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【第二話】仲間も敵もボスもNPCも背景に映っているだけのモブにすら片っ端から爆乳むちむち高身長美女化MODを適用したせいで自分以外の全ての生き物が豊満抱き枕体型なくせに自分の体格に無自覚な無知むちお姉さんになってしまったRPGゲーム世界に転生する話

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馬車の中で、人間離れした淫魔のごとき女体に、揉みくちゃに挟まれ続けた、その間。

僕は一度もまともな空気を吸うことは無く、ずっと雌肉に丸呑みされたまま、ひたすらに甘ったるく、生クリームのようにべとついた、乳臭い匂いだけを嗅がされ続けていたのだった。


そうして、ようやく彼女らが降りる頃には、横乳は僕の唾液でべとべとに汚れ、脚はずっと絡ませていたせいで汗にぬるつき、腰には指の痕がついてしまったいた。

それでも彼女らは、一切僕のことを歯牙にかけることなく、降りる時まで何一つとして異常はなかったという顔で、軽く手を振りながら平然と去っていく。


初対面の僕という男の精液を、あんなにも根こそぎ金玉から奪って、倒錯した快楽を脳髄にたたき込んだのに、彼女らの態度はあっけらかんとしたものだ。

その態度が示すとおり、セックスどころか女性の生肌にすら触れたことのない僕を、あの途方もない質量の柔肉で挟み潰して、ちんぽの栓をぶっ壊す行為すら、彼女らにとっては、ごく当たり前の、取るに足らない普段通りの情景にしか映らなかったのだろう。


いや──そもそも彼女らに、そんな事をしている自覚はない。

隆々とした肉体に、鉄の鎧を着込んだ戦士たちが、少し狭い荷台に、身体が触れない程度に詰めて座り、ただ駄弁っている。

そうプログラミングされた、ゲームのオープニングと景色と感覚が、彼女らには描画されているのだろう。


本来、そうなるはずだった。

僕は恐らく、自分のパソコンにダウンロードされた、RPGゲームの世界に転生してしまったのだ。

そのゲームは、本格的なファンタジーの世界を描いたものであり、間違ってもこんなちんぽに任せて書き殴ったような、圧倒的な爆乳にむっちり肉ののった太腿ばかりが目立つ、エロゲーの登場人物みたいな女性しか出てこないものではない。

むしろ、キャラクターのビジュアルはバタ臭く、原作で唯一やや不評を買っていた部分であり──そのために、キャラクターのモデルや立ち絵を変更するMODは数多く出回っていたのだ。


僕は、そんな絵柄も何周かプレイするうちに愛着が沸いて、これはこれで味があると思い始めていたのだが──ある時、少し気分転換にと思い、そのMODを入れ始めた。

そうして遊んでいるうちに、つい魔が差して、ありとあらゆるキャラクターにMODを適用し、あるキャラは世界観ぶち壊しなむっちむちのアメスクギャルにして、あるキャラは分厚い鉄の鎧を引っぺがし防御力最低のビキニアーマーを着込ませ、あるキャラは単純に性癖を詰め込んだメカクレ長身猫背唇厚めむちむち気弱デカチチ女に改変して──。

RPGの本筋をすっぽかし、ちんぽにとって理想である爆乳痴女を作っては既存のキャラに置換する、不純な着せ替えゲームのように楽しんで、やがて最終的には、背景にちらりと出てくるだけの動物にすら、全ての生き物を女に変えてやったところで。


まるで、天罰が下ったかのように、僕はこの世界に転生してしまったのだ。

ここは恐らく、僕のパソコンにダウンロードされた、RPGゲームの世界。

全ての生き物が、性欲に任せて作られた、ドスケベ女体に置き換わった、ちんぽから精液を抜くためだけの世界だ──。


「いやぁ、長い旅路だったな、お前さん」


まるで、レイプされた後のように、ぐちょぐちょの精液溜まりを作りながら、呆然と座り尽くす僕に、盗賊のお姉さんは声をかける。

転生してから、一歩も歩きすらしないうちに、僕はあの馬車の中で、もう、腰が抜けたどころか、精魂が丸ごと溶かされた。

身体の中に、骨が入っている気がしない。

何もかもがとろんとろんのくってんくてん、煮込まれたトコロテンのように、ふやけ切って溶けかけた、多幸感という概念そのものに成り果てたような、そんな気さえしてしまう。


「うーん、王都は活気があっていいねえ。そら、外へ出てみろよ」


盗賊さんは、僕の腕をちょいちょいと引っ張って、早く来いと急かす。

とにかく、身体が言う事を聞かない。

それでも、とにかくこの馬車の中から、早く出てしまいたいという一心で、身体を引きずる。

ここに居ると──それだけで、壮絶な乳肉レイプを思い出して、それだけでまた蕩けてしまいそうで。


ああ、だけど、とにかく無事に街に着いたのなら、それだけで良かったと思う。

とにかく、宿か何かを借りて、もう今日は休んでしまいたい。

何かと疲れきってしまったから、今すぐにでも布団に潜り込めば、もう泥のように眠ってしまうだろう。


とりあえず、どこか一人になれるところへ行きたい。

もしまた何かが間違って、豊満にもちつく身体に潰されて、雌の悦びをめいっぱい叩き付けられたなら──もう、人間に戻れなくなる。

それ無しでは生きられなくなって、もう二度と、この世界から離れられなくなる。

もう、永遠に──この楽園世界に、閉じ込められたままにされてしまう。


「さあ、ようこそ王都へ。歓迎するぜ」


半ば四つん這いに近い形で、僕は馬車の底を這いずった。

そんな情けない姿にも、盗賊のお姉さんは何か言及することなく、そっと荷車の幕を上げて、外へと連れだしてくれる。


ああ、ようやくオープニングが終わって、物語が始まる。

ここからは、やっと自由に動くことができるんだ。

そうしたら──元の世界に戻る方法を、探そう。

快楽中毒の、雌肉ジャンキーになる前に、この世界を脱出しなきゃ。

そんな希望を抱いて、僕は光の差す方へと、出ていった。


脚をよろけさせ、踏み台に乗りつつ、荷車を降りる。

下りた先は、城下町にある、一番大きな広場らしい。

ゲームで何度も見たことのある場所だから、すぐに分かる。


石造りの華やかな通路と、カラフルなレンガの屋根に彩られた、活気のある町並み。

それは本来、軍隊のパレードが行われるほど広いはずだが、左右にところ狭しと屋台が並び、その間が人で埋め尽くされているせいで、狭くて忙しないような感覚を覚える。

本来のゲームでも、インターネットに繋げば、ここは大抵プレイヤーで溢れていて、チャットを飛ばせば誰かは返事をしてくれる程であった。


そして、そんな中でもひときわ眼を惹くのが、この中央広場だ。

真ん中にある大きな噴水をトレードマークとしたこの場所は、ゲーム内のイベントの扱いとしても、友達とゲーム内で集まる時としても、よく集合場所として使われていて、まさに王都内のランドマークとして機能していた。


