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ドスケベ幻想郷~オタクくんがサドっ気のあるキャラたちに拉致されて、100回セックスしないと出られない部屋に閉じ込められてしまったお話~(前半)

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ドスケベ幻想郷~オタクくんがサドっ気のあるキャラたちに拉致されて、100回セックスしないと出られない部屋に閉じ込められてしまったお話~(前半)
DESCRIPTION

1話

ドスケベ幻想郷~オタク文化が死滅した未来世界で数百年前のオタク文化を研究しているオタクくんが紫に誘われて幻想郷でドスケベ全肯定ハーレムを築くお話~(前半)(導入)

 月に有用な資源はないと思われていたのも今は昔。  技術の発展とは偉いもので、新たな方法で月に存在する資源を発見したのである。  それは停滞しつつあった人類の歴史に爆発的な発展を起こし、中断されていた宇宙開発という夢が復活していったのだ。  『人類史で最も恵まれた時代』という表現が胡蝶でなく当てはま...

2話

ドスケベ幻想郷~オタクくんが昔にエタらせてしまった黒歴史ラブコメ小説を体験型エンタメで主役として物語をドスケベハーレムものに完成させることになるお話~(前半)(導入)

(前作) ───────────────────────────────────────────  ここはドスケベ幻想郷。  世界から忘れ去られたものたちが流れ着き、再び注目されることもなく淀むように腐っていくはずだった、その名前も持たないはずのゴミ捨て場は、肝田優太という今を生きる人類が忘れされたものに着目し、その世界に来訪して名付けるこ...


【プロローグ】


 ここは『ドスケベ幻想郷』。

 今から500年以上前に隆盛を誇った『オタク・カルチャー』、つまりはアニメであったり漫画であったりライトノベルであったりゲームであったり、今では『忘れ去られてしまった物語の登場人物たち』が流れ着いてしまう、東方projectに存在する幻想郷によく似た世界である。

 そして、創作者である人間たちから忘れ去られてしまった創作物であるキャラクターたちは、どれほどに優秀な才能を持っていても、『何かを創り出す』という、命ならば所有しているはずの特別な行動が出来ない存在だった。

 もちろん、物語のキャラクターたちとその物語は、それに触れた創作者へと強烈なインスピレーションを与えてまた新たな物語を間接的に作ることはできる。

 また、物語を作る人間たちに『このような存在が居て欲しい』という願いを込められたことで、『創作』というものに秀でた才能と類まれな情熱を持つという設定を与えられていても、彼らがキャラクターである限り、新たなものを生み出すことも、新しい場所へと行くことも出来なかった。



 そんなキャラクターたちが暮らすこの『ドスケベ幻想郷』は、つい二ヶ月ほど前まではそのような名前をついていなかった。

 ここで暮らすキャラクターたちは単純に『世界』や『アーカイブ世界』などといった、この空間を指しても矛盾のない程度のどこか漠然としたあやふやな言葉で呼んでいたのである。

 この世界に名前をつけるという行為は、小説家としての才能に溢れたキャラクターや天才漫画家と呼ばれたキャラクターでも行うことが出来ず、それはプロト・マーリンという聡明な頭脳を持ち、キングス・メーカーという王を生み出すことに長けた神話級の魔術師であっても、例外ではなかった。

 名付けとは、それほどに重要な意味を持つ行為なのである。

 そして、その名付けが出来るか否かが、人間とキャラクターのもっともわかりやすい違いと言っても良いだろう。



 ただし、先ほども述べたが、そんな一人では何も生み出せないキャラクターたちであっても、その人間だけでは生み出せなかったであろう『発想』の切っ掛けにはなれる。

 それは、八雲紫たちとの愛情深いイチャラブハーレムセックスを体験した人間――『肝田優太』が、この世界の名前を『ドスケベ幻想郷』と命名したようなことを指す。

 『このような世界が存在する』という情報を聞かされただけでは、未熟な発想力しか持たない肝田はどんな名前が良いものかとウンウンとうねり、それでも納得のできるものを生み出すことが出来なかっただろう。

 そこを八雲紫とセックスをすることで迷うことなくスッとドスケベ幻想郷という名前を納得とともに生み出すことが出来たのである。

 こうして、この世界はやっと名前を得たのである。



「あぁっ! マーリンっ……マーリン! 気持ちいいよ、マーリンのオマンコ……む、夢中になっちゃうっ!」

「あぁっ❤ もっと、もっと愛して、お兄ちゃん❤ お兄ちゃんって存在を僕の体に刻みつけるように、もっと深く貪ってっ❤ お兄ちゃん専用の妹マンコに作り変えて欲しいのぉ❤」



 そんなドスケベ幻想郷に滞在している肝田は今、八雲紫が『管理者』を努めていた、牧歌的な田舎町の管理エリアを離れていた。

 彼が居るエリアは、プロト・マーリンが管理者となっている、映画の中に入り込んでリアルな体験を楽しめる劇場や、無数の物語がアーカイブされた大規模な図書館などが存在する、『創作』という分野に秀でたエリアである。

 特に、22世紀で流行した『体験型映画』は肝田の大のお気に入りで、天才と称される創作者属性を持つキャラクターたちが細部をリメイクした、肝田も大好きなエロ漫画を実写映画化させたものを、美少女キャラクターたちをヒロイン役としてイチャラブセックスをする日々を過ごしていたのだ。


 今日の体験型映画の対象となった作品は、管理者であるプロト・マーリンを妹ヒロインとした近親相姦の映画だった。

 元々、Fate/Grand Orderでマーリンはお姉さんのような飄々とした振る舞いをしながらも、『みんなの妹』と嘯いてプレイヤーキャラクターのことを『お兄ちゃん』と呼ぶ、どこかミステリアスな立ち位置でもあったため、今回の妹ヒロインとしての適性はバッチリである。



「はぁ……❤ 今日も素敵だったよ、肝田くん❤ 僕をヒロインにした体験型映画……ふふふ、一週間ぶりということもあって、随分と乱れてしまった❤ 飽きられてしまったのかと不安に思った部分が、オホオホと喘いでアへ顔を君に晒してしまう切っ掛けになってしまったかもしれないね❤」



 そんな映画も終わり、二人は備え付けられた休憩室で肩を並べてソファーに座っていた。

 マーリンはその今にも折れてしまいそうな、体重がわずか20キロというファンタジー妖精ボディでありながら爆乳とデカ尻も備え付けた、実に男の欲望に都合の良い体を擦り付けるように肝田にもたれかかっている。

 肝田との一週間ぶりのセックスという興奮と快感のためか、マーリンの目にはうっすらと歓びの涙が浮かんでおり、そのためにその瞳孔がハートマークに染まっているようにさえ見えて、その傾国の美貌がさらに魅力的なものになってしまっていた。

 肝田は、すでにこの『創作エリア』とでも呼ぶべき21世紀の東京やニューヨークのような都会の街並みを模した『管理区』の中で一ヶ月も過ごしているというのに、未だにプロト・マーリンの幻想的な美貌と、そんな神秘的な美少女にガチ恋されているということに慣れていない。

 そのため、どこか童貞らしくキョドりながらマーリンと会話を続けていく。


「う、うん……アストルフォやC.C.にさとり、それにモモちゃんたちともセックスしたいし、千雪さんたちもこのエリアに足を運んでくれたから、いろんな女の子とセックスしてるし……いろんな組み合わせを楽しみたいと思って、マーリンにサポートばっかりさせちゃったよね。

 で、でも! 飽きてるとかじゃないからさ! マーリンの可愛さとエロさに飽きるわけないんだから!」

「あぁ……僕の王様は本当に、僕の欲しい言葉をいつだってくれるのだね❤ その言葉だけで僕は一年……いいや、一生を放置されても幸せに過ごせるほどだよ❤ 僕達の救世主様……ちゅっ❤」


 原作では余裕に溢れた態度のマーリンが、肝田には全身全霊で愛情を伝えてきて、さらには自分はヒロインとして選ばれずともこの体験型映画を成り立たせるためのスタッフという裏方の仕事も全力で行ってくれるのだ。

 それに、肝田はとんでもない優越感を覚えると同時に、マーリンへの愛情もさらに深めていく。


 そう。

 肝田優太という男は、五百年近く前に喪失されてしまった『オタク・カルチャー』を愛するオタクという、あまりにも愛と情熱に満ちた存在なのだ。

 肝田自身は『自分がオタクである』というだけで、その愛や情熱自体は、五百年前では当たり前に過ぎなかった程度の熱量でオタク作品に触れているという自覚なのだろう。

 だがしかし、今となっては誰も興味を持っておらず、さらには他者へと一生懸命に布教をしても一切広がらないという孤独を抱きながら、その五百年前と同じ熱量でオタク活動をするなど、なかなかにできることではないのだ。

 言うならば、オタク・カルチャーとは社会の誰も愛さなくなった文化である。

 つまり、ある社会に属する人間としてその社会の常識とされる価値観を形成されているのならば、社会から魅力を感じられていない文化というのは、それだけである種の魅力を失われてしまうものなのだ。

 どんな過去文化にもある程度の専門家がいるものだが、それと同じぐらいに新たに魅力を感じて入ってくるものもいる。

 オタク・カルチャーは、残念ながらそんな時期も過ぎ去ってしまい、もはや消え失せるのみという、絶滅寸前の文化だったのだ。

 そんな中で、この古臭いカビの生えたオタクカルチャーを愛し、キャラクターや作品たちを『承認』してくれる肝田優太は、このドスケベ幻想郷に住むキャラクターたちにとっては、まさしく神様や救世主のような尊い存在なのである。



