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パパクラブ メンバー一覧(あいうえお順) 全6名(20XX年現在)
1.秋本良輔さん
メモ:303号室。34歳。消防士 身長180cm体重74kg 血液型はO 童顔。日々のトレーニングのせいか体つきは筋肉質。奥さんと8歳の娘 3歳の息子がいる。
2.伊沢健児さん
メモ:104号室。32歳 薬剤師 身長178cm体重77kg 血液型はA型 ややぽっちゃり気味だけど優しそうな顔立ち 奥さんと3歳と6歳の娘と1歳の息子がいる。
3.進藤孝康さん
メモ:502号室。32歳。スポーツジムのインストラクター 身長178cm体重72kg 血液型はB 普通にかっこいい。ぱっと見痩せてるっぽいけど脱ぐとやっぱり逞しい。奥さんと6歳の息子さんがいる
4.高島徹さん
メモ:404号室。35歳 運送業者 身長182cm体重78kg 血液型はA 堀が深い顔立ちでがっちり逞しい体付き 奥さんと義両親、10歳の息子と住んでいる。
5.中森佑哉さん
メモ:203号室。28才 区役所員 身長173cm体重66kg 血液型はA メガネをかけていて清潔感がある すっきりした体つき 奥さんと4歳の娘さんがいる。
6.宮迫慎也さん
メモ:301号室。29歳 美容師 身長170cm体重65kg 血液型はAB型 顎ひげ 端正な顔立ち 切れ長の目 細く締まっている。奥さんと5歳,3歳の息子がいる。
『パパクラブ』
季節は夏真っ盛り、というフレーズにまったくポジティブな印象を感じなくなってきた今日この頃。
早朝の今だけは、まだ気分を害するほどの気候ではないけれど今から昼に近づくにつれてぐんぐんと気温も上がって日差しも強くなっていくんだろうなあ。
やれやれ、と玄関前を軽く掃き掃除していると、同じ玄関から誰かが出てくるところに顔を突き合わせた。
「おはようございまーす!」
出てきたのは一人ではなく、Tシャツ姿の若い男性が幼児と言うには少し育った可愛い男の子を脇に抱いていた。
男性は、俺が即座に作った笑顔とよそいきの声に、表情を和らげ、おはようございます!と滑舌良く挨拶を返してくれた。
「いやあ、今日も暑くなりそうですねえ。お仕事なのに、大変だ。ね、パパ、大変だねー。響くん?」
男の子の方にそう言って笑いかけるも、パパと違って息子さんの方は人見知りなのかパパの首に抱き着いてコミュニケーションを拒絶してきたので大人二人で苦笑する。
「すみませんいつも、男の子なのにはにかみ屋で…。」
「いえいえ、可愛いじゃないですか。」
「いえいえ、そんな。」
息子さんと違って社交的なこのパパは進藤さんと言って、俺が管理しているこのマンションの5階に住んでいる所謂店子さんの一人だ。
近所のスポーツジムにインストラクターとして勤めていて、もっと便利のいいうちのマンションに引っ越してきたという。
確か、息子の響くんはその頃はまだよちよち歩きをしていたはずだが、それがいつの間にかこんなに大きくなっちゃって。まだまだ甘えん坊みたいだけれど。
「この季節に肉体労働じゃあ大変でしょう?」
「いえいえ、屋内仕事ですし。プールに入ったりもするんで、むしろ風邪引かないように体調管理しなきゃあ…。」
ほんの数分他愛の無い立ち話をした後、こちらからささっと切りあげることにした。出勤中にこれ以上引き留めるのもなんだ。
進藤さんはそれじゃあ、と息子を抱えたまま路上へと出ていく。
これから子供を幼稚園まで連れてって、自分はジムへ行って、大変だなあ、パパって。それなりに幸せではあるんだろうけど。
と、掃除を再開しかけたところではっと思い立って、慌てて進藤さんの背中に向かって声を張り上げた。
「進藤さーん、今日パパクラブの日なんで、ぜひ参加してくださいねー。」
ちょっと大きすぎたかな、と後で心配したほどの声ではあったが、進藤さんは振り返った笑顔で「わかってまーす」と返事をしてくれた。息子と一緒に手を振っていた。
彼らの姿が見えなくなると、改めて俺は自分の業務へと戻る。
なんだか名残惜しさを感じるのは、やっぱ進藤さんがイケメンだからかな。既婚者だけど。綺麗な奥さんいるの知ってるけど。
シュッとしたシャープな角度の頬に、目鼻立ちの整った顔。職業柄か体格も若々しいけど、あれでもう三十路っていうんだから羨ましい。
掃除を終えると、今度はゴミ出し場のチェック。
流石に中身までは確認しないけど、あからさまに間違ったゴミを出してる家庭が無いかを見とかないといけない。
マンションの管理人なんて、楽に不労所得を得られる職業と思われがちだが、そんなに言うほど楽じゃあない。
管理しなきゃいけないのは建築物としてのマンションだけじゃなく、そこに住む店子の事も然りだ。
それに、店子から集めた賃料がそっくりそのまま収入になるわけじゃない。
マンションだって、タダで建てるもんでもなければ経年劣化だってしていく。
管理人が管理を怠ったことで店子に迷惑がかかればそれは重大な責任問題に発展する可能性も大いにある。
ま、うちの場合は父の代でマンションのローンは完済しているから、他に比べりゃ経済的な問題は少ないが。
おかげで俺もこうして、他に副業を持つ必要も無く、暢気に日々を過ごしていられる。
管理人室への戻り際、ホールの掲示板もチェックしておいた。変な業者が勝手な貼り紙をしていたりすることもあるから。
今日の所は何も問題は無さそうだ。
俺が貼ったゴミ出しルール違反に対する注意書きに、町内会のお祭中止のお知らせ。
あとは先述したパパクラブの紹介ポスター。これも俺が貼ったんだが。
パパクラブっつーのは、俺がこのマンションで定期的に催してるお父さん同士の交流会みたいなもんで、まあ大体20代から30代くらいのお父さんを対象にしている個人イベントだ。
このマンションに住んでる条件に当てはまるお父さんは大体参加している。つってもまあ6人くらいだけど。
お父さん達も色々事情があるから、メンバー全員が揃う事なんて殆ど無いけど、イベントそのものはなかなか好評を頂いている。
やっぱりこのご時世、お父さん同士色々悩みや愚痴りたい事もあるんだろう、そーゆーのを酒でも飲んで語り合ったり一緒に遊んだり。
開催場所は大体このマンションの一階、管理人室の隣にある多目的ルーム。場合によってはそれ以外の場所に行くこともある。
参加費はお父さん達のサイフに優しい1000円!
