静寂に包まれた放課後の生徒会室。トレセン学園の生徒会長であり、『皇帝』の異名を持つシンボリルドルフは、執務机に置かれたティーカップを静かに持ち上げ、そして、そのまま微かに眉をひそめた。
「……解せないな」
ポツリとこぼれた呟きは、誰に向けたものでもない。
彼女の視線の先にあるのは、ソファでぐったりと眠りこけている自身の専属トレーナーの姿だった。彼との信頼関係は確固たるものだと自負している。二人三脚で数々の栄光を勝ち取り、誰よりも深い絆で結ばれている。……はずなのだが。
「最近の君は、少しばかり視線が散漫だ。他のウマ娘のトレーニングメニューの考案や、生徒会役員たちのサポート……それは君の有能さゆえの善意だと理解している。だが」
ルドルフは立ち上がり、静かな足取りでトレーナーへと近づいた。
「私と会話している最中にも、他のウマ娘の足のラインを追ったり、すれ違う者の姿を目で追ったりしているのは……少々、看過できない問題だと思わないか?」
もちろん、トレーナーに他意はないのだろう。職業柄、ウマ娘のコンディションを観察する癖がついているだけだ。だが、ルドルフの中にある一人の女性としての独占欲が、それを許さなかった。皇帝たるもの、己の最愛の者の視線は、常に自分ただ一人にのみ向けられているべきである。
彼女はアグネスタキオンのラボから危険物の管理という名目で押収していた小瓶を取り出した。
「君には少しばかり、お灸を据える必要がある」
ルドルフは眠るトレーナーの口元に、その薬液を一滴だけ垂らした。次の瞬間、光と共にトレーナーの体は急速に縮小し、わずか1センチメートルほどの小人へと変貌を遂げた。
「ふむ。見事に縮んだな。では、始めようか」
目を覚まし、自分が極小サイズになっていることに気づいてパニックを起こすトレーナー。
ルドルフはそんな彼を、親指と人差し指でつまみ上げると、自らの胸元…ブラウスのボタンを少しだけ開け、その奥深くへと視線を落とした。
ルドルフのプロポーションは、学園内でもトップクラスに完成されている。特にその胸部、威風堂々とそびえる爆乳は、薄手のブラウスを内側からはち切れんばかりに押し上げ、深く暗い白磁の谷間を形成していた。
「あ、おい、ルドルフ!? なんだこれ! どうなってるんだ!?」
「静かにしたまえ。君は最近、少々よそ見が過ぎる。だから、物理的に私以外の何も見えない場所で、じっくりと反省を促そうと思ってね」
「えっ? まさか……や、やめっ――!」
トレーナーの制止も虚しく、ルドルフは彼をその豊満な胸の谷間の最深部へと、ズブズブとねじ込んだ。圧倒的な質量を持つ左右の肉壁が、極小サイズのトレーナーを完全に包み込む。
「さて。これで逃げ場はないし、他の女の姿を見ることもできまい。私の声だけをしっかりと聞きたまえ。……トレーナー君、君は自分の立場と、私との関係性について、少し認識が甘くなっているのではないか?」
皇帝の威厳に満ちた説教が始まった。……しかし。谷間の奥深くに幽閉されたトレーナーにとって、それどころではなかった。
「~~~~~ッッ!!??」
彼が落とされた場所は、文字通り地獄だった。前後左右を完全に、ルドルフの規格外のバストに挟み込まれている。1センチの彼からすれば、それは空を覆い尽くすほどの巨大な肉の隕石に、両サイドからプレスされているのと同じ状態だ。
息を吸おうとしても、周囲にはむせ返るようなルドルフの甘い匂いと、肌から発せられる濃密なフェロモンしか存在しない。
(く、苦しい……!重すぎる……っ!!)
身動き一つ取れない。腕を動かそうにも、指先すら動かせないほどに、みっちりと乳肉が詰まっているのだ。そして、トレーナーにとっての最大の悲劇は、ルドルフが真面目に説教をしているという事実だった。
「だいたい、君は万人に優しすぎるのだ。それは君の美徳でもあるが、時として他者に誤解を与えかねない。特に先日、トウカイテイオーの頭を撫でていた時のあの顔は……」
ルドルフが言葉を発するたびに。彼女の巨大な肺から空気が押し出され、強靭な横隔膜が動き、そして……その振動がダイレクトに、胸の谷間に挟まったトレーナーへと伝わってくるのだ。
(!?!?!?!?!?!?)
ブルンッ!! ぼよんっ!!
