突然ですが、他者と仲良くなるということは大変なことだな、と思った次第です。
仲が良い、というのはどういう定義であるかは人それぞれですし、極めて明文化しにくい不透明な概念だと今は思います。
しかしそれでいて、物心ついたときには必要だと感じ、欲していき、そして経験を積むことでなんとなく、それとなくこういうものなのだ、と誰もが学習している。とても不思議なものですよね。
私はこの活動を通して比較的他者と仲良くなりたい、という気持ちを胸に抱きつつも作品によって自分の中のアイデアを発信し続けてきました。
ですが、長年描き続けあれこれ手を変え品を変え策を講じるも中々実らぬ日々…狙った通りの効果を引き出すというのは当然難しいものです。相手も私も人間、不確定な要素なので仕方ありません。
ですが最近、ふと忘れてしまっていた他者と仲良くなるということについて、学びを得たのでそれらについて話そうかと思い、この喫煙室のネタにしてみます。
~人と仲良くなるために重要なこととは~
そもそも、何も無い状態から人と仲を深めようということは無理な話です。まずは知り合うところから。
その点で重要なこととは簡単で、「挨拶をする」これに尽きます。挨拶は大切。そしてこれにはもう一つ大切な点が含まれており、積極的に挨拶を行おうとすることで、会う頻度を増加させていることにも繋がります。当然接する頻度が高くなるほど仲良くなるには有利ですね。基本中の基本になります。これでお相手には自分という存在が印象付けられていくでしょう。
次に重要なことですが、「好きなことや趣味を共有できる」です。一見これは簡単なように見えますが、実は大きな落とし穴が存在します。
それは、「自身の人生のメインになっている活動以外で」という重要な部分が抜けているのです。
実は、メインの活動が同じでも残念ながら簡単にお近づきにはなれません。人生の重きを担っているものに関しては、それぞれが持つ価値観がより強固なものになっているため、なかなか噛み合うことは難しいでしょう。例えば、医者をやっている人がわざわざ医者であるという共通点だけで友達を探そうとしますか?という話ですね。そこで、緩く噛み合うのがサブコンテンツ的な趣味なのです。
私も最近まで気付かなかったのですが、私が絵を描いているからと言って、絵を描いている人とは仲良くなれるとは限らないものなのです。確かに私の友人には絵を描いていない、もしくは全くの別ジャンルで活動していることが多々あるのです。よく「絵を描いている人は描いている人とばかり仲良くなってずるい!」という話を聞くのですが、その実態は当人たちから見ると、そうでもないと感じているものなのかもしれませんね。
だからといって、では絵を描いている人は同業者と仲良くなれないかというと、もちろんそういうわけではありません。お互いがリスペクトし合い友達になっている例もあります。どうしてそのようなことが起こるのかと言うと、それが最後の方法に関わります。
最後に重要なことは、「自分の持っている圧倒的なスキルで殴る」です。まるでゲームのような話ですが、大抵はこれで解決します。誰だって自分が持っていないものを持っている場合、その力にあやかりたくなるもの。相手が絵を描く人であり、その道のプロだった場合、自分がその方から絵のプレゼントをもらった際にどう思うでしょうか。流石に全く面識がなかったとしても嬉しい気持ちは大いに起こるでしょう。こういうことです。何も好意が生じていないときでも、同じく受け取れるものならば、一般的な価値が高いほうが好意を持ちやすいのは当然ですよね。
なんだか魅力という名前の利用価値のような、打算的な話になってきましたが、簡単に言えば、何度も関わり、挨拶を繰り返し自らの印象相手に与え、同じ娯楽を共に分かち合い、自分の持っている他者より優れた技能を提供する。これで友達は増えることでしょう。
ここで私は気付いたわけです。それほど人に関わらず、突然のように過程を飛ばし好意を伝え、絵以外の趣味も何ら持たず、そして圧倒的なスキルを持っていない私にとって、自ら動いて友人を増やすことはとてつもなく高い壁であったのだと。今までやってきたことは間違いだったかもしれない…
あくまでこの話は最近の私が学習した一側面でしかないので、偉そうに語れるものでもないのですが、冷静に省みると、至極当たり前の所作だなと感じています。いや、こんなに悩むようなことでもないはずなんですがね。子供でもできる、気付く話です。しかし、間違いを続けていた私にとって真の意味で他者と友だちになるということは、厳しい道のりなのかもしれません…更に言えば、私達はもう大人になり、絵でも、性癖でも、個人の強い思想がある状態故に更に大変になっているはずですから…
そんなこんなで、私はそんなちょっとした理想を諦めたことで、悩みが吹っ切れて心穏やかになれました、という話でした。
え?今の流れって新しく頑張ろうじゃないの?道中から不安な文体だったからすごく病んだ話になるのか…とか思わせてすみません。特に現在辛いということではなく、むしろ逆で晴れ晴れとしています。ご安心ください。
気持ちを新たに、次に向かって邁進します。
ところでですが、今人生で初めてのアニメーション制作の個人依頼を受けております。これが辛いのなんの…絵を動かすというのは中々に大変な作業です。クリップスタジオの力が無ければ成し遂げられない…恐らく…
この依頼で得たスキルをどこかで活躍させられるといいですよね。
常に実験である。