「あ、高島さん!おはようございまーす!よかったら今日パパクラブなんで、参加してくださいねー!」
通りがかった男性にも、俺はここぞとばかりに声をかけた。
厳つい体格をした強面のその男性は高島さんといって彼も、パパクラブのメンバーだ。小学生のお子さんがいて、メンバーの中では最年長になる。
「あーーそうっスねーーー、仕事がかさばらなければ、ぜひ!」
高島さんは確か、トラックの運転手か何かをやっていたはずだ。細かい業務までは知らないけど。
と、まあ、こんな感じで、パパクラブを開催する日はこうして会うパパ会うパパに声掛けしていった。折角開催するんだから、人数が多い方が盛り上がる。
朝の仕事は大体こんなもんかな。あとは管理人室兼自宅でネットでも見ながらひとごこち着こうかな。
今日は昼飯は何にしよう。カツ丼でも頼もうかな。ていうか、夕飯は何にしよう。
自宅警備員よりはまだ作業はあるにせよ、俺の日々の悩みはというと、消化しきれない暇な時間、一体何して過ごすかということが特にでかい割合を占めていた。
───
俺の事を物凄い暇人みたいに思わないでほしい。
ひょっとしてyoutuberより好き勝手に生きてるように見えるかも知れないが、暇と言っても何をしてもいいわけじゃない。
少なくとも、管理人室を開けておかなければいけない時間帯は、持ち場をそう頻繁に離れるわけにもいかない。なので、暇を潰す方法は自ずと限られてくる。
もしインターネットが今の時代に無かったら俺は退屈過ぎて発狂していたかもしれない。
午前の時間はネット掲示板を適当に読み漁ったりコメントしたりしている。
こんな時間に書き込んでるからって無職やニートのレッテル攻撃は俺には通用しません。ピザでも食ってろデブ?残念、今日はカツ丼の予定だ。
予定通りの昼食を済ませた後は、わずかな時間にコンビニ行ったりして欲しいものを適当に物色したりとまったり午後を過ごしていく。
日によってはちょっとしたトラブルなんかを持ち込まれたりする事もあるんだが、今日は平和だったな。
管理人室を閉店ガラガラし、夕食を済ませてごろごろしていたところで、大事な事を思い出した。
そーそー、今日はパパクラブの日だった。早速鍵を持ちだして、隣の多目的ルームで今日のイベントの準備を始める。
準備を終えた辺りでちょうど時計が開催時刻の20:00を差していた。
ドアの外から男性の声が近づいてくるのが聞こえた。おそらくは参加者のパパさんだろう。
慌てて出ると、ちょうど玄関の方からこちらに向かってくる人影が2つほどあった。
想定通り、進藤さんともう一人、背格好は大体同じくらいのあの男性は、秋本さんだ。
彼もメンバーの一人で女の子と男の子が一人ずついる、れっきとした二児のお父さん。
「あーーー、管理人さんこんばんはー。」
秋本さんが、くしゃっと破顔して手を振ってくれた。その隙に、白い八重歯がちらっと覗く。
この人、初めて会った時は大学生かと思ったくらい若々しい童顔をしているが、これでも進藤さんより年上だ。
「こんばんはー。いや、実を言いますと今日のイベント、参加者お二人だけなんですよー。他のお父さん達色々仕事とか用事があって。」
残念なことに、今日の参加人数はすこし寂しい事になっていた。前回は4人程集まって、派手に盛り上がったんだが。
「いや、別にいいですよ。リョウさんとは気が合うし。」
リョウさんというのは、秋本さんの事だ。秋本さんの方も進藤さんの事を名前の孝康からもじってタカ、と呼んでいる。
童顔の彼の方が、呼び捨てにしているのはまあ年上だから当たり前なんだけど、未だにちょっとおかしい。
けど、同じパパ同士とはいえ、住んでいる階層も、子供の年齢性別も全く違う彼らがこんなふうに親しく名前呼びしあうような間柄になったのも、ひとえにこのパパクラブへの参加があったからこそだ。
そう思うと、我ながらちょっと誇らしい。
「まあまあ、こんなところで突っ立ってんのもなんだから、早速パパクラブ、開始しましょう。」
俺が背中を押すと、彼らは一足先に部屋の中へと入っていく。
そして、俺はというとすぐにスマホを出して、例の「アプリ」を起動する事はもちろん忘れなかった。
そのまま俺も続くと、2人は俺がこのイベントの為に準備した部屋の隅々を、ど真ん中で見まわしていた。
「相変わらず至れり尽くせりですねー。いつも片付け大変でしょ?ありがとうございます。」
「いえいえ、参加費貰ってる立場ですから。それじゃ遠慮せずに、どうぞ、始めてください?」
促すと、男二人は酒盛りを始めるのかと思いきや、仲良く並んで着ている物を豪快に脱ぎ始めていく。
季節柄、簡単に脱げるものばかりで事がスムーズに進む。
Tシャツを脱ぎ捨て、ベルトをカチャカチャ外してハーパン、を下ろし、靴下も引きはがすようにして床に落とされる。
