~~はじめに~~
今回は触手物になります~
リハビリがてらに書いた短編なので、苦手な方はバッグしてくださいな~
登場キャラ
ルルナ
中堅冒険者。トレジャーハントを生業としているシーフ。17歳。
黒のショートヘア。華奢なスタイルの割に容姿は端麗で村娘らしからぬ上品さが底に見える17歳。本人は村育ちを謡っており、15歳のころに村をでたという情報がファンクラブに寄せられている。
基本ソロでのダンジョン攻略をしており、今までは初級ダンジョンを主に攻略していたが、今回は中級ダンジョンの攻略を目指していたところ、転送トラップを踏み抜いてしまう。
テンタクル
肉柱。と呼ばれるモンスター。
男女構わず柱へ身体を取り込み、人間を苗床にする。
そのエネルギーは人間の体液を糧とするらしいが、詳しい生態はわかっておらず、苗床になった人間が解放されたという情報は何一つギルドには寄せられていない。
主にダンジョンの隠し部屋か深層部に出現する。
——以下本文——
不意な寒気を感じて目を覚ます。
一体いつから眠りについていたのか。ここに至るまでの記憶はすぐには浮かばなかった。
たしか、ダンジョンの中に探索へ出掛けて、いくつかの階層を下った。
そして、最後の階層へ辿り着いたときにルルナは踏み抜いてしまったのだ。
——転送トラップを。
「なによ……これ……っ」
記憶の検索の最中、手足に不快感を感じて、自分の身体を確認する。
そこにあったのは肉肉しい肌艶をした触手と形容すべき肉塊。一本の柱のように太い幹を作り上げている肉塊にルルナの手足が深く飲み込まれ、身につけていた装備は転送時に引き剥がされたのか育ちだかりの二つの丘を含めた白く透き通る柔肌のすべてを周囲にさらけ出したまま、磔にされてしまってた。
「うそ、でしょ……? これ、どうやって抜け出したら……ッ、く……っ!」
肉に埋もれた手足は完全に肉壁の柱に抑えつけられてしまってるのか引っ張ってもびくともしない。
飲み込まれた手足の先がどうなっているのか視認できないけれども、指先はところ狭しと肉厚の何かに覆われていて少し動かすだけでもぶにゅぶにゅと嫌な感触が伝わってくる。
それは足先も同じで、どんなに力を込めて引き抜こうとしても身体がわずかに動くだけでほとんどビクともしなかった。
「……ッ」
——抜け出せない。
「あんな、トラップ踏んだだけなのに……っ?」
完全な拘束を前に、現実を理解すればするほど、どうにもこうにもならない絶望が脳裏にちらついて、胸の奥がズキズキと痛んでくる。
「くじけちゃダメッ……っ、どうにか、抜け出さないと……ッ」
周囲に使えないものがないかルルナは必死になって辺りを見回す。
けれども、透明なガラスのようなバリケードが周囲を覆っているだけで、それ以外は何も見えない。まるで、どこかの研究施設のカプセルの中のように思えるが、ガラスの外は真っ暗でどれだけ目を凝らしてみても、暗闇が支配してるだけ。
ここには肉壁の柱に囚われたルルナだけが暗闇の中一人ぽつん、と外界から取り残されている。
何度も周囲を見返しても世界から隔離されたこの空間に出口はなく、誰がどう見たって脱出する手段はどこにもない。
この空間に囚われてしまったが最後。二度と外を見ることは叶わないだろう。
そう理論づけるには十分すぎる現実が目の前に存在していた。
「こんなの、うそ……ッ、うそうそ、うそだってば……、あ、ありえないでしょ? こんな、こんなことって……」
ダンジョンに囚われた人間がどのような末路を迎えるのか。
ルルナは知らない。
それは、ダンジョンに囚われた冒険者が誰一人として帰ってきていないからだ。
ルルナが知っていることは、ダンジョンに入ったきり行方不明になった人たちが存在しているという事実だけ。
だからもしも、それがルルナの身に現実に起こっているのなら、ルルナは——
