夏のビーチは眩しい陽光に満ちていた。
七海麻美は白いビキニ水着姿で砂浜を歩いていた。
フリルが控えめにあしらわれたシンプルなデザインが、彼女のスレンダーなボディラインを際立たせ、小悪魔的な可愛らしさを強調している。
ゆるふわの髪が風に揺れ、いつもの生意気そうな表情でサングラスをかけ、スマホをいじりながら一人でくつろいでいた。
「ねえ、めっちゃ可愛いじゃん! 一緒に遊ばない?」
突然、陽気な声が飛んできた。
二十代前半くらいの男三人組——日焼けした筋肉質の体に派手なトランクス姿のナンパ師たちだ。
一人がニヤニヤしながら近づき、残りの二人が後ろで笑っている。麻美はため息をつき、スマホから目を上げずに冷たく返した。
「興味ない。どっか行って」
「そんな冷たいこと言うなよ〜。俺ら、いいとこ知ってるんだぜ。ビール奢るし、写真撮ろうぜ!」
「ほらほら、こんな可愛い子一人で寂しくない? 俺が相手してやるよ」
男たちはしつこく絡みつき、腕を掴もうとする。麻美は苛立った様子で手を払いのけ、きっぱりと言い放った。
「うざい。触らないで。二度と声かけてこないで」
その瞬間、男たちの表情が変わった。
一人が苛ついた声で吐き捨てる。
「なんだよ、このクソ生意気な女……」
次の瞬間、事態は急変した。
リーダー格の男が後ろから麻美の首に腕を回し、力任せに絞め上げた。麻美の目が見開かれ、白い水着の胸が激しく上下する。
抵抗しようと手足をばたつかせるが、男の力は強かった。
「ぐ……っ……! やめ……」
声が途切れ、喉から苦しげな喘ぎだけが漏れる。
残りの二人が周囲を見回し、誰も気づいていないのを確認しながら、笑い声を上げた。
「マジかよ、ガチで絞めてんじゃん」
「生意気な口利くからだろ。少し黙らせてやれよ」
麻美の顔が青ざめ、唇が紫色に変わっていく。
白いビキニの肩紐がずれて、細い肩が露わになる。
足が砂にめり込み、徐々に力が抜けていった……
そして、ぴくりとも動かなくなった。
男はようやく腕を離した。麻美の体は砂浜に崩れ落ち、首に赤い絞め痕がくっきりと残っていた。
目は虚ろに開いたまま、口元からはわずかな泡がこぼれている。白い水着姿のまま、まるで人形のように横たわっていた。
男たちはしばらく無言でその死体を見つめていた。
波の音だけが響く中、一人がようやく口を開いた。
「……マジで死んだわ。これ、どうすんだよ?」
もう一人が、死んだ麻美の白い太ももを軽く蹴って確かめながら、肩をすくめた。
「可愛かったのになあ。生意気だったけどこんな白い水着似合っててエロかったぜ。首絞めた瞬間、びくびく震えてて興奮したけど……やりすぎたか?」
リーダー格の男が、死体の顔を覗き込みながら低く笑った。
「ははっ、でもいいだろ。あの態度、ムカついてたし。『興味ない』とか言ってんのが、余計に腹立ったわ。死んだ顔も意外と可愛いじゃん。目が虚ろで、なんか興奮するな」
三番目の男が、砂に落ちたサングラスを拾いながら言った。
「とりあえず、写真撮っとく? 記念に。白いビキニの死に顔、結構レアだぜ。後で『ナンパ失敗した女』ってネタにできるかもな……いや、ヤバいか。海に流すか? 誰も見てねえよな」
男たちは互いに顔を見合わせ、薄ら笑いを浮かべた。
波打ち際で、白い水着姿の七海麻美は静かに横たわったまま、男たちの下品な会話に晒されていた。