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「そうしたらですねぇ、次はおしっこをしちゃってもらえますかぁ?」
「は?」
おしっこって……
「こんな所で出来るわけないじゃないですか。」
玄関をおしっこで汚すことになりかねない。いや、でも身体は全部スーツに覆われてるから漏れないのか?
「そこは大丈夫ですよぉ。と言っても抵抗があるかも知れませんからこちらで誘導しましょうかねぇ。はい、しーしーしーしー……」
「何を言って……え、あれ?」
小さな子供におしっこを促すような言葉。それを聞いた途端、勝手に力が抜けておしっこが溢れ出してしまった。
「うふふふふ。別に『しーしー』と言われたらおしっこが漏れ出すようになってるってわけじゃあないから安心してください? あくまで今だけですからねぇ。ほらほらぁ、膀胱が空っぽになるまで出しちゃいましょうかぁ。しーしーしーしー……」
チンコの中を通っておしっこが流れ出す感覚はある。けれど、流れ出したおしっこはどこに行っているんだ? チンコがスーツに覆われているならその内側に溜まりそうなものだけれどそんな感覚はまるでない。
「え、コレって……」
視線を下に落とすと半透明なスーツに穴が開いているのか、おしっこが流れているのがはっきりと見えた。チンコの先から流れ出た後は、お臍の辺りで2股に枝分かれして身体の背後に向かっていく。
どこに向かっているのかは分からないけれど、床が零れてないってことはどこかに溜められているのか?
「分かりませんかねぇ。空気の取り入れ口はどこにあるって言いましたっけ?」
「それはお臍って……」
「はい、そうですよぉ。取り込まれた空気はスーツの中を通過してお尻の中に送り込まれているわけですよねぇ。」
それはそうなんだろうけど、今はおしっこの話じゃなかったのか?
「う~ん、わかりませんかぁ? 空気をお尻の中に送り込む通路はおしっこの通り道と共有なんですよぉ。」
「え……は!?」
待って。じゃあこのおしっこの流れていってる先って……
「ようやくわかったみたいですねぇ。そうですよぉ、まあ正確には共通と言うか途中で合流しているわけなんですけどねぇ。おしっこはアナタのお尻の中に入り込んでいるんです。つまりぃ、そのスーツを着ている限りおしっこは一旦お尻の中に送り込まれてウンチを一緒に出すことになるんですねぇ。」
既に空気が送り込まれていたからなのか、便意が増してくるってことはなかった。けどお尻の中におしっこが流れ込んだなんて言われていい気分で言われるわけがない。
「それでは改めてお尻の中身を出す方法を教えてあげましょうかねぇ。お手洗いに案内してもらえますかぁ? もしここで出すならそれでも構いませんけどねぇ。」
「いや、出し方さえ教えて貰えれば案内なんてしなくても……」
構わないなんてわけがない。けど、今更かも知れないけど彼女を家に上げるというのは何となく抵抗があった。
「ですからコツがあるって言いましたよねぇ。ちゃんと伝わらなくて何度も聞きに戻ってこられるのは面倒で嫌なんですよぉ。もしここで待てなんて言うなら帰っちゃいますよぉ? 一度で出せればいいけれどダメだったらもう説明も聞けなくなっちゃいますねぇ。」
「うぅ……こっち、です。」
「はい、それではお邪魔しますねぇ。」
綾重さんが靴を脱いでついてくる。遂に家の中にまで招き入れてしまった。
「で、どうやればいいんですか?」
トイレの扉の前で綾重さんに尋ねる。そんな言葉を聞いてないかのように勝手にトイレの扉を開けられてしまった。
「ちょっと確認させてくださいねぇ。あぁ、おトイレは洋式ですかぁ。」
何だか残念そうな声だ。洋式トイレがまずいのか?
「まさか、和式じゃないと出せないんですか?」
「そんなことはありませんけれどぉ、ちょっと大変にはなっちゃいますねぇ。と言うわけでぇ、便座の上に乗って和式便器の時の様な体勢をとって下さい? あぁ、向く方向はどっちでもいいですよぉ。ウンチはちゃんとお尻の穴の辺りから出ますからぁ、便器を外さない様に位置を調整して下さいねぇ。」
便座の上に乗るって……公衆トイレの使い方注意で禁止されてるイラストを見たことならある。アレを見た時はまさかそんな使い方をするやつなんて居ないと思ったけど、やらなきゃならないのか?