しかし、見慣れたはずの広場にある、見慣れない光景に、うっと喉が詰まる。

露店が立ち並び、足の踏み場もないほど人で溢れ、常に賑わいながら商売が行われている広場は──まるで、大規模な娼館のホールだ。

どこを見ても、淫魔じみたスタイルを持つ、恐ろしく魅力の深い女性しかいない。

その中の誰か一人と結婚したなら、もうそれだけで嫉妬に殺されてもおかしくないというほど、羨望の的になるべき美女たち。


それが、何百人、何千人。

誰ともぶつからないですれ違うのは、物理的に不可能というほど、犇めいている。


何せ、全員これでもかと言うほど乳がでかくて、太腿が太いのだ。

正面には抱えるほどもあるデカパイがせり出していて、後ろには歩くだけでぶるんぶるん揺れる尻肉が張り詰め、ついでに骨盤が広く肉もついている分横幅も広い。

そんなむちむちの長身を持った女性が、所狭しと歩いているのだから、ほんのちょっとでも油断すれば、柔肉にどんにゅりとぶつかって、全身を溺れるほど埋め尽くされてしまうことになるに決まっている。


僕の身長が、丁度彼女らの乳や尻、お腹の辺りまでしかないのが、 特に困りものだ。

だって──女の人の、一番肉が付いていて、一番柔らかくて、一番魅力的な部分を、真正面から受け止めなくてはならないから。

あのほかほか蒸したてのパウンドケーキみたいな、甘い牛乳の匂いがするおっぱいの塊に、頭から突っ込むことになってしまうから。


どぷるん、どぷるん、視界が揺れているような錯覚に陥る。

このメイン通りは、大都会の歩行者天国みたいに、時々肩がぶつかりそうなほど、人が密集して歩いているけれど──その誰もが、例外なく120センチ超えのド爆乳だから、右も左もどこを見たって、おっぱいやデカケツが弾んでいるところを視界から外すことができない。


これでは──外に出たって、同じだ。

あの雌肉まみれで狭苦しい馬車に、ぎゅうぎゅう詰めにされているのと、何ら変わりはない。

馬車の小さな荷箱の中であろうと、だだっ広い王都の屋外であろうと──この箱庭のような世界から出ない限り、一生むちむちの女体から離れることはできないのだ。

温かいミルクの詰まった乳房に、もはや触れていない時間の方が短くなるまで、人生ごと乳漬けにされて、情けない嬌声を上げながら蕩ける。

このままでは、いずれは狂ったプログラムを繰り返す、このゲームの世界に囚われて、僕までただ射精と甘えんぼを繰り返すだけの、快感を得てはイく、単純なスクリプトの一つになることは明白だった。


馬車置き場にて、呆然と、通りを見つめたままただ立ちすくむ。

どこかで休みたいけれど、どこに行くにしても、僕のちんぽが休まることはないと確信できる光景に、僕はどうにも怖じ気づいているのだ。


贅沢極まる、マゾ好みしそうなどっしりとした厚みの、熟れきった身体の実り具合に、オイルを塗ったようにてらつく、よく練ったジェラートのように滑らかな太腿の艶加減。

見上げるほどの高身長で、重たそうにずっしり揺れるパイ肉を支えた女性が、満員電車の車内のごとく犇めきながら、ケダモノのような性欲を秘めた下品な身体を、ゆっさゆっさと揺らしまくっている光景というのは──画面越しに見る分にはエロいで済まされるかもしれないけれど、いざ目の前にするとあまりの迫力に恐ろしくすら感じてしまう。


そう、僕がこのゲームにMODを導入した時は、まさか本当にこの世界に転生するなんて、考えてもみなかったのだ。

キャラクターである彼女らも、竿役となるプレイヤーも、元々どう足掻いても触れられない、二次元の存在であり、自分とは一切関係の無い人物でしかない。

だからこそ、女性の造形はえげつなく性欲全振りの、一度ベッドに連れ込まれたら金玉が枯れるまで精液をぶっこ抜かれるであろう、えっぐい肉付きの二次元エロCG体型にしてしまった。

そして同様に、主人公の造形は、精通したての少年のようにして、いかにも女性耐性も快楽耐性もない、小さな男の子に仕立て上げたのだ。


この世界の女性と並べば親と子ほども身長差があり、抱きつけば身体がむっちりと雌肉に埋もれ、添い寝すれば乳肉にも尻肉にも溺れてしまう、ちんぽが激弱なくせに絶倫で、女性にどこまでも好かれてしまう、哀れな男の子。

巨大な雌肉に抱かれるたびに、女性恐怖症を発症しそうなぐらいに鳴かされて、おっぱいがトラウマになってしまうくせに、どこに逃げても淫魔じみた女性たちに一目惚れされて、抗いようもなくホテルに連れ込まれ、かわいそうなほど幸せな眼に遭わされる──というロールプレイを、ゲームの中で楽しんでいたのだが、僕自身がまるっきり同じ立場になったのなら、もう楽しむどころではない。

先ほどの馬車での出来事により、もうすっかり心から女性を恐ろしく思ってしまい、僕は今すぐにでも泥棒のように息を潜めながら、誰とも触れあわないよう路地裏の物陰に隠れてしまいたい気分に陥っている。


とはいえ、それではいよいよ、ただ希望もなくこの世界に停滞することになってしまうことだろう。

何にせよ、僕はこの世界から脱出するための方法を探らなくてはならない。

僕が持っている、偏ったサブカル知識からすれば──こういう異世界転移ものの場合、とりあえずゲームクリアに向けて動いていけば、少なくとも何かしらの手がかりに当たるというのが、セオリーというものだ。

どうせ他にやることもないし、そもそもこの世界で過ごすにあたって、先立つ物資もお金もないのだから、とりあえず冒険に出るか、ギルドに所属して仕事を受けるかしないといけない。

本当のことを言えば、危険がないよう、まずはどこかのパン屋にでもアルバイトとして雇ってもらいたいところなのだが、この街に戸籍のない僕は、どちらにせよまずはギルドに所属して、身分を証明しなければならないのだ。

