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限界中年男性、ゼノブレイド2とのコラボイベントで爆乳美少女をお持ち帰りする。(前編)

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限界中年男性、ゼノブレイド2とのコラボイベントで爆乳美少女をお持ち帰りする。(前編)
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Pixivで連載している下記のシリーズの幕間・イベント的な作品、ゼノブレイド2とのクロスオーバーでのお話になります。

魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、マジカルチンポを代表とする魅了チートで、ゼノブレイド2のヒロインのホムラとヒカリを堕としていくお話です。


【プロローグ】

【ゼノブレイド2にレイシフト?! まずはケモミミ超絶美少女のニアちゃんからいただきます♪】


 人類最後のマスター、肝尾拓郎。

 Fate/Grand Orderの世界へと転移してしまった肝尾は、本来のゲームとは大きく異なるストーリーとなった人理の危機を『七つの特異点を踏破』することで人理を修復したことで『開位』指定を受けた、魔術の扱えない魔術師である。

 今、カルデアは人理修復に伴い、痕跡まで消え去ってしまった『人理崩壊』という大災害についてまとめて提出した資料の信憑性を疑われたことで、魔術協会からの追求のための査問団の到着を待つ次第となっていた。


 そもそもとしてカルデアは、国連からの無許可のレイシフトの敢行や七騎までとされていたサーヴァント召喚の上限を超える多用など、人理修復の旅に必要だったものとされても、それは重大な違反行為だとして問題視されている事項も多い。

 恐らくは査問とはいうものの、職員たちは多かれ少なかれある程度の罰則が課せられ監視付きの生活になり、代表者に関してはその地位を間違いなく奪われるだろう。

 カルデアは間違いなく世界を救った集団であるものの、その未来は暗いものだった。



「おぉっ❤ ほぉぉ、ふぎゅぅぅんっ❤ ひぎぃ、ふわぁぁっ❤」



 だが、そんな悲壮感など一切携えていない呑気な肝尾拓郎は今、とある『異世界』に転移してしまい、その中で一人の華奢な体躯の少女を犯している真っ最中だった。



「ふひひ! こ、これは、良いねぇ! よくわかんないところに来たと想ったら、こんなにかわいいケモミミ娘と出会えるなんてねぇ♪」



 灰にも似た銀色の髪を伸ばした中でぴょんと伸びている獣耳が特徴的なその小柄な少女は今、あろうことか野外で肝尾に犯されてしまっていた。

 大きな木に手をついた状態での立ちバックセックスで、身長の割には長い脚を少し背伸びするようにつま先立ちになることで、健気にも肝尾がセックスをしやすいように腰の高さを合わせようとしていた。

 そのことから、この屋外での後背位セックスが決してレイプではなく合意の元のセックスなのだということが伺えた。


「はひぃっ❤ こ、これで、いいんだな❤ 肝尾の、精液っ❤ 受け止めれば……あ、あいつらから受けた、毒ぅっ❤ 消えるんだなぁ❤」

「ぐひひ、そうだよぉ! 適切な場所でしっかりと休めば回復するってモルガンは言ってたけど……呪いは、なにが起こるかわからないからねぇ! ニアちゃんに、しっかりと僕の万能ザーメンを注ぎ込んであげないとぉ!」

「あぁっ❤ な、なら、仕方ないなっ❤ こうして、ふぎゅぅっ❤ 私がぁ、初めてあった肝尾に処女をあげるのもっ❤ ひ、必要なこと……おほぉっ❤」


 この世界はFGOの世界でもなければ、肝尾が死ぬ以前に存在していた現実世界とも異なる世界だった。

 その名も『アルスト』、カルデアが知る常識とは別の常識で構成された異世界である。


 アルストではかつて、『雲海』と呼ばれる特殊な海が広がり、『巨神獣(アルス)』と呼ばれる巨大生物の身体へと国々を作り、生きていた。

 そんな世界は『とある英雄たち』の活躍と神と呼ばれる存在の手向けにより、その雲海を晴らし、巨神獣を大陸として再生した世界でもある。

 取り繕うとこもなく言ってしまえば、『Fate/Grand Order』の世界に転移していた肝尾は、レイシフトの異常によって『ゼノブレイド2』の世界に転移してしまったというわけだ。

 そして今、この場で出会った美少女――ゼノブレイド2のヒロインの一人とも言えるニアを、魅了チートで虜にしてセックスを楽しんでいる最中なのである。


「あぁっ❤ すごい、すごいっ❤ どんな戦闘でも感じたことのない、衝撃がくるっ❤ なのに、すごく気持ちいいっ❤ こ、これが……セックス❤ こんなの知らなかった❤ あぁ、頭が馬鹿になっちゃうっ❤」


 セックス漬けの日々と人理を修復する旅での移動によって、肝尾はぽっこりとした中年太りのお腹とは裏腹にその脚は競輪選手さながらのムキムキなものとなっていた。

 その脚の力を活かして激しくピストンをしていくことで、処女であるはずのニアはすっかり蕩けた表情で、肝尾から与えられる快楽に溺れきっている。

 今のニアは、この世界が『本編終了後のゼノブレイド2』であることを示すかのように、その美しいアッシュブロンドの髪を長く伸ばして二つに結った状態――いわゆる、『ニア(覚醒ブレイドVer)』とでも呼ぶべき姿だった。


「僕のチンポは特別だからね~♪ この手の呪いや毒に対して回復効果があるのはもちろんだけど……ぐひひ、女の子がものすごく気持ちよくなっちゃうらしいんだよね。不感症だった女の子もアヘアヘ喘いじゃうのなんて当たり前だし♪」

「ふぎゅぅぅっ❤ そ、そうか、凄いんだな肝尾は❤ ふぅぅ、ぅぅっ❤ おぉっ❤ イグッ❤ オナニーよりもずっと気持ちいい快感っ、くるぅぅっっ❤」


 そして、なぜニアと肝尾がセックスをしているかというと、肝尾がこの世界に転移をした影響なのかどうかは定かではないが、この世界にFGOの世界観に準拠したエネミーが現れたのである。

 その敵は本来のゼノブレイド2の世界観では登場するはずのないものであり、同時に、いわゆる魔術や呪術に準する力を持った存在でもあった。

 そんな謎めいた敵が存在していることを知ったニア――いや、ゼノブレイド2のメンバーたちは、それぞれが様々な場所で解明のための探索を行い、そこでニアはそのエネミーによる呪いの状態異常を起こす攻撃を受けてしまったところを、肝尾がさっそうと助けたのだ。

 いつものようにブサイクな笑みを浮かべながらも、ある特殊な力を持つ肝尾の笑みは女性にとってはどんな絶世の美男子の笑みよりも魅力的に映る。

 本来はゼノブレイド2の主人公のレックスに恋をしているはずのニアも例外ではなく、キュンと旨を高鳴らせた上に、『治療』という名目でセックスを提案されて、それを受け入れてしまったというのが事の次第だった。


「ひひ、処女だけど激しい運動をしてる子は膜が切れて血が出ないパターンも多いけど、ニアちゃんもそうなんだねぇ。だけど、それでも初めてのセックスは痛いのに……泣きわめいたりしないで、むしろチンポを迎え腰でザーメンおねだりできて、すごく偉いよぉ♪」


 処女であるニアだが、戦闘行為においてもアクロバティックな動きを行う影響なのか処女膜はすでに破かれており、破瓜の血は流れていなかった。

 これを見ても、肝尾は『お、お前ぇ! 僕の前に誰かにヤられてたのか!?』と怒りを示すようなことはなかった。

 人理を救う旅で多くの女性を抱きまくるヤリチンとなっていた肝尾は、人によっては処女であっても破瓜の血が流れないパターンも、珍しくはあるが確かに存在するということを知っているためだ。

 本編終了後というのはこのゼノブレイド2の世界だけではなく、肝尾もまたストーリーモードを終わらせて、オナホや性奴隷、都合の良い恋人などをたくさん集める『やり込み要素』を楽しむための本編終了後な肝尾なのである。


「おひぃ、ぉぉぉっ❤ や、やばいっ❤ それやばいっ❤ オチンポでガンガン突かれてるお腹を、外側からナデナデされてオマンコと子宮を褒められるのぉ、気持ち良すぎるっ❤ 幸せすぎるぅぅっっ❤」

「良いんだよ、治療だからって辛いと決まってるわけじゃないからねぇ。せっかくなんだから気持ちよくなっちゃおう。大丈夫大丈夫、おかしなことなんかじゃないよ!」


 そんな処女のニアを優しく労うように、『ニヤニヤ』と下衆な笑みを浮かべながらお腹を『ナデナデ❤』と雑に撫でてやれば、それだけでニアは全身を大きくピィィンと反らして、例えようもない快感の嵐に叩き込まれてしまうのだった。

 明らかに過剰な反応である。

 だが、これこそが肝尾が持つ『特別な力』なのだ。


「あぁ~、もう無理っ❤ 誤魔化すの無理っ❤ そんな優しくナデナデされて、かっこよく微笑まれて、気持ちよくチンポでズポズポされたら、好きにならないわけじゃないじゃんっ❤ 性格もいいしぃっ、体つきも包容力あるし、嫌いになっちゃう要素全然ないの卑怯すぎるだろっ……❤

 ああ、もうっ❤ 好き、好き好きぃ❤ まだあって数時間も経ってないのにぃ、肝尾のこと大好きになっちゃったぁ❤」


 そう、肝尾が持つ特別な力とは、どんな女性もあっさりと自分に恋をさせる、あるいは愛を抱かせる、場合によっては狂信者のように盲信させることができる、『魅了チート』なる恐ろしい力なのである。


 ニコリと笑えば相手の顔をポッと染めさせる、『ニコポ』。

 ナデナデと相手の頭を撫でれば相手の顔をポッと赤らめさせる、『ナデポ』。

 そして、そのチンポを突きつけるだけで相手を腰砕けにし、セックスをすれば魂レベルで自身の奴隷へと貶める『マジカルチンポ』。


 他にも体液やフェロモンなど、様々な部分で魅了の能力を持っている肝尾だが、この三大魅了チートは別格の強さを持っていた。

 その力の凄まじさは、今もこうして、本編終了後ということでゼノブレイド2の主人公であるレックスに恋をして、更に続編ではその子供を出産していたであろうことまで明かされたニアが、容易く肝尾へと永遠の愛情を誓わせてしまうことからも明らかだろう。


「ふひひ、かわいいねぇ、ニアちゃんは! 僕は博愛主義者だからね、もちろんニアちゃんの気持ちを受け入れるよっ! だから……そらっ! その身にかかった呪いを解くために、中出ししてあげるからね!」

「うんっ❤ 射精してくれて、構わないからっ❤ ち、治療だからじゃなくて……肝尾のことが好きだからっ❤ だからいっぱい、いっぱい射精してくれぇっ❤」


 ニアのキュウキュウとキツめに締め上げてくるオマンコの、ザラザラとした心地よい感触を味わいながら肝尾の腰の動きが更に速くなる。

 オマンコの内部でチンポを巻き込むようにビクビクと痙攣しているその気持ちよさに、肝尾はついに、つい数時間前まで他の男を慕っていた処女オマンコへと射精をしていくのだった。


「いいよ、イッてあげるっ! これでニアちゃんは……僕の女だぁ!」


 どびゅるるっ! びゅるる、びゅびゅぅ! どぶびゅぅ、びゅっ! ぶっぴゅるるぅぅ~!


