Pixivで連載している下記のシリーズの外伝的な作品になります。事件を解決した後に現代日本にハーレムメンバーたちと戻ってきた魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、FGO以外の作品のキャラをマジカルチンポを代表とする魅了チートで落としていくお話になります。
こちら前回の外伝
限界中年男性、現代日本で王子様系イケメン美少女をカキタレに堕とす。

Pixivで連載している下記のシリーズの外伝的な作品になります。事件を解決した後に現代日本にハーレムメンバーたちと戻ってきた魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、FGO以外の作品のキャラをマジカルチンポを代表とする魅了チートで落としていくお話になります。 ◆ それは、東京にある平凡な私立高校での出来...
限界中年男性、現代日本でヤンキー美少女とギリシャ神話の偉大な僭主をまとめてオナホ舎弟にする。(導入)

Pixivで連載している下記のシリーズの外伝的な作品になります。事件を解決した後に現代日本にハーレムメンバーたちと戻ってきた魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、FGO以外の作品のキャラをマジカルチンポを代表とする魅了チートで落としていくお話になります。 こちら前回の外伝 ───────────────────────────...
【シーン1:文香と寝取られ彼氏くんの幸せな日常、あるいは寝取りプレイのための前座】
東京の中心地へのアクセスも良い、神奈川県の名門私立大学でのことである。
否応なしに午睡を誘ってくるような温かな陽光が差し込んでくる図書館の静かな一角にて、一人の楚々とした、しかし一目で美少女とわかる容貌の少女が文学書の海に沈むようにページをめくっていく。
シミひとつない繊細な細指が文字をなぞるように本を読み勧めていくその姿はどこか物憂げですらあり、それは一枚の絵画かのような完成度を持った美を演出していた。
その女子大生の名前は、鷺沢文香。
どこで買ったのかもわからないノンブランドの服は、その華奢な体を隠すようなダボッとしたオーバーサイズで、それは昨今のトレンドを考慮したわけではなく着心地が気楽だからということを感じさせるような、そんな無造作な着こなしをしている。
長い黒髪は手入れらしい手入れを行っていないように角度によってはその目が見えないほどに前髪が伸びているが、それでいて『重さ』のようなものを感じさせない艷やかで軽やかな、理想的な美しい黒髪だ。
しかも、その長い前髪から時折覗くことができる瞳は、宝石さながらにキラキラと光った、ぱっちりと開いた大きな目をしている。
さらに、顎のラインや首の細さ、肩幅などからも分かる通り肥満ではなく、むしろ健康を心配になるほどの細さをしているというのに、そのダボッとした大きめのシャツの胸元は大きく膨らんでいる巨乳の持ち主だった。
外見を整えることに全く興味がなさそうな文香は、その属性だけを聞くと『ああいう子の魅力、俺だけはわかるんだよな』というタイプの魅力かと思うだろう。
だが、その小さな顔に時折覗く大きくきれいな目に、さらには華奢な体つきで猫背気味な姿勢の悪さのくせにはっきりとわかる巨乳を持っている。
そんな文香はいかにも『自分だけが魅力を知っている』というジャンルの美少女に思えるくせに、実際は『こんな巨乳美少女が隠れられるわけがないだろ!』と叫んでしまいそうになる、『本当の美少女は隠れることもできない』ということを強く実感してしまうほどの美少女なのである。
そして、美少女の回りに集まるのは当然のように同レベルの美少女だ。
図書館のテーブルでは同じように本を広げている、この大学でも評判の美少女ふたりがにこやかに、それでいて場所を考えて声を潜めながら談笑を行っている。
「文香ちゃん、今日はありがとう。おかげで論文に必要な資料が見つかったよ」
一人は清楚という言葉がそのまま形になったような亜麻色の髪の美少女である。
垂れ目がちな目元がどこか物憂げでセクシーな印象を与えるその少女は新田美波といい、経済学部に所属しているものの文学部の文香とは友好的な関係を築いている。
内向的や消極的というよりもものぐさという言葉が当てはまる、書物に関すること以外ではとことんの省エネ人生を送っている文香にとっては数少ない『友人』と呼べるような存在だ。
去年の文化祭では友人が主導で申し込まれたミスコンで堂々の一位を勝ち取った、この大学一番の美少女と呼んでもよい美波は、講義で提出する論文のために必要な資料を文香に相談をしていたのである。
文香は異なる学部の講義を理解しているわけではないが、もはや雑食と言ってもよいほどに活字を貪っている文香は条件を出されればそれに当てはまる内容の書物を提案できる、ある種の検索ソフトのような特技を持っているため、今回は美波の相談に乗ったというわけだ。
そして、この場には文香と美波というタイプの異なる美少女と混じってもまったく引けを取らない魅力を持った美少女がもう一人参加していた。
「文香さんは本当にすごいですね~。私は大学に入ったばかりで困っちゃうこといっぱいで……美波さん、論文もやっぱり大変なんですか?」
栗色の美しい髪を愛らしく二つ結びにした、美波や文香よりも幾分ほど幼い印象を感じる童顔を持った——しかし、そんな二人よりも明らかに大きな巨乳、いや、爆乳の持ち主だった。
そんな可愛らしい顔と正反対のドスケベマシュマロ爆乳が特徴的な美少女は、十時愛梨といった。
二回生である美波や文香よりも年次が異なる一回生で、この春に入学したばかりだというのにすでに次の文化祭ではクイーン新田美波の牙城を崩すのではないかと見なされている、超級の美少女である。
ある意味ではライバル関係にあると外野から目されているものの、実際のところはとあるコミュニティをキッカケとしてすでに美波と愛梨は有効的な関係を気づいており、そして、そのまま美波を伝って文香もまた愛梨と仲良くなったという過去がある。
そして、ほんわりとした天然で、あけすけに言えばいかにも知能が低そうに見えるし実際にそう影で揶揄されることも多い愛梨だが、実際はガチガチの理系で成績上位という、もはやギャップ萌えとも呼べるような存在でもあった。
また、テニスサークルに所属しつつ理系のアイドルでもある愛梨は男性票が集まりやすいという点も、次のミスコンの新田美波が王座陥落する可能性が現実味を持って語られている一因と言えるだろう。
「文香さんってやっぱりきれいですよね……私たちと一緒にアイドル、やっぱりやりましょうっ! 私からプロデューサーさんに紹介しますから!」
「私もずっと一緒に言っているんだけど……文香ちゃんが頷いてくれないんだよね。プロダクションの社長も代表プロデューサーさんも、可愛い子がいたらぜひスカウトしてくれって言われてるから文香ちゃんも一緒にアイドルをしてもらいたいな」
「いえ……私はそんな、アイドルみたいなきらびやかなお仕事は、とても……」
そんな美波と愛梨の共通点とは『ともに同じプロダクションでアイドルとしての仕事を行っている』というものだった。
納得といえば納得だろう。
新田美波や十時愛梨ほどの美貌を持っている女性は表舞台に出て、多くの輝けない人々の代わりに輝くことは責務なのだから、そんな二人がただの一般人という肩書を持っていることは、もはや重罪と言ってもいい。
女性たちは可愛らしい二人を同性だからこそに熱中をし、男性たちはそんな輝かな美少女を清廉な心で推しながらも下品な欲望で股間をふくらませる矛盾を行うというのがこの世の道理なのだ。
そして、その理屈は文香にも当てはまる。
これほどの美貌を持つ少女が読書が好きなだけの平凡な人生を送るということは許されないのだと、美波と愛梨はしつこくならない程度にことあるごとにアイドルの世界に勧誘を続けているのだった。
しかし、文香はその申し出に首を縦に振らない。
それは文香自身がアイドルというものへの関心が薄いこともあるが、同時にもう一つの理由があった。
「それに……私は『男性と交際をしています』から、清廉潔白が望まれるアイドルには似つかわしくないかと思います」
そう、鷺沢文香という美少女には恋人がいるのだ。
人によっては血涙を流しながら意味もなく包丁を研ぎ始めるようなその事実を、文香は恥じらうこともなく淡々と口にしていく。
美波と愛梨はそんな文香を、どこか残念そうな、もっと言えば可哀想なものを見るのだが、それでもそれ以上に踏み込むことはない。
「そっか。今日はありがとうね、文香ちゃん。私たち、そろそろお仕事だから行くね」
「文香さん、その気になったらいつでも言ってくださいね~」
美波はラクロスサークルに所属し、愛梨はテニスサークルに所属しながらアイドル活動も行っているために多忙である。
美波が手を振って出ていくと愛梨もまた軽やかに図書館を後にして、文香だけが残された。
静寂が戻り、文香は何事もなかったかのように再び本へと視線を落としてページを捲っていく。
そんな中で、図書館の入口から美波たちと入れ替わるように長身の青年が現れた。
「文香、いた」
「あっ……優人さん」
細身ながらもしっかりとした体格と甘いマスクを併せ持つ、いかにも女性ウケの良さそうな青年のことを文香は親しげに下の名前で呼んだ。
そう、この『池川優人』という青年こそが先ほどの会話の中に出てきた、文香の交際相手なのである。
高校時代はボクシングでインターハイに出場し、それでいてスポーツ推薦ではなく一般入試でこの名門私立大学に合格した、文武両道のハイスペック男子だ。
文香と優人は高校時代からの関係で、高校三年の夏に思いを結びあって恋人となり、そして優人が文香を追いかけるようにこの大学に入学したという経緯がある。
そんな優人は手元に一冊の小冊子を抱えており、その足取りにはどこか緊張が混じっていた。
そして、文香の前の机へとその小冊子を優しく置いて、乾いた声で優人は言った。
「これ、読んで欲しいんだ。俺が書いた、新作」
「まあ……!」
それは優人が大学に入学してから文香の影響で書き始めた自作の小説だった。
本来はインターネットの小説投稿サイトに投稿したもので、それを同人誌に詳しい友人からのアドバイスを参考にして作り上げた、物理的な書籍である。
文香は徹底的な物理主義者で、電書の類は講義で必要に駆られない限りはまず読まない。
それは好む好まないの問題ですらなく、とにかく目にすらしないのだ。
そのため、優人はわざわざ文香に読んでもらうためにこのような同人誌として作成したのである。
友人に表紙の装飾を頼んで作り上げたその本には、『呪いの卒業』というどこかありきたりな題名がつけられていた。
「その、和ホラーってやつかな……よかったら、感想とかもらえたらなって」
「はい。時間を作って、必ず読みますね」
「うん……そ、その、文香や先生のアドバイスに従って、登場人物は……ふ、文香とか身近な人を参考にしたから、ちょっと照れるけどよろしく」
優人は頬をかきながら照れ隠しに笑うと、二人の間に温かな空気が広がる。
付き合ってそろそろ二年となる二人だが、関係は良好。
しかし、肉体関係は未だになかった。
文香がとにかく肉体的欲求というものが薄く、自身を求めてきている感覚を優人は一切覚えられないために、どうしてもその先へと勧めていないのだ。
そのことを『恐らく文香はアセクシャルや性嫌悪のような性的行為に関心が薄いどころか嫌っているのだろう』と、優人は自分に言い聞かせるようにしている。
本音を言えば、文香のような巨乳の文学美少女をむちゃくちゃにしたいという欲望は優人の中に常に存在するし、それこそオナニーをする際の妄想では声にとても出せないような凌辱的行為を何度も文香へと行ってきた。
ボクシングで高い実力を持ちつつ学業にも秀でている高スペック男子な優人だが、その実情は単なるヘタレというわけである。
そして、そんな中学生カップルのような二人のもとに新たな人間が現れた。
「池川くん、鷺沢さん、楽しそうにお話をしていますね。あら……その本は……?」
「香子先生……!」
紫に近いような長い黒髪を特徴的に二つのお団子にして、シャープなメガネをかけた絶世の美女だ。
古典文学の講義で教鞭をとるその女性、『肝尾香子』はその高い知性と同時に『源氏物語』を代表として『伊勢物語』『古今集』などに深い理解を見せるその姿は、文香の憧れの女性でもあった。
優人が訪れた際には穏やかに椅子に腰掛けたままだったのに、香子が現れた瞬間にその美しい顔をパッと輝かせて立ち上がったその様子からも、文香が香子を慕っていることは明白である。
それこそ、香子が男性だったならば優人は身を焦がすほどの強烈な嫉妬心を覚えただろう。
「これは、その、俺が書いた小説です。文香に見てもらおうと思って……」
「まあ! あの時に言っていた物語ですね。それを恋人に見せるとは……まあ、まあまあ! とても素敵だと思います!」
身長も高くスタイルも抜群に良い上に、どこか怜悧な印象さえ与える美貌を持っている香子はクールな大人の女性と思われがちだが、その実態はどちらかというと幼さを残した可愛らしい性格の持ち主だった。
今も新たに誕生した本を祝福するように、文香と一緒にキャッキャッとはしゃいでいるほどだ。
(うぉぉ~~……! ふ、文香と香子先生の胸がむぎゅりって押しつぶしあって、エ、エロ……! この二人が仲いいと、そういう百合エロみたいでマジでたまらん……!)