「――――そんな存在の肝田くんを独り占めは良くないなぁ。良くないぜ、マーリン?」



 そんな風にピロートークとして盛り上がっていた肝田とマーリンの間に、一人の美少女キャラクターが割り込んできた。

 このドスケベ幻想郷では、マーリンは『管理者』として世界そのものからバックアップを受けており、原作のFate/シリーズよりもさらに力を増している。

 そのマーリンがこの幸せな時間を邪魔するものが入らないように、魔術的にも工学的にも万全の施錠を行っていたはずだというのに、容易く踏み込んできた美少女は、明らかに只者ではない。

 そして、その美少女は肝田も良く知っている、大人気キャラクターの一人でもあった。


「あ、安心院さん!?」


 安心院なじみ。

 『少年漫画雑誌の王様』と呼べる時期が確かに存在していた、『少年ジャンプ』に連載されていた『めだかボックス』というクセの強い漫画に登場する万能の神にも等しい、しかし、神にはなれなかった美少女キャラクターだ。

 安心院さんはその『万能』という肩書の通り、とても人間では把握しきれないほどの『スキル』を所有している、マーリンと同じくこのドスケベ幻想郷では管理者という位置に立っているキャラクターだった。

 施錠を施されたこの休憩室であっても、むしろ概念的に『密室である』と定義されている以上、『安心院さん』にとっては、同じく概念的な効果を放つものである『スキル』によって容易く打ち破れるようになっているのだ。

 オタクである肝田はそういう背景もしっかりと把握しているために、扉を開くこともなく突如としてこの休憩室に現れたことに疑問を持たなかった。


「ああ……嬉しいものだね❤ 君の声で僕の名前を呼んでもらえるというのは❤ それもアジムだなんて余所余所しい呼び方じゃなくて、実に親近感を持ってアンシンインと呼んでくれるとなれば、その歓びも一入というものさ❤」

「えっ、あっ……ご、ごめんなさい。ちょっと馴れ馴れしかったですね」

「勘違いないでほしいな、嫌味なんかじゃないんだぜ❤ 僕もこのドスケベ幻想郷の一員、君にガチ恋している都合の良い美少女キャラクターの一人なんだからね❤」


 その超越的な能力を所有している『チート美少女』である安心院さんが、その愛称で呼んだだけでうっとりとした顔で肝田を見返してくるではないか。

 このドスケベ幻想郷で暮らしているキャラクターたちがとにかく『愛』に飢えていることは二ヶ月で把握しているが、しかし、安心院さんほどの飄々とした掴みどころのないキャラクターまでそれに当てはまるのかと思うと、どこかドギマギとした態度になってしまう。

 安心院さんはそんな肝田のことを愛らしいと感じているように、その女子学生であることを示しているセーラー服からは考えられないほどの母性や包容力を感じさせる笑みを浮かべていく。


「あ~、その……私に何か用かな、安心院さん?」

「何か用か、じゃないんだよ。紫の独占から彼が離れたと思ったら、次は君が囲い込むだなんて話し、僕も束も、他の管理者だって聞いてないぜ? 紫は紫で、管理者のプライドなんてほっぽりだして、一市民としてこのエリアに常駐してしまうし……本当に、どうなってるんだよ」


 甘い時間を邪魔されてしまったマーリンは、安心院さんに対して不満を向ける――こともなく、どこか居心地の悪そうに視線を逸らして声を掛ける。

 すると、安心院さんは肝田と話していた先ほどまでのうっとりとした幸せそうな様子からは一変して、呆れと冷たさを混ぜ込んだような視線を向けて、マーリンへと問い詰めていく。


(本当に安心院さんだ……! うぅ~……どのキャラでもそうだけど、や、やっぱり初めて会うキャラは凄い、こう、興奮しちゃうな……! それに、原作よりもやっぱりおっぱいが大きいし……)


 安心院なじみは猫のようにつり上がった、それでいてパッチリとした大きな目は小さな顔の中で強調されており、高い鼻と合わせて人形のような正統派の美少女顔である。

 そのうえで明るい栗色の髪と目をして、鮮やかな黄色のリボンをつけたセーラー服が彼女を実に理想的で偶像的な『美少女』という印象を強めており、真っ当な美少女であることが特徴という意味では、この様々な美少女が存在するドスケベ幻想郷においても、逆説的にどこか『非現実的』な存在だった。


 一方で、その髪色を染めたわけでもない地毛の栗色の髪とリボンでまとめただけのロングヘアーに、化粧もされていない天然の美少女顔に、折り目正しいセーラー服という清楚な印象とは裏腹な、ドスケベ幻想郷の住民に相応しい非常に凹凸に満ちた体つきをしていた。

 なにせ、そのセーラー服を盛り上げている膨らみは明らかにその小顔ほどの大きさがあることは明らかで、さらには少し大きめのセーラー服であることを思うと、『脱げばもっと凄いのではないか』と感じさせるほどのボリュームであった。

 それでいて、セーラー服を着ているためにわからないウエストはともかくとして、顎の周りやデコルテ、夏服セーラーの半袖から見える二の腕には一切余分な脂肪がつけられておらず、その爆乳が存在するかも怪しい、胸以外ではスレンダーボディであることを十分に感じさせる。

 お尻も大きめのスカートに隠れているためにはっきりとはわからないが、それでも少し身じろぎをする際に張り付くスカートの感覚から相当な大きさだとわかってしまうものだった。


 今の安心院さんは理想的な『女子学生』であることを感じさせる容貌をしながらも、その『女子学生』ではあり得ない淫靡な体つきをしているのだ。

 少年漫画のキャラクターでしかなかった安心院なじみがこのドスケベ幻想郷ではポルノキャラクターそのものに変貌していた。

 人によってはこれを男に欲望に媚びへつらった『劣化した姿』だと言う者もいるだろうが、肝田にとってはそうではなかった。

 肝田はただでさえ、八雲紫やプロト・マーリンのようなミステリアスなキャラクター性を持った美少女を好む向きがあるために、安心院なじみという美少女もまた好きなキャラクターである。

 そのキャラクター性自体も好みなところに、スレンダー爆乳&デカ尻という、そういう意味では原作から体型が変わっているマーリンと同じく、体つきまで肝田好みに変貌しているのだ。


「そろそろ、僕の管理区――――『学園都市エリア』に彼を招待したいんだけど? この創作者垂涎の、ラノベやハリウッドのような都市はオタクである彼にはたまらんないだろうけど……こっちはこっちで現代伝奇モノから学園ラブコメに、スポ根までいろんなジャンルがひしめき合っている都市なんんだぜ。ここでの『創作』が生み出す非日常とはまた異なる、より『日常感の強い非日常』を彼にも味わわせてあげるべきだろう?」

「いやぁ、それはわかっているんだけどねぇ……ほ、ほら? なにせ肝田くんはこのエリアでの劇を演じることを楽しんでくれているからさ! 私としても、様々な物語を蒐集してきたものを彼に肯定してもらえると嬉しくて嬉しくて……悪意とかはないんだよ?」

「悪意がないのがより悪いってものだ! 良いかい、僕も鬼じゃないさ! それでも、近々は彼を僕が管理するエリアに招待させてもらう! これは決定事項だぜ!」

「うぅ~……ま、まあ、こっちも一ヶ月は楽しんだからね……」

「この体験型映画は時間の経過を無視する! 二時間尺の映画なら作中では一ヶ月ぐらいは簡単に体験できるんだからね! その劇の中の時間を数えれば、明らかに一ヶ月じゃなくて一年は彼を独占していただろう!」


 マーリンを問い詰めている安心院さんを、肝田は鼻息を荒くして見つめる。

 いや、見つめるというよりも視姦していると言ったほうが良いだろう。

 なにせ、今の安心院さんはその内面も外見も、肝田の好みを体現しているような存在だ。

 そんなキャラクターがまた新たに現れたことに興奮を強めてしまい、肝田は安心院さんをフーフーと鼻息を荒くして視姦している――――まさにその瞬間だった。



『はぁ~い❤ 二人はお話の途中ですからぁ……それじゃ、先輩はこっちへ来てくださいね~❤』


『私たちの箱庭に、私たちの神様をご案内~❤ くふふ、たっぷりサービスしてあげるからね❤』


『ただし、今までのサービスと訳が違うわよ❤ 人間から犬に変わっても、責任は持てないわ❤』




 世界が突如として真っ暗に染まった後に、どこか甘ったるさを秘めた声が同時に三つ、脳へと直接響いてきたのだ。


「……………へ?」


 そして、それらから一拍だけ遅れて、ぷつりと電源が落ちるように肝田は意識を失ってしまうのだった。


【前編】


 時間を戻して、それは安心院さんがマーリンに異議申し立てを行う前日のことである。

 安心院なじみによって管理されている学園都市エリアには、四人の見目麗しいキャラクターたちがオープンカフェで歓談を繰り広げていた。


「それでですね❤ 先日は優太さん直々にヒロインに選んでいただきまして❤ やっぱり、創作エリアは今のドスケベ幻想郷で一番素晴らしい場所ですよ❤」

「…………へ、へぇ~。モモさんは実に楽しそうですねぇ」

「私は……別に興味ないかなぁ。そっちってその神様くんの趣味でやること決まるんでしょう?」

「あなたのことだからうまく誘導しているんでしょうけど……手綱を渡すようで、私の趣味ではないわね」


 いや、歓談とは言ったものの正確に言えば、桃色の髪をした年幼い美少女がうっとりとした表情で話をしているのを、二人の美少女と一人の美女がヒクヒクと額に青筋を浮かせながら、冷静さを保ちながら聞いているというべきだろう。

