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ショーダウンⅡ 『33:我慢の天秤』

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#33 『我慢の天秤』 「綾香さぁ~~~ん? 覚悟はよろしいですかぁ?」  司会進行という与えられていた役割を忘れてしまったかのように、綾香の腹部を跨いで座っている智恵理が両手をワキワキさせて見せながらその様に問いかける。  綾香はその問いに返事を返す素振りも見せず、澄ました顔で横を向いて智恵理の目から視線を逸らしている。  一見余裕がある様に見えるその態度だが……綾香の内心は穏やかであるとは言い難い。  時間が経つごとに勝手に感度が高まっていくのを感じるし、肌がムズ痒く疼いていく感覚が異常にじれったくて身体を動かしたくなる衝動に駆られてしまう。そのじれったさは身体を動かす事が出来れば少しは気を紛らわせる事も出来ると思うが、拘束され……更には腹部に体重を掛けて座られている今の体勢では身動き一つ取る事も出来ない。それ故、身動きの取れないもどかしさと肌の感度の高まりが相まって肌や神経の疼きは増すばかりとなり、とても智恵理の言葉に口を開いて応える余裕などなかったのだ。  敏感になった肌にあの細い指が触われば……きっと、我慢出来ないこそばゆさに襲われてしまうだろう……  綾香はそんな不安を浮かべつつ、処刑を待つ罪人の様な心持ちでその瞬間を待たされていた。 「ククク♥ まだ触ってもいないのに足の指がビクビク震えちゃってるわ♥ 身体もじれったそうにモジモジさせてるし……あの薬がいかに肌を敏感にさせているかが目に見えて分かっちゃうわ♥」 「フフフ、腋の方も凄いですよぉ♥ さっきから窪みの肌がずっと、ピクピクッ♥ ピクピクッ♥ って生き物みたいに可愛く震えてます♪ きっと……綾香さんも早く刺激して欲しくて堪らないのでしょうね? こんな可愛らしい反応で私の事を誘っているのですから……」 「流石は智恵理が持ち込んだ特製媚薬の効果ね♪ 焦らせば焦らすだけ弱点が敏感になって……刺激に飢えてしまうのだもの♥ 今触ったらあまりに刺激が強すぎて、ショックで心臓麻痺でも起こしてしまうんじゃないかしら?」 「強く触ったらそういう事もあるかもしれませんね♪ しかし、そんな事になるのは不本意ですから……最初は優~~しく、愛でてあげる様に触ってあげましょう?」 「そうね……じゃあ、まずはこれくらいの刺激で……悶えさせてあげるわ♪」  鈴音はその様に宣言すると、手をグーの形にし“小指”だけをピンと立ててそれを綾香の足裏へと近づけさせて行った。  そして、小指を上下に振る様な動きを繰り返し行わせながら、土踏まずの肌へと最初の刺激を送り込み始める。 ――コソっ♥ コソコソ♥  小指の指先だけが、綾香の無防備な素足の土踏まずを上下にゆっくりと撫でていく。  その刺激に……顔を横に向かせて油断していた綾香は、身体全体をビクリと大きく震わせて思わず顔を正面に向け直してしまう。  足裏に静電気が走ったかのような鋭い触感が神経に伝えられた。バチッと弾けるような刺激に一瞬“痛い”という感覚を覚えたが、その刺激が繰り返されるとやがてその感覚は自分の勘違いである事に気付かされる事となる。 「っっっ!?!?」  “痛い”と感じた触感は剥き出しの神経に針を刺されたかのような鋭い刺激のように感じられたが、二度……三度……と同じように撫でられると、その刺激が“異常に”こそばゆい刺激である事に気付かされる。  指先が肌に触れた瞬間は電流が肌に流されたような感覚を味わい強い刺激に驚かされてしまう。そこから指先が上下に動くと肌の神経を直接撫でられているかのようなおぞましい刺激を体感させられ、寒気と痒みと不快感を一斉に足裏に表出させられる感覚を味わう。  