タキオン 縮小転送実験 ダスカ谷間
「やあやあ、モルモット諸君。今日も元気で何よりだ」
薬品の匂いが立ち込める薄暗い理科準備室。アグネスタキオンは、ガラス製の巨大なシリンダーケースの中に閉じ込められた数十人の小人たちを見下ろし笑った。
ケースの中の小人たちは、タキオンの狂気に満ちた笑みを見て、ガタガタと震えながら互いに身を寄せ合っている。タキオンは彼らの恐怖など微塵も気にかけることなく、朗々とした声で語り始めた。
「君たちにはこれから、私の特別な耐久テストの被験体となってもらう。……その前に、今まで君たちの同胞がどんな実験を受けてくれたのか、少し私の口から説明しておこうか」
タキオンはシリンダーケースの表面を指先でコツン、コツンと叩いた。
「例えば、私の履き潰したローファーの奥底。あそこはウマ娘特有の濃密な汗と皮脂、そして強烈な発酵臭が混ざり合った…まぁ、正直私でもあまり触れたくない場所だ。君たちの同胞はそこで、致死量に達した生体ガスに肺を焼かれ、自分の吐瀉物にまみれて酸欠と嗅覚破壊で絶命していったよ。……タイムはわずか数分だ」
「ひぃぃっ……」
「く、靴の中なんていやだ……!!」
「あるいは、私の臀部による物理的質量のテストだね。硬い実験台の上に彼らを敷き詰め、私のデカケツを落下させる。……ドバァァァァァンッ!!という轟音と共に、彼らは一瞬で血肉に変わる。そこからさらに、左右へ激しくグラインドさせて、骨の髄までズリズリッとすり下ろしてやるのだよ。私のデカケツの摩擦エネルギーで完全に液状化していくんだ」
タキオンの楽しげな言葉だけの解説に、小人たちはその凄惨な光景を想像し、絶望のあまり狂乱状態に陥った。
「尻になんか潰されてたまるか!!早く戻してくれ!!今すぐだ!!!」
「随分鳴くねぇ…。だが安心してくれたまえ。今日の実験は少しばかり趣向を変えようと思ってね」
タキオンは背後にある大型モニターのスイッチを入れた。
「いつもは私の靴の中や、臀部による質量テストに付き合ってもらっているが……君たちを潰そうと思えば簡単に潰せてしまう。ただでさえ私たちウマ娘はヒトよりも優れているからね。まぁ、科学者たるもの、常に新しいアプローチを模索しなければならないと思ってだな。そこでだ、今日は私の開発した極小空間転送装置を用いて、とある所へと送り込んでみようと思う」
モニターに映し出されたのは、トレセン学園のラウンジで優雅に紅茶を飲んでいるダイワスカーレットの姿だった。
誰もが振り返るような美貌と、トップウマ娘としての洗練されたオーラ。しかし、何よりも視線を惹きつけるのは、彼女の首から下…制服のブラウスをパツパツと弾け飛ばさんばかりに主張している爆乳だった。
彼女が動くたびに、その規格外の双丘はブルンッ…と重たげに揺れ、服の布地が限界を訴えるように引き伸ばされている。
「見たまえ、あのウマ娘の胸部を。同世代の中でも規格外に育ち上がった二つの巨大な果実は、もはや一個の独立した兵器と言っても過言ではない」
タキオンはモニターの中のダスカの胸元を指し棒でトントンと叩きながら、楽しげに解説を始める。
「豊満な脂肪と強靭な大胸筋に支えられたあの双丘は、ただ大きいだけではない。ウマ娘特有の恐ろしいほどの密度と弾力を備えている。そして、その二つの巨大な質量が中央でぶつかり合うことによって形成される深く暗い谷間…。あそこは、君たちにとって、逃げ場のない圧力となるはずだ」
小人たちはモニターに映る巨大な肉の山を見て、声にならない悲鳴を上げた。
「さて、まずは一人目。通常の耐久力を持つ素体を送り込んでみようか」
タキオンが手元のキーボードを叩く。
ピシャッ、という微かな光と共に、シリンダーの中にいた小人の一人が姿を消し、モニターの中…ダイワスカーレットの谷間、その最深部へと転送された。
『ん……?』
画面越しのスカーレットが、微かに眉をひそめた。
彼女は胸の奥に一瞬、チクッとした違和感を覚えたようだった。そして無意識のうちに、腕を胸の下に添え、自らの巨大な胸肉をギュッと中央に寄せるようにして腕を組んだ。
スカーレットが腕を組んだ瞬間。
ムギュゥゥゥゥッ……!!!