俺はそれらを丁寧に回収して鍵付きの棚にしまうと、男盛りの彼ら2人は下着姿のまま俺に体を見せつけるようにして、後ろ手にたたずんでいた。
彼らの周囲、四方の壁には彼らと同じくらいの年齢の、同じくらいに逞しい体つきをした男性達の裸体がポスターにされ、貼り巡らされている。
下着一枚残っているとはいえ、その下着というのも極端に布地の少ない黒いレザーのビキニ一枚。
絶対洗濯してないであろうことがよくわかる、年季の入ったそのパンツはこのイベントの時だけの限定ユニフォームだ。
「今日は何からやろっか?」
「リョウさんリョウさん、まずはローションから。」
「そーだな。」
若パパ達を囲んでいるのは男達だけじゃない。
傍の机には男同士で色々楽しむためのあらゆるグッズが3桁近い種類備え付けられているし
大画面のモニターに映し出された無修正のポルノ映像も、今の雰囲気を盛り上げてくれている。映像には勿論女性なんて指先1つ出てくることは無い。
リョウさんこと、秋本パパはグッズの中から迷わずにローションの容器を引っ掴んで、ぬるんぬるんの液体を自身の胸板や下着にしみこませていく。
放屁みたいな音を立てながら噴出されていくローションを、盟友である進藤パパにもまるで悪ガキのように塗りたくって遊んでいる。
「ちょっ…リョウさん冷たいですって!!ちゃんと温めてから!!!」
「あははははははっ!!!ほれほれほれほれ!!!」
まるで若い男女カップルがじゃれついてるみたいだ。
実際にはガタイのいい童顔のおっさんがこれまたガタイのいい男前のおっさんを背後から羽交い絞めにして胸筋やら腹筋、股間を撫でつけまくっているという、むさ苦しいこと山の如しな光景なわけだが。
いかにも揉み応えのありそうな胸板を鷲掴んだと思えば、そこに浮かぶ突起を乱暴に摘まんで捏ねる指に、進藤さんはたまらずに怒声のような笑い声を上げていた。
あーあ、あとで掃除すんのは俺なのに。まあ、楽しそうな彼らを見ているだけでもそんな不満は俺の胸から早々に消え去っていた。
───
万が一まだお気づきでない人がいた時の為に明言しておくと、パパクラブの活動内容が「父親としての悩みを相談しあったり一緒に飲んだり」というのは、嘘だ。
個人的に勝手にやってるパパ同士もいるかもしれないが、少なくともこのイベント内でそういう事をしたことは無い。
じゃあ、実際の活動内容はといえばそれは目の前の光景そのままの通り。
開催場所は大体このマンションの一階、管理人室の隣にある多目的ルーム。場合によってはそれ以外の場所に行くこともある。
本当の参加費は10000円。それぐらい貰わなきゃこれだけの設備は揃えられない。
彼らはここで、男同士でじゃれあうことで一時、社会人として、夫として、父親としてのストレスや溜まった性欲を大いに解消しているのだ。
パパクラブはそのためのイベントなのである。
と彼らはそう思っている。いや、厳密に言うと、今の彼らはそうだ。
丁度今から5年前の事だった。
あの日も業務時間中、例によって退屈しのぎにネットでピンク系のページを漁っていた俺のPCの画面に「akmazon」という名前の妙な通販サイトのページが割り込んできた。
通販サイトだと思ったのはその紛らわしいページ名と画面上に羅列された商品らしい画像の数々からだが、そこに陳列されてる商品すべてが胡散臭さと如何わしさのオンパレードかのようだった。
それはそれで退屈しのぎにはちょうどいい低俗さだったので、オレも適当に面白そうだと思ったグッズを購入するフリなんてしていたんだが、どれもこれも「代金が足りません」のポップアップが表示されるばかり。
そういう仕様のおふざけページだと思えば何とも思わないわけだけど、そこはもうちょっと気の利いたシャレをもっと用意すればいいのに。軽く不快になったのを覚えている。
そんな中、表示されている金額の数字が妙に小さいものがあった。
ダウンロード商品らしいその商品の名前は「洗脳アプリ 各種」とあった。
製品の内容説明を読んでみると、その製品名その通りの、他人を自分の思い通りに洗脳する事が出来るアプリをダウンロードできるというシロモノ。
性能のスペックを落とした分、値段をお求めやすい額に下げたお買い得品、だそうだ。
面白半分、バカバカしい半分、でその中の一つもお買い上げボタンを押してやると、今度はポップアップは出なかった。
代わりにPCじゃなく、オレの携帯の画面にアプリのダウンロード画面が表示され、オレのスマホ画面には新しく「洗脳アプリ Dタイプ」と題されたアイコンが1つ増えているのを見つけた。
これもまた最先端技術の駆使されたジョークサイトと捨てる事も出来たが、これを実際に起動してみて、得られた結果はこの通りである。
どこの世界に「日頃のストレスと性欲を男同士で発散させる会」に嬉々として参加するノンケがいるのか。