そんな本の前では童女に戻ったかのように愛らしくなる文香と香子が身を寄せ合うように交流をしている姿へと、優人は密かに下劣な視線を向ける。
だが、こればかりは優人を非難できないだろう。
文香も十分な巨乳の持ち主だが香子はそれをはるかに超える爆乳の持ち主で、そして、二人は年齢差による雰囲気の違いこそあれどもどこか似通った、清純な美貌の持ち主なのだ。
そんな二人が仲良しな状態でレズ妄想をし、さらにそこに自分が挟まることを考えない雄のほうが少ないはずなのだから。
「そ、それと文香……! 来週の温泉旅行、楽しみだな……! 静かなところで、本の舞台になったあの温泉街で読書を楽しみたいって言ってたもんな!」
「はい、そちらも本当に楽しみです。ただ、すみません……旅行のための移動手段や宿など、全部優人くんにおまかせしてしまって」
「気にするなって、文香のためだからな」
そして、そんな美少女の文香を今年こそモノにするのだと意気込んでいる優人は、来週の温泉旅行に思いを馳せていく。
そこでは文香はある民話集のもととなった温泉街でとことん本を読みまくるという特殊な旅行プランを立てているが、優人はその旅行先で初めてのセックスを行うことを目論んでいるのだ。
ある種のすれ違いが起きている様子を、香子は微笑ましげに笑った。
そんな二人は知らない。
その温泉旅行こそが、二人の未来を決定的に狂わせてしまう特異点に類する『異変』が発生する原因となることを————。
■
【シーン2:突如として巻き込まれた特異点、出会ってしまった魅了チート】
池川優人が異変に気づいたのは、温泉旅館についたその瞬間だった。
観光客も多いはずのメジャーな温泉街であるはずの旅行地が、明らかに閑散と寂れてしまっているのだ。
インターネットで確認した画像や写真、旅行雑誌での内容と、のどかで淋しげな客室から眺める風景がまるで異なっているのだ。
これは温泉街というよりも、秘湯をメインとしているような鬱蒼とした山林と古びれた集落が広がる田舎村なのである。
そして何よりもの違いは、優人の隣には居るはずの恋人の鷺沢文香が居ないのだ。
「ここ、どこだ……?」
優人が慌てて立ち上がって外へと向かっていく。
自身が予約していたはずの温泉旅館とはかけ離れた、民宿という方がしっくりと来る古民家を改装したのであろう宿も、そこから広がる光景も、全てが異なるものに混乱は深まる一方だった。
雨上がり特有の湿った土の匂いに遠くで鳴る鳥の声、そして、恐らくは温泉に関連するのだろう硫黄臭も薄っすらと漂ってくる。
ふらふらとした足取りでそのまま歩いていくと、朽ちかけた木造のバス停を発見する。
そこには時間の経過によってかすれてしまった文字で、『宝地村』と書かれているではないか。
「こ、この地名は……!」
一般的な日本国民ならば聞いたこともないようなその村の名前に覚えがあった。
そして、その村名を目にしたことで見覚えのないはずのその田舎村の光景、いや、雰囲気がどこか既知のものだということに気づく。
見た覚えはないが、情報として整理すると当てはまるものがあるのだ。
「まさか……俺の書いた小説の舞台か……!?」
その『宝地村』という村名は、まさに優人が執筆をして小説投稿サイトに載せた自作のホラー小説の舞台設定となったものなのである。
それらは明確なモデルがあるわけではないし、そもそも都会育ちの優人が素人なりに既存の作品の情報を集合させて作り上げた、言うならばただ漠然としたイメージだけで書いたものだった。
また、実在の地名が被らないようにとインターネットで検索をして核にもしているため、この日本には存在するはずがないのだ。
「どうなってるんだ……? それじゃあ、ここには俺が考えた怪物や、文香をモデルにしたヒロインもいるってことなのか……?」
この村にはホラー小説の怪物となる、しかし、自身で前に出てくるのではなく狂信者となっている村民たちに崇められている異形の存在、『ちぃぽう様』が存在する。
その怪物自体は住処である『祠』の最奥に入りこまなければ襲いかかることもないために警戒をする必要性は薄いのだが、問題はやはり狂信者である村民たちだ。
この小説では他所から秘湯を目当てにやってきた温泉マニアの主人公が、ある時に十年に一度のお祭りのために『生贄となるべき巫女』として密やかに育てられた無垢なヒロインと出会い、その巫女ヒロインの手を取ってこの村から抜け出すというものである。
ちんぽう様に捧げるためと余所者を殺害することさえあった村民たちは生贄を捧げられなかったことでちんぽう様に呪われて因習村は壊滅するという、因果応報が末路となるある意味ではよくある物語だ。
だが、なぜ優人がそんな宝珍村に訪れたのかが一切理解できない。
「ひ、ひとまず……ヒロインが居るはずの屋敷に行ってみよう……!」
優人は焦燥感に胸を締め付けられるまま、この宝珍村の北に位置する大きな屋敷へと向かっていく。
そこは黒塗りの壁と瓦屋根という、いかにも古風な日本家屋の様相を呈しつつも、囲んでいる外壁が長身の優人がジャンプをしてやっと縁に手を掴めるというほどに異様なまでの高さで、まるで外部からの侵入を拒んでいるようだった。
だが、これの本当の目的は中にいる巫女を閉じ込めるための牢獄なのだということを、この世界の創造主である優人はよく知っている。
だが、同時にその裏山を登ればある場所から巫女の部屋を覗けることができるということも知っていた。
「なっ……そ、そんな……!?」
優人はその裏山を登り、しっかりとした大木に登ってやはりしっかりとしている太い枝に腰掛けると、そのまま哀れなヒロインである巫女の部屋を覗く。
そこには、時代錯誤とも呼べるような白い着物をまとった一人の女声が本を読んでいた。
長い黒髪に着物越しでもわかる華奢な体躯、そして物憂げな雰囲気。
それらは『ある一点』を覗いて優人が描写した通りのヒロインの容姿そのものである。
だが、そのある一点の違いに優人は愕然としてしまう。
「あれは、ヒロインじゃなくて……本当の文香じゃないのか!?」
恋人である文香そのままだとどこか気恥ずかしさを覚えてしまうために、優人はヒロインの首の高さで切りそろえたおかっぱ頭にしていたのだ。
それなのに、ここから覗けるヒロインの姿は腰にかかるような長い黒髪だった。
大きな声で叫びそうになる衝動を必死の思いでこらえて、それでもうねるような声を漏らしながら必死に思考をまとめていく。
「つまり、俺は俺が書いた作品の中に入り込んでいる……いや、取り込まれているってことか!?そして、俺がこの世界にいるみたいに、文香もこの世界に巻き込まれた……みたいなことなのか?」
本をめくりながらではあるが遠目からでも困惑していることがわかる文香の顔に、優人の胸はきつく締め付けられる。
必死に活字を負うことで冷静さを保とうとしている恋人の窮地に、今すぐにでも駆けつけてやりたかった。
それでも、優人は物陰に身を隠す。
小説の設定では温泉マニア垂涎の秘湯というもので資金を得つつも部外者を警戒しており、巫女に関しては厳重な警備で守っている。
そんなヒロインの巫女と主人公が出会えたのは、ヒロインの教育係である女性が巫女を憐れんで、そしてこの因習村に強い憎悪を持つが故に主人公と引き合わせて、逃避行を促したからだ。
「ま、まずはその人を探さないと……とにかく、この世界から抜け出せるかどうかは別として、このままだとお祭りの日が来たら文香が殺されちまう……!」
何が起こっているのかさっぱり理解ができないまま、それでもこのままだと恋人が死んでしまう可能性が高いことを感じて優人はその場を離れて村の中心地である神社の方へと向かっていく。
その『宝地神社』はその名のとおりにこの村のルーツであり、そこを祀るために人々が集まって集落化して、この村が出来上がったという、まず神社ありきというほどの重要地だった。
神社にたどり着くと、そのまま参道を進んでいく。
ここに優人が探している人物、すなわち小説の中では巫女ヒロインを救い出すための協力者となる人物がいるはずなのだ。
だが、そこでは再び優人を驚かせる光景が広がっていた。
「…………池川くん? こんなところで、何をしているんですか?」
「か、香子先生……!? なんで、先生がここに!?」
そこには『肝尾香子』を名乗る、優人と文香の大学で教鞭をとる美貌の教授が巫女服で立っていたのだ。
長く美しい紫がかった髪を耳かなにかのようにお団子スタイルに編んでいる、メガネがよく似合う知的美女は、巫女服に身を包んだまま古びれた巻物を抱えている。
まさか自分と文香だけではなく香子もこの異変に巻き込まれているのに驚いた優人は、目を丸くする他なかった。
「私ですか……恐らく、既知の異変に巻き込まれたと言ったところでしょうか。この日本に来てから幾つかこのようなことが起こるというのは、マスターより伺っていましたし、頼光様やキアラ様など、様々な方からもお話を聞いておりましたから。けれど、我が身に降りかかるとさすがに動揺をしてしまいますね」
「な、なにか知っているんですか、この状況について!?」
その優人の悲鳴のような叫びに、香子は安心させるように優しく微笑んだ。
そして、ゆっくりと自身の知る世界の秘密を————『紫式部』として『肝尾拓郎』というマスターと歩んだ人理修復のたびについてかいつまみながら、『特異点』についての解説を行っていった。
曰く、特異点とは歴史の歪みである、と。
曰く、肝尾は『カルデア』という組織の仕組みを『特殊な方法』で東京の地に持ち出して、現在でもそれら微小特異点の修復に当たっている、と。
曰く、そして自分は過去の偉人である『紫式部』その人であり、現在はマスターである肝尾の姓を借りて『肝尾香子』として現代で第二の生を送っている、と。
「し、信じられない……けど、信じるしかないんですね……」
「理解が早くて助かります。それに、あなたのお陰で納得ができました。この特異点はどうやらあなたの小説を元にして作られているようですね。舞台は確か、昭和後期でしたか? その影響でスマートフォンなどもない……と言ったところでしょうか」
「あっ、そう言えば……!」
「そして、恐らくは聖杯はあなたが設定した『ちぃぽう様』という怪物に近い場所にあるでしょうが……ホラーの怪物という物語的要素を考えると、策もなしに接近するのは危険ですね。この手の怪物は無条件に不死性を持っているでしょうし」
「ああ……ありがとうございます! 先生のお陰で、混乱してた頭が整理してきました! つ、つまり、俺は文香を守りつつ、その聖杯というものを探せば良いんですね!?」
優人は神に感謝する想いだった。
肝尾香子という女性は優人が理想とする知的な美女の姿そのもので、実際にヒロインのモデルが文香であるように、協力者であるこの登場人物のモデルは香子だったのである。
実際、物語の中でも香子の立ち位置の人物は様々な知識を用いて主人公を導く、言うならば第二ヒロインのような立ち位置だったのである。
このまま香子と協力することが文香を救う最善の道だろう。
「そうでしょう。それに……ふふふ♡ 喜んでください、池川くん! この特異点には、なんと……私が知る限りでもっとも優れた人が来ているんです!」
「え……? えっと、先生の知り合い……ですか?」
「はいっ♡ それでは池川くんにも紹介を……って、あぁっ♡ マスター、こちらですっ♡ この特異点について重要な知識を持つ方と遭遇しましたっ♡」
ぴょんぴょん、と。
香子が優人の背後に居るであろう人物に向かって可愛らしくジャンプをしながら声をかけた。
その際に文香よりも大きな爆乳がものすごい勢いでぶるんぶるんと揺れだし、本当はその『香子が最も信頼する人物』を見るために振り向かなければいけないというのに、その視線は香子の弾んでいる爆乳に固定されてしまっていた。
だから、その人物の存在に気づくのが遅れてしまった。
この物語そのものを破壊してしまう、大きすぎるバグのような存在に。
「ぶひひぃ! いやぁ、おまたせぇ! ちょっと山奥にある秘湯の温泉に入ってきてたからさぁ……でも、さすがは香子さんだね。こんな早くに手がかりを見つけるなんてさぁ♪」
「なっ……!?」
どこかくぐもったような声とドタドタという耳障りな足音とともに現れたのは、優人の想像とはかけ離れた男だった。
香子のような美女が尊敬を向けているという事実から美形の男性か、そうでなくとも紳士的な振る舞いをする年配の男性だろうと漠然と考えていたのである。
それなのに現れたのは、どこにでもいそうな平凡すぎるほどに平凡な中年男性だった。
180センチを超えている優人よりも低い背丈は、恐らくは170センチにも届いていないだろう。
全体的に太っているわけではないのだが、それだけにぽっこりと中年太りしたお腹が際立ってしまう。
顔立ちもニタニタとした笑みを浮かべており、とても異性を引き付けるような魅力を持っているとは思えない。
はっきりといってしまえば、凛々しい容貌のスポーツマン系イケメン男子の優人とは全く別種の人間だ。
「はいっ……♡ お褒めの言葉、とても嬉しいです♡ あぁ、池川くん。こちらが肝尾拓郎さん。先ほどお話した人理修復の話に出てきた……この世界を救ってみせた、人類最後のマスターです♡ 私の肝尾という苗字も、恐れ多くもマスターが所有する許可を出してもらったために、今世では使用させてもらっているんですよ♡ お優しい人ですよね♡」
「おぉっ? この男の子がその情報提供者ってことかなぁ? それに、香子さんと知り合いだったりする?」
「私が勤めている大学の生徒の方ですね。そして、この特異点のもととなったのは彼が書いた自作の小説だと思われます」
「なっ……先生、きょ、距離が近……えぇ……?」
そして、さらに優人を驚かせたのはそんな凡庸な中年男性に、あの大学キャンパスで羨望の視線を向けられてやまない、才知に満ちた美女である香子がなんの躊躇いもなく抱きついたことだ。
むにゅりと爆乳が肝尾の腕に押しつぶされる様はなんとも淫猥で、しかし、その相手が自分ではなく冴えない中年男性ということに強烈な嫉妬心を覚えてしまう。
「池川くん、マスターは特別な力を持っています。その特別な力であらゆる窮地を乗り越え、あらゆる奇跡を成し遂げてきました。この特異点でもそうです。むしろ、特異点解決のためにはマスターの力は必要不可欠と言えるでしょうね……♡」
「せ、先生が、そこまで言うなら……わかり、ました。協力、お願いします」
優人は香子の姿に引っかかるところを感じつつも、それでも文香を救うことが最優先の現状では協力者は何人いても困らないことからそれを飲み込んだ。
たとえ、眼の前の男のことをどこか信用できないとしても、それは些事だと切り捨てたのである。
「文香を助けるためには、儀式を行うお祭りの日までに怪物の住処になる祠の場所を特定しなきゃいけないと思います。その近くで、俺は主人公がヒロインを奪い取って逃げるように書きましたから……きっと、その近くには逃げ道になるものがあるはずなんです」
「おぉっ! さすがは名門大学の学生さん……ってところかな! 随分と冷静で頼りになりそうだね♪ その……ぐひひ、文香ちゃんだっけ? 恋人さんを助けるために、頑張らないとねぇ」
「っ……は、はい……」
肝尾が浮かべたニタニタとした不快感を煽る笑みとなんとも薄っぺらい言葉に、優人は思わず怒りを覚えてしまう。
ぐっと拳を握りしめてそれをその不快な顔面に叩きつけてやりたいほどだ。
それでも、わざわざ事を荒立てる必要はない。
この村が自分が書いた小説の世界ならば、自分はこれから起こることについて誰よりも知っているのだ。
自分が主人公として、ヒロインの文香を救い出すことに集中するし、そのためならば肝尾のような不快感を覚える中年も利用してやる。
そうして、優人は改めて覚悟を決めるのだった。
「…………ぐひ、ぐひひ。そっかぁ……今回は、鷺沢文香ちゃんが獲物かぁ。しかも、原作には居なかったプロデューサーじゃない別の彼氏くんまでいる、寝取りシチュ……楽しみだなぁ♪」
だが、優人は知らなかった。
ここは確かに優人が書いた小説を舞台としている特異点だが、ここにいる肝尾の存在が物語の歯車を完全に狂わせていることを。
そして、肝尾がいる段階ですでにこの世界は肝尾に都合のいいエロ小説の世界に変わってしまったことを。
優人はまだ、何も知らないのである————。
■
【シーン3:まずは前座の二人から。美人女子大生はすでに肝尾の性奴隷です♡】
翌日のことである。
優人は今が昭和後期の時代であることもカレンダーやテレビなどから再確認をし、さらには香子から密かに譲り受けた村の地図で、自身が漠然としたイメージで組み上げたこの宝地村の実際の地理情報を保管していく。
しかし、地図が手に入ったのは優人にとって僥倖だった。
この宿泊先の人間に地図を見せて欲しいなどと頼めば、いくら宿泊業を行っているとは言え、排外的な風習のあるこの村の住民からすれば警戒されてもおかしくはないのだ。
宝地村の見どころである秘湯について知りたいと言われても、恐らくは望むべき詳細な地図は出されずに秘湯までの道のりが書かれただけのものが渡されるに決まっている。
そういう意味で、やはり協力者として香子が配役をされているのは、実際の物語よりも幾分かスムーズに物語を進ませられるはずだ。
「ここが村の最南か……このバス停を使って外と出入りできるけど、日に片手で数えられるぐらいの本数しか出てないんだよな。本当に、秘境の村って感じだよ。それで、秘湯は北西側にある……って感じか。温泉の村として売れ出せるはずの上等な泉質だけど、閉塞的だからそういう村興しとかもしていないって設定にしてるんだよな」
とにかく足を棒にする勢いでこの村を歩いて、頭の中で情報を埋め込んでいく。
設定では祠は北東側にあるのだが、当然、秘密にしてあるために香子から譲り受けた地図の中にも祠の位置は記されていない。
実際の位置を特定するためには、やはり現地に向かって手当たり次第に探す他ないだろう。
そのためには、出歩いても怪しまれないようにいかにも旅行者がのんびりと散歩をしているという印象を与えなければいけない。
「秘湯っていうのにも言ってみたいけど、文香を救うことが最優先だ。正直、そんな暇もないだろうな」
優人は村の中心部へと向かっていく。
近い内に祭り————生贄である巫女をちぃぽう様なる怪物に捧げる儀式があるためだろうか、色とりどりの提灯が飾られており、準備が進んでいるようだ。
住民たちの視線がよそ者である優人へと針のように刺さる。
居心地が悪く感じて、180センチもある長身を思わず小さくしてしまった優人へと、思いもよらぬ声が飛び込んできた。
「あら。見ない顔ですけど……旅行ですか?」
「へぇ~、温泉が目当てですか~? 雑誌で取り上げられたって聞きましたから、そういうお客さんですかね?」
振り返った先には、文香や香子と同じく見慣れた顔が存在した。
いや、優人でなくとも同じ大学に通う学生ならばその二人のことは一瞬でわかっただろう。
「えっ……!? に、新田に十時……!?」
「……? どうして私たちの名前を知っているんですか?」
「う~ん……美波さん、これってなんだか怪しい人だったりしまうか?」
そこに居たのはなんと、同じ大学に通う文香と並んで語られる美人女子大生の新田美波と十時愛梨だった。
いつもの洗練されたおしゃれなファッションではなく、昭和後期というこの時代設定に相応しいどこかレトロな服装に身を包んでいる二人は、しかし、そんな野暮ったいとも言えるような服装でも変わらない女性としての魅力を醸し出している。
別に小説の中にモデルとして登場してはいない二人の登場に、優人は思わず後ずさるように動揺した。
(香子先生が言っていた……特異点に巻き込まれた場合、この特異点の外の記憶を失って聖杯っていうものに都合のいい記憶が埋め込まれてる可能性があるって……! つ、つまり、新田と十時は俺の知ってる大学生の新田と十時じゃなくて、この田舎村で暮らしている新田と十時ってことか……!)
そして、その言葉から二人は記憶を失っていることにも気づく。
香子との遭遇で様々な情報を得ていなければ混乱のあまり、とんでもない失敗をしてしまったかもしれない。
そんな動揺をしている優人を美波と愛梨は訝しげに見つめながら、そして、すぐにどこか淫靡な表情で迫ってくる。
「旅の人って珍しいからちょっとお話したいかもしれませんね。愛梨ちゃんも、そう思わない?」
「うんうん、なんだか都会の人って感じですごくかっこいいし……どうですか、そこでお茶でも!」
普段は清楚な印象を与える美波が艶っぽく笑い、愛梨もくすくすと可愛らしく笑いながらもその特徴的な爆乳をぶるんと揺らしながらよってくる。
二人の甘やかな声と誘惑的な仕草に、思わず優人は喉を鳴らしてしまうほどに興奮を覚えた。
恐らく、普通の男ならばこれほどの美少女たちに迫られればだらしなく頬を緩めてその誘いに乗るだろうし、優人だって平時ならば文香に申し訳ないと思いながらホイホイとついていったはずだ。
(だ、ダメだっ! これ、俺が設定した……ハニートラップだ! この村だと男の生気はそのままちぃぽう様って怪物の糧になるから、ここで射精をすると生気を奪われちゃうんだ! こ、この二人はサキュバスだと思って、強い心で跳ね除けないと……!)
