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【敗北】出雲阿国

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【敗北】出雲阿国
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特異点先で怪しげな組織に捕まった出雲阿国。

マスターや相棒の斬ザブローとも引き離され、単身囚われのみとなった彼女は、窮地に追い込まれていた。

(な、なんたる事か……! よもやよもやの、阿国さんイン座敷牢!? 絶体絶命! 兎にも角にもピンチにございますっ!)

「ようやく実験体が手に入ったな。組織が開発した例の新薬……コイツで試してみるか」

「くくく……どうなるか見ものだぜ」

(ややっ、何やら怪しげな相談をされてますね。悪者はかく語りきと言ったところでございますか……)

(ですが、これこそ阿国さんの大一番! お目にかけますは世紀の大脱出劇! いざ窮地をひっくり返して御座そうろ――)

敵に捕まったとて、阿国の態度が陰ることはない。

自信を浮かべ、少女が今まさに脱出を図ろうとした瞬間だった。

「はへっ……♥」

「おっ……ほぉっ……おぉぉぉッ……♥」

「はっ、はっ……なんです、これぇ……♥ 体が、熱くっ……燃え盛るように……っ♥」

「お、効いたみたいだな」

「ソイツは組織が開発した新薬だ。サーヴァントでも色に狂わせるっていう、強力な奴さ」

首筋に謎の薬品を注入された阿国。その体を激しい灼熱が襲う。

余裕なんてものは一瞬にして失われた。

それほどまでに危険な代物。「ヤバい」状況。

「さて……体の方の具合は……」

「あっ……♥ ンんっ……やめっ――」

「ンいいぃぃいッ♥」

「アんんっ……♥ はあッ♥ あっ♥ あはあっ♥ こ、これはぁ……っ♥ 阿国さん、っ……危険な状態に、突入してっ……♥ ふあっ、あっ、あはッ♥」

「ほっ♥ ほッ♥ ほおぉッ♥」

「どうだー? 薬キメると相当気持ちいいだろ。感度も数十倍になってるだろうしな」

「ちゃんと味わえよ。じきにワケも分からなくなるからな」

男たちの言う通り、阿国の体は未知の快感に包まれていた。

気を緩めれば、すぐにでも正気を失ってしまうほどの刺激。

持ち堪えているのが不思議なほどだと、少女は自らを襲うその快楽を分析する。

(で、ですがっ……これしきのこと……っ♥ この程度で屈しては阿国の名折れっ……♥ ネバーギブアップ! 耐えてみせましょう、この窮地!)

阿国は歯を食いしばる。

単なる虚勢ではない。

自らを奮い立たせるだけの覚悟と自信が彼女には備わっていた。だが――

(ぷすっ)

「はひっ……♥」

「おっ♥ オ゛ッ……♥ ぉぉぉッ……♥」

(に、二本目っ!? 完全に油断してましたっ♥ こ、これは非常にマズいっ……)


「おっお、んっ……♥ おおっ、はあっ……♥ 」

「耐えるなぁ。もう相当キツいだろうに」

「さっさと諦めた方が賢明だぞ。まあこれはこれで実験結果が取れるが……」

「ふっ、フフっ……♥ 阿国さんを甘く見ないでくださいっ……♥ 愁苦辛勤、艱難辛苦、大いに上等♥ 何度だって立ち上がって見せましょ――」

(ぷすっ)

「オ゛ぉぉおンっ……♥」

(ム、ムリですっ♥ こんな、っ……いくら阿国さんでも無理無理無理っ♥ 私の負けですっ♥ もう幕を降ろさせてくださいっ♥)

抵抗するたび何度も薬を打たれ、ついに阿国は自らの敗北を悟った。

全身が性感帯となったかのように熱く、痺れる。

脳内は快楽一色となり、そして決定的な一撃が彼女を襲った。

(ビュルっ、どびゅううッ!)

(ぶびゅうぅぅうッ!)

「オ゛ッ♥ ンぉぉおおぉぉおっ♥♥♥」

「はっ……はっ……(これは、もう……確定的に明らか、という奴ですね……♥ 阿国さんの最新作『出雲阿国敗北絵巻』……これにて完結です……♥)」

自らの終末を悟った少女は、驚くほど素直にその状況を受け入れた。

無論、その先の未来は語るまでもなく。

終わることのない投薬、調教。そしていつしか少女はーー




「おーっ……おーっ……♥」

「すっかり壊れちまったな。まあでも、使う分には何も困らねえか」

「んおっ、おぉおぉっ……♥♥♥」

もはや正常な思考などは欠片も残っておらず。

英霊としての幕を閉じた出雲阿国。

そんな彼女の、性奴隷としての第二幕は、尚も続くのだった……


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POSTEDJul 9, 2024
ARCHIVEDJun 10, 2026