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「……君が、死霊術士だな」
新しい指揮官として現れた若い男は、白髪に赤目という噂通りの私の容貌を見て言った。
「ええ。お初にお目にかかりますアルフォンス様。共に戦えてとても光栄ですわ。私はクラリス。この力を用いて、貴方様と聖教国の為に誠心誠意の働きをお見せします」
「そうか、だが先に言っておく事がある」
男は無表情を崩さずに私に宣告を下す。
「君の力は必要ない。生も死も冒涜する忌まわしき死霊術など」
「…………え?」
にわかにはその言葉が信じられなかった。その男は私の無二の価値を不要と断じたのだ。
◆本編:【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18065640】
※ 挿絵5枚が本編ページにあります!
一風変わったようで王道となる男女関係と、おぼろげにあった私的ファンタジー観を詰め込みました。
全体に渡って暗く重い話となりますが、ハッピーエンドタグを信じて是非最後まで読んで頂けると嬉しいです!
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その者の存在価値を奪うことに、善意などあるだろうか。
クラリスは、希少な死霊術の才能をもって裏通りの孤児から天才と名高い魔道士へと成り上がった。
しかし、新しく着任した指揮官であるアルフォンスに死霊術の行使を禁じられ、雑用役へと降格されてしまう。
暗夜の隧道を歩むような彼女の人生に、夜明けは訪れるだろうか?
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