「これ、カバンの中に入ってたんですけど」
美羽ちゃんがそう言って僕に見せつけてきたのは、赤い包装紙とリボンでラッピングされた長方形の箱。確かに隠していたはずの物を彼女が持っているという事実に、興奮がサッと引いていく。
「ど、どうしてそれを美羽ちゃんが!?」
「その動揺の仕方、おかしいですよねー? 誰から貰ったんですか? 私、おにーさんに女性のお知り合いがいるなんて聞いたことないんですけど」
(これは……言い訳を聞いてくれる感じじゃないな……)
いつもクールなジト目を、今日は一層冷ややかにして美羽ちゃんが見つめてくる。紫色に妖しく光る彼女の目を見ると、僕はもう観念して口を割るしかなかった。そもそも、僕の言い訳が美羽ちゃんに通じたことなんて一度もない。
「それは……僕から美羽ちゃんへの逆チョコだよ」
意を決し、言う。本当はもっとちゃんとした流れで普段の感謝の気持ちや彼女への思いを伝えて渡したかったのだが、こうなってしまっては白状する他なかった。
「ふぅーん? おにーさんが逆チョコですか」
明らかに疑ったまま返事をする美羽ちゃん。まさかちゃんと言っても信じてもらえないとは思っていなかったから、僕はもうとにかく信じてもらえるように必死に言葉を続けるしかない。
「い、いや、本当だって! だいたい、僕が女の子からチョコレートを貰えるわけないし!」
「それはそうだとは思いますが……」
美羽ちゃんが小さな声で言い、「うーん……」と悩み始める。情けない話だけど、僕が女性と接点がなさすぎるから少しだけ疑いが弱まったようだ。
そこで、そういえば……と疑問を抱く。美羽ちゃんが見つけたのはチョコだけなのだろうか? 僕が美羽ちゃんに用意したもう一つのプレゼントを見てもらえれば、こんな誤解をするはずもないからだ。
「美羽ちゃんが見つけたのはそのチョコレートだけなの?」
「え? はい。そうですが」
返事を聞いて、やっぱり、と納得して鞄を美羽ちゃんから渡してもらって中身を漁る。
そうして中から出したのは、一通の手紙。チョコレートの箱のラッピングと合わせて赤い洋封筒に入れたものだ。
「これを読んでくれたら。美羽ちゃんに用意したチョコだってわかるよ」
そう言って、取り出した手紙を渡す。中身はもちろん、美羽ちゃんへの感謝と思いを込めた言葉だ。こんな形で渡すことになってしまったのは本当に不本意ではあるものの、こうも信用がないのは僕の不徳のいたるところであるから仕方がない。
「……なるほど、わかりました。疑ってしまってすみませんでした」
手紙を読み終えた美羽ちゃんが、頭を深々と下げてくる。まさかこんなにしっかり謝られてしまうとは思わず、僕の方が驚いてしまう。
「い、いや! 僕の信用がないのが悪いわけだし……!」
「そういうわけではないんですが、まさかおにーさんから逆チョコを貰えるとは思ってなかったので……」
(それを信用がないというんじゃないだろうか……?)
