大きな黒いフレームの眼鏡とカチューシャそれが彼女、委員長子のトレードマークだ
大企業の社長令嬢の彼女は将来女社長として会社を継ぐ
それには周囲に気を配れる人間になろうとクラスでも委員長を引き受け
そして学友のまとめ役として皆から信頼される存在になった
バス旅行の今日も見落としなくクラスのみんなを導けるよう
お気に入りの眼鏡をかけ何事もなく旅行が終わるよう張り切って今日に臨んでいた
それが今、目の前で巨大な人型の化け物にクラスメイトが次々と捕まえられ
持ち上げられた先で耳を覆いたくなるような悲鳴を上げている
自分を突き飛ばし身代わりとなったスレンダー子も捕まったのち
巨人に囲まれ、その中から物静かな彼女のものとは思えない絶叫をあげている
「あ、ああ、ああああ・・」
森の中に突き飛ばされ倒れ込んだ委員長子は立ち上がれずにいた
頭の中で次に取るべき行動が決められない
あんなに滅茶苦茶にされては学友達は助からないだろう
そもそもここがどこかさえ分からない
電話も圏外だから助けを呼ぶことすらできない
「どうしよう、どうしよう」
しかしこれ以上迷うわけにはいかない
「・・ごめんなさい・・!私にはまだやることがある!」
まだ生き残ってる学友は居る
散りぢりに逃げたみんなをまとめて助けが来るまで何としても耐える
指導者として被害を最小限に抑えることを優先する選択を彼女は決めた
そして立ち上がろうと両手を地面につく
震える足に力をこめる
視線が地面から上がっていく
しかし、地面はさらに遠のく
委員長子の身長を超え、木の中へ入って行く
「?????えっ!?ええ!?」
ガサガサと木の葉の中を上に登っていく
何もかもが非現実的で視野を広く持てない委員長子は
四つん這いの状態のまま森を見渡せるほど宙に浮いたところでやっと理解する
巨人の巨大な腕に自分も掴みあげられていた
「やだ!そんな!だめ!みんなのところに行かなきゃいけないの!!」
「放してください!こんなの間違っています!!」
四つん這いの体勢のまま背中から捕まれ持ち上げられている
交渉できる相手ではないが可能性があるかもしれない
交渉術において相手を否定せず落ち着かせることがまずは優先だ
足と腕を広げた状態で一掴みにされ
もし地面に人がいたなら下着は丸見えの体勢だが
取り乱し、パニックになると他の捕まった学友と同じ結果になると思った
「私たちは人間でも子を産める性別ですが、まだ未熟です!」
「皆さんが私の友達にしている行為は無駄になるのではないでしょうか!」
「ここはお互い一度落ち着いて話し合うことが大切だと思います!?」
大丈夫だ、落ち着いて話せてる、とにかく語り掛け続けるんだ
委員長子は下着をはぎ取られ足を上にあげた状態で掴み直されながらも
掴まった状態から生還する方法を見つけることができれば
他のみんなも救出できるかもしれないと思った
ふと身体の下から非常に熱い熱を感じる
交渉に夢中で自分の態勢と身体の下にある熱いものに気が付いていなかった
一瞬だけ視線を前に戻してみる
巨人の腕か足のようなものが股の下にある
だが、巨人の両足は左右にあり、自分を掴み上げている腕とは別に下着をはぎ取った腕もあった
びくびくと脈打ち強烈な熱を発しているそれは巨人のペニスだ
人間の物とは違う形だったため理解が追い付かないでいた
「これ、こんなのが!?巨人の男性器なの!?」
この巨人のペニスは一際大きかったので腕と見間違えるのも仕方がなかった
「ままま、待ってください!もう少し話しましょう!」
振り向いて見上げた巨人は満面の笑みを浮かべていた
その視線は自分の視線と交差していない、身体の方だけを見つめている
巨大なペニスの先端に近づけられる委員長子
こんなもので犯されたら・・!
いやまだ、まだ何かあるはず・・!
私の身体から興味をそらすには・・!
もし入れられたら身体が裂けて・・!
交渉を・・・・・
だめ・・何も思い浮かばない・・
「あっ・・あがが・・」
「いやああああああああやめてえええええええーーーーーーーーーーーっ!!!」
巨人は委員長子の悲鳴とも似た懇願を待っていたとばかりに
一気に腰を突き出すと共に腕も腰に叩きつけるように振り下ろした