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ファンアートメイキング「少女終末旅行」

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ファンアートメイキング「少女終末旅行」
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DESCRIPTION

*来月から各プランについて変更があります。詳しくは9/24投稿の別記事「今後のfanboxに関するお知らせ」をご覧ください。


注意:当記事では3Dソフトやフォトバッシュにおいて様々な素材を使用しています。

ご自身でこれらの手法をとられる際は、ご自身の責任の上で各素材の権利等の確認を忘れず行ってください。


●方針決め

 コロナやら引っ越しやらで2週間近く絵を描けてなかったため、リハビリがてら何か描きたいな~というところからのスタートです。

 世界観を練るところから始めるのも大変そうなので、前々からずっと描きたかった少女終末旅行のファンアートをこの機会に実践することにしました。

 少女終末旅行の世界は標高高いのもあってか常冬なのですが、今回は少しでも夏っぽさを出すために、温かく晴れたシーンである「洗濯」という回をイラストにすることにしました。

 夏っぽさを出したかったのは、「イラストを公開する時期」と「イラスト内の季節感」が一致しているほど見る側に共感してもらいやすいからです。

 キャラ絵でも、夏は水着の絵が伸びやすいし、冬はサンタコスとか振袖の絵とかを多く見ることがあると思います。同じ理屈です。

 そんなわけで自分は、夏には青い快晴の絵、秋なら紅葉の絵などを描くことが多いです。

 こういうところに気を使うと、俗な話ですがバズりやすさにちょっとブーストがのります。体感ちょっとだけ。

●シチュエーション設定

 シチュエーションはほぼそのまま「洗濯」のシーンです。

 原作だと1巻収録の第5話、アニメだと第2話です。

 自分の絵が好きな人ならこの世界観好きなんじゃないかと思うので、まだ観たこと読んだことない方はぜひ。

 この回のシチュエーションを要約すると、「廃墟と化した層状の都市で旅をする二人の少女が、排水機構から出てきた大量の雪解け水で洗濯したり水くみしたり魚捕まえたりしている」という感じですね。水と空を写して青色でまとめることは決まっています。

●ラフ

 右下のやつは気にしないでください。左下のやつのたたき台です。

 一番最初に考えていたのは左上です。広く続く廃墟都市を描きたいなーという思いがあったので。

 ただ、この世界観的に都市が層状になっているので、結構なフカンにしないと下層の都市を画面に収められないのがネックでした。

 逆転の発想で、アオリにして上層の都市を写すことで世界観を表現しようと試みたのが右上です。

 一番下は大味な水面反射をやってみたくて描いたラフです。情報量を増やすために魚眼にして、水面だけじゃなくて奥の廃墟群も多少写るように工夫しています。

どのラフも、洗濯物の配置が大きく画面構成に寄与するのでそこで結構悩みました。

 左上のものが一番伝えたいことを伝えやすい構成ではあるのですが、メインである画面上半分が結構寂しんだよなぁ……ってなって、最終的に右上のラフで進めることになります。

 そういうわけでもう一段階ラフを詰めました。

 この時点では階層都市をがっつり見せたい欲が出ていて、洗濯物がおまけになっています。

 一番のメイン部分は前景のキャラたちなのに、中途半端に遠景の都市も見せたい欲があるというのはとてもよくない。後々気づいて何とかします。

●清書

3Dポン出しでこんな感じ。キャラ人形は置いているものの、この作品は等身が結構低いので人形はそこそこ無視して人物描くことになりました。

 ひとまずキャラの話は置いといて、

 一通り加工してこんな感じです。

 必死さの伝わるレイヤー構成。

 そこからさらに加筆なりなんなりで頑張ってみましたが、全然納得いきません。

 理由は二つで、

①緑に寄りすぎ

②暗部を見せすぎ

 ですね。

 もっと空気遠近を思い切って使い、遠景のディテールは思いっきりつぶした方がいいです。3Dを使うと情報量が簡単に稼げて楽ですが、その情報量をそのままにしておくと違和感が出るというか、イラストっぽくなくなります。思い切って塗りつぶすのも大事。

 ①については、空の青より水の水色(なんか変な言い回しですが)に引っ張られすぎてるのが原因ですね。

 というわけで3Dまるっとやり直しです。情報量がつぶれていい感じになった。


・近中景

水面の作り物感すごいので何とかします。

 コントラスト抑えめの画像持ってきて、

 加筆で調整。

 奥の排水機構から水を流したり、コンクリにブラシタッチでテクスチャ感を追加したり、環境光と反射光を描写したり……3D感を消す作業です。

 奥の壁面には水の反射も入れておく。



・遠景

 真っ青だと味気ないので、バリューを意識しながら緑~紫に見える範囲で挿し色を入れます。実際には紫というよりグレーだったりします。相対的に紫に見えるだけ、みたいな部分もままある。

 あとはちょっとわかりにくいですが、混合ブラシで明暗境界をなじませたりなど。

 遠景なので凝った描き込みはしません。上記の手順が一通り完了したら、フォグを入れていきます。形や量は後で変える前提です。


・キャラ

 線画描いて

 塗って

 洗濯物も描いて

 一丁上がり!いまいちですね。


 原因としては黄色い陽光のせいで青色が死んでいるというのが一番大きいと思います。あと遠景がちょっと暗いせいで洗濯物がいまいち目を引かない。

 こうなったらひたすら微調整のターンです。

 とりあえず調整⇒確認して足りないものや余分なものを分析⇒調整⇒上手く行かないので他の上手いイラストを見てみる⇒分析⇒調整⇒……を延々と繰り返していきます。

 大事なのは「何を見せたいか」「どういう感情・ストーリーを伝えたいか」をはっきりさせることです。

 今回は「少女二人の様子」が最優先、次点で「風になびく洗濯物」最後に「階層都市」という優先順位がありました。

 ただ、階層都市が好きすぎて、これを見やすくしようという意識が知らぬ間に働いていたのがよくなかったですね。

 優先順位を改めて自覚し、きちんとそれに従ってコントラストなどを調整してあげる必要がありました。


 思いついた調整は片っ端から試して比較します。

 最終的にはここでfix。

 かなり迷走しましたが、良い感じに着地できたかなと思います。

 変に右往左往したのも、そもそもリハビリを兼ねていることを考えれば悪くはないでしょう。結果よければなんとやらですしね。



 というわけでこれで完成になります。


 psdデータは別途投稿にて配布しますので、お手数ですがそちらからご確認ください。


 最後までご覧くださりありがとうございました。

 

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 昨日、今後のfanboxのプランについてのお知らせを投稿しております。

 ご確認のほどお願いいたします。


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POSTEDSep 25, 2024
ARCHIVEDSep 25, 2024