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DESCRIPTION
スメールシティのグランドバザールにてひときわ華やかな輝きを放つ踊り子、ニィロウ。
彼女の所属するズバイルシアターはニィロウの努力の成果もあって近年一気に人気を増し、1日に何度かバザールのステージで公演するほどの人気団体となった。
この日も午前中の公演を終えて、休憩ののち二回目の公演を開始しようとしていた。
しかし、ニィロウはひそかにある問題に悩まされていた。
(うぅ…)
見た目からは何ら違和感を抱かせなず平静を保っているが、その内心は穏やかではなかった。なぜなら…
(お、おトイレ行きたいぃ…!)
そう、尿意の問題である。休憩時間にトイレに行こうとしたところを準備に呼び止められてしまい、そのまま荷物運びやら小道具の配置替えやらを手伝っているうちに休憩が終わってしまったのだ。素直で誰に対しても優しいニィロウだが、その優しさゆえに頼みを断り切れず、尿意よりも手伝いを優先してしまった。そしてそのまま公演が始まろうとしており、すっかりタイミングを逃してしまった。
(まだもうちょっとなら…次の休憩までならなんとか我慢できるかな…)公演はあと約2時間。長時間の公演を何度もこなしてきたニィロウにとっては、公演中に尿意を我慢することにはある程度慣れている。今回も大丈夫だろう。そう考えてニィロウは舞台に上がった。(でも……やっぱりちょっと不安かも……)
舞台に上がってから数分、やはり尿意が気になってくる。演技に集中しようと思うが、どうしても意識が下半身に向かってしまう。
(ああもう!考えない考えない…!いつもどおり、落ち着いて…)
なんとか雑念を振り払い公演に集中するニィロウだったが、開始から30分程が過ぎたとき、すでに尿意は無視できないレベルまで高まってしまっていた。
(うぅ……!どうしよう……!ほんとにやばい…かも…っ!)
舞台の上で演技をしながらも思考をじわじわとおしっこのことで占領されていくニィロウ。まだ公演は折り返し地点にも到達していない。だが、もうニィロウはいつ決壊してもおかしくなかった。
(トイレ……トイレ行きたいよぉ……!)
ニィロウの尿意が最大になったのは公演も折り返し地点に差しかかったころだった。(あとはんぶんっ……!半分は我慢できたんだから、このままあと少しだけ我慢すれば……!)
休憩までの残り約1時間弱、これほどの尿意を抱えたまま持つのか?いやそもそも耐えられるのだろうか? そんな不安が頭をよぎるが、不安に思っていても仕方がない。
舞台で舞う踊り子である前に一人の乙女として、おもらしなど許されない。そんな強い決意をもって、ニィロウは再び演技に集中する。
後半に入って少し経った頃、踊りに集中しようと努めたおかげか、幸いなことに尿意が少しだけ引いてきた。(よかった……これならあともう少しだけ頑張れそう……!)
休憩まではなんとか持ちそうな予感に、ニィロウは安堵した。だが、その安心も長くは続かなかった。
後半に入ってから30分がたったころ、突如として引いていた尿意が激しい波となってニィロウを襲った。しかも最初に比べて尿意が強まっているような気がする。尿意が波である以上、引いていた幅が大きい分、押し寄せる波も強まっているらしい。「~~~~~ッ!!」
(どうしようっ……!これほんとにやばいかも……)
もはやニィロウの頭の中はトイレのことで一杯だ。だが、あと30分と少しで公演は終わる。我慢できるかどうかではなく、耐えるしかないのだ。幸いなことに尿意はまだなんとか、ギリギリ我慢できているレベルではある。公演中に我慢した経験が何度もあるニィロウは膀胱も比較的大きい。このままであれば、公園終了まで乗り切れるだろう。そう、このままであれば。問題はこのあとクライマックスに差し掛かる踊りがいっそう激しくなることだ。つまり、我慢の難易度がグッと上がるのだ。
(大丈夫……私ならきっと我慢できるよ……!)
そう自分に言い聞かせるニィロウだが、すでに膀胱にはかなりの量のおしっこが溜まっている。しかし、人前で舞っているからには、足をもじもじとさせることも、前押さえをすることもできない。今すぐにでもトイレに行きたい気持ちを必死に抑え込み、踊りを続ける。だが……
「~~~~~~~~~~ッ!」
(そんなっ……!)
そのとき、ニィロウを襲う波は今までとは比べ物にならない強さのものになった。これまでは押し寄せる尿意の波がおさまるまで堪えることができていたが、今回は違った。激しい踊りゆえに膀胱のおしっこまで振動が伝わったのか、たちまちニィロウの排尿欲求は最大まで高まる。そして…
じゅっ…、じゅいいっ!「あっ……!」
ニィロウのお股からほんの少しだけ、おしっこが飛び出した。舞台は暗く、周囲に気付いた者はいないようだ。だが舞台上でおしっこがパンツに染み出している感覚は確かに存在しており、ニィロウの小さな失敗を物語っている。
(うそっ……!だ、だめ!もう……ちょっとだけっ…!)