俺の常識が正しければ、逆にこの非常識なアプリは本物で間違いないという非常識な判断をせざるを得なかった。
パパクラブの活動中は、この多目的ルームはスペースを十分に使えるように大きめのマットを何枚か敷いている。勿論掃除の手間省きも兼ねているが。
その中央で、図体のデカイパパ二人はくんずほぐれつ全身を擦りあいながら、まとわりつくローションを互いの肌で温めあっている。
「おっ……勃ってきたっ…なんだ、随分やる気満々ですねー。そんなに溜まってました?」
「ウチ、まだ下の子が3つだからなあ。一人ですんのも味気無いし………。」
そして、寝転がって密着しながらどちらからともなく、下腹から互いの下着に大きな手のひらを突っ込んで、お互いの逞しいものを直接捕まえて疼きを慰めあう。
一方が強めに扱き始めれば、もう一方も躍起になってローションが泡立つほどにぐちゅぐちゅと激しく擦り上げて、さらにもう一方がというサイクルを繰り返し続けていた。
仲は良いけど互いに張り合う事も多い。いつものことだった。
「はー…っ…はー…っ…っ…?もうイきそうなんじゃねーの?チンポビクビク震えてんじゃん?」
「え…まだ、全然大丈夫ですよ…?…リョウさんこそ、顔すげー赤いじゃないですか。気持ちいいならいいんですけど。」
どっちも声に熱がこもって、お互いに昂ってきてるのは確かなんだろう。
さらに殆どどちらもが同時に最後の一枚を脱ぎ去って、今度は直接互いの猛った肉棒を擦りつけ始めた。
まるでチャンバラのように互いの裏筋を擦りつけて戦っていたかと思えば、二本同時に扱きたてて、ガマン汁を滲ませた先っぽ同士でねっとりとキスをしては、腰の動きだけでぶっといオスパパチンポの幹を交わらせていく。
こんなホモくさいプレイ、彼らの頭でひねり出せるわけもなく、もう随分前に俺が彼らに提案して今では彼らのお気に入りのスキンシップになっている。
それもこれも全部、今俺が使っている洗脳アプリのおかげで実現している光景だ。
ちなみに俺はこのパパクラブの運営以外にこの力は使っていない。
最強のアイテムみたいに見えるこのアプリだが、実は結構やれることは限られる。
アプリの能力自体は、専用のカメラ機能で撮影して登録した相手を洗脳出来るという強力なものだ。
ただし、洗脳の効果は「俺の言ったことが相手の常識になる。」という形に限定される上、その効果が発揮されるのはアプリが起動している間だけだ。
何かの原因で例えば今俺の携帯の電源が切れてしまうと、今俺の目の前で絡み合ってる全裸の男二人はその場で絶叫するだろう。
なので、そういう事故を避けるために、このイベントの間、オレの携帯は充電器でコンセントに繋いで、100均で買った手頃なクリアボックスに収納してある。
ヘタにポケットなんかに突っ込んでたら何のはずみでアプリが解除されるか分かったもんじゃない。
あと、俺のアプリで一度に登録できる洗脳者の数は7人まで。そこから新たに別の人間を洗脳したければ他の人間の登録を解除するしかない。
そして、一度登録解除した人間は二度と登録できない。つまりあと一人、うちのマンションにイケパパが入ってくればアプリは満員になってしまう。
「秋本さーん。」
今にも次の行為にハッテンしそうな2人に声をかけると、酩酊したような浮わ付いた表情の彼らがこっちを向く。
「秋本さん、先にフェラの練習しましょうよ。こないだも進藤さんに先にイかされてたじゃないですか。オレが見てあげますから、さ、さ。」
俺の言葉に秋本さんはやや渋い顔で頷く。
フェラが嫌なんじゃなく、進藤さんに負けてるのが悔しいのかもしれない。
「しょうがないなあ、ほら、脚。」
すると、マットの上で進藤さんの脚を開かせてその間に収まって、ローションと互いの汁で独特の臭いを放つ肉棒を口にしていく。
「はぁ……はぁ………っ……う゛ー……っ………。」
秋本さんの、他人の熱い粘膜の感触に進藤さんの喉は軽くヒクつき、呻き声を漏らす。
あくまで進藤さんよりは上手くないというだけで、もう何年もこうして互いに裸の付き合いをしているだけあって秋本さんも下手ではない。
「じゅぷ…じゅぷっ…うむ゛ぅっ……くぷっ………。」
先っぽから根元までをじっくりと吸い付きながら咥えこんで、鼻息荒く、パパ友の雄を堪能していた。
「あ、あぁあ…っ…うぐっ………はぁ…はぁ……リョウさん、こないだみたいに、歯立てないでくださいね…っ……あはは………。」
「わはってるよ……ふぅ…ふぅ…っ……。」
とっくに赤黒く怒張した亀頭を分厚い舌の先でれろれろ舐めまわしながら、秋本さんは憮然と答える。その口調と童顔も相まって、トシの割には可愛い印象を与えてきた。
その間にも、進藤さんのまるで昼間のインストラクターの仕事のような口調に俺は一人で笑っていた。フェラの上達が早いのも奉仕業だからか?