 桃色の髪の美少女は、すでに肝田優太に抱かれて夢中になってしまった年下のお姫様恋人、モモ・ベリア・デビルークその人である。

 可憐な表情を蒸気させたように真っ赤に染めているモモは、すっかり肝田に夢中になってしまっている。

 どれほど夢中かと言えば、『黒幕仲間』として親しくしている、この学園都市エリアに存在する友人たちにこのように自慢気に惚気をしてしまうほどだ。


「それにしても、BBちゃんは納得できませんねぇ。モモさんは私たちと同じく、かのお人を自分好みの王様に仕立て上げようとしてましたよね? それなのに、今ではすっかりとキャンキャンと足元で媚びるワンちゃんになってますよ。どんな心変わりですか?」


 その黒幕仲間の一人は、Fate/シリーズではすっかりお馴染みのキャラクターとなっている『BB』である。

 鮮やかな紫色をした枝毛一つない見事なストレートロングの髪に真っ赤なリボンを左につけたお馴染みのスタイルのBBは、初出の『Fate/EXTRA CCC』では巨乳程度の大きさだったのに『Fate/Grand Order』では徐々に豊満化していき、BBドバイやBBコスモと呼ばれる頃にはもはやCCCの頃のパッションリップに並ぶほどの大きさになっている爆乳を真っ白な襟付きレオタードを包みこんでいた。

 このドスケベ幻想郷では多かれ少なかれ、いくらか豊満化される傾向にあるが、BBはそんな必要がないほどの魅力的な凹凸に満ちた体型である。


「そーそー。それにヒーローみたいに語っちゃってさ~。なんだか、わたしはモモの話を聞くたびに萎えてきちゃった。ヒーローってさ、所詮は怪獣のおまけじゃん。そういうのをキャッキャと持ち上げるのってなんかダサいよね。モモは違うと思ってたんだけどなぁ」


 同じく、黒幕仲間の一人である『新条アカネ』もどこかつまらなさそうに言葉を続けた。

 『SSSS.GRIDMAN』に登場する重要キャラクターであるアカネの髪色は紫という意味ではBBと同じだが、BBが濃い紫色ならばあかねの髪色は薄い紫、さらにはどこか桃色が混じった、パールパープルとでも呼ぶべき色合いをしたショートヘアーの美少女だ。

 ブレザー型の制服姿をしているアカネはリボンとシャツだけならば実に模範的な着こなしをしているのだが、しかし、アウターは乳下までしかチャックが閉まっておらず、その特徴的な爆乳を持ち上げるように着崩されていた。

 その爆乳はBBに勝るとも劣らないほどに豊満なもので、一方でそのミニスカートから伸びるタイツに包まれた脚は病的なまでに細い。

 学園では完璧な根明の美少女で通っているアカネだが、その本性は引きこもり体質で『きれいめのゴミ屋敷』とでも呼ぶべき家に暮らすズボラな性格である。

 そのため、接種している栄養は非常に偏ったものであるし、その脂肪は爆乳にだけ届いているために、それ以外の部位は細すぎる体型になっているのだ。


「同意ね。あなたも紫もプロト・マーリンも、なんなら安心院さんも。あの得体の知れない男を神格化しすぎているわ。神だなんて……この世界にはどれだけ存在すると思っているの? あんなものはただの肩書に過ぎないってことぐらい、私たちは嫌なほど理解しているわ。あまり持ち上げて甘やかさないでね。勘違いして眼の前に来たら……殺してしまうかもしれないもの」


 他の三人と比べて少々大人と呼べる美貌を持っている最後の黒幕仲間が、『魔都精兵のスレイブ』において味方勢力における最大戦力である『山城恋』である。

 姫カットに整えた黒髪ロングヘアーは実に清楚な印象を与えつつ、BBと同じく左側につけられたリボンは可憐さを見事に演出している。

 自身がどのように他者から見られているのかということを意識して、そして、それを強調するような賢さと自己プロデュース力を持っているのだ。

 モモやBB、アカネたちは幼さの残した可憐な外見である一方で、恋はすでに完成された怜悧な美貌を作っていた。

 その胸の豊満さで言えばBBやアカネには劣るものの、スラリとした体躯に小さい体は八頭身、いや、十頭身と呼べるほどのスーパーモデル体型であり、それは他の三人とは異なり、彼女が戦闘力にも秀でた戦士であることを意味している。

 どこか酷薄な印象を与える冷たい目線でモモを睨みつけており、すでに恋の中ではモモは自分たちの仲間ではなく、堕落した情けない女だと感じていることを隠すつもりもないようだ。


 三者三様に、モモを否定する言葉と態度を放った。

 『黒幕仲間』と表現した通り、彼女たちはいずれも他者を手のひらの上で転がすことを可能とするラスボス的な要素を持った存在である。

 そんな三人から排他的な言動を取られれば、さしものモモも思わず動揺を顕にしてしまうのも、仕方ないはずだろう。


「そう思うのは、皆さんが間違っているだけですよ❤ 優太さんと出逢えば、すぐにその間違いに気づくはずです❤ 意地を張っていないで、皆さんも『ヒロイン』としてのオーディションを受けましょうっ❤」


 だが、モモはそんな冷たい態度もどこ吹く風と言わんばかりに、キラキラとした目でいかに肝田優太という存在が素晴らしいのかと語っていくのである。

 そして、肝田が楽しんでいる体験型映画に『ヒロイン』として選ばれるための、プロト・マーリンが監督として行っている『オーディション』に参加するべきだと勧めるほどだ。

 狂信者さながらのモモを、三人の黒幕系美少女はげんなりとした表情で見つめていく。


「あっ、もうこんな時間にっ! ごめんなさい、これから新しいオーディションがあって……! それじゃ、失礼しますね!」


 そして、モモは言いたいことだけを言い切ると、ティーパーティーを中座してプロト・マーリンの管理区へと向かっていく。

 そこでは新たに妹系キャラクターのオーディションが開かれている。

 自身の強みが『お姫様』であることよりも、『後輩』であることや『妹』であることを自覚しているモモとしては、そのオーディションは絶対に外せないオーディションなのだから、万が一にも落とすわけにはいけないのだ。


「…………はぁぁ~。なんだか最近はモモさんと話すのも疲れてきました」

「いやぁ、まさかあそこまで変わっちゃうなんてねぇ」

「正直もう誘わなくて良いんじゃないかしら。頭が痛くなってくるわ」


 そんな風に残された三人は大きなため息とともにモモへの愚痴に花を開いていく。

 彼女たちは、肝田優太を相手にして『はしゃぐ』ようなことをしない、このドスケベ幻想郷では実に珍しいタイプの美少女キャラクターだった。

 もちろん、自分たちを『承認』してくれる肝田は貴重な人材だとは認めているが、だからといってわざわざとへりくだる必要もないと考えている。

 それは、自分自身に絶対の自信を持っているためだ。


「でも、私たちを放っておかれるみたいに立ち去るのは、なんだか面白くないですね」

「モモにとっては私たちは肝田優太って男の人より下ってことだもんね」

「そうね、ある意味ではとんでもない侮辱だわ」


 彼女たちは自分が活躍することも嫌いではないが、同時に暗躍することを好む黒幕気質だった。

 それはモモも同じなために非常に気があっていたのだが、しかし、モモはその原作からして『ハーレム』というものに非常に肯定的であり、肝田へも特別視をしているために、安心院さんから『彼のためにこの映画に出演してくれないか』と頼まれた時も二つ返事で答えたほどである。

 それが、四人の関係を変えてしまったのだ。

 その変化は、モモと肝田に自分たちは軽んじられていると認識に繋がってしまう。


「……ヤッちゃいますか?」

「ヤッちゃうのも、良いよね」

「そうね、ヤッちゃいましょう」


 それは面白くない。

 だから、三人はとんでもない暴挙に出た。

 その暴挙の名前こそ――――。


「肝田優太監禁計画、BBちゃんはスタジオを作っちゃいますね~」

「じゃあ、わたしはそのスタジオを守る怪獣を作っちゃおうかな~」

「わたしはその怪獣に能力無効化を付与しようかしら。突破されるまでの時間稼ぎにはなるもの」



 ――――肝田優太監禁計画、である。





 またまた時間を移して、肝田優太が意識を取り戻した直後のことである。

 パチリとその瞼を開けた肝田は、思わずといった様子で、瞼だけではなくあんぐりと口を大きく開けてしまった。



「B~B~チャンネルぅ~♪

 お元気ですかぁ、お元気ですねぇ!

 全人類の後輩、BBちゃんのチャンネルへようこそ!

