DESCRIPTION
ゲームセンターの筐体が色とりどりのライトを賑やかに輝かせる中、ひときわ異彩を放つクレーンゲームがそこにあった。ガラスケースの中には、ぬいぐるみやフィギュア、キラキラした景品たちが並んでいる……はずだった。だが、このマシンは、ちょっと、いや、かなり様子が違う。
なぜか彼は今、このクレーンゲームの景品として、ガラスケースの真ん中にドンと鎮座していた。しかも、ただいるんじゃない。目隠しに全裸、両手両足をしっかりと縄で縛られ、逆さまに吊るされているのだ。頭は下、足は上。そして彼の肛門は天を向いている。
周囲の喧騒に紛れ彼の耳にハッキリと届いたのは、見えない目の前の誰かが、コインを投入する音だった。