へと落としてしまった後であった。


「香子さんは、あの人の御姉妹です。手を出しては、いけませんよ?」

「頼光さんがいるのに、今更でしょ。あなた以外、見えてないよ――それじゃダメかな」

「……もうっ♡」


 そのまま、あっという間にこちらのズボンも脱がされて……とっくの昔に固くそそり立っていた愚息を手に、彼女は『にゅっぷんっ♡』と自らの蕩けたナカへとその先を導いた。


「そんな事言っても、許しませんからね……っ♡」


 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんぱんっ♡


「くっ、頼光さん、激しっ……」

「いけませんっ、母といいなさいっ♡ 浮気性な悪い子のおちんちんは、母とのらぶらぶエッチでおまんこ教育しちゃいますからっ♡ ほらっ♡ ほらっ♡」


 おっぱいをゆっさゆっさ揺らしながら、尻たぶを叩きつけてくる彼女――昨日はアレだけ自重しようとか言っていた当人とは思えない程に、その瞳は情欲に蕩けきっている。

 これは……一人置いて来た香子さんに不審がられない様にするのに、少しばかり苦労するかもしれないな、なんて思いながら。今は只、頼光さんのお仕置きセックスに蹂躙される事しか出来なかった。




「頼光さん、どうしてあのような……あれ、此方は確かお二人の寝室……?」


「えっ……あっ……う、うそっ……!?」


「あ、あんなに、激しくっ……そ、それにっ……殿方のものって、あんなにっ……♡」




 ――此方を覗く、その姿には気づかないまま。








 ――その翌日の事だった。


 縁側に腰を下ろし、涼やかな風にあたりながらも……ちらりと横を見る。


「あ……っ!」


 目が合って――速攻で目を逸らされた。

 朝からずっとこうである。昨日、ある程度は仲良くなれたとばかり思っていたのだが急になんだかよそよそしくなってしまっている。なんだか、少し前の頼光さんを思い出させるような態度だった。


 何かしてしまっただろうか――だなんていう程に鈍い訳がない。

 慌てて、ほっぺを赤くして、視線を逸らす。明らかに、こっちを見て恥ずかしがっているのである。香子さんは。


まぁ、考えられる原因は一つである。多分だが、頼光さんとの関係が普通にバレた。というかそれ位しか思いつかないのだ。彼女がこっち見て恥ずかしがる理由が。

 ……疑問があるとすれば。どうしてそれに何かしら非難の感情を向けるでもなく、ただモジモジとしているのかという話で。


 正直、自分の兄と結婚していた女性を若い男が誑かしてたのだから、何かしら思う所はあるだろうと思うのだが……


「……」


 一方。頼光さんも、その事には気が付いているのだろうが……先ほどから、静かに座して何か口にする訳でもなく。しかし、口元には静かな微笑みを湛えたまま。


 ……これは、このままでいるよりは自分が口火を切った方が良いのか――そう思って一つ呼吸を入れた所で。


「――香子さん」


 頼光さんが、そこで漸く口を開いた。


「っ……な、なんでしょうか……」

「いかがでしたか?」

「な、何が――」

「私達の『秘め事』をご覧になって」


 ――ひゅっ、と。


 悲鳴の様な何かが聞こえた気がした。

 それは、香子さんのモノだった。いや、許されるなら自分も上げたかった。昨日のアレを彼女が覗いていた、というのか。思っていたよりも、大分直接的な手段で知ったんだなという気持ちと、『アレ』を見られたのか……という、ちょっとしたショックが混ざり合う。


 まさかここまで直接、クエスチョンを投げるとは――ならもう隠してもしょうがないと背後に振り返る。せめて説明の一つでもしなければ、と……


「あ……いえ……そ、その……っ」


 視線を向けた先で……彼女は。


 動揺に取り乱す訳でもなく。ただ、『何か』を誤魔化す様にして……俯いたまま、視線を彷徨わせていた。


 おや、と思う。彼女の言葉に何かしら言葉を返したりすると思っていたのだが……そう言う様子でもない。ただ、彼女はちらちらと、此方と、頼光さんの方へと、時折視線を向けるばかりで――その挙動不審な態度が。『ある姿』と重なった。


「――くすっ♡」


 そこで、頼光さんは不意に立ち上がったかと思えば……香子さんの下へと静かに歩み寄ってから、その傍へと腰を下ろした。


 香子さんは、傍らに座った義姉へ、ほんの少しだけ視線を向けると……身体を小さく縮こませて、余計に顔をうつむけさせてしまう――今にも、泣き出してしまうのではないかと錯覚するほどの有様の香子さんの肩へ、頼光さんは静かに片手を置いてから。