にわかにそんな考えが脳裏によぎりつつも、申し訳なさそうにする美羽ちゃんを見ているとこちらも申し訳なくなってきてしまい、「か、顔上げてよ!」と促す。
「いえ、その……今、見せられない顔をしているので……」
言われて注目すると、普段は真っ白なうなじや、緩やかに尖った美羽ちゃんの耳先が真っ赤になっている。恐らく、顔もすっかり赤く染まってしまっていることだろう。
(こんな美羽ちゃん、初めて見たな……)
いつもはクールで淡白。優しいけれど、小学生とは思えないほど大人びていてしっかり者。僕が今まで見てきた美羽ちゃんはそんな女の子で、笑みを浮かべることはあっても頬がだらしなくなったり、顔を赤くしたりすることはない。さらに言えば、僕への独占欲や誰かへの嫉妬心なんて匂わせたこともない。
それなのに、僕が彼女に用意したチョコレートを僕が他の女の子から貰ったチョコレートだと
「ふぅ……おまたせしました。改めて、誤解してしまって申し訳ありません……」
「いいって! 事前に買って帰るねって言っておけば良かったんだし」
美羽ちゃんの意外な一面も見れたしね。とは口に出さないでおく。本人も反省しているだろうし、また恥ずかしがってしまうだろうから。
しかし、美羽ちゃんの方は僕がそう言いたげにしているのに気付いたらしく、深々と溜息を吐いてから口を開く。
「あんなストレートなお手紙を貰ったら、恥ずかしいのと嬉しいのとでニヤけちゃいますよ……」
「そんなに喜んでもらえたなら、書いた甲斐があったかな」
よく見れば美羽ちゃんの口元はまだ僅かに緩んでおり、紅潮は引いても、笑みは治まりきっていないらしい。彼女のそんな表情を見たことがなかったから、自分の行いで心から喜んでもらえたことが感じられて嬉しくなる。
「チョコも食べてよ。折角、美羽ちゃんのために買ってきたんだから」
「はい♡ いただきますね♡」
丁寧にラッピングを剥がし、金のインクでブランド名が書かれた長方形の箱を取り出す美羽ちゃん。宝箱や、飛び出す絵本を開く時のように顔を輝かせながら、彼女はチョコレートを一つ摘まみ上げ、口へ運んだ。
「わっ♡ 美味しい……♡」
「ほんと? 喜んでもらえてよかった!」
正直、女の子に贈り物をするなんて初めてだったし、おしゃれなチョコレートの種類なんて欠片も詳しくないし、ここで美羽ちゃんの好みから外れたものを選んでしまったら……と思っていたので内心ガッツポーズをする。
「はい♡ 甘すぎなくて私好みですし、中からクリームが蕩けてくるのが……」
話していくうち、美羽ちゃんの顔が再び赤くなっていき、口元が緩んでいく。しかし、先ほどとは違って笑みを抑えきれないというよりは純粋に頬が緩んでいるような様子だった。
「……くりーむ?」
「美羽ちゃん?」
「あのこれ……お酒入ってますよね……」
「えっ、そうなの!?」
僕が驚いている間にも美羽ちゃんの顔はみるみる赤く染まり、目元が潤んでいく。間違いない。アルコールが回りかけている。
「私……サキュバスとはいえ、まだ小学生なんですけど……♡」
「お水持ってくるね!」
踵を返し、台所で水を汲んで来ようとする。が、その瞬間に腕を掴まれてしまう。
「もうっ♡ おにーさんったら私のことを酔わせてどうするつもりなんですか♡」
「ええっ!?」
今まで見たこともない満面の笑み。にぱーっと口角を上げ、目を可愛らしい曲線にしてあどけない笑顔を見せる彼女に、僕は尻もちをつきそうなほどびっくりする。一度だって見たことがない。それどころか想像もできなかった表情だった。
「んー? なんとか言ってみてくださいよー♡ 恋人を酔わせて何するつもりだったんですかぁ?」
顔を赤らめた笑顔のまま、僕の腕を引っ張って美羽ちゃんが身を寄せてくる。
豊満な乳房がむにゅんっと身体に押し付けられ、そのままにゅむむむ……と股間から腹部までをおっぱいで撫でられる。
柔乳肉の感触に「あうう……♡」と蕩けていると、ちょん、と背中に翼をはやした美羽ちゃんが宙に浮いて僕に唇を重ねてきた。
(み、美羽ちゃんって酔っぱらうとこんな風になるんだ)
みずみずしくて艶やかな、新鮮な果実を思わせる美羽ちゃんの唇の感触を味わいながらも、どこか冷静にそんなことを思う。あまりの豹変ぶりに、ついていけていない。
「えへへー♡ ちゅーしちゃった♡ ちゅーしちゃった♡ おにーさん、好き―♡」
「み、美羽ちゃん……お水を飲んで寝た方が良いと思うよ……」
僕の首に腕を回し、ぱたぱたと羽ばたいて宙に浮きながら何度も何度もキスをしてくる美羽ちゃんをなだめながら提案する。いつもとは違って素直に甘えてくる様子は可愛らしいけど、それでもやっぱりここまで寄っている姿を見ると心配せずにはいられなかった。
「いやでーす♡ もっともっとおにーさんとおっぱいエッチするまで寝ませーん♡」
しかし、美羽ちゃんの方は僕の心配なんてどこ吹く風で、とっても可愛らしいわがままを言ってくる。
「おにーさんもまだまだ射精したいですよねー? おっぱいでもっともっと気持ち良くしてあげますよ♡」
そう言うと美羽ちゃんは床に着地して、アルコールで潤んだ瞳を紫色に輝かせる。
いったい、どんな魔法を使うのだろう……と思っていると、目の前で美羽ちゃんが三人に増えた。
「えへへー♡ 分身しちゃいまーす♡」
「えへへー♡ 分身しちゃいましたー♡」
「三人のおっぱいで甘やかしたり搾り取ったりしてあげますねー♡」
信じられない光景に思わず呆気にとられる。確かに美羽ちゃんはサキュバスで、魔法も使えることは知っていたが、まさかこんな芸当までできるとは思っていなかった。
(美羽ちゃんのおっぱいが三人分も……!)