どうにも世知辛いというべきか、しっかり社会システムが構築されていると喜ぶべきかは、今の僕には分からない。


さしあたって、今から僕が取るべき選択肢は──このまま、王都にあるギルドへ向かうか、外に出て適当な雑魚モンスターと戦ってみるか、あるいは宿泊できるところを探して、まず準備を整えるか、といったところだろうか。

まず、ギルドに向かうのであれば、このキャラメルみたいにべとついた、吸うだけで糖尿病になるほど甘ったるい、王都の大通りを進んでいかなくてはならない。

そうして、往来を歩く女性たちの太腿の肉をかきわけて、やたらと高い股の間をくぐりながら──時折その感触に脳みそがやられて、思考がちんぽに乗っ取られ、道行く女性にしがみつきながら腰をへこつかせる、最低の痴漢魔として何度か腰を抜かし、うっとりと名も知らない女性の太腿を精液でテカつかせたところで──ようやくギルドの中に入ったら、きっと開かれた街中のそれとは比較にならないぐらい、むっと蒸れた甘い雌に匂いに、くらくらと意識が遠のくのだろう。

よく働いて、汗をかいているくせに、一つも不潔な匂いがしなくて、それどころかオレンジジュースを煮詰めたような、甘くて爽やかでジューシーな匂いばかりする、素晴らしく美しい女性たち。

そんな人たちが、新入りの僕に向かって、威勢の良い冒険者らしく馴れ馴れしく肩を組んで、おっぱいを惜しげも無く押し当てて、お酒を注いでくれる。

──そんなの、今の僕には、耐えられそうもない。


かといって、何の準備もしないうちに、街の外に出るのは憚られる。

この王都の正面門から出ると、すぐに見晴らしの良い平原と街道が広がっているが、ここには弱いながらも魔物が生息しているため、装備が何もない今、下手にそこに行けば魔物にやられる可能性だってある。

特に群れで集まっている魔物に眼をつけられたら、囲まれながら戦うことになるため、仲間が誰も居ない状況では逃げることすらできず、詰みの状況に陥ることも少なくないだろう。


それに、そもそもこの世界において、魔物というのは──これまた女神様みたく美しい、魅力的で豊満な女性でしかない。

抱けば心地よく、温かな体温を返してくれて、むっちりとふくよかで、素晴らしく、良い匂いがする。

そんなものに、剣を向けることなんか、できるはずがないのだ。

戸惑って、ぐずついている間に、飛びかかられて、組み伏せられて──あっという間に、体力が無くなるまで犯されて、ゲームオーバー。

ゲームなら、そこからやり直すことだってできるだろうが、残念ながらこれは現実なのだから、そうなればもう助かることはない。

巣穴に持ち帰られ、逃げられないよう監禁されながら、保存食のミルクサーバー兼子作り用の精液供給機として、死ぬまで使い回されることになるだろう。


──となれば、僕は絶対に魔物にやられないよう、慎重すぎるほど慎重に、念に念を入れ動かなければならない。

そう考えれば、ギルドで武器や薬草を貰わずに冒険に出るなんて、あり得ないことだ。


ふう、とため息を一つ吐く。

なら、今日の所は、できることなら一度休める場所を探したい。

そこで、まずはゆっくり眠って、それから今後のことを考える時間も欲しい。


とはいえ──無一文で泊まることができる場所なんて、この世のどこにもありはしない。

宿屋というものは、店だから屋とついているのだ。

ここが、いくら僕にとって都合のいいようにねじ曲がった世界だとはいえ、見ず知らずの男を無銭で泊めてくれるほど、親切な人はいないだろう。

しかし、だからと言って、野宿をする訳にもいかないし、どうしたものか。


馬車乗り場の隅っこの、邪魔にならなそうな場所で、うろうろと右往左往する。

そんな僕を不思議そうに眺める、首輪をつけた馬耳の美女。

タオルで汗を拭きながら、水筒で水を煽っているけれど──あの人は恐らく、元々動物の馬だったのが、MODによって変換されてしまった存在なのだろう。

NPCですらない、本来は背景オブジェクトの一種である動物までもが、こんな美しい女性の姿になっているのだから、僕みたいな男にとっては、どこに居ても落ち着かない。


そう、どこに居ても落ち着かないのなら、いっそ人の集まっている場所に行っても、同じことなのかもしれない。

──気が進まないけれど、先立つものは必要だ。

今のところ、なるだけ手っ取り早く、そして安全かつ合法的にお金を稼ぐ方法といえば、ギルドに行って簡単な薬草採取の依頼でも受けることだろう。


噴水広場の中央に立っている、大きな案内看板を見る。

ギルドに行くには、この十字路になっている広場から、このまま真っすぐ進めばいいと書いてある。

それ自体は、ゲームをプレイ済みである僕には、分かり切ったことだが──そんな事よりも、指し示された道自体がとても厄介だ。


祭りか何か、催し物でもやっているのかというほど、人ですし詰め状態の街道。

元のゲームでも、ここを人にぶつからずに走り抜けるのは難しいくらいなのに──それが、身長も身体の厚みも増えている分、隙間がゼロに等しいと言えるほど狭い。

ただ、道行く女性たちはやたらと身長が高い分、むしろ股下をくぐればあるいは、とも思うが──あの体重がありそうな肉厚の身体に、間違って踏んづけられたら、骨の一本や二本は持っていかれそうだ。


どうも、諦めて真っすぐに道を抜けるしかないらしい。

僕は覚悟を決めて、なるべく目立たないよう身を屈めながら、馬車置き場の隅から飛び出した。


途端、出鼻をくじかれるように、うっと喉が詰まる。

まず目の前を通ったのは、むちむちくねくねと、レッドカーペットを歩くハリウッド女優のように、やたらと猥雑に腰をくねつかせながら、尻肉を振りたくる圧倒的なデカケツの女性。

そのボディラインをひたすら強調するように、水にでも濡らしたかのごとく、ぴっちりと身体に張り付く、娼婦風の薄っぺらい洋服を着込んで歩く姿は、どれだけ精液を抜かれた後でも、関係なく勃起を煽るくらいちんぽに悪い。


その奥からすれ違うのは、これまた涼し気な顔で歩いているけれど、現代社会なら一分もしないうちに警察が飛んでくるような、布面積の少ない露出狂のような痴女だ。

股下何センチどころの話ではなく、鼠径部まで見えてしまっているような、凶悪なハイレグじみた角度のホットパンツを着込み、臍を出して胸元で布地を括る、ビーチスタイルの格好をした彼女は、見た目だけは溌剌としていて、健康的でスポーティな小麦肌をしているのがタチが悪い。