 ――その耳元で、何事かをぽそぽそと呟いた。


「……っ……♡」


 その頬が……ますます、赤く染まる。


 息が、荒く、か細いものへと変わっていく。



「……やっぱり、ですか……それでは、仕方がありませんね」


 ……様子の変わった香子さんを残して。今度は、此方へと頼光さんは歩み寄って来る。少しだけ、複雑そうな、困った様な笑みを浮かべたまま自分の隣に膝を下ろし、香子さんにしたのと同じように、耳元に口を寄せて来て――それと同時に。


寛げていた股座の辺りを……掌で包み込んで、愛撫でもするかのように。くるくる、と撫で回される。


「――旦那様」


 すり すり なで なで


「香子さんにも……どうか、『お情け』を上げてくださいませ……♡」


 ……熱と共に、零れて、流れ込む、甘く、媚びたその声。


ちらりと彼女の様子を伺うように視線を向ければ。頼光さんは、黙って頷きだけを返して来て。それ以上は……何も言わない。

であれば。此方も黙って立ち上がり、香子さんの前へと歩み寄る。彼女は……まだ、ふるふると身体を震わせたままで、此方に気が付く様子もない。


「香子さん」


 彼女に、静かに呼びかける。


 ぴくり、と肩を震わせてから。香子さんは、何処かぎこちない動きで、此方へと顔を上げていって――


「あ、あの……です――」


 ――ぼろんっ


「ね」


 静かな室内に――荒い息の音だけが、繰り返し聞こえている。


 瞳が小さく見えるほどに、目を驚きに見開いて。

香子さんの視線は……突如として、目の前へと無造作に放り出された、男の怒張だけに注ぎ込まれていた。

 正座は崩さず、しかし伸ばしたままの背筋も、肩も、僅かに震えているのが分かる。漏れ出す吐息、そして、それ以上の熱に頬を朱に染めたまま。


「すっ……すご……っ♡」


 嫌悪のそれではない事は……容易に分かる。

香子さんは、周りの事など忘れたかのように、ただ目の前に突きつけられた男の肉槍だけを、夢中になって見つめていた。その熱い視線に煽られるように……自分のモノも、更に硬く、びきっ、と亀頭を跳ねさせてしまう。


それを合図とするかのようにして……香子さんは、ごくりとつばを飲み込んでから。


「しっ――失礼……致します……っ♡」


 誰に促される訳でもなく。彼女は……目の前の亀頭へと、顔を近づけていく。

ほんの少しだけ、唇を窄めたまま、彼我の距離は段々と縮まって行って、そして。


「ん……っ♡」


 チンポの先端に……そのまま、吸い付いた。


 悩まし気な表情を浮かべたまま、香子さんは深々と亀頭へと、まるで服従を誓うかの様にして、深々と口づけを落としてから……そのまま、ゆっくりと唇を離す。目の前のチンポに付けた自分のキスマークを……香子さんは、ぽーっとした様子で見つめている。

 そして――それから彼女は、正座を崩さぬまま、しずしずと目の前に三つ指を突いて頭を下げた後に……震える声を、絞り出す。溢れ出す感情を抑え切れないとでも言いたげに。


「ど、どうか――私、藤原香子めの……お、おまんこも……っ♡」


「その逞しいおチンポ様でパコって……め、娶って下さいませ、旦那様っ……♡」


 ……ぴちっと張り付いた黒いワンピースの下で、香子さんのデカケツは、『ぷるぷるっ♡』と可愛らしい小動物の様に震えている。

 まるで、その可愛らしい尻たぶの震えが、自分に対する『屈服宣言』のようにも見えてしまって――突然の出来事ながらも、自分の体の中で何時も以上の獣欲が燃え盛って来ているのを、感じていた。







「――……んああっ♡ あひっ♡ ん゛ぅ……はぁあっ……♡」


 ぐぐ~っ……ぱっちゅんっ!♡ ぱちゅっ!♡ ぱちゅっ!♡


「ひオ゛っ!?♡ イ゛っ♡ らめ゛っ♡ ちんぽちゅよっ♡ つよひぃ゛っ♡」


 部屋の隅に脱ぎ捨てられた黒いワンピース。

そして、それとは正反対に病的な白さの肌に……外から入り込んだ、僅かな日差しが差し込んで来ていた。暗がりの中に浮かび上がる彼女の肌に流れる球の汗が、僅かに煌いてい見える。