「ふぎぃぃっ❤ おぉぉ、ぐるぅっ❤ あっつい精液、流れ込んでくるぅっ❤ おぉ、ダメダメ、これダメっ❤ レックスのこととか完全に忘れるっ❤ あんなに大事だった想いが薄れるのに、肝尾が好きすぎてどうでもよく感じちゃうぅぅっ❤」


 勢いよく精液を流し込んでいく肝尾に対して、ニアはその身体をぶるぶると痙攣させていく。

 その痙攣はひどく長く続いており、それこそ肝尾の射精が終わってもまだ痙攣が止まらずに、その振動をオマンコ内部へ伝えて、射精後の敏感なチンポをマッサージをしているかのようだった。


「おひぃ……ほぉぉ……おほぉぉ~……❤ き、気持ち、いいぃ……❤ 肝尾、好きぃ……❤」

「ふひひ、なかなかにいいオマンコだったよぉ。『前菜』や『お通し』代わりのサブヒロインにして豪華すぎるぐらいかもね♪」


 肝尾がチンポを引き抜くと、ニアはガクリとそのまま地面に倒れ込んでいく。

 魅了チートによる強烈な幸福感と快感によって、アクメ失神をしてしまったのである。

 そんなニアをニタニタと意地の悪い笑みを浮かべながら見下ろすと、なんとも不穏な言葉を漏らしていく。

 そして、その本来であれば不快感を煽るような笑みを浮かべたまま、振り返った。


「モルガン、カルデアとは連絡が取れるかなぁ?」

「いいえ、あいも変わらずにうんともすんともしません。しかし、何も問題ないでしょう。なぜならここにはあなたが最も信頼するサーヴァントであるこの私が居て……なによりも、偉大なる救世主たる我が夫がいるのですから❤」


 そこには、今回のレイシフトの不具合に巻き込まれてしまっていたサーヴァントであるモルガンの姿があった。

 バーサーカークラスのサーヴァントではあるものの、至高の魔女であるモルガンは魔術への造詣が深いためにカルデアのシステムもおおよその把握をしていた。

 そのモルガンが原因不明のレイシフトだとお手上げ状態なのだから、これはとんでもない異変なのだから、もっと焦っても良さそうなものだが、実に落ち着いた素振りである。

 これはモルガンがそう言う性格だからというよりも、肝尾がこれまでに乗り越えてきた試練をよく知っているからだ。


「問題ないでしょう! なにせ、ここにいらっしゃるのは人類最後のマスターである我が王、肝尾拓郎様なのですから! どのような窮地であろうとも、鼻歌交じりでまた英雄譚を増やしてしまうに決まっていますからね!」


 モルガン同様に同行サーヴァントであったブラダマンテもまた、満面の笑みとともに肝尾へと妄信的な評価を口にしていく。

 肝尾の騎士であるブラダマンテは異世界というFGO世界の常識で言えばあり得ない事態に巻き込まれたというのに、不安一つ覚えずに主の偉大さを知らしめる逸話が増えることに歓びを覚えているほどだ。


「いずれにせよ、ニアちゃんが私たちの仲間になってくれたのは助かるわね。本当に、拓郎さんは人間的魅力が秀でてますから、現地の協力者に困らないわ……❤」


 そして、同行者の最後の一人はアイリスフィール・フォン・アインツベルンであった。

 特殊な出生でありホムンクルスであるアイリは、原作のFGOでいう『Fate/Accel Zero Order』のイベントと酷似した内容のイベントでカルデアに合流し、さらに特殊な方法で別世界の記憶が混じっている『天の衣』という礼装を纏っている、サーヴァントというよりもマスターに近い、肝尾の仲間である。

 そして同時に、数多いる肝尾の『奴隷妻』の一人でもあった。

 そんな美女たちから崇拝と愛情に満ちた視線を受けた肝尾は、相変わらずブサイクな笑みを浮かべながら、『これからのこと』に思考を割いていた。


(ブラダマンテはキャラデザが同じ、モルガンは楽園から降りてきた妖精、アイリさんは聖杯関連……って感じの共通点なのかな? ふひひ、ニアはめっちゃエロい角度のハイレグでロングヘアの姿だったし、もうゲームは終わってるっぽいなぁ。じゃあ……ホムラもヒカリも、ふたりとも別々の体で味わえるってことじゃん! ゼノブレ2を満喫するのも楽しみだなぁ!)


 肝尾は偶然にもゼノブレイド2のストーリーを把握している。

 そのため、同行サーヴァントがこの世界で遊ぶために選ばれた理由というのも、薄っすらとではあるが理解することができていた。

 同様に、ニアの姿とこのアルストの風景の中に『雲海』が存在しないことから、本編終了後であることも正しく認識することができたのである。


「まあ、とりあえずビャッコさんが戻って来る前にニアちゃんを起こして、ニアちゃんの仲間たちに協力を仰ごうか!」


 三人へ向かって、肝尾はなんとも偉そうな言葉を放つ。

 何の実力も持たなければ外見的な魅力も持たない中年男のそんな言葉に、しかし、三人のそれぞれタイプの異なる美女は嬉しそうな笑みを浮かべて


「なんとでもなるさ……なにせ、別の作品の世界に迷い込んだり、向こうから迷い込んでくるのも初めてのことじゃないしね♪」


 その自信は、ひとえにこのような事態が初めてではないからだ。

 事実、現在のカルデアの制御室では肝尾の性奴隷となっているオルガマリー所長が『またか』と苛立ちながらも指示を出し、ダ・ヴィンチを始めとする職員たちが原因不明の干渉に死んだような目をしながら解析を続けている。

 ゼノブレイド2以外でもいろいろな美少女ヒロインが登場する作品と、『クロスオーバーイベント』が発生している肝尾は、今回もまたそういうイベントなのだと無根拠に信じているし、それは正しかった。

 ニアのことを原作のFGOでいう『配布☆4』のユニットだと認識し、そして、このゼノブレイド2のメインヒロインであり、他のお祭りゲームにも参戦した大人気のヒロインがこのゲームには存在するのだ。

 多くのシコ猿オタクたちの精液を搾り取ったダブルヒロイン。

 『ホムラ』と『ヒカリ』。

 これがFGOのイベントならば、間違いなく☆5のユニットとして実装されているそのダブルヒロインを、肝尾は今回味わえることができるのだ。

 ニタニタとした笑みをさらに深めて、その底なしの欲望を更に強めていくのだった。


【天の聖杯と肝尾拓郎の遭遇! 彼氏くんのドライバーを追い出して、美少女ブレイドの寝取り、狙っちゃいます!】


 レックスは仲間であるニアが連れてきた、とある四人組の男女と相対していた。

 肝尾拓郎という中年男性を代表としてニアから紹介されたその集団は、『カルデア』なる組織の一員だと語りだす。

 リーダーである肝尾はともかく、付き従っているブラダマンテ、モルガン、アイリスフィールの三人は、レックスが思わずドキリとしてしまうほどの絶世の美女である。

 特にレックスが想いを寄せるホムラやヒカリにどことなく似ているブラダマンテは、目線を合わせると優しく微笑まれると、思わず顔を赤くしてしまうほどだ。

 レックスはそんな気恥ずかしさを誤魔化すように、改めてそのカルデアを連れてきたニアへと尋ねていく。


「ニア、その人たちが『黒い雲海』について詳しい人たちなのか? それにしても、異世界って……なんだか、すごい話だな」

「うん、どうにもアルストには存在しないはずの力を持つ敵で、肝尾やカルデアの人たちはその敵との戦いを続けていたそうなんだ。あと、あの黒い雲海の中にある『聖杯』っていう力を回収することがカルデアの使命って聞いてるよ」


 今発生している異変自体は、続編ゲームで発生する『黒い霧』によく似ている。

 だが、雲海が存在していた頃の記憶が未だ強いアルストの人々は、突如として怪異とともに現れたその黒いモヤを『黒い雲海』と呼んでいた。

 レックスもまた同様で、調査から戻って早々にニアが引き連れてきたカルデアなる面々とテーブルを挟んで、カルデアの面々へと詳しい話を聞き出そうとしていく。

 別の世界から訪れた、魔術なる不可思議な力を持つ組織は、あの黒い雲海について詳細な情報を得ているということなのだ。


「聖杯……ですか?」

「ふぅん、名前の被りはあるものなのね。そういう、私たちの知らないブレイドみたいなのがあの黒い雲海を発生させているっていうこと?」


 『天の聖杯』という肩書を持つホムラとヒカリは、その言葉に曖昧に反応を返した。

 このアルストにとって聖杯とはすなわち天の聖杯を指す言葉であり、それはブレイドのような明確な形をしたものである。

 それを正すために魔術に造詣の深いモルガンと、聖杯とは縁の深いアイリが言葉を放つ。


「そちらの二人もアイリスフィールのように聖杯の名を冠する存在のようですが、私たちが追っている聖杯はあなたたちやアイリスフィールとは少々イメージが異なるものです。もっと漠然とした、エネルギーの集合体と捉えたほうがいいでしょう」

「そうね、聖杯というのは一種の魔力リソース……ええっと、エネルギーの器の総称で、有機物でも無機物でも当てはまるものなの。そういう意味では、私も聖杯という『術式』の根幹を成す存在であるために、この『天の衣』を纏うことで聖杯と呼ばれる存在と同義になるものよ。

 でも、恐らくはこの世界に発生した聖杯は、意思らしい意思を持たない魔力の塊。恐らく、そこに漂っていた感情を受けて指向性を持ち、攻撃的な能力を持ってしまったと考えるべきだわ」


 アルストの人々にとって、『天の聖杯』の印象が強いからこそ、カルデアが追っている聖杯というものに誤解が発生しかねない。

 モルガンとアイリの説明を受けたホムラとヒカリは、軽く頷いた。

 一方で、レックスは上手く会話についていけていない。


「ホムラとヒカリは信じるのか? 正直、異世界なんて俺には理解もできないことなんだけど……」

「すべてを信じたわけじゃないけど、この人たちが普通ではないことはわかるわ。ブレイドとも違う、どこかあやふやな存在なのにものすごい圧力みたいなのを感じるもの。それに、マルチバース理論が実際に当てはまるとするのなら、不思議ではないわ」


 勝ち気な様子とプライベートにおいては挑発に乗りやすい性質を持つヒカリだが、その実態は理論派で理解力の高い一面も強い。

 また、高い演算能力によって未来予知すら可能とするその頭脳は、目の前のモルガンやアイリ、ブラダマンテの存在が今までであった生命とは別種の存在であることを漠然とした感覚ではあるが、確かに感じ取っていたのである。


「私もヒカリちゃんと同じ感覚かな。あの時に出会った敵は、今まで感じたことのない雰囲気だったから、別の世界に由来している存在と言われたら納得できるというか……」

「ああ、ホムラはあいつらと一度戦っているんだよな……ブレイドに対して毒性を持つ攻撃、本当に厄介だよな」


 ホムラはかつて、この黒い雲海の調査に出た際にそのエネミーと会敵していた。

 しかも、その際には攻撃を受けてしまったために、『ブレイドの能力を著しく低下させる、概念製の毒』を受けてしまったのである。

 幸いにもそれは三日ほど完全休養を取れば回復した。

 逆に言えば、覚醒状態になったニアの能力もさほど効果を持たず、自然治癒以外での回復を施すことができなかったことを意味している。

 しかし、いくら自然治癒が可能と言ってもその状態で戦場に取り残されれば、敵に遅れを取ることは目に見えているため、ブレイドの天敵となっているのだ。

 そのため、ドライバーたちが前線に立ち、ブレイドは普段よりもさらに一歩引いてその補佐を行うという形がこの黒い雲海の騒動での基本戦術となっていた。


「私も大変だったよ。ビャッコはなんとか逃れたけど、攻撃を受けちゃってさ。ホムラみたいに自然治癒で回復はするらしいけど、それでも戦場であの毒を受けて波状攻撃を仕掛けられたら……本当に、肝尾が来てくれなかったら今ここにいなかったかもな❤」

「……ニア? 随分と仲がいいんだな、その、肝尾さんと……?」


 ニアも同様にその概念性の毒を受けてしまい、戦場にビャッコとともに取り残されてしまった。

 そこに現れたのがレイシフトしたばかりの肝尾たちである。

 ブラダマンテとモルガンの常識外れの力でそのエネミーたちを消滅させ、そして、ビャッコには人を呼ばせて、その間にニアは肝尾の毒牙に掛かってしまった。


「まあな❤ なにせ、肝尾はすごい人なんだよっ❤ そりゃあ、戦力で言えばブラダマンテやモルガンの方が強いかもしれないが……うん、このカルデアってチームは肝尾が中心だって、その戦闘を見れば簡単にわかるぐらいだぞ❤」

「うひひ、困ってる人のピンチを放っておくわけにはいかないからねぇ♪」


 それを示すように、今のニアは隣の椅子に座っている肝尾の腕に抱きついて、その凹凸は少ないものの女性らしい柔らかさを持った体を肝尾に擦り付けることになんの躊躇いもないようだった。

 本来はホムラやヒカリと同様にレックスの『嫁』となるはずだったニアというヒロインは、もはや肝尾という男性に完全に魅了されてしまっているのだ。


(……ニアは過去のことがあるから、意外と警戒心が強い。それなのに、あの肝尾って人をここまで信頼しているんだから、悪い人じゃないんだろうな。笑ってる顔も、なんか迫力はあるけど嫌な気分にはならないし……信じてもいいのかな?)


