■ あらすじ:大きな胸を文字通り重みに感じていた主人公は、ある日、胸を取り外せるという不思議な道具『ムネハズセール』を手にする。胸の重みから解放された彼女がすることは――。
■ 思い付きで書いた短編、その本格自慰編です。次は応用編の予定ですーw-ウム
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ムネハズセールというふざけた名前でありながら画期的な道具を購入して数週間――私は長年の重みから解放された生活を送っていた。
朝、うつ伏せになって寝ていたことに気付いた時には、軽く感動すら覚えたほどだ。
キビキビ動いても重さを感じることがないし、下着にかかる負荷を考えることもなく、気兼ねしなくて済むのも最高だ。
周りの目は最初こそ戸惑いを感じることもあったけど、数週間経った頃には周りもすっかり慣れ、普通に接して貰えている。
むしろ前より普通に目を向けられているというか、胸に吸引される心配がなくなったからか、お互いに変な緊張感がなくなったようにも感じるくらいだ。
私にとってあの脂肪の塊がどれほど日常を圧迫していたかは、視界の制限が一番大きかった。
前までは少し下を向いただけで遮られていた視界が、いまは全く遮られない。ちゃんと足元が見えるので、足元が不安になることもなかった。
こんなにも生きやすいのかと、色々な意味で複雑な気持ちではあったけど――私は概ねいまの状況に満足していた。
そんな私は、最近休みの日に嵌っていることがある。
休日の夜。明日も休みであるその日。
私はお風呂に入って身を清め、日常的にしなければならないすべてを終わらせてベッドに腰かけた。
あとはもう寝る時間までのんびりダラダラ映画を見たり、SNSで興味のある情報を集めたりするだけの時間。舞台は整った。
「……よし」
私はベッドの上に置いておいた箱を開く。
厳重なロックを外し、蓋をゆっくりと開いていった。
その途端、胸にひんやりとした空気を感じ、ゾクゾクと背筋が震える。
蓋を大きく開くと――箱の中に納まっている私のおっぱいが露わになった。
箱の蓋を開くこと自体、久しぶりだ。『ムネハズセール』という道具によって私の胸部から取り外された私の乳房は、まるで私との再会を喜ぶかのように、ぷるぷるとよく震えていた。
「我ながら……ほんと、大きいわよね」
一人で呟きながら、その巨大な乳房を下から掬い上げるようにして持ち上げる。
ぷるんぷるんと非常に弾力よく揺れた。
ピンク色の乳首がムクムクと固くなっていく。まだ空気に触れて、持ち上げられただけなのに、敏感過ぎる。
でもそれもある意味では仕方ないことだ。最近はずっとこの箱の中に収めたままにしている。そのせいで刺激をほとんど受けていない。前までは揺れたり振られたりして、きっちり下着の中に収めていても刺激が生じていたのに、いまはそれすらほとんどない。そのせいで神経が敏感になってしまっている。
そして、こうしてたまに箱の外に出すときには――その感度をさらに上げるようなことをしているのだから。
私は膝の上に置いた自分のおっぱいを、両手で掴む。もみもみ、もみもみ、と柔らかくなるように全体的に揉み解していった。
「クゥ……っ! ほんと、気持ちよすぎるんだから……っ」
前までなら、こうして揉むだけじゃ気持ちよくなれなかった。
じっくりやってれば気持ちよくなりはしたけれど、ここまであっさり気持ちよくはなれなかった。
胸を外すまでは、私にとって胸は武器ではあったけれど、重みでもあり邪魔なものでもあった。
だから、わざわざ胸を使って気持ちよくなろうという気には中々なれなくて、オナニーをするときもそこまで重点的に弄ることはなかったのだ。
でも、胸から外せて、重みではなくなった今。
せっかく大きいのだから、思い切り楽しんでやろうという気になっていた。