「って、そんなこと考えてる場合じゃない。諦めちゃダメッ、どうにかして早く抜け出さないと……っ」
考えれば考えるほど、この状況はルルナを追い詰めてくる。
だからこそ、事実と感情をわけて、まだ無事なうちに現状を打開すべく目の前のできることをやり抜いていくしかない。
そのためも、まずは正攻法でもう一度、両手足に力を込めてみる。
さきほどは、反射的な抵抗だった。
今回こそは全力を込めて肉の塊から肩が外れようとかまわないほどの力を込めて逃れようとする。
なのに——
「あ、いや……ちょ、ちょっと……っ、なに、よ、もう……ッ!」
ズズ、ズズズッ、とそれを検知したのか手足を飲み込む柱の根本から太い根を張るように腕や太ももに野太い触手が絡みついてきた。
肉の根のように二の腕を深く掴みとるその触手は、とてつもない力でルルナの手足を肉柱へ縛りつけ、まるで、ルルナの手足が触手の柱と一体化してしまったかのような感覚を与えてくる。
「うそ……これ、ぜんぜんビクともしない……ッ」
肉柱と同化したかのようにルルナの肌へ密着する触手は、ゆっくりと手足の曲線にそって馴染むように食い込み、肌に圧迫感を与えてくる。
その様相からして、明らかにこの触手は生きており、ルルナを逃すまいと対策を練ってきたのがわかる。
それは、ルルナを苗床とするための明確な意思を感じさせるには十分すぎて……。
「や、やめ……ッ!」
次の瞬間には、乳房を下から掬い上げるように左右から二本の触手が肌に触れてきた。いやらしい粘液を撒き散らしながら、優しく、ゆっくりとアンダーラインを囲い込み、乳房に絡みついてくる。
「あ、んやぁっ、やめ……っ、やだぁッ……っ」
ぐにゅ、ぐにゅ。と二つの丘を下から揉み込むように愛撫し。豊満に実った形を押し潰すように触手を肌に馴染ませて、いやらしい体液を塗りたくってくる。その感触におぞましい不快感が溢れ出し、どうにか胸を逃がそうとするが深く呑み込まれた両腕が身体の動きを邪魔してしまって、乳房を逃がすことすらできなかった。
「い、いやッ、やだっ、やだってば……ッ!!」
容赦なく触手に乳房がもみくちゃにされて、肌を舐めまわされるような不快感に、何度も手足に力を込める。
けど、柱に飲み込まれた手足は意味もなくそこにあるだけ。
その間にも細かいブラシ状の触手を携えた帯状に広がる手のひらのような新たな触手が姿を現し、もみくちゃにされる乳房めがけて、びっしりと細かく生やした触手の面を近づけてくる。
それがピタっと乳房を囲うように触れ、生暖かい感触を胸全体に馴染ませてくる。
「あ、あぁッ、あ、んンっ……ッ、んぁあッ……っ!?」
じわじわと体液で濡らされていく肌が敏感になって、乳房の先端がさらに凝り固まっていくのがわかる。
こんなモンスターに無理やり快楽染みた刺激を与えられて、それを悦びとして反応してしまってる自分の身体が憎くかった。
女に生まれてきたことを後悔するほどに、テンタクルの責め苦は肉体に愉悦を感じさせるほど気持ち良かったのだ。
それは、このテンタクルというモンスターが女を孕ませるためだけに特化したモンスターだからだろう。
だからこそ、女冒険者は絶対にテンタクルに捕まってはならない。と言われている。
ダンジョンでは誰もが知っている常識。
それをルルナは破ってしまった。
その落ち目がさらに自分へ後悔の気持ちを刻み込んで、胸の奥が圧迫されるような痛みが溢れ出してくる。
「あ、いやッ……やめ、お願いだから……やめて、もうやめてっ……、こんなこと、しないで……ッ!!」
それは、絶望としか言いようがない事実でしかなく、今もなお乳首へ狙いを定めて、新たにルルナの柔肌へ食らいつこうとしているヒトデ型の触手に許しを乞うことしかできない。
「だ、誰か……っ!! 助け、助けてッ!!」
自分が今後どうなるのか。
一瞬で脳裏にイメージが浮かび上がって怖くなる。
