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【第3回】作品添削 廃墟感と一体感
こんにちは。mochaです。
今回は、蒼乃さやさんのイラストを添削させていただきます。
◯名前
蒼乃さや 様
◯悩み
封鎖された廃墟の雰囲気を出したくて、ヒビ割れを入れたり、少し汚れているように塗ったりしてみたのですが、思っているような廃墟感が出せませんでした。
もっと朽ちたような廃墟の雰囲気を出したいのですが、どういう風にすれば良いでしょうか?
加えて、建物と空や風景を馴染ませるのが上手くいかず、それぞれ浮いてしまう事が多いのですが何かコツなどございましたらご教授お願いいたします。
■解説
レンガづくりの古城のような雰囲気ですね。これは湖でしょうか?神秘的な雰囲気を出せると素敵ですね!
まず添削前で廃墟の雰囲気を出す要素としてヒビや汚れを出されていますが、廃墟はずっと長い年月雨風にさらされているので汚れの中でも特に雨だれが残っています。
添削後のイラストの外壁にある縦のタッチです。窓の隅やでっぱりのあたりによくあります。
後は個人的に好きなのは苔むした感じを外壁に出すことです。苔のできる条件などを考えると悩むかもしれませんが、人が外壁の掃除をしなくなり長い年月が経ったことを説明するには良いともいます。
では細かい説明に入ります。
①手前から建物に向かって長く続く足場ですが、添削前でも空気感や明度の差で距離感を出しているのですが、距離感を出すにはほかにも手段があります。
まず手前にレンガを描いて情報量を増やしてみましょう。徐々に情報を減らしていって奥の方は描かないようにします。奥と手前で明確な「差」を出すことは背景を描くうえでとても重要です。
足場の奥と手前の差と同様に水の方にも奥と手前で差をしっかり出すと一体感が生まれ、絵が安定します。
②手すりの縦の面にタッチを入れて立体感をアップさせます。奥の方はタッチを多く、詰まらせて描けば距離感も出すことができます。
③建物を構成している材料を色の違いで表現します。レンガ部分をほんの少し暗くしてみました。これだけでも柱や隅のブロックが目立ったと思います。
④建物の影面に水色の空の反射光を足しました。空と建物をなじませるときには影部分の描写に注意します。
建物のうつり込みを水面に描くだけでも水面との結びつきが強くなり、同じ空間にある説明になります。廃墟感を出すためには外壁を一部壊したり、
パッキリとした綺麗な影に揺らぎを出すだけでも違いがでます。(足場の落ち影など)
以上で終了となります。蒼乃さんありがとうございました!
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◯悩み
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