「――それじゃあ、行ってきます……」
家族にそう告げて、幽谷霧子は家を出る。以前までの彼女であれば想像も出来ないことだったが、アイドルとして活動を始めてからは、夜遅くに仕事のため外出することも少なくなかった。
だから今夜も、“仕事がある”と言って外出する霧子を不審に思う者は誰もいなかった。そんな家族からの信頼に何とも言えない胸の痛みを感じながら、霧子は家を出て、そのまま少し歩いた先に停まっている車へ乗り込んだ。
――やあ、霧子ちゃん。来てくれて嬉しいよ。
後部座席にはスーツ姿の巨漢が座っている。暗い車の車内でもテラテラと光っているのがわかる脂ぎった肌。車自体大きなワンボックスにも関わらず、その後部座席をあっさりと埋め尽くしてしまうような肉の塊。
その威容に、霧子は一瞬たじろいだ。この車に乗ってしまっては後戻りできないと思い、身体が動かなくなりそうになる。
「………………ッ」
けれど霧子は、そんな自分自身の弱い気持ちを振り払うようにして車へと乗り込んだ。巨漢の身体の奥に隠れて、ユニットのメンバーであり、友人である田中摩美々の姿が見えたからだ。
車のドアが閉まると、運転席の方からドアがガチャンとロックされる。これでもう逃げ出すことは出来ない。
――いやぁ、嬉しいなぁ。幽谷霧子ちゃんに田中摩美々ちゃん、両手に華だねぇ。
「は、はい……」
「そのー……あんまり……触らないで……」
巨漢は、自分の両隣に座る霧子と摩美々の腰へ無遠慮に腕を回した。そのままグイと抱き寄せれば、ふたりの力では抵抗できるわけもない。
――そんなに嫌がらないでほしいなぁ。ふたりも、僕に近づいてきてくれたじゃないかぁ。
巨漢はそう言いながら霧子や摩美々の髪の毛へ交互に顔を埋める。その甘く爽やかな少女のニオイを堪能しているようだが、体中に振動が伝わるような勢いでニオイを嗅がれている二人にとっては、不快感以外の何物でも無かった。
そもそも、霧子も摩美々も彼に近づいているわけではない。あまりに彼が大きいので、必然的に密着してしまっているのだ。
しかし、そんなことはお構いなしに巨漢はふたりへちょっかいをかける。
「きゃっ……」
「んっ……」
霧子と摩美々が、同時に身体を硬直させた。巨漢が、ふたりの腰に回していた手をぬらぬらと這わせながら動かし、彼女たちの乳房を揉み始めたのだ。
気持ちいいとか、そんなことは一切感じない。ただ不快なだけの動き。しかし、恐怖と緊張、そして何より逃げ場のないこの状況のせいで、霧子も摩美々も、叫んだり抵抗したり出来ない。
――う~ん。ふたりともまだまだ固いねぇ。僕としては、もっと嫌がったり、抵抗してくれた方が興奮するんだけどなぁ~……。
残念そうに言いながらも、巨漢はワガママ勝手に手を動かすことを止めない。
――まあいいか。とりあえず、ホテルに着いたらもっと楽しもうね。
そう。この車の目的地はラブホテル。霧子と摩美々は、枕営業のために呼び出され、今日一晩好き勝手に身体を弄ばれる運命にあるのだった。
■ ■ ■ ■ ■
霧子と摩美々がこんなことに巻き込まれたキッカケは、283プロダクションのスキャンダルだった。
いわゆる、プロデューサーとアイドルの職場内恋愛。よくある話だが、それ故にアイドル事務所にとっては致命的だ。
しかも、それ自体はまだ世間には知られていない。霧子と摩美々のふたりにだけ、以前から仕事で付き合いのあった社長――いま車の後部座席でふんぞり返っている巨漢から連絡があった。
最初から霧子と摩美々の身体を狙っていた巨漢は、彼女たちに取引を持ちかけたのだ。この情報を握りつぶす代わりの性接待を。
真偽をプロデューサー本人へ問い詰める勇気もなく、さりとて現状を無視できるわけもない。
自分たちの身体を弄ばれる恐怖や不快感と、事務所の安寧。それらを天秤に掛けて話し合った結果――霧子と摩美々は、今夜この巨漢へ身体を許すことに同意したのだった。
――ひひっ。霧子ちゃんも摩美々ちゃんも、可愛いパンツを穿いてるんだねぇ。
「み、見ないで……ください……」
「趣味、悪いですよー……」
車がホテルへ到着する頃。霧子と摩美々は巨漢の大きな手で無理やりスカートをまくり上げられ、その下の華美な一枚布を堪能されていた。とびきり可愛い物を着てこい、という指示に二人は忠実だった。無理もない。この接待に、事務所の運命がかかっているのだから。
――この中をたくさん味わうのが楽しみだなぁ~……。
そう言いながらも、巨漢は我慢できないと言わんばかりの勢いでショーツの上からふたりの秘所を撫で回す。霧子は白に淡いピンク色の飾りがあしらわれた愛らしいデザイン、摩美々は対照的に黒でレースをふんだんに使ったデザイン。どちらも、もうふたりは今日以降トラウマで身に着けることが出来ないだろう。
しばらくふたりの秘部を太い指でいじり回していた巨漢だが、ようやく自分たちがラブホテルの地下駐車場に到着したことを思い出したらしい。この先に待っている更に甘美な快感に胸を高鳴らせるようにしながら、霧子と摩美々を伴って車を降りる。
「んっ……」
「あ、あんまり……近づかないでー……」
霧子と摩美々の本能的な拒絶もどこ吹く風。巨漢は、ふたりを両腕で抱き締めながら車からエレベーターまでを歩く。まるで王様といった威容だ。
霧子と摩美々は彼の全身から漂う複雑で強烈な臭気に顔をしかめる。嗅いだことのない、男性的だがより野性的で暴力性を感じさせるそのニオイ。少しだけ距離を取りたくても、彼の腕力を前にしては抵抗など望むべくもなかった。
(今日一日……一晩だけ……。霧子と一緒に頑張れば、終わる……)
(摩美々ちゃんと一緒だから……怖くない……。大丈夫……大丈夫……)
内心の言葉は違えども、考えていることは同じだった。今夜一晩だけ、この変態の相手を耐える。きっと信じられないくらい屈辱的なことをされるだろうが、二人でなら耐えられる。何より、2対1であれば負担も軽い。
そんなことを考えながら、霧子と摩美々は巨漢に連れられて、このホテルの中でも一番大きな部屋へと踏み込んだ。
■ ■ ■ ■ ■
「――――えっ……?」
「な、なんで……?」
部屋に入った瞬間、霧子と摩美々は驚きの声を漏らすことしか出来なかった。
部屋は驚くほど広い。部屋が三つ。うちひとつには巨大なベッドが二つ据え置かれている。内装品にも高級感がある。アイドルとして283プロでは一番活躍しているアンティーカの霧子と摩美々ですら、今まで泊まったことのないくらいの部屋だ。
けれど、ふたりの驚愕は部屋に対して漏らされていたものではない。
部屋に入った瞬間から漏れ出してくる臭気のせいで、既に嫌な予感はしていた。けれどそれに疑問を呈する余裕も無く巨漢によって奥へ奥へと連れて行かれると、待ち受けていたのは彼に負けず劣らずの体躯と臭気を誇る男たちだった。
誰も彼も、スーツを身にまとって歩けば気づかぬ者はいないような大物ばかり。音楽、映像、出版、イベント、警備、それ以外にもアイドルというコンテンツに関わる企業の重鎮たちが顔を揃えている。
しかし、その皆皆が全員半裸の状態だ。まるで公衆浴場の脱衣場か何か。そして全員が、ギラギラとした視線とニヤニヤ下卑た口元で霧子と摩美々を舐め回すように迎え入れる。
「な、なんでっ……!?」
声を挙げたのは摩美々だった。顔を真っ青にして“約束と違う”と言いたげな声色を出した摩美々に対して、彼女たちを抱き留めている巨漢は腕の力を強める。摩美々の細い腰なんて、本気を出せばへし折れてしまうのだと脅すように。
「つ゛ッ……!」
苦しそうな声を漏らす摩美々。そんな彼女に対して、巨漢はあくまで優しい口調のまま語りかける。
――いやぁ。ふたりには話していなかったけれど、今日は僕の友達も一緒に楽しませて欲しいんだ。特に仲のいい友人だけ九人を呼んだから、僕を入れて十人だね。まあ、何人来るのかってキミたちから訊かれなかったからねぇ……。
「そ、そんな……」
霧子の顔と声色にも絶望が広がる。二人で一人を相手にするのとは訳が違う。十人もの相手。摩美々と霧子で五人ずつを相手にせねばならないのだ。絶望するより他のない人数比である。
――それじゃあまあ、頑張ってよ。ふたりとも!