ルルナはこのまま触手の蔑みものにされて、永遠と言える時間を苗床として過ごすのだ。
そんなの、絶対に認めたくない。
受け入れたくなんかない。
なのに——。
「あ、あぁ……っ、んぁ、ひっ、いぃぃッ、っうぅッ、あ、ぁあああっ!!」
触手は容赦なく乳首を食い潰し、ヒトデ型の内部にある細長い無数の糸でコリコリに尖った乳首をクリクリと摘み取って、舐めまわすような快楽を与えてくる。
「あ、ぁああっっ! ひぃっ、んぁあっ、あぁあッ!?」
ピリピリとした刺激が胸から脳裏へと駆け抜け、脳細胞が灼ける。
それは背筋を通って下腹部へと繋がり、腰が大きくひくついて、股下の割れ目にも伝染していく。
次第に熱くなった股下がひくひくと反応して、性的な刺激がやってくることを待ち望むかのように、アソコが蜜を垂らし出す。
それを熟知しているからだろう。
つぷつぷの凸凹としたグロテスクな形状をした肉棒としか言えない触手をルルナの目の前へと見せびらかしてから、へその上を撫で付けるようにして、テンタクルはそれを股下へと移動させていく。
「いや、やだっ……やめて、お願い……っ、そんなの、無理、無理だから、入らないから……ッ! や、やぁあッ、だめぇ……っ!! —―あっ、ぐぅッ……ッ!?」
必死に懇願するのも空しく、ズブりッ、と割れ目を掻い潜り膣の中を擦りあげながら、子宮の入り口まで届くのに時間はかからなかった。
それが、いやらしい粘液を撒き散らしながら挿入と抜去を繰り返し、――グチュ、グチュ、グチュ。と肉が擦れる音が下腹部から骨盤へと響く。
「あ、あぁあっ、あ、あぁ、あぁああッ、あぁんッ……ッ!?」
一定の間隔でルルナの反応を確かめるようにテンタクルが挿入を繰り返すさまは肉塊となった苗床に種を植えつけるための動作でしかない。
そんな事務的な動きにさえ、ルルナの腰は大きく震えて、大切な何かが失われていくように手足から力が抜け落ちていく。
「や、ぃやぁ……っ、やだ、やだぁ……ッ!」
——グチュ、グチュ、グチュ、グチュ。
ただ、口で必死に不快感を示すことしかできないルルナは、下腹部の中で擦れる異物を反射的にすぼめた膣で咥えこむことしかできなくなって。
自分の身体が、さらなる快楽を受け入れようとしていることに気づいたころには、もう手遅れで——
「あ、あぁあ、あっ、あぁあっ、んぁあッ、あ、あぁああんッ!?」
——グニュ、グチュ、クチュ、グニュッ。
乳首の責めからくる刺激と共に、言葉という概念さえも失っていく。
そうしてやってくるのは、紛れもないエクスタシーへ至る開放的な安らぎでしかなく——
「あ、んぁ、い、イクっ! いっちゃ、イッちゃうっぅうううッ!! ——ふぁああああッ~~~~~ッ、あ、あぁああっ~~~ッ!?」
がっちりと触手に固定され、逃げ場もない腰を大きく震えさせながら、ルルナは絶頂した。
それは、ルルナの人生で一度も経験したことのない、強く激しい絶頂。
だからこそ、ルルナの脳内では情報の処理に至ることもなく、延々と快楽の波が消え去る瞬間を待ち続けるのだが——
——グチュ、グチュ、グチュ、グチュッ。
「あ、ぁぁあッ、あ、い、イッたッ、いぎましたッ! む、むり、むりですッ、や、やぁあっ、やだぁああっ、とま、とまってッッ! 止まってよぉおおおッ!!」
触手の責めは止まらずに続いて、ぐちゅ、ぐちゅ、と変わらずに上下運動を繰り返し、さらには乳首に食らいつく触手も合わせたようにクリクリと肉の芽をこねくり回す。
そこへさらに、細い糸のような触手が股下からせり上がり、今度はぷっくりと膨らみ始めたクリトリスにぐるぐると巻きつき、根本からブルブルと振動するように動いてクリトリスを擦り上げてくる。
「あ、ダメッ……っ、また、またきちゃうッ! -きちゃうってばッぁああッ、――あぁあああっ、ふぁああ~~~ッ、あ、あぁああああ~~~~ッ!!?」
