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『さ、まだまだ終わりじゃありませんからねぇ。』
必死で腰を逃がそうとするサオリをあざ笑うかのように、新たなカードが補充される。
“全身が樹脂様の膜にコーティングされる”
これはなんだろう。コーティング? 身体が膜で覆われるってだけならそんなに大きな問題はないのかな? 流石に命に関わるような内容はないだろうし、息が出来なくなって命を落とすってことはないと思う。
「うぅ。これなら……なんとか。」
サオリを見ると左手で尻尾を掴み、身体を撫でまわそうとする動きを封じているみたいだった。掴まれた尻尾は抵抗するように先端がプルプルと揺れている。アレって痛かったりはしないのかな。
『では皆さんの準備も出来たようですし次のカードを読みますねぇ。はい、“乳輪の厚みが1cm増す”ですよぉ。』
「くっ。」
これ位ならまだマシな方。そう思って取ろうとしたもののタケシに先に取られてしまった。タケシのおっぱいは膨らんでいるとはいえ私たちと比べればかなり小さめだ。更に乳輪自体は変わってなくて元の男の子のサイズのまま。それなのに厚みを増したせいでまるで鏡モチの様になってしまっている。
補充されたカードは“おしっこが美味しく感じられる様になる”。何よコレ。どれだけ美味しいとしたっておしっこなんて飲むわけじゃないじゃない。
『次はですねぇ。“樹脂様の膜に全身がコーティングされる”ですよぉ。』
「はい。」
今回はあっさりと取ることが出来た。予想外に早く読み上げられたけど、これまでだって出てきてすぐ次に読まれたカードもあるから別に不思議じゃない。でもコーティングされるってのはどう言ことなんだろう?
「それではぁ、コーティングをしちゃいましょうねぇ。はい、いきますよぉ。」
「え、熱ッ!?」
お湯を浴びせられたような熱が全身を襲う。と言っても熱湯って程じゃないし、事前に分かっていれば何とか耐えられる程度の熱さ。熱めの温泉に跳び込んだくらい、ってのが一番近いかも知れない。
「うわ、アカリちゃんそれって……」
「え?」
まず意識するのは視界の下の方を占め続けているおっぱいだ。樹脂様、つまりプラスチックっぽい何かでコーティングされるってことだったのかな。人間の肌っぽさが無くなって、完全な肌色一色になっちゃってる。毛穴や産毛も見えなくなっていてまるでプラスティック製のボールみたいだ。でもそのボールを触るとちゃんと私のおっぱいが触られてるって感覚がある。
全身をコーティングっていうだけあって当然変わったのはおっぱいだけじゃない。手も足もまるで作り物みたいな色合いになってる。多分顔だって同じように樹脂にコーティングされてしまっているんだろう。
「ねえ、サオリ。私の顔って、どうなってるのかな。」
喋ったり瞬きするのに何も支障はない。けど顔だけコーティングをされないなんてことも考えられない。
「うん。こんなことも言うのも何なんだけど、まるで作り物みたいな顔になっちゃってる。目とか唇とかはちゃんと元に近い色になってるんだけどね。色合いが単調だし凹凸も無くてツルツルしてるから人間の肌っぽさがまるでないの。アカリちゃんをモデルに作ったマネキンだって言われたらそのまま信じちゃいそうなくらい。それなのに動いてるから凄く不気味に見えちゃってる。」
「うぅ、そうなんだ……」
膜でコーティングされるってだけだったから元の肌が見えているのだと思ったけどそんなに甘くなかったのね。
『次に追加されるカードはぁ、“1日に作られる母乳が300cc増える”ですよぉ。どなたが手に入れますかねぇ。』
こんな目にあってもまだまだ終わりじゃないんだ。
追加されるカードは段々と体型の変化から機能を追加したり変化させたりする内容に変わってきている様な気がする。
でも考えてみればそれも当然かもしれない。既に1mを軽く超えるようなおっぱいになっているのにここから更に+20cmだとか+30cmなんてのは作りづらいんだろう。もしそんな変化をさせられたとしたらすぐに重みで動けなくなってしまう。
それなら見た目はそのままで何かおかしな機能を持った身体にするって方向に進むのは自然な考えだ。
『次はぁ“舌とクリトリスの感覚が連動する”ですねぇ。』
「っ!!」
倒れ込むようにサオリがカードを取る。ちなみにクリトリスがない場合はおちんちんと連動することになってるらしい。更に普通の人間には有り得ないけど、両方がある場合には両方と連動するみたいだ。
つまり、おちんちんを生やされているサオリは食事をするだけでクリトリスとおちんちんを刺激してしまうことに……ううん、食事どころじゃない。喋るだけでも刺激されるってことだよね。口の中で舌が何にも当たらないようにしておかない限り、常にオナニーをさせられてるような感じになっちゃうってことなのかな。
「ふあっ……」
変な声と共にサオリが口を開けた。確かサオリってクリトリスの感度が増すってのも取ってたよね。やっぱり口の中に当たってるだけでも気持よくなっちゃうのかな。舌を浮かせて口の中に当たらないようにしてるのがはっきりと見える。これは下手に話しかけない方がいいよね。
「ッ!! んんっ!!」
荒かったサオリの呼吸音が聞こえなくなった。と言っても息を止めてるわけじゃない。多分、だけど息をした時の空気の流れでも気持ちよくなっちゃうんだ。口での呼吸はせずに鼻だけで息をしているみたい。
『そろそろ4回戦も終わりが見えてきましたかねぇ。次は“乳首が陥没する”をどうぞぉ。』
「はい。」
サオリの態勢が整わない内に読まれた札をあっさりと手に入れる。このカードはサオリが取るのは不味かったと思う。片方の乳首が凄く大きくされてるから、あれが陥没したら肺に刺さっちゃいそう。だからこれは私が取って正解。まぁタケシでもいいんだろうけど、私だって少しでもカード増やしたいしね。
『あらあら。今回はスペシャルカードでしたねぇ。おめでとうございまぁす。』
「え? ウソ……」
慌てて裏返すとそこに書かれていたのは“両方の乳首を同時に刺激されると絶頂の直前まで昂る”の文字。ちょっと待って、陥没ってことは乳首がおっぱいの中に埋まっちゃうんだよね。まさかその感覚を刺激されるってカウントしたりは……
「~~~~~~ッッ!!!1」
うそ、何これ。何もしてないのに。触ってもないのになんでこんなに気持ちよくなっちゃうの!? これがカードの効果? じゃあ乳首を外に出せば……
「んっ……くぅっ!!」
うぅ、ただでさえ大きくされて自分じゃ乳首が見えないくらいなのに。どうやったら陥没した乳首を外に出せるんだろう。周りを乳輪を押し拡げて絞り出すようにすれば……
うぅ、ダメだ。余計に刺激が強くなって気持ちよさが増えるだけ。このままじゃすぐに……
あ、あれ? すぐにイッちゃいそうなくらいに気持ち良かったのに……ううん。今も気持ちいいのが続いているはずなのに、なんで? なんでイけないの?
あ、そうだ。カードには“絶頂の直前まで”って書かれてたんだ。じゃあこれ、このままじゃ絶頂したり出来ないの? 最後の一押しは自分でやらなきゃダメってこと?
そりゃ一人でいたなら自分でお股を掻き毟ってただろうけど……今はサオリもいるし何よりタケシ、男子が目の前に居る。とても自分で自分を慰めたりなんかできない。
こうなったら何としてでも今回の4回戦で勝利してここから脱け出さなくちゃ。