そう言って、巨漢は先ほどまで強く抱き締めていたふたりを解放した。というより、思い切り部屋の真ん中へ突き飛ばした。
いきなり自由になった身体の制御が効かず、よろめきながら倒れ込む霧子と摩美々。そんなふたりと、いつの間にか立ち上がっていた巨漢たちが取り囲んでいる。その誰もが、唯一身につけている衣服であるパンツの真ん中をいきり立たせ、目の前の哀れなメスをむさぼり食う瞬間を待ち望んでいた。
「あっ……あ、ぁ……」
「そ、そんな……うそ……」
こうして、霧子と摩美々の長い夜が始まった。
■ ■ ■ ■ ■
「た、田中摩美々です……。283プロダクションのアイドルで、18歳です……」
――スリーサイズが知りたいなぁ
「あっ……ええと……。す、スリーサイズは……上から……81、56、83……です……」
――摩美々ちゃんはお尻の方が大きいんだねぇ
「あ……ぅ……」
――次は霧子ちゃん、自己紹介お願いできるかな?
「は……はい……。ゆ、幽谷……霧子……です……。年齢は、17歳で……スリーサイズは……79、55、81……です……」
――ははは。霧子ちゃんは訊かないでもスリーサイズを答えられて偉いなぁ
霧子と摩美々は、部屋に集まった十人の巨漢たちへ“挨拶”をしていた。先ほどまで着ていた服も下着も、彼女たちの傍らへ丁寧に畳まれて置いてある。
ストリップ同然に服を自分たちで脱ぐように命じられた後、ふたりは全裸で三つ指ついて自己紹介をしていた。その細い背中は震えている。しかし、そんな悲惨な様子とは裏腹に、少女らしい肉感に富んだ下半身と、細い腰やくびれのコントラストは巨漢たちの視線を楽しませていた。
――それじゃあ、まずは私たちにキスでご挨拶してもらおうかな?
「ッ……!」
――どうしたんだい? もしかして、嫌なのかな? 僕たちも、霧子ちゃんや摩美々ちゃんが嫌がることはしたくないなぁ~。
白々しい言葉。彼らがそんなことを考えていないのは百も承知だ。霧子と摩美々が拒否すれば、羽交い締めにしてでもその唇を奪ってくるだろう。
「い、いえ……。そんなこと、ありません……」
「はい……。摩美々ちゃんと一緒に、皆さんにキス……させていただきます……」
ふたりで、何とかこの苦境を乗り切ろうと誓ったのだ。
霧子と摩美々は立ち上がり、自分たちを取り囲むように円になっている巨漢たちの前へ歩み寄る。そびえ立つ壁のような威容だ。
そんな様子に気圧されて、これから初めてのキスを奪われるという事実のせいで涙を流すのを必死に堪えるべく、霧子も摩美々も目を閉じて、そして――
「んっ……! んっ! んんん~……!!!」
「ん、っぷ……! ん、ッッッ……!!」
ふたりは、それぞれ同時にその唇を奪われた。
ぶちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡
ちゅぢゅるれろ♡ ちゅれるれる♡ ちゅ~~~~……♡♡♡
(い、イヤッ……! 臭い……気持ち悪い……!)
(やだ……やだ……!)
霧子も摩美々も、内心では懸命にこのキスを拒絶する。しかし、巨漢たちに抱きすくめられて、勃起した巨根のうごめく下半身を擦り付けられながら唇を奪われていては、何の抵抗も出来るはずがない。
「ッッッ~~~……!!!」
「――――ぷはっ……! ちょ、ちょっと、待って……ッッッ!!!」
ぢゅりゅるるるるるるぅぅぅ……♡♡♡ ぢゅずっ……♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぢゅりゅるるるるるうぅぅぅ……♡♡♡
ねとぉぉぉおぉ……♡♡♡ ちゅばっ♡ ぢゅずりゅるるるる……♡♡♡
キスでご挨拶などと言ったが、霧子と摩美々からキスをしている時間など一瞬も無かった。巨漢たちが薄く脆い少女の唇を突き破って、舌をねじ込んでその口内を陵辱している。
「んッ!!! んッ!!!」
「んむぅ……! あ、っふ……!」
口の中に広がる違和感や臭気に悶えつつ、霧子と摩美々は逃げ出すことも出来ない。摩美々は特徴的な紫色のリップを根こそぎ絡め取られるようにねっとりとしたキスをされているし、霧子は霧子で、小さな口の中を巨漢の唾液で満杯にされている。
「かふっ……! ごほっ……! ごほっ……l」
「はひっ……! ひゅ~……。けほっ……」
そうして、ほぼ同時に霧子と摩美々はべろちゅー地獄から解放された。ふたりともその場で脱力し、大きく咳き込む。そんなことをすれば相手を不快にさせて心象を悪くするかも――そういう配慮すらしている余裕はなかった。
しかし、機嫌を悪くするどころか、巨漢たちは満足そうな笑みを浮かべていた。そもそも金と権力で美少女たちを陵辱するのが生き甲斐の連中だ。相手が嫌がっているとなれば、それすらスパイスに出来てしまう剛胆さが彼らにはあるのだ。
――じゃあ、次は僕らだね。
そう言いながら、床に座り込んでしまった霧子と摩美々を抱き起こす。脱力しているふたりは、もはや巨漢たちのベロチュー人形といった有様だ。
「ま、まって……。休ませて……」
「ちょ、ちょっとだけでいいですから……優しく……」
――わかった、優しくしてあげるよ~。
――疲れちゃっても、僕とのキスで元気百倍になるさ。
好き勝手なことを言いながら、巨漢たちはふたりの唇を奪う。
しかし、そんな様子を目の前で見せつけられて、未だキスのお預けを食らっている六人がガマンできるはずもなかった。
むにっ……♡ むにっ……♡
すり……♡ すり……♡
(……ッ! お、お尻……触られてる……!)
(そ、そんなに……おっぱい……撫でないで……)
裸体の霧子と摩美々が角砂糖なら、巨漢たちは群がる蟻だ。尤も、サイズ感はだいぶ異なるが。
今も肉布団に埋もれるように抱き締められながら唇を貪られている霧子と摩美々。そんなふたりに対して、他の巨漢たちはその肢体を弄ぶことにしたらしい。摩美々のむにむにとした柔らかい尻を揉みしだいたり、霧子の確かな膨らみがある乳房を撫で回したりとやりたい放題だ。
巨漢たちの手の動きは、独りよがりで、霧子や摩美々に快感を与えるというより、自分たちの触覚と欲望だけを満たそうという動きだ。当然、彼女たちにも快感やうれしさなどあるはずもない。唇を奪われているだけでも屈辱的だというのに、それ以上に身体の様々な部分を弄ばれている不快感が膨らんできて、知らず知らずのうちに涙がこぼれてくる。
――おやおや。摩美々ちゃんは泣いちゃったのかな? そんなんじゃあ、これから持たないよ~。
そう言いながらひとりの巨漢が摩美々の頬に舌を這わせ――
れろっぉぉぉぉおぉぉ……。
と、その涙ごと彼女の顔を舐め上げた。
(ッッッ……!!! き、気持ち悪い……!)
摩美々は総身の毛が逆立つような怖気を感じる。一刻も早く逃げ出したい。けれど、それが叶うはずもなかった。
ちゅばっ……ちゅばっ……。
(や、やめて……。そんなの、舐めないで……)
摩美々と同時に、霧子も巨漢たちに群がられてその小さな顔を舐め回されていた。ブツブツとした分厚い舌が、ネロネロと霧子の顔を撫で回す。その臭気に顔をしかめながらも、霧子は目の前の巨漢に抱き締められているせいで逃げることも出来ない。
だが、彼らの愛撫はそれだけで終わらなかった。
――くひひ……。摩美々ちゃんも霧子ちゃんも、可愛いお尻をしているねぇ……。
巨漢のうち一人が、その肉の塊のような身体を屈めるて霧子と摩美々の下半身を後ろから見つめている。まるまるもっちりとした霧子と摩美々の尻は、彼女たちが責めに対してビクビクと震える度に揺れて、見る者の目を楽しませている。
――どれどれ、先に味見してみようかなぁ……。
そう言いながら、屈んでいた巨漢は霧子の尻肉を掴むと――
むにぃ……。
(ッッッ……!?)
強引にそれを押し広げた。
霧子の尻肉の奥が露わになる。愛らしいアナルが顔をのぞかせる。それは、全裸を見られるよりも遙かに屈辱的な状態だった。
(や、やめて……そんな……)
霧子は心の中で懇願する。だが、そんな懇願がこの場で聞き入れられる訳もない。
ちゅばっ……ちゅばっ……。
そうしている内に、霧子のアナルを巨大な舌が舐め回し始めた。
「ぷはっ……ッッッ! や、やめて……! せ、せめて、洗わせてくださ……んっ……!」
あまりの出来事に驚いてキスの口を離す霧子。せめてキレイにしてからにしてほしいという健気で儚い願いは、彼女の唇が別の巨漢に奪われたことで途切れてしまった。
ヂュボッ……! ジュズ……! ジュルッ……!
巨漢のアナル舐めは止まらない。わざとらしく音を立てながら、霧子のアナルを堪能していく。舌で菊門をほじりまわし、霧子の反応まで楽しんでいるようだ。
(な、なに……? なに……?)