たっぷりと汗に濡れたハリたっぷりのもち肌は、雌穴を深々と貫く度に此方の肌に吸い付いて来る。

そんな瑞々しい肌と『むにゅぷるんっ♡』なこくまろ媚び柔肉の感触が、自分の掌に乳媚びしまくってくるのだから……『むっぎゅ~♡』と指先を深々と喰い込ませながら、香子さんの長乳を揉みしだいて。亀頭に吸い付いてくるチン墜ち済みまんこに種付けピストンしまくるのも仕方がない。


「このっ……頼光さんとまた違って……ねっとり絡みついてくる感じがまたっ……!」


 にゅっぱんっ♡ ぱちゅん♡ どっちゅんっ、どっちゅんっ♡


「んほぉお゛ッ!?♡ ひぎゅっ、ん゛ひぃいいっ!?♡」


 デカパイを乱暴に揉みしだかれ、奥の方を小突かれる、その度に。

香子さんのおまんこはぐねん、ぐねん、と別の生き物かの様にうねって、ひだひだを深々とチンポに絡みつかせてきて……頼光さんの溜まらない位にキツキツなハメ心地とはまた違う、『ご奉仕まんこ』な膣内の感触に、少しばかり翻弄され気味だった。


 しかし……それ以上に、彼女の雌穴は文字通りのザコまんこでもあったらしく。

ピストンする度に、布団に背を預けたまま仰け反って、喉を晒したまま犬のように喘ぐ事しか出来ていないし。腰を打ち付けられて、すっかりとほかほかのオナホ尻餅に突き上げられた尻たぶを、気持ちよさそうに『もちもち♡』とさせてしまっている。


成人男性の掌に収まらない程に大きい柔とろっぱい、折れそうな程に細い腰、雌肉をこれでもかと蓄えた重量級のデカケツ……チンイラ確定ドスケベむちむち安産体型の大和撫子美女が、種付け交尾で速攻チン媚びまんこ堕ちする程に感じやすい、と来ているのだ。


「……そりゃあ、会社中の男の視線を奪うのも止む無しってやつなのかな」


 ――にゅるるぅ~~……どっっっちゅんっ!!


「ふぎゅう゛ぅ゛っ!?♡♡♡」

「でも、これからは気にしなくていいね――香子さんはもう俺だけの雌妻になってくれたからさ」


 そして……その感じやすい身体の中に、無遠慮な男性たちの視線で昂った欲望を、ずっと香子さんは抱え込んでいて。それが余計に男達の視線を集める色気に繋がって――その欲望は、自らどろどろとした恋愛小説を記して発散する所まで高まって来ていて。

 その悪循環を断ち切る為に、彼女はここへと来た……その筈だったのに。


 こうして今、自分の下に組み敷かれ。

腰まで伸びた黒髪を乱れさせたまま、生ハメセックスの快楽に頬を染め。

その瞳を潤ませながら、膣穴の奥を突かれる度に、甘いの嬌声を上げる彼女を見下ろしていると――そんな努力を踏みにじる様に、自分専用おまんこ妻にしてしまった事に、恐ろしい程の背徳感を覚えてしまう。


「どうっ、嬉しい? 嬉しいって言えっ!」


 ぐりっ♡ ぐりっ、ぐりっ、ぐりぐり~っ♡


「はっ♡ はひッ♡ だ、旦那様のっ♡ お゛っ♡ お嫁さんになれてっ♡ うれひっ♡ でしゅっ♡」


 強く押し付けた腰から昇ってくるのは、またチンポに媚びる様にうねる膣内の感触。目の前にいる雌を自分のモノに出来た快感に、全身にぞくぞくとした征服の悦びが満ちて行くのが分かる。自尊心が擽られる。金玉が激しく反応してしまう。