 一方で鈍感なレックスは、そんなニアの肝尾へと向けている唐突な恋慕の情を一切見抜けずに呑気にそんなことを考えていた。

 サルベージャーとして地元へと仕送りを送る生活を続けていたレックスは、まだ少年と呼べる年齢でありながらも立派な社会人として老成した部分を持っているが、しかし、だからこそ本来の少年が育むはずだった当たり前の感情の機微に少々疎いのである。


「ニ、ニア……なんだか、変わりましたね?」

「そう、ね……その、男の趣味ってそういう相手なの? なんだか、意外かも……?」


 だが、同じ雄を愛しているホムラとヒカリがその変化に気づかないわけがない。

 レックスに明確な好意を抱いていたはずのニアが、それ以上の乙女の想いを媚びた様子で肝尾に向けていることにどこか不審に思っているようだ。

 そのため、どこか警戒した視線を肝尾へと改めて向けてしまう。


「ぐひっ! そ、それにしても……ホムラちゃんとヒカリちゃんも、すっごく可愛いねぇ! こんな美人さん二人に囲まれてるなんて、レックスくんが羨ましいなぁ」


 ――――それが、ホムラとヒカリの最大のミスであった。


「えっ……❤」

「あっ……❤」


 ニコっと微笑めばポッと頬を赤らめる。

 未熟なアマチュアが書いた恋愛描写の拙さを、悪意的に揶揄して『ニコポ』と名付けられたそれは、今は肝尾の中へと圧倒的な魅了チートとして宿っていた。

 それは、運命的な旅路の果てにレックスへと永遠の愛を捧げることに繋がったはずのホムラとヒカリが相手であっても例外ではない。

 淑やかなホムラは顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうに顔をうつむかせ、ヒカリはどこか怒ったように顔を染めているものの目を泳がせて動揺していることが傍目からでもわかるほどだった。


「シンやメツたち、イーラとの戦いも終わってまだ一年だ……やっとこの生活にもみんなが慣れてきだした頃だって言うのに、こんな事件が起きるなんて……!」

「なるほど、大きな戦争があったというのも影響が強いのでしょう。

 聖杯が攻撃的な存在を精製しているのも、その戦争によって積み重なった死と、その死をもたらした存在への恨みつらみが繋がりあって、ブレイドなる存在への特殊な攻撃性を持った存在が生まれる……魔術的にはさほど珍しい話ではありません」


 雲海が晴れたことで生まれた新たな生活は、今はまだ苦しくとも未来に希望に溢れた、レックスが求めていた『楽園』と呼べるようなものだった。

 それなのに、数週間前から発生した『黒い雲海』がその生活を壊してしまった。

 だが、モルガンはそんなレックスの感傷などまるで気にした様子もなく、淡々とした様子で言葉を返していく。


「家主の少年、地図を出しなさい。魔力の発生源として、おおよその見当がいくつかつけれています」

「あ、ああ。これでいいか? その、まだちゃんとした地図ってのはあんまり出回ってなくて……」


 元々が壮絶な人生の影響で他者への興味というものが少ないのがこのモルガンという女王の在り方なのだ。

 そのモルガンのクールさに気圧されてその指示通りに、レックスは作成に力を入れている新たな陸地となったこの世界の曖昧な地図を差し出した。


「ちっ、なんて出来の悪い……まあ、良いでしょう。恐らくは、ここと、ここ。そして、ここと……本命はここでしょうか」


 この世界が出来てまだ一年のためか、あまりにも稚拙な地図にモルガンは不快げに眉をひそめる。

 それでも、そんな地図とも呼べない紙の上をその細く長い指を素早く動かして四箇所の地域を指した。

 これに反応したのがニアである。


「それじゃあ、トラやメレフ、ジークたちに連絡を取って、私たちが本命の場所を調査するのが良い感じかな? トラとハナは人工ブレイドだからあの敵の攻撃の影響も受けてなかったし、メレフやジークなら人員の伝手があるだろうしな」

「うん、それで行こう! カルデアの人たちも手伝ってもらえるんだよな?」

「もちろんです! 聖杯を回収すればカルデアへと帰還できるというのは、今までのマスターの例で理解できていますからね!」

「それに、拓郎さんはこういった問題を見過ごせない人だもの。彼に従うカルデアのメンバーとして、世界的な大事件になっているこの状況を解決するために協力させてもらいますわ」


 ニアの考えに対し、レックスが同意を示しながらカルデアへの協力を求める。

 モルガンは相変わらずのクールを超えて無感情な無表情のままだが、ブラダマンテとアイリというモルガンとは違って善良な二人が笑顔で同意を示す。



(うーん、この話し合いすっごく退屈だなぁ。どうせ、僕が行くところに聖杯があるんだろうし……早くホムラちゃんやヒカリちゃんも、ニアちゃんみたいにパコパコってハメていきたいんだけどなぁ。それにしても、ぐひひ! 本当にエロいなぁ、この二人!)



 一方で、前向きな会議が進んでいる中で、肝尾はまた別の事を考えているのだった。

 肝尾はレックスとモルガンたちの会話を一つも聞かず、目の前に現れた、FGOのキャラクターとはまた違った魅力を持つヒカリとホムラをジロジロと視姦していく。


(ホムラちゃんのおっとりしつつもいかにもな巨乳顔の美少女っぷりと、その顔によく似合う爆乳は本当に凄いよっ! 僕のコレクションに入れているFGOキャラたちの中でも爆乳扱い十分にできる……ぐひひ、絶対に僕のものにしたい爆乳美少女だよぉ♪)


 多くの美少女を見てきた肝尾にとっても、ホムラは目を瞠るような美少女だった。

 情熱的な赤い髪の毛とは裏腹におっとりとした優しげな顔立ちは、この同人版FGO世界に転移するまで女性に対して良い思い出がなかった肝尾のトラウマを和らげてくれるような、あるはずもない『ワンチャン』を無意識に期待してしまうような正統派美少女フェイスである。

 しかも、その美少女顔だけでも一生を遊んで暮らせるであろうお金を稼げそうなものだというのに、その体つきもまた雄の欲望をこれ以上ないほどに刺激する官能的な凹凸を描いていた。


 なによりも目につくのは、やはりそのド迫力の爆乳であろう。

 元々が華奢な体躯で驚異的な小顔を持っているホムラの体の中で、その小顔よりも大きな爆乳だけが大ボリュームで装着されている。

 しかも、そのボリューミーな身体がパツパツに押し込まれたイメージカラーの赤を使ったバトルスーツは、その下乳をパイズリ穴だと言わんばかりに開いており、そこから見える黒タイツがあまりにもエロすぎる。

 また、ボリューム感で言えば、そのローライズのホットパンツを虐待しているのではないかと思うようなデカ尻も印象的だろう。

 安定した世界で多くの子供を産むことを無意識に期待してしまうそのデカ尻は、遠く離れているはずなのに肝尾の指が無意識にうねうねと気味悪く動いてしまっているほどだ。


 アルスト自体が未来への不安を常に抱えた残酷な世界であったために、ホムラの肉体よりも天の聖杯としての性能を重視されていた。

 だが、『そんな世界を滅ぼす力などどうでもいいからホムラという美少女を性奴隷にしたい』と考える肝尾のような雄がいてもなんの不思議でもないほどのドスケベボディの持ち主なのである。


(ヒカリちゃんもたまらないなぁ……♪ ツンデレ感全開の金髪美少女でダブルヒロインの相手がホムラちゃんみたいなおっとり巨乳キャラだと、僕ぐらいの世代だと『貧乳顔』だって無意識に想っちゃうんだけど……ぐひひ♪ ホムラちゃんと同じ体だから、当然大迫力の爆乳! 本当、エロすぎるよ~♪)


 そして、肝尾がヒカリに対する評価もホムラと同様に非常に高いものだった。

 輝くような金色の髪に力強い目元はいかにも気の強そうなツンデレ美少女で、それは肝尾が触れてきた作品では貧乳キャラの特徴と無意識に繋げてしまいがちだ。


 しかし、ヒカリはホムラと同じ肉体を共有していた過去があり、こうして奇跡を起こして二つの肉体に別れた後だとしても貧乳におっぱいがしぼんだわけでもなく、ホムラ同様のボリューミーな爆乳をぶるるんと震わせている。

 白を基調としたワンピースは胸元が大きく開かれており、タイツにすら包まれていないそのエロすぎる長い谷間が丸見えになっている状態だった。

 あの間に手やチンポを突っ込めばどれだけ気持ちいいだろうと、雄へと無意識な誘惑を仕掛けるような爆乳の持ち主であるヒカリだが、当然、ホムラと同じ肉体なのだからそのデカ尻も同様に大迫力の大ボリュームなものである。

 ミニスカート丈になっているそのワンピースは単純に丈が短いというよりも、ヒカリのお尻があまりにも大きすぎるために、膝上数センチの丈が股下数センチというものまでズリ上がってしまったのではないかと思うほどのものだ。

 生意気そうなその顔と合わせて思い切りビンタをしたくなるようなそのデカ尻に、肝尾は思わず舌なめずりをしてしまう。


 ホムラ同様、たとえヒカリが『天の聖杯』という恐るべき実力を持たないただの町娘だったとしても、間違いなく自分の性奴隷として迎えようとしたであろうと思うほどのドスケベさであった。



「――レックス、何を言っているんですかっ! 私たちもその調査に同行します!」

「――そうよ、どうして私たちだけがここに居残りなんかしなくちゃいけないのよ!」

(……んお? なんか、会議揉めてるっぽい?)



 そんな風に遠慮なくホムラとヒカリのドスケベボディを視姦して楽しんでいた肝尾だが、二人が勢いよく椅子から立ち上がったことで、その意識を会議の内容へと向けた。

 どうやら、レックスが出した提案に対して、ホムラとヒカリが猛反対をしているようだ。


「だから、今回はただの調査ってだけなんだ! それなら、ブレイドに危険な毒を持つ敵がいるとわかっていて二人を連れていくわけにはいかないよ! ニアはカルデアの人たちのおかげで大丈夫な身体になったらしいけど、二人はそうじゃない……! 調査から戻ってきて、改めて決戦の時に同行してもらえれば……!」

「そんなの、納得できないっ! 私たちはずっと一緒だって、約束したじゃない! それに、ニアは連れて行くんだよね?」

「ニアだけじゃないわ、カルデアの人員もいるんでしょう? 変な過保護精神を発揮しないでくれる? ニアが敵の攻撃に耐性が出来たっていうんなら、私たちだってカルデアの力でそれを施してもらえれば済む話じゃない!」


 どうやら、『黒い雲海』から発生するエネミーが持つブレイドへの特攻効果を持った攻撃を警戒して、レックスがホムラやヒカリをこの家で留守番するように頼んでいるようだ。

 確かに第一陣はただの情報収集の調査で終わらせて、その後、聖杯の場所やそこを守っている強大な敵の有無を突き詰めてから最大戦力でもあるホムラとヒカリを投入しようとしているのだろう。

 『レックスのブレイドである』ということを半ばアイデンティティのようにしているホムラとヒカリは強く反対をしているが、正直なところ、理屈だけで言えばレックスにあるようになる。


(レックスくんも色々と考えてるんだねぇ。さすが、僕と違ってチートなしで世界を救った男の子だよぉ……って、あれ? じゃあ……これってチャンスじゃないか!)