そんな様子を見て――というより感じ取りながら震えていたのは摩美々だ。摩美々の視界は群がる巨漢たちによって全て埋め尽くされている。何が起きているか知ることが出来ないが故に、摩美々は怯えていた。
――摩美々ちゃんも仲間外れは可哀想だからのぅ。
そんな摩美々のアナルに狙いを定めたのは、巨漢たちの中でも一番高齢の男性だ。年齢に似合わないその立派な体躯を器用に屈めて、摩美々の尻肉を無遠慮に押し広げる。
(~~~ッッッ!!!)
それだけで、霧子の身に何が起きているのか摩美々には理解できてしまった。必死にお尻へ力を入れて抵抗しようとするが、そんなことに意味はない。押し広げられた臀部の中に顔を突っ込まれ、肌でわかるほどの勢いでニオイを嗅がれる。
(気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い……!)
摩美々は念仏のように何度も繰り返す。思春期の少女にとっては耐え難い屈辱だ。出来ることなら、この場で暴れ回ってしまいたい。けれど、事務所のことを思えば、摩美々にそれをする勇気は無かった。
じゅずりゅるるるるるうぅぅぅ……。
「ッ、ぁ……!!!」
摩美々の尻穴に巨漢の口が着き、内臓ごと吸い出すような勢いで吸引される。その不快感たるや、一生忘れないだろうと確信できるほどだ。
けれど、そんな仕打ちを受けながらもふたりはこの場から逃げることは出来ない。このまま全員が満足するまで、口と肛門を貪り続けられたのだ。時には、自分の肛門とキスした口や舌に奉仕することを強要されながら……。
■ ■ ■ ■ ■
「ハァ……ハァ……」
「……………………っ」
霧子と摩美々の唇を散々に堪能した後、巨漢たちは彼女たちを床へ打ち捨ててしばし歓談していた。そのすばらしさ、今日という会が開けたことを讃え合っているのだ。
「ま、摩美々……ちゃん……」
息もつかせないくらいの勢いでキスを繰り返されたせいで既に青色吐息な霧子。けれど彼女はそんな状態でも、自分より疲弊しているように見える摩美々を案じるように手を伸ばし、巨漢たちの唾液で濡れた頬を撫でた。
「き、霧子……」
そんな霧子の優しさが、折れかかっていた摩美々の心を強引に補強する。なんとしてでもふたりで、アンティーカ、事務所を守るんだと話し合った先日のことを思い出し、摩美々もまた自分を奮い立たせた。
――ふたりとも、もうギブアップかな?
意地の悪そうな笑みを浮かべながら問いかけてくる巨漢に対し、霧子も摩美々も、精一杯の作り笑いを浮かべる。
「そ、そんなこと……ないですー……」
「これからも……一生懸命ご奉仕します……」
涙ぐましいくらい気丈な様子だ。そんな彼女たちの様子は、巨漢たちの加虐心をくすぐる。
彼らとてこの業界の実力者たち。一声かければ上物から新顔まで、枕営業の相手など何人でも集まる。どの女たちも、上辺だけの笑みで取り繕うとする態度を最初こそ見せるが、行為が進むに連れて彼らの醜悪さに嫌気が差し、最後には泣きながら許しを乞うのだ。
巨漢たちは、霧子と摩美々の心が折れる瞬間が見たくなった。
――じゃあ、次はこれをお願いしようかな。
そう言いながら、一人の巨漢がベッドの上で四つん這いになった。肉で満ちた身体を折り畳むようにして、まるで正方形のブロック。端から見れば情けない光景だが、これが何を意味するのか摩美々も霧子も理解できていない。
「お、お願いって……なんですかー……?」
ようやくいつもの調子が戻ってきた摩美々。語尾の延ばしが復活するが、それでも緊張による声の震えは隠せない。
霧子はというと、摩美々の隣に行こうとして立ち上がり、別の巨漢たちに捕まった。ちょうど五人ずつに分かれて、二つ用意されているキングサイズベッドへと各々集まっているのだ。霧子は、巨漢の一人が四つん這いになっているのとは別のベッドに連れていかれた。
「あ、あの……なんでしょうか……?」
霧子は訳もわからないままベッドへ寝かされる。全裸のまま仰向けにされればこのまま犯されるのかと思い、恐ろしさのあまり霧子は目を瞑った。だが――
ずムン……!
「んむっ……!?!?」
霧子が声にならない悲鳴を挙げた。正確に言えば、悲鳴を挙げようとしても挙げられなかった。なぜなら、霧子の愛らしくて小さな、まるでティーカップのような繊細な顔へ向けて、一人の巨漢が腰を下ろしたからだ。
「き、霧子……!」
あまりの異常事態に驚いた摩美々が霧子を助けるために駆け出そうとして、周りにいた巨漢に制止される。腕や肩をつかまれただけ。けれどみんな、摩美々の細くて薄い肩や腕なら簡単にひねり折ってしまいそうなくらい太い腕だ。
「んむっ……! んむぅぅぅ……!」
霧子がくぐもった声を挙げる。もちろん、巨漢も完全に腰を下ろしている訳ではない。そんなことをすれば、霧子の顔をつぶしてしまうのは分かり切っているからだ。あくまで、霧子の顔に尻を――肛門を密着させているだけ。
――さあ、さっきは僕たちが摩美々ちゃんたちのお尻の穴をキレイにしてあげたんだから今度はふたりにお願いしたいなぁ。
そう。摩美々と霧子は巨漢十人のアナル舐めを要求されているのだ。
「うっ…………」
摩美々は思わず声を漏らした。四つん這いになっている巨漢の格好が間抜けに見えていたが、今ならそれが恐ろしく思える。少し顔を離しているだけでも臭気を放ってくるような彼らの尻穴。それをひとつずつ舐めていけというのだ。
――どうしたのかな? 霧子ちゃんみたいにした方が舐めやすいかな?
そう言われて、摩美々は再び霧子の方を見た
ねちゅ……ぴちゃ……ぴちゃ……♡
霧子は、必死になりながら顔に覆い被さった尻穴を舐めている。摩美々の方から――というより乗っている尻が大きすぎてどこからも霧子の表情は伺い知れないが、それでも彼女が必死に頑張っているのはわかった。
ぬちゅ……ぬちゅ……♡
霧子の舌が巨漢の菊門を舐め回す。先ほどのディープキスの嵐よりも、更に強烈な臭気と苦みが霧子を襲っていた。生い茂った尻の毛が顔や舌に絡みつく。感じたことのない、味とも形容できない刺激が霧子の舌を苛む。それでも、アナル舐め奉仕で彼らを満足させられない限り、霧子はこの顔面騎乗から解放されることはないのだ。
ちゅばっ……ちゅばっ……♡
――ぬふぅ……。霧子ちゃん、さすがだね……。献身的なアナル舐めだよ……。ほら、もっと……シワの一本一本までキレイにして……。
れろれろ……れろれろ……♡
命令に従うように、霧子は舌を走らせる。菊門のシワひとつひとつに舌を走らせて、垢をこそぎ落とすように愛撫していく。
――ほら、摩美々ちゃんも頑張らないと。
そんな霧子の姿を見せつけながら、巨漢たちは摩美々にも奉仕を催促した。
「は、はい……」
こうなっては摩美々に逆らう手立てはない。言われるがまま、彼らのアナルを舐めしゃぶるしかないのだ。
しかし、ある意味霧子は幸せだった。目の前の異物に対し、自ら顔を近づけるという一工程を省くことが出来たのだから。
摩美々にとってはそれすらも抵抗感を覚える行為だった。毛だらけで、ブツブツと斑点のある巨大な尻。鼻で息をしないようにしても、口から抜けてくるニオイだけで気がおかしくなりそうになる。
「…………ぅ……ぅ……」
摩美々は躊躇しつつ、しかしゆっくりと顔を近づけて、そして小さい手で巨漢の尻肉を掴んだ。
ぐにぃ……。
「うっ……!」
声を出しては機嫌を損ねてしまう。そう危惧していても、声を出さずにはいられないくらいの臭気が尻肉の谷間から漏れ出してくる。摩美々は思わずあとずさりしそうになるが、ここまで来ながらそんなじれったい真似は、流石に許されなかった。
――ほら、摩美々ちゃん!
