■ ヒトイヌ公園が冬季に行っている、ヒトイヌ勉強会。それに参加することを決めたある一組のカップル。結果、彼女たちはとんでもないことになっていきます0w0クワッ!
■ ヒトイヌ拘束の装着描写なんて、なんぼあってもいいですからねーw-ウム
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現在、私の体は首から下がラバースーツによって覆われている。
手足の先まで一体型のそのラバースーツは、サイズ合わせがかなり大変だと思うのだけど、このラバースーツはある程度調整する機能があるのかなんなのか、私の体にぴったり合っていてちょっと怖いくらいだ。
(フリーサイズでこれってことは……専用で作ったらもっとすごいってこと……?)
ぶるり、と体が震える。
その際にちょっとひんやりとした空気の流れを背中に感じた。
まだラバースーツの背面側にあるジッパーを閉じていないからだ。そこが開いている状態だと、体が完全にラバーに覆われているとは言い難い。
ただ、そこさえ閉めてしまえば、私の体はほぼ完全にラバースーツに包まれたと言っていいだろう。首から下に一切の隙間がなくなる。
「…………」
私はラバースーツに覆われた手の先を軽く曲げて見た。ラバースーツの厚みは、全体的にみると薄い方だと思うけれど、強度的な問題なのか、両手と両足の先端は結構ぶ厚くなっている。
だから、指先で触れている感覚はあまりない。ぴょこぴょことペンギンの手みたいに動かすことしか出来ない。
指先が締め付けられているわけじゃないけれど、この手じゃとても背中側のジッパーをあげることは出来ない。
だから私は、すぐ傍に立って私がラバースーツを着るのを手伝ってくれている海咲ちゃんを見上げた。
「…………あげて、くれる?」
私が背中を向けながらそうお願いすると、海咲ちゃんがすぐ傍に立つのがわかった。
海咲ちゃんとは色々なプレイをして来た仲だから、いまさらラバースーツを着た姿をさらすくらいは恥ずかしくない。
ただ、いつもは私が着せる側だし、私がこういう拘束の一環である服を着るのは始めてた。女王様スタイルのボンデージ衣装くらいは着たことがあるけれど、あれはこういうのとはちょっと違う。
自分では脱ぐことの出来ない、檻のような衣装を着る――期待なのか、興奮なのか、不安なのか、胸がドキドキするのを感じる。
海咲ちゃんがいなければ、もっと不安になっていたのは間違いない。
なにせ手足の自由を放棄するに等しい衣装なのだから、一人ではとても来る気にも着る気にもなれなかっただろう。
(そういう意味じゃ、SMプレイにおける信頼関係っていうのは本当に大事よね……)
海咲ちゃんが私に言われるがままに色々な衣装を着てくれるのは、そういう信頼があるからだということを自覚しておかなければならないだろう。
あまり親しくない人には私のいうことに絶対服従すると思われがちな海咲ちゃんだけど、実際は別にそういうわけでもない。
海咲ちゃんは許容範囲が広いだけで、嫌なことは嫌だと主張できる人だ。
もしも私とのプレイが嫌だったならちゃんとそう口にするだろう。
だからこそ私は彼女をしっかり理解して、自分がやろうといったことに責任を持たなければならない。
(これもその一環……! しっかりされる側の状態を理解して……今後のプレイに活かさないと――ね、っ……!?)
改めて決意を固めていると、海咲ちゃんが私の腰にその手を添えて来た。ラバースーツ越しにも、海咲ちゃんの手の感触が伝わって来る。
海咲ちゃんの体温が思った以上に伝わってきて、背筋がゾクゾクした。
そんな私の反応に構わず、海咲ちゃんが私の着ているラバースーツのジッパーを上へと引き上げていく。
ジジジ、という音と、僅かな振動を伴ってジッパーがあげられていった。
「くぅ……っ!」
背筋に沿ってジッパーは引き上げられていく。僅かな感触のはずのそれが、妙に強く感じられた。
「はぅ……っ、あっ……ああっ……!」
ジッパーが引き上げられる度、刺激が全身に広がり、思わず声が漏れ出てしまう。
さらに、それだけでは済まなかった。ジッパーが引き上げられていくのに従って、いままでも密着していたラバースーツがさらに密着してくる。
(んひぃぃっ……!)