しゃぶっている秋本さんのモノも、進藤さんの反応に感化されてか、触られていないのにすっかり威勢良く勃ち切っている。
「それじゃあ、進藤さんも一緒にどうぞ。」
「あ、そ、そう…?じゃあ……。」
オレが促してやると、2人はそのまま互いの股間を咥えあって、マットの上でシックスナインに没頭し始めていった。
造作もなくノンケ2人にこんな事をさせられるオレのアプリだが、他にも色々欠点はある。
電源を切ってしまうと洗脳の効果も切れるし、切っている間は勿論新たに洗脳を施す事も出来ない。
ただ、電源を切っていても、その時に異常な環境にさえ置かれていなければ、本人は自分が洗脳されていた事すら気付かない。
洗脳で異常行動を取っていた過去の記憶からも、彼らにはその異常を認識できない。
だから、彼らは普段このパパクラブの活動を表向き通り「父親同士の愚痴の言いあい、だべりあいの飲み会その他を楽しんでいる」というありもしない記憶を持っている。
勿論実際に体験してるわけではないから、記憶というよりそのつもりになっているだけという感覚が近い。
非常におぼろげでいい加減なイメージしかないはずだが、けれど、彼らは気にしないだろう。だって、飲み会なんだから記憶がおぼろげで何の疑問があるのか。
このようにオレのこのアプリは、例えば経済界でのし上がっていくとか、世界征服をするとか、そんな大それた目的を達成するには機能的に少々物足りない。
けど、こんな風に個人的なイタズラを楽しむ分には十分だ。これ以上の機能が欲しかったら完全版を買えと言うことだろうが、俺はこの現状には満足している。
「はむ゛…っ…んん、む…っ…じゅぼじゅぼ…はぁ…おぉ…っ……っ…。」
パパ友2人は既に、互いの肉体に被りついて、互いのモノをめいいっぱい貪欲にむしゃぶっていた。
自分が気合を入れてしゃぶればしゃぶるほど、向こうもそうしてくることが分かっているからだろう。
気心が知れているとはまさにこの事。美しい友情だなあ。
俺が男同士の尊い関係に感動していると、それに水を差す声がした。
「あのーーーー、すみません、進藤ですけどー。」
突然この場所にそぐわない性別の声が飛んできて、俺としたことが思わず緊張に強張った。
進藤さんの奥さんが、扉のすぐ向こうから何事か、用事で降りてきたようだ。まだ宴は始まったばかりだというのに、何の用事だろう。
「みなさん、お楽しみのところごめんなさい。ちょっと旦那に話があるんで、開けてもらってもいいですか?」
「んぷっ…んぉ…ほ………っ……ん?…めぐみ………?……ちょっとリョウさん、ごめんなさい………。」
奥さんの声を聞きつけた進藤さんは、一時チンポから口を話して、息を切らせながら振り返る。
まずい。
何がまずいって、今の進藤さんは自分の今置かれているこの状況を、正常な事だと思っている。ほっとけば自分から修羅場を招きかねない。
「ちょっと、まってくれ…………………。」
そう言って、勃起チンポをぶらつかせたまま入り口に向かおうとする進藤さんを自分でも驚くほどの勢いで止めにかかった。
「あーーーー、進藤さん、俺が行きますから!ね!秋本さんと、続きしててください!」
進藤さんは俺の慌てぶりが少し不思議な様子だったが、言われた通りに秋本さんの肉棒を慰め始めた。
「あの、ちょっと今進藤さんおしゃべりに夢中なようなんで、代わりに用事聞きますよ?どうしたんですか?」
「あ、管理人さん、こんばんは。ちょっと今、うちの響が仮免ライダーのオモチャが無いってぐずってて、パパならどこにあるか知ってるかなって。」
ドア越しに聞こえてきた奥さんの声に肩を竦めた。
なんだ、そんな事か。全く。
お取込み中の進藤さんから、自分のスポーツバッグに入れているという証言を得ると、そのままを奥さんに告げて早々におかえり願う事に成功した。
ホントに、そんなつまんない事で折角男だけでお楽しみのところを邪魔しに来ないでほしい。
しかし、なんで子供のオモチャがパパのバッグに入ってるんだろう。
「……っ……今日の帰りに知り合いに修理してもらって、持って帰ったんですよ……。」
そういうことか。なるほど。
律儀に答えてくれた進藤さんは、さらに秋本さんの陰嚢を揉みしだき、竿を扱き、ラストスパートとばかりに含んだ亀頭だけを舐めまわす。
「あっ…ああぁ!!!…あっ!!!!……あっ………あ…………。」
今日もフェラ対決は秋本さんの敗北のようだ。進藤さんの口内でたっぷりと男盛りの精を搾り取られ、口元をだらしなく、透明な体液を端や舌先から垂らしている。
快感の余韻というだけでなく、しゃぶり疲れもあるだろう。しかも負けちゃってさ。
「うぷっ…………やっぱ、すげー溜まってましたね……はは…っ……。」
飲み込みきれなかった秋本さんのザーメンの白濁を、自分の手で拭いながらそう言って誇らしげに笑う進藤さん。
色んなアイテムが揃っているこの部屋だが、ティッシュという便利グッズは置いていない。一度放ったザーメンはどこかにぶっかけるしかない。
「リョウさん、俺、亀頭より裏筋の方が感じるんで、そっちの方マメにされた方が嬉しいです。あと、キンタマ揉まれるのも好きです。」
「……………うるせー………!!」
勝者の余裕で進藤さんが折角アドバイスしてるのに、ぶすっと不貞腐れてしまう秋本さん。大の男が、まるで子供みたいだ。奥さんと子供が見たら何て言うだろう。
とはいえ、流石に本気でスネているわけもなく、パパクラブの活動はまだまだ続く。
出来る事なら毎日でも開催したいこのイベントだが、それもアプリの事情で出来ない。
このアプリ、物凄く燃費が悪いのだ。
充電器無しで連続使用出来るのはせいぜい十分程度。