摩美々の背後にいた巨漢が、彼女の後頭部に手を添える。そうしてそのまま、まるでパイに顔を押しつけるような気軽さで、摩美々の顔を巨漢に尻肉の間へと押し込んだ。
「んぐゥ……っ!!!」
顔面を尻穴に密着させられた摩美々は苦悶の声を漏らす。けれど、それだからといって許されるわけではない。むしろ楽しそうな様子で、摩美々の顔は耐え難い臭気の尻穴へグリグリと押しつけられるのだ。
「んむっ……ちゅっ……んぇ……ぅぇぇ……」
摩美々は舌を出す。そして、必死に尻穴を舐めしゃぶり始めた。舌先から全身へ向けて広がる未経験の味。一生のトラウマになりそうなソレに狼狽え、涙を流しながらも摩美々は必死にアナル舐め奉仕を続ける。
「ん、ッグ……! ぷはっ……、はぁ……はぁ……はぁ……」
その頃、霧子はようやく一人目のアナル舐めから解放されていた。久しぶりに外気に触れる顔。空気が冷たく感じた。霧子は必死に深呼吸を繰り返す。部屋全体に巨漢たちの濃いニオイが漂っているものの、それでも今まで顔面を支配していた尻穴経由の空気よりは数倍もましだった。
だが、霧子にもそれほど安息の時間は長く与えられない。
――では、次は僕がお願いしようかな。
そう言いながら、別の巨漢がその尻を霧子の顔の上に乗せてくるからだ。
「ま、待ってください……。も、もう少し、休ませ……んむぅ……!」
霧子の懇願が届くはずもなく、再び彼女の顔面は巨漢のクッション代わりにされてしまう。逃れる術も無いままに、霧子は再び懸命にアナル舐めを繰り返すのだ。
ちゅぱっ……ちゅぱっ……ちゅっ……ちゅっ……♡
霧子と摩美々の苦悶に反して、水音だけは淫靡でいやらしい。少女の舌という極上のスポンジで舐め拭かれる尻穴は歓喜に震えているようだし、自分たちの番を待つ尻穴たちは今か今かと疼いてその臭気を高めているようだった。
ちゅずりゅるるるるる……♡
「あっ……ふぅ……。お、おわり……まひた……」
呼吸の回数を出来るだけ少なくしていたせいで呂律の回らない摩美々。懸命にアナルを舐めしゃぶり、ようやく尻穴に顔を押しつけられるという拷問めいた状態から解放されることが出来た。
まるで摩美々がアナル舐め奉仕をした証拠だと言わんばかりに紫色のリップを尻穴の周りに残したまま、四つん這いだった巨漢はベッドから去っていく。
――次は、ワシだな。
しかし、巨漢はすぐに入れ替わる。まるで工場作業のように摩美々の目の前へ現れる。巨大な尻。先ほどの尻と明らかに違う色艶形、そして同じように醜悪だ。
「ぅ……」
摩美々は後込みする。しかし、また後頭部に手が添えられる気配を感じて、抵抗するように頭を二度三度振った。
「じ、自分で……やります……」
そう言いながら、摩美々は尻穴へと口を近づける。
「んっ……んれ……ぇる……る……えろ……」
ぺろ……ぺろ……♡ れろ……れろ……♡
あまり知られていないチャームポイントである長い舌を使いながら目の前の尻穴をキレイにしていく摩美々。その舌遣いに、思わず巨漢の口からも嘆息が漏れた。
――これは、なかなか……! 摩美々ちゃん、アナル舐めの才能があるんじゃないかい? アイドルがダメになっても、ワシの家でアナル舐め専用メイドとして飼ってあげようか?
――おやおや、それは勝手に決めてもらっては困りますなぁ。みんな摩美々ちゃんをアナル舐め奴隷にしたいんですから、やはり話し合いませんと。
――では、霧子ちゃんは我が家で独占と言うことでいいですかな? 私専用のクッションにして、家でも会社でもケツを舐めしゃぶらせましょうか。
――それは通りませんなぁ。
ちゅぱっ……ちゅぱっ……れろれろ……♡
霧子と摩美々が必死にアナル舐めで奉仕をしている中、まるで場末の酒場の世間話がごとく下品な会話が飛び交う。しかし、アナル舐め奉仕に勤しむ彼女たちにとっては気が気でない話だ。万が一本当になれば、それこそ死ぬより辛い一生が待っている。
「ぷふっ……はぁ……。つ、次の方、どうぞ……♡」
結果的に、霧子と摩美々が出した答えは“媚びる”ことだった。とにかく、自分たちが彼らを満足させられなければ283が潰される。そうなれば、自分たちは彼らに買い取られるのだ。
「ちゅぱっ……ちゅっ……れろえろ……♡」
摩美々も霧子も、丁寧にアナル舐めを続けた。シワの一本一本にまで舌先を這わせ、上下に撫で擦るように尻穴を刺激する。その後、じゅるじゅるという掘削音を立てながら尻穴をドリル舐めで刺激する。とにかく気が狂いそうな作業だったが、耐えるしかない。
ちゅじゅるる……♡ ちゅずっ……♡ ちゅぱっ……♡ ちゅぱっ……♡ じゅるれるるるる……♡ じゅずっ♡ ちゅっ♡ ちゅじゅりゅるるる……♡
そうして一人一人のアナルを丁寧に舐めては交代し、舐めては交代し。あまりの心地よさにリピートをする巨漢まで出てくる始末。それでも何とか全員の尻穴をふやけさせて、舌の感覚が麻痺し、おおよそ一ヶ月は忘れられないくらいに鼻の奥まで強烈な臭気を刻み込まれた頃、ようやくアナル舐め奉仕の時間が終わったのだった。
■ ■ ■ ■ ■
「けほっ……けほっ……」
「う……ぅぅ……っぇ……」
結局、霧子と摩美々のアナル舐め奉仕は五人を相手にするだけで終わることなく、他の五人も含めた十人を相手にすることになった。それだけでも過酷な枕営業と言わざるを得ないのに、“お代わり”を要求する人間まで出てくる始末。終わる頃には霧子も摩美々も、息が絶え絶えといった様子だった。
(うぅ……。くさい……気持ち悪い……)
(口、洗いたい……)
霧子も摩美々も、言葉を発する余裕は無い。願わくば今すぐ歯磨きをして口を濯ぎ、そのまま全身まで洗いたいくらいの勢いだが、ベッドから立ち上がる元気も残っていなかった。口の周りに巨漢たちの尻毛を付着させながら、自分の口や鼻先から漂ってくる臭気に顔をしかめるだけだ。
しかし、巨漢たちはそんな霧子と摩美々に休息を与えることが無かった。
――いやぁ、もうガマンできないな。
――そろそろこっちも気持ちよくして欲しいですね。
そう言いながら、また巨漢たちが霧子と摩美々の周りに肉壁が如く集まってくる。
「な、なに……? 今度は、なに……?」
「も、もう……やめてください……。摩美々ちゃんと一緒に、帰らせて……」
――いけないなぁ、霧子ちゃんも摩美々ちゃんも。
――まだ僕たちを満足させていないんだから、帰れるわけないじゃないか。
ずいっ……。
そんな言葉と共に、疲れ果ててベッドで仰向けになっている霧子と摩美々へ巨漢が馬乗りになる。もちろん、完全に腰を下ろしているわけではない。そんなことをしては、彼女たちの痩身では呼吸も難しくなってしまうからだ。
「っ……! お、重い……」
「やめ……て……くださ……」
しかし、それは逆に言えば、かける体重を工夫すればいくらでも霧子と摩美々の動きや呼吸を制限できてしまうと言うことだ。現に、霧子も摩美々も顔を歪めて、苦しそうに呻いている。
そんなふたりの鼻先に突きつけられるのは、ギチギチに勃起した肉棒。カリ首がまるで傘のように出っ張っていて、強烈な臭気を放っている。尻穴とは違う、生物のようなニオイだ。血管が浮き出していて、ビクリビクリと痙攣している。
「ひっ……、な、なんですか……」
――もう、摩美々ちゃんったら。何をするかなんて、わかっているじゃないか。
「ま、待ってください……。やめ……て……」
――ほら霧子ちゃん、口を開けてよ。
そう。巨漢たちは、霧子と摩美々へフェラチオ奉仕を要求しているのだ。
目の前に突きつけられた巨大な肉棒。そういった前戯の方法があると知っていても、実践するにはあまりに抵抗感がある。白くこびり付いたチンカスが目に入って、霧子も摩美々も必死に口を閉じていた。
――おやおや、いけないなぁ。そんな抵抗の仕方をするなんて。
彼女たちのそんな儚い抵抗に対して、巨漢たちは気分を害するようなことはしない。彼らは圧倒的な優位にいるのだ。であれば、目の前の小動物が“イヤイヤ”をしたとしても、じっくりと身の程を刻み込めばいいだけ。彼らはソレを楽しめるくらい大人なのだ。
ぐいっ……ぐいっ……。
必死に口を閉じる霧子と摩美々に対して、巨漢たちはそれぞれ、ゆっくりと体重をかけていく。まるで薄絹のように繊細で儚い霧子と摩美々の痩身に、ゆっくりと肉の塊がのしかかっていく。
「んっ……! ぐッ……!」
「かふっ……! うぅぅぅ……!」
霧子も摩美々も苦しそうに呻き声を挙げる。身体の中にため込んでいた空気が、押し出されるようにして口の方へと出口を求めて殺到してくる。鼻から空気を抜こうにも、空いているのか否かもわからないくらい小さくて繊細な霧子と摩美々の鼻の穴では、大量の空気を処理しきることも出来ずに――
「ぷはっ……!」
「がホッ……!」
ほとんどふたり同時に、口を開けてしまった。
ズブ……ッ!!!