しかし、自身が施した設定が優人の脚を止めた。
この村では男性が射精をしてしまうと生気を吸い取られ、回数次第では廃人化してしまうのだ。
それを避けるためにはちぃぽう様に絶対の服従を誓わないといけないし、事実、優人が書いた物語の中では主人公の友人である、猿のように性欲の強い男性キャラクターは、この村での色仕掛けに引っかかってしまい、ついには魂を奪われて意思を持たない操り人形になったという話を書いている。
そんな廃人になってしまっては文香を助けるどころの話ではない。
「わ、悪いっ! 俺、ちょ、ちょっと急いでるから!」
「わわっ!? あ、あれ、逃げちゃった?」
「う~ん、なんだか変な人ですね……?」
腕を優しく掴んで人影のないところまで誘おうとしていた美波から、ボクシングで鍛えたフットワークで軽やかに離れていき、そのまま優人は広場を駆け抜けるように去っていく。
後ろから不思議そうな二人の声が聞こえてくるが、それでも必死に理性を保ってその誘いから逃れる。
「ふぅ、ふぅぅ~……! 文香、俺は絶対に君を助けるからな……!」
優人は人から逃げるように山の中へと入り込み、大きな木にもたれかかると息を整える。
美波と愛梨のニタリとした笑みは実に魅力的で、全てを知っているはずの優人でも思わず乗ってしまいそうなほどの魅力に溢れていた。
その誘惑を振り切った優人は、そのまま物語のキーとなる祠を探しに足を動かしていくのだった。
「ふふふ、おじさんも観光なんですね♡ 笑顔、とってもチャーミングですね♡ ……ほ、本当に、なんだか目が奪われちゃうというか♡」
「こっちまで来てくれて、ありがとうございます~♡ かっこいい手でおっぱいに添えられるの、なんだか熱くなってきて……服を脱ぎたくなっちゃいました♡」
————だが、その誘惑を振り切る必要も何もない男がここにいた。
「ぐふふぅ! こ、こんな可愛い子に迫られたら、断れるわけないよぉ!」
そう、優人と同じくこの特異点に入り込んだ異物の肝尾拓郎である。
肝尾は美波と愛梨に促されるまま、誰も使っていない空き家へと入り込んだ。
両端から腕を取られて、むぎゅりと美波の美乳と愛梨の爆乳が押し付けられる。
優人たちの大学では『経済学部の新田美波、理学部の十時愛梨、文学部の鷺沢文香』と語られる三大美女である二人にそんな風に体を引っ付けられれば、それだけで射精をしてしまいそうなほどの興奮と優越感を覚えるというものだ。
すでに肝尾のチンポ————肝尾が持つ最強最大のチート能力、『マジカルチンポ』はビキビキと完全勃起状態になってしまっていた。
「ぐふふ……! ふたりとも忘れちゃってるみたいだけど……僕のチンポで記憶を取り戻させてあげるからねぇ♪」
「……? ひょっとして、おじさんと私たちってどこかでお会いしてますか?」
「私たちはこの村から一度も出たことがないから、この村に着たことがあるということでしょうか……?」
「ぼ、僕たちはアイドルとプロデューサーっていう、凄く強い縁で結ばれているんだよぉ! そして、君たちは僕の『806プロ』でアイドルとしてお仕事をしていたんだ! 特異点のせいでそんなことも忘れちゃってるけど、大丈夫、僕が助けてあげるからねぇ!」
ここで一つ情報を確定しておくと、新田美波と十時愛梨がアイドル活動のために所属している芸能事務所というのが、このカルデアから日本へと帰還したマスターである肝尾拓郎がサーヴァントたちとともに作り上げた『806プロダクション』なのである。
当然、美波と愛梨はすでにお手つき済みのオナホアイドルだ。
どうやら、特異点に入り込んだ影響でそのことも忘れているようだが、肝尾はそのことに腹を立てることもなく、むしろもう一度自分という絶対的強者を知らない美少女を犯せるのだと強く興奮をしていた。
「それじゃあ……この宝地村の名物は、温泉だけじゃなくて女の子もだってこと、教えてあげますね♡」
「男の人は他所の人が嫌いみたいですけど……私たち女の子は、歓迎しているんですよ~♡」
優人が二人のことをサキュバスだと思おうとしたのはあながち間違いではない。
今の二人はこの因習村のルール、『よそ者を射精してその生気をちぃぽう様にお捧げする』というものに則って肝尾を誘惑していく。
空き家という名前のヤリ部屋に入り込んだ二人の美少女は、そのまま肝尾を壁に押し付けるように体を動かすと、そのままその細い指でズボン越しにマジカルチンポを刺激していく。
「おぉっ!? こ、これはスゴイや……! 僕が仕込んだ技術がしっかり残ったまま、でもいつもの二人とは違うサドっぽい手つき……! ぐふふ、面白い遊園地を作ってくれてるなぁ、池川くんは♪」
「ズボンの上から……シ~コ、シコ♡ もちろん、これは単なる前戯ですからね♡ ここで射精をさせるつもりもなにもありません♡ ただ……ちょっとだけ、焦らしているだけです♡」
「お手々だけで終わらせるなんて寂しいことはしないですよ~♡ それじゃあ、オチンポさん……見せてもらいますね♡」
美波と愛梨もまた興奮をしているのだろう。
頬を薄っすらと紅潮させたまま、そのぷるぷるの瑞々しい唇をレロリと舌なめずりをしながら、肝尾のズボンと下着を手早く脱がせていく。
特異点で『娼婦』や『淫魔』としての記憶を植え付けられているとはいえ手慣れた動きなのは、やはり記憶を失ってもその肉体が肝尾のオナホアイドルだった経験を確かに持っているからだろう。
そうして、どう見ても清純なはずなのに雄の肉欲をこれ以上なく刺激する、天然のサキュバスたちが明確な色仕掛けの目的を持って動き、肝尾のマジカルチンポが露出されていった。
「へっ……♡」
「はひ……♡」
その瞬間だった。
ズボンと下着から解放されたマジカルチンポは勢いよく跳ね上がり、すでにパンツをドロドロに濡らしていた先走りのカウパー液を周囲へと撒き散らしていったのである。
そのサイズは実に40センチを越えており、さらには猛々しく伸びているその竿の部分には目を疑うようなゴツゴツとした肉イボが生えていた。
さらに、そのチンポの高いカリの溝にはチンカスが大量に付着しており、そのネバネバとした様子は金玉から吐き出される精液の濃厚さを嫌でも連想してしまう。
そんな風に飛び出してきたマジカルチンポに、二人は視線を外すことができない。
明確に体が熱くなり、下腹部がキュンキュンとうねりだし、吐き出す息には甘い香りが漂い出す。
チンポを見ただけで、パブロフの犬さながらに美波と愛梨は発情してしまったのである。
「う、うわぁ……♡ 凄いサイズ……♡ こんな立派なもの、見たことない……はず、なのに♡ なんでだろう、凄くしっくりくるというか……♡」
「はぁぁ……♡ か、体が熱くて……駄目です、もうこんな服、着てられません♡ あぁ、お役目なんて関係なく、セックスしたい……して欲しいって体が求めちゃってる……♡」
そして、マジカルチンポの魅了チートの影響で美波と愛梨は一瞬で発情してしまった。
しかも、脳みそが忘れてしまっていた肝尾とのセックスの気持ちよさも覚えているように、二人はくねくねと腰を踊らせて淫らなダンスを披露しているではないか。
元々『露出癖』というようなものもある愛梨だけではなく、美波は昭和風のファッションをずるりと脱ぎだして全裸を披露していく。
そんな二人の美少女の姿を見て、全能にも等しい魅了チートの力を完全に把握している肝尾は本来の小心な性格が消滅しており、偉そうな態度で二人へと命令をした。
「ほ、ほらほら! このチンポが欲しいなら、そこにお尻を並べるみたいに手をついて! ぼ、僕より長い生意気な脚をガニ股にするのも忘れちゃダメだぞぉ!」
「は、はひぃっ♡ どうか、セックス♡ セックスしてくださいっ♡」
「体が熱くなるの、止められないんですっ♡ おじさんのオチンポ様で、犯してくださいぃっ♡」
「ぐひ、ぐふふぅ! そ、それじゃあ、犯してやるよぉ!」
肝尾のそんな偉そうな言葉に、しかし、愛らしいオナホアイドルたちは嬉々として応える。
空き家の上にある布団にも登らず、壁に手をついての立ちバックセックスを希望するようにオマンコを肝尾へと差し出し、さらにはふりふりとキュートなお尻を振って誘うほどだ。
新田美波と十時愛梨のそんなドスケベダンスを前にして我慢できる男など存在するわけがなく、肝尾もまたその例外ではない。
肝尾はそのビキビキにいきり立ったマジカルチンポを、まずは清楚さをアピールするように長い亜麻色の髪を簡素に一つに結っている、美少女アイドルな美波のオマンコへと挿入をしていった。
「そらっ! まずは歩くセックスな美波ちゃんに、セックスで記憶を戻してあげる……よぉっ!」
ずぶぅっ! ずぶずぶぅ、にゅぷっ! ずぶりゅ、ぬぷぷぅ、ずぶりゅぅぅ~~!
「おひぃぃぃっ♡ おぉぉ、こ、こんな、オチンポ様きたぁぁっ♡ す、すごいぃっ♡ こんな、こんなの知らない……知らない、はずなのにぃ♡ 体が再会の喜びで、おほぉっ♡ 挿れられただけでイッちゃうぅぅっ♡」
美波のオマンコはきつきつの名器マンコだ。
マジカルチンポを簡単に最奥まで受け入れつつもぎゅうぎゅうと締め付けてくるこの感覚はまさに唯一無二と言ってもよいほどの具合の良さで、肝尾もお気に入りとしているアイドルの一人だった。
さらに、お気に入りマンコに挿入できた満足感でだらしなく頬を緩めている肝尾と同様に、美波もまた強烈な快感を味わっている。
きつい穴へぐりぐりと押し込むようにマジカルチンポを挿入されたことで、美波の全身がぶるりと歓喜のアクメで痙攣をしているではないか。
その痙攣さえもオマンコを通してマジカルチンポをマッサージするように快感を与えるのだから、まさにセックスのために生まれているかのような反応の良さである。
「ぐひひ! 誘ってきただけあってとんだ淫乱な女の子だね! おじさんのチンポを挿れられただけで、もうイッちゃったじゃないか。ほら、おじさんの精液を搾り取ってみろよぉ!」
「は、はひぃぃぅっ♡ オマンコ、幸せすぎますぅっ♡ こんなの、お役目セックスなのにぃ♡ セックスがこんなに気持ちいいなんて、し、知らなかったってぐらいっ……今までのセックスと、全然違う♡ なのになのにっ♡ こ、このセックスが本当のセックスだって、本能が知ってて……頭が、おかしくなっちゃいますっ♡」
特異点に埋め込まれた記憶と、実際に肝尾のマジカルチンポで犯されてきた幸せな真実が矛盾を起こしてしまい、美波の脳は崩壊寸前だった。
そんな美波の混乱など肝尾は気にする様子もなく、その特徴的な細すぎる美波の柳腰をガシリと痣が付きそうなほどにきつく掴みながら、そのまま可愛らしいこぶりなお尻へと自身の腰を強く叩き込む、激しいピストンで美波を犯していく。
荒々しいを超えて暴力的とさえ言えるそのピストン運動に、しかし、美波は苦悶ではなく歓喜に顔を歪めながらすでに何度も絶頂に至ってしまっていた。
「う、うわぁ……♡ 美波さんが、あ、あんなに気持ちよくなってる……♡ あの、立派なオチンポ様……♡ そんなに凄いんだ……♡」
「おひぃぃっ♡ おっ、おぉっっ♡ イキます、美波イキますっ♡ こんなの、耐えられないっ♡ 頭が馬鹿になるぐらい気持ちよくて、体が何度も何度もイッちゃってますっ♡ すごいです、『肝尾さんはやっぱりすごいです』♡ 『いつもみたいに、もっと美波を犯してくださいっ』♡」
「……え、えっ? 美波さん、い、いきなり何を言っているんですか……?」
「ぐひひ! 美波ちゃんはやっと思い出してきたみたいだねぇ!」
隣で見守るように、あるいは羨ましそうに肝尾と美波のセックスを見つめていた愛梨は、文字通りその愛らしい唇で指を咥えてしまう。
すでにオマンコはお漏らしをしてしまったのかと思うほどに濡れそぼっており、その特徴的な爆乳の先はピンク色の乳首が痛いほどに勃起をしている
お預けを食らっている愛梨だが、そのセックスが激しくなるにつれて美波の喉から漏れ出した、『本来あるはずのない記憶』を口にしている様子に面食らってしまう。
そう、美波はマジカルチンポとのセックスを通じて、この特異点が押し付けてきた偽りの記憶を跳ね除けてしまったのである。
それを確認した肝尾は、セックスの途中だが美波から愛梨へと獲物を変更することにした。
「それじゃあ……次はとときんの番だよぉ!」
すでに美波とのセックスで強い興奮を覚えている肝尾は、アイドルデビューをせずにこの田舎村に閉じ込められている愛梨にはまだついていないはずの『とときん』というニックネームを口にしながら、美波のオマンコからマジカルチンポを引き抜いた。
別の女の愛液でドロドロにコーティングされたその見事な一物を、肝尾は迷うことなく隣で立ちバックセックス待ちの、脚を少しだがガニ股に曲げている無様なポーズを取っている愛梨へと向ける。
そして、美波に比べると幾分か脂肪のついた、その分だけさわり心地が抜群の十時愛梨のわがままボディなウエストを掴むと、やはり勢いよく挿入をしていったのだ。
「そらっ! 僕のオナホアイドルだってことを、思い出せぇ!」
ずぶりゅぅ~~! ずぶ、ずぶずぶっ! ぬぷぷぅぅ、ずっぷりゅるるぅぅぅ~~!
「ふひぃぃぃっ♡ あぁ、あぁぁっ♡ イグッ♡ 私も、挿れられただけでイッちゃいます♡ あっ、アツいっ♡ オチンポ様、熱いですっ♡ お腹の中から全身に熱さが広がっていって、ふぎゅぅんぅ♡ こ、この熱くて気持ちいいのぉ、耐えられませぇん♡」
美波と同様に愛梨もまた調教済みオマンコで軽々とマジカルチンポを飲み込んでいく。
きつきつな感覚が特徴的だった美波のオマンコとは異なり、愛梨のオマンコはとにかくチンポを柔らかく包み込むふわとろさが特徴的な名器オマンコだった。
そのむっちりとしたお尻と同様に媚肉をたっぷりと蓄えているオマンコを犯せば、その衝撃で立ちバックの姿勢でも背後からわかる大迫力の爆乳がぶるるんと揺れるのもたまらない。
そんな風に肝尾へと最高のセックス快感を与える一方で、愛梨もまたマジカルチンポの魅力でイキ狂っていた。
その爆乳ほどではないが大きめのお尻をふりふりと振って肝尾の腰へと押し付けて、より深い位置でそのマジカルチンポを味わおうという卑しい動きまでしているほどだ。
「おほぉ、ぉぉっ♡ 子宮が、こ、恋しちゃってますぅっ♡ このオチンポ様が大好きだって、オマンコ全体が脳みそに訴えかけてくるぅっ♡ っひぃぃ、こ、こんなの無理ぃ♡ オマンコがオチンポ様忘れてないって言ってるっ♡ 勃起チンポの匂いも形も、オマンコに染み付いちゃって♡ このオチンポ様に犯されるのが私の人生だって、おぉぉっ♡ オチンポ様に、逆らえなくなっちゃうぅぅっ♡」
「ははは! とときんのふわとろオマンコはやっぱり最高だね! 脱ぎ癖もエッチだし……やっぱりとときんはオナホ適性が高い、最高のアイドルだよぉ! ほらほら! 思い出せ、思い出せ! 友人に守られてきてたくせに友人に裏切られて僕のオナホアイドルのオーディションに受けさせられたぁ、僕じゃなきゃガードマン気取ってる友人の壁を超えられない、僕しか犯せないオナホアイドルだってこと、思い出せぇ!」
愛梨はこの特異点に来る前の世界で806プロに所属するアイドルだったことは以前も言ったとおりだが、その経緯はマジカルチンポに奴隷堕ちさせられた友人に勧められてオーディションを受けたという経緯があった。
愛梨はどこか天然の気があるのんびりとした女の子で、男子への警戒も緩い。
そのため、愛梨の友人たちはこんないい子が悪い男の毒牙にかかってはいけないとガードをしてきていたのだが、そんなガードは肝尾がチンポを見せつけることで逆に率先して愛梨を肝尾に捧げようとする裏切り者へと変わった。
ただし、愛梨自身もマジカルチンポで犯される快感をあっさりと受け入れたためにその裏切りは糾弾されることもなく、むしろマジカルチンポに出会った喜びでお互いの友情がさらに深まったほどである。
何をしてもうまくいく、そのチンポが気持ちよすぎるために簡単に合意セックスとなるためにレイプをすることもできない肝尾は、ぐふぐふと笑いながら愛梨のふわとろマンコを犯していくのだった。
「あぁっ……お、おもい……だしましたぁ……♡ プロデューサーさんっ、肝尾さんっ♡ わ、私はぁ♡ 十時愛梨はぁ♡ 肝尾拓郎さんの、オナホアイドルだってこと思い出しましたぁ♡ こ、ここが、みなさんが言ってた特異点なんだって、理解しましたぁ♡ ご迷惑をおかけして、ごめんなさいぃっ♡」
「わ、わたしもぉ……美波も、思い出しましたぁ……♡ ごめんなさい、プロデューサーさん……♡ 私たちはあろうことかぁ……肝尾さん以外の男性を、誘惑、しようとしてしまいましたぁ……♡ 未遂で終わりましたけど、本当にごめんなさいぃ……♡」
「良いんだよぉ! どうせあの雑魚雄には二人を抱くような甲斐性もないし、僕がすぐに二人を抱いて他の男に抱かれる危険は潰せたからね! ほらほら、記憶を取り戻したきっかけに……二人が大好きなザーメンシャワーを浴びせてあげるよぉ!」
そして、美波と同様に愛梨もまた肝尾とのセックスで特異点が押し付けた偽りの記憶を跳ね除け、マジカルチンポに魅了されたオナホアイドルだという真実の記憶を取り戻した。
愛梨のぬるぬるに蕩けてしまっているオマンコはさらにマジカルチンポにねっとりと絡みついてきて、肉竿の部分全体がちゅうちゅうと吸い付かれるような心地よい感覚を肝尾へと与えてくれる。
立ちバックの体位のまま振り返っている二人の視線に、いつもの肝尾への愛情と崇拝に満ちたものが混じっていることもまた肝尾に優越感という精神的快感を与えてくれた。
そんな状態では、射精を我慢するのもバカらしい。
そのまま肝尾は金玉をぐつぐつと煮えたぎらせて、射精を行っていくのだった。
「ふぅぅ~~! そ、そらっ! 今回はぶっかけ射精でいくよぉ!」
肝尾は愛梨の名器マンコからチンポを引き抜くと、そのまま自分の手でシコシコとシゴきだす。
美波のキュートな美尻と愛梨の迫力あるデカ尻をオカズとして、さらには二人の愛液をローション代わりにこの世で一番気持ちのいいオナニーを行うのである。
そして、すでに二人とのセックスで射精欲求が限界まで高ぶっていたために、そのオナニーは一瞬で終わり、白濁色の体液を二人のお尻と背中へとぶっかけていくのだった。
「くぅぅ~~……! よし、受け止めろぉ!」
どびゅるるるっ! びゅるる、びゅぶゆぅ! どぶびゅ、びゅっ! ぶっぴゅるるるぅぅ~~!