つまり長時間使用すると、とてつもなく電気代がかかる。
せいぜい週に数回、一日数時間程度が限界だ。
余計な邪魔も入った事だし、そろそろ本気で盛り上げていかなければ。
「あっ……あ…あぁぁ…お、おおぉぉ~~~~~~…っ…それやべ…っ……。」
さっきとは逆で仰向けに脚を開いた秋本さんの後ろの孔を、進藤さんの分厚い舌が攻略している。
大きな両手でケツたぶをこっ開いて、そこから大きく開いた蕾の口のまずは周囲を舌先で味わって、焦らしたところで今度はその舌先は誘われるように窄まりの中へと…。
うぅ、うぅ、と小さく唸りながら、進藤さんは自分の舌を入れられるだけそこにねじ込んではうねるように出し入れし、秋本さんのアナルの粘膜の味を堪能し、陰嚢裏の一番性臭の濃いところに鼻を押し付けていく。
肛門への刺激と、そこを同じ男に味わわれる羞恥に秋本さんも居た堪れずに目を閉じている。
与えられている快感の強さは、射精したてでなお収まらない勃起からも見て取れていた。男の体は快感に実に正直だ。
さっきの奥さんも、まさか今、自分の旦那が息子をほっぽってよその男のケツ穴を舐ってるとは思ってないだろうな。ははは。
さらに指とローションでしっかりと解したところで、秋本さんの後ろに進藤さんのものが宛がわれていく。
もはやお互いにいちいち確認など不要だった。
無言でただ待ちわびているだけの秋本さんの、顔に似合わない逞しい体を組み敷くとそのまま進藤さんは腰を推し進めていった。
ずぶぅっと爽快な音がしそうな勢いで進藤さんのぶっとくて長いものが秋本さんのそこにみるみる収まって、潤った粘膜の壁が割り開かれていく。
亀頭が周囲の粘膜をえげつなく抉っていく様が簡単に想像出来てしまった。
「んふぁっ!!!ん゛おぅっ…っおおぉぉっ……っ!!!!!!!!」
2、3度、力強い腰使いで竿を出し入れされた秋本さんの口から、まるで動物の雄叫びのような声があがる。
それは、おそらくは中を強引にこじ開けられた圧迫感と鈍痛によるものだろう。いつもの事だ。
「んっ…んっ…ん゛っ…んっ……!!」
いつも処女みたいに狭くてキツキツな雄孔は、進藤さんにも強烈な性感を齎しているだろう。あんまりにもキツすぎて、そっちも最初は痛いかもしれない。
けれど、進藤さんはやっぱり奉仕がお得意で、苛烈に出し入れだけを繰り返すだけでなく、腰をいやらしくくねらせるようにして単調にならないように竿を出し入れして秋本さんのアナルを苛め抜いていく。
「はっ…はっ…はっ…はああぁぁぁっ…!!うああぁ…あああぁっ……っんひっ…ひいぃっ…!!!!」
すると、雄叫びは次第に泣き声染みた情けない声に代わっていき、まるで本当に進藤さんに苛められてるみたいな様子を秋本さんは見せ始めていった。
進藤さんがイイところを故意に不規則に突き続けるたびに、秋本さんから弾けるような声が飛んで、チンポも痛いぐらいに張り詰めていく。
「あはは、秋本さん、なんて声出してんですか。そんなんじゃ、野乃花ちゃんと玲央くんにも、パパ弱ーいって笑われちゃいますよ。」
俺が適当にそんな言葉をかけて応援してやると、秋本さんは思わずぐっと口を噤んで、歯を食いしばって進藤さんの責めに耐えているようだった。
自分からも開いた脚を抱えて、ケツを掲げて、もっと激しく犯せと言わんばかりに不敵な笑顔を作る秋本さん。鼻汁垂れてるけど。
それに進藤さんもさらに激しく腰を打ち付けて、秋本さんの肉を貪る。
いやあ、いいねえ。セックスの時にいつもの父親じゃなく、雄の顔に変わっているパパをこうして近くで鑑賞できる。
しかも相手が同じパパだってんだから、たまんない。今日もたっぷりパパ同士で種付けしあってもらいましょう。響くんや野乃花ちゃん達を仕込んだ時みたいに。
「あっ…ああっ?……ああっ…あっ…はああ…っ……!…はぁ…ぁ…っ……あっ…!」
そのうち進藤さんだけでなく、秋本さんからも快感に没入するかのような声音が漏れてきた。
そうそう、そうやっていつものように雄同士の交尾に溺れてしまえばいいんですよ、おとーさん。
相手が男とはいえ、自分の雄で相手を快楽に酔わせている事に気を良くしたのか、進藤さんは秋本さんの頼もしい腰を抱き込むようにして抱え上げると、なんとそのまま立ち上がってしまった。
おお、久々の駅弁。なんちゅう膂力。
駅弁っつったって、相手は女性じゃないのだ。
僅かとは言え自分より体格の良い秋本さんを軽々とは言わずとも力強く抱きかかえて、秋本さん自身の体重で自分のものを根元奥深くまで挿入しきってしまう。
「はぁっ…はぁっ……はあっ…はあっ!!!!」
何が彼を駆り立てるのか、傍の壁に秋本さんの大柄な背中を押し付けると、壁とサンドイッチするかのように密着し、ぐねぐねと巧みな腰使いでひたすらチンポを出し入れ続ける。
「はっ…ああっ…おおぉっ…んぉっ…ほぉっ!!…ああぁっ…タカ…ぁっ…くそぅ……っ…チンポっ…ガチガチ…んなる…ぅっ……。」
とうとう山を迎えた進藤パパの容赦の無いドスケベセックスに、為す術もないまま秋本パパは縋るように進藤さんの肩に身を預けて快楽に喘ぎ続ける。
秋本さんが、外と中の両方で達してしまうと、進藤さんも、秋本さんの一番奥でたっぷりと友情の証を注ぎこんでいった。
いやあ、圧巻。色んなパパの組み合わせを見てきたけど、やっぱり体育会系同士のセックスが一番迫力がある。
さて、攻守交替といこう。
今度は進藤さんが秋本さんに掘られる番だ。
指示通りに壁に手を突いた進藤さんが、俺達に向かってケツを突き出すと、もはや何を指示しなくても秋本さんはその直前で屈み込んで、さっきの進藤さんのように固い尻たぶをこじ開けて、その中央の窄まりに舌を這わせていく。