やってくるのは、二度目の絶頂。
とても不快なはずなのに。絶対に気持ちよくなったらいけないはずなのに——身体は勝手に喘ぎ声を漏らしながら、一身に果ててしまう。
自分の意思とは関係なしに、身体は女の快楽を受け入れて、そして、もっと、もっと、とおねだりする様に腰を大きく震わせては、肉が擦れる感触を悦んで受け入れる。
「あ、うぁッ……っ、ぁあ〜〜〜〜〜ッ、あッ、あ〜〜〜〜〜〜ッ、ぁあああ〜〜〜〜ッ!?」
もう、人の言葉さえ浮かんでこない状態のルルナの目の前に新しく蕾のような形状をした触手が現れる。
その触手はルルナの目の前でゆっくりと花弁をひろげ、内側に聳え立つグロテスクな柱頭を露にさせると、おもむろに先端をグニグニと窄めては広げ筒状になった突起物の存在感をアピールしてくる。
「い、いやっ、や、やだ、なにッ!? 何する気なの……? もう、む、ムリっ、むりだってばッ! もう、何もしないでぇッ……ッ! ——んぁあ、あっ、あぁああッ、あ!?」
首を振って全力で拒絶する刹那にも、下腹部の奥を責める触手によって、ルルナは幾度目かの絶頂を迎え、クリトリスの触手のせいで脳の回路をまた一つ焼き尽くされる。
自分がどこにいるのか何をされているのか。何もわからなくなって、視界が白ける。
その瞬間を突起物を携えた花弁の触手が逃すわけもなく——
「——んんぐッ!? ンんッ!? んむっうううッ!?」
ルルナの緩んだ口元に触手の突起が潜り込み、開いた花弁がルルナの顔下を完全にホールドする。
「ンッ!? ンンッ!? ンンんんんんんんんンンンンンンーーーーーーーーーッッ!!!!」
雌しべや雄しべのよな細長い触手がルルナの舌に絡みつき、口内を掻き回すと共に、突起になった筒状の太ましい触手が喉の奥へと入り込み食道を蹂躙してくる。
「ンッ、ゴッ、ごお、おゴッ、おッ!? んごぉッ、お、お、おぶッッ!? う、んむうううううううッッ!!!?」
割れ目で繰り返される抽送と同じように、前後へと繰り返される運動がルルナから抵抗の意思を奪い去り、ただただされるがままの肉塊に成り果てていく。
すでにルルナの手足は力無くうなだれ。
ただ柱に固定されているだけになっていた。
しかし、触手の動きは活発に活性化していき、さらにルルナの身体を弄び続ける。ルルナの身体は激しく波打ち、その場でおびただしい動きをしながら痙攣を繰り返すも、それは変わらない。
—―グチュ、グチュ、グチュ、グチュ。
そんな前後運動を続ける触手の傍らで、ルルナを呑み込む肉壁の柱がさらに拘束を加えるようにルルナの手足を肉柱へ深く引き摺り込み、身体の半分が柱の一部と見間違えるほどルルナの四肢を柱の中へ呑み込んでいく。
「あぐッ、う、お、ぉぉッ!? お、ンゴッ、、お、おぉお〜〜〜ッ、んむぉッ……お、んッ、ンンンンンン〜〜〜〜〜ッ!?」
すると、不意にルルナの口の中の触手が大きく膨らんで硬くなる。
顎が外れるほどの異様な太さに何が起きるのかわからず、恐怖に慄いた瞬間だった。
「お、おおぉおおおおおッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!?」
ドピュッ、ドゥぷッ、ドピュルルルルルルルッ。
——喉の奥へ勢いよく大量の白い体液が注ぎ込まれてくる。
それはテンタクルが内包する媚薬という名の栄養剤。それが過剰なまでに所狭しとルルナの体内へ放たれ、気道が塞がり、胃の中へと蓄えられていく。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!?」
息ができない苦しさにルルナの全身の筋肉が強張って、悲鳴を上げる。
そんなルルナの脊髄反射の動きさえも構わず、股下では延々とグロテスクな触手が今もまだ挿入と抜去を繰り返し、細い糸のような触手に摘まれたクリトリスが紅く腫れあがってはチリチリとした脳内麻薬をルルナの脳へと送り続け、次第にその上下運動が一層強くなり、膣内の触手がさらに硬さを増していく。