それが“異常なこそばゆさ”という感覚に変化するには少し時間がかかったが、何度も同じ刺激が繰り返されるとそれに慣れが生じ、ようやくそこで本来の狂おしい程のこそばゆさが顔を見せ始める事となる。 「はぐぐぅぅぅぅぅっっ!?!? ふっっくっっっっぐっっ!!!」  刺激に慣れる……とは言っても、肌が敏感過ぎて触られたら驚いてしまうという状態からの“慣れ”であり……決してくすぐったい刺激に慣れたという意味ではない。むしろ、刺激へのショックが薄らいだことで肌の敏感さが増し、指によるなぞりが異常なこそばゆさとして浮き彫りになったといえる。 「くひゅっっ!! くっくく……くぅぅぅっっ……フフ……っく!!」  一掻きされただけでも、足裏の神経がゾワっと沸き立って凍える様な寒気を味わってしまう。その感触は“痒い”という感覚に近いが、それと同時に神経の痺れる感覚と肌を撫でられる気色悪さが交じり合うため果てしないムズ痒さを感じてしまう。それが神経を伝わって胸の奥を経由すると“こそばゆい”という感覚に変化し、その信号を受け取った脳は“笑え”という指示を捻り出そうと勝手に暴走を始める。  綾香はその暴走した指示に逆らおうと必死に意志の力で笑う事を我慢するのだが……足裏をくすぐる手は絶えず綾香を笑わそうとする刺激を送り込み続けてくる為、脳の感知したこそばゆさは常に刺激の更新を続け彼女に更に強い“笑え”という指示を強いる事を繰り返す。それに乗じる様に媚薬の効果が脳からの指示を後押ししていて、もはや綾香の意志だけで耐える事は困難になっていると言わざるを得ない。 「はぐぐぐぅぅぅぅぅっっっ!! くっっふっっふっっ……ンぐぐぐ……ぐっっ!!」  目を強く閉じ、片方の口角を上げられるだけ上げながらも頑張って口だけは閉じたままにし、顎をプルプルと震わせてその刺激を耐えようとする綾香……しかし、その刺激は彼女の我慢を遥かに超えるこそばゆさを供給し続け、笑い出してしまいたいという欲を存分に掻き立てて来る。 「ほ~~ら、どんどん“こしょばく”なっていくわよぉ~? いつまで笑わずに我慢できるかしらぁ? ほ~ら、ほらぁ~~~コショコショコショ~~♥」  鈴音の小指は上下にチロチロ動いて足裏の肌を掠るだけの刺激しか送ってこないが、その指は土踏まずの中央から徐々に左右や上下へと刺激する範囲を広げて展開し始める。  足裏を敏感にするような拘束が成されてあるだけでなく、薬によって直接神経自体も敏感にさせられている綾香の足裏は、その僅かな刺激であってもこそばゆさを感じずにはいられない。  ただでさえこそばゆいと感じてしまう足裏なのに、鈴音の小指はそんな無防備極まりない足裏の広い範囲を刺激してムズ痒くさせてくる。  土踏まずだけでなく、カカトの部位……はたまた足の左右の端の肌や、母指球の膨らみ……足指の付け根、果ては足指の股や指先に至るまで……  鈴音の小指は未だ触られていなかった様々な肌をコソコソと刺激して回り、綾香の我慢を崩そうと意地悪な責めを繰り返す。  綾香はその責めに唸り声を上げながら顔を左右にバタつかせ、そして口元の力を徐々に緩めてしまう。 『くすぐったい! くすぐったいぃぃ!! 何これっ!? くすぐった過ぎて頭が変になる!! こんなの我慢出来る訳ないっっ!!』  コチョコチョと音を立てて足裏を弄って来る鈴音のくすぐりに、綾香は何度も吹き出してしまいそうになる。しかし、それをギリギリで留めているのは綾香の意地でもあった。 『でも……笑っちゃ駄目! 我慢しないと駄目!! この程度の刺激に笑ってしまったとなれば……私のプライドが許さない!! こんな人目に晒されている中で……無様に笑う姿を見せたくはない! 