「んぁ……あっ…ぁ…っ………。」
切なげに眉間を寄せる進藤さんのその表情は、中々にセクシーでそそるものがある。朝方見かけた時の爽やかな社会人の顔からはなかなか想像出来るもんじゃない。ノンケなのに、今から同じ男に掘られるその心中やいかに。
ローションも使ってしっかり解しきってしまうと、秋本さんは両腕で力強く捉えた進藤さんのケツに自らの勃起チンポでパパ同士、ドッキングする。
「ぐううぅぅっ…んっ…!!!」
合体と同時に挿入された進藤さんだけでなく、秋本さんも一緒に歯噛みして自分達の前身を襲う性感に堪えていた。
チンポから伝わる進藤さんの中の熱を感じながら、秋本さんは中腰の姿勢のまま腰を振って、力強いピストンを始める。
やっぱり雄「交尾」とくれば、バックが一番それっぽいよな。
「あ゛…っ…は、はぁっ……あう゛ぅっ…あ゛っ…ひゃ…あっ…あっ…ぁっ…ぁっあっ!!」
秋本さんに突かれるたびに進藤さんから繰り出される艶めかしい喘ぎ声に、聞いてるこっちも昂っていた。
俺、なんだかんだ進藤さんが一番お気に入りかもしれない。
単純に見た目が好みなんだよな。
そんなパパを自分で直接犯すよりも、他のパパに犯されているところを見る方が好き。俺って変わってるかなぁ。
秋本さんが中出しし、進藤さんがイったら、今度は再び攻守交替。
抜きつ抜かれつ、堀りつ掘られつ、男同士の理想的な友情だね。
───
しばらくお互いに掘り合わせた後、俺は今日のメインイベントを発表することにした。
「じゃーーん、こんなのを仕入れてみました。まずはお二人に使ってもらおうと思って。」
そう言って、俺が出してきたのはいわゆるディルドーという奴。しかもただのディルドーじゃない。
ただでさえ日本人の平均サイズを超えたご立派なディルドーが、二本。まるで鏡合わせにしたかのように互いに対になって一体化している。
所謂双頭ディルドーと呼ばれる奴だった。
普通はその形状から、レズプレイに使われる事が多いオモチャだが、男が使ったって誰に怒られるわけでもない。
そもそも一方が掘っている間もう一方は掘られるしかないなんて不公平だと思わないか?
「これを俺達が入れるのか?」
「男にだって、アナルがあるんだから十分使えるでしょ?」
秋本さんの間抜けな質問に、俺はにっこりと頷いた。
「あー…なるほど………。」
ん?シャレかな。とりあえずツッコミは保留として、とりあえず突っ込んでもらいましょう。
既に何度も互いのチンポで拡げられ、ザーメンで潤いを与えられてるんだから、このぐらいのサイズのディルドーぐらいいとも簡単に挿入出来てしまう。
まずは進藤さんの手で秋本さんの穴に根元まで入れ切ると、まるで秋本さんの肛門から肌色のチンポがもう一本生えてるみたいになっていた。
「じゃ、じゃあ………俺も………。」
指示通り、四つん這いになった秋本さんの尻に自分の尻を合わせるようにして、互いに反対を向きながら、進藤さんも自分の後ろの孔にディルドーの先っぽを宛がって自らの尻を犯していく…。
何かに似てると思ったら、ポッキーゲームに似てるんだな、これ。
勿論、互いの肛門同士でキスしたところでこの場合問題はないけど。
がんばれ、あともうすこし。
俺の応援の甲斐あって、数分もしたところでディルドーは進藤さんと秋本さん、二人のアナルを同時に犯すことに成功していた。パパ同士のの硬い雄尻が、仲良く頬ずりをしあっている。
おお、と思わず拍手してしまった。だが、イベントはこれからだ。
「さて、お二人とも、このままじゃつらいでしょう?今からお二人にはお互いイかせあいをしてもらいます。今の格好のまま、相手をイかせた方が勝ち。イかされたり、ディルドーが抜けちゃった方は負け。」
二人は息を荒げながらも、俺が提示する指令に熱心に耳を傾けてくれる。
「はぁ…はぁ……ケツを動かして、相手のケツを掘ればいいのか……。」
「そうですねー。やり方はお任せします!ちなみに負けた方はこの「ディルドー作成キット」で後日、自分のチンポ型のディルドーを作らせてもらいますんで。頑張ってくださいね。」
そう言って俺が通販で取り寄せたジョークグッズの箱を見せると、二人とも何とも言い難い表情を浮かべていた。
ま、罰ゲームとしてはちょっと軽すぎるかもな。でも、まあ単に趣味のモノだからいいや。
スタートと共に、俺の見ている前で突き合わせたケツを振り始める二人。
結局激しく動いている割には、ディルドはどちらのケツの事も奥をごりごりと軽く擦るだけで大きな責め立てはしない。
進藤さんも、秋本さんも何かもどかしい様な表情と声で切なく唸っているだけだった。
ちょっと観察しているとなんとなく分かってきた。
相手を先にイかせるには、いかに自分が突かれずに相手を突くかということがキモになってくるけれど、その為には自分が突かれる事が無いように自分のケツ筋もしっかりと踏ん張って閉じておかないといけない。
勿論相手も全く同じことを考えているわけで、かといって、相手のケツの力を破るほどの力で勢い良く突けばそれは反動が自分にも返ってきかねない。
よって、互いにディルドーを思うように動かせずに膠着状態になっているのだ。
しばらくはなんとか互いを出しに抜こうと雄尻を振り、腰をくねらせていたパパ2人だったが、結局は焦れて強硬策に出始めた。
多少自分も突かれていいから、とにかく相手をイかせることを優先する作戦だ。
「んっ…はぁ、あぁっ…んのっ…はぁ…はぁ…ふむっ……。」
さっきまでよりケツを振る息を増して、ディルドーが互いを突くスピードや、抜き差しの規模も増していく。一本のディルドーを介して2人のパパが喘ぎながらも互いのケツを掘り合う様は中々見ものだ。