彼女の左右の爆乳は、猛烈な勢いで中央へと隆起し、谷間の空間を一瞬にしてゼロにした。
圧倒的な質量を持つ二つの肉の壁が、一切の隙間なく激突する。モニター越しにすら、ムニュッ、ギュムッという、肉と肉が極限まで密着する生々しい音が聞こえてきそうだった。
『……気のせい、かしら』
ブチュッ。
スカーレットには聞こえないほどの極小の破裂音。
転送されたばかりの小人は、その暴力的なまでの柔らかさと圧力に一秒も耐えることができず、左右からの乳圧によって文字通り一瞬でペースト状に圧殺された。
タキオンのモニターのバイタルサインがフラットを示す。
「フハハハッ!素晴らしい!転送からわずか数秒、スカーレット君が軽く腕を組んだだけで即死か!骨が軋む間すら与えられない、完全な圧殺だね。通常の人間サイズに換算すれば、左右から数十トンの巨大な壁に高速でプレスされたようなものだ」
タキオンは手を叩いて喜んだ後、シリンダーの中で青ざめている残りの小人たちを振り返った。
「どうやら、通常耐久ではデータが取れる前に潰れてしまうようだ。よし、ここからは耐久性を強化したモルモット君を次々と送ろう」
タキオンの操作により、耐久力を上げた第二の小人がスカーレットの谷間へと送り込まれた。
モニターの中のスカーレットは立ち上がり、グラウンドの脇でトレーニング前の準備運動を始めていた。
「さあ、ここからが本番かな。あの爆乳の谷間にどれほどの致死的空間を作り出すか」
スカーレットはグラウンドの観客席の階段を利用したダッシュトレーニングを開始した。
「階段の昇降か…。あの激しい上下運動が、爆乳にどれほどの力をもたらすか」
スカーレットが一段、また一段と勢いよく階段を駆け上がる。
ダンッ!ダンッ!という力強い足音に連動し、彼女の胸の巨大な質量が、慣性の法則に従って狂暴に荒れ狂い始めた。
ブルンッ!!バインッ!!ボルンッ!!ギュムゥゥッ!!!
一歩踏み出し、体が持ち上がる瞬間、重たい双丘は下に取り残されるように深く沈み込み、そして遅れて凄まじい勢いで跳ね上がる。谷間にいる小人にとって、それはミキサーのようなものだった。左右の胸肉が上下にズレながら激しくこすれ合い、小人を肉の壁ですり下ろそうとする。
バムッ!ズリズリズリッ!ブルンブルンッ!!
容赦なく叩きつけられる数キロの質量の乱舞。トランポリンのように跳ね上がる肉の遠心力と、着地時の重力が重なり、谷間の空間は完全に破砕機と化していた。
グチャァッ……!!
激しい上下の揺れと、肉と肉がぶつかり合う衝撃、そして凄まじい遠心力に引き裂かれ、二匹目の小人がすり潰されて絶命する。
「ほう!階段ダッシュの遠心力と摩擦のコンボか!これもまた凶悪だな…。…さあ、どんどん行こう!」
第三の小人が送り込まれる。
ダッシュを終えたスカーレットが、ほどけた靴紐を結び直そうと、立ち止まって深く前かがみになった。
スカーレットが腰を曲げ、上半身を地面と平行にした瞬間。彼女の巨大な二つの爆乳は、胸の筋肉による支えを失い、純粋な重力に引っ張られて真下へと垂れ下がった。
ボヨォンッ……!!!ムッチィィィィッ!!!
それは、谷間にいる小人にとって、頭上から巨大な雪崩が落ちてくるようなものだった。
前かがみになったことで、左右の胸肉は完全に重なり合い、谷間の出口を塞ぐようにして垂れ下がる。小人の極小の体の上に、スカーレットの巨大な脂肪と乳腺の重みがのしかかったのだ。
ギュムゥゥゥゥゥッ……!!!
