
「お……お玉様ぁ……」
「どうした?もう限界か?情けない男よのぅ……」
そう言いながらも、お玉様自身も興奮を抑えられない。
「もっとじゃ……もっとわらわを……愛せぇ!!」
蓮華の体は再び痙攣し、そして再び絶頂に達する。その刺激に、お玉様の体もまた反応する。
お玉様はそのまま島田の体を押し倒すと、今度は自分が上になり、騎乗位の体勢になる。
「お……お玉様ぁ……」
お玉様の中に挿入されたままのモノが、彼女の体重によって更に奥へと捻じれて突き刺さる。
「くぅっ!そ……そのままわらわを突き上げてみよ……」

お玉様の命令に、島田は腰を突き上げる。その度に子宮口に亀頭が当たり、その刺激でお玉様の体が震える。
「だ……だめだぁ!また出るぅ!!」
訪れる絶頂に、彼は再び大量の精液を流し込んだ。それでもなお収まりきらない分が結合部から溢れ出す。
「はぁ……はぁ……愛して…もっと…愛…」
その声には、どこか切なさのような響きが混ざっていた。
お玉様は、ただ快楽のためだけにこの儀式を行っているのではない。
むしろ、自分の存在を誰かに確かめてもらいたかったのかもしれない。
――そして、蓮華の体が崩れるように意識を手放した時、
お玉様の表情には、満足と哀しみが同時に浮かんでいた。
「……お玉様……」
その名を呼ぶ島田の声に、お玉様はゆっくりと目を閉じた。

次の日、いつもの時間にオカルト研究部の部室には、白銀先輩、樹里、島田、そして蓮華が顔をそろえていた。
窓から差し込む柔らかな陽射しが、部屋の空気をほんのりと温めている。
島田は椅子に深くもたれかかり、頬に手を当てながら大きなあくびをひとつ。
昨晩の“霊術”の疲れがまだ抜けきらないのか、目は赤く、どこかぼんやりとしていた。
それを見ていた樹里が、眉をひそめて声をかける。
樹里「ダーシマ、大丈夫? 寝不足って顔してるけど」
島田「いや……まあ、なんとか……」
島田は小さく頷いて、無理やり笑みを浮かべた。
そんな中、樹里は白銀先輩がまとめた走り屋幽霊に関する資料に目を通していた。
ふと、あるページで手が止まり、眉をひそめる。
樹里「……ねえ、この被害者の椋島光って蓮華ちゃんのお兄ちゃん、ダーシマにちょっと似てない?」

島田「ど、どこが…!?」
島田が思わず椅子から身を乗り出す。
白銀先輩も資料に目を通しながら、穏やかに頷いた。
白銀「そっくりってほどじゃないけど……なんというか、雰囲気が似てるわね。タイプ、というか」
蓮華も肩をすくめて苦笑する。
蓮華「うん、わかるかも。ずんぐりしてて、ちょっと芋っぽくて、むさ苦しいけど……なんか憎めない、っていうか」
島田「それ、褒めてるつもりか!?」
部室に笑いが広がる中、樹里が資料から顔を上げて、ふと思い出したように言った。
樹里「なんかさ〜、クマセンにも似てる〜。おんなじタイプだよね〜」
その言葉に、島田の顔が一瞬で引きつった。
島田「それだけはやめてくれ!!!!!」
椅子から跳ね起きるように叫ぶ島田に、蓮華は吹き出し、白銀先輩も珍しく肩を震わせて笑った。
樹里「……なんでだよ、ダーシマ。クマセン、いい人じゃん」
島田「そういう問題じゃねえ!! 俺、もっとこう……もうちょい小綺麗だろ!?」
蓮華「小綺麗……って言った?」
蓮華が吹き出し、樹里もお腹を抱えて笑い始める。
樹里「ダーシマ、自分で言う〜!? 鏡見てから言いなよ〜!」
島田「くっ……! じゃあ今日から毎朝、洗顔フォーム倍にするからな! 肌ケア頑張るからなッ!」
樹里「うんうん、そうやって内面から変わっていこう、ダーシマ」
部室に、ひとしきり笑い声が響いたあと、蓮華は静かに席に腰を下ろした。
体からお玉様の霊が離れたことで意識ははっきり戻っていたが、意識の奥底には、まだ“除霊マッサージ”の感触が淡く残っているようだった。
――自分は、島田くんと何かあったのだろうか?
それとも、あれはただの夢……?
白銀「島田君の事はさておき、みんなに聞いて欲しい事があるの。」
その言葉に皆が注目する。白銀は冷静に話し続けた。
白銀「お玉様がつかんだ情報によると、峠の中心にある廃墟が怪しいらしいの。」
島田と樹里は驚いた表情で白銀を見つめた。
「ワルハラ運送?」樹里が首をかしげながら言う。
「そう。」白銀が静かに続けた。「最近、そこで何かが行われているみたい。お玉様が見たビジョンで、そこに何か隠されている兆しがあった。しかも、ただの廃ガレージじゃなくて、霊的な結界が敷かれている可能性がある。」
蓮華が前かがみになり、口を開く。「じゃあ、次のターゲットはその廃ガレージってこと?」
白銀は頷き、皆に告げる。
お玉様「今夜すぐにでも調べに行くべきじゃろう。あそこには何か大きな秘密が隠されておる。そして、それは単なるレースでは片付けられないような、もっと深い問題かもしれぬ。」
一同は沈黙した。
蓮華が立ち上がり、決意を込めて言った。
蓮華「みんなはここに残ってて…これはアタシの問題だし、その廃墟へはアタシと島田くんで行くから!!」
部室に再び静けさが訪れ、少しの間沈黙のまま過ごした。
島田がつぶやいた。「だからなんで俺だけ!!」