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ドスン...ドスン...
「さい、ごうの...ふんっ!...であ゛、いをっ!...はっひぃ!!...」
歌声というよりかはいきむような野太い声を上げ、
体型に合うようにパツパツに引き延ばされた衣装を揺れ動かすのは、カルミナのアイドル、ノゾミ。
しかしカルミナの他のメンバーの姿はなく、ただ一人滑稽な姿を晒している。
「ふひぃ~っ!...ゆ、ゆ、ゆ....げえっぷ!?...ゆ...ゆう、ぶふぅーぅ!!」
盛大にげっぷをしたノゾミ。恥を晒すことを自覚していないのか、大食いをしてきたようだ。
近頃のノゾミは、アイドルの矜持として抑えてきた食欲のタガが外れたのか、大食いとゴロ寝を繰り返し立派に贅肉を蓄えてきた。
「だ、だってあのケーキが美味しすぎてぇ...」と言い訳をする彼女に、プロデューサーはこのような企画...いや、罰ゲームを与えたのだ。
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体力が薄れ、代わりに気合で身体を動かすノゾミ。ますます足音や体の揺れが激しくなっていった。
そして...
「ゆめの゛ぉ!!...かげらを゛ぉっ!....っふんっ!!」
パツンっ...
つい、力が入りすぎてしまった。
アイドルを捨てたような情けない声が会場に響くと同時に、ボタンが弾け飛び、贅肉まみれのお腹が晒される。
(あはは...あぁ、もう私はアイドルとして終わったんだ...)
自分でも笑いそうになるほど無様な姿を晒したノゾミは、恥ずかしさを通り越し何もかもがどうでも良くなってしまった...
「はぁっ、はぁっ、ほぉっ!?...ふんっ!...ほいっ!!!」
『アイドル』を諦めた彼女は、憑き物が落ちたかのような最高の笑顔で贅肉を揺らし続ける。
やがて気力を使い切り情けなくも大の字に倒れたノゾミは、満足げな表情をしていた...
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「最初はノゾミンも終わったと思ったけど、あれはあれでちょっと可愛いよな...」
「ああ...あの贅肉ダンスを見てると元気が出てくるんだよな!」
意外にも激変したノゾミは受け入れられた。アイドルとしては確かに終わってしまったが、マスコット兼バラエティ芸人として、今日も彼女は元気に贅肉を揺らしている。
「むふぅっ!...ふ゛んっ!...ど、どうっ!?わたひ゛の、げぷっ!ぜいにぐダンスぅっ!」