カフェ座り潰しシチュ
その日、一人の愚かな小人が致命的なミスを犯した。
マンハッタンカフェの寮室に忍び込んだものの、彼女が予想よりも早く帰ってきてしまったのだ。
パニックになった小人は、咄嗟に部屋の中央にあるデスクチェアの座面によじ登り、クッションの隅に身を潜めた。ここなら、座る直前まで気づかれないと思ったのだ。
ガチャリ、とドアが開く。
少しのコーヒーの香りと共に、マンハッタンカフェが入ってきた。
「……ふぅ。今日は、少し走りすぎましたね……」
彼女は重い足取りでデスクへと近づいてくる。
小人は息を殺して、彼女が通り過ぎるのを待った。
しかし、彼女は椅子の前でぴたりと足を止めた。そして、ゆっくりと視線を落とした。
「……?」
漆黒の瞳が、座面の隅で震える小人を正確に捉えていた。
見つかった。
逃げ出そうとした瞬間、巨大な手が伸びてきて、彼の退路を塞ぐように座面をドンと叩いた。
「逃げないでください。……せっかく、私の椅子でくつろいでいたのでしょう?」
カフェの顔には、今まで見たこともないような嗜虐的な笑みが浮かんでいた。
彼女は小人を捕まえるでもなく、追い払うでもなく、ただその場でクルリと身体を反転させた。
視界が一瞬で暗転した。
小人の目の前に現れたのは、黒いスカートに包まれた、マンハッタンカフェの巨大な尻だった。
ウマ娘特有の強靭な下半身。その中でも一際大きく、柔らかく、そして重厚な肉の塊が、頭上に覆いかぶさるように立ちはだかっていた。
「……特等席ですね。私のお尻を、一番近くで見られるんですから」
カフェがスカートの裾を少し持ち上げると、黒いタイツに包まれた豊満な曲線が露わになった。
それはもう、小人を押し潰すために存在する巨大なハンマーのようだった。
彼女はわざとゆっくりと、腰を振りながら言葉を紡ぐ。
「想像できますか? 今からこれが、貴方の上に落ちてくるんですよ」
「ひっ、や、やめて……!」
「いいえ、やめません。……だって、貴方は椅子の上に居たんですから。今疲れてるのに…貴方のために我慢するほど、私は優しくありませんから。」
カフェは冷酷に宣告すると、ゆっくりと、本当にゆっくりと膝を曲げ始めた。
巨大な黒い天井が、じわりじわりと降下してくる。
逃げ場はない。四方は彼女の太ももとスカートで塞がれ、上からは推定不能な質量の暴力が迫る。
ムワッ……とした熱気と、甘く濃厚な香りが鼻をつく。
彼女の体温、汗の匂い、そして圧倒的な存在感。
「見えますか? 貴方がこれから潰される場所ですよ。……この柔らかいお肉の下で、貴方の骨が砕けて、内臓が飛び出して……ペラペラのシミになるんです」
彼女はわざと、あと数センチのところで動きを止めた。
タイツ越しでもわかる、むっちりと詰まった肉の弾力。それが小人の顔の目の前にあり、灼熱のような熱を放っている。
「怖がらないで。……貴方の身体なんて、私の重みの前では存在しないも同然です。一瞬で終わらせてあげますから」
「ごめんなさい、許して、ああっ!」
「ふふ、いい声。……でも、命乞いはもう聞き飽きました」
カフェの瞳が怪しく光る。
「さようなら。……私の可愛い、肉座布団さん」
次の瞬間、彼女は脱力し、重力に任せてその巨体を落下させた。
ドスンッ――!!
「ッ――!!??」
世界が崩落したような衝撃。
脊椎が軋み、内臓が口から飛び出しそうなほどの圧力が全身を襲う。
座面のクッションと、カフェの巨大な尻肉の間に挟まれ、小人の身体は一瞬で限界まで圧縮された。
「……んっ。ふふ、やはり。……小人なんて、簡単に潰れてしまうんですね」
頭上から、くぐもった声が響く。
カフェは座ったまま、グリグリと腰を回した。
巨大な臀部が臼のように回転し、小人の身体を容赦なくすり潰していく。
骨がミシミシと悲鳴を上げ、呼吸など出来るはずもない。
「苦しいですか? 痛いですか? ……でも、声が出ませんよね。私の重みで、肺が潰れているから」
彼女は楽しんでいる。小人が尻の下で藻掻き、苦しむ振動を、その臀部で味わっているのだ。
「まだ生きていますね。……しぶとい。もっと、わからせてあげないと」
カフェは一度、少しだけ腰を浮かせた。
新鮮な空気が入り込み、奇跡的に圧力が緩む。
助かったのか? と思ったのも束の間。
「……エイッ」
ドォォォンッ!!!
彼女は勢いをつけて、再び座面に――小人の上に、尻餅をつくように落下した。
さっきとは比較にならない衝撃。
肋骨が砕ける音が、彼自身の身体の中で響いた。
「ガ……ァ…ッ……!!」
「ふふっ、いい感触。貴方の身体が壊れる音、お尻まで響きましたよ。……もう一回」
ドスンッ!!
ドスンッ!!
ドスンッ!!
まるでトランポリンで遊ぶかのように、カフェは、座面の上で何度も何度も弾んだ。
そのたびに、小人の身体は潰れたトマトのようにひしゃげ、座面にめり込んでいく。
「潰れろ、潰れろ、潰れろ……」
呪詛のような言葉と共に、容赦のないヒップドロップが繰り返される。
小人の意識はとっくに飛び、ただの肉塊となっても、彼女の蹂躙は止まらない。
柔らかくも重い肉の弾力が、小人の形を完全に奪い去っていく。
「まだ形が残っていますね。……邪魔です。もっと平らになって、椅子の役割を果たしてください」
彼女はさらに激しく、容赦なく腰を打ち付けた。
グシャ、ベチャ、という湿った音が響く。それはもう、生物の音ではなかった。
「……ふぅ」
数十回にも及ぶプレス加工の末、ようやくカフェの動きが止まった。
彼女は完全に脱力し、全体重を椅子に――その間にある薄いシミのようなものに預けた。
「……静かになりましたね」
お尻の下からは、もう何の反応もない。
骨も、内臓も、呼吸も、すべてが彼女の巨大な臀部の下で一つになり、座面の繊維と一体化してしまった。
「座り心地が良くなりました。……変に椅子に登ったりしなければ、もしかしたら生きれたかもしれないのに…。可哀想ですね…♡」
カフェは満足げに微笑むと、そのまま読書を始めた。
彼女が動くたびに、ペラペラになった小人の残骸はさらに踏み固められ、永遠に彼女の尻の下という暗黒の世界に封じ込められたのだった。