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「うぅ……」
いくら綺麗にされたと言われても目の前のおちんちんはお尻の穴を通過してきたことに間違いはない。どうしたって嫌悪感が先立ってしまう。
「あらあら。咥えないんですかぁ? でしたら空間の繋がりを解除してお腹の中の浣腸液が永遠に出せないようにしちゃいましょうかねぇ。」
「ま、待って! 咥える、咥えるからッ!!」
結局私には選択肢なんてないんだ。
四つん這いのまま後ずさり、おちんちんを近づけていく。
「んっ……」
遂にはおちんちんの先端が口へと届く。
「ほらほら、止まらない。吸い付くだけではなくてぇ、ちゃあんと口に含んで下さいねぇ。」
「わ、分かってるってば!」
本当にお尻を綺麗されていたみたいで作り物のおちんちんには味も臭いも無かった。プラスチック程は硬くもなくて、ちょっとだけ弾力がある硬めのゴムみたいな質感だ。
「そうしましたらぁ、おちんちんの先端の膨らんだ部分……亀頭って呼ぶんですけれどぉ、亀頭を全部口に含んで下さいねぇ。そうすることによってロックが解除されるようになってますよぉ。」
「んぐっ。」
アルトリコーダーの先端、白い部分を全部口に咥えたような感じだ。いや、リコーダーは片側が沿ってるけどこれは両側が丸みを帯びてるからもっと存在感はあるかも。
「はい、OKですよぉ。これで準備は出来ましたのでぇ、思い切り吸い出せば中身が出てきますからねぇ。これがこれからのアナタのお食事ですからよぉく覚えておいてくださいねぇ。」
「んんっ……」
吸い込むと同時に口の中いっぱいに甘い味が広がる。こんな時なのに美味しいと感じてしまうのが何だか悔しい。
でも、まずい味の液体を飲まされるよりはマシなのかな。
「随分と美味しそうに飲んでいますけれどぉ、まだ説明は途中ですよぉ? あまりお腹いっぱいにしちゃうと後が困るんですけどねぇ。」
「んんっ!?」
何? まだ何かあるの?
「今やって頂いているのはぁ、あくまで食事の方だけ。お腹の中身はまだ全然減ってないんですよぉ。」
「んぐ!?」
え、待ってよ。何のためにこんなことしてたと思ってるの!!
でも確かにお腹の中はずっと苦しいままだ。ちょっと減っただけだからまだ実感が湧かないだけだと思ったのに本当にhってなかっただなんて。
「と、言いましてもぉ。やること自体は大きく変わらないんですけどねぇ。ほら。お尻の穴のすぐ外に膨らみが出来てるのは感じてますよねぇ?」
「ん……んんっ!」
おちんちんを咥えたままで頷いてしまい、お尻の中を抉られるような感覚に襲われる。
「うふふふふふ。そのまま聞いてくれていいんですよぉ。食事の方はぁ、今みたいに吸い出せば中身が出てくるんですよぉ。ただ浣腸液を出すには絞り出してあげる必要があるんですねぇ。」
絞り出す?
「そんなに難しく考えなくてもいいですよぉ。浣腸液はお尻の外の膨らみ、タマタマに溜まっていますよねぇ。そこを握ってあげればいいです。ただしぃ、そのままではロックがかかってますからただ握っただけでは浣腸液は出て行ってくれないんですねぇ。」
「ん……」
ロックって……
「ロックを解除するのも簡単。食事のためにおちんちんを吸えばその間だけは解除されるって仕組みになっています。要は飲むのと同時にタマタマを握りつぶせばいいんです。アナタは飲んだ食事の量と同じだけの浣腸液を外に出すことが出来るってわけですねぇ。さ、分かったら試してみて下さい。」
「んん……」
スカートの中に手を突っ込む。考えてみたら変身したままでスカートの中に手を入れるのは初めてかも知れない。変身後のスカートにはたっぷりとフリルが詰まっているから捲れても中を見られるような心配もなかったし。
恐る恐る手を入れてみる。
うわ。なんて言うかスカートの中でフリルが絡み合ってるって感じ。見た目はフリルだけど、密度が高すぎて柔らかな塊みたいになってる。一応手を押し込めば沈んでいくから……
「んっ。」
フリル越しではあるけれどおちんちんの付け根にある膨らみに手が届く。中身を吸い出しながらコレを握ればいいってことだったよね?