 今日はいつものメンバーとは別に、特別ゲストをお呼びしていま~す♪」

「び、BBちゃん!?」



 目を開けるのに合わせたように、ちゃちなバラエティ番組のスタジオセットのような場所に、そんなちゃちなセットには全く似つかわしくない絶世の美少女が居たからである。

 その中心に立って、にこにことした邪気のない笑みを浮かべている美少女はBBだ。

 プロト・マーリンやアストルフォのことを知っていることからも、肝田はFate/シリーズは完全履修済みであるために、BBの存在はよく知っている。


「ふぎゅぅぅ……ナマの声を聞くだけでこの感覚ってのは……意外とキマすね❤ ナマの先輩の声と顔、結構以上に好みかも……私が奉仕するべき、本当の人間……❤ う~ん、これは想像以上の甘美さですね♪」


 肝田がその美少女の名前を叫んだ瞬間、BBは全身をゾクリと震わせてしまう。

 元々、健康管理を目的としたAIという設定を基準としているBBにとって、『キャラクター』ではない『読者』や『プレイヤー』、『視聴者』と呼ばれるような肝田は、まさしく『本物の人間』と言えるだろう。

 それこそ、今すぐにでも跪いて一生を肝田のために捧げてしまいたくなるほどの快感を覚えるのだが、同時に『BB』というキャラクターとしての誇りもあるために、BBはどこか悪戯めいた笑みを浮かべて肝田を見つめるだけに留めるのだった。


「う、うわ……僕、まさか拉致られちゃったの……!? って、なんで下着だけに……!」


 そんな風にBBに見つめられている肝田は、気づけばふかふかの大きなソファーに腰掛けさせられていた。

 そして、服こそ脱がされてトランクス一丁という姿ではあるものの拘束はされていない。

 だが、BBはある種の万能にも等しい、非常に多芸に秀でた小悪魔系後輩属性の黒幕系AIである。

 このまま脱兎のごとくスタジオから逃げたとしても、BBが持つ力で簡単にこの場に連れ戻されてしまうことは明らかだ。

 監禁されているとは思えない状況でも、現実的に言えば監禁をされていると言っても問題ない状況であった。

 そういったことを瞬時に理解し、肝田は困惑しながらもそのフカフカのソファーに腰掛けたまま動こうとはしない。

 それに、今までの経験からひどいことはされないだろうと、どこかこのドスケベ幻想郷を『ナメている』部分もあるのも否定はできないところだった。


「正解だよ♪ 君はぁ、悪の宇宙人と悪のAIと悪の首領にぃ、攫われてしまったのだ~♪」

「ふへぇ?! あ、アカネちゃん!?」


 肝田の腰掛けているソファーは三人掛けは容易にできる大型のもので、その存分に空いた右側にBBに並ぶ美貌と爆乳を持った少女がストンと座り込んできた。

 新条アカネである。

 日本人の成人男性の平均的な体格である肝田と比べると実に華奢で小さな体躯で、それでいて、その爆乳によってバストサイズは肝田よりも大きいことは明らかな、なんとも男の欲情を唆る理想的な美少女である。

 悪のAIがBBならば、悪の首領は原作では『魔防隊』の総組長であった恋だろうから、怪獣を生み出すアカネは大好きなウルトラマンのシリーズになぞらえて自身を宇宙人と称したのだろう。

 そんなアカネが足と足がくっつくほどの距離でソファーに座り込んだことで、肝田はどこか上ずった声を上げながら彼女の名前を叫んでしまう。


「おっ、私のこと知ってくれてるんだ♪

 …………って、な、なるほどぉ~♪ これはちょっと、やばいかも……結構、ううん、かなり嬉しくなってくる……感じ❤」


 そんなアカネは、BBと同じく自身の存在を肝田に把握されていると認識した瞬間、ビリビリと全身が痺れるような快感に襲われてしまう。

 どこか嗜虐的なニタニタとした笑みは相変わらずであるものの、その頬は明らかに現れた時よりも緩んでおり、このドスケベ幻想郷に存在するキャラクターたちにとって『承認』というものがどれだけ甘美で、どれだけ飢えていた概念なのかというものを思わず理解させられてしまっていた。

 それでもその瞬間に即堕ちをして媚び媚びなマゾ雌になるということもなく、むしろその嗜虐的な色をさらに強めて、『肝田をイジメてやりたい❤』という欲求を強めたようである。


「二人だけではないわ……あなたを躾にきたのはね。発情した野良犬が随分とはしゃいでいる上にそれを戒めるはずの管理者が頼りにならないから、『準・管理者』とも言える私たちが代わりにあなたを調教してあげるわ」

「うわっ……や、山城恋総組長まで……!?」


 肝田に名前を呼ばれて恍惚としている二人に気づいているのかいないのか、アカネとともに肝田を挟み込むようにソファーへと座り込んでくる美女が一人。

 山城恋である。

 見下すような目つきで肝田を見つめたまま、その赤い唇を動かして実にサディスティックな内容を口にした。

 そこでようやく、肝田は今からとんでもないことが起こるのではないかと恐怖を覚えだす。

 この三人は根っからの殺人狂などということではないことは良く知っているが、同時に普通の一般人とは異なる価値観を持っている存在と言えることもまた知っているからだ。

 根っこは臆病な気質である肝田は、これから自分がなにかひどい目に合うのではないかと思い、アカネと恋に挟み込まれた体を小さくしていってしまう。


「…………や、やるわね。そんな大声で名前を呼ぶだなんて、思わず顔面が情けなく崩壊しそうになったわ。犬の躾の基本は、『どちらが上位者かわからせること』……その理屈を理解して、私の気持ちを浮足立たせて崩そうとしたの? それがモモや安心院さんを夢中にする、あなたの人心掌握術の片鱗といったところかしら?」


 一方で、恋は自身の魂に奔った甘美さすら伴う歓喜に、思わずその手で口元を覆ってしまった。

 そうしなければ、思わずニヤつく自身の顔を見られてしまうと判断したためである。

 『承認』というものが生み出す感覚を侮っていた訳ではないが、それでも恋の想像を遥かに超えるものだったのもまた事実だ。

 それは、肝田のことを認めないと言っていたくせに、すでに彼に惹かれていることを隠す気もないような、そんな彼女らしからぬどこか支離滅裂な言葉からもわかるだろう。


「さ、さ~て♪ 気を取り直して、今回の動画配信チャンネル、BBチャンネルはぁ……モモさんを除いたいつものメンバーで、とっても楽しい企画をしちゃいま~す♪」


 こほんと一息をついて、ソファーの前まで歩み寄ったBBが仁王立ちをする。

 大きく胸元を張ることでわずかに体が後ろに傾き、するとどうしたことか、その短すぎるミニスカートからレオタードの股間部分がパンチラのように覗いてしまう。

 ゴクリと、肝田は思わず喉を鳴らしてしまう。

 監禁をされている上に黒幕属性のキャラクター達に囲まれて、なにかひどいことをされるのではないかと心配になっていても、性欲が人一倍強い肝田は、BBという美少女キャラクターのエッチな姿を見せられてはそれに注目せざるを得ないように出来ているのだ。

 そんな肝田の様子にBBは少しだけ得意げになり、嬉しそうに今回の拉致監禁の末に強制的に巻き込んだ、動画配信をして行う企画の開示を行っていった。


「その企画内容はぁ……じゃじゃん! こちらで~す♪」



 ――【100回セックスするまで出られない部屋】――



「…………はい?」


 空間に浮かび上がった文字は、けばけばしい光を放ちながら多様な色合いをしており、BBが持つ可愛さに良く似合ったまるっとしたフォントでそんな内容が書かれていた。

 正直なところ、うまく理解できないというのが肝田の本音である。

 肝田が思わず浮かべた間抜け面からその本音を読み取ったアカネと恋が、サドっけのある笑みを浮かべながら、その国宝級の美貌をゆっくりと肝田の耳元へと近づけて、やはりゆっくりと囁いていく。


「読んで字のごとく、だよ~♪ 心配しなくても、君がこの世界に来てからずっとやってきたことじゃん♪」

「種馬のように精液を撒き散らしていた今までと何も変わらないわ……もっとも――――」


 耳に甘い吐息を吹きかけられて、肝田は背筋を伸ばすように体を震わせてしまう。

 そうして、アカネと恋の指が肝田の乳輪を沿うように、『カリ……カリ……❤』と引っ掻いていき、眼の前で仁王立ちをしているBBの長い脚がゆっくりと持ち上がり、そのまま肝田のパンツにブーツが添えられると、そのまま『スコッ……スコッ……❤』と擦り上げていった。



「ふぉぉっ!? おぉぉっ! これは……くぅぅ……!?」



 耳舐め乳首攻めと足コキが、同時に行われたのである。


「――――今までみたいに、『自分勝手に気持ちよくなれる』とは思わないことね♪」


 いや、それらよりももっと刺激の少ない責めだ。

 耳舐めではなく吐息の吹きかけ止まりであり、乳首責めではなく乳輪をなぞるだけであり、足コキではなくブーツで踏まれているだけなのだ。


「ふぐぅぅぅう~~!?」


 肝田は苦悶の声を漏らす。

 それは痛いわけでも苦しいわけでもなく、むしろ、甘やかな快感が走るものだ。

 だが、贅沢にも強烈な快感に慣れた肝田にとって、それはあまりにも細やかなものであり、しかし、無視できない程度には気持ちの良いものである。


「『自分勝手に気持ちよくなれる』ってなんだか変な言葉ですよね? 気持ちいいのに自分勝手じゃないことなんてあるのかな~って思っちゃったり……? でも、なんとなく意味がわかっちゃいますよねぇ……♪」

「今まで好き勝手に、焦らされることもなく気持ちよ~く、快感に耽っていたキミには、地獄の時間じゃないかな♪」

「でも、これが本来のあなたに相応しい快感よ。忘れられないぐらい屈辱的に、でも、その屈辱をたまらなく気持ちよくなるように、躾けてあげるわ……♪」


 言うならば、これは焦らしプレイだ。

 下着越しにチンポを踏みつけて、それでいて痛みを与えないようにゆっくりとゆっくりと動かしていくことで僅かな刺激を与えていく。

 それはチンポにだけではなく、まるで肝田の脳みそを溶かしてしまうように甘やかな吐息を耳から送り込む。

 乳首ではなく乳輪の縁をカリカリと爪で撫でていくのも同様に、気持ちいいが気持ち良すぎない、どこか物足りない快感だけが生まれるものだった。


「ふぉ、ぉぉっ! こ、壊れる……頭とチンポが、壊れるっ……! も、もっと、激しくして……!?」


 ふ~、ふ~❤

 かりかり、かりかりぃ~❤

 ふみっ、ふみふみっ、しこしこっ❤


 耳への甘い吐息も。

 乳輪への刺激も。

 下着越しにチンポへの足の動きも。

 そのどの快感も、肝田がこのドスケベ幻想郷で味わってきたセックスたちとは比べ物にならないほどに『弱い快感』だった。

 しかし、その弱さは物足りないが故に、決して発散されず、気持ちよく受け止めることもできない『未熟な快感』として、肝田の体と頭に溜まっていってしまう。

 肝田が今までしてきたセックスやフェラチオにパイズリなどは、心地よい気持ちよさがどんどんと女の子から送り込まれてきて、自分はより最高の射精を味わうためにある程度までは射精を我慢し、その最高の瞬間が訪れたと判断すれば精液を解き放つことで気持ちよくなれる快感だった。