「んほぉぉぉっ♡ あぁっ♡ 肝尾さんの精液が、背中にかかってきて……おほぉっ♡ 精液ぶっかけられただけで、美波、イッちゃいますぅぅっ♡」
「あひぃぃぃっ♡ こんな、あぁっ♡ 熱い、熱いですぅぅっ♡ 精液がかかった場所がピリピリ震えちゃうぐらいの快感、頭も体もおかしくなっちゃいますぅぅっ♡」
ぶっかけ射精を受けた二人の体が、セックス中よりも更に大きくビクビクとした痙攣を行っていく。
ただ精液を掛けられただけで、二人は深いアクメに達したのである。
これこそがマジカルチンポの力だ。
特異点が施したルールだとか、人間が味わえる快感の限界だとか、そういったつまらない法則を完全に無視して、ただただ肝尾へと都合のいいように女性を『幸せな性奴隷』へと書き換える。
優人が涙をのんで逃げることしかできなかった美波と愛梨の誘惑に乗って射精をしても、ことマジカルチンポを持つ肝尾だけは『この土地に生気を奪われる』ということさえもなく、万全の体調でただ気持ちいい射精の快感を味わうことができるというわけだ。
「ぐひ、ぐひひ……! さあ、まだ一回しか射精をしてないからね……! もっと可愛がってあげるよぉ♪」
「はいっ♡ よろしくおねがいしますっ♡」
「ここでもたっぷりと愛してくださいね♡」
村の廃人化ルールなど完全に無視したまま、肝尾はニタニタとした笑みで二人へと襲いかかる。
二人もまたその肝尾を受け入れて、この空き家で三人の淫らな狂宴は続いていくのだった。
————そうして、肝尾がたっぷりと美波と愛梨を愛して、『数時間』が経過してのことである。
「んちゅぅぅっ♡ ちゅぅ、ちゅぅ♡ むちゅぅぅ~~♡ はぁ……肝尾さんの唾液、美味しいです♡ もっと、つばの飲ませあいっこ、してくださいっ♡」
「どうですか、肝尾さん♡ 私のおっぱい、気持ちいいですかぁ♡ 美波さんの唇を味わいながら、私のおっぱいで気持ちよくなってくださいね♡」
「ぐひひ、美波ちゃんとキスしながら愛梨ちゃんにパイズリしてもらう……最高のシチュエーションだねぇ……♪」
肝尾は今、二人の美少女とセックス後の前戯ならぬ後戯とでも言うべきものを味わっていた。
椅子に腰掛けたまま美波とキスをして、さらに下半身では愛梨の爆乳でパイズリを味わう。
人生を何度やり直したって味わえないシチュエーションも魅了チートを所有している肝尾にとっては、まさに食後にスイーツをつまむような気軽さで味わえるのだ。
「ここが特異点……なんですね、ちゅぅ♡ むちゅぅ、ちゅぅぅ~♡ でも、肝尾さんが居て良かったです♡ 皆さんの話で聞いてますから……肝尾さんにお任せしていれば問題ないんですね♡」
「はい、たぷたぷっ、たっぷぅ~~ん♡ もちろん、私たちも協力……というか、肝尾さんの指示で動きます♡ だから今は、私たちのリーダーの肝尾さんを労わせてもらいます~♡」
マジカルチンポの魅了チートは特異点の力を遥かに凌駕する。
ビキビキに勃起したままのチンポは生気に満ち溢れているし、特異点が『モブキャラクター』として自我を廃するように記憶を消滅させて役割を強制していた力さえも跳ね除けて、二人を性奴隷としてたっぷりと愛でていた。
昭和後期の世界観でボロボロの空き家で行っているのにまるで天国のような空間である。
しかし、下劣で卑しい肝尾はそれだけで満足するような男ではない。
「ぐひひ! 今回は鷺沢文香ちゃんって女の子がこの特異点の中心になっちゃったみたいだからね! 二人や香子さんが可愛い子だって言ってた子だと覚えてるから……ここは華麗に助けちゃって、あわよくばアイドルとしてもスカウトしちゃおうかな!」
「それ、すごく素敵だと思います♡ 頑固な文香ちゃんですけど、実際に肝尾さんのかっこいいところを見ちゃったらきっとアイドルに興味を持ってもらえますから♡」
「文香さんも早く仲間になって欲しいです♡ それに……ふふふ、肝尾さん♡ 実はここ、もう一人肝尾さんのお知り合いが来てるんですよ~♡ その人にも協力してもらいましょう♡」
肝尾の今回の最大のメインイベントは、文香を自分の性奴隷に落とすというものだ。
二人の美少女から濃厚なダブル奉仕を受けていてもなお別の女の子を落とす妄想をしている不埒な肝尾を、二人はうっとりと見つめながらその妄想に賛同をしていく。
しかも、愛梨によってこの特異点にはもう一人、肝尾の性奴隷となった人物が居るという情報まで明かされる。
肝尾はぐつぐつと不気味に笑い、この特異点を蹂躙する妄想に身を沈ませていく
もちろん、その妄想が魅了チートによって現実になることは言うまでもないだろう。
■
【シーン4:イケメン美女護衛も肝尾の性奴隷サーヴァント♡ 無様なアナル舐めパイズリをヒロインちゃんに見せつけて発情させちゃいます♡】
宝地村の北西にひっそりと佇む屋敷の外壁に、優人は息を殺して忍び寄った。
ここへは村人から見つからないようにと、裏山を伝い木々の合間を縫うような慎重さでやっと近づけたのである。
屋敷の裏手に当たるその外壁には一本のロープがぶら下がっており、それらを用いて三メートルほどはあるその外壁を優人はしっかりと登っていく。
このロープは屋敷の世話係という設定を持っている香子に協力をしてもらって用意されたものである。
慣れない山道と極度の緊張で心身ともに疲弊しているが、この先には愛しい恋人が居て救い出すのだという決意が優人の体を奮い立たせた。
なんとか外壁を登り切ると、そこには白い巫女装束に身を包んだ、愛しい恋人の姿があった。
「文香!」
「……優人、さん?」
物憂げな瞳で虚空を見つめていた文香の姿に胸を締め付けられるような苦しさを覚えた優人は、小さな声ではあるが確かに文香へと声をかけた。
すると、焦点の合わない虚ろな瞳をしていた文香の目が輝きを取り戻し、驚いたように目を丸くして声の方向にいる優人を見つめた。
そのまま優人は庭へと足を踏み入れて、文香へと近づいていく。
香子との段取りでは会話をしていられる時間はおおよそ五分ほど、抱きしめたい衝動に駆られながらも優人は文香へと言葉を投げつけるように話しかけていった。
「無事で良かった……! 文香は気づいているかどうかわからないけど、ここは俺が書いた小説の世界のようなんだ……小説の世界に、俺達は巻き込まれたんだ!」
「やっぱり……その、信じられないことですが小説と同じようなことが起こっていたので……信じられないですが、信じる他ないと言いますか……」
「も、もう俺の小説を読んでくれていたのか……!?」
「はい。それは、当然です。だって、恋人が書いてくれた本なんですから」
柔らかく笑う文香に、優人は歓喜で叫びだしそうになる。
このような危機的状況という障害があるからこそ、二人の間にある愛に喜びを感じてしまうのだ。
悪く言ってしまえば、優人は自分が物語の主人公のような劇的な存在になったと勘違いをしながら、自分に酔ってしまっているとも言えるだろう。
「それな……安心して欲しい。あの小説の通り、絶対に文香を助けるから。祠に向かう最中に君を連れて逃げる……だから文香は、そのために今は体力を温存しておいて欲しい。自分で動かずに待っているだけなのは辛いこともわかるけど……俺を信じてくれ!」
「もちろんです。優人さん……ありがとう。あなたが来てくれて、本当に心強く思っています」
「ああ、俺が絶対に文香を守るから……! ごめん、今はこれだけしか言えなくて。香子先生に手伝ってもらってなんとかここまで来たけど、見つかる前に帰らなきゃいけないんだ」
「香子先生も、やっぱりあの香子先生なんですね。他人の空似であることも考えましたけど……」
「回りに怪しまれないためにこの世界の外の記憶を持っているのを隠して動いてもらってたんだ。仲間だっているんだから……待っててくれよ、文香!」
優人は一瞬で身を翻して、先程使ったロープを用いて壁の外へと逃げ出していく。
文香もまた、木々の影に消えていくその恋人の姿を熱心に見やり、ぎゅっとその特徴的な美巨乳の上で手を組んで、嬉しそうに目を細めた。
心のなかで恋人の言葉が反芻される。
あの真剣な眼差しと熱意のこもった言葉が、この異常な世界に突如として連れ込まれて動揺をし、『あの鷺沢文香が読書に集中できない』という異常な状況になるほどに混乱をしていた心が、暖かな感情で優しく包みこまれる。
ぼんやりとしている文香で、本当に優人のことを愛しているのかも疑問に思うように淡々としているところもあるが、それでも恋人へと向ける想いは確かに存在するのだ。
————そういう女だからこそ、寝取りプレイというものが映えるのだ。
「巫女様、失礼します」
「ッ! は、はい……!」
優人が去ってまもなく、文香は背後から声をかけられた。
ビクリと体を震わせ、恐る恐るといった様子で振り返ると、そこには一人の美しい女性が立っていた。
怜悧な美貌を氷のように固めて、その鋭い視線は敵意がないとわかっていても思わず文香を後ずらせてしまうような迫力に満ちた、ゾッとするほどの美しい女性である。
身長は女性にしては非情に高く、また、細身の体なのに呆然としてしまうほどに胸とお尻が大きい。
同性であるはずの文香ですら奇妙なムズムズとした感覚を本能的に抱いてしまうほどに、牝として一つの完成された肉体を持っているのだ。
なによりその女性の異様なところは、その腰に日本刀をぶら下げているということだろう。
本人の弁を信じるならば竹光に過ぎないというが、この因習村の異様な雰囲気を思えば実刀である可能性のほうが高いと文香は思っていた。
いや、たとえ竹光だとしても、この研ぎ澄まされた刃のような鋭い容貌の美女が抜けば、それは竹光であろうとも人を斬殺するのではないかと思ってしまう。
眼の前の美女はそのようなただならぬ雰囲気を持った美女だった。
「頼光さん……? ど、どうなされたのですか……?」
その美女の名は、『源頼光』とかつての平安時代の英雄と同じ名前をしていた。
原作にあたる小説では別の名前、いや、そもそも小説の設定では頼光のポジション、つまりは文香の護衛であり、かつ逃げ出さないようにと御目付役となっている人物は老齢の男性であったはずだ。
特異点という異常な状況が起こす奇妙な違和に、それでも自身の動揺を感じさせないようにと文香は努めて平静を装う。
「はい。巫女様にお目通りをお願いしたい方をお連れしておりまして……こちらの方々になります」
そんな感情を隠そうとする文香の稚拙な動きにも気づいているような鋭い容姿のまま、源頼光は自身の背後から『四人の男女』を文香の前に連れ出した。
それは言うまでもなく、肝尾香子と新田美波、十時愛梨と、そして肝尾拓郎の四人のことである。
「おまたせしました……『文香さん』、よく耐えましたね」
「っ……先生……!」
そして、頼光の前だというのに文香のことを『巫女様』ではなく、元の世界のとおりに『文香さん』と呼んだ香子の姿に、文香は思わずボロボロと涙をこぼしてしまう。
突然の奇妙な状況に耐えるためにと無感情に抑えていた心が、愛する優人との再会で氷が溶けるように柔らかくなり、そこで尊敬する香子の優しい笑みに、不安と恐怖が一気に溢れ出してしまったがための涙である。
今の文香は頼光のような他の人物がいる前なのに自分のことを巫女と呼ばなくて良いのかとか、そういった疑問さえも思い浮かばない状況だった。
「文香ちゃん泣いちゃった……でも、不安だったんだから仕方ないよね」
「大丈夫ですよ、文香さん。私たちもこれから、文香さんが逃げ出せるようにサポートしますからね~」
「美波さん……愛梨さん……あなた達も、元の記憶を取り戻したのですね……?」
そして、その中で美波と愛梨という友人までもが顔を出したことで、実は決壊寸前まで追い込まれていた文香の心に活力が取り戻される。
ここには恩師がいて、友人がいて、そして何よりも愛する恋人がいるのだ。
その事実で、どうなるのかと一秒先さえも不安で仕方がなかった文香の心が蘇ったのだ。
「ぐふふ、美しい師弟愛と友情だね~♪ 文香ちゃんが無事そうで、おじさんも安心したよ~♪」
そんな穏やかで美しい光景に、一つの異物が侵入していく。
軽薄な笑い声とともに入り込んできたその異物とは当然肝尾のことであり、その品性下劣な心情が浮かび上がったかのようなニタニタとした笑みを貼り付けながら、肝尾は文香へと近づいていった。
そして、文香はその下劣な笑みを見た————見てしまった。
「~~~~~♡♡♡♡」
ドクン、と胸が高鳴る。
人理修復の旅を経たことでさらに強化されてしまっている魅了チートの力が文香へと襲いかかったのだ。
ドキドキと胸と子宮が急速に動き出し、漏れ出す吐息が自然と甘いものが混じりだす。
山村であることから涼しい心地よい気温だというのに、なぜだか今にもこの着ることを強制された巫女服を脱ぎ捨ててしまいたくなるほどに体が熱くて仕方がなかった。
その反応はなんの異能の力も持たない女子大生である文香でも、超常の力を持って召喚されるサーヴァントでも変わりはない。
この世界は肝尾がチンポで楽しむためだけのポルノ劇場なのだということを決定づける、絶対の魅了チートはどんな牝でも平等にその魂を堕落させるのだから。
「あ、あの……先生……♡ こ、この素敵な男性は、どなたなのでしょうか……♡」
「この方は肝尾拓郎さん、私がこの世で最も信頼をし、尊敬をする偉大な殿方です♡ 文香さん、安心してくださいね♡ この方が来てくださったということは、つまり、あなたはもう助かったのと同義なのですから♡」
「肝尾……さん……? あ、あの、先生と同じ苗字ということは、つまり、その……先生の、だ、旦那様、ということでしょうか?」
優人との交流は心が穏やかになる心地よい時間だったが、それでも肝尾を前にして心が上ずるような歓喜に包まれたことはなかった。
恥じらいながらチラチラと肝尾を見つめる文香に、香子は優しく笑って答えた。
そして、文香は肝尾の苗字が敬愛する香子と同じものだと気づいた瞬間、どこか傷ついたような顔を浮かべてしまう。
その意味に気づいた肝尾はやはり下品な笑みを漏らす。
この高身長なスポーツマン系イケメン大学生を恋人に持っているはずの文香は、突如として現れた中年男性がすでに伴侶を持っていることを理解して、自分がその妻の座につけないことにショックを受けたのだ。
あのイケメン大学生が物語の主人公を気取って東西奔走しているというのに、そのヒロインである恋人の文香がすでに肝尾に一目惚れをしていることがわかって、肝尾は面白くて仕方がなかった。