「んんっ!」
下手な力の入れ方をすると角度が変わってお尻の中が刺激されてしまう。それでも膨らみを握れば潰れて中身が抜けてくれたのが分かった。
アヤシーネの言葉が本当なら、片方の球に入っているのは私が飲んでいる液体。もう片方はお尻の中に溜まっていた液体。お尻の中に入っていた方は私の口の中では無くてどこか別の空間に送られているって話だ。確認する方法は全くないのだけれど、そうだと信じるしかない。
そうじゃなかったとしたら……ううん。そんなのは考えない。とにかく今はお腹の中の苦しさから逃れるのを最優先に考えよう。
「んっ……くっ。んん……」
思ったよりも量が多い。既に結構な量を飲んでいるのにまだお腹の中の浣腸液は終わってくれないみたいだ。こんなことなら無駄に飲んだりせずにちゃんと説明を聞いてから飲み始めればよかった。
「んんっ……んはぁ。」
もう限界。飲みすぎてお腹がぽちゃぽちゃになっちゃってる。まだ浣腸液が残っている感覚はあるけれど、だいぶ量も減ったし便意も結構治まってくれている。これなら一旦中断しても我慢出来そう。
四つん這いのまま前へと進むと目の前に現れていたお尻が靄の中に消えていく。
「あらあらぁ、もうごちそうさまですかぁ?」
「……まあね。」
アヤシーネの近くに浮かんでいる筒の中にはまだ液体が残っている。けどアレはお腹の中に送られる方じゃなくて私が飲むためのものだ。別に残っていても問題はないハズ。
「う~ん。もうちょっとおかわりして貰ってもいいんですよぉ。」
「え……」
折角マシになっていた便意が再び増してくる。
「ちょっと……うそでしょ?」
「いえいえ、ウソじゃあありませんよぉ。さ、苦しかったらもっと食事を続けて下さいねぇ。」
便意の苦しさか、飲みすぎの苦しさか。どっちをマシかと考えれば飲みすぎの方がまだマシ……
「あれ?」
さっきと同じように四つん這いになって空間の境目にお尻を挿しこんだはずだった。それなのに私のお尻は遥か前方、数m先に現れている。これじゃ咥えることなtね出来ないじゃない。
「なんで……」
そのまま後ずさってもお尻が近づいてくることはなく、半径2mで区切られていると言われた空間の反対側に移動してしまった。
「はい。というわけでぇ、初回だけはサービスで簡単にお食事できるようにしてあげましたがこれからは簡単に食事にはありつけないようにしてあるんですねぇ。」
「ど、どういうこと?」
「そんな難しいことじゃありませんよぉ。お尻を空間の境目に挿しこんだ時に目の前に現れるのはごくごく狭い範囲でぇ、しかも毎回変わるってことですからねぇ。ちなみにぃ、頭から差し込んだ場合は絶対に目の前にお尻が現れることはありませんから必ずお尻を境目に入れて下さいねぇ。」
つまり、お腹の浣腸液を出すためには何度も場所を変えながら空間の境目にお尻を入れなきゃならないってこと? 周りの人たちが見ているのに……
「あ、ちなみに境目にお尻を入れっぱなしにはしないでくださいねぇ。一定時間以上そのままでいたら今までよりも強烈な浣腸液が際限なく送り込まれていきますからねぇ。」
「そんな……」
今だってきついのにもっと強烈な刺激があるってことなの?
「さぁて、それでは説明は一通り終わりましたからねぇ。最後に、これからの食事について教えておいてあげましょうかぁ。」
「これからの?」
どういうこと? 宙に浮かんでいる筒へと目を向けと、さっきまで白い液体が残っていたはずなのにすっかり空になっていた。って待って。あれって、中身がないと浣腸液を出すことも出来ないんじゃないの?
「というわけでぇ、はい。」
「……え?」
宙に浮かんでいた筒が、消えた?
「ほぉら、よく見て下さい。筒はそちらに。」
「あ……」
いつの間にか筒はギャラリーが大勢いる歩道へと移動していた。
「と、いうわけでぇ。これから先のアナタの食事は皆さまに用意して頂こうと思いまして。ほら、これまで皆さんを助けてきたスプリングブルーですからねぇ。きっと協力して美味しい食事を用意してくれると思うんですよぉ。」
よく見てみれば筒の側面には穴が開いていて中身を注ぎ足せるようになっているみたいだった。
「というわけでギャラリーの皆さま。これからスプリングブルーちゃんの食事は皆さまでご用意してあげて下さいねぇ。
ほら、アナタも自分でお願いしなくちゃダメですよぉ。」
「え、でも……」
食事をお願いする? こっちを見ている人たちに? でもそうしなくちゃ、浣腸液も出せないんだよね?
「さて、それでは説明を終わりましたし私はこれで失礼しますねぇ。ではでは」
「あっ……」
アヤシーネが消えちゃった……
待って。本当に私、ここで置き去りにされたの? これからお尻に浣腸液を注がれて? 周りの皆が注いでくれた食事を作り物のおちんちんから飲みながら? おしっこを出すために尿道を通る紐を引っ張り出し続けて?
「そんな、うそ……でしょ?」