「激しくなんて……そんなのだめで~す❤ 先輩は女の子が自分に都合の良い快感だけを与えてくれるって勘違いしてますからね❤ そうじゃないこともあるって理解するまでは、これを続けちゃいますよぉ~❤」

「私のおっぱいをむにゅむにゅ押し付けてぇ❤ 息も……ふぅぅぅ~って耳に吹きかけてあげるの、最高に気持ちよくて、最高に辛いでしょ❤ 男の子はこれぐらいの快感で射精しちゃえるんだから贅沢しちゃいけないって、たっぷりと体に教え込んであげるからね❤」

「カリカリ、カリカリィ~……❤ 乳首で気持ちよくなれるのは女の子だけだと思ったかしら❤ そんなわけないじゃない❤ セックスなんて贅沢が忘れちゃうぐらい、女の子に虐められる気持ちよさを教えてあげるわ❤」


 だが、この三人が行ってくる快感はそれらとは全く異なる快感だった。

 弱い快感だからこそその最高の感覚を迎えるまで昂ってくれず、それでいて快感は生じているのだからそれを味わうための射精を求めてしまう。

 その射精は、敗北にも似た妥協の射精である。

 もっともっと気持ちよくなれる術があることを経験で知っているのに、それをしてくれないから仕方なくこのじわじわとした快感を味わう他ない。

 その小さな快感が積もりに積もっていき、それでもこの弱い刺激では気持ちよくなれるような激しい射精を望めない、お漏らしのような射精しか出来ないことは目に見えいていた。


「か、体が……動かないっ……! ぅぅ~! ア、アカネちゃんのおっぱい、揉みたい……! 山城総組長のお尻、撫でたいっ……! もっと大胆に、BBちゃんの靴にチンポ擦り付けたいのにぃ……!」

「うわっ、だっさぁ~い❤ 私たちを愛してくれる、今の時代の唯一のオタクさんがこんなダサダサな人だったなんて……BBちゃん幻滅ですぅ❤」

「ぷくくっ❤ 今のキミを見たら、モモや安心院さんたちの百年の恋も冷めちゃうよね~❤ 良いのかなぁ~、キミのハーレム崩壊しちゃう動画が撮られちゃってるよ~❤」

「所詮は男と言ったところかしら❤ 女尊男卑なんて流行らないって知っているけど……そういう思想が生まれるのも、あなたみたいな情けない男の子にも原因があるとは思わないかしら❤」


 肝田は今、不思議な力で体を動かすことが出来なかった。

 本来ならば、弱々しい刺激を補うためにアカネのぶるるんと震える爆乳を揉みしだき、恋のぷりんとした桃尻を鷲掴みにして、BBちゃんの押し付けてくるブーツへと床オナのようにチンポをこすりつければもっともっと快感を得られるはずなのだ。

 それなのに、この多様な『スキル』を持つ黒幕系美少女たちによって、金縛り状態に陥ってしまっているのである。


「ほ~ら❤ 体は気持ちよくなれてるのに頭は全然気持ちよくない射精もあるって、こんなにも情けない射精もしてしまえるんだって、わかっちゃうような射精しちゃってくださ~い❤」

「頑張れ、頑張れ❤ オナニーより最高に気持ちいいのに、オナニーよりもスッキリしないお漏らし射精しちゃいなよ❤ 私たちがキミのその格好悪い射精見ててあげるからさ~❤」

「イキなさい……イケ、イケっ❤ パンツを履いたままパンツをガビガビにする情けなさすぎる射精をしなさい❤ もっと気持ちよくなれるはずなのに中途半端な快感で射精しなさいっ❤」


 そんな状況の肝田を、三人の美少女が責め立ててくる。

 BBはそのスカートの中からレオタードに包まれた股間を見せつけるようにゆっくりと脚を動かし、アカネと恋は相変わらずゆったりとした動きで吐息を吹きかけながら乳輪を撫で回すだけだ。

 それでも、肝田はついに限界を迎えてしまう。

 ぎゅっぎゅっと弱くではあるが、BBのブーツで抑えつけられるように刺激されていたチンポが、トランクスの中で爆発するように精液を吐き出していったのである。


「くぅぅぅ~~~!」


 どびゅるっるるっ! びゅるるっ! びゅぅ、どびゅっ! どびゅびゅぅうっぅ~!


「うわっ❤ す、すごい勢いっ……❤ え、えっ❤ こ、これって、本当に……ごくりっ❤ な、なんだかBBちゃん、脚を伝ってお腹が熱くなってきちゃった感じが……凄いですね……❤」

「ビクビクって体を痙攣させちゃって……な、なんだか、ちょっとかっこいいかも……❤ 射精してる男の子の切なげな顔と、すごい勢いの痙攣……私、ちょっとドキドキしちゃってる……❤」

「すごい匂いね、これ……❤ スンッ、すんすんっ❤ すぅぅぅ~~……はぁぁ~~………❤ 鼻腔を通って胸があなたの雄くっさいザーメン臭で満たされて、心地いいかも……❤」


 ビクビクと痙攣をしている肝田は、トランクスをガビガビにしてしまうようなお漏らし射精をしてしまうのだった。

 だが、少しだけ他の三人の様子がおかしい。

 今までの彼女たちならば肝田をクスクスと笑って侮蔑の言葉を放ったはずなのに、BBはブーツから感じるチンポの脈動に下腹部を熱くさせ、アカネは身震いをする肝田をうっとりと見つめだし、恋はその股間から漂う匂いを感じて鼻を犬のようにひくつかせている。

 明らかに肝田の射精によって、この虐めていた黒幕属性の美少女たちも強い快感を覚えているとしか思えないような反応だった。


「ふぅぅぅ……ふうぅぅぅ……! って、あれ……? あ、あのカウンターって、なに……?」


 そんな中で、なんとか射精の感覚から意識を取り戻した肝田は、先ほどまでは存在しなかったあはずの『カウンター』を見つける。

 スタジオの天上から突如として現れた電子掲示板には、『001』という数字が書かれていた。

 さらに、その電光掲示板の下に『扉』が作られている。

 あれが出入り口なのだろうが、細かいことは射精したばかりで快感に浸っている肝田では理解しきれず、どこか呆けたようなつぶやきを漏らすことしか出来なかった。

 そして、そんな肝田のつぶやきを聞いて、射精に心を奪われていた三人はハッとした様子で意識を取り戻していく。


「ほ……ほらっ❤ 見てください、先輩❤ 先輩の『幸せカウンター』が動きましたよ❤」

「あっ……あ~❤ カウンターが回ったね❤ 一回分のセックスが出来たってさ❤ あれが100になったら、下の扉が開くって仕組みだよ❤」

「え……ええっ❤ わ、わかったかしら❤ セックスというのは何も膣を使ったものだけじゃないの❤ こんな情けない射精を、あなたには100回はしてもらうから……覚悟しなさい❤」


 そう、これこそが『100回セックスするまで出られない部屋』の『セックス回数』を検知してくれるシステムであった。

 セックスとは単純な性器と性器を用いる性行為だけを指しておらず、今回のように肝田が美少女たちにサポートをされて射精をしてしまうような行為も含まれる。


「安心してください、先輩❤ これはオマンコを使わない射精でも『セックス』にカウントしてくれますが、女の子が手伝ってくれないオナニーでは『セックス』にカウントされないシステムですので❤」

「ちゃ~んと女の子に気持ちよくしてもらえてたらぁ、それはセックスだってカウントしてもらえるからね❤ あっ……でもでも、キミが情けなくオナニーするのを私たちが笑ってあげるのなら、それも一種の、SM的なセックスなのかもね~❤」

「どちらが良いかしら❤ 女の子が目の前にいるのに指一本触れられずにオナニーをして笑ってもらうのを『セックス』と呼ぶか……今みたいに、気持ちいいけど気持ちよくない、拷問みたいな責めをされて『セックス』と呼ばれるか……❤ あなたが決めていいわよ❤」


 三人は淫靡に笑う。

 まるで肝田にこそ選択権はあるのだと提示しながら、そうすることで肝田自身が自由意志で虐められることを望んでいることになるのだと、嘲笑うような顔だった。

 まさしく、肝田の尊厳を汚すような、実に屈辱的なプレイと言えるだろう。


 だが、三人は見誤っていた。

 肝田優太は、八雲紫から『チート能力』を与えられているものの、今までその効果を発揮していないように思える。

 なにせ、アカネが怪獣を強化するのと同じ理屈でサポートをした、恋が持つ能力無効化の異能が発揮されているのだ。

 そんな状況では、いくら管理者である八雲紫が与えた能力と言えども効果を発揮できるわけがないと、高性能な演算処理能力を持つBBが計算を弾き出したのである。

 だから安全だと、三人は『勘違い』しているのだ。


「ほらほら~❤ オマンコがありますよ~❤ もう少し腰を持ち上げたらぁ、BBちゃんのオマンコに先輩のオチンポが入っちゃうんだけどなぁ~❤」

「あっ、じゃあ私たちもお手伝いしてあげるね❤ キミの精液でベトベトになったダッサいトランクスをヌギヌギ~ってしてあげよっかなぁ❤」

「ほらほら、どうしたのかしら❤ 腰を持ち上げればこれでセックスできるわよ❤ さっきみたいなお漏らし射精とは違う本物セックスができちゃうのに、動かないで良いのかしら❤」