 魅了チートなしで世界を救った主人公は流石だと、本来は蛇蝎のように嫌っていた男キャラクターであるレックスに感嘆の意思を覚えるぐらいには、肝尾の心には余裕を持っていた。

 『どうせ僕が後からヒロインを寝取る、踏み台くんだしな~♪』という徹底した見下しの心を覚えることで、性格も顔もいい完璧イケメンの存在を受け入れられるように、人理修復を成し遂げた肝尾は軽い成長をしているというわけだ。

 そして同時に、様々な事態を経験したことで悪知恵も働くようになっていた。


「それなら、僕がホムラちゃんとヒカリちゃんに『強化』を施すよぉ。そのためにここに残ってもらうってのはどうかな?」

「えっ……? な、なんだよ、いきなり……?」


 恋人関係にある三人の中にヘラヘラと割り込んできた肝尾を見て、レックスは不快感を顕にした

表情で肝尾を見つめる。

 だが、そんな肝尾の言葉に反応をしたのはモルガンとアイリであった。


「なるほど。『ニアへと施した』ように、我が夫の『特殊な魔術』を使うことでそちらの二人に敵の攻撃への耐性を植え付ける、というわけですね」

「ただ留守番をするだけではなく、ホムラさんとヒカリさんもここに残ることの意味が生まれる……逆に、早くにその耐性がついたらすぐに追えばいい。うん、さすがは私たちのマスター❤ とっても理にかなっているわ」

「うっ……そ、そりゃ、ホムラとヒカリが戦えるようになるなら、確かにそっちのほうがいいか。でも……お、男の人と三人っきりかぁ……」


 肝尾の太鼓持ちである魔術のエキスパートなモルガンとアイリの畳み掛けるような言葉にレックスは丸め込まれるように頷いてしまう。

 しかし、これに慌てたのはその『方法』を知っているニアだが、そんなニアをブラダマンテがニコニコ顔で諭していくのだった。


「えっ……わ、私と同じようにってことはホムラとヒカリも、その、肝尾と……!?」

「ニアさん、なにか問題がありますか? 私はとても素晴らしいことだと思いますよ? …………人の心は移ろいやすいもの。自由恋愛という言葉もありますから、ね❤」

「そ、そうだよな。ホムラとヒカリが決めることだから、わざわざ言う必要はない……よな❤」


 ニアは自分がされたことをホムラたちも受けると聞いて動揺を示したが、ブラダマンテに恋愛脳全開な言葉でたしなめられて、その後に続く言葉を抑え込んだ。

 そのままレックスたち三人と肝尾を交互に見つめながら、ニアは頬を赤らめながら納得をする。

 その顔にはすでにレックスへの『哀れみ』のようなものが滲んでおり、肝尾の魅了チートにかかればヒカリとホムラは堕ちてしまうだろうという確信を抱いているのだ。

 そんな中でモルガンもまたサポートをしていく。


「単なる肉体的接触です。マッサージを行い、その手のひらから自然とにじみ出る魔力を相手の体に馴染ませる。我が夫ならばその方法でそこの二人に毒や呪いへの耐性を持たせることができるでしょう」

「そうすれば……レックスについていっていいんですね? この人の施術を受ければいい……そういうことですよね?」

「……仕方ないわね。気持ち悪い中年が相手ならともかく、そっちの男が相手っていうんなら、まあ、マシだもの」


 モルガンは本来のFGOでは独占の気質を持つ重い女だったが、しかし、この同人版FGOでマジカルチンポに犯され続けた結果、肝尾のハーレムを拡張することに強い歓びを覚える性質を身に着けるようになったのである。

 ナデポを発揮するその両手を使ったマッサージでも、確かに肝尾との繋がりが生まれることでその女性は能力を強める結果にもなるのだ。

 しかし同時に、肝尾にマッサージをされて牝として興奮しないわけがなく、そして、牝として興奮してしまえばそのマジカルチンポをねだってしまい、もはや二人が性奴隷に堕ちることは、肝尾とモルガンの中で確定事項となっていた。


「レックスというそちらの子供の戦力として、私が魔術でそちらの二人の『うつし身』を創り上げます。いわば『分身』と考えてください。先ほどのニアとビャッコの戦闘で行っていた連携攻撃も、出力こそは落ちるでしょうが問題なく同じことができるはずです」

「そんな事ができるのか!?」

「モデルが目の前にいますから、私ならば可能です。何より、私も我が夫からの『愛』を受けて性能が向上していますので。こうして触れ合える距離に我が夫がいれば、そっくりな分身を作るぐらいは造作もありません」


 レックスの驚いた顔に、モルガンはごくごく当たり前のように返した。

 人類史でも最高峰の魔女であるモルガンは肝尾のマジカルチンポで更に強化されているため、ヒカリやホムラの劣化版程度の力を持つ分身を生み出すこともできるのだ。


「ただ、探索中はマスターである我が夫と離れますので、こちらの戦力としては低下します。なので……アイリスフィール、我が夫が数多抱える妻の一人であるあなたはマスターとの繋がりが深い。その繋がりを活かして、疑似マスターとしての権限を魔術で付与します。そのため、我が夫がマスターの時とは大きく性能が堕ちますが、それでもサーヴァントとしての戦闘にも問題は生じません。宝具も使用はできるでしょう。

 そちらは性能が落ちる分身に、こちらは最高のマスターである我が夫が不在ということで、互いに最高時の戦力とはいかない子供だましの手段ではありますが、調査で終わるならば、問題ないでしょう。

 ……我が夫も、それで問題ありませんね❤」


 モルガンはどんどんと話を進めていき、最後に肝尾へと媚びるような視線を向けた。

 『寝取りプレイ』を楽しむためのお膳立てをしたことへのご褒美セックスをねだっている顔だ。

 肝尾はニタリと笑い、大きく手を打ちながら嬉しそうに宣言した。


「それじゃあ……ホムラちゃんとヒカリちゃんは僕とここに残って、他のみんなが調査に向かう! そして、ホムラちゃんとヒカリちゃんが敵の攻撃への耐性ができ次第、そのまま後を追う! それで決定だ!」


 肝尾はまるでこれまでの会議の主導権を自分が握っていたかのような振る舞いでそんな言葉を放った。

 レックスは流石に少しだけ不快そうな顔をしたが、カルデアの同行サーヴァントたちはもちろんのこと、ニアも嬉しそうに『賛成!』と飛び跳ねながら肝尾に熱い視線を送っているし、ホムラやヒカリもそれを当たり前のように受け止めていた。

 魅了チートの影響は、すでにこのゼノブレイド2という作品の根幹を破壊しつつあった。

 それに気づかぬまま、レックスはもう戻れない、破滅への旅路へと向かうのだった――――。


【ホムラが知らないうちにヒカリは堕ちてました❤ オナニー補助という名目の浮気セックスに、天の聖杯は夢中です❤】


 一年前より住み着くようになった広い家を、ホムラは歩いていた。

 この家は複数人で暮らすことを前提に作られたもので、メレフやジークのような『偉い人』たちの協力もあって比較的早くに作られたものである。

 それこそ、レックスやホムラたちの交友関係の都合上で客室もいくつかある、ある種の『お屋敷』と呼べるような広さで、場合によってはここを周囲の人間たちの集会場としても使われることさえもあった。

 そして、一年という時間は短くはあるものの、それでもホムラたち三人の間で様々な思い出が籠もった、それこそ、かつての最後の戦いの中で見た幻をそのまま形にしたかのような、幸福な生活をこの家で送ってきたのだ。


「はぁ……」


 ホムラはそんな穏やかな思い出がたくさん詰まった家の中で、思わず重いため息を漏らしてしまうのだった。

 もちろん、肝尾拓郎の存在が原因である。

 レックスたちが調査へと向かったのが一昨日のことで、肝尾が客室で寝泊まりをするようになってから二日目というところだ。

 別に、肝尾がなにか問題を起こしたというわけでもないし、レックスとの思い出に繋がるものを壊してしまったというわけでもない。

 むしろ、ホムラは肝尾に対して説明のしづらい無根拠な好意を抱いてしまっているために、その存在自体に思うところなどなにもない。

 それなのに、その美少女顔にどこか沈鬱な色合いの表情を浮かべているのは、ひとえに『耐性をつけるための儀式』が原因であった。


「肩を揉まれて背中をマッサージされただけなのに……すごく、気持ちよかった……❤ レックスに触られた時も幸せな気持ちになれたけど、肝尾さんのマッサージは幸せな気持ちと一緒に、気持ちよさも訪れてきて……❤」


 ホムラとヒカリが調査隊についていかなかったのは今回の敵がブレイドの天敵とも呼べる存在だったからであり、そして、その攻撃に耐性を持たせる方法をこの肝尾拓郎という男が持っているからだ。

 昨日と今日、施術として行われたマッサージがそのための儀式であった。

 そこまでは良かったのだが、そのマッサージがホムラにはあまりにも気持ち良すぎたのである。


「うぅ……変な声、出しちゃった……❤ 何も言わないでくれたけど、絶対変に思ったはず……❤ レックスにも聞かれたことがない声なのにっ……❤」


 そのマッサージの最中に、ホムラはまるでセックス中の喘ぎ声かと思うような声を漏らしてしまったのである。

 しかも、この一年の間でホムラはもちろんヒカリもまた、レックスとセックスをしていない。

 それに加えて、妻子を持つ王子であった英雄アデルが天の聖杯を女性としての一面を受け入れることができず、保護者のような立場で常に接していたこともあって、ホムラとヒカリの肉体は『純正の処女』なのである。


 ホムラとヒカリがレックスとセックスを行えていないことにはいくつか理由がある。

 まず第一として、このように新天地となった世界で生きるために、レックスはその持ち前の善性と行動力を活かして、疲れ果てて泥のように眠るまで動き回る日が多かったためだ。

 それはレックスの社会的地位を向上させて生活を安定する結果にも繋がったが、しかし、そのような状態ではホムラたちもセックスをしてくれとはねだりづらい。


 そして第二に、レックスの体力が余っている『オフ』の日に三人でデートを行い、そして、いい雰囲気のままに寝室に戻れたときでも、『ヘタレ』なレックスはセックスを恥ずかしがってホムラたちを抱くことができなかったのだ。

 それは『スーパーダーリン系少年主人公』とでも呼ぶべき、本来の甲斐性あふれる人気の高い主人公であるレックスらしからぬ、男性人気も女性人気も掴めそうにない、『失敗キャラ』の振る舞いと言えるだろう。


 これほどまでにレックスが情けないヘタレな理由は、レックスがまだ子供であること以上に、この世界もまた『肝尾に都合がいいルール』でできている、『エロ同人版FGOの世界』に繋がっている、『エロ同人版ゼノブレイド2の世界』だからだ。

 つまり、『寝取られ要員』のレックスくんは性機能が非常に貧弱である上に、性行為というもの自体に精神的な耐性を持っていないために、セックスまでたどり着けていないというわけである。


「う~、こうしているとどうしても肝尾さんの『素敵な笑顔』と『気持ちいい指』が思い浮かんじゃって……会いたいです、レックス……!」


 悶々とした気持ちの中で、どうしてもホムラの脳裏に肝尾の存在が焼き付いて離れなかった。

 本来は不快感を煽るはずの肝尾のブサイクな笑みも『ニコポ』の影響でレックスの無邪気な笑みよりもよほど魅力的に感じてしまい、さらにはマッサージを行っている不器用でホムラの体の柔らかさをいやらしく味わているだけの指先も『ナデポ』の影響で魔性の指となったことから、極上の愛撫を受けているに等しい快感を得てしまうのだ。