「それは半分正解で半分不正解です。マスターは一人の女性のパートナーとして収まるような人物ではありません。私は、この方が多く所有する奴隷妻のうちの一人……藤原香子ではなく、肝尾香子と名乗ることを許してもらっただけの、単なるマスターのサーヴァントにしか過ぎないのです」
「さ、サーヴァント……? それに、藤原香子って……?」
「そのあたりのことは後で詳しく説明をしますね。今は……ひとまず、この場には仲間がもう一人いることをお伝えしたいのです」
香子と会話をしながらもことあるごとに肝尾へと文香は視線を向けている。
突然の出来事に混乱をしているから仕方ないし、そもそも魅了チートでその思考力が極端に落ちているためか、どうしてこの場まで肝尾と三人の美女はたどり着けたのかということに、気づかなかったのだろう。
もじもじと身を捩らせながら、『残った一人の美女』が肝尾へとすり寄ったのである。
「あぁ……♡ マスター、お会いできて光栄です♡ このような特異点に巻き込まれてどうしたものかと悩んでおりましたが……このように再会できたのは、やはり私は妻としてマスターと赤い糸で結ばれているとしか思えません……♡」
言うまでもないが、この舞台においては最大の障害でもあった、文香の見張り役である頼光もまた肝尾の性奴隷サーヴァントの一人なのだ。
文香の前では冷徹な武人を気取っていたはずの頼光は、蕩けきった牝顔を晒して香子に負けず劣らずの爆乳で肝尾の顔を包み込むように抱きついた。
身長は肝尾よりも頼光のほうが高いためにそうなるのだ。
「よ、頼光……さん……?」
「ふふふ、頼光様も私と同じように、拓郎様の忠実な奴隷妻の一人なのです♡」
「そ、そう……なのですね……♡ 先生と同様に、こんなきれいな女性を自身の虜にするとは……やはり、肝尾さんはとても素晴らしい男性……ということでしょうか……♡」
「香子先生と頼光さんだけじゃないよ、文香ちゃん♡ 私も愛梨ちゃんも、同じようにプロデューサー兼社長の肝尾さんのオナホアイドルとして愛してもらってるんだから♡」
「私たち806プロのアイドルはみんな肝尾さんの虜なんですよ♡ アイドルとして活動をしていない美人さんたちも同じです♡ その全部を受け止める大きな器が肝尾さんにはありますからね~♡」
「み、美波さんと愛梨さんまで……いえ、それ以上の女性を……♡ まるで、物語の中の英雄のようですね……♡」
感情の機微など一切見せなかった剣士のあまりの変貌に、文香は言葉をなくす。
そんな文香へ香子と美波、愛梨が畳み掛けるように肝尾が優れた男性であることをアピールする。
ヤリチン自慢にしか思えないその言葉も、魅了チートによってすでに魂を肝尾に囚われている文香は非難する感情も忌避する感情も覚えることはなく、むしろうっとりとした視線で多くの女性を虜にする魅力的な男性として肝尾を捉えてしまっていた。
そんな中、頼光が剣の達人とはとても思えないような甘えた声で肝尾に媚びていた。
「そ、それで、はしたないことはわかっているのですが……その、魔力供給をお願いできたらと……♡ あぁ、自らオチンポおねだりをしてしまうはしたない頼光を、どうぞお許しくださいませ……♡」
「ぐひ、ぐひひ……! そうだねぇ、香子さんはサポート役だけど、頼光さんは前線で戦ってもらうことにもなるだろうから、魔力は注いでおかないとねぇ! 文香ちゃんの前でちょっと恥ずかしいけど……これは人命救助の緊急避難みたいなものだから、ここでやっちゃおうかな♪」
「あぁんっ♡ あぁ、ありがとうございます、旦那さまぁ♡ はむぅ、ちゅぅうぅ~~♡ ちゅっ、ちゅぅ♡ むちゅぅぅ~♡」
肝尾は大げさに肩をすくめて、さも求められたから仕方がないと言わんばかりの態度で頼光の腰へと手を回していった。
その腰は長身と爆乳とデカ尻という、大ボリュームな体とは矛盾しているような驚異的な細さの腰だった。
そんな腰をぎゅっと引き寄せられたことで感極まった頼光は、そのまま周囲の視線などお構い無しに貪るようにキスを行っていく。
それは、文香が感じたこともない濃厚な性の香りを醸し出していた。
「えっ、あっ、えぇ……!? な、なぜ、ここでキスを……はわ、わわぁ……♡」
「ふふふ、私たちは少し特殊な存在でして……行動をするためには魔力というものが必要なんです♡ そして、拓郎様の精液には私たちへと膨大な魔力を注ぎ込んでくださる特殊な体液です♡ 拓郎様はこの特異点を解決するためにも頼光様に魔力を供給し、頼光様は魔力供給という名目で拓郎様に愛されようと卑しくも目論んでいる……というのが現在の状況ですね♡」
「あ、あんな……頼光さんみたいな、かっこいい女性が……ケダモノのように肝尾さんを求めて……♡」
文香を置いてけぼりにするようにして、肝尾と頼光の魔力供給はスタートした。
肝尾はなにがベストかを考えて、このいかにも初心そうな美人女子大生に見せつけるには、濃厚なセックスも悪くないがどちらかと言えばとびっきり変態な行為のほうが衝撃的に移るだろうと考えた。
「ぐひひ……さすがに人の部屋でセックスをするのは悪いから……このエロ爆乳を使って、アナル舐めパイズリをしてもらおうかな♪」
「はいっ♡ どうぞ頼光の下品な牛乳と、この旦那様を慰労することしか脳のないエロ舌で気持ちよくなってくださいませ♡」
「それじゃあ、肝尾さん♡ 脱衣のサポートだけでも私たちにさせてもらいますね♡」
「肝尾さんっ♡ ズボンと下着、ヌギヌギですよ~♡」
文香を置いてけぼりにして物事は進んでいく。
アナル舐めパイズリという文香では意味さえもわからないような言葉が肝尾の口から飛び出すと、そのまま頼光は肝尾の背後に正座をしだし、友人である美波と愛梨は見たこともないようなエロい表情で肝尾の下半身の衣服を脱がしていった。
そこで文香は、肝尾の最大の魅了チートである『マジカルチンポ』を見てしまったのである。
「あっ……えっ、へっ……♡」
ぼろんと、飛び出たそのチンポを見た瞬間に、文香はふらりとその場で尻餅をついてしまった。
あまりの興奮に腰が抜けてしまったのである。
文香自身も興奮していることに気づかないほどの強烈な興奮だった。
それも仕方ないだろう。
なにせマジカルチンポは規格外のチンポ、既存の男性器の常識からは大きく外れており、事実、文香はそのイボイボの生えた竿を見た瞬間、思わず恐怖すら感じてしまうほどの威容を発しているのだ。
「はぁ……はぁぁ……んぅぅっ……♡」
間抜けな声を漏らして何が起こっているのかもわからず、それでいて文香の細腕よりも太いと思えるような強烈にいきり立った勃起チンポから目を離すことができない。
そして見続けることで魅了チートがより深くかかってしまうという恐ろしい悪循環を起こしているのだ。
「文香さん♡ 肝尾さんは本当に素晴らしい方なのです♡ あの大きなオチンポ様で多くの女性を幸福へと導いてくださいます♡ 多くの女性の心を奪う素晴らしいお方……その理由、すでに文香さんも本能で感じているのではないですか♡」
「せ、先生……♡ その、私は何が起こっているのか……♡」
「大丈夫、大丈夫ですよ♡ 心配なら……この行為をしっかりと見ておきましょう♡ 拓郎様の素晴らしさを、頼光様の幸せな様子を♡ それをしっかりと見たうえで、文香さんが判断をすればよろしいのではないでしょうか♡」
「私が……見たうえで、判断を……あぁ……♡」
そんな文香をさらに魅了の地獄へと突き落とすように、香子は笑みを浮かべながら文香の耳元で囁く。
尊敬する恩師の言葉を自分でも呟いて飲み込んだ文香は、じぃっとさらにマジカルチンポへと視線を向けていった。
もはや、魅了チートの魔の手から逃れることは不可能な状況だろう。
「それじゃあ、頼光さん! ご奉仕よろしくお願いしま~す♪」
「はいっ♡ この頼光、偉大なる旦那様にアナル舐めパイズリ奉仕をさせていただきますっ♡ むぅぅ~……ちゅっ♡ アナル様、ご奉仕失礼いたします……んちゅぅ、むちゅぅぅ~~♡」
まるで野球選手が守備についているときのように、肝尾は自身の両手を両膝に置いて後ろへとおしりを突き出すような中腰の姿勢を取った。
そして、頼光はその怜悧な美貌をとろとろに蕩けさせた、それこそ性に目覚めたばかりの男子中学生ならばその顔だけで射精をしてしまいそうなエロ顔を、そのままその肝尾のお尻へと埋めるように近づけたのだ。
頼光の高く伸びた鼻が肝尾の尻の谷間に埋まり、そのまま少し薄めのきれいな頼光の唇が肝尾の肛門と熱烈なキスをしていく。
むせ返ることも一切なく、頼光はなんとも愛おしげにそのまま舌を伸ばしていった。
「おほぉ、ぉぉっ♡ 旦那様の、濃厚な香りっ♡ 特異点を解決するためにぃ……あの可憐な女子を救うために歩き回っていた、芳醇な体臭が入ってくるっ♡ ふぅぅ、ぅぅっ~♡ こ、この匂いだけで、イッてしまいますぅ♡」
「おっ、おっ、おぉっ♪ これは、たまらん……!」
「ありがとう、ございますぅ……♡ ここから、おっぱいで、はいっ♡ むにゅむにゅ、むにゅぅぅ~~♡」
丁寧に肛門を舌で舐めほぐしたことで柔らかくなり、そのまま中まで舌を侵入させる。
熱い舌先が腸内に入り込んできて、そのままチロチロと前立腺を舐め上げて肝尾へと快感を与えきて、思わず肝尾はオットセイの鳴き声のような間抜けな喘ぎ声を上げてしまう。
その喘ぎ声からも分かる通りそのアナル舐めだけでも射精ものの気持ちよさで、それを主張するように勃起したマジカルチンポが股間で尻尾のようにビクビクと上下に揺れてしまっている。
そのチンポを頼光は実に慣れた手つきでおっぱいで包みこんでいき、そのままアナル舐めパイズリが始まったのだ。
「アナル舐めパイズリ、ぐひひ、たまんないねぇ! いい具合だよぉ、頼光さん!」
「ぢゅるぶるうぅぅっ♡ ちゅぅぅ、むちゅぅぅ~♡ はい、たっぷりと私のおっぱいで気持ちよくなってくださいっ♡ おぉぉっ♡ 舌にアナルの濃厚な味がきながら、おっぱいの中でオチンポ様が暴れているぅ♡ 旦那様の雄らしさが口と胸の両方で味わえて、幸せすぎてイグゥッ♡」
肝尾のリクエスト通りに熱心なアナル舐めパイズリを頼光が行っていく。
その巧みなアナル舐めパイズリの動きはどう見ても初めてとは思えない、何度となく繰り返していることが明らかな見事な動きだった。
しかも、責めているはずの頼光が臭いと感触で興奮を覚えてしまい、喘ぎ声さえ漏らしているではないか。
「こ、こんな……こんなことが、あるんですね……♡ 私の知らなかった、凄い、性欲が剥き出しになったかのような世界が……♡」
「そうですね♡ 恐らく、文香さんが池川くんとやっていることとは比べ物にならない濃厚な雄と牝の睦み合いです♡ 言っては悪いですが、池川くんと拓郎様ではまだ雄としての格が————」
からかうような声を上げた香子だったが、その言葉が文香によって止められる。
清楚な見た目とは裏腹に読書に関すること以外はズボラで不精だが、それでもコミュニケーション経験の少なさからか不器用な真面目さも持っている文香は、尊敬する恩師の『間違い』を訂正せざるを得なかったのだ。
「あ、あの先生……その、私はまだ優人さんと、そういうことはしたことがなくて……性経験は、ないんです……」
ピタリと、その言葉にアナル舐めパイズリ中の頼光以外の全員の動きが止まった。
香子は一瞬何を言われたのかわからないような顔をして、美波は文香のような魅力的な美少女に迫らなかった情けない男性である優人への嫌悪感に顔をしかめ、愛梨は肝尾に愛されたことでセックスの素晴らしさを知ったからこそ文香を可哀想なものを見る。
そして、非処女の可能性も考慮していた文香が処女であることが確定したことで、肝尾はニタリとその笑みをさらに深めていった。
「…………まあっ♡ そうなのですね♡ ふふふ、池川くんも随分と純情で……文香さんのような素敵な女性の、この魅力的な体に襲いかかりもしないとは……いえ、ここまで来ると、純情というよりも……ヘタレ、と当世風に言うべきでしょうか♡」
「あぁんっ♡ せ、先生……そんなっ♡ む、胸を揉まないでくださいぃ……♡」
そんな肝尾の変化を感じ取った香子は、嬉しそうに笑いながらマジカルチンポの威容で腰が抜けて尻餅をついている文香の胸をモミモミと淫らに揉みしだいていく。
オナニーも満足にしない性欲が薄かった文香は、しかし、ニコポで好感度を限界まで高められた後にマジカルチンポを突きつけられてしまったために、今までの人生で最も発情した状態である。
そこに牝奴隷たち自身がお互いに性欲を慰めるためのレズプレイを頻繁にしているカルデアで鍛えられた香子の指技が襲いかかったのだ。
顔を真っ赤に染めて甘い喘ぎ声を漏らしていき、巫女服の上からでもわかる美巨乳が香子の指で柔らかく沈み込んでいく姿がなんとも淫靡な光景である。
「おぉぉっ~~! エ、エロ……エロすぎっ……! 処女の文学少女がレズ責めされてる中で、頼光ぐらいの爆乳美女にアナル舐めパイズリされてるの、最高ぉ~~……!」
「んぢゅるるうぅぅ♡ はい、どうぞ気持ちよくなってくださいっ♡ あぁっ♡ おっぱいの中でぶるぶるとおちんぽ様が震えて……ふぎゅぅ♡ アナルの臭いも強まって、フェロモンが出ています♡ これは、射精が近い証拠ですね♡ どうぞ、ビュービューとオチンポ様からザーメン出してくださいっ♡ おっぱいで受け止めて、魔力として取り込みますのでぇ♡」
その最高のレズ師弟の姿で肝尾の興奮はさらに高まり、射精欲求もギリギリまで高まっていく。
頼光は何度も肝尾に抱かれていることを、そして、このようなアナル舐めパイズリを何度も行っていることを感じさせる、『肝尾は射精が近づくと体臭が濃くなる』という情報を口にし、その奉仕をさらに強める。
「ぐひ、ぐひひっ! こりゃいいやぁ! チンポも気持ちよくなってきたし……文香ちゃんのエロエロな姿を見ながら、射精しちゃおうかな~♪」
「へっ……あっ……♡ あ、あまり、見ないでください……♡ 恥ずかしい、です……♡」
「おぉぉ~~! た、たまらん……! これは、めっちゃ気持ちいい射精できちゃうよぉ……!」
じぃ~~っと文香を見つめると、文香は嫌悪感など一切存在しない羞恥を感じている顔と、そして肝尾に性欲を向けられているということに明らかに興奮と歓喜を覚えている甘い声を漏らす。
理想的とも言える『清楚な淫乱女』の姿に、肝尾はぶるりと全身を震わせた。
そして、この世界においては王様や神様、いや、それ以上の存在である主人公の肝尾の興奮を止める人間は誰も居ない。
ぶるりと体を震わせて、精液を頼光のおっぱいの中に解き放ったのだった
「おっ、おっ! 射精すよぉ、頼光ぅ! しっかり見てね、文香ちゃんっ!」
ぶっぴゅるるるぅ! どぶびゅ、びゅびゅぅ! ぶっぴゅっるう、どびゅびゅぅう~~!
