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調教の一区切りを告げる夕暮れが過ぎても、この館に安息の夜は訪れない。
昼間の躾で打ち据えられたレオンハルトの腹は満足に力の入らぬ柔肉へと成り果てていた。それでもなお、彼の心は折れずに燃えていた。
人狼たちは獲物の気配を嗅ぎ取り、愉悦に満ちた笑みを浮かべて近づいてくる。
レオンが無言で睨み上げた瞬間、ニヤついた顔が彼の視界を塞ぐ。
「オイオイ、そんな顔すんなよレオンちゃ〜ん。寝付けねぇなら俺たちが遊んでやるって言ってんだろ?」
両腕を壁際に押さ付けられ、為す術なく拘束される。
そこへ容赦なく叩き込まれた拳が、下腹部に深く沈み込む。
「……ぅ゛、…ぷッ!」
微かに漏れた喘ぎ。
それは決して快楽ではなく、絞り出される痛みの証だった。
だが、その一音が奴らには何よりのご馳走だった。
「……ハハッ!今の聞いたか?」
「もっと声出せよ。ほら、オレらの拳に応えてくれよォ、レオンちゃぁ~ん♡」
さらに一撃、さらにもう一撃。
柔らかくなった腹に拳をめり込ませながら連中は下卑た笑いと共に揺さぶりをかける。
腹の奥が搔き回されるような刺激に、レオンは再びか細く息を吐き出した。
「お゛ッ……ぐ、ぅ…ッ…ンン゛」
その喘ぎすら、彼にとっては屈辱。
だが痛みに砕かれた身体は、もう完全な沈黙を保ちきれない。
「遠慮せず啼けよ…なぁ、勇者ちゃん。テメェが苦しんでる声、じっくり聞きてぇんだよ。勿論、朝まで付き合ってくれるよなァ?」
夜はまだ終わらない。
堪えきれず漏れた彼の喘ぎが、人狼たちの本能を更に焚きつけ嗜虐の宴は熱を帯びていくのだった。