どうにも性に疎そうな、ボーイッシュな顔立ちをしているくせに、もはやパイズリを誘っているとしか思えない、胸の谷間だけをぱっくり開けた、有り得ないシャツの着こなしをしているのだから、もう目線が奪われて仕方がない。


──広場に目を向ければ、どいつもこいつも、そんな格好の女性ばかりだ。

がやがやと、楽し気に談笑する声は、どれもこれも甲高く、黄色い。

当たり前だが、男の声なんかどこからも聞こえなくて──まるで、女子高にでも忍び込んでしまったかのような、背徳的でぞくぞくとした興奮に襲われる。


そして、何よりも──ここにいる女性は、全員が例外なく、これ以上好きになることが不可能なほど、僕を好いている。

現実感が遠のき、頭がくらくらするような、どうしようもない現実。

僕は、それに抗うように、ネズミがリビングを駆けるがごとく、こっそりと誰にも目を向けられないように、口元をシャツで隠しながら駆けだして──正面から、歩いてきた女性と目が合う。


その服装からして、恐らく、魔導士の人だろうか。

いかにも堅物そうな、気を張ったしかめっ面と、その性格を表現するかのように真っすぐな、腰から提げた鉄の杖がよく似合う。

服装も実にまともで、あのふざけたビキニアーマーの戦士さんとは違い、装飾のない厚手のローブを、肌を露出させることなく着込んでいて、とても真面目そうな人だ。


──この人なら、ちゃんとした倫理観を持っていそうだ。

僕が急に抱き着いて、おっぱいを正面から揉み散らかしたりしても、しっかり怒って罰してくれそうで、かえって安心する。


目を合わせたまま、僕は軽く会釈して、その人の隣を抜き去ろうとして──

途端、視界が一面、ピンク色に染まった。


【SYSTEM MESSAGE:魔導士ソーンの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:魔導士ソーンに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:魔導士ソーンに状態異常『魅了』を付与しました】


──え、あ、あ……!?


それと同時に、視界にメッセージウィンドウのようなものが、現れては消えて、現れては消えて。

ウイルスに感染したパソコンのように、凄まじい勢いで開いては閉じてを繰りかえす。


それと同時に、魔導士さんの身体中から、そのお堅い雰囲気に似合わない、ポップなハートマークが飛び出ては、ぱちんと弾けて消える。

そして、気が付けば彼女の瞳孔の中には、これまた小さなハートがくっきりと刻まれていて。

心なしか頬は赤らみ、とろりと陶酔したように瞳が蕩けて、ぽやぽやと心ここにあらずな表情を浮かべている。


──じっと、僕のことを見つめている。

じっと直立したまま、瞬きすらせずに、僕を見つめたまま決して動かない。

大きな白熊のような、厚みのある身体の上に脂肪の乗った、生物としてあまりに強そうな巨躯を、こちらに向けたまま、彼女は僕を狙っている──。


じり、と一歩分、後ずさりをする。

追いかけられるわけではないが、目線は絶対に外されない。

質量すら感じるくらいにじっとりと、粘りつく糖蜜のような好意が、僕に向かって浴びせかけられている。


それは、秒数にしてみれば、ほんの十秒にも満たない間のことだった。

それでも、こんな人通りの多い往来で立ち止まっていれば、どうにも目立つのは当たり前のことだ。

であれば、あんなところで突っ立って何をしているのかと、周囲から視線が集まるのもまた、当たり前で。


【SYSTEM MESSAGE:市民シュテルの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:市民シュテルに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:市民シュテルに状態異常『魅了』を付与しました】


【SYSTEM MESSAGE:商人リャミィの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:商人リャミィに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:商人リャミィに状態異常『魅了』を付与しました】


──四方八方から、ぽわんという間の抜けた効果音が鳴り響く。

辺り一面に、まき散らされるハートマーク。

そして、恐る恐る視線を横に向ければ、服から母乳を染み出させている女性たちが、股ぐらを濡らしながら、僕をじいっと見つめている。


──全力疾走した後のように、息が上がる。

冷や汗なのか何なのか、とにかく汗が出て、背中が冷たい。

僕はとにかく、その場に居たくなくて──何も考えられずに、街道を走り出した。


”一目惚れ”に”魅了”、それはどちらもゲーム内で聞いたことのあるフレーズだ。

会話などを行う時、両者の間の魅力のステータスを参照して、そこに一定以上の開きがあったなら、状態異常として付与することができる。

そして、もし魅了や一目惚れの状態異常にかかった時は、先ほどのようにシステムメッセージとして表示されたり、ハートマークのエフェクトが出たりと、視覚にも分かりやすく表示されるというのが、ゲームでもお馴染みの処理だ。


お馴染みの処理だからこそ、驚いて、戸惑って、そして恐ろしく思ってしまった。

だから、思わず逃げ出してしまったのだ。


驚いたと言っても、先ほど見たように、突然システムメッセージが表示されたり、あんな非現実的なエフェクトが出たりしたことに対してではない。

それも確かに、びっくりしたと言えばそうなのだが──それはとりあえずは置いておいて、問題なのは、その内容だ。


このゲームに置いて、最も強い状態異常。

それは、石化でも麻痺でもなく、ましてや即死でもない。

一番、かかってはいけない状態異常、それは他でもない──魅了なのだ。


何故なら、それは、それは──


「……あら?」


──などと、考え事をしながら、走っている最中。

前もろくに見ず、俯いたまま急いでいることが災いして、何かにぶつかり撥ね飛ばされてしまった。


何か、トランポリンのように弾力があって、それでいてやたらとふかふかしたもの。

それが、ぶつかり弾けると同時に──魅力的な女性特有の、蜜を煮詰めたような甘いフェロモン臭に、少しだけ汗っぽい匂いが立ち上る。

ほんの少しだけ生々しい匂いが混じることで、ただバニラエッセンスのようにいい匂いで終わるのではなく、下品に性欲を煽り立てる雌の体臭となるのが、また色めいていて。

そして何よりも──それにぶつかった瞬間、まるで泥の塊に飛び込んだかのように、身体が丸ごとうずもれるほど、柔らかでふくよかで豊満な、とびきりちんぽに悪い弾力が体に満ち満ちて、脳髄に稲妻のような幸福感が駆け上った。