 それだけではない。

 ホムラは忘れられない出来事を、一昨日の客室で目撃をしてしまっていたのだ。


「ニ、ニアが……肝尾さんとセックスを……❤ いつの間にそんな関係に……❤ い、いえ、しかもニアだけじゃなくて、モルガンさんやブラダマンテさん、アイリスフィールさんも一緒に……❤」


 モルガンに防音効果のある魔術を施させた上で、肝尾は用意された客室でこれから離れることになる自身の性奴隷たちと一時のお別れハーレムセックスを楽しんでいたのだ。

 そして、ホムラは偶然にも、しかし同時に、モルガンとアイリの魔術に精神的に誘導される形でその客室を覗き込んでしまったのである。

 FGOの世界ならば対策を取られて弾かれてしまうような精神に作用するその魔術も、このゼノブレイド2の世界では魔術そのものに無警戒であるために簡単に入ってしまう。

 結果として、ホムラはその秘せられていたはずの『マジカルチンポ』を目撃してしまったのだ。


「お、大きかった……❤ レックスとお風呂で洗いっこした時に見た、ちっちゃなおちんちんとは比べ物にならないぐらい……」

 ホムラはその時に聞いた、ニアが叫んでいた言葉を思い出す。

 男性器のことを卑猥にオチンポと呼び、しかも、それに様付けをして敬うような振る舞いすらみせていたのである。


「すごく、素敵な……お、オチンポ、様……❤」


 それを思い出して、自身の胸へと両手をぎゅっと引き寄せて、ニアのようにその言葉を口にしてみると、ホムラの体に電流が走った。


「ふぎゅぅぅっ❤ ふぅぅ、ぅぅ~~❤」


 ニアのオマンコから引き抜かれる肝尾のマジカルチンポを思い返しながら、オチンポ様と呟いただけで、ホムラの体はビクビクと震えてしまう。

 いつものピッチリとしたスーツの下で乳首が固く勃起をしていき、その優しげな美貌が雄を誘うようにうっとりとしたものに変わるのだ。


「……昨日も今日も、マッサージ気持ちよかった❤ 明日も、楽しみだな……って、わ、私ったらなにをっ❤」


 肩と背中に残る感触を思い出しながら、ホムラはそんなことを口にしてしまう。

 だが、それはまるで自身が浮気をしているかのように思えて、ぶんぶんと頭を振ってその邪念を追い払っていく。

 そして、テーブルの上にモルガンより渡された『水晶玉』を取り出した。


「レックスに、連絡を……! この時間なら、もう休息に入っているはず……! 不思議な通信装置だけど、モルガンさんが言うにはこれでレックスと連絡が取れますからね……!」


 それはモルガンから渡された魔術的な通信装置である。

 用意された『分身ホムラ』の視覚と聴覚を使ってこの水晶玉は情報を読み取り、その口を使って水晶玉を通じて分身の声で言葉を伝えられるというものだ。

 触覚と嗅覚が伝わらない辺り、ビデオ通話のようなものだと思ってくれれば問題ないだろう。


「……レックス、聞こえる?」

『あっ、ホムラ? うん、大丈夫だよ。カルデアの人が頼りになるし、ニアもなんだか強くなってるみたいでさ。敵と会ったけど、俺なんか何もする間もなくて、なんだか気まずいぐらいだよ』

「そうですか……うん、無事で良かった」


 水晶玉に映るレックスの笑顔に、ホムラの心がほんのりと心地よく暖まる。

 それに合わせて、ホムラの内に自責の念が募ってしまう。

 ホムラは肝尾の魅力に心を揺らしていた自身を恥じて、しかし、それを感じさせないようにいつもの柔らかな笑みを浮かべてレックスへと語りかけていく。


「私もヒカリちゃんも、なんとかやってます。肝尾さんにもよくしてもらっているし……早くそちらを追いかけられるように、がんばりますね」

『うん、待ってるよホムラ! このメンバーに二人が加わったら、きっとこの事件だって解決できるんじゃないかな! トラたちに色んな場所で被害が出ないように踏ん張ってもらってる間に、さっさと解決しなきゃいけないもんな!』


 ホムラの声は少し震えていたが、レックスへの想いを込めて話す。

 レックスはいつものニカリとした気持ちのいい笑みを浮かべて頷き、ホムラが大好きな力強い声と言葉を返してくれるのだった。


(……うん、大丈夫。私はやっぱり、レックスが好き。この人とずっと一緒にいたいって思えてる。肝尾さんは『魅力的な男性』ですけど、私にとってはレックスが一番……の、はず)


 この会話だけでもホムラは肝尾の魅了に抗うための力を得ることができた。

 もちろん、実際にその魅了チートを全力で叩き込まれればホムラはあっけなく即堕ちをしてしまうだろうが、それでも今この時に勝手に魅了を深めて肝尾の部屋まで行ってセックスをねだるというような事態にはならないはずだ。

 そう、このまま通信が終わっていれば、の話だが。


「……あれ? ヒカリちゃん?」

『えっ……あっ、うわぁ!? ひ、ヒカリぃ!?』


 その瞬間、水晶球の奥に分身ヒカリが映り込んだ。

 ホムラが何のようだろうかとキョトンと首をひねるが、レックスは途端に慌てた様子で立ち上がり、あわあわとみっともないぐらいに動揺しだした。

 そんな中でも分身ヒカリはレックスの隣に立ち、ただじぃっと彼を見つめている。

 ヒカリが通信を取っているというのなら、その分身ヒカリは言葉を発するはずだというのに、なにか奇妙な様子だった。


『ヒカリ、いつからそこに……!? あっ、ちょ、ちょっと待って! ご、ごめん、ホムラ! ヒカリがなにか用があるみたいだから、その、ま、また後でね!?』

「え? ちょ、レックス!? ヒカリちゃん!?」


 その言葉を最後に、突然、水晶球の映像がブツリと途切れてしまう。

 ホムラがどれだけ呼びかけても返答は戻ってこず、ホムラの胸に冷たい不安が広がる。

 分身ヒカリの無言の登場と、レックスの動揺した反応――それを見たホムラの脳裏に、ニアが肝尾へとしがみついていて、蕩けるように喘いでいた場面が重なる。


(レックスが……ヒカリちゃんの分身と何か? まさか、そんなはずないよね……?)


 魅了チートの影響を受けているホムラの思考はどうしてもセックスに結びついてしまう。

 そうでなくとも、あの見るからに怪しいレックスの様子を見れば、ホムラには言えない何かを分身ヒカリとしているのだと考えるのはなにも不思議ではないだろう。


「ヒカリちゃんのところに行けば、なにかわかるかも……!」


 不安に駆られたホムラは、その何が起こっているのかを確かめるためにも、分身ヒカリの視覚を確認することができる水晶玉を持つヒカリと会うために、彼女の部屋に向かう。

 もちろん、レックスがホムラとの通信を強制的にシャットダウンしたように、分身ヒカリとの通信にレックスが応じなければ何をしているのかは確認できないが、その時はヒカリと二人がかりでレックスを問い詰める手段を取る他ない。

 ホムラは二階にあるヒカリの私室までたどり着く。


 この家には寝室が複数あり、レックス、ホムラ、ヒカリと三人の私室がありつつも、同時に『夫婦の寝室』として三人が眠れる大部屋がある。

 この家を作る際にメレフやジークなどの地位のある人間、トラのような技術力に秀でた人材が建設に協力してくれたのだが、その際にのからかい半分早く子供を作れという本気の願い半分で作られた部屋だ。

 ホムラたちは基本的に、三人が揃ってこの家に滞在している時はその寝室を使用していた。

 だが、レックスが調査に出かけた今は、その広い部屋ではどうしてもレックスのことを思い出して切ない気持ちになってしまうため、ホムラもヒカリも自室で寝泊まりするようになっていたのである。


「ヒカリちゃん、いる? レックスとの通信、なんだか変だったんだけど、なにか知っていることはないかな……?」


 ホムラはそんなヒカリの私室のドアをノックするが、返事がない。

 さらに、まるでこの部屋に『防音設備』が施されているかのように、人の気配を一切感じさせない状態でもあった。

 肝尾がモルガンからそのような簡易的に魔術を使用できる礼装を譲られて、それを使っているのならば、その中で発生する音声はどれだけ近づこうとも扉を開かない限りはその中で起こっている音をホムラが聞くことはできない。


「ごくっ……!」


 訝しんだホムラはドアノブに手を伸ばし、さすがに不躾すぎるかと少し悩んだ末に、それでも体を襲う『嫌な予感』、あるいは『心地よい火照り』に促されるようにドアをそっと開ける。



 ――――その瞬間、ホムラは思わず息をのんだ。



「んほぉおっぉぅ、ぉぉぉっ❤ おほぉぉっ❤ 気持ち、いいっ❤ こ、このオチンポでズコバコ犯されるのぉっ❤ やっぱり、最高すぎるぅぅっ❤」



 そこにはなんと、ヒカリがベッドの上で四つん這いになりながら、その艷やかな金髪を手綱のように引かれながら肝尾に犯されている姿があったのだから。

 いや、犯されているという表現はレイプや不合意という言葉を連想させて正しくないだろう。

 なぜなら、ヒカリの顔は同一体であったホムラでさえも見たことがないほどに、甘く蕩けて、そして、無様に乱れきっていたのだから。


「ひ、ヒカリ……ちゃん……?」


 パンパンッ❤ パンパンッ❤


 肌と肌がぶつかり合う乾いた打撃音が響き、もわっとした淫らな臭いが立ち込める部屋に足を踏み入れたホムラは、そんな言葉を漏らすことしかできなかった。

 ホムラが知る限り、ヒカリは出会って数日の人間にあんな甘い顔をする人間ではない。

 いや、表情だけの話ではなく、純粋にセックスを許すはずがないのだ。

 それなのに、今目の前に広がっている光景はまさに『完全合意の純愛ラブラブセックス』としか呼べないようなものなのだから、ホムラが呆然としてしまうのは当然と言えるだろう。 


「あっ、ぁぁっ❤ ホム、ラぁ❤ どうした、のぉっ❤ ぉぉっ❤ あ、あなたも、肝尾にぃ❤ オ、オナニーの、手伝いをしてもらいに来た、のおぉぉぉっっ❤」

「ぐひひ! ヒカリちゃんがとっても気持ちよさそうで何よりだよぉ! ごめんねぇ、ホムラちゃん! ヒカリちゃんってば、僕のオチンポを使ったオナニーに夢中みたいでさ♪ なにか聞きたいことがあるんなら、僕が答えるよ!」

「へっ……お、オナ、『オナニー』……?」


 ケダモノ同士の後尾のようにヒカリの背後から肝尾が勢いよく腰を打ち付けている姿を見ながら、ホムラは二人が言った『オナニー』という言葉を何度も反芻する。

 どう見てもこれはセックスだというのに、二人はこれをオナニーだと言っているのだ。

 衝撃的な光景にショックを受けていたホムラの頭に、いくつものクエスチョン・マークが浮かび上がっていく。


「まあ、順序を追って説明していくよ!