「んむ……ッ!?」
「ん、っぐぅぅぅ……!」
そうして無防備になった霧子と摩美々の口へ向けて、肉棒が差し込まれる。ふたりの口、その大きさからしてもほとんど目一杯のサイズだ。霧子など、自分の顎が外れてしまうのではないかと本気で危惧したほどだし、摩美々に至ってはそんなことを考える余裕もない。
――おお、霧子ちゃんの口、あったかいねぇ……!
――摩美々ちゃん、舌でチンポ押しだそうとするのいいよ~。そんなのでおじさんのチンポには絶対に勝てないけど、気持ちいいからね。
霧子と摩美々、双方の口内を蹂躙している巨漢たちはその心地よい感触に目を白黒させていた。汚れを知らない少女二人に強制的にフェラチオをさせているのだ。その征服感たるや、言葉では言い表せない。
ずぷっ! ずぷっ!
霧子と摩美々の口の中には、先ほどのアナル舐めとはまた異なる強烈な味が広がっている。腐った食べ物を口の中に押し込まれているような感覚だ。しかし、悶え苦しんでも肉棒が抜かれることはない。むしろ、反射的に口の中で分泌される唾液を潤滑油にして、ピストンを始められる始末だ。
「ッ゛……!」
一瞬、摩美々は思い切り肉棒に歯を立ててやろうかと本気で画策した。けれど、寸でのところで思いとどまる。それをして目の前の男の心象を損ねた場合どうなるかという恐怖もあったし、何より口の中を縦横無尽に動き回る肉棒の堅さが強烈すぎて、自分の歯などでは太刀打ちできないと察してしまったからだ。
――ああ、別に咬んでもいいんだよ、摩美々ちゃん? よくそういうことをしてくる子もいるんだけど、なかなか気持ちいいからね。
そんな摩美々の心境を知っていたかのように巨漢は冷笑する。その余裕ぶりは、摩美々の抵抗心を折るには十分すぎた。
ずぬっ! ずにゅっ! ずにゅっ!
「ん゛ッ……! ん゛ッ……!」
そんな摩美々の隣では、霧子が口内陵辱の真っ最中だ。まるで正常位で腰を振るように霧子の口内を犯す巨漢。膣穴を用いたセックスであれば、まだ霧子にも気持ちよくなる余裕が僅かにでも残っていたかも知れない。
だが、口を犯されているとなればそんな余裕はない。呼吸も自分の意思では出来ず、ただ口の穴を使われているだけ。オナホを使ったセックスと何ら変わらなかった。
ずにゅっ! ずちゅっ! ずちゅっ!
「んむぅ……! ん、っぐぅぅ……!」
同じような状態になっている摩美々も必死に呻く。口の中、喉奥まで犯すように肉棒が挿入されると、摩美々自身も聞いたことの無いような苦悶の声が腹の底から沸き上がってきていた。
――おっほほ、こりゃいい。なかなか具合が良くてすぐに出ちまいそうですな。
――流石はアイドル。口を使うなら一人前ですな……!
巨漢たちは好き勝手なことを言いながらも、声は苦しそうだ。肉棒は先ほどよりも凶悪に勃起し、霧子と摩美々の口を埋め尽くしている。必死に抵抗する舌の動きは亀頭を舐め回す奉仕であり、空気を求める吸引はバキュームフェラになるのだ。
(や、やだっ……! やだっ……! 誰か助けて……!)
(やめて! やめて! なんでっ……!)
霧子も摩美々も、内心で必死に助けを求める。しかし、そのことが届くことは絶対に無い。ただ口の中をザーメンコキ捨て穴にされるだけ。その瞬間を、抵抗も出来ずに待っているのだ。
――ッ、っくぁ……! 出すぞ……!
――全部飲め……ッ! このッ……!
先ほどまではうわべだけとは言え紳士的な口調だったふたりの巨漢。彼らの口調が、暴力的で、射精のことしか考えていない風に変わる。
ずにゅぶちゅるるる……ッ!!!
そうして霧子と摩美々の口の奥まで思いっきり挿入される肉棒。呼吸の一切を否定する強烈なイラマチオ。その暴力的な身勝手さに霧子も摩美々も目を見開き、苦しげに身体を硬直させた次の瞬間――
ぼびゅるるるるるるるるる……! ぶどびゅるるるるるるるるぅぅぅぅ……! ぶびゅるるるるるるるるるるッッッ……!
二人の口の中、というよりも喉奥、まるで体内へ直接流し込むような勢いで、生臭い精液が放たれた。
(く、臭い……! 気持ち悪い……!)
(くる……しい……!)
抱く感想は異なっても、口の中に流し込まれる異物に対して何の抵抗も出来ないのは霧子も摩美々も同じだった。ただ、まるでオナホのように口の中へ精液を流し込まれるだけ。
ぶびゅるるるるるるる……ッッッ!!! どっびゅるるるるるる……ッッッ!!! ぶぢゅびゅるるるるるるる……ッッッ!!!
霧子と摩美々の事情など関係なしに精液は流し込まれ続ける。長い射精だ。人間ではなく、まるで別の動物の射精と錯覚するほど。
霧子と摩美々がどれだけ呼吸が苦しくなっても、覆い被さる巨大な身体を退かそうとしても、巨漢たちはビクともしない。ただ、自分たちの精液を霧子と摩美々の体内へ一滴残らず注ぎ込むことだけを考えている。
ぶびゅるるるるる……びゅぼびゅるるるるる……びゅぐびゅるるるるる……ぶびゅるるるるる……。
ぶびゅるっ……びゅるっ……びゅるっ……。びゅっ……びゅっ……びゅるっ……。
そうして、霧子と摩美々が酸欠で意識を手放してしまう恐怖を本気で感じ始めた頃、ようやく長い長い射精が終わった。
――ぬ、っふぅ……。なんてすばらしい……。いやはや……年甲斐もなくはしゃいでしまったなぁ……。
――仕方ありませんよ。流石283のアイドル……少し前から目を付けて、芸能記者に追わせていた甲斐があったというもの……。……おっと、ふたりが本気で失神してしまいますな。
ずるるるるるる……っぽん……。
「ガハッ……! げほっ……! げほっ……! うえぇぇ……!」
「ごほっ……! ごほっ……! かひゅっ……ひゅぅ……」
肉棒が喉奥から引き抜かれるのと同時に、巨漢たちが霧子と摩美々の身体の上から退く。その瞬間にようやく二人に正常な呼吸が戻ってきて、それに対して驚くように霧子と摩美々は大きくせき込んだ。
「がほっ……ぇぇ……ぅぇ……」
もはや失礼だとか何だとか考えている余裕もなく、摩美々は口の中に出された精液を吐き出そうとする。けれど、喉奥より更に奥、もはや胃袋へ向けて直接流し込まれたと言っても過言ではない精液は、どれだけせき込んでも出てこなかった。
「はぁ……はぁ……」
霧子も、酸欠寸前で朦朧としている意識を何とか失わないように必死だ。もしかしたら、このまま意識を失ってしまった方が楽なのかもしれない。けれど、その間に何をされるのかという不安、そして摩美々を一人で残してしまう申し訳なさのせいで霧子はその選択肢を取れないでいた。
――では、次は我々が……。
そんな風に苦しそうな二人への配慮など一切無く、次は自分たちの番だと言わんばかりに巨漢たちがやってくる。彼らは未だにベッドから立ち上がれない霧子と摩美々に対して再び馬乗りになろうとするが、それを彼女たちが必死に制止した。
「ま、まってくだ、さい……! じ、自分たちで、ちゃんと……やりますから……」
「は、はい……。わたしと、摩美々ちゃんで……ちゃんと、ご奉仕します、から……。だから……の、乗らないで……」
霧子と摩美々は、重い身体にむち打つようにして起きあがる。重量物に乗られていた全身は重たいし、呼吸も苦しい。立ちくらみのような目眩に襲われるものの、それでももう一度あの馬乗りイラマをされたくない一心で起きあがった。
――それじゃあ、よろしく頼むよ?