全身を、まっすぐに、押し付ける。

たったそれだけで、むしろ僕の方が、強い魅了を受けたかのように、酩酊を引き起こす──それはまさに、先ほど馬車の中で嫌と言うほど味わわされた、女の媚肉そのもの。


むっちむちの肉に弾かれ、尻もちをついた僕は、唖然として目の前を見上げる。

すると──それはそれは、もう、息をのむほどに。

ずしんっ……♡という効果音が、どうしようもなく重たく、その肉の柱は天高くそびえていた。


たっ……ぷりと。

僕の身体の幅ほどもある、容赦なく肉付いた太ももが、独特なくねりを描きながら、尻肉へ上るにかけて、豊満に肥っていく。

人を一人潰すくらい、造作もないと言わんばかりに、巨大すぎる尻肉は、まるで釣り天井の罠のように、威圧感がある肉感だ。

そんな下半身を──確か、ドンタンドレス、と言っただろうか。

ティッシュほども薄っぺらくて、やたらと身体の曲線を強調しながら張り付く、男の射精を促すためだけの薄布が彩り、もはや匂い立つほどの淫蕩さを浮かべている。


──全身に、じんじんと、あのぶつかった瞬間の柔らかさが残って、起き上がれない。

心臓が張り裂けそうなほど鳴り、腰が溶けるように熱くて、頭がぼんやりと霞みがかったように何も考えらない。

もう、一生性癖が捩じれ狂って、死ぬまで130センチ強の現実離れしたデカケツでしかシコれなくなるほどの衝撃。

そんな快感をもたらした、凶悪極まりない下半身が、くるりと優雅に回転して、こちらを向く。


──下半身に、それほど圧倒的な魅力の塊があるというのに、上半身もまた、それに負けず劣らず、贅沢な身体つきをしていた。

ややむっちりと、指でつまめる程度に肉の乗った腹に、暴力的なまでに大きく育った爆乳。

そして顔立ちも、まず言うまでもなく美人であるが、その上で、おっとりとした垂れ目に困り眉が特徴的である。

その一方で、長い睫毛に濃いめのアイシャドウが、どうにも派手さや煌びやかさを感じさせて、何ともセクシーであり──少々品のない偏見にはなるが、女好きな富豪が、大金を貢いで娶るような、いかにも魔性で男の扱いが上手い若妻といった様相だ。


現世に彼女が居たならば、それはそれは飽きるほどナンパされて、飽きるほど求婚されて、より取り見取りに好き放題、金持ちでイケメンで性格のいい男を吟味し尽くした後、この世で最も優れた男性と結婚でもするのだろう。

そう断言できるくらい、少なくとも男にとっては、どうしようもなく羨望の的。

高級という言葉が似合いすぎる、お高く留まって当たり前の、高嶺の花であるはずの女性が──ただ、僕と目を合わせて。


【SYSTEM MESSAGE:市民レインの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:市民レインに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:市民レインに状態異常『魅了』を付与しました】


──その目に、ガチ恋の証を浮かべ、うっとりとため息を吐いた。


それはそれは、心から恋慕に浸るように、じっとりと長いため息だった。

自分の胸の中にある、どうしようもない熱を吐きだすかのように。


何か途方もなく、怪物じみて重たい恋愛感情を感じさせる、その佇まい。

その感情に負けないほど、これまたどっぷりと重く、こってりと濃い乳脂肪を揺らしながら──腰を抜かしへたり込んだまま股ぐらだけを勃起させた、情けない眼下のマゾオスを、嘲るでも憐れむなく、むしろ何より格好いい憧れのハリウッド俳優を見るような目で、眺めている。


獲物を狩る、ハイエナのような視線。

それを向けたまま、やがて彼女は──僕を引き起こそうとしたのか、その手をこちらに伸ばしたまま、僕に目線を合わせるように屈む。

たった、それだけの行為が──僕にとっては、殺人的なおっぱいが、天から降り注ぐかのように感じてしまう。

それこそ、僕を押しつぶす、落石のトラップの如く。

僕の身体を、ちんぽごとぺしゃんこに潰し、今度こそ性癖をぐちゃぐちゃに破壊し尽くして、二度と自分から離れられないように、ハエトリグサじみて僕の身体をおっぱいの中に閉じ込める。


そんな、おっぱいへのトラウマから引き起こされた、被害妄想にも近い想像から。

僕は思わず──あ、あ、待って……♡と。

マゾ丸出しな、情けのない悲鳴を、女性に向かって投げかけた。


自分を助けるため、わざわざ手を差し伸ばしてくれた女性に向かって、やめて、待って、と。

百年の恋も冷めるような、ひどく間の抜けたマゾ声で、そう懇願したのだ。


そんな僕の行動に、彼女は怒ったりなんかしない。

もちろん、失望することもないし、呆れることも嫌がることもない。


ただ──僕の命令に従って、ぴたりと、待ってくれた。


僕は、その姿を見て──ぞくりと、いよいよ精液を漏らしてしまうほどの、途方もない興奮に見舞われたのだ。


──魅了、ないしは一目惚れという状態異常は、その語感の間抜けさに反して、恐ろしいものだ。

みんなのトラウマ、なんて言葉は安っぽいけれど、一度でも間違って食らってしまった人の脳裏には、確かにその恐ろしさが刻まれているはずだろう。

何せ、魅了というものは──基本的に、不治。

一度でもかかったら、もう終わりなのだ。


それには、確かな理由がある。

何故ならば、魅了という状態異常は、ただ行動不能になるのではなく──魅了をかけた相手にとって、都合のいい行動を繰り返す、傀儡にするものだからだ。

強いキャラクターを寝返らせて、仲間だったものにけしかけ、諸共全滅させる。

持ち物を貢がせて、剥ぎ取るだけ剥ぎ取ったら、無一文の素寒貧になったまま捨ててしまう。

そして、魅了が切れそうになったなら、手元に呼び寄せて正面から魅了攻撃を食らってもらう。


魅了の術者には絶対服従。

自分の命も惜しまず、ただ魅了をかけてくれたご主人様のためだけに、文字通り全てを投げうって奉仕するだけの存在にさせられるのだ。


──つまるところ、自分という存在が丸ごと、相手のものになる。

資産も権力も能力も、全部全部貢がされてしまう。

それが、魅了というものの恐ろしさなのだ。


だからこそ、魅了という状態異常は、普通にプレイしていれば掛けることも掛けられることもないように設計されている。

自分が魅了を駆使して戦おうと思ったら、普通上げるべき体力や力、素早さや知力などのステータスをほぼ全て犠牲にしなくてはならならず、おまけに装備も固定される始末。

むしろ普通に冒険するよりもよっぽど苦しい冒険を強いられるため、言わば通常プレイに対する縛りプレイのような扱いをされているし、そこまでお膳立てしても魅了を行使できるのは、数少ない異性のキャラクターのみだ。