意地でも我慢して……鈴音に一泡吹かせるくらいは……してやらないと……』  笑いたくない……絶対に我慢してやる……と、心の中で自分に言い聞かせる綾香だが……その刺激は彼女が意志の力で我慢出来るような甘い刺激ではない。 「くっっ……ひゅっ! くひゅひゅひゅ……むふっっふふふ……っくっくっ……」  徐々に……徐々に……追い込まれていくかのように……笑いたい欲が次々と湧き上がって胸から口元までを圧迫する。  その欲が溜まれば溜まる程、横隔膜や肺や喉元の筋肉は勝手に痙攣を起こし綾香の笑いたい欲を後押しし始める。 「うっ……くっ、うぅぅぅ!」  我慢すればする程に勝手に汗が滲み出て来る。涙は勝手に目尻に溜まっていき、唾液も口内を湿らすように舌奥に溜められていく。  これ以上……強い刺激は受けたくない。  これ以上……くすぐったいと思える刺激を味わいたくない。  綾香は目を閉じてその様に強く願うが、そんな彼女に別方面から新たな刺激が襲う事となる。 「綾香さぁ~~~ん♥ そろそろ私からも、と~ってもくすぐったい刺激を……プレゼントしてあげますね?」  腹の上に座っている智恵理が、上半身を前傾姿勢にさせて綾香の両腋に手を伸ばして来たのだ。 「私は勿論……この伸びきったワキ……ここをこしょぐって、綾香さんの事笑わせようと思いますぅ♥ 我慢出来ますかぁ? 腋を触られて……我慢出来る自信はありますかぁ?」  智恵理も鈴音と同じように小指を立てて、その指だけで腋の窪みに触れようとしている。  ゆっくりと近づいて来る智恵理の細い小指……綾香はその小指に恐怖を駆り立てられたかのような不安な表情を作って、強烈になるであろう刺激に備える。 「ほ~~ら、コチョコチョコチョ~~♪」  小指が腋の肌に触れた瞬間、指が窪みに溜まった汗を掻き出すかのようにコソコソと動き始めた。  その刺激を受けるや否や綾香は再び強烈な電撃が腋の神経に伝わるのを感じ、先程以上に握った拳に力を込めて激しい痙攣を身体中に表出させた。 「いぎぎぎぃぃぐがぁぁあぁぁぁぁっっ!!! むぐぅぅぅっっっっぐっぅ!!!」  腋の窪みを妖しく撫でる智恵理の小 指……その刺激はやはり最初こそ痛いと思える電気刺激を生んだが、すぐに痛みは薄れ激しくも狂おしいこそばゆさに刺激が変質していった。 「ほらほらぁ~♪ くすぐったいのを我慢するのは苦しいでしょう? いっそのこと何も我慢せず笑ってしまいたいでしょう? 別に笑って貰っても一向にかまわないんですよぉ? くすぐったいと感じたから笑う……それで良いと思いますよぉ? だってそれが……身体の自然な生理現象なのですから♥」  智恵理の指が腋の肌を撫でると、そこに寒気が集中するように神経が湧き立つ感覚を覚える。  その沸き立つ感覚は腋から胸・二の腕にかけてまでも痺れる感覚を広げ、綾香にジッとしてなどいられない衝動を植え付けて来る。  やがてその沸き立つ感覚はすぐに“くすぐったい”という感覚に変化し、再び綾香の我慢を砕くよう脳に働きかけ始める。 『こんなの無理ぃぃ!! 我慢なんてできっこないっっ!! 足だけでも耐え難いのにっっ、腋まで触られちゃ……』  今度こそ笑ってしまう……という寸前の所まで追い込まれはしたが、その刺激があまりに強すぎてしまった為に驚きの感情の方が強く出てしまい、綾香はまだ笑うには至らなかった。  しかし、笑いたい欲の引き上げは我慢の限界ラインのギリギリまで持ち上がってしまった為、もはや綾香が笑い出してしまうのは時間の問題という所まで追い込まれてしまった。  足裏からも腋からも与えられるくすぐった過ぎる刺激は綾香の頭から思考能力を奪い去り、その代わりに「笑いたい」という強い欲求で脳内を満たし尽くす程になっていた。  綾香の心の天秤の器には「笑いたくない」という意志と「笑いたい」という意志が、ギリギリ拮抗を維持して平衡を保っている状態だ。  