もみもみ、もみもみ、とパン生地を捏ねるみたいに自分の手から溢れる大きさの乳房を丹念に揉み解していく。
「ふっ……くっ……う……っ」
揉んでいる胸から感じる快感は、離れていても感じ取ることが出来る。
私は声を震わせながら、指が沈むほど大きな乳房を丹念に揉んでいく。
ピンと尖った乳首が視界に入って、私はごくりと喉を鳴らした。
いままでなら、その乳首を正面から見る方法は鏡に映すくらいしかなかった。
それがいま、乳房を膝の上に置いているので、乳首が上を向いている。
私はその乳首に顔を近づけて、口を開いた。
「はっ……♡ あっ♡」
思わず出た熱い吐息が、私の乳首に当たった。
背筋が震えるほど気持ちいい感触が体を駆け抜け、腰が砕けそうになる。
「ふぅ……んっ……! は、ぁっ……」
勝手に声が出てしまう。吐息だけでこんなに気持ちよく感じてしまう自分のおっぱいの雑魚さ加減に笑えて来る。
「んっ……♡」
私はさらに、その乳首を口に含んだ。赤ん坊が乳房を吸うように、軽く吸ってみる。
強く吸ってみると、びりびりと強烈な快感が脳を焼いた。
「……っ!♡」
それでも暫く吸うのを続けて、より強い快感をじっくりと味わう。
数秒のつもりだったけれど、数十秒はそうしていた気がする。
口を離すと、乳首は唾液で濡れてテラテラと妖しく輝き、尖り具合がさらに増していた。
「ふぅ……♡ ふぅ……♡ んっ……!」
口は離しただけど、荒くなった吐息が唾液に濡れて敏感になっている乳首に直撃する。
気持ちよすぎてそれだけでイってしまいそうだった。
「はふぅう……っ♡ やば……やばい……♡」
もう片方の乳首も同じように扱わなければ、不平等というもの。
私はそんなわけのわからないことを考えながら、もう片方の乳首にも顔を近づける。
舌を伸ばし、下から上へと舐め取る動きで乳首を刺激した。
すると、舐め上げる度に、体が跳ね上がるほど強烈な快感が生み出された。
「はぅぅ……! んっ! く、ふぅ……っ!♡」
荒い呼吸を繰り返しながら、私は舌先を使って自分の乳首を刺激する。
そうして暫く堪能したあと、私は離しがたいものを感じつつ、口を離した。
これはまだ前菜――今日の本番はこれからだったからだ。
ぷるぷると震える自分自身のおっぱいの動きを愛おしく感じつつ、私は早速その本番のための道具を取り出した。
私はいままで、胸を刺激するための道具を買うことはしなかった。そういったものを使えば気持ちよくなれるのかもしれないという思いはありつつも、忌避する気持ちの方が強かったからだ。
だけどいまはもう違う。
色んな道具を使って刺激して、過度に敏感になってしまったとしても――外して置いておけば、普段の生活に支障は来たさない。
だから私は、自分の大きなそれを存分に、『気持ちいい』しか感じない肉の塊にするべく、道具を使うのだ。
最初の道具は、ピンクローター。
股間への刺激には用いたことがあるけれど、胸に使ったことはなかった。
やっぱり、胸に用いるオナニーグッズといえば、これだろう。
(とはいえ……どんな刺激になるかは、まあ、大体わかってるけど……)
王道だから最初の道具に選んだだけで、別にこれですごく気持ちよくなれるとは思っていなかった。
似たような形をしたクリトリスへの刺激より気持ちよくなれるはずもないからだ。
(まずはこれで軽く様子見……ってことで……)
そう思いつつも、ワクワクする気持ちも抑えられない。
ローターを指先で摘まんで、振動をオンにすると、指の間でそれが細かく振動し始める。
それを摘まんだ指先を、ゆっくりと乳首へと近付けて――チッ、と乳首とローターが擦れる音がした。
ビクンっ、と自分の体が跳ねる。膝の上に乗せた乳房を持ち上げてしまい、乳房が大きく揺れる感触が走った。
「~~~っ!!」
頭の中が痺れるほどの快感が一気に全身を駆け巡り、意識が飛びそうになる。
(うわ……っ!? なに、これ、なに、これ……っ!)