変な声が出そうになるのを必死に堪えた。
ぴちぴちとラバースーツが私の体をぴったり覆い、胸の形をかなり露骨に露わにしてしまう。
胸のサイズは人によって結構変わるから、それに対応できるようにするためか、ラバースーツはその部分が妙に柔らかく、薄く出来ているようだった。
そのため、私のおっぱいの形というか柔らかさもかなりそのまま露わにされてしまっていて、無性に恥ずかしい。
(押さえつけるでもなく、かといって完全に放り出すわけでもなく……なんか、すごく……すごく、絶妙な感じ……!)
ゾクゾクと体が震えると、それに伴って胸もプルプル震えてしまう。
なんとも言えない感覚に包まれる私の体を、ラバースーツが完全に覆っていく。
気づけば、ジッパーは私のうなじ辺りまで引き上げられていた。
このラバースーツにはタートルネックのような高い襟があって、首までがラバースーツに覆われることになる。
海咲ちゃんの手が今度は私の頭に添えられて後ろ髪を持ち上げた。あげるジッパーに髪の毛が巻き込まれないようにしてくれたのだ。
きっちり最後までジッパーは引き上げられ、海咲ちゃんの手が離れる。
私は体が完全にラバースーツに覆われ、すでにかなりの不自由を――両手の指の自由がないことを実感していた。
「…………っ」
思わずその手を顔の前にやった拍子に、胸がぷるんと揺れた。
なんだか無性に恥ずかしくなって、思わず両腕で胸を庇う。
顔が熱くなって、赤くなっているのが鏡を見なくてもわかる。
私は慎重に深呼吸をしながら、背後に立つ海咲ちゃんを振り返った。
「あ、ありがとう、海咲ちゃん……」
海咲ちゃんはいつものように何も言わない。
何も言わなかったけれど――その視線になんだか妙に熱いものを感じた。
(自分がこのラバースーツを身に着けた時のことを考えているのかしら……海咲ちゃんなら、もっとエッチに……なるでしょうね)
想像したらなんだか無性に興奮してしまった。
いまは自分がその立場だというのに。
そんなことを考えていると、職員さんが次の指示を出してくる。
「さて、次ですが、まずはこちら……首輪の装着から参りましょうか」
そう言いながら職員さんが首輪を海咲ちゃんに渡す。
「パートナーの方が着けて差し上げてください」
海咲ちゃんはこくりと頷き、その首輪を持って私の前に立つ。
いつもと変わらない、感情の読みにくい淡泊な表情を浮かべた海咲ちゃん。
私をまっすぐ見つめる目に射すくめられ、私はぞくりと肩を震わせた。
「……ん」
私は海咲ちゃんが首輪をつけやすいよう、両手を使って首にかかっている自分の髪の毛を持ち上げる。
意図せず両手を頭の後ろに回している形になってしまい、なんだかすごく無防備な格好になってしまった。
(う……なんか……降参のポーズみたいでなんだか、無性に恥ずかしい……!)