目の前に突きつけられたのは、先ほどと比べても遜色ないくらい大きく、凶悪な形をして、そして強烈な臭気を放つ肉棒だ。普通であれば、自分から口を付けるなど考えられない代物だ。
「は、はい……。ありがとうございます……。一生懸命、頑張ります……」
しかし、一度恐怖と苦痛を刻まれた身体と心は従順になる。摩美々ですら、素直に巨漢たちへ向かって媚びた。
「ど、どうされたら……うれしいですか……?」
霧子は、まずどうするべきかを訊ねる。フェラチオの経験など無いから、どのように奉仕すればいいのかわからないのだ。
そんな霧子に対し、まずは金玉へキスをしろと巨漢は命じる。毛むくじゃらでシワだらけなそこへ、霧子は躊躇わずキスをした。
「ちゅっ……ちゅっ……」
「私も、同じようにしますねー……」
それを見て、摩美々も見よう見まねでキスを降らせる。美少女二人の玉袋リップは、巨漢二人を嘆息させるくらいには気持ちいいらしい。その様子に、霧子も摩美々も少しだけ安堵する。
そのまま、言われるがままに竿を舐め上げ、こびり付いたチンカスを舌でふやかす。亀頭にキスを繰り返し、カリ首に舌を巻き付けて舐め回す。
先ほどのような激しさはないが、教科書通りの、そしてねっとりと絡みつくような濃厚フェラだ。
「じゃ、じゃあー……くわえますー……」
意を決して、摩美々は自分から肉棒を口内へ誘う。先ほどまでの口オナホ陵辱で顎は痛く、広げるのもひと苦労。けれど、そうしなければもっとひどいことをされると思い、摩美々は苦しそうな顔も見せずに大口を開ける。
「んあ……ぁ……んっ……」
そうして、摩美々自身もくわえることが出来るのが信じられないくらいの大きさな肉棒を、ゆっくりとくわえていく。
「んっ……ちゅっ……んちゅ……ちゅず……」
何をしなくても唾液が漏れてくる。顔をしかめたくなる味に身体が拒否反応を起こして、反射的にえずいてしまいそうになる。それでも堪えて、摩美々は先ほど自分の口を使われたときのように、口全体で巨大な肉棒をシゴいていく。
「はむっ……。んっ……ちゅっ……。んむっ……んっ……」
対する霧子も懸命に肉棒をくわえていた。ほとんど無様と言えるくらいに口を開いている霧子だが、それでも顔の造形が崩れないのは流石アイドルだと言わざるを得ない。
霧子と摩美々。ふたりの口で奉仕されて、巨漢たちは気持ちよさそうな吐息を漏らす。まるで褒めるように、霧子や摩美々の頭を撫でているくらいだ。髪の毛を触られることは不快だが、彼らが楽しんでいるであろうことは、霧子と摩美々を安心させた。このまま四人ずつ、最悪でも全員一回は射精させれば満足するはず。そんな風に考えていた。
しかし――
――いや、それにしてもやはり刺激が足りませんな。
摩美々に肉棒をしゃぶられている巨漢が、そんなことをふと口にした。
――そうですね。生娘の初なフェラもいいですが、我々には優しすぎますね。
霧子に肉棒を世話させている巨漢も、その発言に同調した。彼らの言っている言葉の意味が、霧子も摩美々も一瞬理解できない。刺激を強めればいいのか、動きを速くすればいいのか。判断が付かず、一度チンポしゃぶりを中断して訊こうとした。そのときだ。
ぐいっ……!
(な、何……?)
摩美々のふわふわとしたツインテールが鷲掴みにされる。もちろん、いま彼女が肉棒をしゃぶって奉仕している巨漢の、岩のように大きな手のひらによってだ。髪を握られただけなのに、絶対に逃げられないと確信できてしまうほどの力強さ。
(何……? なにされるの……?)
摩美々の思考が恐怖で鈍る。これから何をされるのか、想像も出来ない。けれど、髪の毛を捕まれていては暴れることも出来ず、肉棒から口を離すことも出来ず、ただ上目遣いで巨漢の顔を見上げることしかできない。
――ひひっ。摩美々ちゃん、そうやって見上げる顔も可愛いね。そのままチンポを気持ちよくしたいから、口を使わせてくれると嬉しいなぁ。
そう言うと、彼はいきなり、摩美々のツインテールを手前へ思い切り引き寄せた。
「んむ゛ぅ……ッ!?」
摩美々が呻き声を上げる。喉奥を掘削するようにして肉棒が侵入してくる。先ほどの馬乗りフェラよりも、さらに容易く、そして奥深くに肉棒が侵入してきた。
ごりっ……! ごりゅっ……!
摩美々の喉奥を肉棒が刺激する。それだけで摩美々は目を白黒させながら吐き気を催してしまうが、懸命に堪えた。
摩美々の小さな鼻は、ほとんど巨漢の下腹部に埋まってしまっている。生い茂った陰毛のニオイをダイレクトに流し込まれるが、口での呼吸をほとんど止められてしまっている以上、何が何でも鼻呼吸で頑張るしかない。
「ッッッ~~~……!?!!?」
霧子の方からも悲鳴が聞こえた。摩美々と同じように、ツインテールをハンドルにされながら喉奥を犯され始めたのだ。苦しそうに悶える霧子だが、彼女に対しても一切の容赦はない。口全体を肉棒シゴきのため、そして喉奥を亀頭刺激のために使われている。
――やっぱりこれですなぁ。
――苦しそうにするときの喉の動き、これがたまりません。
まるでオナホの使い心地でもレビューするような口調の巨漢二人。周りの巨漢はというと、苦しそうな摩美々と霧子の様子を眺めたり、あるいはそれにすら興味を示さずに酒を飲んだりと好き放題。
いまこの部屋の中で、霧子と摩美々はチンポを刺激するためだけの道具であり人間扱いされていないのだと、実感として刻み込まれるような状態だった。
ずちゅっ! ずちゅっ! ごりゅっ! ごちゅっ! ごちゅっ!
ずちゅっ! ぐちゅっ!
「ん゛く゛ッッッ!!! んむぅ゛……! ん゛ッッッ!!! ん゛ッッッ!!!」
「ふ、グゥ!? ん゛っくぅぅぅ……! ん゛ッ!! んッ!!!」
霧子と摩美々のことなど一切考慮しないピストン。ツインテールを掴み、まるでハンドルのようにして頭を固定し、そこへ腰を打ち付けていく。霧子も摩美々も呼吸が苦しく、意識が朦朧としてくるが、目の前に見えるのは陰毛と肉だけという絶望的な状況だ。
あまりの苦しさに両手で巨漢の身体を離そうとする。何とか一度でもマトモな呼吸をしようと試みるが、力の差は圧倒的だ。懸命に異物に対抗しようとする喉の動きすらも肉棒への刺激に変わり、巨漢たちを満足させるだけ。
ぬぢゅッ! ぐちゅッ! ずちゅッ! ずちゅッ!
ビクッ……! ビクビクッ……!!!
霧子と摩美々の喉奥を犯す肉棒が大きく痙攣する。先ほども味わった、射精直前の合図だ。それを感じて、彼女たちは心から恐怖した。こんな状態で射精されればどうなるのか、想像も付かない。
(イヤだ……イヤだ……! やめて、やめて……!)
(やめてください……。おねがい、やめて……)
霧子と摩美々は内心で、あるいはジェスチャーで必死に許しを乞う。だが、それが伝わるわけもない。無情にも肉棒が大きく跳ねて、その直後――
ぼッッッ、びゅるるるるるる……ッッッ!!
「ふぐぅ……!?」
「ん、っぐぅぅぅ……!!」
霧子と摩美々の口内に、生臭い精液が吐き出された。
ぼびゅるるるるるるるる~~~! ぶどびゅるるるるるるるるる~~~! ぶぢゅびゅるるるるるるる~~~!
ふたりの喉奥――自発的にフェラチオをしていたら絶対に届かない箇所にまで押し込まれた亀頭から迸る精液。びちゃびちゃとぶつかる音を立てながら、霧子と摩美々の中へ吐き出され、そのまま否応なしに体内へと流れ込んでいく。
「んん、っくうぅぅぅぅ……ッッッ」
「ふぐッッッ! ん、っむ、んっ……!」
霧子と摩美々に精液を飲み下すか否かの選択権はない。まるでフォアグラを採るためのガチョウのように、肉棒というチューブから無理やり精液を摂取させられているのだ。
ぼびゅるるるるるるる~~~。ぶぢゅびゅるるるるるるるる~~~。ぶどびゅるるるるるる~~~。ぼびゅるるるるる……びゅるる……びゅるるる……びゅっ……びゅっ……びゅるる……びゅっ……。
そうして長い射精が終わり、それでも霧子と摩美々はすぐには解放されない。射精後の余韻を楽しむように、亀頭をぐりぐりと喉奥に擦り付けられ続けている。すでに呼吸は限界で、今にでも倒れてしまいそう。けれど倒れたとしても、そのまま髪をハンドル代わりにされるだけだろう。
ずりゅるるるるるる……!
「げほッ……! げほ……!」
「カハッ……! ハァ……ハァ……」
ようやく引き抜かれる肉棒。ふたりは俯きながら必死に呼吸を繰り返す。
だが、そんな哀れな様子の二人に対して、休息を与えようという慈悲を持っている人間はいなかった。すぐさま入れ替わる巨漢たち。先ほどと同じように捕まれる髪の毛。
けれど、もはやソレに抵抗する気力も体力も、霧子と摩美々には残っていなかった。
■ ■ ■ ■ ■
――はあ。いやあ、よかったよかった。
結局、霧子と摩美々は十人以上のイラマオナホとして使われた。一度使った後の人間も犯される霧子と摩美々を見て勃起を取り戻して襲いかかってきたりしたせいだ。
しかしそれだけの射精にも関わらず、何度も行われるイラマレイプによってぐったりとしてしまった霧子と摩美々に対して巨漢たちの肉棒は意気軒昂だった。
霧子と摩美々は、顔の周りを精液まみれにしながらぐったりとしている。当然死んではいないが、もはや動き回ったり、何か抵抗をしようと言う気力は無いに等しかった。
けれど、まだ文字通り“本番”が残っている。ここまでは所詮前戯と言わんばかりに、巨漢たちは霧子と摩美々をベッドの上でうつ伏せに転がした。
騎乗位は無理。正常位も、ぐったりしていてつまらない。立つ体位も、そんな余裕は無いだろう。ということで、彼らが霧子と摩美々をハメ潰すのに選んだ体位は寝バックだった。
「い、いやぁ……。やめ、て……」
「た、たすけて……」
霧子と摩美々の声は果てしなく弱々しい。アイドルとして体力を増強してきた彼女たちにとっても、やはり連続での奉仕は厳しいのだ。
自分の処女とか、破瓜の痛みとか、このまま中に出されるであろうこととか、いろいろな不安が霧子と摩美々の頭を駆けめぐる。けれど、それだけだ。もはや指の一本も動かせない。
ずし……ッ!