小人は、柔らかくも圧倒的な重さを持つ肉の天井に完全に押し潰され、息絶えた。
「アハハハハハッ!面白い!実に面白いぞ!スカーレット君の爆乳は、深呼吸、階段ダッシュ、靴紐を結ぶ……どんな日常動作においても小人にとっては致死的なトラップとして機能するのか…。あの圧倒的なボリュームと質量が存在する限り無敵だな」
だが、実験が延々と繰り返されるにつれ、モニターの中のスカーレットの様子が明らかにおかしくなってきた。
次々と谷間の奥で何かがある感触。最初はブラのワイヤーが当たっているのかと思っていた彼女だが、幾度となく繰り返されるその奇妙な違和感に、彼女の美貌は不快そうに歪み始めていた。
(……なんなのよ、さっきから。胸の奥で何かある…?)
彼女は首を傾げ、胸元に手を当てて不快そうにモゾモゾと揉み込んだ。
気になって仕方がない、というような苛立ち。服の中に小さな虫が入り込んで這い回っているような、あの絶妙に嫌なムズムズ感を覚えているのだ。
「おや、スカーレット君が違和感に気づき始めたようだね。彼女は綺麗好きだからか、こういう不快な感覚には人一倍敏感だ。……なんだ、これが最後か…少し残念だが、送ってしまおう」
タキオンは、シリンダーの中に残っていた最後の一人、極限の恐怖で失禁している小人を何の躊躇いもなくスカーレットの谷間へと転送した。
転送された瞬間、スカーレットは明確に胸の谷間に異物が入り込んだ感覚を捉えた。彼女はため息をつき、周囲に誰もいないことを確認すると、両手を自らの胸元、巨大な爆乳の両サイドにガシッと添えた。
スカーレットはただ、このムズムズして気持ち悪い虫を、きっちり潰してしまおうという、手加減を一切しない本気の意思があった。
彼女は、その規格外の巨大な双丘を、中央に向けて全力で圧した。
ギューーーーーッッッ!!!ムギュムギュムギュゥゥゥッ!!!
ただの腕組みとは次元が違う。ウマ娘の強靭な腕力と大胸筋の全てを動員し、二つの爆乳をこれ以上ないほどに密着させ、押しつぶす。
最高レベルの耐久力を付与された最後の小人でさえ、この圧倒的な圧力の前には全身の骨が悲鳴を上げ、形を歪ませるしかなかった。
スカーレットはさらに、両手で爆乳を強く挟み込んだまま、左右の肉を上下に激しく擦り合わせ始めた。
痒みや違和感を元から絶つための、徹底的な本気ズリ。
ズリズリズリッ!!!ギュムゥゥゥゥッ!!!ニュルンッ!!!
巨大な質量と質量が、一切の隙間なく密着した状態で猛烈に摩擦を引き起こす。谷間の内部は、恐ろしいほどの熱と、肉の圧力による地獄のミキサーと化していた。脂肪の塊が波打ち、筋肉が隆起し、小人をあらゆる方向からねじ切ろうとする。最高耐久の小人であろうと、この徹底的な肉の摩擦に耐えられるはずがなかった。
ブチュルゥゥゥゥゥゥッ……!!!グチャァァッ!!!
スカーレットが最後に渾身の力を込めて、胸をギューーッ!と押し付けてから擦り上げた瞬間、モニターのバイタルサインは完全に弾け飛び、沈黙した。
最強の耐久力を持った最後の小人も、彼女の本気の爆乳ズリ潰しで完全に原型を留めない何かへと還元されてしまったのだ。
スカーレットはブラウスの胸元を軽く整え、ほっとしたように息を吐いた。
ブルンッ、と解放された爆乳が一度だけ大きく揺れる。
谷間の奥が何やら汚れてしまった感覚はあったが、あの気味の悪い虫のようなムズムズ感が完全に消え去ったことに、彼女はスッキリとした表情でグラウンドへと歩き出した。彼女は最後まで、それが小人であったことなど知る由もなかった。
理科準備室に、タキオンの歓喜の笑い声が響き渡った。
空になったシリンダーケースを見下ろし、タキオンは狂科学者としての至福の笑みを浮かべる。
トレセン学園に存在する少女たちの圧倒的な肉体美。それは、小さな命にとっては、いつ発動するとも知れない、逃げ場のない絶対的な死の罠なのである。これからも多分そう。