一〇八センチでNカップの美羽ちゃんのおっぱい。それが三人分も並ぶと、おっぱいの迫力に気圧されてしまう。しかも、三人に増えたからなのだろうがおっぱいの甘い匂いが部屋の中に滞留し始め、興奮で頭がくらくらしてきてしまう。
「さっきパイズリで搾精した精液を全部魔力に変換して分身したから、安心しておっぱいの匂いを嗅いでいいですよ♡」
「それでも気になるでしょうから、授乳やぱふぱふは分身した私達がしてあげますね♡」
「私達のおっぱいなら、パイズリしてないから綺麗なままですから♡」
言いながら、三人の美羽ちゃんが僕をベッドへと引っ張っていく。正直、三人からおっぱいを押し付けられ、甘いミルク臭が漂う中でそんな言葉を聞かされたら興奮がどこまでも高まってしまうが、何とか理性を振り絞って制止の言葉をかけ続ける。
「やーだっ♡ もっともっとおにーさんとおっぱいエッチしたいです~♡」
「だーめっ♡ もっともっとおにーさんをおっぱいで甘やかしたいです~♡」
「ほらほらぁ♡ おにーさんも私達のおっぱいに溺れちゃいたいですよねー?」
二人の美羽ちゃんに左右から両腕を抱き締められ、正面からも抱きつかれ、三方向からおっぱいを押し付けられながらチャームボイスでおねだりされる。ここまでされて理性が保てるはずがなく、僕は三人に連れられてベッドに寝かされてしまう。
「はーい♡ じゃあ、二人で膝枕してあげちゃいますね♡」
「私達のおっぱい、吸っても嗅いでもいいんですよー?」
分身の二人がベッドの上で向かい合って正座をし、お互いの膝頭を密着させる。そうすることで二人分の太ももで作られた膝枕に、僕は大人しく頭を乗せる。
「では、私はおにーさんのおちんちんを可愛がってあげますね♡」
そう言って美羽ちゃんが僕の脚の間に座り、「ほら、お尻もち上げてくださーい♡」と言ってくるのに従うと太ももをお尻とベッドの間に差し込まれる。どうやら正座をして膝上パイズリの体勢をとっているらしい。
「小学生にお願いされて素直におちんちんを差し出しちゃうんですねー♡ 情けなくないんですか?」
「そんなに情けない姿を見せられて母性を刺激されたら、どこまでも可愛がりたくなっちゃいますよ♡」
二人の美羽ちゃんが、僕の顔のすぐ真上でパジャマをまくり上げ、おっぱいをまろび出す。
ばるん、と揺れながら零れる幼爆乳が顔に触れるすれすれまで迫ってきて、甘い香りを漂わせる。蒸れきった下乳から香る芳醇なおっぱいフェロモンの匂いは、ブラジャーに染み付いていたものよりもずっと濃厚で、嗅いでいるだけでペニスが屹立してしまう。
「あはっ♡ おにーさんのおちんちん、おっぱいフェロモンだけでおっきくなっちゃいましたね♡」
「私たち二人のおっぱいを見せつけられながらフェロモンを嗅いで興奮しちゃったんですか? 可愛いですね♡」
くすくすくすっと二人の美羽ちゃんの笑い声が重なり、余計にドキドキしてきてしまう。しかも、二人は更に僕の興奮を煽るようにお互いの乳房を密着させ合う。
むぎゅうっと乳肉が密着しあう幼爆乳を至近距離で見せつけられたことで僕の興奮は最高潮に高まり、ペニスがムズムズと疼いてしまう。今すぐにでも目の前のおっぱいを見ながらオナニーをしたいと思ってしまうほど、二人のおっぱいが当たってむにゅっと形が歪んでいる様子は官能的だった。
「じゃあ、おっきくなっちゃったおちんちんは私のおっぱいにしまってあげますねー♡ きっとすぐにお漏らししちゃうでしょうから♡」
むにゅっ……と優しくおっぱいでペニスを包み込まれ、その柔らかさと快感だけで背筋が震えてしまう。そうして、美羽ちゃんのおっぱいで性器を包まれた状態で呆けていると、分身の二人が密着させ合った幼爆乳をゆっくりと顔面に降ろしてくる。