それでも、互いの勃起がさっきより昂ってきた程度で、大きな進展は無かった。
そんな2人の攻防を、俺だけはお茶を飲みながら楽しく見物していた。
どれくらいの時間そうしていただろうか。あと1時間くらいしか無いなぁ、なんてぼんやりと思っていたところで進展があった。
秋本さんの提案で、やり方を変えよう、となった2人は、まずは秋本さんが、ディルドーが抜けないように体の向きを180°回転させていく。
そして、後ろ手からゆっくりと立ち上がった秋本さんは、なんとそのまま進藤さんの腰を掴んで抱え、まるで、進藤さんの尻に自分の尻を乗せるようにして彼を犯すかのような体勢を取った。
進藤さんが、一杯食わされたと気付いたときには既に遅く、そのまま秋本さんは自分のケツ筋はしっかりと締めたまま、まるでスクワットのように勢いを付けて進藤さんのケツを犯し始めていった。
「んあああぁあっ!!あっ!!あっ…あああっ…あああぁっ!!!!」
あまりの勢いに秋本さんの肉竿と袋が上へと下へと大仰にバンキングする。
さっきまでの攻防ですっかり敏感になってしまっているケツ穴への刺激は実に効果的に進藤さんを絶頂へと誘っていく。
そんな進藤さんを、秋本さんはやんちゃ坊主がそのままデカくなったような不敵なにやら顔で見下ろしていた。
けれど、進藤さんも負けてはいなかった。
「あっ……この…っ…っ……。」
なんと、さっきからフリーダムだった秋本さんのチンポを進藤さんは犯されながらがっしりと掴んで扱き上げていく。
確かに、チンポを扱いてイかせてはいけないというルールは無い。
流石進藤さん。正攻法だ。
「あっ……あぁっ…ぐっ…くそっ……。」
こうなってしまっては秋本さんが勝つ方法は自分がイかされる前に進藤さんをケツでイかせるしかないが、自分もチンポを扱かれてその快感でケツ筋にうまく力が入らない。
自分も同じ事をしようと思っても今の状況で進藤さんのチンポに触れている余裕は無かった。
どちらが不利とも言い難いこの状況で、やがて言葉を捨てた2人の若パパの吐息と汗と、肌や筋肉のぶつかり合う音、粘膜の擦れあう濡れた音だけがこの空間を満たしていた。
決着はそう時間がかからなかった。
進藤さんの手の中でとうとう限界を迎えた秋本さんのモノは、びゅるびゅるっとザーメンを噴き出して勢いよく進藤さんの身体を濡らす。
それとほぼ同時に、進藤さんも自分自身のザーメンで同じように自分の体を濡らしていった。
決着は、引き分けだった。
絶頂を迎えた途端に。お互いに身を投げ出し、その勢いで今にも抜けそうだったディルドーがお互いのアナルからにゅるうっと抜き出されてしまった。
セックスの後というよりは、まるで二人そろって激しいスポーツで勝負をした後のような空気が漂っていた。
「はあ、はあ、はあ…疲れた…っ………。」
「くっそーーー…勝てなかった…っ…ははは…っ…。」
パパ同士は激しく動悸しつつも、まるで互いの健闘を称えあうかのように笑みを浮かべ合っている。
いやあ、久々に素晴らしい対決を見せてもらった。
それはそれとして、勝負は両方負け、ということで、どっちもディルドーを作らせてもらおうかな。
今度は二人の勃起で作った双頭ディルドーで互いのチンポで犯されながら互いを犯しあってもらおう。
来週には出来そうかもな。うん。
───
今日のところはネタも尽きたので、残りの時間は双頭ディルドーを使って今度は別に対決じゃなく仲良く抜き合いをしてもらうことにした。
ケツにディルドーをいれたまま、向かい合わせにただ互いのチンポを扱いてイかせあうだけ。
時間が許す限り、思う存分性欲を解消してもらいたかった。
「ああぁっ…はあっ…はあ……あー…悪い、出る…っ……。」
「お、俺も…出ます…っ…」
それは、さっきまでの緊迫感がウソのようにまったりと穏やかな時間だった。
男二人は向かいあって互いの脚を松葉崩しに絡めながら、今にも互いのチンポが接しそうな距離で、お互いのそれを扱き上げて快感を与えあっていた。
射精するたび、どちらの体にも互いのザーメンをかけあいながら、もはや混ざり合ってどちらのモノともつかなくなった白濁色の体液を互いの竿に擦り込んでいく。
まるでそれが友情の証とでも言うようだった。
あまりにも仲睦まじいので、途中から二人に首輪をつけて互いを鎖で結んであげた。
二人とも、恥ずかしそうではあったが、まんざらでもなさそうとも言えた。
まあ、こうしてもう何年も男同士で体を繋げているのだから他の人間には分からない深い絆で結ばれているのかもしれない。洗脳下にあるとはいえ。
さてと、彼らはもうしばらくは手元に置いておきたいとは思っているけれど、新しい魅力的なパパが入ってきたときの為に、リストラの事も考えておかないとな。
うーーーーん・・・・まだ若くて買い手があるうちに、金持ちの物好きに売りつけるというのはどうだろう。
もしくは、ゲイAV男優にストリッパーに転職させるっていう手もあるな。
俺のアプリは確かに起動している最中にしか効果は無いけど、一度売りつけて契約してしまえばその契約まで無かったことにはならない。
うん、いいかもしれない。勿論、何もせずに野に返してやるという選択肢もあるけど。
とりあえず今度アミダか何かで決めてみようかな。
えっと、次のパパクラブの参加者は、中森さん一人か。
そうだなあ。もっといいアイデアが無ければとりあえず近くの公園で、全裸で散歩でもしてもらうかな。
もう今日何度目かもわからない射精をしっとりと迎えているパパ二人の傍で、彼らの処遇について、俺は真剣に考えを張り巡らせていた。
パパクラブ おわり♡