それは口の中で起きていた触手の動きと何一つ変わらない動作で————
ドピュッ、ドゥぷッ、ドピュビュビュビュビュッ。
「んぶッ、ぶっ、ンゴッ、お、ぉおお〜〜ッ、おおおおっおおッ〜〜〜〜ッ!?」
次の瞬間には大量の白い体液がルルナの下腹部内に解き放たれてくる。
刹那に、柔肌を包みこむように広がる触手の表装がゾワゾワとルルナの素肌を擦り上げて、強烈なくすぐったさを全身へすり込み、ガシッと強い力でルルナの肌という肌を取り抑え、乳房もろとも圧迫してきた。
「ンンンンンンーーーーッ!? ん、ンッンンンンンンーーーーッッ!!?」
ルルナの柔肌は肉肉しい、紅いテンタクルの表層にほぼ完全に呑み込まれ、僅かに覗く白い柔肌には、いやらしい粘液がクチュクチュと滴っていた。
しかし、それで終わりではない。
触手は今まで通りの動き続けて、ルルナの身体を貪りつつける。
その動きは特に激しく、時に緩く、一定のペースを乱しながら、淡々と続けられていく。
「んぶ……ッ、うっ、んぅッ……ッ、んぐッ、うぐぅッ、う、うぅうッ……ッ」
延々と繰り返される責め苦を前に。
もう、ルルナには抵抗の意思は存在していなかった。
ルルナはただテンタクルに与えられる快楽それら全てを受け入れるしかないのだ。
されど、触手はそんなルルナを逃すまいとさらに拘束を強めるようにルルナの柔肌を抑えつけては柱の一部になるように呑み込んでいく。
ズズ、ズズズっ。と二度ルルナが肉柱から離れないように。
大切な苗床を匿うように。
厳重に、肉の壁の中へ取り込んでいく。
それは、ダンジョンの奥地。
深淵の底とも呼べる地下深くに用意されたこの空間にやってきた人間が初めてだったからだ。
長い年月の間。深淵の底に放置されたテンタクルというモンスターは永遠ともいえる飢えを常に抱いていた。
そこに現れた唯一の苗床となる器をテンタクルがそう易々と逃してしまうはずがない。
このまま歳月をかけて、その身を懐柔し、永遠と呼べる時間を共に過ごさせる。
それがテンタクルの描く計画だった。
「ンゴッ、お、おぉおおお〜〜〜ッ!? お、——ごぷっ!? ングッ、うぅうううッ!? うぅ〜〜〜〜〜ッ!!!?」
だから、だろう。
ルルナの口内で触手は幾度にも繰り返し、白い体液を注ぎ込む。
それはルルナという個体の生命力を高めるための手段に他ならない。
テンタクルの体液には、人間族に対しての強烈な媚薬効果と共に、長命薬と言われる寿命を引き延ばす効力もあるのだ。
それを幾度も幾度も繰り返し、テンタクルはルルナの胃の中へ白い体液を注ぎ込み、腹部が大きく膨らんでも構わずに注ぎ込み続ける。
「ンゴッ……ぉ、おぉ……ッ」
息をすることさえできない現状にルルナの肺は限界を迎え、活動を何度か停止していた。
しかし、すぐさまテンタクルが心臓マッサージを施し、脳へ酸素を送り込む。
「〜〜〜〜〜ッ!?」
その度に記憶が飛び。
全身を包み込む苦しさと快楽を前に。ルルナは何度も絶望を繰り返す。
それが、数時間。
数日。
数十日。
と、終わりなく続いていき。
次第に時間の感覚さえもルルナは失っていく。
なのに、壊れない。
何一つ変わることはない。
いつになってもルルナは正常な意識を持って、テンクルの苗床としての機能を果たしてしまっていた。
それがどういう理屈なのかもわからず、ルルナはただただ自分の現状を呪うことしかできなかった。
いつになれば終わりは来るのか。
どうすれば壊れることができるのか。
何一つわからない。
「んぶ……ッ、うぅっ、う、うぅううッ……ング、うぶっ……う、んぐぅうッ……ッ!
その終わりを待ち焦がれながら、ルルナは今日も快楽に悦びを得る。
もう、それだけがルルナに許された唯一の救いだった。