「ふぐぅぅっ♡ んぎゅぅぅ、おぉぉっ♡ お、おっぱいの中でオチンポ様が暴れてぇ♡ はぁ、ぁぁっ♡ 肌に染み込んだ精液を魔力に変えなければいけないのにっ♡ おほぉっ♡ アナルの臭いと胸元から登ってくる精液の臭いで、イグッ♡ イギすぎて、ま、魔力として取り込むのも、忘れちゃうぅぅぅっ♡」
なんの躊躇いもなく頼光の爆乳おっぱいへと乳内射精を行ってしまった肝尾はビクビクと腰を激しく痙攣させていく。
そのように揺れる肝尾の尻へと頼光は従順に顔を埋めたまま、しかし、その乳内射精による興奮と歓喜によって簡単にアクメに至ってしまう。
おっぱいを虐められたわけでもオマンコを犯されたわけでもなく、わかりやすい性感を責めたてられたわけでもないのに、頼光は肝尾のアナルを舐めながらパイズリをしただけでアクメに達してしまう変態女だと衆目にさらしてしまったのだ。
「あっ……ぁぁ……♡ あの頼光さんが、そんな……あんなふうに、惨めな姿を……♡」
「それが拓郎様の魅力ですよ、文香さん♡ 本当に素晴らしい男性に愛された……いえ、愛することを許してもらえた女性は、ただその男性を愛するだけであれほどの歓喜を覚えられるんです♡ それはきっと文香さん、あなたも同じはずですよ♡」
「私も……一緒……♡ 頼光さんや、先生……美波さんや愛梨さんと……同じ……♡」
そんな『アナル舐めパイズリアクメ』という文字だけで見れば何を言っているのかもわからないアクメに達した頼光を、文香はうっとりと見つめていた。
もはや、マジカルチンポに魅了されているのは一目瞭然で、そんな状態を自覚させるように香子が怪し気な言葉を口にしていくのだ。
ごくりと、文香の喉が下品に鳴った。
「肝尾さん♡ 美波にお掃除フェラさせてください♡ んぅぅ~、ちゅぅ♡ れろれろぉぉ、じゅるるぅ♡」
「あ~、美波さんずるい……! じゃあ、私は射精をしてお疲れの肝尾さんに……はいっ♡ 頼光さんや香子さんには負けますが、JDおっぱいでのぱふぱふです~♡」
「ふぅ~……それじゃあ、いつまでもここに居たら他の村人に怪しまれるから、僕たちは帰るねぇ。まあ、文香ちゃんはのんびりとこの田舎村の温泉とか楽しんでおきなよ。頼光さんや香子さんの伝手で僕や美波ちゃんと愛梨ちゃんが退屈しないように遊びに来るからさ、ぐひひ♪」
「は、はいっ♡ そ、その……私なんかにそのようなお気遣い、本当にありがとうございます……♡」
頼光を使った最高の射精を味わえたことで今日のイベントは終わりだと言わんばかりに、肝尾は射精したばかりのチンポをちゅうちゅうと美波にお掃除フェラをさせながら、その汗の伝っている顔を愛梨のおっぱいをタオルのようにして拭っていく。
ハーレムを築いた男にしか味わえない、それも頼光や美波や愛梨クラスの美しい女性を相手にやらせているうちで、恐らくは人類史では数える程度しか居ない贅沢なシチュエーションである。
そんな肝尾を見ても文香は嫌悪など覚えず、むしろ、友人である美波や愛梨へと羨ましさすら覚えてしまう。
(肝尾拓郎さん……♡ なんて、素敵な人なんでしょうか……♡ あ、あぁ……あそこ、頼光さんが倒れちゃった畳の部分に精液がこぼれてる……♡ ……ごくっ♡ あ、あとで、ちょっと臭いを嗅いでみましょうか……♡)
今の文香の心のなかに優人の存在は完全に消え去り、肝尾拓郎とつい先程であったばかりの平凡な中年男性の存在で占められていた。
いや、今というのは瞬間的すぎる言葉だっただろう。
少なくとも、文香は肝尾たちが立ち去った後も、夜になると頼光がアナル舐めパイズリで抑えきれなかった精液が落ちたその畳に、まるで犬のように顔を埋めながらオナニーをしてしまったのだから。
(あぁっ……肝尾、さん……♡ 肝尾さんの臭い、素敵ぃ……♡)
夜の闇の中に文香の吐息と嬌声が漏れる。
その中に、肝尾と出会うまでには確かに抱いていた恐怖や焦燥というものは存在しない。
オナニーさえも満足してこなかった文香の体を、激しい快感が容易く絶頂へと導くのだった。
■
【シーン5:全ての崩壊はここから、肝尾と文香のイチャラブセックス♡】
文香と再会してから数日が経ち、優人は東に西にとひたすら走り続けた。
地形の情報をしっかりと把握したり、逃げ道を実際に踏破してみたり、予想される困難の洗い直しなど、人生としての経験が薄いながらも想定できる範囲の準備はしっかりと行ったのである。
そうして、慣れない山道での行動は非情に体力を使用して、日が沈むぎりぎりに宿に戻っては汗を流して泥のように眠るような生活を送るため、この村の目玉でもある秘湯の利用なども行わなかった。
また、小説の内容では香子の協力も経て短いながらも巫女のヒロインと主人公はデートを行っていたが、文香とすでに恋人関係にある優人はそのようなイベントもキャンセルをして、万が一にも失敗する可能性がないようにと脱出のための準備時間に当てたのである。
さらには時折美波や愛梨のような美少女から淫らな誘惑を行われたものの、この村にのみ施された法則である射精がそのまま廃人への道に繋がることを知っている優人は鉄の意志でそれらを跳ね除けた。
それらは全て、文香を助けるための行動だった。
ただし、美波や愛梨、さらには香子のような美女と話すことも多いためにムラムラと性欲も高まってしまい、密かに彼女たちを乱暴に犯す妄想や、逆に彼女たちに嘲笑を向けられながら搾精をされる妄想でオナニーなども行ってきていた。
そうして、優人は儀式の前日になってやっと儀式が行われる祠周辺からの脱出ルートを確保する。
文香を救出するということが現実味を帯びたことに安堵をして、そのまま希望を抱きながら休息を取った。
「もう少し……もう少しで、文香がここまで来るはずだ……!」
そうして、今。
優人は『ちぃぽう様の祠』の影に身を潜めて、息を殺していた。
儀式の日は朝からお祭りとして村を賑わわせているが、その中には独特の不気味な空気が蔓延している。
あるいは、ちぃぽう様などというおぞましい怪物を神と崇めている狂信者であるという情報が優人の目に偏見のようなものを産んでいるのかもしれない。
兎にも角にも、そんな華やかながらもおどろおどろしい雰囲気の中で、優人はその祭りの喧騒を避けるように祠の裏手に続いている獣道に隠れていた。
そこは優人自身が小説で描写した脱出ルートであり、唯一の希望の道なのである。
蒸し蒸しとした嫌な暑さで流れ落ちた汗を泥で汚れた手で拭い、そのまま拳を握りしめた。
ボクシングで鍛えた体はすでに過度の緊張で疲弊しきっているが、それでも恋人を助けるのだという決意が優人の心と体を奮い立たせるのだ。
「必ず助けるぞ……待っててくれよな……!」
優人は祠の様子を伺う。
小説の設定どおりに物事が進めば、儀式は正午に始まる予定だった。
最大の難関である護衛係は香子が引き止める手筈になっているし、事実、小説でもその設定になっている。
ここでは巫女が『ちぃぽう様』という怪物に捧げられる前に主人公が乱入して、そのまま巫女の手を引いて獣道を転がり落ちるように逃げ出すという展開だ。
「…………音が聞こえる、始まった!」
ぼーん、ぼーん、と。
儀式の始まりの予兆である、甲高い太鼓の音が響いた。
優人はもう一度拳を強く握り、そのまま獣道から飛び出すように祠の前で行われている儀式の会場へと駆け出していく。
そこでは文香の手を取り、呆気にとられている村民たちを尻目に逃げ出すだけだ。
そして、村民たちが追いかけてくる間もなく、儀式のために現れた怪物の『ちぃぽう様』に生贄として食われるのである。
しかも、最初に食われた村民が生贄として育てていた『純粋無垢な美少女』でないことに感づいたちぃぽう様は怒り狂い、その場に居た村民を惨殺していく。
そうなれば村民たちは優人や文香のことなど気にするよりも自分の命を守ることを優先するため、二人は問題なくこの場から立ち去れるというものだ。
また、香子からは『その後はカルデアのマスターとサーヴァントである肝尾と自分に任せて欲しい』とも言われており、優人は文香を救出することだけに集中できていた。
「行くぞっ、文香っ!」
そのまま優人は駆け出した。
獣道に潜んでいたために服が薄汚れており、ストレスと披露からかそのイケメン顔にも陰りが見えているが、それらも全ては文香を取り戻せば元通りに戻るという希望に溢れていた。
そうして、優人は儀式の会場へと姿を表し————。
「んちゅぅ、ちゅっぅぅ~♡ ちゅぅ、ちゅぅぅ♡ 好き……です……♡ あぁ、肝尾さんっ……♡ 私をぉ、あなたの花嫁にしてくれて、ほんとうにありがとうございますぅ……♡」
「………………は?」
————結婚を挙げるかのように白無垢姿になっている文香が、肝尾と熱烈なラブラブベロチューをしている姿を目撃したのである。
「なにが、起こってるんだ……?」
優人は実に間の抜けたような声で、しかし、それでもそんな声を漏らすことしかできなかった。
今、祠の前には昨日までは存在しなかった簡易的な寝台が設けられている。
白い布で覆われた粗末な木枠のこのベッドは、怪物を崇め奉っている狂信者たちが行う十年に一度の儀式のものに使うとは思えない実に素朴な簡易ベッドだったが、村人たちの視線はそこに集中していた。
こんなものは見たくないと思った時、人は不思議なことに目を凝らしてより注意深くそれを観察してしまう。
目を凝らした優人は、再び寝台の上で膝立ちになっている『二人の男女』を確かに認識した。
そこに居たのは本来自分の恋人であるはずの鷺沢文香と、初日に紹介されて以降は別行動をして、なんなら優人は存在自体を軽んじてすら居たはずの中年男性である。
その二人が、お互いに腰へと腕を回して抱き合いながら、舌と舌を絡める淫猥なベロチューをしていたのだ。
「なんで……文香、どうして……?」
「あんっ♡ ちゅっ、ちゅぅぅ~♡ 肝尾さんの唾液……とっても美味しいです……♡ もっと、私にこの美味しい、よだれジュースを飲ませてください……♡」
優人が呻くように呟いたその言葉に、文香は一切反応しなかった。
原作ではヒロインは巫女装束で儀式に臨むはずなのに、今の文香は白無垢姿になっている。
しかも、ただの白装束ではない。
まるで花魁のように肩まで着物が開いてその長い胸の谷間が丸見えになっており、さらにはその裾も和服とは思えないほどに切り詰められたミニスカート丈にドスケベ改造されているのだ。
それは『男に嫁入りする』というよりも『男に買われる』と表現したほうがしっくりと来る、白無垢を着る婚礼の儀そのものを冒涜しているような、そんな変則的な『生き恥白無垢姿』と言えるようなミニスカ花魁風の白無垢だった。
長い黒髪が白無垢によく映えるその姿は間違いなく美しいのに、肩を大きく開いて下半身はむっちりとしたエロい太ももを見せつけているその姿は、どうしようもないほどに扇情的で、優人はムクムクとまるで現実逃避のようにズボンの下でチンポを勃起をさせてしまう。
「ぐふふ、これでめでたしめでたしだねぇ♪ 文香ちゃんも僕のアプローチでアイドルになってくれることを約束してくれたし……! ぶひひ、特異点無事解決ってね! お祝いの結婚式セックス、頑張ろうねぇ♪」
「はい♡ オナホアイドルとして、生涯を尽くしますので 私を……鷺沢文香を、数も覚えていないぐらいいっぱいいる、肝尾さんの奴隷妻の一人にしてください♡」
じゅるる、むぢゅるる、れろれろぉぉ~♡
唾液の糸を引かせ合いながら卑猥な水音が響く濃厚で下品な、それでいて女性側が男性を激しく愛していることが嫌でも伝わるディープキスが優人の前で繰り広げられる。
文香は肝尾の手を掴んで指と指を絡め合う恋人繋ぎをして、肝尾はニタニタと笑いながらその特徴的な、恋人だったはずの優人が触れたこともない美巨乳を遠慮なく揉みしだいていく。
優人は頭が真っ白になり、次第に激しい怒りと絶望が渦巻いた。
「こ、殺す……殺してやるぅっ……! 肝尾とかいう男も……お、俺を裏切った、文香も……!」
裏切りによる絶望はすぐに敵意と殺意へと変わる。
文香を強く愛していたからこそ、そんな自分を捨て置いてあんななんの取り柄もなさそうな中年男性に愛をささやき、自分には興味すら示さなかった性的な行為を喜んでやっている事実を許すことができないのだ。
あるいは、それは愛情が裏切られた悲しみによる衝動ではなく、密かに狙っていた上等な牝が別の雄に攫われたことへの原始的で低俗な怒りと言ったほうが良いのだろう。
愛しているのに裏切られたなんてきれいなものではなく、『ぼ、僕が処女を奪うはずの女だったんだぞ~!』と惨めに逆恨みをしているという気持ちのほうが大きいのだ。
もっとも、優人自身はそんなことにも気づかず、ただ愛を裏切られた悲劇のヒーローを気取っているのだが。
だが、今まさに優人が行動に移そうとした、その時である。
「————確かに、新たな嫁入りを確認いたしましたわ」
祠の奥から一陣の風が吹き抜け、威容な気配が場を支配した。
肝尾と文香を祝福をするように優しく見つめていた村人たちが一斉に膝をつき、さらには額を地面に擦り付ける勢いで頭を下げた。
その祠の暗闇から、ゆっくりと一人の女性が姿を現した。
「あっ……す、すげえ……美人だ……そして、凄いエロい……」
優人は先ほどまでの怒りと絶望が吹き飛ぶほど、その女性の姿に目を奪われてしまった。
服というよりもエプロンを二つ前後に重ねているだけではないかと思うほどに、横の布地が一切存在しない得特徴的な白い布切れで体を多い、長い黒髪の左右に巨大な禍々しい角を生やした、明らかに人外の存在とわかる美貌の怪物だった。
一瞬で理解する。
この角を生やした人外の美女こそが、小説では具体的な描写を行わなかった『ちぃぽう様』のことなのだと。
そして、その笑み一つで国一つを狂わせてしまうような蠱惑的な笑みを浮かべた美女。
この人物の名を、『殺生院キアラ』と言った。
「この儀式に捧げられるべき巫女……ふふふ、とてもおきれいですね♡」
まるで世界そのものを呑み込むような妖しさと神聖さを兼ね備えたキアラは、穏やかな笑みで簡素な寝台の上にてベロチューを行っていた肝尾と文香へと笑いかける。
薄い布一枚で隠された白い肌はまるで透き通るようで、冗談でなくそのまま体の向こうの風景が見えてしまうのではないかと思うような美しさで、男の理性を蕩けさせる怪物なのだと否応なく他者へと伝えてきた。
そんな人外の美貌を持っているからこそこの美女は怪物なのだと実感させてくれて、同時に優人の中に喩えようのない喜悦の感情が湧き出てきた。
(そ、そうだ……! 巫女の文香は処女じゃないといけないのに、異性に心を許したこともない無垢な乙女じゃないといけないのに……あんなドスケベなベロチューをしていた! 怪物の怒りに触れたんだ! 俺がなにもしなくても……俺を裏切ったビッチと、そんなビッチにつられたおっさんは怪物に殺されるんだ!)
そう、これが小説の設定通りならば、心が穢れてしまった生贄は生贄として成立しない。
今の文香は誰がどう見ても淫欲に穢れてしまった女だ。
怪物であるキアラに惨殺される未来が約束されているのだ。
裏切った女の悲惨な末路に下劣な歓喜を抱いてしまう優人だが、しかし、現実は優人を徹底的に嘲笑うかのように、二転三転としていく。
そのまま薄い布切れ一枚の美女はその場で跪き、寝台の上で抱きしめ合う文香と肝尾、いや、肝尾だけに向かって恭しく頭を下げたのである。
「ああっ……我らがマスター♡ 本日も性奴隷の獲得、おめでとうございます♡ この殺生院キアラ、怪物なる役割を当てられてすぐにこの聖杯を確保いたしました♡ これにて特異点の問題は解決済み♡ あとはあなた様の魅力に当てられた哀れな牝を娶って幸せにしてあげるだけ……♡ どうぞ、無垢な乙女をあなた様の色で染めて上げてくださいませ♡」
なんと、そのまま土下座をしたキアラは肝尾への絶対的な服従心を感じる言葉を口にしたのである。
因習村の邪神という設定を与えられたキアラだというのに、まるで神に対する祈りのようですらあった。
それもそのはず、殺生院キアラとは肝尾拓郎が人生で最初に堕とした『ファースト・スレイブ』なのだから、どのような特異点の影響下にあろうとも肝尾を裏切ることなど絶対にありえないのだ。
それこそ、自身が敵対するふりをして肝尾に楽しんでもらおうという『お遊戯会』としての特異点でもなければ、キアラは常に肝尾のために行動するのである。
すでに回収していた聖杯を頭に掲げており、もはやこの場は優人が知る小説とはかけ離れた世界が作られているのだった。
「ぐふふ、キアラさんもお疲れ様っ! よぉし……それじゃあ、文香ちゃんを抱いて僕の女にしてあげるよ!」
「ありがとうございます、肝尾さん……♡ 初めてのオマンコはあまり気持ちよくないでしょうが……それでも精一杯、ご奉仕させていただきますね……♡」
「そのきれいなお目々を見ながら、犯させてもらおうかな♪」
「あっ……♡ は、恥ずかしいですけど……肝尾さんが気に入ってくれたのなら、その、いくらでも見て欲しい、です……♡ その、よければ今からでもこの前髪を切っても……♡」
「ぶひひぃ! そ、そんなそんな! 清純なメカクレ文学少女の前髪を切るなんて、もったいないことはしないよぉ! まあ、文香ちゃんはメカクレというほどメカクレじゃないけど……でも、やっぱりその宝石みたいなお目々が時々覗けるぐらいのほうがむしろエッチだしね♪」
優人を置き去りにしたまま、肝尾は文香をベッドの上に押し倒しては甘い会話を繰り広げて、そのまま物語は知らない方向へと勝手に進んでいく。
二人の愛情をアピールするかのようなその正常位の姿勢のまま、肝尾は白い襦袢の前を開いてマジカルチンポを露出させていった。
「な、なんだよ、あれ……!? あ、あのおっさんこそバケモンじゃないか……!?」
その長さは40センチを超えて、真珠を埋め込んでいるかのようにボコボコと肉イボで盛り上がっている異形のチンポを見て、優人はその場にへたり込んだ。
あまりの雄としての精力の違いに気圧されてしまったのである。
そして、その女性側が死んでしまうのではないかと心配になるほどの巨根を、肝尾は文香のオマンコへと挿入していくのだった。
「ぶひひっ! そ、そらぁ! お望み通り入れてあげるよぉ、文香ちゃん!」
ずぶずぶっ! ずっぶぶぅ、ずぶりゅぅ! ぬぷぷぅ、ぬちゅぅ、ずぶぶりゅぅぅ~~!