「二人のおっぱいでおにーさんのお顔、ぱふぱふしてあげますね♡ 合計二メートル越えおっぱいですよー♡」
「おっぱいで一番柔らかくてフェロモンが濃厚な下乳で圧迫されて、きっとすぐにお漏らししちゃいますね♡」
そんなことされたら絶対我慢できない……と思っている間に二人が揃っておっぱいを降ろしてきて、僕の顔面を下乳で圧迫する。
「はい♡ おっぱいでお顔むぎゅーっ♡ おっぱいフェロモンと下乳に溺れちゃってくださ―い♡」
「お顔をおっぱいで潰されたらそれだけでお漏らししちゃいますねー♡ させちゃうんですけど♡」
「いいんですよー? ちゃーんと私のおっぱいで精液を全部受け止めてあげますから♡」
もっちりとやわらかくて重量感たっぷりの下乳が、思い切り僕の顔を圧迫して乳肉に覆い被される。瞬間、口鼻から濃厚で甘ったるい乳臭が流れ込んできて、頭の中が快楽でいっぱいになってペニスがぶるるっと震える。
その震えに応えるように美羽ちゃんがペニスを包んでいたおっぱいの乳圧を高め、乳肉で優しく挟み潰す。既に顔面を下乳に埋めてしまったことで脳が先に絶頂してしまっていた僕は、そのまま呆気なくおっぱいの中へ白濁液を吐き出してしまう。
びゅくびゅくっ……♡ とくんとくん……♡♡ びゅるるるっ……♡♡♡
「くすくすっ♡ おっぱいおむつ履かせておいてよかったですねー、おにーさん♡」
ただ顔と性器をおっぱいで圧迫されただけ。だというのに情けなくも容易く射精させられてしまった僕を可愛がるように、分身の美羽ちゃんが下乳で顔を撫で回してくる。
「もう……おにーさんってこういうところ、本当にズルいですよね♡」
「こんなすぐに私のおっぱいで射精されちゃったら、嬉しくなってもっと甘やかしたくなっちゃうじゃないですか♡」
言いながら、二人の美羽ちゃんがおっぱいを顔に押し付けながら円を描くように下乳を擦りつけてくる。
極上のやわらかさを誇る下乳肉に顔を埋め、十字になった谷間に鼻を差し込んで甘ったるい乳臭……二人分のおっぱいフェロモンをたっぷりと吸い込むと、射精したばかりのペニスがまたムクムクと硬く、大きくなっていく。
「おっぱいの中でおちんちん大きくしちゃうなんて、本当に食べられたがりのおにーさんですね♡」
「良いんですよー♡ まだまだおっぱいで食べてあげますからね♡」
「おにーさんを食べるだけじゃなくって、私もおにーさんに食べさせてあげますね♡」
そう言うと分身した二人の美羽ちゃんは密着させたおっぱいを引いて離し、今度は僕の口にぷっくらと膨らんだ乳首を入れてくる。
「ほぉら♡ おっぱい飲ませてあげますからあーんしてください♡」
「女子小学生サキュバスのあまーいおっぱいミルク、たっぷり飲んでくださいね♡」
乳首を僕の口に入れた美羽ちゃん達が、そのまま顔におっぱいを押し付けてくる。すると、甘くて濃厚な母乳が口の中に流れこんできた。
「よしよし♡ よしよし♡ おっぱいミルクごくごくしておちんちん気持ち良くなっちゃいましょうねー♡」
「甘―い母乳でわたしのこともっともっと大好きになっちゃっていいんですよ? おっぱいマゾおにーさん♡」
味も臭いも濃厚な甘さのおっぱいミルク。ただ甘いのではなく、おっぱいフェロモンを液体にしたような芳醇な甘さと乳臭さがあり、脳みそが切なく痺れてしまう。
「あ~♡ おにーさん、授乳されておめめがとろ~んとしちゃってます♡ かわいい~♡」
「えー、女子小学生のおっぱいを飲んで赤ちゃんになっちゃったんですかー? 可愛すぎますね♡」