「んぐッ……」
「は、ぅ……ぅ……」
霧子と摩美々の背後に巨漢がそれぞれ覆い被さる。ふたりとも散々ふたりの口オナホで抜いたくせに、肉棒は未だに強烈な勃起状態。まずは挿入前に霧子と摩美々へ自分たちの重さを再び思い知らせることで、抵抗の意欲を殺いでいる。
その上で、霧子と摩美々の脚を限界まで開かせて、自分の腰を押し込んでいくのだ。
巨大な肉棒。それがふたりの膣穴へ吸い込まれていく様子は、挿入と言うよりも掘削に近い。穴を見つけて入っていくのではなく、穴を押し広げて進んでいくのだ。
ミチッ……メリッ……。
「ッ、っぐぅぅ……ッ!」
「い、痛い……。いたい、です……」
摩美々はうめくだけ。霧子は辛うじて痛みを訴えるが、結果は別に変わらない。ミチミチと肉棒が押し込まれて、ふたりの処女膜などあっというまに貫通してしまう。
「か、身体……裂けちゃう……!」
――流石霧子くん、らしい表現だね。大丈夫。すぐに気持ちよくなるよ。
――摩美々ちゃんも、もっと痛がっていいんだからね。
メリメリ……!
「はッグぅぅぅ……ッッッ!!!」
――そうそう、そんな風に。
好き勝手なことを言いながらゆっくりと挿入されていく肉棒。けれど、長すぎる彼らの肉棒に対して、霧子や摩美々の膣穴は不足と言わざるを得ない。三分の二ほどを飲み込んだところで、子宮口まで行き着いてしまう。
「お、お腹……くるしい……」
「ぬ、ぬいて……ぇ……」
処女を散らされたというショックに気を払うことが出来ないほどに、霧子も摩美々も圧迫感に呻いていた。巨大すぎる肉棒、明らかにふたりの膣穴へは過剰だ。性交にも慣れていない未熟な膣穴。そこへ異物が食い込み、呼吸を圧迫し、内臓全体を押し上げていた。
だが、今まで霧子と摩美々の願いが一切聞き入れられなかったように、今回も二人の望みは叶わない。
ズブッ! ズブッ! ズブッ! ズブッ!
「ん゛ッッッ!!!」
「かふッ……!」
巨漢二人は、寝バックのままピストンを始めた。霧子と摩美々だけでなく、寝ているベッドまで揺らし、まっぷたつに割るようなピストン。ごりごりと膣穴を削り、ふたりの全身で肉棒をシゴくオナホセックス。普通想像される愛情を伝え会うような行為とは全く真逆の、まさに男性が気持ちよくなるためだけの傍若無人な行為だった。
「ッ゛! ッ! ――ッ!!!」
「あ゛、ッ! ぐぇ! ん゛ッ!」
霧子も摩美々も、声を出す余裕もない。ただ、ピストンに合わせて玩具のように異音を漏らすだけ。助けを求めることも、逃げ出すことも出来ず、ただこの災害のような時間が早く過ぎ去ってくれるのを祈るだけだ。
ごりッ! ごりッ! ぐりッ! ぐりッ!
快感など無かった。息苦しさと不快感だけ。本当にそれだけだ。酸欠と全身にかかる重さで麻痺してしまっていて、痛みがさほど無いのだけは幸いだったかもしれないが。
――っくぅ……! 流石アイドルの膣穴……l たまらん……!
――な、情けないが……! もう……ッ!
頭の上、あるいは耳の横で巨漢が呻く声。それが何を意味するのか、霧子も摩美々も理解していた。けれど、もうそれに叫ぶ余裕もない。ただ精液を流し込まれるだけ。本当に、モノになったようだ。
――ぬぅ、うぅぅ……ッ!!! 出すぞ……! 孕め……! この、枕営業アイドルがッ……!
――ファンに詫びながら、妊娠しろ……!
射精する瞬間に肥大化する男性の暴力性。それを、彼らも漏れなく発揮した。肉棒を奥底まで差し入れて、亀頭を霧子と摩美々の子宮口へ密着させ、一滴もこぼさないと言う勢いで先走りを流し込み、そして――
どびゅッッッ! びゅるるるるるるッッッ! どびゅりゅるるるるるるるッッッ!!!
「ッッッ~~~…………!」
「カハッ……あ……ッッッ……!!!」
霧子と摩美々の子宮に、粘ついて濃い精液を吐き出した。
ぼびゅるるるるるるるッッッ!!! どぼびゅるるるるるるるッッッ!!! ぶびゅるるるるるるるッッッ!!! どぶびゅるるるるるるるッッッ!!! ぼびゅるるるるるるッッッ!!! ぶどびゅるるるるるるるる!!! ぶびゅるるるるるる!!!
――くぅぅぅぅ……搾り取られる……ッッッ! この、淫乱が……!
――全部飲め、全部……!
ぶびゅるるるるる……ぼびゅるるるるる……びゅるるるる……びゅるるるる……びゅるっ……びゅるっ……びゅっ……びゅるるる……びゅっ……。
そうして好き勝手なことを言いながら、巨漢たちは何度目かであることを感じさせない強烈な射精を霧子と摩美々の中へ注ぎ込んだのだった。
当然、これだけで終わるはずがない。次から次へと巨漢たちが群がってくる。寝バックで犯す者がいる。無理やりふたりを起こして、騎乗位で犯す者がいる。駅弁のような体勢で犯しながら、朦朧とする彼女の唇を奪う者がいる。犯されている最中の彼女たちに興奮して、その身体に精液をまき散らす者までいる。
「やめ……て……。お、おなか……くるし……」
「お、おしり……やだ……」
それどころか、膣穴の順番を待ちきれない巨漢たちは、その巨根を霧子や摩美々のアナルにまで挿入し始める。ゴリゴリと内外から削られる膣壁と、拡張される尻穴。ふたつの刺激に目を白黒させてつつ、ふたりはまるでおもちゃのようにユサユサと揺らされるしかない。
しかし、もう抵抗など何の意味も為さない。むしろ、口を使ったりしない分だけ霧子と摩美々にとっては楽だったかも知れない。ただ犯されるだけ。そうして時間が過ぎ去ることを待つしか出来なかった。
■ ■ ■ ■ ■
そして、数時間後。
休み無しで犯されていた霧子と摩美々は、同じベッドのうえで横たわっていた。巨漢たちも流石に体力が限界のようで、ソファや別のベッドで思い思いにくつろいでいる。
そんな最中、巨漢のうち一人が霧子にある提案をした。彼は好き好んで霧子を犯していたので、彼女に声をかけたのだろう。
――ほら、霧子ちゃん。摩美々ちゃんが汚れているよ。キレイにしてあげたらどうだい?