 同じドスケベ幻想郷の住民だからこそ、管理者の凄まじさとその限界を知っているために、BBの計算は非常に正確に行われている。

 BBたちはその自信があるからこそ、さらに肝田を挑発していく。

 横に座っているアカネと恋がトランクスをズルズルと脱がしていき、そのいきり立ったチンポのわずか数センチ上で、レオタードをズラしてオマンコを露出してBBが腰振りダンスを踊ってみせたのである。

 それは、チート能力を封じられた上で肉体の支配権も奪われている肝田では手を出すことが出来ないために、悔し涙を流すことしか出来ないシチュエーションであった。


「うぅ……うぅぅぅっ~~~~!!!」


 だが、それはあくまで八雲紫によって与えられた力だけならば、である。

 この数ヶ月、肝田は多くの女性を犯してきた。

 その際に、愛情に満ちたセックスで女性たちを天国へと連れて行くほどの快感を与えたことで、紫から与えられたチート能力はさらに効果を増していたのである。



「うおおおおぉぉぉぉぉぉっ~~~~!」

「……は?」

「……へ?」

「……え?」


 ガシリッ、と。

 動かないはずの肝田の両手が素早く動き。

 ギュンッ、と。

 動かないはずの肝田の腰が勢いよく突き上げられたのである。



「ほひぃぃぃっぃっぃぃぃぃっ❤ おぉぉっ、ほぉぉっ❤ おっほぉぉぉっぉっぉっ❤」


 ぶちぶちっ❤ ずぶ、ずぶずぶぅっ❤ にゅぷぷ、ぶちぶちぃ❤ ずぶりゅうぅぅ~~❤


「あぁぁっ~~……気持ちいいぃ~~……! やっぱりオマンコ、気持ちいいぃっ……! もっと、もっとぉっ……!」

「ほぎゅぅぅっ❤ おぉぉ、ほぉぉっ❤ ちょ、ちょっと、待ってっ❤ 待ってくださ――ひぎぃぃっっ❤ オ、オチンポぉ❤ 先輩のかっこいいオチンポがBBちゃんのオマンコを犯してきて、ふぎゅぅぅぅっ❤ き、気持ちいいのが止まらないぃいっっ❤ こ、こんな気持ちいいこと、知りませんぅっ❤」


 不意打ち挿入で処女喪失セックスをすることとなったBBは、先ほどまでのサディスティックな笑みは一瞬で消え去り、あまりの快感に顔面崩壊したアへ顔のまま、ソファーに腰掛けている肝田に跨るようにドスンと腰を落としてしまった。

 肝田はそんなBBのエロすぎる顔と体を血走った目で見つめながら、さらに快感を貪るように腰をバンバンと勢いよく突き上げていく。

 ぶじゅぶじゅと卑猥な水音を立てている激しいピストンは処女を失ったBBにはあまりにも負担が大きすぎるものに思えるが、しかし、BBの喉からは歓喜に満ちた快感の嬌声しか漏れ出さなかった。


「えっ、えっ…………な、なんでっ!? なんで、キミの体が動いてるのっ!? 動けないはずでしょ!? そんなのズルいじゃん!」

「そ、そんなっ……!? 動けるはずがないのに……ちょ、ちょっと止まりなさい! び、BBは処女なんだからそんな激しくしたら、こ、壊れてしまうわ!」


 だが、そんな姿を見せられたアカネと恋はこれ以上ないほどに動揺をしていた。

 当然だろう。

 自分たちが持つチートじみた能力を活かし、さらにはBBというそれ自体がスーパーコンピューターにも等しい演算処理能力を持つAIが問題ないと計算した、完璧な拘束だったのである。

 それが肝田の野獣のような唸り声とともに破られてしまったのだ。

 もしも、犯されているのがアカネか恋で、BBが冷静な状態だったのならば答えを出せたのかも知れない。

 そう、あまりにも焦らされて精神的に負荷がかかった肝田が『覚醒』をして、八雲紫から与えれたチート能力をさらにレベルアップさせたのだという、答えにたどり着けたのかも知れないのだ。


「ちょっと答えてよ! BBに夢中になってないで、キミは一体何をしたか説明を――――」

「そうよ……! この私を無視するようにセックスしていないで、言うことを聞――――」


 しかし、あまりにも予想外の出来事であることと、その予想外の出来事を起こしたのが、どれだけ悪態をついて嗜虐的な振る舞いを見せても、実のところはすっかり魅了されてしまっている相手である肝田だということで、二人は冷静な判断ができなくなっていた。

 むぎゅりとその体を肝田へと押し付けて、先ほどの耳へと吐息を吹きかけるプレイよりもさらに近づいて、二人は肝田へと問い詰めていく。

 だが。


「うるさいっ!!!」


 むぎゅぅぅぅぅぅぅっぅ~~~~❤


「ふぎゅぅぅぅぅ~~❤ お、おっぱいでイクぅぅぅぅっ❤」

「んひぃぃぃぃぃ~~❤ お、お尻ぃ、気持ちいいぃぃっ❤」


 先ほどの焦らしプレイで野獣のようになってしまった肝田は、鋭い言葉を放つとともにその両手をアカネの爆乳と恋の桃尻へと回して、思い切り握りつぶすように指を這わしていった。

 すると、魂レベルではすでに肝田のこと大好きでしょうがなくてなってしまっているアカネと恋はあっさりと爆乳アクメと桃尻アクメをキメてしまう。

 数分前まではどこか悪戯っぽい笑みを浮かべていたアカネは眼球をぐるりとみっともなく裏返し、同じく数分前までは余裕ぶったクールな笑みを浮かべていた恋は唇を大きく開いて舌を飛び出すという、惨めな表情へと変わってしまった。


「ふぅぅぅ~! 犯す、犯すぅ……! BBちゃん、チンポ気持ちよくしてもらうからね……!」


 八雲紫から与えられたものの中には、精力増強の類の変化もあった。

 それが先ほどの意地悪な焦らしプレイで暴走をしてしまい、本来はここまで攻撃的にならない、優しいと言えば聞こえは良いがどこか優柔不断で相手の機嫌を伺ってしまう性質の肝田が、BBを乱暴に犯しだしてしまったのである。


「おほぉぉ、おぉぉぉっ❤ 無理っ❤ 無理ですぅっ❤ こんなオチンポ様になんか、勝てませんっ❤ び、BBちゃんのオマンコも子宮も喜んじゃってぇ❤ 私たちに都合の良いワンちゃんになんか、調教できるわけありませぇぇんっ❤」

「ちょ、ちょっとBBちゃんっ❤ そんな簡単に敗北宣言なんて……おほぉぉっ❤ お、おっぱいこねこね弄ばないでぇ❤ キ、キミ調子乗り過ぎだよっ❤」

「んひぃぃ、ぉぉっ❤ ゆ、指がアナルに入ってきてぇ、ふぎゅぅっっ❤ き、気の強い女はアナルが弱いとでも言いたいのかしらっ❤ 本当に、ナメてくれるわねっ……ひきゅぅぅっ❤」


 その激しさに、BBはあっけなく白旗を上げてしまった。

 アカネはそんなBBを非難しようとするものの、肝田がおっぱいを激しくこね回すだけでそんな気持ちも吹っ飛んでしまうほどの快感に襲われる。

 いや、BBに何かを言おうとする余裕があるだけアカネは大したものだろう。

 恋などは、その指がズボン越しにぐりぐりとアナルを刺激してくるだけでもう他のことなど何も考えられないほどに興奮をしてしまっているのだ。


「くぅぅっ~~! も、もう、射精るぞぉ!」

「あぁんっ❤ そ、そんな抱きしめないでよっ❤ キミの体臭と体の固さを感じ取って、胸がキュンキュンしちゃうじゃない❤」

「ふわぁぁぁっ❤ ぜ、絶対に私のほうが強いのにっ❤ な、なんでドキドキとしてしまうのっ❤ こんな取るに足らないはずの男に、こ、この私がぁ❤」


 そんな風に、先ほどまで自身を虐めてきていた憎き三人の美女の悶える姿を前にしては、肝田のようなオタクがいつまでも我慢できるわけがない。

 肝田は腰の動きを早めつつ、ぎゅぅぅっと脇の二人を抱き寄せながら、勢いよく射精をしていくのだった。


「おほぉぉお、ほぉぉっ❤ イグッ❤ イグイグっ❤ オチンポの震え感じ取って、子宮が喜んでイッちゃうっ❤ 先輩がイク前にイグっ❤ ほぉ、ぉぉっ❤ BBちゃん、せ、先輩のモノにされちゃうぅぅぅっっ❤」


 どびゅるるるるっ! びゅるるるるぅ! どぶびゅぅぅ! ぶぴゅるるるぅぅぅっっ!


