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「まさかこんなところで会うとは。よく来てるのか?」
成瀬は逞しい腕で俺を軽々と座り直させると、当然のように隣の洗い場を使い始めた。
メキッ、ギシッ……と成瀬の座った木の椅子が、筋肉隆々の重厚感のある体に不穏な音を立てる。
「は、はい。成瀬さんも…?」
並んで座ると体格差を嫌と言うほど痛感させられる。
堅そうな毛が生えた腿は当然ながら、わしわしと力強く頭を洗い出した、ボコッ!!と上腕二頭筋が盛り上がる腕も、俺の胴体よりも太そうだった。
ああ、と頭からシャワーを被り、ざかざかと豪快に頭を洗い始めながら成瀬が言う。
爽やかな風貌に似合わぬもっさりとした脇毛が露わになる。
「ここの番頭、俺の叔父なんだよ」
「え、本当ですか!」
思わず身を乗り出すと、成瀬がシャンプーしている手を止めて俺を見た。
「ん?なんだその食いつき」
「あ、いや……XX社の研究職就かれてたって聞いたんで」
思ったより顔が近く、慌てて顔を伏せると、成瀬の競輪選手裸足の筋肉ではち切れんばかりの腿に、ずろん…と野蛮なほど太い、どっしりとしたチンコが乗せられているのが目に入って固まった。
近くで見ると、ぶりぶりと肉の詰まった竿の表面には血管が浮き上がっており、使い込まれたように黒く、ズル剥けの亀頭は丸々として、先端はくっきりと割れていた。
本当に、デ、デカい…。
俺が勃ったときの何倍だろう…。
同じ男なのに…。
「ああ、君も電子工科大だったな。………そんなに凝視されると流石に気になる」
成瀬に苦笑させられ、ハッとする。
恥ずかしさにいたたまれなく、すすすすみません!と言い置き、ざばっ!と頭から湯をかぶる。
いや別に、と成瀬が笑う。
「ブラブラさせてると床擦りそうで怖くてな」
そう言って腿に乗せていたぶっといのを落とすと、ドシッ、と木の椅子の側面を重々しく叩く音がした。
「へ、へぇ……」
と俺は思わずその迫力に唾を飲みながら、自分の、成瀬のモノととても同じ性器とは思えぬ皮を被った生っ白いチンコを見下ろす。
……頼りなく湯を受けて小さく揺れるそれを、体を洗う素振りの隙に剥いてみる。
「……まあ俺はかなり大きい方だから気にするな」
さり気なくやったつもりだったがバレていたようで、「んあ!?」と声を上げてしまった。
成瀬がくつくつ笑いながら、デカいタオルで背中をダイナミックに洗う。
甲羅のように分厚く広がる広背筋がメリメリと盛り上がる。
「……すごい筋肉ですね」
思わず口に出してしまう。
「きになるか?ほら」
そう言いながら俺の方に極太の腕を突き出し、グッ!!と腕を曲げてみせる。
ボゴォッ……!!グギュゥッ……!!!と筋肉が唸るほど上腕二頭筋と上腕三頭筋が隆起する。
俺は、うっわ……と声を上げて泡に塗れたそれをペタペタと触ってしまう。
コンクリでも流し込んだような人の体とは思えぬ堅さに、はち切れそうな滑らかな肌が覆っている感触は、何か妙に生々しかった。
勝手に両手が動いてしまい、ぐっ、と掴んだり下から捧げ持つようにしてしまうが、俺の手なんかじゃまるで覆えないサイズ感。
爆発するようなパワーと精力を感じさせる力強さ。
「君は……華奢だな。ほら、俺の力瘤より君の顔の方がずっと小さい」
ずいっと鼻先まで近づけられて、俺の視界が筋肉に覆われる。
濡れた濃い脇毛が触れそうだった。
突きつけられる迫力に思わず言葉も失う。
「腰も細いし…」
そう言いながらそのグローブのような手でわしっと腰を掴まれた。
うひゃっ!?と思わず声を上げてしまう。
成瀬は笑ってすぐ離したが、成瀬の手は俺の腰の半分以上を掴み切り、臍を隠すほどだった…。
太い指の、そのまま俺の腰なんか握り潰せそうな力強い感触に動揺する。
「ほ、ほっといてください。というか"君"じゃなくて大西です。大西透」
「おお。透って呼んでもいいか?」
白い歯を見せて爽やかに笑われ、俺は思わず照れて、は、はい、とそっぽを向いて答えてしまう。
と、その時、ガラッ!と戸が開いた。
お客さんかと思ったら、番頭のおじいさんだった。