 まずは……ほら、この映像を見てもらおうかな!」

「それは……ヒカリちゃんがもらった、水晶玉ですか?」


 肝尾は相変わらずヒカリの長い髪を手綱代わりにする暴力的な後背位セックスをしながら、そのままベッドのサイドテーブルに置いていた水晶玉を取る。

 その水晶玉を肝尾がふわりと撫でるように触ると、モルガンによって付与された機能のうちの一つ――――『監視カメラ』の機能が作用した。

 向こうからシャットダウンをされればこちらからは見れなくなるはずの、分身が見ている光景が水晶玉からホログラム映像として浮かび上がっていく。



『あぁっ! いいよ、ヒカリ……! 気持ちいいから、も、もっとっ! もっと俺のちんちん、シコシコしてくれぇ……!』



 なんと、その映像の中ではベッドの上で四つん這いになったレックスが、その貧相なチンポを尻尾のようにぶら下げながら、隣に腰掛けた無表情の分身ヒカリにシコシコと手コキをされている光景が繋がっていたのだ。

 ただ単純に手コキをされるだけではなく、獣のように四つん這いになってその小さなおちんちんと金玉をぶら下げているその光景は、あまりにも情けなく、百年の恋も冷めるような姿と言えるだろう。

 しかも、カメラが動いてレックスの顔が映し出されると、そこにはホムラも見たことのないような幸せそうなだらしのない笑みを浮かべているのだ。


「なっ……!? れ、レックスに、ヒカリちゃん!?」


 それを見て、ホムラは思わず大きな声を上げてしまった。

 信じられないものを見たと言わんばかりに目を見開き、その衝撃を示すように小さな口を大きく開いた口元へと両手を持って行く。

 ホムラはショックを受けるというよりも、ドン引きをしているといった方が正しい表情を浮かべてしまうのだった。

 そんなホムラへと、今何が起こっているのかを肝尾が嬉しそうに解説をしていく。


「ぐふふ……! な、なんせレックスくんはホムラちゃんやヒカリちゃんみたいなかわいい女の子を二人も侍らしてる、モテモテの男の子だからね! さぞエッチな日常を送っていたのに、調査に向かって何日もセックス禁止っていうのは可哀想だから……モルガンに分身たちにはラブドールの機能をつけるように指示しておいたんだ!

 これなら、ホムラちゃんやヒカリちゃんたちが居なくてもムラムラして、僕の女にヤリチンなレックスくんがちょっかいかける心配もしなくていいからねぇ!」


 肝尾の解説は実に攻撃的で、嘲笑的で、悪意に満ちていた。

 レックスの存在を受け入れられるほどの余裕を持てるようになった肝尾だが、それでもレックスのような男性キャラクターを根本的に嫌っていた高齢オタクの性根までが変わったわけではない。

 ただ、男性キャラクターを自分の踏み台にする快感を覚えてしまっただけなのだ。

 今もこうして、わざわざダサいオナニー風景をみせて、しかも、それをホムラやヒカリたちに内緒にしている事実を暴いているのも、ホムラへとレックスへの好意的な感情が薄まっていく姿を見て楽しむために過ぎない。


「オナニー中にホムラちゃんやヒカリちゃんに見られてるってわかったら恥ずかしいだろうから、こっちからの声は向こうに通じてないし、向こうの都合でシャットダウンできるようにしてたんだけど……まあ、僕は管理者だから特別に盗み見れるんだよね。人生の先輩として、レックスくんが変なことをしたらアドバイスしてあげないといけないし♪

 今のレックスくんは……まっ、めちゃくちゃカッコ悪いけど、射精障害になる床オナだったり、金玉握り潰されるマゾオナニーしてるわけでもないから、何も言ってないけどねぇ。それに、君たちも大好きなレックスくんのオナニーを見ながらオナニーすると、気持ちいいだけじゃなくて幸せな気持ちにもなれるでしょ?」

「ぉぉっ❤ ダメッ、ダメェ❤ 肝尾、そこゴリゴリされるの、弱いのっ❤ 一番奥を、子宮口を責められるとぉ、変な声出して変な顔になっちゃうから、許して……おひぃぃっ❤」


 ニヤニヤと笑いながら、それでもヒカリへの腰の動きを止めずに責め立てていく。

 肝尾はこのセックスを『レックスのオナニーを見ながら自分の寂しさも慰めるオナニー』と称しているようだが、そのくせヒカリは浮かび上がっている映像を一切視線を向けずに、肝尾から与えられる快感の嵐に悶え続けていた。


『おぉっ……! ヒ、ヒカリ! もっと、激しくしてくれっ! お、俺のちんちんを握りつぶすぐらいぎゅぅって……ふぎゅぅぅ! イ、イッちゃうぅぅっ!』


 ぴゅるっ、ぴゅるるっ……ぴゅぴゅぅ~~……


「あ~、この射精はちょっと予後が悪そうだけど……まっ、趣味の範囲かなぁ」

「……あぁ、レックス」 


 そんな風にヒカリを翻弄して快感を与えている肝尾に対して、レックスは犬のようにうずくまってチンポを強く握られることに勝手に快感を覚えて、ピューピューとお漏らしのような射精をしてしまっていた。

 どんどんとレックスへと抱いていた『かっこいい少年』という気持ちが薄らいでいき、代わりに、目の前で行われているセックスに気を取られてしまう。


「ほ、本当……なの、ヒカリちゃん? 肝尾さんの言っていることって、嘘じゃない……んだよね?」

「本当、よっ❤ わ、私が……昨日ねっ❤ シャワーを浴びている肝尾の全裸を、グ、偶然見ちゃって❤ そこにぶら下がってる、このかっこいいオチンポを見ちゃってぇ❤ 勝手にムラムラしちゃったところにっ、お、オナニーを手伝ってくれるって、言ってくれたのっ❤ だから、これ、二回目❤ 昨日と合わせて、二回目のオナニーセックスなのっ❤ あぁ、気持ち、気持ちいい❤ もっと、もっとしてっ❤ 気持ちいいセックス、もっとしてぇ❤」


 レックスはすでに射精をしてしまったというのに、ヒカリはそれを気にした様子も見せない。

 相変わらず肝尾とのオナニーという名目のセックスに夢中になっているようで、なんとも幸せそうな顔で喘いでいる。

 そのホムラと同様に規格外の爆乳がベッドに擦れるほどにど迫力に揺れているさまはあまりにもエロく、そこから生まれる射精の衝動は世界規模のヤリチンとなっている肝尾であっても我慢し続けられるものではなかった。


「よし、よぉし! そろそろイクよ! ヒカリちゃんが昨日ドハマリしちゃった膣内射精、キメちゃうからね! モルガンとか玉藻とかから避妊魔術は習ってるから心配せずに、気持ちよくなっていいからねぇ!」

「あぁっ❤ キテ、キテぇっ❤ 肝尾のかっこいいオチンポから勢いよく出る射精、私の体の中で受け止めたいのぉっ❤ 私の処女をぶちぶち破って、私の子宮口の初めてのキスを奪いながらした射精、大好きだからぁ❤」

「ヒカリちゃん……! そんな、な、中に精液を出すのを許すなんて……!」


 その膣内射精の宣言をヒカリは当たり前のように受け入れる。

 思わず絶句してしまうホムラだったが、そんなホムラを放って二人のセックスはより激しく、より濃厚になっていく。

 そのまま肝尾が全身を大きくいななかせて、勢いよく射精をしていった。


「うおぉっ……! う、受け止めろ、ヒカリぃっ!」


 どびゅるるるっ! びゅるる、どぶびゅぅ! ぶっぴゅるるぅ、どぶびゅぅぅ~~!


「おほぉぉぉっ❤ ほひぃ、んほぉぉっ❤ きてるぅ、ドロドロの精液汁、私の中に来てるぅぅっ❤ きもち、いいっ❤ 熱くてドロドロな精液を流されるの気持ちいいのぉっ❤ おひぃ、ふぅぅぅ~~❤ 子宮口勝手に開いて、ごくごく飲んじゃってるぅぅっ❤」


 吐き出していった精液を吸い込むように、ヒカリのオマンコが激しくうねりを持って肝尾のマジカルチンポをきつく締め付けてくる。

 しかも、その際に結合部から何度も何度も激しく潮を吹いており、ベッドをぐしゃぐしゃに汚していくおまけ付きだ。

 天の聖杯という大層な肩書に対してあまりにも雑魚すぎる牝アクメを晒しているオマンコを肝尾はニタニタとした笑みで堪能していく。


「ふひぃ~……! 気持ちよかったよぉ、ヒカリちゃん♪ 僕ばっかり気持ちよくなって、ちょっと申し訳ないかなぁ♪」

「おほぉ、ほぉぉ……❤ べ、別に……肝尾だけが気持ちよくなってたわけじゃなくて、私もすごく気持ちよかったから、全然大丈夫よ……❤ あなたとのセックス……じゃなくてっ❤ あなたが手伝ってくれるオナニー、私、だ、大好きだから……❤」


 肝尾がそのマジカルチンポをアクメ中のヒカリのマンコから引き抜き、そのままその短い腕を伸ばして、いかにも不器用な太い指で先ほどまで乱暴に引っ張っていたヒカリの髪を優しく撫でていく。

 マジカルチンポの力で徹底的にイカされまくったところにナデポも叩き込まれたヒカリは実に幸せそうな顔を浮かべながら、いかにもテンプレートなツンデレ仕草を見せながらも肝尾へと甘えるように体を寄せていった。


(ヒカリちゃんらしくない顔と声で気持ちよくなっちゃってたヒカリちゃんに気を使って、自分が気持ちよくなったって言ってくれてるんだ……気の使える大人の人で、かっこいい……❤

 ずるいなぁ、ヒカリちゃんばっかり……って、わ、私はなにをっ……❤)


 そんな姿を見ていたホムラは、元々が少女趣味のようなところもあってか、肝尾のあまりにも大根役者すぎるわざとらしい言葉に胸をキュンキュンと高鳴らせてしまう。

 すでに魅了チートの影響で肝尾に心を奪われていることは明らかだった。


「あっ……私に射精してくれたから、オチンポ様汚れてるわね……❤ んぅ、ちゅぅ❤ れろれろぉ、ぢゅるるるぅぅ~~❤」

「おぉっ!? お掃除フェラ……! ぐひひ、昨日教えたばっかりなのに、おぉっ! この舌使い……ヒカリちゃんはセックスが上手だねぇ!」


 しかも、ヒカリはそのまま引き抜かれたチンポを躊躇うことなくしゃぶりついたのである。

 卑猥な水音がホムラにも聞こえるほどに響く濃厚なお掃除フェラだ。

 もはや、ヒカリが肝尾のことを特別に感じているのを実感するには十分すぎる姿だろう。


「……どうかな、ホムラちゃん。ホムラちゃんのオナニーも手伝ってあげようか?」

「えっ!? な、何を言って……!?」

「あら、いいじゃない❤ ホムラだって私のオナニーを見てムラムラしてるでしょう❤ 私は肝尾に気持ちよくしてもらって、あそこのだらしなく倒れ込んでいるレックスは分身の私に気持ちよくしてもらった……❤ それなら、ホムラだって気持ちよくならなきゃ不公平じゃない❤」


 そんな中でホムラへとオナニー補助の申し出、いや、セックスの申し出がきた。

 発情してしまっているホムラであっても、さすがにその詭弁に気づかないほど間抜けではない。



「…………そ、そう、ですね❤ その、オナニーの手伝いですから、浮気とかでは、ないですもんね……❤」



 だが、その事実にあえて目を背けて、ホムラはあまりの興奮にその申し出を受け入れた。

 そして、恐らく。

 ホムラは今、自身の顔がどれだけ卑猥な顔をしているのかも気づいていないのだろう――――。


【オナニーの名目も忘れてのガチハメセックス❤ ホムラも当然魅了チートに完堕ちです❤】


 ホムラ自身の希望でそのオナニーを行う部屋は、ホムラの部屋でもなければもちろんレックスの部屋でもなく、ヒカリの部屋のままとなった。

 自身の生活範囲や愛しいレックスを感じさせる場所でそういった行為を避けようとするのはなにもおかしなことでもなく、ホムラはその体に纏っていた衣服を脱ぎ捨てた状態で肝尾と向き合っていく。


「おぉ、ぉぉ~~……! ヒカリちゃんも大きかったけど、ホムラちゃんも同じぐらい大きい……! これはめちゃくちゃエロいな、興奮するよ……!」

「あ、あまり、見ないでください……❤」


 その大ボリュームな爆乳は、あのタイトなスーツに抑え込まれていたのだとはっきりとわかるほどにその胸部を大きく膨らませていた。

 ジロジロとした遠慮のない肝尾の視線を受けてホムラは顔を真っ赤に染めながら両腕を爆乳を隠そうとするのだが、ホムラの魅力的な細腕ではこのど迫力の爆乳を隠すことなど出来ない。