「はひぃぃっ♡ おぉっ、おほぉぉっっ♡ は、入って、入ってきましたぁ♡ あぁ、肝尾さんの、大好きな男の人のオチンポで、私の体が……ぉぉっ♡ イグッ♡ オナニーよりも気持ちよくて、イグッ♡ 肝尾さんのオチンポで、処女喪失アクメキメちゃいますぅぅっ♡」
オマンコ全体が熱く茹だるようなその『肉壺』へとマジカルチンポが食い破るように挿入した瞬間、簡易ベッドの上で仰向けになっていた文香の体がビクビクと激しく痙攣していき、結合部からだらりと赤い血が流れ出る。
処女喪失の衝撃で、アクメをキメたのだ。
本来であれば目から涙をこぼして、身動ぎすることも嫌になるような苦痛に襲われるはずの処女喪失は、マジカルチンポの前では圧倒的な快感とともに絶頂へと導いてくれる、そんな歓喜に満ちた衝撃に書き換えられてしまうのである。
「あひぃぃっ♡ お、オチンポ様が、オナニーじゃ届かないところをぉ♡ ゴリゴリ、ガリガリ削ってくれてますっ♡ 気持ちいい、気持ちいいですっ♡ こんなこと、知らなかった♡ 本を読むこと以上に、心が浮き立ちます♡ セックスに夢中になっちゃうって、嫌でもわかっちゃいますっ♡ あぁ、どうか、どうかぁ♡ もっとこの体に、肝尾さんの魅力を刻んでくださいぃぃっ♡」
「おっ、ぉぉぉっ~~!? こ、これは予想外……! 愛梨ちゃんみたいなふわとろなオマンコかと思ったら……ド、貪欲に絡みついてくるドスケベマンコだ! ぐひ、ぐひひぃ! 本にしか興味がなかった文学少女が僕のチンポを言葉でもオマンコでも欲しがってるの、エ、エロすぎるよ~!」
文香のマンコは、普段は理知的な文学少女がチンポに夢中になっている、その事実がオマンコの絡みつき方自体からもわかるほどにうねうねと蠢く、見事な名器マンコだった。
それも美波と同等のきつさと締付けを持つキツめのマンコだ。
普段の穏やかな様子と読書以外には関心が薄いためにどこかダウナーな印象を受けることから、愛梨のような柔らかく包み込むタイプのマンコと想像していた肝尾はその違いに意表を突かれてしまう。
だが、正常位で突き上げれば爆乳を揺らしながら髪をはためかせることでその長い前髪がめくれて、宝石のように美しい瞳がこちらをうっとりと見ている様子がたまらなく独占欲を刺激させてくる。
これほどの美少女を自分のものにしたのだという高揚を、肝尾はそのままピストン運動として文香へとぶつけていくのだった。
「嘘だ……嘘だ、嘘だぁ! 俺の文香が……あんなダサいおっさんに、処女を奪われてる……いや、処女を捧げてるなんて、絶対嘘だっ……!」
一方で、優人は一目で感じていることがわかる文香の様子を見て、無様に泣き喚いた。
怪物役のキアラが跪いて服従宣言をし、そしてマジカルチンポを見てしまったことで、その心のなかにあった怒りも殺意もポッキリと折れてしまい、絶望だけが残されたのである。
二人の性行為を止めに行くこともできず、ただその場でうずくまることしかできなかった。
そんな無様すぎる優人へと、一人の女性が近づいてくる。
「あら……池川くん、驚いた顔をしていますね?」
「せ、先生……先生、先生ぇ……! なんで、なんで文香があんなことに……! なんで、近くで文香を見守ってくれてたはずの先生は、このことを教えてくれなかったんですかっ!」
「これは仕方のないことなんですよ、池川くん……」
そのいたずらっぽい声に反応して、優人はへたり込んだ姿勢のまま背後を振り向いた。
振り返ると、そこには肝尾香子が艷やかな笑みを浮かべながら立っている。
だが、その浮かんでいる笑みはいつもの優しげなものとはかけ離れた、明らかに優人のことを馬鹿にする色を含んだ嘲笑だった。
大学では人々の目を引きつけてやまない知的な雰囲気も、その身から溢れ出る淫蕩な空気と妖艶な立ち振舞でかき消されており、そのまま優人の耳元へと唇を近づけて、囁くように言った。
「文香さんは……心変わりをしてしまったんです♡ だって、当然ですよね? 『私たちの拓郎様』と単なるイケメンなだけのヘタレな池川くんとでは、比べるまでもありませんから♡」
「なっ……!?」
「はじめは私もお二人のことを応援していたのですが……文香さんは、あっさりと肝尾さんのことを好きになってしまったので、あなたを応援するのは辞めました。むしろ、文香さんを教え子ではなく仲間だと意識している今では、あの可憐な子を騙して恋人の座を掠め取っていたあなたに、怒りすら覚えています」
「な、何を言っているんですか、先生……!? 騙して、掠め取った……!?」
香子の言葉は優人には理解不能だった。
優人と文香は愛情を確かめあって、真っ当な手段で恋人関係になったのだから。
だが、それは肝尾というチート能力の持ち主に洗脳されるように魅了された香子には通じない理屈である。
「拓郎様の牝奴隷となれるほどの魅力を持ち、さらには拓郎様を運命の相手だと感じた文香さんが……池川くんみたいな平凡な男子学生に、心を奪われることもありませんからね? それに、あんなにエッチなことが大好きな文香さんが池川くんと交際していた二年、一切エッチなことをしようと提案すらしなかったんですよね……? それって、あなたに興味がないことの証明じゃないですか?」
「そ、そんなことあるか……! 無茶苦茶だ……!」
「無茶苦茶じゃ、ないですよ? ほら、犯してもらっている文香さんの姿、もう一度よく見てください」
すでに優人のプライドは粉々に砕かれていた。
そんな様子を子供のようにクスクスと笑っている香子もまた優人の心を傷つけ、負け惜しみのように優人は香子を睨み返すのだが、一向に相手をされない。
そして、優人は香子の言葉に従って、再び肝尾と文香のセックスへと視線を戻していく。
「んぉぉぅ♡ お、大きいっ♡ オチンポ様、凄いですっ♡ こんな素敵なこと、お、教えてくれてぇ、ありがとうございますっ♡ カリ高チンポッ♡ この儀式のために香子先生にチンカス掃除フェラをさせてきれいになったカリ高でゴリゴリ削ってもらえるの、嬉しいですぅっ♡」
「こうしてっ、奥までチンポを突っ込んで僕のチンポの形になるの、嬉しいでしょう!? これ、みんなお気に入りなんだよね! だから、たっぷりと……ぐひひ! 文香ちゃんがなんのために生まれてきたのかを、教えてあげるよぉっ!」
「あひぃぃ、おぉぉっっ♡ お、教えて、もらえてますっ♡ 私は、鷺沢文香はぁ♡ 肝尾さんの性欲処理をするために生まれてきた、生きたオナホなんですぅぅっぅ♡」
文香の叫びには肝尾へと忖度をして機嫌を取ろうしているような色は一切なく、その叫びは間違いなく文香が心の底からそう思っている本心なのである。
その事実が優人の心を何よりも傷つけるのに、さらに香子は優人を痛めつけるように新たな情報を開示する。
「実はですね……あなたが頑張って頑張って、間抜けにも文香さんを助けようと準備をしていた時……私たちは、拓郎様と幸せなセックスをしていたんです♡」
「なっ……!?」
「あなたが山道を駆け回っていた頃、文香さんは頼光さんの手引で村の中を悠々とした様子で肝尾さんとデートしていました♡ ちなみにファーストキスはそこで終わらせました♡
あなたが食事も我慢して村の中を調査していた頃、文香さんはこの山の中で取れた山菜や川魚を使った料理を拓郎様に口移しで振る舞っていました♡ お礼に拓郎様はあのオチンポ様をしゃぶらせてあげて、フェラチオ処女を奪ってあげたんです♡
あなたが体からくっさい臭いをさせてシャワーだけ浴びて寝ていた頃、文香さんは私や美波さんや愛梨さん、頼光さんと一緒に秘湯へと足を運んでソーププレイを楽しんでいました♡ あの大きなおっぱいをスポンジタオルにして、肝尾さんの全身をきれいにしていたんです♡
ふふふ、あなたがうまく文香さんを騙せたままだったら味わえたであろう全ては……ちゃんと、肝尾さんが正しい形で受け取ってくれましたから、安心してくださいね♡」
衝撃的な内容だった。
この数日、文香は徹底的に肝尾という中年にその体を貪られていたのだ。
いや、文香だけではない。
秘湯でのソーププレイという言葉から、ここで優人を言葉で痛めつけている美しき才人の香子も、文香と同列で語られる大学屈指の美少女である美波と愛梨も、そして、時折姿を見ることができた巫女の護衛役であるあの美女(頼光)も、全員が肝尾に犯されているのだ。
さらに、あの美しい人外の怪物もまた肝尾の奴隷としてすでに堕ちており、最初からこの話は肝尾が協力をしてくれるだけで文香を救うことができると決まっていたものだったのだ。
自分はとにかく無駄なことだけをしていて、その間にあっさりと恋人を奪われただけの特異点なのである。
その事実に、優人は耐えられなかった。
「こ、こんなの……こんなの、俺の物語じゃない……!」
「はい、そうですよ? ここはあなたが書いたオナニーのような小説の世界などではなく、特異点というある種の現実であることは間違いないのですから。ならば、より優れている拓郎様のような男性によって違う形の結末になるのは当然でしょう? 創作に携わるものならば、そのような変化は当たり前に捉えられるはずですが……?」
「っ~~……!」
そして何よりも優人を傷つけたのは、そんな風に漏れ出した優人の泣き言を実に不思議そうな声で香子が肯定したからだ。
そこには悪意も何もなく、何を当たり前のことを言っているのだと言わんばかりの色が込められていた。
それはすなわち、自分が書いた物語や、自分の考えが、オナニーの妄想のように軽薄で嘘っぱちで、クリエイティブな創造性などまるでないことを突きつけられているかのようだったからだ。
「それでは……拓郎様のお射精も近そうで儀式も佳境のようですし、ちょっとした余興に移りましょう」
「へっ……な、なにを……?」
そして、肝尾の腰の動きが早くなったことからもその射精が近づいていることを、肝尾のオナホとして何度も抱かれてきた香子は的確に読み取っていた。
香子はその瞳を輝かせて、肝尾のマジカルチンポの力で呪術としての才覚を伸ばしたことで完全に制御下に置くことに成功した、『とある呪術』を使用していく。
「『泰山解説祭』――池川くんの心の奥底を、みんなに晒してしまいましょう。準備はよいですか?」
「泰山……解説祭? なんだ……なんだよ、それ……!」
優人が悲鳴を上げるよりも早く、香子の前に現れた謎めいた紋様が溶け込むようにゆうとの体に入り込む。
これは香子が完全習得に成功した、泰山解説祭が対象にかかったことを示すエフェクトだった。
ちなみに、その気になればこのような仰々しい様子を見せず、目に映らぬように密かに掛けることもできるのだが、余興であるがゆえに優人をからかう目的も込めて、このようなエフェクトが発生したのである。
そして、泰山解説祭の恐るべき効果が発揮された。
そうして、まるで巨大スクリーンのようにこの儀式会場の上空に、『優人にだけは見えない』、『優人が抱いていた下劣な欲望』が文章として浮かび上がってきたのである。
『池川優人は、恋人の鷺沢文香へと隠しきれない劣情を抱いていた。紳士ぶっているくせしてその中身はそこらの雄となんの代わりもない、脳みそが海綿体でできているかのようなケダモノなのである。あのぷるんとした唇を蹂躙し、そのふくよかな乳房を揉みしだき、未踏の秘穴を自身の昂りで貫きたいと思っているのは当然。最近では、あの特徴的な美しい黒髪を自身の男根に巻き付けて楽しみたいという欲望も抱いていた』
「……………これは、想像以上のものが出てきましたね」
「へっ!? な、なんだよ……何を言っているんだよ、え?! さ、さっきまでこっちを見てなかった新田や十時まで……な、なんだ……!?」
泰山解説祭は相手の思考や経歴などを、地の解説文のごとく、相手にのみ見えないように表示させるという種類の恐るべき呪術だ。
優人が隠していたこれまでの劣情が、香子によって暴き立てられる。
それなのになぜ自分のもとに批難するような視線が集まっているのかもわからず、優人は情けなく涙を浮かべながら狼狽えることしかできなかった。
そして、まだまだその内側に感じていた欲望は明かされていく。
『文香を思い出すたびに、連想的に他の美しい女性たちも思い出してしまう。文香が敬愛の目を向けながら香子と楽しげに談笑をしている姿を見ると、あの大和撫子を形にしたような美しい女性たちの美しい黒髪を穢したいという欲望に襲われる。二人の髪を乱雑に掴んで、まるで絡めるように雑多に男根に巻き付けてそのまま手でしごきあげたいという変態的な欲望はもちろん、もっと単純にあの美巨乳と爆乳で男根を挟み込むなどの単調な欲望も抱いてしまう』
「っ……」
『香子だけではない。文香の数少ない友人である美波と愛梨と並んでいる姿を見れば、どうしようもないほどの独占欲が浮かび上がる。いや、独占欲というよりも征服欲だろうか。あの美しい学内の三大美少女を丸ごとものにしてしまいたいという、ハーレム欲求が浮かび上がる。自分を王様のように称えられて、一度に三人を胸の中で抱き込めればどれだけ幸福だろうか』
「…………最低、だね。ハーレムって、結局は浮気です」
「うぅ……き、気持ち悪い……そんな目で見られてたんですね……」
どんどんと続く泰山解説祭の内容は文香を対象にするだけに留まらず、香子や美波、愛梨にまで及んだ。
香子は瞬間的に嫌悪の表情を浮かべながら自身の髪を隠すように頭を抱えて、美波は侮蔑に満ちた視線を優人へと向け、愛梨は対象的にそんな優人から逃れるように自分の体を抱きしめた。
美波や愛梨はハーレムというものを完全に否定しているが、実際は肝尾のハーレムに所属するメンバーである。
これは矛盾ではなくもっと単純に、『肝尾ほどの偉大な人物が築いているコミュニティは、優人のような情けない雄が性欲でイメージするハーレムとはまるで違う』と本気で思っているから、そのポルノ作品に登場するようなハーレム思想を嫌悪しているのだ。
『だが、同時にどうしようもない欲望が鎌首をもたげて現れる。文香が、自分ではない男に蹂躙される欲望だ。大事なものだからこそ、奪われたい。恵まれた自分だからこそ、踏みつけにされたい。ある種の精神的な被虐欲求。自分以下の存在だと蔑んでいた相手が、自分が望むハーレム欲求を満たす存在として現れた時に、涙をこぼしながらそれを眺めていたい。自分でも気づかなかったその欲望を、優人はつい先ほど、あの異常なまでの雄々しい男根を持つ中年男性を見て気付かされたのだ』
そして、この泰山解説祭の中に、最強の魅了チートであるマジカルチンポの効果の影響が現れた。
ただし、それは泰山解説祭の使用者である香子が受けた影響ではなく、マジカルチンポを見てしまった雑魚雄の優人に対する影響だ。
優人は今まで文香を別の男に奪われたいなどとは思ったことがない、そんな寝取られマゾと呼べるような存在とは程遠い人間だった。
なのに、あのマジカルチンポを見た瞬間に雄として本能が敗北を認めて、そして同時に、雄としての共感性が『あの素晴らしい雄に屈服する無様な牝が見たい』という考えを生み出したのだ。
自分はマジカルチンポを持っていないのに、ただチンポを持っているからという共通点だけで肝尾のハーレムにただ乗りをしようとしたのである。
「……優人、さん」
「っ! ふ、文香……! 地、違う……何が起こってるのかわからないけど……お、俺はきっと、文香が思ってるやつじゃない! そ、そうだ! 俺は、文香を愛している! 愛してるんだ、文香!」
そんな中で優人へと文香が声を掛ける、
その声は信じられないという様子で震えており、優人は地面に崩れ落ちながら、何も聞きたくないと言わんばかりに頭を抱えた。
さらに、先ほどまでは裏切られたことに殺意すら覚えていたというのに、その視線に耐えられないばかりに文香をまだ愛していると言い出したのだ。
あまりにも自分勝手で惨めなそんな優人の拒絶のジェスチャーを完全に無視して、文香はぽつりと小さく漏らした。
「…………気持ち、悪い。近寄らないでください」
「っぅっっぅ~~!?」
全ての女性が彼を拒絶した。
それも嘲笑も混じっていない、生理的に受け入れられないと言わんばかりの、本気の拒絶である。
「もう離れてください。拓郎様の素晴らしさを再認識できる道具になってくれると思いましたが……ここまで気味が悪いと、文香さんの門出の祝となるこのセックスが台無しですから」
「文香ちゃんとはもう恋人じゃなくなったよね? だったら、文香ちゃんの友達だからって理由で今までしてきたみたいな馴れ馴れしく話しかけないでくれるかな?」
「その……近づかれたら多分大声とか出しちゃって、犯罪者みたいに扱っちゃうと思うので……その、近づかないでくださいね?」
「部外者からあえて言わせてもらいましょう。はっきりといって、頭を丸めてなにかの修行に務めたほうが良いでしょう。あなたは異常ですから」
香子、美波、愛梨、そして無関係のはずの頼光すらも侮蔑の表情と言葉を向けられてしまう。