そこまで対策しないと、簡単にバランスがぶっ壊れてしまうほど、この状態異常が強力ということなのだろう。


──けれど。

今、この世に居るNPCは、チートの影響で全て僕への好感度が最高値に達している。

そのせいで、僕を認識した瞬間に、好感度が一気にゼロからマックスまで変動してしまい、その落差が大きすぎるから、”一目惚れ”を引き起こして魅了させられるのだ。

そして、尚且つ、この世界には、男は僕一人で、残りは全員、女性だけ。

魅了の対象内である、異性だけがこの世界に暮らしている。


──正気を失ったような、光のない瞳で、彼女は黙って待っている。

言いなりだ。

どんな命令であろうと、嫌だと思う事すらなく、ただ喜んで従ってくれる。


どくん、どくんと、心臓が脈打つ。

──こ、こっち、来てっ……♡

気が付けば、僕は彼女の手を掴み、そう命令していた。


引っ張って、連れて行く先は、周りから見えにくい、建物の物陰。

家と家の隙間の、野良犬以外には誰も見ようともしない、暗くて狭いところに、彼女を引き込む。


ほとんど、無意識の行動だった。

なんでも言う事を聞いてくれるどころか、命令すればするほど喜んで、好感度が上がってしまう、超美人で死ぬほどスタイルが良くて、僕のことが大好きすぎるマゾオナホ。

むっちむちのケツを、だぷんだぷん跳ねさせて、安産型の広すぎる骨盤を左右に振りたくる、いかにも孕ませ甲斐のある雌が、そんな都合のいい存在になってくれると知ってしまったら、もうオスとして抑えがきかない。


後ろ、向いて。

それで、壁に手をついて、こっちに腰を曲げて。


心臓が跳ねすぎて、言葉が喉元で詰まってしまい、短く途切れるような命令になってしまったけど、女性はそんなこと気にも留めない。

ただ、布越しにすら肉厚な大陰唇すらくっきりと見える、濃厚な肉付きの女性器を、こちらに向けて差し出すだけ。

どっかりと無礼なまでに巨きく育ったデカケツを、僕の目の前に突き出し、火傷しそうなほどびしょびしょに濡れそぼったまんこの熱を、僕に突き付けるだけだ。


──苦しいのに。

男の精液を気持ちよく搾るためだけに、現実では到底あり得ないほど、乳や尻だけをむっちり肥らせた、電子上の淫魔とも言うべき存在に、とめどなく精子を吐きださせられるのは、気が狂うほど幸せすぎて辛いんだと、あれほど理解させられたのに。

ぶよぶよとただ柔らかいだけではなく、適度なハリと弾力、もっちりとした吸い付きに潤いと滑りを兼ね備えた、現実には絶対にあり得ない、脂肪と呼ぶより淫肉とでも言うべき肉を、たっぷりと身体に練りつけられると、たった一擦りで脳みそもちんぽも天国までぶっ飛ばされると、分かっているのに。


もう、絶対にやめられない。

どちらが魅了にかかっているのか分からないというほど、僕もまたこの女性に惹き寄せられて、もうめちゃくちゃにちんぽを擦りつけることしか考えられない。


目の前に、どっしりと立った尻肉が、呼吸に合わせて左右に揺れている。

この、頭が馬鹿になるほど柔らかい肉に、全身を叩き付けてしがみつく悦びを、僕はもう脳裏に刻み付けられてしまっている。


まず、太腿を手のひらで撫でた。

しっとりと汗で湿っているが、サテンのような下半身の生地のおかげで、うっとりするほど触り心地がよい。

このまま永遠に、ここで朽ち果てるまでこのデカ尻に痴漢していろと言われても、全く苦痛ではない。

撫でれば撫でるほど、無限にセクハラの快感が尾を引いて、もう一回、更にもう一回と、何度でも尻をすり撫でていたくなる。


満足感に満ち溢れるのに、更なる快感を目の前にぶら下げられて、もどかしく焦らされる心地。

極上の女にしかあり得ない、至福の据え膳を垂らされて──僕は、我慢する理由もなく、思いっきりそれに飛びついた。


僕の胸元まである、冗談みたいに長くて太くて高いおみ足に、服も脱がずに抱きつく。

それでも流石に、全身を下半身の肉に飛びつかせようとしても、頭が飛び出る程度には高さが足りなかったが──あまりの恍惚に腰が引けて、へっぴり腰になっている今の僕には、あつらえたように丁度いい高さだった。


両腕で、抱き枕を抱くように、しっかりと太ももにしがみつく。

まるで、抱えきれないほどの宝物を、それでも金貨の一つも落とすものかと、浅ましく抱きかかえるような、最大限の肌面積を密着させる、欲望丸出しの抱き着き方だったが──それでも、あまりに太ももに肉が付きすぎて、前まで指が回らない。

テーブルに所狭しと並べられた、満漢全席のご馳走が、食べても食べても無くならず、お腹いっぱいになって少し余ってしまうような、質も量も過多すぎるからこそ起こる、贅沢すぎる持て余し。