「んぅっ♡ あぁ、香子さん……あんなに激しくっ……♡」


 ――天にも昇りそうな感覚の中、耳で捉えたその声に、ちらりと視線を其方に向けた。


 先ほどまで、香子さんを慈愛の瞳で見つめていた頼光さん。しかし……途中から自分がノっていくにつれて、彼女の頬にも赤い色が差して行って。

今はもう、二人の交尾を、熱を帯びた視線と共に見つめながら。此方へ突き出すように広げた雌穴に指先を沈め、自分を慰めている始末である。


 折角だ――目の前の柔もちボディに伸し掛かっていた体を起こし、布団の傍らで自慰に耽る彼女へと声をかけた。


「――頼光さん」

「あら……ふふっ、はぁい♡」


 呼びかけに、少し驚いた素振りを見せながらも。頼光さんは快く応じてくれて。


 此方に近寄って来た彼女の腰を抱きながら……彼女の方から差し出した乳房を、躊躇いなく口に咥える――僅かに『あんっ♡』と艶っぽい声を漏らしながらも、乳房に吸い付く自分を、頼光さんは優しく胸元に抱きしめてくれた。


「はい……母は、ここに居ますよ……♡ 母のおっぱいに甘えながら、香子さんのおまんこを、完全に貴方のおチンポ専用にしてしまいましょうねっ……♡」


 頭を撫でつけながら、肉欲にどろどろになった笑みを此方に向けて、頼光さんは囁いてくる――二人の女を侍らせる悪い男を、ドスケベな母は寧ろ甘やかしてチン媚び応援してくれている。僅かに耳にかかって、溶けそうな程の熱を帯びたその吐息に擽られて、腰の奥の情欲が煽り立てられ……


――ばちゅっ♡


「ひぎゅっ!?♡」


 ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡


「んお゛っ!? ひぎゅっ!?♡ お゛へぇっ!?♡」


 そのまま、彼女の両腕を掴み直し――香子さんのナカの奥の方を肉棒で念入りに小突いてやると、その反応は抜群そのもので。目を白黒とさせながら、おまんこ悦ばせて肉棒を締め付けてきて。身体を突き上げる快楽に、たまらぬ様子で肢体をくねらせている。


ぷっくりと乳首を膨らませたまま、香子さんのなっがい柔乳が『たぱんっ♡ たぱんっ♡』と重たい肉音させながら上下に乳揺れしまくるのを横目に、頼光さんの甘々雄媚びデカチチ枕で『たぷたぷ♡』されて。

 全身で雌妻の『すきすき♡』を感じながらの、新しい雌妻のおまんことの初交尾という余りにも贅沢過ぎるハーレムセックス――我慢が利く訳も無かった。


「あーくそっ……もう射精るっ……香子さん、受け止めてっ!」


 どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅどちゅどちゅどちゅっ……!


「あ゛ぇっ♡ はひっ♡ わ、わたしもっ♡ ひぐっ♡ も、もうっ♡ イ゛ぐっ♡ まんこイくっ♡ イ゛ぐぅ゛っ♡♡♡」


 宣言と共に腰を一際激しく振れば。香子さんの膣内も物凄い締まって来て、亀頭の段差に至るまで『ぴっとり♡』新妻まんこにホールドされてしまう。敏感な所にまで絡みつく極上のハメ心地に、唸りながらも限界まで力を込めて――


「あ゛~っ……射精るっ!!」


 ずちゅんっっっ!!


「あぎっ!?♡」


 どびゅっ!! ぶびゅるるるるるるぅうううううっ!!


「イっ゛――ひぎゅぃいいいいいいいいっ!?♡♡♡」


 そのまま、メロつくまんこに腰を押し付けたまま……一気に射精した。


「っふぅ~~~~~っ……!」

「あぁ……っ♡ リツカ、香子さんの生おまんこにマーキング種付けお射精っ……♡ とってもかっこいいですよ……っ♡♡♡」


 びゅ~ッ♡ びゅるるっ♡ びゅーっ♡ びゅ~~~~~っ♡


「イ゛っ♡ イくっ♡ イきまひゅっ♡ イ゛ふっ♡ イくっ♡ イくつ♡ イくっ♡」


 まんこが吸い付く。まんこが締まる。イキまんこに吸い取られる。


 初物とは到底思えない、番となった極太チンポへの媚び方を良く知っているドスケベまんこの気持ち良さに、背筋から力が抜けそうになる――も、傍らの頼光さんに優しく撫でて貰いながら抱きしめて貰って、何も気にする必要も無し。彼女の胸元からの甘い香りに包まれながら……安心して、ザーメンを一滴残らずコキ捨てられる。