最近の扱いで確かに敏感になりつつはあったけれど、まさかここまで気持ちよくなれるなんて。
危うく大きな声が出そうになり、慌てて手で口を押えた。
「フーっ……♡ フーっ……♡ フーっ……♡」
荒い呼吸を繰り返しどうにか気持ちを落ち着ける。
「や、やばすぎ……っ♡ こんな……っ、嘘でしょ……?」
じわじわと快感が前進を駆け巡って、頭の中がふわふわしている。
まさか乳首にローターを当てただけでここまで気持ちよくなってしまうなんて、私自身思ってもみなかった。
(片方だけでこれなら……っ)
思わず生唾を飲み込みつつ、私はもう一個ローターを取り出し、両手で構える。
それを迎え入れる側の乳首は、物凄く期待しているかのように、硬く尖がっている。早く刺激をくれと言わんばかりに、プルプル震えてピンク色が濃くなっているようにすら感じる。
「……っ!」
私は思い切って、勢いのままその両方の乳首に同時にローターを押し当てる。
強烈な電流が前進を駆け巡り、一瞬意識が飛んでいた。
体が勝手に仰け反って、顔が天井を向いていた。後ろに倒れそうになるのを、どうにか堪える。
「~~~~~っ!」
ローターをおしつけ続けていた両手をどうにか動かして乳首から離す。
刺激を生み出すローターは離れたはずなのに、私は乳首から絶え間なく快感が生み出されているような気がした。
「……っ。……はぁっ……はぁっ……!」
気持ちよすぎて呼吸が出来ていなかった。
ようやく回復し、荒い呼吸を繰り返す。
気持ちよすぎて涙が浮かんで、視界がぼんやり歪んでいた。
「ふっ……ぅ……っ、んっ……くぅ……っ!」
ぎゅっと一端目を強く瞑って、どうにか意識をハッキリさせる。
そして目を開き、膝の上でぷるぷる震える自分の胸を見つめる。
ローターの刺激を受けた二つの乳首は、見た目にもすごく大きく、固くなっていた。こんなになった自分の乳首はいまだかつて見たことがない。
ちょっと摘まんだり擦ったりするだけではならない状態に、私の乳首はなっていた。
「……ふーっ。ふーっ……ふーっ……」
深呼吸を繰り返してようやく落ち着くことが出来た。
でもさらに強い刺激を求める欲求は全く衰えない。
私はその本能的な衝動に駆られるまま――次の道具に手を伸ばした。
私が次に手に取った道具は、ローターの発展系。
乳首責めを行うために開発されたバイブだった。
真空状態を作って乳首を吸い上げたり、細かな突起を押し付けたり、吸うような刺激を生み出したり、と様々な種類があるけれど、今回私が選んだのは――吸うタイプの吸引バイブだ。
しかもただ吸うだけでなく、内側に飛び出している細かな突起が刺激を生み出し、非常に強い快感となる、らしい。
(ローションと併用するとすごすぎるくらい効く……ってレビューには書いてあったけど、まぁ、そこそこよね……)
商品レビューなんていうものは大半がサクラだったりするし、こういうタイプのものは人によって感じ方が全然違うだろう。
だからあまり期待しすぎないようにしつつ、私はその吸引バイブを取り付ける前に、ローションを自分のおっぱいの乳首に垂らした。
普通に胸についていると一気に垂れて行ってしまうけれど、地面と平行においているので、結構ローションがその場に留まってくれて塗りやすい。
ひんやりとしたローションの感触に声が出そうになりつつも、両方の乳首をローション塗れにして、準備完了、なのだけど。
「……膝の上に置いたままだと、また体が動いて突き上げちゃいそうだし」
私はベッド脇のサイドボードの上を開けて、その上に自分のおっぱいを鎮座させる。
「これでよし……! あとはこれをセットすれば……!」
プルプルと震えるそのおっぱいの乳首目掛けて、吸引バイブを押し付ける。
まだ起動させていないので、吸引も振動も発生していない。
なのに、私の心臓はドキドキ激しく高鳴って、今にも破裂しそうなほどになっていた。
ごくり、と生唾を飲み込む。