「ふぅぅ、おっぉ……! くぉぉぉ~~!」


 激しい射精がBBの膣内で行われていく。

 肝田はビクビクと全身を痙攣させながら、対面座位で犯しているBBの一番奥へとチンポをグリグリと押し付けながら、精液を一滴残らずオマンコへと流し込んでいくのだった。


「ふぎゅぅぅぅぅぅっ❤ あ、熱いっ❤ あちゅいぃぃっっ❤ BBちゃん、う、内側から壊されちゃいますぅっ❤ こんなの、ダメダメっ❤ 耐えられないっ❤ せ、先輩の本当の魅力、感じ取りながら書き換えられちゃいますぅっ❤」


 通常の男性の射精よりもずっと長い時間、それを続けることでBBの脳は完全にダウン。

 先ほどまでの生意気な態度など一切感じられない、実に甘ったるい視線で肝田を見つめながら、ガクリと全身から力を抜かしていくのだった。


「そ、そんな……BBちゃんが、こんな簡単にチンポに負けちゃうなんて……❤」

「よ、予定外の出来事が多すぎるわ……❤ こ、これは流石に仕切り直さないと……❤」


 そんなBBの惨状に、アカネと恋はぶるりと身を恐怖で震わせる。

 肝田のことを完全に侮っていた。

 このままでは自分たちもBBの二の舞いとなってしまうと、プライドもまた人一倍高い二人は、この場から逃げ出そうと画策するのだが――――。


「え、えへへ……駄目、ですよぉ……❤ こ、ここはぁ……❤ 管理者の人たちの妨害もしっかりしちゃってるんでぇ、私たちでも条件をクリアせずに途中退室できないように作っちゃった空間ですからね~……❤」


 八雲紫やプロト・マーリン、安心院さんなどが相手であることを踏まえてガチガチの拉致監禁空間を作り上げるためには、黒幕系の自分たちにとってさえも『100回セックスをしないと出られない部屋』になってしまっているのだ。

 こうして、シチュエーションは完全に逆転してしまった。


「なっ……!? BBちゃん、それってやり過ぎだよっ……!」

「そ、そんな……じゃあ、次は私たちが――――きゃぁぁっ❤」

「ふぅぅぅ~~! つ、次っ……! 山城総組長、犯すからね……!」


 青い顔をした二人を放って、肝田はBBのオマンコからチンポを引き抜くと山城恋を床へと押し倒していく。

 思わず前から倒れ込んだ恋は自然と四つん這いの姿勢になってしまい、そのキュッと引き締まった魅力的な桃尻を肝田へと捧げるように突き上げてしまう。

 そんなお尻を見た肝田はゴクリと喉を鳴らし、乱暴な動作で恋の魔防隊の隊服となっているハーフズボンと下着、そして黒タイツをビリビリと破いていき、オマンコを露出させていく


「こ、これ邪魔だよぉ……! 破るからねっ……あとで弁償するから、今はセックスの邪魔だから破るっ……!」

「ま、待ちなさいっ❤ こんなレイプ行為を、この私を相手にするなんて絶対に許さな――――」

「う、うるさいっ! ちょっと静かにして欲しいなぁっ!」

「ふぎゅぅぅっっ❤」


 バチィィィンッ、と。

 未だに抗おうとしている恋を従えるように、その真っ白なお尻へと肝田は思い切り平手打ちを落としていった。

 雪原のような肌に自身の手の形が真っ赤に刻まれるその様子のなんと淫靡なことか。

 ただでさえ昂っていた性欲がさらに強まり、鼻息を荒くしたまま肝田は恋のオマンコへと、ドギースタイル/後背位で犯しだしていくのだった。


「そんな、私のお尻を叩くだなんてぇ❤ こんなこと許され、ほぉぉぉぅっ❤ おぉぉっ❤ は、入って、くるっ❤ ふぎゅぅ、ぅぅっ❤ おほぉぉぉっっぉおっぉっ❤」


 ずぶずぶぅ、ずぶぅぅ! ぶちぶちっ、ぶちぃ! にゅぷるるぅぅ~~、ずぶりゅぅ!


「んくぅぅっっ❤ わ、私の処女が、こんな男に奪われるなんてぇ❤ あぁ、でもでもっ❤ なんでっ、なんでぇ❤ 全然悔しくなくて、む、むしろ、心が喜んでしまっているっ❤ ああ、もうっ❤ まるで私がこの男に、恋しているみたいで、ひぎゅぅぅっっ❤」


 BBと同じく処女であった恋のオマンコを拡張するように肝田の巨根チンポが奥へ奥へと掘り進んでいく。

 魔防隊の総組長という肩書/設定は伊達ではなく、処女喪失で生じる痛みに悶える様子など一切なく、むしろ、自身の心の変化に大きな戸惑いを覚えているようだった。

 そう、その類まれな実力から自尊心もまた大きな恋にとって、このような犬を連想させる体位で無理やり犯されるレイプなど到底許せるはずがないというのに、不思議なことに全く屈辱を覚えることがなかったのだ。

 むしろ心が浮き立っていき、今まで感じたことがないほどに大きな幸福感で満たされていくほどである。


「そんな……❤ れ、レイプされてるのに、なんであんなに嬉しそうなの……❤」

「それは簡単ですよぉ、アカネさんっ❤ 先輩がとってもかっこよくてぇ、とっても素敵でぇ、とっても魅力的な男の人だからですっ❤ そして何よりも、レイプに見える行為の中でも先輩には深い愛情が有り、その愛情を私たちが求めているからです❤」


 そんなレイプのはずなのに和姦のような反応をする恋を眺めていたアカネがぽつりと漏らすと、セックスの快感から回復したBBがアカネに抱きついて囁いていく。

 それは悪魔の囁きにも等しい、『連鎖堕ち』を誘発するような言葉だった。


「おほぉぉっ❤ ほっ、おぉぉっ❤ チンポ、気持ちいいっ❤ こんな私の全てを壊すようなっ❤ 私じゃ絶対に叶わないんだって教え込んでくるようなチンポが、何よりも気持ちいいっ❤ 敗北するってこんなに気持ちいいの❤ そんなの、知らなかった❤ あなたに会うまでわたし、知らなかったわっ❤」

「地球の答え、生命の極み……そんなのが馬鹿らしく思えるぐらい感じちゃってますね~、恋さんは❤ でもでも、それって仕方のないことなんです❤ 私たちがどんなに気づかないふりをしてても、先輩は私たちが求めていた方なんですから❤ 『気持ちよくなりたい』じゃなくて、『私たちで気持ちよくなりたい』と思って犯してくれてるから、それが響いてもうどうしようもないぐらい幸せになっちゃうんですよぉ❤」

「…………ごくりっ❤」


 乱れ狂う恋の姿を、先に犯されたBBが未だ犯されていないアカネへと解説していく。

 そして、アカネもまたその言葉の内容が正しいということを理解してしまう。

 結局のところ、このドスケベ幻想郷の住民は皆、愛に飢えているのだ。

 自分たちを認めてくれて、素敵なものだと褒めてくれて、作品そのものを愛してくれる。

 そんなオタクが一人もいなくなった世界で、社会から変わり者だと見られながらもひたすらに愛を注いでくれる。

 そんな肝田が持つ魅力に、『創造者』という属性はあっても『創作物』であるアカネが抗えるわけがない。

 喉を鳴らして、そのセックスを見つめることしか出来ない。


「ふぅぅっ! もう、射精するからね……! 総組長のエロすぎる体に、僕の精液を注ぎ込むからっ! あんなお漏らしみたいな射精とは違うガチ射精、BBちゃんにしたみたいに総組長にもするからねっ!」

「あぁっ❤ き、来て……来てぇ❤ あなたの子種を、私に植え付けるように射精して❤ 私の思い上がりを正すみたいな素敵なセックスを、私に刻みつけてぇ❤」


 あの山城恋が、『生命の極み』や『地球の答え』とも呼ばれた完璧な存在が、犬のように這いつくばりながら射精を懇願している。

 そのエロさに、肝田は耐えられない。

 元々、自身がさほど優秀な存在ではないということを、コンプレックスと言うほどではないが、鬱屈とした感情が人並みには自身の中にあることを認めざるを得ない程度には肝尾も抱えていただけに、特別な存在である恋を屈服させるような今のシチュエーションはゾクゾクとした加虐欲求が刺激されてしまう。

 その欲望を満たすかのするように、肝田は勝利を誇示するがごとく、恋の子宮へと精液を放っていくのだった。


「おひぃぃ、ほぉぉっ❤ イグッ❤ 犬みたいにうずくまって、チンポに犯されてぇ❤ なのに屈辱も感じずに、イクっ❤ イクイクっ❤ イッちゃうっ❤ イッグぅぅっぅぅっ❤」


 どびゅるるるるっ! びゅるるっ! どびゅ、びゅぅ! どぴゅるるるぅぅぅう~!