自分の全てを相手に委ねているような、そんな感じがしてしまう。
そんな風になる私に対し、海咲ちゃんは何をいうこともなく――静かに、丁寧にその手に持った首輪を私の首に嵌めてくれた。
首輪はいたって普通の犬にとりつけるみたいな、赤い革製の首輪だ。
たぶんデザイン的にも意識してそういうものにしているのだと思う。
なお、首輪には最初に渡されたドッグタグがつけられていた。
服を脱ぐときにドッグタグは外して回収されたのだけど、そこに取り付け直されたようだ。
首輪が首に巻き付けられ、しっかり締まるように海咲ちゃんは調整する。
軽く食い込むくらいが適切、という話だったけれど、海咲ちゃんはそれをちゃんと覚えていたらしく、程よく首輪を絞めてくれた。
「…………」
首輪を装着後、またじっと見つめてくる海咲ちゃん。その目線の意味はすぐわかった。
「ん……苦しくないわ。大丈夫」
一応首をある程度動かしてみて、過度に首が絞まらないかを確認する。
幸い、大丈夫そうだった。
海咲ちゃんは頷いて私から離れる。
ラバースーツに首輪。いま私が身に着けている物はそれだけで、とてもいやらしい格好だと言えた。
(…………ふーっ……あ……深く息を吸うと……首や体が……っ)
空気を吸い込もうとすると、首が少し太くなるのか、緩く締まっていた首に圧迫感を覚えた。息苦しくなるほどではないけれど、首輪の存在感が強まってしまう。
さらに、胸の方も結構影響があった。
さっきまでは覆われたばかりの感触に気が取られてて気づかなかったけれど、ラバースーツも深く呼吸をすると結構影響がある。
ミチミチ、ギチギチ、と呼吸して胸が膨らむ度にラバースーツが擦れて来た。
肌とラバーが擦れる感触が心まで震わせてくるようだ。
私はドキドキする自分を感じつつ、いよいよヒトイヌ拘束の本番――手足の拘束に入ることとなった。
まず、腕から順番に被せていく。袋状に作られた『前足』用の拘束具。
その袋に、限界まで曲げた腕を肘から入れていく。海咲ちゃんが支えてくれている袋の底には、分厚いクッションがあった。
厚底ブーツ並みの太さがあって、半分に短くなったはずなのに、ちょっと長く感じる。
袋の口にあるベルトが締められると、私の腕は曲げたまま動かせなくなる。
被せただけじゃすぐ脱げてしまうんじゃないかと思ったけれど、思った以上にしっかり固定されていた。内側に何か秘密があるのか、それとも単純にラバーとラバーが触れ合うことによって強い摩擦力が生まれているのか、全然脱げそうにない。
「ん……ッ」
試しに腕を伸ばしてみようと力を込めてみたけれど、その拘束具はびくともしなかった。ギシギシ、と音がするだけで、その音自体もかなり静かだ。
「くぅ……っ」
両手がその拘束具で覆われると、いよいよ四つん這いになることになる。
私は慎重に膝を突いて、両腕をゆっくり地面に着ける。
すると思っていたよりかなり手前で肘先が地面についた。
(なるほど……これくらいじゃないと、重心が前に偏って肩に負担がかかっちゃうのね……!)
座学の時間に学んだ通りのことが、実感として理解出来た。
(肘を突いてる……って感じもかなり薄れてる気がする……分厚いクッションがあるから……? ううん、なんというか……肘周り全体に体重がかかってるような気も……)
単にクッションが分厚くなったというだけではない何かを感じる。
そんなことを考えている間に、足の拘束具の準備も出来ていた。
「片足をあげてください」
「はい……っ、あっ……!」
職員さんの指示に従って片足を上げた私は、それがとても恥ずかしい体勢であることに気付き、思わず赤面してしまった。
しかし職員さんはもとより、海咲ちゃんも特に私の体勢に言及することなく、てきぱきと私の足に拘束具を被せて来た。
足を曲げた状態で固定するそれによって、私の足は曲げたまま伸ばせなくなった。
もう片方の足も、同じ拘束具で同じように拘束する。
膝を地面に着いている感触はするけれど、それで痛いと感じることはない。
腕の方よりは薄いけれど、ちゃんと膝の方にもクッションがあって、それで衝撃を緩和してくれている。
「……ふぅ……っ、ふぅ……っ」
私はいよいよ自分が四つん這いの、ヒトイヌの体勢に固定されたことを実感する。
想像より楽なようで、普通ならまず取らない体勢だからか、体に妙な負担を感じる。
手足の拘束具からは、それぞれ対角線上にある拘束具に向かってベルトが伸ばされ、それぞれが繋がれることで、ずり落ちることを防いでいた。
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……っ」
ヒトイヌの体勢に拘束されてしまった私は、荒い呼吸を繰り返しながら、体を震わせていた。
そうやって体を震わせると、胸がプルプルと震えてしまい――すごく恥ずかしかった。
四つん這いの体勢のせいで余計に揺れやすくなっているみたいだ。
ただ、私は忘れていた。
この後、おっぱいが揺れることなんて、比較にならないくらい恥ずかしい器具の装着が待っていることを。
つづく