ぴゅるるる……ぴゅるるる……とあたたかな子ども体温の母乳を流し込まれてゴクゴクと嚥下している
「赤ちゃんでもいいんですよー? おっぱいオムツも履かせてあげてるんですから、好きなだけお漏らししちゃってくださいね♡」
母乳とおっぱいフェロモンで再び勃起してしまったペニスを、美羽ちゃんがおっぱいで扱き上げ始める。
ペニスの根元から先端までをすっかり包み切った幼爆乳を持ち上げ、降ろし、上下に動かすことで性器を扱くパイズリ。恐らく両腕でおっぱいを抱き締めているのだろう。乳圧をしっかりと掛けて、ぬるぬるになったペニスが逃げないように拘束しながら行われるパイズリに、どんどん射精欲を煽られていく。
「どーですかー? 女子小学生に母乳を飲ませてもらいながらパイズリしてもらう気分は?」
「幸せに決まってますよねー? 私みたいな恋人に授乳パイズリしてもらってるんですから♡」
美羽ちゃんが上下パイズリでぱっちゅん♡ ぱっちゅん♡ と下乳を股間に叩きつけてくるのを繰り返し、僕の精液を搾り出そうとしてくる。
(うう……♡)
みっちりと乳肉に性器を包み込まれて密着しているせいで、亀頭と肉竿の隙間や裏筋といった敏感な性感帯をすべすべの乳肌で擦られてしまう。おっぱいが上下に動いて下乳を叩きつけられ、性感帯を摩擦される。単調でありながらどこまでも男を蕩けさせるその刺激に、僕は早くも股間の疼きを覚え始める。
「さて、ここでおにーさんにプレゼントがありまーす♡」
これ以上のプレゼントなんて何をされるのだろう、と思っていると、「じゃーん」と言って美羽ちゃんがチョコレートを取り出す。
「おにーさんにプレゼントするために手作りしたチョコレートです♡」
「直接私の手で食べさせてあげますね―♡」
分身の美羽ちゃんが、授乳したまま僕に一口サイズのトリュフチョコを食べさせてくる。
既に母乳の甘さで口内が満たされているところにチョコレートの苦みを感じ、舌が喜ぶ。同時に、チョコレートのほろ苦さのお陰で甘くて芳醇な母乳をより味わいやすくなる。
「私の母乳と合わせて食べる用に作ったチョコレートです♡ 美味しいですかぁ~?」
「チョコレートを噛んで、口の中で母乳と合わせて味わってくださいね♡」
促された通り、美羽ちゃんのチョコを嚙み砕くとほろりと崩れたチョコレートが温かい母乳に溶けて混ざり合い、濃厚なココアのような味わいになる。
(おいしい♡ おいしい♡ おいしい♡)
美羽ちゃんのおっぱいミルクと手作りトリュフチョコ。普段はちょっとクールで淡々としている美羽ちゃんからの愛情がたっぷりと伝わってきて、射精欲や快楽とは別の多幸感に包まれる。
「そのチョコレート、母乳もちょっと入ってるんですよ♡」
(んんんっ♡)
ゆっくりと口の中で溶けていくチョコレートを味わっているところへ唐突に告げられる言葉に、興奮が一気に押し寄せてくる。パイズリされっぱなしのペニスがビクンっと震え、根元で白濁液がぐるぐるし始めてしまう。
「じゃあ、チョコレートをあげたお返しに思いっきり射精してもらいますね♡」
「きっと気絶しちゃうくらい気持ち良くなっちゃうと思いますけど……」
「私のおっぱいに包まれたまま眠っちゃっていいですからねー♡」
明るく楽しそうな声で言いながら、分身の美羽ちゃんが授乳しながら僕の顔が埋まってしまうほどおっぱいを押し付けてきて、そのまま左右からぱふぱふ……♡ ぱふぱふ……♡ と乳肉のやわらかさと弾力を顔面に味わわせてくる。
同時に、パイズリしている美羽ちゃんが乳房の上下運動を激しくし、精液が登ってくるのを促進させてくる。