ぐっと尿道括約筋を締め、おしっこを止めるニィロウ、幸いなことにおちびりはすぐに止まったため、観客やスタッフたちに勘づかれるほどではなかったようだ。しかしあと数分間、ほんの少しとはいえ一度排尿を開始してしまった体はおしっこを出そうとし続けるが、そんな状態を耐え抜かねばならない。(大丈夫……っ、大丈夫だから……!)
ニィロウは自分に言い聞かせる。そんな状態でも公演は終盤に差し掛かり、いよいよクライマックスのシーンだ。ここでおしっこを我慢し続けることができるかどうかに、乙女の尊厳がかかっている。これ以上おちびりすることなく、観客にもスタッフにもバレずに乗り切ることに賭けるしかない。そしていよいよラストシーンが近づいてきたとき……
じゅいいいっ!
(ひゃうっ……!ま、またっ…!)
ニィロウは再びちびってしまった。さっきよりもわずかに量が多い。しかし、それでもなおニィロウは踊り続けた。おしっこを我慢し続けたままで。
(あとちょっと!あとちょっとだから……!)
そしてついに、公演は終わりを迎えた。盛大な拍手の中、舞台を降りるニィロウ。達成感と安堵で満足そうな表情を見せるニィロウだったが……
(っ!まだだめっ!あと少しだから……!)
そう、まだ尿意の危機は過ぎ去っていないのだ。膀胱に未だ溜まっている大量のおしっこは、放出される瞬間を今かと待ち望んでいる。
(おトイレ!あとちょっとだからっ……!お願い、間に合って!)
そう祈りながら公演の後片付けを仲間に託して会場を抜け、バザールのトイレに向かうニィロウ。だが……
「うそっ!?」
トイレにたどり着いたニィロウの目の前にあったのは、公演を見終わった観客たちがトイレに行列を作っている光景だった。それも当然だ。ニィロウがおしっこを我慢しながら踊り続けた2時間の間、観客たちもまた目を離さずに舞台を見ていたのだから、トイレに行きたかった者たちはみな終演後にトイレに行く。これはニィロウにとって最大の誤算だった。(う、うぅ……どうしょう……)
すでに我慢するだけでも限界で、今から行列に並んだところで間に合わないことは明白だ。だがニィロウの乙女としてのプライドがここで諦めることを許さない。
(大丈夫……あと少し……!あとちょっとなんだから!)
列に並んでじっと待ち続けるニィロウ。だが、ここまですでに限界ギリギリの我慢を重ねてきたニィロウの膀胱が、これ以上の我慢に耐えられるわけもなかった。
(やっ……あっ……!)
再びちびってしまった。しかし今度のは前のおちびりと比べて量が多く、少しずつパンツの染みが広がっていく。なんとか止めようと、お股を両手で強く抑えるも、一度出始めたおしっこを止めるのは難しいことで、ニィロウの意思に反しておしっこは少しずつ、しかし着実に溢れ出てくる。
(ど、どうしよ……このままじゃっ……!だめだめっ!出ないでぇっ!)
必死におしっこを我慢しようとするニィロウだが、一度ちびった上に長時間の我慢と度重なるおちびりでパンツに染み出したおしっこは止まることを知らない。舞台上であれだけ我慢して踊ったのに、最後はおもらしで締めくくるしかないのだろうか?そんな考えが脳裏をよぎり、そしてついに……
(あっ……だ、だめっ……!)
しゅいいいっ! ついにニィロウの限界を超えた。すでにちびっていたおしっこが一気にパンツを濡らし、じょぼじょぼといやらしい音を立てながら床に落ちる。舞台に上がったとき以上の大波が押し寄せ、ニィロウを襲う。
(やだっ……やだぁっ……!やだよぉっ……!)
泣きそうになるのを必死に堪えながら、おもらしを続けるニィロウ。しかし、そんなニィロウの願いも空しく、おしっこの勢いは強くなるばかり。
しゅいいっ!しゅっ!しゅいっ! そしてついにパンツでは吸収しきれなくなったおしっこが、床に水たまりを作る。
(もう……だめ……)
ニィロウは完全に諦めてしまった。ここまで我慢したのだからもうこれ以上は無理だと。今更何をどうあがいても、すべて出し切ってしまうしかないことを悟ってしまった。
しゅいいっ!しゅいっ!じゅわああぁぁぁ……
おしっこは止まらない。それどころか勢いを増してどんどん床に広がってゆく。舞台の上であれだけ我慢したのだ、その量は大したものである。色は誰がみてもおしっこだとはっきりと理解できるほどのまっ黄色をしているし、なによりもツンと鼻を刺激するアンモニア臭がぷぅんと漂っている。
しゅいっ……しょろろっ……
そしてついにおしっこの勢いが衰えていく。長かったおもらしも、ついに終わったのだ。だが、それはニィロウの心が折れた瞬間でもあった。
(やだ……私っ……!おしっこ漏らしちゃった…)
自分の失敗を確信した瞬間、ニィロウの目から涙が一筋こぼれ落ちる。しかしそれも無理はなかった。舞台の上であんなに我慢を重ねたにもかかわらず、結局トイレに辿り着けずにおもらししてしまったのだ。しかも多くの観客たちの前で……。
ニィロウは顔を真っ赤にしながら、周囲にいたトイレ待ちの人々に助けられながら後始末をせねばならないのだった…。