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「あっ……くぅっ!!」
チンコを襲い続ける快感。必死で我慢しようとしてるのに全然耐えられない。
「んんっ……あうぅ。」
またすぐに、イかされてしまう。
「うぅ、うあぁぁぁぁぁぁ……」
イっている。そのハズなのに。
頭の中は気持ちよさでいっぱいになっているのに。
それなのに、チンコが全然気持ちよくなってくれない。
いや、それも少し違う。ずっと気持ちいいのは続いている。
けど、それが発散されてくれない。
ただただ気持よさが蓄積していって昂り続けているのにそれだけだ。
くそう、何だって俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ。
こんなことになったのは一週間くらい前だったか。
『……ますか…………なたの……呼びか……』
ん~、なんだ? なんか聞こえたような気がする。うぅ、もう明るいな。朝か? じゃあ外からの音かな。どうせ今日は日曜だし、もう少し寝ててもいいか。
『聞こえますか? 今あなたの聴覚神経に直接呼びかけています。』
え? 待って? 今度はさっきよりはっきりと聞こえたぞ。なんか耳元で喋られた気がするけど誰もいない、よな? それ以前に、聞こえたのは両方の耳元だったような。どういうことだ? イヤホンでも付けてるならともかくそんなこと有り得るのか? ひょっとして俺はまだ眠ってて夢をみてたりするとか……
『なかなか起きてくれませんねぇ。目は覚めているみたいですけど、無視しているんですかぁ? じゃあちょっとこっちで動かしますねぇ。』
「え? うわっ!?」
なんだ!? 身体が勝手に動いた!?
『はいはい、お布団から出て下さいねぇ。』
布団から脱け出すと、ベッドへと腰かけそのまま身体が動けなくなってしまった。一体どうなってるんだ!?
『順を追って説明しますのでぇ、落ち着いて話を聞いて下さいねぇ。当然ですがぁ、今聞こえているこの声は決して幻聴なんかじゃあありませんよぉ。あぁ。でも貴方にしか聞こえていませんのでぇ、人に相談したりしたら幻聴が聞こえているおかしな人だと思われちゃいますから気を付けて下さいねぇ。』
俺にしか聞こえない? 一体どういうことなんだ!?
『そして気を付けて欲しいのはぁ、貴方からの声はちゃんと口に出して喋ってくれないとこちらには伝らないってことですねぇ。まあ心を読まれたりすることはないのでその点は安心してください?』
安心、出来るのか?
『最後にぃ、身体の自由はお返ししますが騒いだりはしないでくださいねぇ。その場合、説明は打ち切っちゃいますよぉ。説明しないだけでやることはやる予定なのでぇ、何が起こってるのか分からずに大変な思いをするのは貴方ですからねぇ。さ、それじゃあ身体は自由にしますのでそのままで説明を聞いて下さい?』
「え……あ。」
背筋を伸ばして座っていた体勢が崩れる。自由になった、ってことか? ちゃんと自分で意識して座ってなきゃならないのか。
『まずそちらが気になってるのは一体何で身体が勝手に動いたりするのかとかぁ、どうやってこの声が聞こえてるかですよねぇ。ではそれを説明しますねぇ。』
「あ、ああ。」
『と言っても両方とも仕組みは同じでしてぇ、実は貴方の全身Bはナノマシンに侵されているんですねぇ。あ、ナノマシンっていうのはご存知ですかぁ?』
えっと確か……いや、声を出さなきゃ届かないんだっけ。
「凄く小さな機械、だっけ?」
『はい、正解ですよぉ。それがぁ、貴方の身体の中に大量に入り込んでいるんですねぇ。具体的にはぁ、全ての神経に一機ずつ張り付いているって感じですかぁ。』
神経? そう言えば最初に声をかけてきた時も聴覚神経がどうとか言ってたような。