しかもそれは、相手はたった一人しかおらず、おまけに下半身という、たった半分の魅力しか味わっていないのに発生しているというのだから、もう。

まるで、抱ききれないほど極上のハーレムを味わっているような、酒池肉林の錯覚。

性的魅力が違いすぎるからこそ成立する、一人ハーレムという規格外の極楽に、僕のとことん酔い痴れて、身震いを起こした。


その恍惚と多幸感を、逃がさないうちに、思いっきりケツ肉に顔をうずめて、息を深く吸いこむ。

今日は時に、暖かくて日差しの強い日だから、こんな谷間の深いデカケツは、特に蒸れることだろう。

じっとりと汗染みは深く、そしてそこに、静かな興奮と恋慕に溢れるほど濡れた蜜が合わさって──噎せ返るほど、濃い雌の匂いがする。

こんなに濡れているのに、全く不快な匂いなんかせず、むしろどれだけ濃くても夢中になって嗅いでしまうほど、ちんぽ好みする匂いがするのだから、全くもって不思議だ。


「ん…………♡」


ぐりぐり、顔を左右に振って、尻肉のダイナミックな波打ちを愉しむ。

たっぷんたっぷん、噓くさいほど揺れるのに、それ以上に高く、ちんぽに快楽の波が打った。

背筋の甘ったるい痺れはもう最高潮なのに、嗅げば嗅ぐほど、抱き着けば抱きつくほど、硬く硬く、ちんぽに芯がこもってゆく。


そして、それをとことん助長する、聞き逃すほど静かな女性の喘ぎ。

女優が演技をするAVのような、噓くさい喘ぎではなく、喉の奥から意図せず漏れたような、小さく低い声が、また金玉を煮込ませる。


ふー、ふー、茹った吐息を漏らし、ひたすらに、抱き着き甘えんぼに耽るだけ。

無理やり精液を盗まれるような、あの馬車内の雌肉プレスとは、似ていながらも全く違う、じっくり炙られる快感に、背筋が仰け反る。

向こうから勝手に甘やかされるのではなく、自分から能動的に甘えられる分、決してきつくなく、自分の好き勝手に雌肉に溺れられるのが、とにかく良すぎて。

むしろ、前よりも深く、雌肉の快感を脳みそに刻み付けられて──帰りたく、なくなる。


太ももに抱きつく指を、名残惜しくもさわさわと、鼠径部を撫でさせてから、指を上に昇らせて、腹肉を少々弄ぶ。

腰を軽く曲げているからこそ、艶やかに引き締まり、強調されているヘソ周りの丸み。

ひどく女性的にくびれて、すべすべしっとり柔らかな、射精煽りの腰を撫でつつ、指をそのまま更に上へ昇らせて。


腋をぴんと張り、身体の線に沿い腕を伸ばすと、手のひらいっぱいに満ちて、指の隙間から滑らかなプリンのように溢れてゆく、至福の重み。

胸から垂れた肉房が、至高の乳脂肪をこさえて、ずっしりたぷたぷ、僕に悦んでもらうため揺れている。


もちもち、もちもち、もっちもっち……♡

体の前半分を、丸ごと尻と太ももの間にうずもれさせながら、両掌を余裕のメートル超えおっぱいで遊ばせる、男の夢とも言うべき豪華絢爛なちんぽ遊び。

こんなに美人で、僕のことが大好きで何でもいう事を聞いてくれる、バストもヒップも100センチを二回りか三回り超えている、それでいて太ってもなくむしろスタイル抜群の美女に、お尻もおっぱいも好き放題に揉みくちゃにさせてくれるセックスなんて、地球上で、いや歴史上で、一人でも味わったことがあるだろうか。

イケメンで成り上がりなベンチャー企業の社長も、アラブの大金持ちな石油王も、古代の独裁政権の王様ですら、今の僕を見たら血涙を流して羨むだろう。


その優越感を、抱き着く力に変えながら、むぎゅうぅぅ~~~っっ……♡♡♡と、一つ大きく尻肉にハグをかます。

ずり、ずぅり、ずりずりずりっ……♡

全身がちんぽになったような、異常な多幸感に浸りながら、半開きの口から喘ぎを漏らしつつ、腰を押し付けズリ回す。

へこへこ、へっこへっこ、ズボン越しにちんぽを押し付け、柔肉の圧迫を全身に沁み込ませながら──僕は、腰回りをくねらせた。


これ、駄目だ、蕩ける……♡

もう、元の人生に、戻れなくなる……♡


そんな、ごく当たり前のことに気づくのは、脳みそまで精液に成り果ててからのこと。

ちんぽが完全に、この極上の雌を確実に孕ませようと、精液をこってり煮詰めて無駄打ち射精の準備をしてからのことだった。


ふ、ふ、ふ──♡と、腰をぱこぱこ打ち付けるのに合わせて、短く吐息を漏らす僕は、そのシルエットだけを見たら、男らしく女性に腰を振っているようにも見えるだろう。

だけど実際は、お互い下着どころかズボンも脱がないまま、ただ駄々をこねるように太腿に甘えているだけなのに、間抜けにもこれはセックスだと勘違いしたまま、僕が勝手に孕ませごっこをしているだけ。


なのに──女性は、僕の行為のかっこよさに浸るように、うっとりと目尻を下げたまま、ただ僕を悦ばせるために、じっと壁に手をついて、尽くしっぱなしになってくれている。

何も、不思議なことはない。

だって彼女は──僕に”一目惚れ”してしまっているのだから。


頬が勝手に緩んで、吊り上がる感覚。

この、死んでしまいそうなほどの幸運と幸福は、このたった一度の射精だけではなく、手放さない限り確実に続いていくという確信に、思わず笑みがこぼれる。

明日は何をしようかと、都合の良すぎる妄想がとめどなく湧き上がるけれど、その妄想は全て妄想以上の快楽と多幸感を以て、叶えられてしまうのだ。


はっふぅ……♡と、一つ、大きなため息を吐く。

そうしながらも、むしゃぶり付くように、ひどく自分勝手に、女性の尻に顔面を突っ込んで──


「……おい、そこの二人、何をしている?」


──突如、訝し気な声が、横から響く。

驚いて、びくんと腰を跳ねさせながら、その声の主を見ると──そこには、この街で働いているであろう、警吏の騎士のような女性が立っていた。

きっと、物陰で僕たち二人が、隠れながらもぞもぞと抱き合っていたから、怪しんで話しかけてきたのだろう。


普通、こういう場合は、焦るべきだ。

物陰に女を連れ込み、言いなりにしたまま許可もなく──いや、あると言ってもいいか──下半身を擦り付け、セクハラの限りを尽くしているのだ。

公共の場で、そんな真似をしている僕は、処罰を食らって当然と言える。

場合によっては、気性の激しい騎士ならば、その場で切りかかられることもあるかもしれない。


でも、僕はむしろ、彼女が来たことによって、より激しく勃起を強めて。

射精で脳みそを一杯にしながら──ただ一言、その騎士に向かって、呼び掛けた。


──こっちきて、べろちゅーしてっ……♡


【SYSTEM MESSAGE:騎士ヴェルデの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:騎士ヴェルデに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:騎士ヴェルデに状態異常『魅了』を付与しました】


──あまりにも不躾で、あまりにも失礼な、僕のおねだり。

だけど当然、彼女はその呼びかけを、断るはずもなく。


「ん、承知、した……♡」


主君に忠誠を誓うが如く、恭しく膝をつきながら、お尻から顔を上げた僕に、ぷるっぷるの唇を差し出して。

初対面であるはずの僕に、恋人にするよりも、更に強烈に、そして熱烈に──遠慮なく、貪るようなキスを、かました。


ぶっぢゅうううう~~~~~っっれろれろれろれろんっにゅらにゅらにゅらにゅらぁっずるるるるっ……♡♡♡


ぷはっ……♡♡♡


はーっ……♡♡♡はーっ……♡♡♡


んっぢゅううう~~~~んっ……♡♡♡べろべろべろっんべぇろべろれろれろえろえろえろぉ~っ……♡♡♡


──初めて味わう、キスの味。

それは、所詮キスなんて、唇同士をくっつけ合わせるだけの、恋人が愛情を確かめ合うためだけの儀式であるという──童貞の侮りを、真正面からブチ壊す、快感そのものの塊だった。