 しかも、その視線から逃げようとしているのか体をもじもじとくねらせているものだから、その爆乳が時折ぶるるんと媚肉を波打たせている始末だ。

 そんなボディの動きだけでもエロすぎるというのに、羞恥に顔を染めているホムラの可愛らしさまで加わるのだから、肝尾が我慢できるわけがない。


「ぐ、ぐひひ……そ、それじゃあ、これはオナニーだからね。レックスくんとしていると思うために……ほら、さっきのヒカリちゃんみたいに、ベッドの上で四つん這いになろうか」

「よ、四つん這い……! ワンちゃんみたいに、ならなきゃ駄目ですか……?」

「う~ん? 僕は別にホムラちゃんと向かい合って、恋人みたいなイチャイチャ正常位セックスでももちろん付き合うけど、ホムラちゃんはそっちがお好みかな~? 後背位なら、レックスくんの顔を分身の視覚を通じて映像を見ながらできるから、オススメなんだけどなぁ」

「い、いえっ! その、レックスの顔を見ながら、したいです……!」


 肝尾がわざとらしい下手くそな言葉責めをすれば、ホムラは恥じらいながら最高の反応を返してくれる。

 この爆乳美少女がどれだけ男にとって都合の良い存在なのか、肝尾はぐひぐひとブサイクに笑いながらそれを実感していた。


「そ、それでは、その……お、お願いします……❤」


 ホムラは天の聖杯という肩書からは正反対とも言えるなんとも可愛らしい小さなお手々をベッドにつけて、そのプリンとした弾力抜群のデカ尻を肝尾へと向けていく。

 何も言わなくても膝を開いた体勢で四つん這いになっているため、ホムラのオマンコのぷっくらとした膨らみも丸見えになっているではないか。

 そして、そこからはすでに愛液がダラダラと流れ落ちている。


(ぐひっ……もう濡れ濡れだ♪ まあ、僕とヒカリちゃんのセックスを見ちゃってるもんねぇ。女の子なら発情しないわけないよ♪)

(ホムラったらもうすっかり濡れてるじゃない……❤ でも、肝尾はそれに触れずに何も言わないなんて、本当に紳士的ね……❤)


 肝尾はその発情しきったオマンコが自分へと欲情していることの証明だと密かに悦に浸り、それを見ていたヒカリはそのホムラの濡れそぼったオマンコを見て揶揄することもフォローすることもなく、見ないふりをしている肝尾のことをうっとりと心中で褒め称えていた。

 そのヒカリの反応こそが魅了チートの恐ろしいところで、ニコポもナデポもマジカルチンポも、直接の効果を発揮していない時であっても、その魅了チートに一度掛かってしまえば、肝尾が行うことを無条件に良いように解釈し、何をせずとも好感度を更に上昇させてしまうのだ。


「あぁ、恥ずかしいですっ……❤ こんな、オナニーを他の人に手伝ってもらうなんて……❤」

「大丈夫よ、ホムラ❤ オナニーを肝尾に手伝ってもらう違和感なんて最初だけだし……なにより、その恥ずかしさも、すぐに気持ちよくなっちゃうんだから❤」

「そうだよぉ、ホムラちゃん。お友だちのヒカリちゃんもいるから、万が一僕が変なことをしても止めてくれるからね♪ 心配せずに、気持ちよくなっちゃおうよ!」

「いえ、その……恥ずかしいだけで、肝尾さんがそういったことをする心配はしていませんから、その……えっと……よ、よろしく、お願いしますっ❤」


 魅力的なデカ尻を向けながらオマンコを曝け出しているその状態は、好きな男性には意外と積極的にアプローチをするものの、根っこは貞淑であるホムラには羞恥の極みに近かった。

 それをヒカリがフォローをするように淫靡な笑みを向けて、そこに合わせるように肝尾もまたニコポの効果を持つブサイクな笑みを向けていく。

 そうするとホムラは当然その魅了チートの影響が深まり、肝尾を受け入れているのは前提であるかのような言葉を思わず口にしてしまうのだ。


「そ、それじゃあ、オナニーのサポートをするからね♪ たっぷり気持ちよくなるんだよ!」

「んきゅぅっ❤ はぁ、ふぅぅっ❤ お、お尻掴まれただけなのに、な、なんだか……気持ちいい……❤ おっきなオチンポも、オマンコに感じて……はぅぅ……ぁぁ……❤ 身体が、蕩けちゃいそう、ですっ❤」


 ぷりっとしまった大ボリュームなホムラの桃尻を、興奮で鼻息が荒くなっている肝尾は乱暴に掴むとそのチンポをオマンコへと擦り付けていく。

 媚肉がたっぷりとついたデカ尻だというのに形がまるで崩れていない美尻に、パクパクといやらしく開閉を行っているオマンコが並んでいる光景は、男ならば興奮しないはずがない。


「そ、それじゃあ、レックスくんのところに分身のホムラちゃんがたどり着いたから……ぐひひ、愛しのレックスくんのオナニーを見ながら、ホムラちゃんもオナニーしようね!」

『はぁ……はぁ……気持ちよかった……って、ホムラ!? いや、分身のだけど……うわっ、わわっ!? ちょ、ちょっと待って! さっきオナニーしたばっかりで今は……ふぎゅぅ!?』


 肝尾が水晶玉を操作して分身ホムラの視界を映像化したものをホログラムで空中に投影する。

 そこでは四つん這いになっていたレックスが肩で息をしながらオナニーの余韻に耽っていたところを、突如として現れた分身ホムラに、射精したばかりで敏感なチンポを握られて、再び四つん這いのまま手コキされる、いかにもマゾっぽい情けないオナニーが再開されていた。


「あぁ……レックスぅ……❤ そ、それじゃあ、肝尾さんっ❤ わ、私に……私のオマンコに、そのかっこいいオチンポを挿れてくださいっ❤」


 それを見たホムラは自身もまた快感を求める本能が強まったのか、映像へと視線を向けたままであるものの肝尾へと向かって甘く蕩けた言葉でチンポをねだってくる。

 ホムラほどの美少女にチン媚びをされて興奮しないわけがない。

 肝尾はデカ尻を掴んだまま勢いよくマジカルチンポを挿入していくのだった。


「ぶひひ! よ、よぉし! 天の聖杯の処女マンコ! いただきぃ!」


 ずぶずぶっ! にゅぷぷぷぅ、ずぶりゅぅ! ぶちぶち、ぶちぃ! ぶちぶちぃ……ずぶりゅ!


「ふぎゅぅう、うぅぅっっ❤ はぎぃ、はふぅぅっ❤ あっ、入って、きたっ❤ おぉぉ、大きいっ❤ 内側から、身体が破られるみたいにぃ……ほぎょぉお❤ お腹の中が、あ、熱くなって、ひぎいぃぃぃぃんっ❤」


 挿入をされた瞬間、お淑やかだったホムラが出したとは思えないほどの野太い喘ぎ声がその白い喉から飛び出していった。

 あまりの衝撃と身体への負担に全身をビクビクと痙攣させており、結合部から赤い血を流しているホムラは、しかし、その顔は喜悦に満ちた幸せそうな表情を浮かべているではないか。

 オマンコもまた、ヒカリの生意気とも言えるほどのきつきつオマンコとそっくりそのままに、肝尾のマジカルチンポを強く締め付けてきていた。


「ぐひひ! ほらほら、レックスくんのオナニーも始まってるみたいだよ! あの動きに合わせるから、レックスくんのチンポが動いてるのを意識するんだよ!」

「あぁっ❤ れ、レックス……レックスぅ❤ いい、良いですっ❤ レックスのおっきなおちんちんが、私の一番奥まで……おほぉっ、気持ちいいっ❤ レックスとセックスできてぇ、幸せですぅっ❤」


 肝尾が腰を動かせばオマンコの媚肉がぎゅぅっと強く締まり、マジカルチンポにヒダヒダの一つ一つが絡みつくようにまとわりついてくる。

 ホムラはセックスの相手を愛しいレックスだと想像して喘いでいるが、しかし、映像として目の前に浮かんでいるレックスの粗チンを『大きい』と言ったり、あんな長さで届くはずもないのに『一番奥まで突かれて気持ちいい』と叫んでいるその様子は、あまりにも滑稽だった。


「あぁっ❤ レックス、好きぃ、好きですっ❤ もっともっと突いてぇ❤ まだまだいっぱい、私、レックスと愛し合いた――――❤」


 だが、それは所詮はホムラに都合の良い妄想に過ぎない。

 未だ硬さを持ってパンパンと腰をかっこよく打ち付けてくれるそのマジカルチンポからは、いくら処女であるホムラであっても射精の予感を一切感じさせない堂々としたオーラがあった。

 だから、ホムラはまだまだこのセックスが続くと、『勘違い』してしまったのである。


『ホ、ホムラぁ! もう、射精るよぉ!』

「――――えっ?」


 ぴゅるっ……ぴゅっ、ぴゅぴゅぅ~~っ……


 ホムラが高ぶりを感じて、もう少しでイケそうだと感じていたところで、レックスはフライング射精をしてしまったのである。

 あまりの快感でぼんやりとしつつあった視界が突然の動揺にはっきりとしだし、改めてホログラム映像を見ると、そこには自分はまだもっと気持ちよくなれるところだったというのに、レックスは自分勝手な射精をして喜悦に満ちた表情を浮かべていた。


(…………レックスのおちんちん、すごく小さい。射精も……ヒカリちゃんが受けてた肝尾さんのすごい勢いのものと、全然違う)


 そこで初めて都合のいい妄想から目を覚ましていくようにして、ホムラはレックスの粗チンを監察してしまう。

 自分のオマンコを大きく拡げるように膨らんでいるマジカルチンポの感触は、どう見ても映像越しに見て取れる、年齢を考慮しても小さすぎる、レックスの親指のようなおちんちんとは比べ物にならないものだ。

 こんなものが、ゴリゴリと膣襞を削るように動いたり、ガツガツと気持ちよく子宮口を責めてくれるはずがないと、ホムラははっきりと理解してしまった。


「レックス、そんな……早すぎるよ……って、んおおぉぉ❤ おぉ、おほぉぉぉっ❤」

「ホムラ、凄いよぉ! この締まり、この絡みつき方! うひひ、僕の知ってる最高級なオマンコたちと同じぐらい気持ちいい! これがまだ処女だなんて……将来有望だよ! お嫁さんにしたい、最高のオマンコだ!」

「あひぃぃ、んぎゅぅぅっ❤ はぁ、き、肝尾、さんっ❤ そんな、お嫁さん、だなんてぇ❤」


 そんな風にレックスへと失望してしまっていたホムラに対して、肝尾はさらに腰を乱暴に振ってオマンコを責め立てていく。

 その顔は射精したレックス以上に蕩けきっている顔だが、しかし、処女マンコであることも考えない乱暴な腰振りには雄々しい力強さが確かにあった。


『あっ、ホ、ホムラ!? そんな、射精したばかりのおちんちん、また握ったら……い、いたいっ! 痛いよ、ホムラ! 気持ちいいより前に痛いから、と、止まって……止まってくれぇ!』

(…………肝尾さんは、ヒカリちゃんに射精したばかりでも私の未使用のオマンコを頑張って犯してくれてるのに……レックスはあんなに痛がって……)

「ふひぃ! ホムラ、ホムラぁ! この強い締付け、とっても気持ちいいよぉ!」


 しかも、そこにまだ流れているホログラム映像には、射精したばかりで敏感になっているおちんちんを連続手コキされて苦しげに顔を歪めているレックスの姿が映っていた。

 それを見て、どんどんホムラの中にある『かっこいいレックス』という姿が砕け散っていく。

 それと同時に、自分の名前を呼びながら処女のためにきつく狭いチンポを気持ちよさそうに犯している肝尾を無意識に比較してしまう。

 自分はレックスとは全然違う、レックスよりも圧倒的に強い雄に抱かれているのだということを本能が気づいてしまい、ホムラは思わずキュンと胸と子宮を高鳴らせるのだった。


「おほぉ、ぉおっ❤ イグッ❤ イグイグっ❤ オ、オチンポ、気持ち良すぎてっ❤ レックスじゃなくて、肝尾さんと肝尾さんのオチンポを考えながら、イ、イッちゃうぅぅっ❤」


 ぷしゅ、ぷしゅしゅっ! ぷしゃぁぁ~~!