この天秤は、足裏をくすぐられ始めた当初から「笑いたい」という方向に傾いていたが、その傾きを綾香の意思がギリギリ留めていた為傾き過ぎるには至らなかった。  感覚としては、綾香が最後の気力を振り絞って天秤の皿を掴んでぶら下がって「笑う」方へ傾かせないようにしている……そんなイメージ……。  「笑いたくない」という意志の乗った皿を必死に両手で掴んで天秤を傾けないよう我慢している……そんなイメージだが、残念ながら綾香はその皿にただぶら下がって落ちるのを耐えている訳ではない。  イメージの中の綾香も、鈴音や智恵理にくすぐられて皿から手を放すよう仕向けられているのだ。 「くっっふっっっ、くくく……」  底の見えない暗闇にぽっかりと浮かんだ我慢の天秤……その皿を必死に掴んで天秤が傾かないよう努力している綾香。綾香の足元からは紅葉や夏姫、牡丹の笑い狂う声が響いて聞こえてくる。  手を放せば綾香も“そこ”へ堕ちる事になるだろう。そうならないように必死に綾香の精神は皿の端を掴んで耐えているのだが、暗闇の中から突如として現れた鈴音が綾香の足元へ移動し、靴を脱がせ彼女を裸足にさせてその足裏をくすぐり始める。身動ぎしてそのくすぐりから逃れようと懸命になるが、鈴音が足首を掴んでいてそれから逃げられない……。  綾香は顔を真っ赤にさせてその手に力を込めなおすが、今度は背後から智恵理が迫って来て無防備になっている腋をくすぐり始める。  皿を掴んでいて腕を降ろせず抵抗できない綾香の事を嘲笑うかのように……剥き出しの格好となっている腋をコチョコチョと容赦なくくすぐってくる。  そんなイメージの中の自分は現実世界の自分ともリンクしていた。  降ろせない腕……暴れられない足……無防備に晒された弱点……そこを無慈悲にくすぐっている鈴音と智恵理……  イメージの中でも現実でもくすぐられている綾香は、もはやどうすることも出来なくなった笑いの欲求をいつ解放するかを待つばかりとなっていた。  笑いたいと喚く本能を意志の力で強引に収めようと努力はしたが、媚薬の効果も相まって鈴音達の刺激に抗う気力は尽きかけている。  特に……腋をくすぐっている智恵理の指には……もう……耐えられる気がしない。  引っ張られるように伸ばされた腋の肌を、このように焦らすように撫でられたら……例え媚薬が効果を発揮してなくても笑いの衝動は抑えきれなかっただろう。  それ程に腋を弄られるのは耐え難い。綾香にとってこの腋という部位は、弱点であると言っても過言ではない程に敏感な部位であるのだから……媚薬が効いていれば尚更である。  コチョコチョ……コチョコチョ……  鈴音と智恵理は綾香が笑うまでくすぐり続ける。  現実では小指一本で愛撫する程度のくすぐりしか行っていないが、イメージの中の彼女達はしっかりと綾香の身体を全ての指を使ってくすぐり回している。  媚薬を飲んで敏感になった綾香にとっては、彼女達のくすぐりはその様に自分を苦しめているというイメージなのだ。  皿から手を放せ……と、智恵理が激しく腋をくすぐって来る。  笑いながら力尽きろ……と、鈴音が足の裏を滅茶苦茶に引っ掻き回して来る。  更には二人とも、綾香の身体を下へ引っ張って引き摺り落とそうと力も込めてきている。  綾香は、もう……手に力が入らず少しずつ皿の端から指が滑り落ちていく感覚を味わっている。  くすぐったい! 苦しい! 辛い! 楽になりたい!  そういう思いが頭の中を駆け巡り、増々手から力が抜けていく……  そうして、皿の端から小指が滑り、薬指も力尽き……と、いよいよ最後の時を迎えようとした頃合いに……トドメと言わんばかりに現実の二人のくすぐりが変化した。 「そ~~れ、笑っちゃえ~~~♥ コチョコチョコチョコチョ~~♪」  これまで小指だけの刺激で抑えられていたくすぐりが、急に全ての指を駆使したくすぐりに変化し…… 「ぶっっっっ……くはっっ!!!」  