霧子は疲れ切って朦朧としたまま、隣で横たわる摩美々を見つめる。確かに、ひどい有様だ。髪はいつの間にか解かれ乱れている。全身は精液まみれで、目尻には涙の筋。しかし、元から整っている顔の造形だけは乱れることなく、まるでそういう芸術作品のようにも思えた。
「まみみ……ちゃん……」
霧子は重い身体をのっそりと起こす。そして、這うようにして摩美々の方へ近寄る。
「きりこー……?」
摩美々もそんな霧子に気が付いたようだ。身体を起こす力は残っていないが、微かに手を動かし、霧子の手を取る。
「摩美々ちゃん……汚れちゃってる……」
霧子は、その細い指で摩美々の顔の精液を拭おうとする。しかし、相当前に出された精液の跡は固まって、指先で拭うだけではなかなか取れない。
「摩美々ちゃん……イヤかもしれないけど……ごめんね……」
そう一言断ってから、霧子は摩美々の顔へ自分の顔を近づけた。犯され尽くしても未だに赤く繊細で小さな舌を出して、摩美々の頬に着いた精液を舐めとる。
「霧子ー……」
摩美々は正直驚いていた。けれど、別に嫌な気分ではない。これまで醜悪な巨漢たちのことを相手していたことを思えば、霧子などはまさに天使か妖精、そう思えた。
「霧子もほら、汚れてる……」
お返しと言わんばかりに、摩美々は霧子の身体に手を伸ばす。かけられた精液が大量に付着している霧子のその柔肌。
(こんな風に触ること、無かったなー……)
何とも言えない感慨のまま、摩美々は霧子の肌に触れた。
「ひゃっ……!」
摩美々の指先が触れるか触れないかの瞬間、霧子が小さく声を上げる。くすぐったいような、恥ずかしいような。聞いた摩美々の方がドキッとするような声だ。
「あ、ごめん……」
「う、ううん……。わたしこそ、ごめんね……。ちょっとだけ、くすぐったくて……」
悪いことをしてしまったかと思う摩美々に対して、霧子は頬を赤らめて返事をする。
「いいよ、摩美々ちゃん……。触って、綺麗にして……」
そして、霧子はまるで摩美々を受け入れるように、更に二度三度と身体をくねらせてにじり寄る。
「じゃ……じゃあ……」
摩美々はゆっくりと霧子に手を伸ばす。そうして霧子の柔らかい肌に触れると、その体温がいつもよりずっと火照っているのがわかった。
「んっ……♡ 摩美々……ちゃん……♡」
まるで声をガマンしているように呻く霧子。そんな霧子に対して、摩美々はもっと声を出して欲しいと思ってしまう。
この部屋に満ちた淫らなニオイのせいか。あるいは、今まで相手をしてきた巨漢たちと比べて、お互いがあまりに美しく、愛らしいからか。
「霧子……♡ 霧子……♡」
「ま、摩美々ちゃん……♡」
霧子と摩美々は、お互いの身体を絡め合う。唇を肌に吸い付かせ、舌を這わせ、お互いの身体を汚す精液をぬぐい取ることを名目にするように、愛撫を始めた。
「んっ……♡ ちゅ……♡ ちゅる……♡」
「んれろ……♡ れろ……♡ ちゅっ……♡」
摩美々の長い舌がうなじから肩口までを這うと、霧子は身体をびくりと緊張させて摩美々にしがみついた。お返しと言わんばかりに霧子は摩美々の胸元にキスをする。そんな、ついばむような軽いキスだけでも、摩美々は脱力してしまい吐息を漏らした。
「はぁ……♡ ふぅ……♡」
「ま、摩美々ちゃん……♡ もっと……♡」
「う、うん……♡」
霧子に求められるがまま、摩美々は彼女を更に強く抱きしめる。お互い、いつの間にか上半身の汚れはあらかた拭い去ってしまった。下半身の汚れ――を拭う前に、霧子と摩美々の視線が交差する。
「あっ……♡」
「んっ……♡」
多くの言葉は発しない。けれど、ふたりとも小さく息を漏らした。普段とうてい見ないくらいの近い距離で目にする顔。それは、この部屋に入ってから見た何よりも美しいモノだった。
「摩美々ちゃん……キス、してもいい……?♡」
霧子らしい、丁重な質問だった。訊かなくてもいいのに、と思った摩美々だが霧子の潤む瞳を見てはそうも言えない。言葉には出さず、小さく頷いた。
なぜそんなことに。それは霧子にも摩美々にもわからない。だが、この部屋で受けた仕打ちを考えれば――目の前にいる少女との交わりは、まさに天にも昇るくらいすばらしいモノに思えた。
「ん……ちゅ……る……♡」
「あ、む……♡ んちゅ……♡ ちゅ……♡」
霧子の唇を摩美々が受け止める。唇同士で触れ合っていた時間はほんの一瞬だった。すぐに霧子の舌が、遠慮がちだがハッキリとした動きで滑り込んでくる。
それを拒む理由は、摩美々には無かった。
「んちゅれ……る……♡ ちゅ……♡ ちゅ……♡」
「ちゅぱっ……♡ ちゅぅ……♡ んっ……♡ きり……こ……♡ んっ……♡」
息継ぎに合わせて摩美々が名前を呼ぶと、霧子の舌は嬉しそうに動きを増す。そうして舌を絡め合い、唾液を交換する。
唾液だけじゃない。舌で拭き取って、そのまま飲み込めなかった粘着質な精液も一緒だ。ひどい臭気、味、感触。そのはずなのに、お互いの口や舌を経たものだと思うと嫌な気分ではなかった。
「んれるぅ……♡ ちゅっ……♡ ちゅぱっ♡ ちゅぱっ……♡」
「ふふっ……♡ 摩美々ちゃん……ココ……♡」
「あっ……♡ ん……♡ 霧子……♡」
霧子の手が、摩美々の下腹部に延びる。散々に犯された摩美々の膣穴だが、それでもまだみっちりと閉じようとする肉厚さと、指を弾力を兼ね備えていた。
ぬちゅ……♡ ぬち……♡
「あっ……♡ き、霧子……♡」
霧子が摩美々の秘所を愛撫する。こぼれてくる生温かい精液。本来であれば顔をしかめたくなるくらい不快な感触だが、霧子はたおやかな微笑みを浮かべたままだ。
ぬちゅる……♡ ぬちっ……♡ ぬちっ……♡
「んっ……♡ ぁ……♡ ん、ふぅ……♡」
摩美々は霧子の指の動きに合わせて小さく声を漏らす。声を抑えているのではなく、全身へ伝わる微細な快感を逃がさずに味わおうとしている様子だ。どれだけ巨漢たちの肉棒で犯されてもついぞ感じることの無かった快感を、摩美々は今感じている。
「摩美々ちゃん……♡ かわいい……♡」
「霧子、恥ずかしい、からー……♡ そんなことするなら……私だってー……♡」
徐々に普段の調子を取り戻しつつある摩美々。彼女も、負けじと霧子の秘所へ指を伸ばした。
「あっ……♡ 摩美々ちゃんの、指さん……♡ んっ……♡」
霧子も、抵抗感無く摩美々を受け入れた。摩美々の細い指。ネイルで霧子を傷つけないように気遣いながら、不器用に動く。その不慣れな動きと、指先から伝わる心遣いが心地よい。
「んっ……♡ ぁぅ……♡ んっ、ふ……♡」
「あっ……♡ そこ、気持ちいい……♡ んっ……♡ まみみ、ちゃん……♡ すき……♡ すき……♡」
「わ、私、もー……♡ 霧子……♡ きり、こ……♡」
ふたりは互いの身体を片腕で抱き寄せ、秘所をまさぐる指の動きを加速させる。何度も何度も奥をかき回し、中出し精液さえ潤滑油にして、むしろまるでマーキングするかのように相手の下腹部に精液と愛液のカクテルを塗りたくる。
「んっ……♡ んちゅっ♡ ちゅぱっ♡ はぁ……♡ んっ……♡」
「ちゅれろ……♡ ちゅる♡ んれるぅ……♡ ちゅっ……♡ ちゅっ……♡」
そうしているうちに、ふたりの間から言葉が無くなる。唇を貪り、舌を絡め、腰を抱き、親愛と情欲を伝えるためだけに全身が機能する。
(摩美々ちゃん……♡ 摩美々ちゃん……♡ すき……♡ すき……♡ すき……♡)
(霧子……♡ 霧子……♡ 霧子……♡ 一緒に……♡ いっしょに……♡)
そうして――
「ッッッ……♡♡♡ っく、ぁ……♡ きり、こ……♡♡♡」
「摩美々ちゃん……ッ♡♡♡ 摩美々ちゃん……ッ♡♡♡」
ふたりは同時に身体を硬直させた。下腹部同士をすり合わせるように密着させて、それでも指は止めずに快感を貪る。
「~~~~~……ッ♡♡♡」
「――――ハッ……♡♡♡ あぁ……♡♡♡ んっ……♡♡♡」
そうしてふたりは、長い長い絶頂を迎えた。
絶頂の余韻が冷めていくに連れて、鮮明になる肌の感覚がある。
「あっ……。ま、また……」
「ど、どんだけ……元気なんですかー……」
抱き合ってお互いを貪っていた霧子と摩美々。そんなふたりの情事に触発されて、巨漢たちの肉棒はすっかり復活していた。気の早い人間などは、セルフで肉棒を刺激して、ふたりの絶頂を祝福するように精液を振りかけているくらい。霧子と摩美々が感じた肌の感覚は、精液の熱さだった。
ふたりが声を発する間もない。巨漢たちが、再び我先にと襲いかかってくる。目の前の、神秘的で、可憐で、そして淫靡な存在を自分たちのモノにせんと。
そこから先は、もはや同じことの繰り返しだった。霧子が犯され、摩美々が犯され、そして彼女たち二人が交わる。
そうして夜が明け、巨漢たちは部屋から去っていく。みんな、このような下劣な情事に身を投じていたと思えないくらいの正装に着替えて。
「ハァ……ハァ……」
「ふぅ…………」
霧子と摩美々はひどい有様。息はあがっているし、髪にも全身にも膣穴にもアナルにもあふれんばかりの精液。
けれど――
「ふふっ……♡ 摩美々ちゃん……♡」
「霧子……♡」
手を繋ぐと、この一晩の凄惨さを忘れるような温もりを感じる。ふたりは、幸せそうに微笑んだのだった。
終