 頭のてっぺんからチンポの先端まで、二人の雌妻に甘やかされながらの極上種付け射精に、頭の中から何かが溶けてとろとろ出て行っている様な錯覚を覚えてしまう。


「っ……はぁ……っ」


 ……そうして。


 ぐったりと、頼光さんへと背を預ける時には……何時も以上に、たっぷりと精液を吐き出した事で、身体はすっかりと披露しきってしまっていた。

 そのまま、崩れ落ちる様に膝枕に頭を預けながら、視線を前にやれば。そこには、布団の上に寝ころんだままの香子さんの姿。


「は……お゛っ……♡」


 だらしなく股を広げたまま――雌穴から『ごぷっ♡』と種付けされた精液を溢れさせ。緩めた口元から舌を零し、幸せそうに意識を飛ばしてアクメに震える姿に……胸の奥に、たまらぬ充足感が溢れだしてくる。

 そのまま笑みを浮かべ、此方を見下ろす頼光さんを見上げれば――とびっきりの、いやらしい笑顔と共に、『おめでとう♡』と言ってくれた。


「二人目のお嫁さん、無事にげっと、ですね――♡」







 クーラーを利かせているというのに……身体に流れる汗が止まらない。


 左右から立ち上る湯気の如き熱が、自分の身体までも火照らせている様であった――けれども、滂沱と流れる汗を事を気にした様子もなく。彼女達は、寧ろ自ら此方の身体へと抱きついて来ていた。


「立香君ったら……あれだけ私達を抱いてくれたのに……♡」

「はい、まだまだ、こんなにもお元気で……なんと逞しい……♡」


 右側にいる頼光さんは、片手でゆっくりと自分の勃起した竿を撫で擦り。

 左側にいる香子さんは、手のひらの上でパンパンに張った玉を揉み解す。

 そうしている間にも……互いの片乳が押し合いを始めてしまう程に、此方の胸板へぷるつく柔乳を『むにゅ~っ♡』と雄の胸板に媚びる様に擦り付け。足の筋肉へと吸い付くしっとり加減の太ももを、そのむちむち感触で楽しませるように絡みつけてくる。


「「本当に……♡ 私達、おまんこから惚れ直してしまいます……♡」」


 耳元でささやかれるのは、此方の脳味噌まで浸食する勢いのチン墜ち済み雌妻二匹の超絶甘媚びチンイラボイス……囁きと共に、これでもかと主張する様に自らの乳房を押し付け、その柔っこい感触で此方を楽しませながら。チンポへの奉仕の熱を高めていく――自分達が、『貴方様だけのまんこ妻』と、夢中になって証明しているかのよう。

……愛らしい二人の雌妻にこみ上げてくる気持ちのまま、自分と同じように汗ばむ『二人』の尻たぶを……無遠慮に揉みしだいてやる。


「「んぁっ……♡♡♡」」


 『ぷるぷるっ♡』と掌に伝わって来る、二つの雌尻の悦びの震え――ちらりと、目の前でタイマーを刻むカメラに視線を向けながら、今の彼女達が見せている、瞳にハートマーク浮かべて鼻の下伸びまくりな雌顔を、しっかりと取らないとなとほくそ笑んだ。


 ……頼光さんと家の前で撮ったのは、あくまで『記念撮影』に過ぎない。


 コレから撮影するのは……『証明写真』だ。

 婚姻を結ぶ事は出来ずとも、彼女達が自分だけの『所有物』となった証を、しっかりと残す為の――門外不出のハメ撮り写真である。


 出来るだけ、見た者が即座に興奮して自慰を始めてしまうような、下品なエロさに満ち溢れていればいいな、と思った。そうすれば――写真の中の女性達が、自分だけの雌になったのだと、より如実に示す事が出来るから。

 ……そう考えると、柔かな掌で磨き上げる様に、扱かれている陰茎にも。細い指先で、丹念に揉み解されている陰嚢にも。更に力が漲って来る様で。


「もう、旦那様ったら……まだまだ、私達に種付けしたくて、堪らないのですね……♡」

「はいっ♡ お写真の撮影が終わったら、喜んで……お相手を務めさせていただきます♡」

「「頼光も……香子も……どちらの専用おまんこも、見事に孕ませてくださいませ♡ 


「「だ・ん・な・さ・ま……っ♡」」


 それを感じ取ったのだろう。耳元から聞こえてくる声は……少し困ったようで――殊更に媚びた色を帯びていた。


 ……この夏は、ずっと『終わらない』。

 この屋敷で、何者にも邪魔されず、二人と永劫に、退廃に耽る甘美な時を――




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POSTEDAug 15, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026