ただでさえこそばゆかった足裏と腋に“異常”ともいえるくすぐったさが撒き散らされ、綾香は我慢した努力も空しく口を大きく開いて吹き出してしまった。  それと同時に、イメージの中の綾香も天秤の皿から全ての指を滑らせ……鈴音と智恵理に掴まれたまま暗闇の底へと引き摺り落とされる事となった。  天秤の皿はそれによってガチャンと大きな音を立てて「笑う」方へと完全に傾ききり、そして現実の綾香にその結果を反映するように彼女の身体は「くすぐったい」で埋め尽くされる事となる。  くすぐったいという感覚を全身で受けた綾香は、吹き出した後……その開いた口から間髪入れずに彼女らしからぬ激しい笑いを捻り出した。 「ぃっ……ギャ~~~~~~~~~~~~ッッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いひゃ~~~~~っははははははははははははははははははははははははははははははははははは、ぐずぐっだいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いぎゃ~~~っははははははははははははははははははははははははははははははははははは!! イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」  我慢に我慢を重ねた笑いが一斉に綾香の口から吐き出されていく。その笑いはダムの決壊の如く次から次に溢れ出して止まらず、綾香の肺からありったけの酸素を搾り取って口から吐かせ続ける。  一度決壊したダムは自然には(自分の意思だけでは)修復などしない。壊れた壁(口)からは次々に溜め込まれた水(笑い)が吐き出され、中身(肺の空気)が空っぽになるまで止まる事は無い。  誰かが壁の亀裂を塞いでくれればそれも収まるかもしれないが……残念な事にしれを塞ぐ人間は誰もいない。  自分が望んで壊れる事を願ったのだから……それを止めてくれる人間などいる筈もない。  後はもう……苦しむだけ……  苦しんで……苦しんで……笑わされ続けるだけ……  綾香はそれを望んで自らの身を犠牲にしたのだから、誰も文句は言えない。 「あは、あは、あひゃははははははははははははははははははは! うひはっははははははははははははははははは、ぇひひひひひひひひひひひ、くへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  皿から手を放してしまった綾香は、何処までも落ちていく……  底の見えない暗闇をひたすら笑いながら、落ちていくしかない…… 「うぁははははははははははははははははははは、おほほほほほほぼ、ぃひぇへへえへえへえへへへへへへへへへへへへへへ! ひぎぃぃっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、んぇへへへへへへへへへへへへへへへ……」  現実の綾香も……堕ちる事しか出来ない…… 「ヤヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うははははははははははははははははは、ひぃひぃっうひぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひぃぃぃ!」  鈴音と智恵理に身体中を弄られ……  酸欠の苦しみを味わいながら、  笑いの地獄へと堕ちていくしか……
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POSTEDJun 11, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026