そのまま地面にへたれこみ、まるで土下座をするように頭を地面につけながら耳を防ぐことしかできない。
死んでしまいたいと心の底から思ったほどだ。
「ぐひひ! まあまあ、池川くんもそんなに落ち込まないほうが良いよぉ♪ 性癖なんて人それぞれだし……文香ちゃんや香子さんみたいな美人と会ったら興奮しちゃうのは、男なら当然だもんねぇ」
肝尾が文香を犯しながら、優人へと声をかけたのである。
その言葉は先ほどまでの女性陣の冷たい言葉と、『文面』だけならば優しげなものだった。
だが、性根が捻れきっている肝尾が優人のようなイケメンを本気でかばうはずがない。
「ほら、みんな! 優人くんの……ぷぷぷ、変態性癖、大目に見てあげようよ! 別に犯罪を犯したわけでもないんだからさ!」
その声はあからさまに馬鹿にした様子である。
名門大学に入学をして、ボクシングで活躍をした過去もあり、さらには文香のような美少女となんのチートもなしに付き合うことに成功した圧倒的な『強者男性』が、自分を愛する美少女と美女から貶されているのだ。
そんな状況を肝尾は歪んだ優越感を覚えながら楽しんでいるのだ。
「おぉっ! ちょ、ちょっと予想外の……ぷっぷ、愉快なことが起こったけど、そろそろ射精しちゃいそうだよぉ! 文香ちゃん! たっぷりと僕の精液を味わいなよ!」
「あっ、ぁぁっ♡ ま、また動いてきた♡ さっきまで止まってくれてたのにぃ、おほぉおっっ♡ イキ、ます♡ 肝尾さんのチンポで気持ちよくなって、一緒にイキますぅぅっ♡ 肝尾さんといっしょに、イクぅぅぅっ♡」
肝尾は腰どころか全身を震わせて、すでにビクビクと軽めのアクメ痙攣をしているオマンコへと向かってチンポを付きこんでいく。
肉イボ付きの凶器同然のマジカルチンポで処女マンコを犯しているというのに、文香の顔には苦悶の色が一切存在しない喜悦に満ちたものだった。
その表情があまりにも愛らしく、そして淫らすぎたのか、肝尾は勢いよく射精をしていった。
「くぉおっ! うけ、受け止めろぉぉっ!」
ぶっぴゅるっるうっぅ~! どぶびゅぅ、びゅぶうぅ! ぶっぴゅるるうぅぅ、どっぴゅうぅぅっ♡
「あひぃぃっ♡ おぉぉっ♡ イグッ♡ イグイグッ♡ 射精に合わせて、イッちゃいますぅぅっっ♡」
ぷしゅっ、ぷしゅぷしゅっ♡ ぷっしゃぁぁぁ~~~~♡
いつも小さな声で会話を行う文香が行ったとは思えない、野犬の遠吠えのような絶頂の声を響かせながら、ひくつくオマンコの中に流し込まれる精液を受け止める。
また、肝尾の射精に合わせて、処女のはずの文香は結合部から勢いよく潮を吹いていった。
そして、マジカルチンポの射精は長い。
文香の処女マンコを破裂させるのではないかと思うような長さで金玉をぐつぐと稼働させながら、精液を流し込んでいくのだ。
「おぉぉっ、んぎぃぃぃ……♡ こ、これで、これでぇ……♡ わ、わたし……肝尾さんの性奴隷に……肝尾さんのためのアイドルに、してもらえるんですねぇ……♡」
「ぶひひ、もちろんだよぉ! 文香ちゃんはその清楚な感じが男受け抜群だもんねぇ♪ 香子さんと合わせてのアイドルユニット……ぐひ、実はもう考えがあるんだよぉ! 美波ちゃんや愛梨ちゃんみたいな誰とでも合う女の子もいいけど、文香ちゃんみたいな香子さんとしかないでしょうってタイプの美少女も良いよねぇ♪」
脱力しきった体で嬉しそうに頬を緩めている文香のオマンコから、マジカルチンポを引き抜く。
さらに、文香を見ながらも横目で香子を見て、『書』を愛する『男好きのするドスケベボディ』を持った、タイプの似た二人をアイドルユニットとしてプロデュースをする妄想を進める。
美波と愛梨はすでに806プロのアイドルとして抱えているものの、ここまで正統派な美少女だと誰と組ませてもちゃんとした魅力を出してしまうために、逆にどのサーヴァントと組み合わせたら良いものかと悩んでしまうのだ。
「ほら、みんな! これで特異点は解決! ちょっとした事故で池川くんにはひどいことをしちゃったけど……あんまり馬鹿にしちゃダメだよぉ!」
「あぁ……拓郎様……♡ こんな気持ちの悪い妄想を抱えていた男の子もかばうだなんて、お優しすぎます……♡」
「確かに……肝尾さんっていう素敵な人が当たり前になってたけど、男の子ってこれぐらい気持ち悪いのが普通ですもんね……美波、反省です」
「う~ん、肝尾さんがそういうのなら……どちらにせよ、もう池川さんと話すこととかもないでしょうし……えへへ、肝尾さんの言う通りにしますね♡」
「さすがは旦那様です♡ このような雄として不適格な未熟者にも慈悲を示すとは……♡ この頼光、ますますあなたへの敬愛が深まる想いです♡」
そして、肝尾がニタついた笑みで叫ぶと、周囲の美少女と美女たちはこぞって肝尾を持ち上げる。
いや、それだけではなく肝尾の周囲に走っていき、そのまま乱交が始まっていたのだ。
「あぁ……文香ぁ……俺の、文香ぁ……」
そんな中で優人は地面にうずくまりながら、もう自分の恋人ではなくなった女性の名を呼び続ける。
しかし、これで終わりではない。
優人の惨めさに目をかけた『悪魔』が、ここには残されたいたのだ。
「あらあら、なんと惨めなことでしょうか。でも、大丈夫ですよ。あなたはまだまだ、あの方の玩具として活躍してくれそうですし……ふふふ、ソワカソワカ♡ この特異点での拾い物はあの少女ではないことを……あの方に、『寝取り』の楽しみと醍醐味をもっと味わってもらうために、あなたには協力をしていただきます」
「えっ……?」
殺生院キアラの声と、世界を裂いたような歪な笑みとともに、優人の意識は闇に飲まれていった————。
■
【シーン6:まだまだ続く肝尾無双! 次の獲物に思いを馳せながら文香と香子のダブルパイズリを味わいます♡】
ここは東京は港区、超高層ビルのタワーマンション。
このタワマン自体がとある一企業によって専有されているもので、マンションとは言うものの実際にはその部屋は一室して外部に販売もされていなければ、別企業がオフィスとしてテナントに入っていることもない、一つの組織が完全に独占している謎めいた建物だった。
その最上階に位置する『806プロダクション』の『社長室』は、まるでこのタワーマンションの主である肝尾拓郎の欲望を映し出す鏡のように、淫靡で豪奢な雰囲気に満ちていた。
壁全面をガラス張りにした窓から見える東京ネオンの海は、その光の一つ一つが肝尾の無限の欲望を象徴するかのようなけばけばしい光だった。
そして、その部屋の中央には黒革の巨大な椅子にふんぞり返る肝尾が、だらしない中年太りの腹を隠さず、ニタニタと笑いながらタブレットを弄っていた。
『~~~~♪』
『~~~~♪』
そこには鷺沢文香と肝尾香子こと紫式部たちアイドルユニットのデビューライブ映像が映し出されている。
かつての内向的な文学少女とおっとりとした文豪は、肝尾のチート能力で強化されたフェロモン漂うボディと、清楚ながらも誘惑的な歌声で、観客を虜にしていた。
「ぐひひっ! 文香ちゃんも香子さんも、完璧にアイドルになれてるなぁ! 体つきも……ぐふふ、俺の精液を受け止め続けたかか、あの清楚な顔でこんなエロい身体になっちゃって……♪」
文香はステージ上でフリルが大量について体のラインを隠すようなアイドル衣装に身を包み、しかし、そんな風にフリルで体を隠してもなおはっきりとわかる巨乳、いや爆乳を揺らしながらファンに微笑んでいた。
それは香子も同様だ。
水着の霊基になった際に見せた『昭和アイドル風水着』ではなく、肝尾が好んでいる色とりどりのベストを身につけた平成アイドルのステージ衣装で、どこか慣れない感じで踊りをしている。
大人びた美貌とそのどこか不慣れな印象を感じる動きが、奇妙なギャップを生んで、文香と同じく香子もまた人気アイドルとして華々しくデビューをしていた。
「ぐひひ……どう思う、文香ちゃんは♪」
「んちゅぅ、ちゅっぅ~~♡ その……どうでもいい、というのが本音でしょうか……♡ 今は、私と香子さんのダブルパイズリ奉仕に集中して欲しいというのが……わがままな私の本音です……♡」
「たっぷん、たっぷん、たぷたぷ、たっぷぅ~~ん……♡ そうですね……♡ 文香ちゃんはこれでわがままな女の子ですから♡ 大好きな拓郎様にもっと構って欲しいんですよ♡」
そんな中で、タブレットを見る肝尾の足元では画面の中と全く同じステージ衣装に身をまとった文香と香子が、胸元をはだけさせてパイズリ奉仕を行っていた。
元から規格外だった香子の爆乳と、マジカルチンポでのセックスを味わったことで突如として豊乳化した文香の爆乳でも、40センチある肝尾のマジカルチンポを隠し切ることはできない。
肝尾はそんなドスケベなダブルパイズリ奉仕の光景を見ながら、同時にそのタブレットで二人がアイドルとして可愛らしくライブを披露している姿を見つめる。
「ぐひ……ぐひひ! や、やっぱりこれ良いな……! アイドルとサーヴァントを組み合わせた、デュオアイドル……! めちゃくちゃ興奮する……アイドルをサーヴァントのマスターにしてコンビ感を出して、その上で両方をデビューさせる……これが本当の『アイドルマスター』ってか! なんちゃって~♪」
二人の『同ジャンル美少女キャラクター』とでも呼ぶべきを組ませてアイドルデビューをさせる『遊び』に肝尾は夢中だった。
それは向井拓海とカイニスのようなすでにコンビとして組ませている性奴隷たちは問題ないのだが、アイドルデビューの計画を立てるよりも先んじて性奴隷に落としている新田美波や十時愛梨、さらには白瀬咲耶のように『誰と組ませるべきか』と頭を悩ませているほどだ。
「むぅ……肝尾さん、今は、こっちのおっぱいに集中してくださいっ……!」
「おぉっ!? す、すごいおっぱいの圧力……ぐひひ、ごめんねえ、文香ちゃん♪」
だが、その態度に文香はすねたように頬を膨らませて、そのままパイズリフェラを激しくしていった。
文香の心は今、あの特異点での肝尾との交流で完全に塗り替えられている。
もはや、その心のなかにかつての恋人・『池川優人』の影は消えていた。
「拓郎様、文香さんの輝きは拓郎様のチンポの賜物です♡ もちろん……私も、このような淫らな雌に変えていただけたこと、感謝しかありません♡」
香子が大学での淑やかな服とは裏腹の愛らしいステージ衣装でパイズリを行いながら甘い声で補足する。
そして同時に、肝尾の優越感を刺激する言葉でこのプレイを際立たせることも忘れない。
「きっと……それは池川くんも同様です♡ 自分の恋人(笑)がこんな幸せなんですもの♡ すべてを忘れて『俺のカノジョはアイドルなんだぞ~!』と悦に浸っている大学での生活を見たら人目でわかります♡」
池川優人。
かつて文武両道のハイスペック男子だった彼は、あの後に絶望することも許されず。キアラの持つ力によって特異点の記憶を完全に消され、今もなお自分は文香と付き合えている幸運な男だと勘違いをしている。
実際は冷たくなった文香に怪訝な気持ちを抱いているものの、それは美波や愛梨に誘われてアイドルデビューをしたからだと勘違いをし、さらにはそれを詳しく聞けば『じゃあ、別れますか……?』と一度冷たい顔で言われたことがトラウマとなって文香の顔色を伺う、都合の良い彼氏くんになってしまっていた。
しかも、そのトラウマのために文香へととにかく媚びるようになり、お金を貢ぐような男にもなってしまったのだ。
「ぐひひ! 本当に池川くんは変わった男の子だよねぇ。文香ちゃんのおっぱいを揉むこともできないのに、あんなに文香ちゃんに尽くしてくれてるんだからさ!」
「それに関しては……謝らなければいけないことがあります……池川さんは様々なものを貢いでくれるし、私も金品などを求めようとは思うのですが……貴重な古本を渡されると、どうしても『これよりも金目のものがほしい』と突っ張れないのです……」
「気にしなくていいよぉ~♪ 大事なのは、君と付き合ってるって勘違いしているイケメンの馬鹿らしさだからね♪ お金はモルガンとかクレオパトラとかが稼いでくれるし、そもそも文香ちゃんはアイドルとしても貢献してくれてるしね! それなら、文香ちゃんにとっても大事な本を渡してくれたほうが、文香ちゃんも嬉しいだろうから僕も嬉しいよ♪」
「肝尾さん……♡ ああ、やっぱりあなたは凄い優しいですね……池川さんとは、格が違います……♡」
そんな優人の役目は、肝尾の優越感を刺激することだ。
整った顔立ちと長身は健在だが、性的能力の低さゆえに文香との肉体関係を築けなかったそのイケメンは、今や肝尾のNTR遊びに利用されるだけというのが、屈辱的な現実なのである。
「これ、やっぱり良いなぁ……ぐふふ、それなら次の獲物はこの子かな……♪ パーソナルジムのトレーナーをしてるスカサハ師匠から、婚約者持ちのお嬢様と、外国帰りのイケメン美女の関係を維持できてるって聞くし♪」
最高の美少女の口から自身の恋人よりも優れていると言わせる優越感を味わっている肝尾は、タブレットを手にして、新たなターゲットのリストを眺める。
そこには様々な美少女や美女の名前が刻まれている。
スカサハがこの現代日本でパーソナルジムのトレーナーとして芸能関係者からも高い評価を受けて高級取りとなっている中で、有名な大企業グループのご令嬢である『有栖川夏葉』や、アメリカ帰りのスーパーウーマンである『木場真奈美』などの名前が並び、さらには他事務所ですでに活躍をしているアイドルデュオグループの『緋田美琴』と『斑鳩ルカ』のような名前を並んでいる。
他にも様々な美少女が乗っているこのリストは、肝尾がその気になって魅了チートを使用すればすぐにでも自分のものにできる美少女たちのリストである。
(スカサハ師匠と木場さんの最強美女コンビも……いや、夏葉ちゃんみたいな意識高い系の女子大生とスカサハ師匠もいいかも……? いやいや、この二人だともっといい感じのもいるかも? 夏葉ちゃんだとアストライアと組ませて、ああいうレベルの高いお嬢様を、一昔前の少年漫画でイケメンキャラに群がるモブキャラみたいに『肝尾様~♡』って追っかけにするのもいいよねぇ……♪
美琴ちゃんとルカちゃんも面白そうだけど……う~ん、いい組み合わせが思いつかないなぁ。にちかちゃんと組ませるのは芸が無いし……?)
肝尾はダブルパイズリ奉仕を受けながら、様々なことで頭を悩ませる。
どの美少女も魅力的で、どの美少女と組み合わせてもギャップや思わぬ魅力が際立ちそうだからこそ、悩んでしまうのだ。
肝尾の中で一瞬でピンときた、文香と香子や拓海とカイニスのようなコンビのほうが珍しい方なのである。
「おおっ!? そ、そろそろ射精しちゃいそう……ちょっとぼぉっとしてたら、くぅ、射精我慢怠っちゃったかも……!?」
「はいっ……♡ いっぱい射精してください……♡ 全部、私と香子さんで受け止めます……♡」
「ビュービューしてください♡ 私と文香さんのおっぱいは、肝尾さんのチンポの快感を受け止めるためのものですから♡」
しかし、そんな風に考え事をしていたものだから性的快感に無防備になっていた。
肝尾はぶるると震えて、そのまま射精を宣言する。
そうすることで文香と香子のダブルパイズリ奉仕は更に激しくなっていき、肝尾はあっけなく射精をしてしまうのだった。
「おっ、おっ、ぉおっ~~! 射精るよぉ、ふたりともぉ!」
どびゅるるっ! びゅるる、どぶびゅぅう! ぶっぴゅるるぅぅ、どぶどぶびゅうぅう~~!
「あぁんっ♡ 肝尾さんのかっこいいお射精が、きてますぅ……♡」
「はぁ……私たちのおっぱいから噴水みたいに溢れ出す射精……かっこいいです♡」
文香の成長した爆乳と香子の爆乳を重ね合わせても先端が飛び出るような長いチンポから、勢いよく精液が飛び出していく。
当然、その先にある頭にも精液が降り掛かっていった。
先ほどまでタブレットでライブ映像を見ていた、本当のアイドルが自身の精液で汚れる。
その優越感で肝尾は心地よく満たされていった。
(ぐひ、ぐひひ……! まあ、難しいぐらいがちょうどいいよね♪ そういうのがなくても、今は文香ちゃんと香子さんとか、たくみんとカイニスとかのコンビ決定組で遊べるし! それに、コンビで犯さなくても単独で楽しめるわけなんだし! どうせ時間はいっぱいあるし、この世界は僕のものなんだから……ぐふふ、のんびり楽しもっと!)
くつくつと、実に邪悪に肝尾は笑う。
あまりにも邪悪なのに、悪意もなにもない、無邪気さすらある矛盾した笑みだった。
この世界はそんな風に笑う男に徹底的に弄ばれるのだ。
しかも、その対象は文香や香子のような美少女と美女たちだけではなく、優人のような男性であっても『肝尾が優越感を覚えるために』というあまりにもつまらない理由で弄ばれる。
だが、それを止めることは誰にもできない。
サーヴァントたちの力を借りて、肝尾の淫らな千年王国はどこまでも広がっていくのだった————。
(終)