「ほらほら♡ いっちゃえ♡ いっちゃえ♡」
「愛情たっぷり精液出しちゃえ♡」
「ほーらっ♡ おっぱいに精液ぴゅっぴゅっぴゅ~♡ しちゃってくださーい♡」
(だめっ♡ だめっ♡ だめっ♡)
三人分のチャームボイスで射精を促され、頭がくらくらしてきて快感以外に何もわからなくなってしまう。
「好きっ♡ 好きっ♡ 好きっ♡ おにーさん、だーい好きですっ♡」
「情けないところが好きっ♡ おっぱいに甘えてメロメロになっちゃうところが好きっ♡」
「子どもの私を本気で好きになっちゃってるロリコンなところが好き♡」
「おっぱいに簡単に負けちゃうおっぱいマゾなところが好き♡」
快楽のるつぼの中、美羽ちゃんのチャームボイスを三方向から聞かされて脳が溶けて射精欲だけが残る。理性どころか思考までもが溶けて消えていくような感覚。もはや、パイズリされているペニスと授乳されている口以外の身体の感覚がない。
「そして……」
「なによりー……♡」
甘ったるく、明るい声で分身の美羽ちゃんが囁いてから、パイズリしている美羽ちゃんが言いよどむ。三秒ほどして、軽く咳払いをしてから美羽ちゃんが言葉を紡ぐ。
「毎日、私の作ったご飯を美味しいって言ってくれるところが好き……♡ です♡」
(かわ……いいっ♡)
直後、美羽ちゃんがおっぱいの締め付けを強くし、更に体重まで加えてきて全力で圧迫してくる。
びゅるるるるっ♡ びゅるっ♡ びゅるっ♡ びゅるっ♡ びゅるるるるるっ♡♡♡
本日四度目の射精。強烈な快感と、短時間で連続射精した疲労で急速に全身が怠くなり、意識が失われていく。
「ごちそーさまでした♡ いっぱい精液を食べさせてくれてありがとうございます♡」
「このままおっぱいで包んであげてますから、ゆっくり眠ってくださいね♡」
「大好きですよ♡ おにーさん♡」
意識を手放す過程で聞く、優しい美羽ちゃんの言葉。その心地良さに安心しながら、僕はゆっくりと瞼を閉じていくのだった。
「忘れてください」
朝。目を覚ますと、既に起きていてベッドに手をついて僕の上に覆い被さっていた美羽ちゃんから告げられる。
「えっと……」
「昨日のこと、私がチョコを食べてからのことは全部忘れてください」
恥ずかしさで顔を真っ赤にした美羽ちゃんが、キスができてしまいそうなほど顔を近づけて言う。呼気からはお酒の匂いは感じられず、僕はひとまず安心する。
「良いですね? 私は酔っぱらってなんかいませんし、おにーさんは私にパイズリされて疲れて眠っちゃったんです。昨日はそれ以上のことは何もありませんでした。ね?」
その言い分からして、美羽ちゃん自身は昨夜の出来事をすっかり全部覚えているのだろう。お酒が入ると我を失うほど酔ってしまうのに、アルコールが抜けた後も酔っていた時の記憶が鮮明というのは難儀な体質だ……。
「でも、可愛かったよ?」
「別に覚えていてもいいですけど、そうしたらおにーさんは私の中で女子小学生を誘拐した上に酔わせてエッチなことをした大人になりますよ」
「忘れます。忘れました」
今後は美羽ちゃんにうっかりお酒が含まれている物を食べさせたりしないようにしよう……。ちゃんと成分表とか見ないといけないな……などと反省する。当たり前のことだが、美羽ちゃんはまだ子どもなのだから。
「十年」
「え?」
「十年経ったら、私も大人です。だから、十年後のバレンタインデーは……一緒にお酒、飲んでくれますか?」
まだほんのりと赤身の残る顔でそう口にする美羽ちゃんはとても可愛らしくて……。
その言葉は、遠回しに十年後も一緒にいることを示す言葉で、僕は彼女を抱き締めて「もちろん!」と返すのだった。