「あぁ、ホムラ……イッちゃったわね❤ 『私と同じ』で、レックスじゃなくて肝尾のことを考えながら、今までの人生で一番気持ちいい『潮吹きアクメ』……キメちゃったんだ❤」


 ホムラは全身を大きく痙攣させつつ、結合部から勢いよく潮を吹いていく。

 ヒカリは自身と同一体であった女の子の『幸せな姿』を祝福するかのように、優しげな目でホムラを見つめていた。

 そこには肉体的な浮気はもちろん、精神的な浮気を責める姿もなく、自分と同じ快感をホムラが覚えていることに喜びを感じているようでさえある。


「あっ……ぁぁっ……❤ ごめん、なさい……❤ か、勝手に、イッてしまって❤ 手伝ってもらってる肝尾さんは、まだイッてないのに……って、きゃぁっ❤」

「ぐひひ、ほ、ホムラぁ!」


 自身が絶頂に達したことを謝罪するホムラの姿があまりにもエロすぎたせいだろう。

 肝尾は顔を真っ赤にしながら鼻の穴を広げている、いくらなんでもブサイクすぎる顔でホムラに迫っていくと、器用にも四つん這いになっていた手首を掴んでくるりと身体を半回転させる。

 ベッドの上で四つん這いになっていたホムラの身体が、ベッドに背中を預ける仰向けの姿勢で寝転ぶようになってしまった。

 そのくせマジカルチンポはまだオマンコに挿入されたままで、一瞬で後背位の姿勢からの正常位の姿勢に変える曲芸めいたその動きは、肝尾が多くの美少女と溺れるほどにセックスを重ねてきていることを強く実感させるものだった。


「あっ……ぁぁっ……❤ き、肝尾、さん……❤ そんな、自分勝手なレックスを見てがっかりしてる私を……慰めてくれるんですね……❤」


 ホムラは至近距離でニコポ発動状態のだらしない笑みを浮かべた肝尾を見たことで、その強引な正常位セックスへの移行も好意的に受け止めてしまう。

 実際は興奮があまりにも高まりすぎて、純愛欲求が強くなっている時に一番好む体位である正常位に移行しただけなのだが、魅了チートに侵されているホムラは都合よくその行為を勘違いしてしまうのである。


(『情けない雑魚雄のレックスじゃなくて、ホムラをちゃんとイカせた強い雄の僕を見て気持ちよくなれ』……そう言ってくれているんですね❤ なんて、優しいんでしょうか……❤)


 ホムラがイクよりも前にあっさりとフライング射精をしてしまい、その後も分身ホムラの事務的な手コキで『痛い、痛い』と泣きわめく。

 そんなレックスの姿は、なんともみっともないものだった。

 失望の念を抱いていたホムラに対して、まだ射精をせずに、しかも、ずっとホムラへと強烈な快感を与えてくれていたチンポで責め立ててくる肝尾の姿は、この世界で『寝取られ要員』としてスペックを調整されているレックスとは、比べ物にならないほどに男らしい姿と言えるだろう。

 

「うぅぅっ! ホ、ホムラ! ホムラぁ!」

「ゆ、指を絡ませる恋人繋ぎっ❤ はぁぅっ❤ 手を繋いだだけなのにぃ、イッたばっかりの身体がもっと気持ちよくなっちゃいますぅっ❤」


 そんな風に勝手に好感度を急上昇させているホムラへと、純愛セックスへの欲求が強まっている肝尾はなんの許可も取らずにその指を指を絡ませる恋人繋ぎを行っていく。

 肝尾の不器用そうな太くて短い指は、ナデポを引き起こす魔性の指である。

 ただでさえマジカルチンポでのセックスで限界まで性感が敏感になっているホムラは、その恋人繋ぎをしただけで軽いアクメに達してしまうのだった。


「いい、ですよねっ……❤ レッ、レックスもっ❤ 私やヒカリちゃんじゃないってわかってるはずなのに、分身とエッチなことしてるんですから❤ 浮気してるんですから❤ わ、私だって……オナニーじゃなくて、肝尾さんと……せ、セックスっ❤ セックスしても、いいですよねっ❤」


 その快感はホムラの中にある貞操観念を容易く吹き飛ばし、レックスだって分身と浮気をしているのだから自分も肝尾との性行為に夢中になっても良いという無茶苦茶な理屈を抱いていく。

 今までは遠慮がちに肝尾を見つめていたホムラが、映像には目もくれずに熱い視線を肝尾へと向けたことで、肝尾もまた凌辱回路とは別の部分にある純愛回路が激しく動き始め、その欲望のままにホムラの唇へとむしゃぶりついた。


「ぶ、ぶっへへ……! ホムラちゃんと、キス! キスするよぉ! こ、これはキスしながらのセックスなら、も、もっと気持ちよくなれるから、するだけだからねぇ!」

「はいっ、キス、してください❤ レックスしか知らない唇を、肝尾さんの濃厚な臭いで上書きするぐらい、凄いキスをしてくださいっ❤

 んぅ~~……ちゅっ❤ じゅるるぅう、ちゅっぅう~❤ れろろおぉ、ちゅぅ、ちゅっ❤ むちゅぅぅ~~❤」


 その唇を犯すようなディープキスを、ホムラは恋人繋ぎの手指に力を込めながら、当たり前のように受け入れていった。

 レックスとのキスの経験はあるものの、それは唇と唇を一瞬だけ触れ合わせるような可愛らしいバードキスに過ぎない。

 このようにして、唇を割るように相手の舌が口内に侵入してきて、セックスをするように舌と舌を絡ませ合うディープキスは、当然おこちゃまなレックスとは経験がしたことがない。

 そんな初めてのディープキスを体験し、ホムラは嬉しそうに顔を緩めていた。


「ぶひひ! も、もう我慢できない! そろそろ射精、するよぉ! ホムラちゃんのレックスくんを受け入れるはずだった子宮を、ぼ、僕の精液でたぷたぷにしてあげるからねぇ!」

「はい、はいっ❤ 私はもうたっぷり気持ちよくなりましたから、肝尾さんも気持ちよくなってくださいっ❤ 肝尾さんの一番気持ちいいタイミングで、一番気持ちいい射精、私のオマンコでしてほしいんですっ❤」

「うぉぉ~~! 献身的すぎる、聖女すぎる、可愛すぎる! ヒカリちゃんも最高だったけど……ホムラちゃんも最高の女だよぉ!」


 肝尾の射精宣言を、ホムラは当たり前のように受け入れる。

 恋人繋ぎの手をぎゅぅっと強め、そのまま正常位のままディープキスも続けていく。

 恋人にしか許されないイチャイチャ純愛セックスの局地とも言える状態を味わいながら、肝尾は最高の気分で、他人の恋人の子宮へと向かって寝取り射精を行うのだった。


「くおぉぉ~~! さぁ、飲み込め! レックスじゃなくて僕の精液で、イケぇっ!」


 どびゅるるるっ! びゅるるる、びゅびゅぅ! どぶびゅ、びゅぅ! ぶっぴゅるるぅぅ~~!


「ふぎぃぃぃぃっ❤ きた、きたぁぁぁっ❤ レックスのお漏らし射精とは全然違うかっこいいお射精、きたぁぁ❤ これ、これ好きぃ❤ お腹が破れるぐらいに流し込まれるお射精、気持ち良すぎますぅぅっ❤」


 イチャイチャ純愛セックスでありつつドロドロ寝取りセックスによる興奮で金玉に大量に精製されていた精子が、どっぷりという擬音が付きそうなほどの濃厚な勢いでホムラの誰も踏み入れたことのない初物マンコへと注がれていく。

 結合部からは先ほどと同じように激しい潮吹きが行われていき、どこかだらしない中年太りをした肝尾のお腹にぷしゃぷしゃとかかっていった。

 そんな濃厚な射精を受けたホムラは、足の指で別途のシーツを強く掴むと、ブリッジを描くように腰を突き上げて激しく全身を痙攣させる。

 その状態でも恋人繋ぎにしている両手は絶対に肝尾から離すことはなく、ブサイクなアヘ顔を作りながらもどこか愛らしい表情という奇妙な顔で、そのアクメ快感を受け止めるのだった。


「ぐひ、ぐひひぃ~……たまんないなぁ、他人の女への寝取り射精は♪」

「おほぉぉ……ほぉぉ、おひぃぃ……❤」


 そんな長いブリッジ姿勢でのアクメも終わり、肝尾がオマンコからマジカルチンポを引き抜く。

 精液と愛液と、そして、破瓜の血で濡れているマジカルチンポが露出される。

 それを感じ取ったホムラは、ゆっくりと恋人繋ぎにしていた手を名残惜しそうに話すと、ぼんやりとした動きでその股間へと顔を近づけていく。


「あっ……私が汚した、オチンポ……❤ きれいに、しますね……❤ ちゅぅ、むちゅぅ……❤」

「うぉっ!? な、何も言ってないのにお掃除フェラを、当たり前のように……! ホ、ホムラちゃん、理想の嫁すぎるよぉ……!」


 ヒカリが行ったことが記憶に強く残っていたのだろう。

 ホムラは生まれて初めてのフェラチオを、肝尾へのお掃除フェラで実績を解禁したのである。


「ホムラ、嬉しそうで何よりだわ❤ 肝尾とのセックス、すごく気持ちいいでしょう❤」

「んちゅぅう~~……ちゅぱっ❤ う、うん……凄かったね、ヒカリちゃん❤ こんな気持ちいいことがあるなんて、初めて知りました……❤」


 そんな肝尾の魅了チートの虜になっているホムラへとヒカリは嬉しそうに話しかける。

 ホムラもまた、肝尾へと強い好意を抱いていることが明らかなヒカリを当たり前のように受け入れて、先ほどのセックスを思い返してうっとりとした様子で答えた。

 明らかに自分のチンポに堕ちているゼノブレイド2の大人気ダブルヒロインを見て、肝尾はニタニタとした自分本意な欲望に満ちた笑みを浮かべてしまう。


「ぐひひ、よかったらこれからも性欲処理には付き合うからね。僕のことは都合の良い肉バイブだと思って、いつでも呼んでよ。これは、君たちが敵の攻撃に耐性をつけるためにも有効な、肉体的接触でもあるからね♪」

「そ、そんな肉バイブだなんて……❤ 肝尾さんは、一人の素敵な男性ですよ❤ そんな風に自分を卑下しないでください❤」

「私たちが気持ちよくなりたいのは当然だけど……私たちは、あなただから抱かれたいと思ったのよ❤ 肉バイブだなんて、そんなモノ扱いをしたりしないわ❤」


 自分をあえて下げるようなその言葉に、ホムラとヒカリは胸を高鳴らせてしまう。

 自分たちがセックスに溺れる罪悪感を薄れさせようとしている紳士的な男性なのだという、この世界におけるまともな倫理観を持っていたら狂ってるとしか思えない理屈を、今のホムラとヒカリは抱いているのだ。

 こうして、二人の堕落は始まっていく。

 本来はレックスとホムラとヒカリ、三人の愛の巣であったはずの家を中心に、肝尾が気持ちよくなるための寝取りハーレムの日々は明日からも続いていくのだった――――。


(次)


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POSTEDAug 10, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026