『脳と身体は全て神経で繋がれてますよねぇ。例えば腕を動かそうとするときはぁ、脳から出された腕を動かす命令が電気信号となって神経を伝わり腕に届くわけです。この電気信号をぉ、ナノマシンが途中で遮ってしまったらどうなると思いますかぁ?』
「……腕が、動かない?」
『はい、正解ですねぇ。そしてナノマシンが代わりに命令を出してしまいますとぉ、腕は脳からの命令かナノマシンからの命令かの区別が付けられないので従ってしまうわけですよぉ。ほうら、こんな風に。』
うわっ!? また腕が勝手に動いた。脇を拡げて両こぶしを頭の脇に移動させる。人差し指と中指はピンと立てられている。ウルトラマンの誰だかがオデコからビームを出す時のポーズ? いや、それにしては手は顔の横辺りだし指も幅が開いてるな。
『どうですかぁ? 腕が勝手に動いたでしょう? これはナノマシンからの命令に腕が従っているからなんですねぇ。そしてぇ、貴方の脳が出す命令は全てナノマシンが遮ってしまっているので思ったようには動かせないってわけです。』
「わかった。分かったから手を自由にしてくれよ。」
いくら手を下ろそうとしても全く動いてくれない。普段自由に動かしている身体が思う様に動かせないのは凄く違和感、いや不快感がある。
『まだ説明の途中なですからもうちょっと待ってくださいよぉ。神経が伝達するのは身体を動かす命令だけじゃあないんですよねぇ。運動神経の他に感覚神経と言うものがありましてぇ、これが私の声が聞こえている理由になるんですねぇ。』
感覚神経?
『音が聞こえるというのは耳の中にある鼓膜が振動しましてぇ、それを電気信号として脳に届けているからなんですねぇ。その神経に張り付いたナノマシンが信号を追加することでぇ、“私の声が聞こえている”と脳に認識させることが出来るわけなんですよぉ。ちなみにぃ、こちらも信号を遮ることも出来ますからねぇ。はい、ちょっと実演してみますので何か音を立てて下さい? 声でもいいですよぉ。』
声って……あれ? 今、俺は声を出してるよな? 口はちゃんと動いている。喋っている感覚はあるのに、全然自分の声が聞こえてこない。
音は? いや、手は動かせないんだった。じゃあ足踏みで……うぅ、やっぱり声も聞こえない。
『はいはい、聞こえないからってあまり音を大きくしないでくださいねぇ。ほら、何が起きたのかとご家族が来ちゃいますよぉ。』
あ……
『というわけでぇ、聴覚は返してあげますからねぇ。ほら、これで聞こえるようになったはずですよぉ。』
「え……あ、あー。聞こえる。ちゃんと聞こえてる。」
『はい、そういうことです。今は聴覚神経だったわけですがぁ、これ以外の感覚神経に関しても同じことが出来るんですねぇ。聴覚、視覚、味覚、触覚、嗅覚全てですよぉ。あ、第六感やらセブンセンシズ、エイトセンシズなんてのは関係ありませんから安心してください?』
第六感ってのは聞いたことがある。超能力みたいのだよな。
「セブンとかエイトって?」
『あー。今の若い子には通じませんかねぇ。スピンオフやら続編やらはやっているハズなんですが……まあそれは関係ありませんので無視してくださいねぇ。』
何だか釈然としない。
『そんなことよりもぉ、本題に入りましょうかぁ。』
「本題?」
『はい。何で貴方にナノマシンなんてものを送り込んで身体を支配したかの理由ですねぇ。まあ私が遊びたいと思ったから、と言うのが一番なんですがぁその遊びの内容ですよぉ。じゃあ実際に味わってもらいましょうかぁ。あ、腕の方はもう自由にして貰って構いませんからねぇ。』
ん? あれ?
「あっ、ちょっと!?」
急に襲ってきたのは股間……チンコを撫でられるような感覚だった。いや、撫でられるというか、起き抜けで大きくなっていたチンコを握られてシゴかれている様な。
「止めっ……あれ?」
え、なんだ?
今感じているのは大きくなったチンコをシゴかれているというもの。けど、自分で触ったチンコの状態は感覚とずれている。
チンコを握っている様な手が無いのは当然として、チンコ自体が全く大きくなっていなかった。