ルドルフが息継ぎするたびに、左右の爆乳が巨大な水風船のように膨張し、トレーナーを猛烈な圧力で締め上げる。そして、言葉のトーンが上下するのに合わせて、胸の肉が微細に、しかし狂暴に振動し、彼の全身を摩擦するのだ。
「聞いているのかね、トレーナー君? 君は私の担当だ。私が皇帝であるならば、君はその隣に立つ唯一の存在。その自覚をもっと……」
「あ、あががががっ!! る、るどるふ……っ!! 話が、頭に、はいってこ……っ!!」
「ん? なにか言ったか? ここからだと声が小さくてよく聞こえないな」
辛うじて出せた声も羽虫程度にしか認識されていないが、ルドルフは疑問に思い、少しだけ前かがみになった。その瞬間、重力に従って垂れ下がろうとする爆乳の質量が、さらなる暴力となってトレーナーを襲う。
ズズゥゥッ……!!
巨大な肉の壁が前方にスライドし、トレーナーの体はブラウスの布地とルドルフの素肌、そして左右の谷間の肉によって、四方八方から万力のように押し潰された。
骨が軋むほどの圧迫感。しかし、それ以上に彼の理性を削り取っていくのは、その圧倒的な柔らかさだった。
ルドルフの胸は、恐ろしいほどの弾力を持ちながらも、マシュマロのように滑らかで温かい。そんな極上の肉に全身を包まれ、ぐりぐりと揉みくちゃにされているのだ。
「私としては、君にもっと私だけを見てほしいと願っているのだ。君のその瞳に映るのは、私だけでいい。……わかっているのか?」
説教に熱が入るにつれ、ルドルフの身振り手振りも大きくなっていく。
腕を動かすたびに大胸筋が収縮し、胸の形が歪む。それに伴い、谷間に挟まれたトレーナーは、まるで巨大な洗濯機の中に放り込まれたかのように、肉の波に揉まれ、転がされ、すり潰されそうになる。
バインッ! ボルンッ!! むにゅぅぅぅっ……!!!
ルドルフが頷く。それだけで胸が揺れる。
ルドルフがため息をつく。それだけで谷間の圧力が劇的に変化する。
ルドルフが姿勢を正す。それだけでトレーナーは肉の底知れぬ深淵へとさらに引きずり込まれる。
「……そもそもだ。君は私のスケジュール管理に関しても、少し甘いところがある。もっと私との時間を最優先に組み込むべきではないのか? 例えば週末の……」
もはや、ルドルフの言葉など1ミリもトレーナーの脳には届いていなかった。彼の思考は、圧倒的な胸肉の重さと、肌の滑らかさと、甘い匂いによって完全に白濁させられていた。息をするのもやっとの状態。心臓は早鐘のように打ち鳴らされ、極小の体は限界を超えた物理的・精神的刺激によって、今にも爆発しそうだった。
「……ふぅ。私の言いたいことは、大体こんなところだ」
数十分にも及ぶ、皇帝の長きにわたるありがたい説教が、ようやく終わりを告げた。
「さて、私の真意はしっかりと君に伝わったかな? トレーナー君。これに懲りたら、今後はよそ見などせず、私への忠誠と愛情を……ん?」
ルドルフは指先でブラウスの胸元を広げ、谷間の奥深くを覗き込んだ。そこには、説教の言葉を胸に刻んで深く反省しているトレーナー……ではなく。
「……あ……うぁ……」
凄まじいまでの乳肉の圧力と、容赦ない振動、そして圧倒的なフェロモンの海に揉まれ続けた結果、完全に白目を剥いて伸びきり、満身創痍となって痙攣しているトレーナーの姿があった。
彼の極小の体は、ルドルフの胸の汗でしっとりと濡れ、魂が抜けかけたようなだらしない顔で、肉の壁にへばりついている。
「…………」
ルドルフは数秒間、その光景を静かに見つめた。
自分の説教が全く頭に入っていなかったことは、一目瞭然である。普通なら怒るところだが。
「……まあ、いいか」
ルドルフの口元に、ふっと柔らかく、しかしどこか歪んだ微笑みが浮かんだ。
自分の胸の奥深くで、他の女を見る余裕など一切なく、ただ自分の質量と匂いだけで限界を迎え、気を失うまで蹂躙された愛しのトレーナー。
これほどまでに完全に独占したと実感できる状況はない。皇帝としての威厳ある説教よりも、この結果の方が、彼女の心の底にある気質を深く満たしてくれたのだ。
「今日のところは、このくらいで許してやろう。……だが、君の目が覚めたら、もう一度最初から言い聞かせなければならないな。もちろん、この中でね」
ルドルフは谷間を広げていた指を離した。ポスッ、という音と共に、トレーナーは再び圧倒的な爆乳の闇へと閉じ込められる。
「さて、生徒会の仕事の続きをするとしよう。……君も、私の鼓動を聞きながら、ゆっくり休むといい」
シンボリルドルフは、胸の奥で気絶しているトレーナーの存在を心地よい重みとして感じながら、優雅に万年筆を走らせ始めた。
書類仕事で彼女のペンが動くたびに、またしても胸がわずかに揺れ、その度に谷間の奥でトレーナーが痙攣していることなど、彼女にとっては些細で、そして愛おしい出来事の一つでしかなかった。