セックスだ。

これ、セックスでしかない……♡♡♡


やたらと顔のいい、イケメン王子様風男装デカパイ騎士様に、それこそ白馬の王子様のごとく、クールに唇を奪われたというのに、もはや心臓をときめかせる暇すらない。

脳髄を啜り取られ、代わりに快感をとめどなく流し込まれるような、えっぐいベロキスに、目を白黒させながら、蹂躙されるしかなかった。


「ん、ふぅっ…………♡♡♡」


──どぐん、どぐん、どぐん、どぐん、どぐん……♡

気が付けば、パンツの下で、ちんぽが一定のリズムで脈動を繰り返している。


騎士が行ったキスのせいで、脳みそもちんぽも痺れ切っていて、自分が絶頂しているかどうかすら、分からなかったのだ。

ただ、ひたすらに──紐がほどけていくように、身体がバラバラに蕩けていく。

自分自身が、甘ったるい生クリームになっていくかのごとく、ただただ凶悪な酩酊に、意識が支配される。


身体に力を入れる方法すらも思い出せなくなる、極限の恍惚。

浅ましくも無意識に、ぎゅう~っ……♡と太腿を抱きしめることだけはやめることなく、ただただ目にハートマークを浮かべて、あまりにも後味のよすぎる、お漏らし射精を行った。


どくん、どぷん、どっぷん、どぷん、どぷん。

どく、どく、どっくん、どぽ、どぽ、ごぽぽっ……♡


永遠にも思えるくらい、長ったらしく続く、吐精。

勢いがなく、壊れた蛇口が水を垂れ流すような射精だが──脈打つごとに、視界が真っ白に染まるほど、その官能は強烈極まりない。

呼吸をすることも忘れるほど、暴力的な甘ったるさに、ただただ浸らされる。

現実離れしてえっろい雌肉に、現実離れした快感を叩き込まれる。


もう、まともな射精では、絶対に満足できなくなる──。


太腿にしがみつき、騎士さんに耳をにゅらにゅら舐め回してもらいながら、路地を眺めた。

一人、二人、三人、四人──目の前を歩き去る人を数えることすら困難なほど、ここには人が溢れている。


──その人たちは、一人一人が、全員、これ。

この、もう死んでしまっていいと思える、強烈に人生観を変える肉感を、その身に秘めている。

全員が、例外なく。


ふうぅぅぅぅっっっ……♡と、これまでで最も深く、息を吐いて、腰の震えをもよおした。

もう、今までと同じ目で、人間のことを見られない。

これから僕は、ただ広い路地を見るだけで、まるで天国の一番深い場所に居るような、至福を覚えてしまうだろう。


すりすり、尻肉に愛おしく頬ずりをして、快感に染まる頭で考える。

僕はこれから、どこに行っても、天国。

退いても天国で、留まるのも天国。

もう、この世に極楽にならない場所なんかないと、理解して──僕は、両隣の女性に、命令する。


──ホテル、ホテル行こっ……♡♡♡


もう、とことん、堕落することしか考えられない。

お金がないから宿には泊まれないだとか、そんな常識的なことすらも思い出せないくせに──そんな常識が、障害にならないことだけは、本能で理解している。

頭がすかすかのスポンジのようになっているくせに、大きなベッドに女性を並ばせて、そこに飛び込んだら死ぬほど気持ちいいという事だけは、ちんぽで分かっている──。


当然二人は、そんな欲望まみれな懇願に、嫌悪感を示すはずがない。

むしろ、『ああ、こんなに私達を求めてくれるなんて、なんと格好いい人なのだろう……♡』『ああ、こんなに女性を侍らせて、丸ごと抱いてくれるなんて、男らしく逞しくて、素敵すぎます……♡』と、好感度が上がるよう都合よく解釈してしまう。


二人は、僕を自身の爆乳に埋めるように、僕を抱き上げる。

その体格差からして、まるで赤ちゃんを抱っこしているかのようだ。


むんっにゅうり……♡

ひどく暖かく、ひどく甘い匂いがして、おぞましく柔らかくて気色良い。

男を誑かすのに、これ以上はないという乳魔じみた乳肉に、僕はたっぷりと甘えさせられる。


二人は、ただ黙って、僕のおねだりを聞いてくれる、

ここから一番近いホテルに連れて行く──つまり、この広場に堂々とそびえる、王室御用達の三つ星ホテル。

全世界のセレブが憧れの的にしており、世界中の大富豪たちが海を越え空を越え、わざわざここに泊まるためだけに脚を運ぶ場所とされている、そこ。

その宿泊費は通常の宿屋のおよそ五千倍という破格の値段が付けられているため、ここに一泊するだけで、店売り最強のオリハルコン製の武器ほどのお金が飛んでいってしまう場所だけれど、愛しいこの人が連れていけと言うなら、連れて行くだけだ。


──例え、僕はただ、ベッドがある場所でセックスしたいと、そう願っただけだとしても。

運悪く、そこにホテルという体を成して、プレイヤーに巨額のお金を払わせるための、サブイベント用の施設が建っているから、仕方がない。

そして、ゲームにおいては容量削減のため、エントランスと外観しか作られていないハリボテだったそのホテルは、この世界においてはもちろん細部に至るまで具現化されており、大陸最高峰のサービスをもたらす、極上と名高い絢爛な桃源郷となっているのだから、僕は二重に不運だった。


だが、今の僕には、そんな事は理解できない。

今から僕は、現実的な価値観にトドメを刺されて、セレブ女性のヒモになりながら甘ったれまくることが当然になるまで、王族並のVIP待遇を受けながら、最上階のスイートルームに連れられることなんか、想像することすらできない。


ただ、逃げられないおっぱいの揺り籠に抱かれながら、度々浮かぶシステムメッセージを、なす術もなく怯えながら、眺めるだけだった──。


【SYSTEM MESSAGE:僧侶フィリアの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:僧侶フィリアに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:僧侶フィリアに状態異常『魅了』を付与しました】


【SYSTEM MESSAGE:戦士バーガンディの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:戦士バーガンディに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:戦士バーガンディに状態異常『魅了』を付与しました】


【SYSTEM MESSAGE:踊り子ルーリィの好感度が最大になりました】

【SYSTEM MESSAGE:踊り子ルーリィに状態異常『一目惚れ』を付与しました】

【SYSTEM MESSAGE:踊り子ルーリィに状態異常『魅了』を付与しました】

            

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POSTEDJun 30, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026