「い、いくよ……!」
誰に向かって宣言しているかもわからないまま、そう呟いた私は――バイブのスイッチを入れた。
その途端、乳首が強く吸い上げられる。
「~~~~~~~っっっ!?!♡♡♡」
ぎゅーっと乳首が吸い上げられて膨らんでいるのが、透明なカバー越しに見えている。
内側に存在する数多の突起がその膨らんだ乳首に触れ、痛くない程度の絶妙な刺激を生み出した。
「はうっ、あっ、あっ……!♡」
大きな喘ぎ声が出そうになり、私は慌てて口を両手で塞ぐ。
頭が変になりそうだった。それくらい強烈な快感が耐えず襲ってくる。
「くぅう……! はっ、ああっ……! んっ、くぅう……!」
私は耐えられず、ベッドにうつ伏せに倒れ込む。顔を枕に押し付けて、必死に声を堪えた。
自分の胸に乳房があったら、こんな姿勢は取れなかったし、胸を擦り付けたことで吸引バイブが外れてしまっていたかもしれない。
胸を取り外しているからこそ、そうやって存分に悶えることができ、胸を取り外しているから与えられる刺激から逃れることが出来ない。
「くふぅうううーっ!!♡♡」
みっともない声をあげるわけにはいかないと、必死に堪え続ける私。
頭の中が沸騰しそうなくらい熱くなって、気が狂いそうだ。
(も、もう、だめっ、一端、一端止め……ッ♡)
止めようと手を伸ばそうとした時、強烈な刺激が再度生じた。
吸引が終わって、本格的にバイブが振動し始めたのだ。
「はうぅうっ!!♡♡」
細かな振動が胸を刺激し、私は体をくねらせて悶え苦しむ。
気持ちよすぎて息が出来ない。
「はぅ♡ あっ♡ はっ♡ ああんっ♡」
腰が勝手に動いて、突き出したお尻を上下左右に振り回す。
今にもバラバラになりそうなくらい体中に快感が駆け巡り、意識が真っ白になって遠ざかる。
気持ちよいのか、苦しいのか、痛いのか、疼いて仕方ないのか。
私は経験したことのない快感に振り回され、翻弄され続けた。
そうしているうちに、いつしか私は自分のあそこに手をやって、指をその中に入れて掻き混ぜてしまう。
私の秘部はすっかりトロトロに濡れていて、指程度の太さの物はあっさり奥まで呑み込んでしまった。
「んぃいいっ……!?♡」
いままでしたオナニーの時とはまるで違い、その穴は激しく収縮し、差し込んだ私の指を強く締め付け、うねっている。
自分の意志とはまるで関係なく蠢いて、私が覚える快感をどこまでも高めていた。
「んぐぅううぅ~~~~ッッッ!!!♡♡♡」
乳首が激しく刺激され、その度に膣が荒々しく痙攣する。
一気に頭の中に快感が弾けて、何もかもわからなくなっていく。
最高に気持ちいいオナニーを体感してしまった。
ふと気づいた時、どうやら私は気を失っていて、甘く強い刺激が胸から生じ続けていた。
「し、しぬ……っ」
喉がカラカラだった。ふと見れば私が寝ていたベッドにものすごく大きなシミが出来ていて、それだけ大量の愛液やら潮やらを噴いたのだということがわかった。
ほとんど尽きた体力を振り絞って自分の胸に手を伸ばし、乳首に取り付けられているバイブのスイッチを切る。
「はぅっ」
そのスイッチを切る動作にすら快感を覚えてしまい――私はがっくりと力尽きた。
暫くその状態のまま動けず、動けるようになるまでかなりの時間を有してしまった。
どうにか復活した私は散々荒らした自室を片付けつつ、乳房の様子を確認する。
「うわ……すごいことになってる……」
吸引バイブに長時間晒されていた私の乳首は真っ赤に充血して、普段の倍以上に膨らんでいた。
この調子で毎回吸引バイブを使い続けていたら、物凄いことになってしまいそうだ。
「ま、まあでも、こうして外して、箱の中にしまっておけば問題ないし……」
そんな風に言い訳する私は、この時はまだ知らない。
ムネハズセール以外にも、似た系統の道具は存在し――この数日後、『アソコハズセール』という道具を買ってしまうのだということを。
ムネハズセール ~本格自慰編~ おわり