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「こんにちはぁ。少しよろしいでしょうかぁ。」
「え、いや……」
ドア、鍵かかってたはずだよな?
チャイムが鳴ったから確認のために玄関に来たら、何でか既に女の人が入り込んでいた。ひょっとしてお母さんが出かける時に鍵を閉め忘れて行った? いやでも、普通鍵が開いてるからって勝手に人の家に入ってくるか? まさか泥棒? でも泥棒だったらわざわざチャイムを鳴らしたり挨拶したりなんてしないよな?
「どうかしましたかぁ?」
「あ、いえ。人が居ると思わなかったから……」
しっかりとスーツを着込んだ奇麗な女の人。泥棒って雰囲気じゃあないよな。
「ワタクシぃ、訪問販売を生業としております綾重と申します。」
「訪問販売ですか? 今、親がいないんでまた今度来てもらってもいいですか。」
「いえいえぇ。貴方、須藤タクミさんですよねぇ。」
え、何で俺の名前を知ってるんだ?
「聞いてた通りに小柄でぇ、まるで女の子の様に可愛らしいお顔ですけど男の子なんですよねぇ?」
「……男だよ、誰だ、そんなこと言ったの。」
昔っからことあるごとに女子と間違えられて嫌になってるってのに、こんな無神経なことを伝えたの誰だよ。
「では須藤タクミさんで間違いありませんね。実はとあるお宅を訪問した際にですねぇ、貴方宛てにとプレゼントを購入された方が居るんですよぉ。そのお届けにあがったんですねぇ。」
プレゼント?
「それって、誰から?」
知り合いから? そいつが俺のことを女みたいだって伝えたってことだよな。でも何でこのタイミングにプレゼント? 誕生日は関係ないし、別に祝われるような行事も無かったよな。
「申し訳ありませんがぁ、それは明かせない約束なんですよぉ。それでは早速ですけれど受け取って頂けますかぁ。」
「え……」
綾重さんと名乗った女性が手にしているのは半透明のピンク色をした女の人の身体……の、首から下だ。当然だけど本物の身体なんてことは有り得ない。そもそも胴体に手足が付いているから人間なんだろうって判断しただけで、体型があまりに非現実的すぎる。
胸には巨大な西瓜のような丸い塊が張り付いている。巨乳で売ってるグラビアアイドルだってこんなに大きな胸をした人は見たことがない。胸だけじゃなくてお尻も同じくらいに大きくて、不自然なほど真後ろに突き出している。
かと言ってボンキュッボンってわけじゃなくてお腹も妙に太い。いや、太いというとちょっと違うか。横や後ろだけを見るなら細いと思えるかもしれないけど正面だけが突き出してる。ウエストが細い人が妊娠をしてお腹が出始めたところ、って考えたらしっくりくるのかな。
全体的に見てディフォルメされた漫画の登場人物みたいだ。
それにしてもこれ、一体どこから出したんだ? 確かに巨大なトランクを持ってきてるみたいだけど、別に開いたりしてなかったよな? 気付いたら手に持ってたはずだ。とても隠しておけるようなサイズじゃないぞ?
「受け取ってと言いましたけど、一体コレって何なんですか?」
「はい。簡単に言ってしまいますとぉ、体型補正用のスーツですねぇ。」
「は?」
体型補正? 確かによく見れば人型の中はくり抜かれていて空洞になっているみたいだ。つまりこれを着ることでこのスーツって言われたものの体型になるためのモノってことなのか。でも見たところ首のところにしか穴がない。とても人が着れるようなものだとは思えない。いやそもそも体型の補正? こんな体型に?
「そんなの貰ったって使いませんよ。要らないから持って帰って下さい。」
「そうは言いましてもねぇ。こちらとしてももうお代は頂いちゃってるんですよぉ。要らないと言われてはいそうですかってわけにはいかないんですぅ。」
仮に置いて行かれたってそのまま捨てるだけだ。けどコレ、一体何のゴミの日に出せばいいんだ?