「あひぃぃぃっっ❤ おぉぉっ❤ 死ぬっ、死んじゃうぅっ❤ き、気持ち良すぎて、死んじゃうっ❤ わ、私は……山城恋なのにっ❤ 痛くも苦しくもない気持ちいいセックスで、敗北認めながら殺されちゃうのぉぉっ❤」


 肝田の射精を受け止めると同時に、恋はまるで遠吠えを行う犬のようにビンと体を仰け反らせていく。

 健康的なスレンダーな、しかし、胸やお尻などには十分に魅力的な媚肉を携えたエロい体をビクビクと痙攣させながら、恋はうっとりとした表情で肝田に犯される快感と幸福感を味わっていた。


「ふぅぅぅ~~……ふぅぅぅ~~……!」

「恋さんもやっぱり先輩には敵いませんでしたね~❤ 『躾けちゃおう』、『ワンちゃんみたいな奴隷にしちゃおう』って考えてた私たちがどれだけお馬鹿さんなのかわかるぐらいのセックス、本当に素敵です❤ アカネさんもそう思いますよね……な~んて、聞かなくてもいいですね❤」


 長い射精を終えてチンポを引き抜く肝田の姿をBBは無邪気に褒め称える。

 そうして、同意を求めるようにアカネへと問いかけるのだが、その際にアカネの表情を見ると、先ほどまでの悪戯な笑みを取り戻したまま、嘲笑混じりの声を放っていく。


「あぁ……か、かっこ、いい……❤ キミ、本当にかっこいいね……❤」


 事実、BBからそうされても仕方ないぐらいにはアカネはもうすっかり『出来上がっている』と呼ぶ他ない状態だった。

 トロンとした目つきでうっとりと肝田を見つめて、もじもじとしながらそのタイツを脱ぎ捨てていく。

 破く楽しみもあるのだろうが、しかし、それを出来ないぐらいにはすでにアカネはもう我慢できない状況になっているのだ。


「お、お願い……します……❤ わたしのぉ……新条アカネの処女オマンコ……❤ そのかっこいいオチンポ様でかわいがってください……❤」

「やんや~ん❤ アカネさん、可愛すぎで~す❤ ささ、先輩❤ BBちゃんと同じく調子に乗っていた、神様気取りのJKオマンコ……ずいずいと味わっちゃってください❤」


 そうして、三人掛けのソファーをベッドのようにして寝そべると、その露出されたオマンコをさらに見せつけるように脚を開いていく。

 爆乳JKとの正常位だ。

 誰もが羨むような属性を持つ理想的な美少女と向かい合ったまま、ノーマルの極みとも言えるような正常位で行うセックス、これは肝田の最も好むプレイの一つであった。

 そのうえでBBがわざとらしく囃し立てることで、今の肝田がどれだけ雄にとって幸せな状況にいるのかを再確認させるものだから、もはや肝田は我慢などできないほどに興奮を高められてしまう。

 そして、野獣のようにアカネへと襲いかかっていった。


「う、うおぉぉぉっっ!」


 ずぶずぶぅ! ぶち、ぶちぶちっ! ずぶりゅぅ、ぬぷぷぷぅ~~……ずぶりぃっ!


「ふぎゅぅっ❤ あっ❤ 入ってきたぁ❤ こ、これがキミのオチンポぉ❤ やばっ、これやばぁ~❤ すごすぎて語彙がなくなるっ❤ キミのこと好きだってわかったはずなのに、もっともっと好きになっちゃうぐらい、気持ちいいよぉっ❤」


 処女オマンコを三連続でのぶち破り、それは雄として生まれたことを全肯定してくれるような優越感を与えてくれた。

 王様のような権力者が初夜権のようなものを行使せねばできるはずのない、短時間での別々の処女を破っていくという状況を、しかし、肝田はオタクとしての愛を肯定されることで望まれるように行えたのである。


「好きっ、好き好きぃ❤ 私は、新条アカネは、キミのことが大好きだよっ❤ 神様気取りのバカJKを躾けるみたいな激しいセックスで、キミのかっこよさと凄さを植え付けて欲しいなっ❤」

「ほらほら、先輩っ❤ アカネさんもお望みなんですから、じぃっと見つめながらたっぷりと激しく、犯してあげてくださいっ❤」

「そう……よ……❤ 結局、あなたみたいな素敵な男性が相手なら、レイプかと思うような激しさで求められるのが、女には一番効くんだからっ……❤」


 アカネは両手を広げて肝田の体を抱きしめて、お互いに見つめ合いながらの正常位セックスが行われていく。

 腰をぐいっと押し込むだけでその衝撃でアカネの魅力的なおっぱいがぶるるんと揺れて、それを見つめながらのセックスはたまらないほどの恍惚を肝田に与えてくれる。

 しかも、そこにセックスサポートとしてBBが淫語を囁いてきて、セックスの快感から復活した恋まで加わったのだ。

 あまりにも贅沢な男性優位の4Pに、肝田の腰はさらに早く動いていく。


「ふぎゅぅぅ、おぉぉっっ❤ や、やば、これやばいって❤ も、もっと激しくしてとは言ったけど、こ、ここまでだと頭おかしくなるっ❤ キミのことしか考えられなくなるっ❤ 他のことが嫌いになるわけじゃないのに、キミのことが好きすぎて他のことがどうでも良くなっちゃうっ❤ うぅぅっ❤ 反則すぎるオチンポっ❤ こんなの、神様気取りの私たちで勝てるわけなかったよぉ❤」

「はぁ~い、BBちゃんも敗北認めちゃいま~す❤ このドスケベ幻想郷はぜ~んぶ先輩のもの❤ そこにいる可愛い女の子もきれいな女の人もみんなみんな、先輩のオ・ナ・ホ❤ あっちでパコパコ、こっちでパコパコ❤ この幸せな世界で、誰よりも幸せになってくださいね、先輩❤」

「気づいていたかしら❤ 私もBBもアカネも……あなたのつけたドスケベ幻想郷って名前でこの世界のことを呼んでなかったのよ❤ 馬鹿だから、『ムカつく男がつけたダサい名前なんて呼ぶものか~!世界って呼称で通してやる~!』って強がってたの❤ でも……今はとっても素敵な名前だってわかるわ❤ 名前の響きじゃなくて、あなたがつけてくれたってことが何よりも嬉しいんだもの❤」


 アカネは喘ぎ、BBと恋は徹底的に肝田を持ち上げてくれる。

 体だけではなく脳みそまで蕩けてしまいそうな快感だ。


「ふぅぅうぅ~~! 好き……僕も好き……! 僕も、みんなのことが……このドスケベ幻想郷が、大好きだぁ……!」


 だからこそ、肝田は改めて感じる。

 大好きなキャラクターとセックスをしているというこの状況は、厳密なオタクなら許されないことなのかもしれない。

 それぞれの世界観を壊すようなこの多重クロスオーバーともまた異なる世界観は、『彼女たちは正確には本当の彼女たちじゃないんだな』と思って当然のものである。

 だけど、それでも肝田は美少女キャラクターたちに愛情を覚えた。

 愛した作品とキャラクターが自分を求めてくれていることが何よりも嬉しいという意味では、肝田とBBやアカネや恋は同じなのだと、そう伝えるように愛していると呟きながら腰を振っていくのである。


「あぁっ❤ もっときて、キミを感じさせて❤ 私と一緒に気持ちよくなってぇ❤」

「イクよ、アカネちゃんっ! そろそろ射精するからっ! 全部受け止めて!」


 そんなセックスもついに終わりを迎えつつあった。

 肝田はアカネの奥深くまでチンポを挿入すると、大きな動きではなく小刻みに素早く、子宮口にチンポを擦り付けるような動きで腰を降り出す。

 そうして、ぎゅぅぅぅっと抱きしめるアカネの体の柔らかさを感じながら、その奥深くで射精をするのだった。


「くぉぉお~~! 射精るぅぅ~~!」


 どびゅるうるっ! びゅるるぅ! びゅぅ、びゅぅ! どぶびゅううぅぅぅぅ~!


「ふぎゅぅぅぅっっっ❤ おぉぉ、ほぉぉぉっ❤ 壊れ、るぅぅっ❤ オチンポ、すごすぎて子宮も頭も壊れちゃうぅっっ❤ ひぎゅぅ、おぉっっ❤ んひぃぃぃぃ❤ 幸せっ❤ 幸せすぎて、アクメキメちゃうぅぅぅっっ❤」


 肝田のチンポがビクンビクンと震えて、アカネの体の一番奥深くで破裂するように精液が飛び出していった。

 それに合わせるようにアカネの体も激しく痙攣をしていく。

 のしかかられた肝田の体に這わせていた手足がジタバタと動いているほどで、その誰もが見惚れる可憐な美少女顔はあっさりとアヘ顔に変わってしまうのだった。


「はぁ~い、お疲れ様です❤ 見てください、せんぱいっ❤ 先輩の幸せカウンター、やっと数値が【004】になりましたよ~❤ 先はまだまだ遠いですね❤」

「でも、安心してちょうだい❤ カウンターが100にならないと出られないということは……ふふふ、私たちがその分たっぷりと奉仕をしてあげるってことだから❤」

「そう……だよぉ……❤ 今度は、最初みたいな意地悪じゃなくてぇ、ものすっごぉ~くラブラブな、正統派の気持ちいいセックスだもん❤ いっぱい、気持ちよくなろうね❤」


 『100回セックスをしなければ出られない部屋』というこの空間は、先ほどのセックスをそれぞれ一回ずつカウントをしていた。

 もはや、三人は蕩けきった顔で心酔しているかのような熱のこもった視線を向けていることからも、完全に『躾けてやろう』という気概が失われているのは明らかだった。

 こうして、ハーレムによる4Pセックスは続いていく――――。



「そうそうっ❤ これからは僕がいっぱい搾り取ってあげるからね❤」



 ――――はずなのに、いるはずのない五人目の声が響いたのである。



「うん、ありがとう……BBちゃん、山城総組長、アカネちゃん……それに――――あれ?」


 誰も入ることも出ることも出来ないはずのこのドスケベ空間に、当たり前のように、いつの間にか安心院さんがニコニコ笑顔でソファーに肘をついて肝田を見つめていたのだった――――。


(続)


ドスケベ幻想郷~オタクくんがサドっ気のあるキャラたちに拉致されて、100回セックスしないと出られない部屋に閉じ込められてしまったお話~(後編)


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POSTEDDec 20, 2024
ARCHIVEDJun 10, 2026