「亮、悪いけど試したいことできたから、上がったら前教えた通りボイラー落として湯抜いといてくれるか。表は閉じといたから」
「わかった。軽く掃除もしとくよ」
成瀬がひらひらと手を振る。
その大柄な上背の陰から覗くように顔を出すと、おじいさんは
「ん?お前ら知り合いだったのか?」
と目を丸めた。
成瀬がいたずらっぽい顔で振り返り、いきなりその逞しい腕を俺の頭にアームロックをかけて引き寄せてきた。
「ちょちょちょ、ぶふっ!?」
顔面をはち切れんばかりの俺の顔よりずっと大きい大胸筋に押し付けられ、頬が潰れる。
引き寄せられて倒れ込んだせいで、両腕をその分厚い筋肉の鎧で覆われた胴回りにすがりつくことになり、その大きさとずっしりとした感触にドギマギする。
「そうそう。下の名前で呼び合う仲」
成瀬が笑う声が密着した体越しに響く。
おじいさんが笑い、じゃあ2人で楽しくやってくれ、と帰っていく。
俺はまるで響きもしない極厚のマッスルボディーをペシペシとタップする。
「は、離してください…」
筋肉にぶにっと頬が潰されているのでうまく喋れない。
「はは……子どもみたいだな」
腕を緩めないまま成瀬がつんつんと俺の額をつつく。
んー!!と抗議するとようやく解放された。
はぁはぁと肩で息をする。
ま、まったく…!と怒ってみせるが、成瀬は笑いながら体を流すだけだ。
「体格差考えてくださいよ。……そういえば成瀬さんは亮って言うんですか?」
「いや、亮平だから亮。亮さんって呼んでいいぞ?」
そう笑いながら湯を流すためにグワッ!と立ち上がる。
ブンッ!!!とデカい逸物が振り回され、その大柄な体の迫力に思わずのけぞる。
太腿の迫力が本当にすごい。
筋肉の塊のようなグギュッ!!と締まった尻も男らしくてかっこいい。
……だがこのアングルはどうしても、ジャングルのような濃い陰毛の茂みからぶっとく突き出るズル剥けのチンコがブラブラ重い振り子のように揺れるのを見上げることになってしまう。
いたたまれず俺も立ち上がりシャワーで湯を流す。
くあっ、と亮さんが小さく欠伸をする。
「り、亮さんは朝型ですか」
呼び方を変える恥ずかしさに一瞬どもりながら聞く。
俺はゴリゴリの夜型だ。こんな時間じゃ眠くもならない。
「ああ、いや。色々あって3日寝てないんだよ」
何気なく言われ、「3日!?」と目を剥く。
「だ、大丈夫なんですかそれ…」
ああ、と亮さんは頷く。
「体力には自信あるんだ。まだまだ動ける。ただ…」
そう言って軽く眉を潜めながら、湯が滴り落ちる極太の萎えチンを、その大きな手でぐにっ、と掴む。
俺はその溢れる肉感と生々しい雄っぽい仕草にドキっとしてしまう。
意識がそちらに引き寄せられ、「……らつくんだよな……」という低いぼそっとした声が太い湯音に遮られてよく聞こえなかった。
「え?なんですか?」
と俺が思わず聞き直すと亮さんが逸物から手を離した。
バチン!と筋肉で膨れた腿にぶつかる。
野蛮に2つに割れた丸々とした亀頭が、グムッ!!と一回り大きくなっているようだった。
「透もないか?徹夜明けにムラムラすること」
あけすけな言葉に俺は「ム…!?」と動揺してしまう。
「やってもやってもやりたいなだろ?その年頃じゃ」
淡々とあけすけな言葉を続ける亮さんに、童貞で下ネタ慣れしてない俺は内心ドキドキが止まらなかったが、散々子ども扱いされてきたのを挽回すべく、「そ、そうすね、まぁ…」などと嘯いてしまう。
だよな、と亮さんが頷く。
「亮さんはか、彼女いるんですか?」
そう言うと亮さんは曖昧な笑みを浮かべた。
「彼女は……いないな。この仕事やってるとなかなか時間とか合わなくてさ」
「そ、そうっすか…。じゃ、じゃあ大変ですね…」
慣れない話題をなんとか終わらせようとしたが、ずい、と亮さんが一歩近づいてきた。
「ん?大変って何がだ?」
「え?え、えーと…」
真顔で見下されどもる。
「そ、その……。は、発散するのが……」
「なにを?」
間髪入れず問われる。
「えっ、え、だ、だから……セッ……い、いや、えーっと」
俺がどもっていると突然、亮さんが吹き出した。
「わ、悪い悪い、ついからかいたくなった」
「か、からかっ」
「透、童貞だろ?」