「と言うわけでぇ、早速ですけれど着て頂きましょうねぇ。」
「いや、要らないって言ってるじゃないですか。置いて行かれたってそんなの着ませんよ。」
「あらあら、何を言ってるんですかぁ? もう着て貰ってるじゃないですかぁ。」
はぁ? 着ている? 何を言って……
「え……」
なん、だ? え? いつ着せられたんだ? いつの間にか綾重さんの手元からスーツが消えて、俺の身体を包み込んでいた。催眠術? 超スピード? いや、そんなことなんて有り得ないよな。
素肌に直接スーツを着せられていて、これまで着ていた服はどこかに消えてしまっている。それで半透明のスーツに身を包まれているってことは……
「あ、ちょっと待って!?」
スーツ越しに俺の裸が見えてしまっているってことじゃないか。
「見ないで!?」
慌てて股間へと手を伸ばし、アソコを見られないようと手で覆う。
「え……」
スーツの股間部分は思った以上に厚みがあった。お陰で手の平と身体の間には結構な隙間が出来てしまっている。正面から見るならならともかく、角度が付けば半透明なスーツ越しにアソコが見えてしまう。
「んんっ!?」
問題は見えてしまうことだけじゃなかった。このスーツってのは思ったよりもしっかりとした材質で出来ているみたいだ。チンコはスーツの中に掘られた型の中に押し込まれているみたいに、圧迫されて押し潰されてしまっている。本来の大きさよりも小さくされていてまるで小学校低学年のチンコみたいだ。
、そのくせ真っすぐ斜め上を向いてしまっていて、まるで興奮して勃起しまっているかのようにも見える。つまり、勃起しているにも拘らず数cmしかない情けないチンコの様にされてしまったってことだ。下を向けようにも直接触ることも出来ないから角度を変えることも出来やしない。
「うふふふふ。どうですかぁ? なかなか素敵な身体になりましたよねぇ。バストは軽く100cmを超えていてぇ、お尻もそれに負けず劣らずの大ボリュームですよぉ。お腹はちょっと出てしまっていますけれどぉ、サイズだけで考えればなかなかいいスタイルじゃないですかねぇ。」
「くっ。こんなの……」
着せられたのなら脱げるはずだ。首元に手を突っ込めば広げられるのか? くっ。ダメだ。指の入る隙間すらない。だったら背中が開いたりする? いや、チャックも何も存在しない。
「ほらほら、ちゃんと説明を聞いて下さい? そのスーツの機能はぁ、はただ単に体型を補正するだけではないんですよぉ。」
「え……」
チンコだけじゃなくて胸とか尻にも何かあるのか?
「あらあら、気付いていませんかぁ? ほら。お尻の穴に違和感はありません?」
「え……んぎっ!? なんだ、これ!!」
お尻の穴が何だかおかしい。
この感覚、お尻の穴が拡げられているのか?
まるで太いうんちをしている最中で無理やり堰き止められたみたいな違和感がある。
「気付いていなかったんですねぇ。スーツの内側、お尻の穴の部分に棒……ディルドゥって呼びましょうかぁ。ディルドゥが生えていたんですよぉ。スーツを着て貰うことでディルドゥがお尻の中に入り込んでいるってことなんですねぇ。」
「なんでこんな……」
違和感はお尻の穴だけじゃない。お尻の肉自体が左右に広げられている様な感覚もある。
「ふふ、そっちも気付きましたぁ? スーツの内側、お尻の部分は左右に分かれて尻タブを収める空間が作ってあるんですねぇ。なのでぇ、常にお尻の穴が見えるようになっているんですよぉ。あぁ、半透明なディルドゥでお尻の穴は広げられているんでしたっけぇ。つまりお尻の穴どころなお尻の中までが丸見えになっている言った方が正確でしょうかぁ。」
「うぅ。」
お尻を閉じようにもチンコと同じでスーツの中で閉じ込められていて手も足も出ない。