「どうしたんですかぁ? 出せなくていいんですか?」
「うぅ……」
やるしかない。けどどっちを向けばいいのか。と、考えたけどほぼほぼ奥を向く一択だった。
手前を向こうとすると巨大すぎるお尻に押し出されて便座をほとんど足場に使えない。奥を向くのも胸が邪魔になるけど、こっちなら無理やり持ち上げてタンクの上に残せればバランスはとれる。
「準備は出来ましたかぁ? そうしましたらぁ、両手でお尻を思い切り広げて下さいねぇ。と言っても分かりづらいかも知れませんので最初はこっちでやってあげましょうかねぇ。」
「あっ……」
思い切りお尻が拡げられ、痛みが走る。そもそもの話、スーツの中ではお尻が拡げられたままで固定されていたのにそれを更に広げられた形だ。どう考えても限界を超えてしまっている。
多分、自分でお尻を拡げろと言われてもここまで大きくは拡げなかったと思うからやって貰えたのは正解だったのかも知れない。ただ正解かどうかと辛いかどうかは別問題で……
「え……」
足元、よりもっと下から水音が響く。便器の中に溜まった水に何かが落ちた音。
何か、と言われれば一つしかない。そもそもその目的でトイレへとやってきたんだ。お腹の中に溜まっていたモノが便器へと落ちたことで鳴った音。
けどおかしくないか? 出て行ったって感覚は全くなかった。感じているのはお尻を拡げられているって痛みだけだ。
「あらあら、ウンチを出している感覚が無いのが不思議ですかぁ? でも何の不思議もありませんよぉ。何しろこうしてお尻を拡げることでお尻の穴に入った2本のディルドゥにチューブの様な穴が開いただけですからねぇ。ウンチは全てチューブの中を通過しましてぇ、直接あなたのお尻を刺激することはありませんから出している実感は得られないんですよぉ。」
そう、なのか?
って待って。お尻を後ろに突き出して、それを綾重さんが拡げてるってことは、彼女には俺が出しているところを完全に見られてしまっているってことじゃないか。
凄く恥ずかしいけれど、今回も綾重さんの手を払うことが出来ない。ただ終わるのを待つことしかできない。
「それとぉ、気付いてますかぁ?」
「気付く、って?」
「ウンチを出していますけれどぉ、臭いは全然してないじゃないですかぁ。」
あれ? 言われてみれば……
「これはですねぇ、スーツの材質に殺菌消臭の性能が付いているからなんですねぇ。ですからお腹の中は勿論、スーツに包まれた身体の方も臭いがしたりはしないんですよぉ。まあ外に出ている顔や頭はちゃんと洗わなくちゃなりませんけどねぇ。」
説明を受けている間にもお腹の中身は流れ続けていく。
「さ、お腹は空っぽになりましたねぇ。手を離せばディルドゥ内の穴は完全に密着しますからぁ、後は軽く拭いてあげればOKですよぉ。」
綾重さんの手が離される。
「え、でも……まだ出し切った感じは……」
「そりゃあそうですよぉ。お尻の穴に詰まったディルドゥはそのままですからねぇ。つまりぃ、お腹が空っぽになっても今くらいの便意は常に残り続けるってことですねぇ。」
太いウンチを出している最中のような感覚が残ったまま。これが、ずっと?
「次からは自分で挑戦してくださいねぇ。あ、でも一つだけ気を付けて欲しいのはぁ、お尻を拡げる時はしっかりと大きく広げて下さいねぇ。中途半端ですとぉ、チューブの穴も開き切らなくって笛の様に音が鳴っちゃうんですよぉ。」
「音って?」
「音は音です。結構大きな音が響きますからねぇ。1人なら気にすることがないかも知れませんけれどぉ、お外で公衆トイレを使った時なんかはここに居るぞって周りにアピールすることになっちゃいますよぉ。まあ空気が送り込まれてなければ大丈夫ですけれどねぇ。」
お尻を全く潰さずに生活出来れば可能かもしれないけど、とてもできる気はしない。